JP6613158B2 - 熱回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱回収装置に関し、特に車両に搭載される内燃機関の排気ガスからの熱回収に好適な熱回収装置に関する。
内燃機関を搭載する車両においては、燃費と環境性能に対する高度な要求に応えるべく、排気エミッションの低減に加えて排気で捨てられる熱等の回収が重要になっており、各種の熱回収装置や回収したエネルギを基に電力回生等を行うシステムが提案されている。
また、そのような車両においては、排気中の窒素酸化物濃度の低減に有効なEGR(排気再循環)システムが多用されているが、EGRシステムでは、吸気側に還流させる排気ガスを冷却するEGRクーラでも排気の熱が失われるため、その熱の回収も必要である。さらに、近時、ターボ過給機の排気タービンを通過する前の高圧の排気ガスを吸気側に還流させる高圧EGR方式に加えて、排気タービンを通過した後の低圧の排気ガスをターボ過給機のコンプレッサより上流側に還流させることで大量の排気再循環を可能にする低圧EGR方式も提案されており、EGRクーラからの熱回収の重要性が増している。
車両に搭載される従来の熱回収装置として、エンジン冷却水や排気ガス等の熱源を利用して作動媒体を加熱し蒸発させる蒸発器と、蒸発器で蒸発させた作動媒体を利用して発電を行う膨張機と、膨張機での発電に利用された作動媒体を車両の冷熱源等により冷却し凝縮する凝縮器と、凝縮後の作動媒体を蒸発器に圧送するポンプとを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、エンジンの暖機時には、排気側熱交換器で作動媒体を排気ガスと熱交換させて過熱蒸気化した後、バルブ切換えにより膨張器をバイパスさせて冷却水側熱交換器に通し、膨張器で減圧膨張していない高温高圧の作動媒体により冷却水を迅速に昇温させる一方、暖機完了後には、バルブ切換えにより作動媒体を膨張器に通し、取り出した動力により発電機を駆動するようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−34961号公報 特開2013−181394号公報
しかしながら、上述のような従来の熱回収装置にあっては、熱回収用の作動媒体の蒸発用の熱交換器や凝縮用の熱交換器が排気再循環経路中のEGRクーラとは別々に構成されていたため、それぞれ熱交換機能を有する類似する部品の点数が多くなっていた。そのため、排気再循環と併せて熱回収する装置のコンパクト化が容易でないという未解決の課題があった。
本発明は、かかる未解決の課題を解決すべくなされたものであり、部品点数を抑えたコンパクトな熱回収装置を提供することを目的とする。
本発明に係る熱回収装置は、上記目的達成のため、熱回収用の作動媒体と他の高温の流体とを通す熱交換器を備え、該熱交換器により前記高温の流体から前記熱回収用の作動媒体に熱を回収させる熱回収装置であって、前記熱交換器は、前記熱回収用の作動媒体が予め設定された媒体通過方向に通過する作動媒体通路部と、内燃機関の排気経路中で互いに温度が相違する複数の排気ガスが前記媒体通過方向とは異なるガス通過方向に通過するとともに、それぞれの前記温度の低い順に前記媒体通過方向で上流側となる位置に配置された複数の排気ガス通路部と、を有していることを特徴とする。
この構成により、熱回収用の作動媒体が熱交換器の作動媒体通路部を通るとき、この作動媒体と温度の低い順に媒体通過方向で上流側となる位置に配置された複数の排気ガス通路部内を通る複数の排気ガスとの間で順次熱交換がなされる。したがって、熱回収用の作動媒体と温度の異なる複数の排気ガスとの間に、それぞれの熱交換に必要な温度差が確保された状態で、複数の排気ガスから作動媒体への十分な熱回収がなされることになる。
本発明においては、前記媒体通過方向が、鉛直方向の下方側から上方側に向けて設定され、前記複数の排気ガス通路部が、前記複数の排気ガスの前記温度が高いほど前記鉛直方向の上方側に位置している構成とすることができる。
また、前記複数の排気ガス通路部のいずれかに、前記内燃機関に装着されるターボ過給機の排気タービンより下流側を流れる低圧の排気ガスが導入される構成とすることもできる。その場合、前記複数の排気ガス通路部のうち一の排気ガス通路部を、前記排気タービンより下流側に配置される排気後処理装置を通過した後の前記低圧の排気ガスが通過し、前記複数の排気ガス通路部のうち他の一の排気ガス通路部を、前記排気後処理装置の上流側から前記ターボ過給機のコンプレッサより上流側の吸気通路内に還流する低圧EGRガスが通過するようにしてもよい。あるいは、前記複数の排気ガス通路部のいずれかに、前記内燃機関に装着されるターボ過給機の排気タービンより上流側を流れる高圧の排気ガスが導入される構成とすることもできる。
さらに、本発明においては、前記熱交換器の前記作動媒体通路部に前記熱回収用の作動媒体を圧送するポンプと、前記熱交換器により前記複数の排気ガスからの熱回収後の作動媒体を膨張させる膨張機と、前記膨張機を通過した前記作動媒体を冷却して凝縮させる凝縮器と、を更に備え、前記熱交換器によって前記作動媒体を蒸発させつつ前記膨張機によって前記熱回収後の作動媒体からエネルギを回生させるランキンサイクルが構成されていてもよい。
本発明によれば、部品点数を抑えたコンパクトな熱回収装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る熱回収装置の概略システム構成図である。 第1の実施の形態に係る熱回収装置における一例の熱交換器の概略斜視図である。 図2に示す一例の熱交換器における通路配置の説明図である。 比較例の熱回収装置の概略システム構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る熱回収装置の概略システム構成図である。 第2の実施の形態に係る熱回収装置における一例の熱交換器の概略斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る熱回収装置の概略システム構成図である。 第3の実施の形態に係る熱回収装置における一例の熱交換器の概略斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る熱回収装置における他の一例の熱交換器の概略斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図3は、本発明の第1の実施の形態に係る熱回収装置を示す図であり、内燃機関を搭載する車両上で、排気ガスから回収した熱エネルギを基に機械的な回生エネルギを取り出すランキンサイクルシステムとして構成した例を示している。
図1に示す本実施形態のエンジン10は、複数の気筒11を有する多気筒の内燃機関であり、トラックやバス等の車両に搭載されている。
このエンジン10には、各気筒11の燃焼室12内に燃料を噴射する図示しない燃料噴射装置と、所定の吸気タイミングで各燃焼室12に空気を吸入させる吸気装置13と、所定の排気タイミングで各燃焼室12から排気ガスを排気させる排気装置14と、内部の冷却通路を通った冷却水を走行風等の空気と熱交換させて冷却するラジエータ15と、冷却水温度が低い始動時等にラジエータ15をバイパスする冷却水循環経路を形成するサーモスタット16とが設けられている。
また、エンジン10には、ターボ過給機20が装着されている。ターボ過給機20は、排気装置14内の排気エネルギによって回転駆動される排気タービン21と、この排気タービン21に直結するコンプレッサ22とを有しており、コンプレッサ22によって吸気装置13内で吸入空気を圧縮しつつ燃焼室12内に過給するようになっている。
さらに、エンジン10には、ターボ過給機20より上流側の高圧の排気ガスの一部を吸気側に還流させ再循環させる高圧側の排気再循環装置であるHPL(High Pressure Loop)−EGR装置25と、このターボ過給機20の排気タービン21より下流側の低圧の排気ガスの一部を吸気側に還流させ再循環させる低圧側の排気再循環装置であるLPL(Low Pressure Loop)−EGR装置27とが装備されている。
エンジン10の吸気装置13には、吸気マニホールド31と、それより上流側の吸気通路部32と、コンプレッサ22での圧縮により昇温したより吸気通路部32内の吸入空気を冷却するインタークーラ33とが、設けられている。
エンジン10の排気装置14には、排気マニホールド41と、それより下流側の排気通路部42と、ターボ過給機20の排気タービン21より下流側の排気通路部42b内で大気汚染物質等を除去して排気ガスを浄化する排気後処理装置43とが設けられている。
排気後処理装置43は、例えばPM等の粒子状物質を捕集するDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)44と、尿素SCR(Selective Catalytic Reduction:選択触媒還元)方式のSCR触媒45とを組み合わせている。
なお、ここで、吸気通路部32や排気通路部42等の通路部とは、吸気管や排気管等の配管を主体とする通路形成部材を意味し、複数の部材で構成され得るものである。
HPL−EGR装置25には、ターボ過給機20の排気タービン21より上流側の排気通路部42aからターボ過給機20のコンプレッサ22より下流側の吸気通路部32b内、例えばインタークーラ33より下流側の吸気通路部32c内に高圧の排気ガスの一部を還流させる高圧EGR通路部51が設けられている。併せて、HPL−EGR装置25には、高圧EGR通路部51を通る高圧の還流排気ガスの流量を調整可能な高圧EGRバルブ52と、高圧EGR通路部51を通る高圧の還流排気ガスを冷却しつつ熱回収することができるHPL−EGRクーラ53とが設けられている。
LPL−EGR装置27には、ターボ過給機20の排気タービン21より下流側の排気通路部42bからターボ過給機20のコンプレッサ22より上流側の吸気通路部32a内に、排気タービン21通過後の低圧の排気ガスの一部を還流させる低圧EGR通路部71が設けられている。また、LPL−EGR装置27には、低圧EGR通路部71を通る低圧の還流排気ガスの流量を調整可能な低圧EGRバルブ72と、低圧EGR通路部71を通る低圧の還流排気ガスを適度に冷却しつつ熱回収することができるLPL−EGRクーラ73とが設けられている。
HPL−EGR装置25のHPL−EGRクーラ53は、熱回収用の作動媒体(例えば水)Mを通す熱媒体通路部53aと、他の高温の流体である高圧の還流排気ガスGHを通す排気ガス通路部53bとを有しており、これら熱媒体通路部53aおよび排気ガス通路部53bを通る温度の異なる流体間で熱交換させる熱交換器となっている。高温とは、熱回収用の作動媒体Mに対し熱を回収させて確実に蒸気にしたり過熱蒸気にしたりすることができる程度に高い温度を意味する。
LPL−EGR装置27のLPL−EGRクーラ73は、熱回収用の作動媒体Mと、他の高温の流体であるSCR触媒45通過前の低圧の還流排気ガスGL1およびSCR触媒45通過後の低圧の排気ガスGL2とを通す熱交換器で、低圧の排気ガスGL2から熱回収する排気熱交換器を低圧側のEGRクーラに一体化した構成となっている。
熱回収用の作動媒体Mは、エンジン10を搭載する車両に装備されたランキンサイクルシステム60内に充填されており、ランキンサイクルシステム60は、蒸発器の機能を有するHPL−EGRクーラ53およびLPL−EGRクーラ73に加えて、ポンプ61、熱媒通路部62、膨張機63および凝縮器64を含んで構成されている。
ポンプ61は、凝縮された熱回収用の作動媒体Mを、HPL−EGRクーラ53およびLPL−EGRクーラ73に圧送する機械式ポンプである。
ポンプ61によりHPL−EGRクーラ53およびLPL−EGRクーラ73に給送された熱回収用の作動媒体Mは、互いに温度の異なる複数の排気ガスから熱を回収しつつ蒸発し、さらに過熱蒸気まで加熱されるようになっている。
膨張機63は、HPL−EGRクーラ53およびLPL−EGRクーラ73により互いに温度の異なる高温の複数の排気ガスから熱回収した後の作動媒体Mを膨張させつつ、一体に連結された発電機63Gを駆動可能な蒸気タービンあるいはアキシャルピストン型のポンプモータ等で構成されている。
凝縮器64は、膨張機63を通過した作動媒体Mを、車両の走行風等の空気あるいは暖房用の空気等との熱交換により冷却し、凝縮させるようになっている。
すなわち、ランキンサイクルシステム60は、HPL−EGRクーラ53およびLPL−EGRクーラ73により熱回収用の作動媒体Mを蒸発させつつ、膨張機63により熱回収後の作動媒体Mから機械的エネルギを取り出すことができるように構成されている。
図2に示すように、このランキンサイクルシステム60の一部を構成するLPL−EGRクーラ73は、熱回収用の作動媒体Mが予め設定された媒体通過方向D1(図2中の上下方向)に通過する作動媒体通路部81と、エンジン10の排気経路中で互いに温度が相違する複数の排気ガスGL1、GL2が媒体通過方向D1とは異なるガス通過方向D2(図2中の左方向)に通過するとともに、それぞれのガス温度の低い順に媒体通過方向D1で上流側となる位置(図2中で下方側)に配置された複数の排気ガス通路部82、83とを有している。
図3において、作動媒体通路部81の概略の延在方向である媒体通過方向D1は、鉛直方向Vの下方側から上方側に向けて設定されている。ただし、作動媒体通路部81の延在方向が部分的に交互に傾斜するように蛇行したり全体として傾斜したりしてもよいことはいうまでもない。
また、図2および図3中では、作動媒体通路部81と複数の排気ガス通路部82、83とが、それぞれ扁平な略長方形の横断面を有し、かつ、多層に積層されつつその積層方向に交互に配置されているが、断面形状や配置が任意であることはいうまでもない。
例えば、図3中に点線で示すように、作動媒体通路部81や複数の排気ガス通路部82、83が積層方向に多数の凹凸部81b、82a、83aを有していたり、横断面形状が湾曲したりしていてもよい。また、作動媒体通路部81と複数の排気ガス通路部82、83とのうちいずれかが、蛇管形状等を有していてもよい。
ただし、複数の排気ガス通路部82、83は、内部を通る排気ガスの温度が高いほど鉛直方向における上方側に位置し、内部を通る排気ガスの温度が低いほど鉛直方向における下方側に位置するように配置されている。
鉛直方向における複数の排気ガス通路部82、83の間には、作動媒体通路部81の複数の枝通路部81aの一部を形成する複数の通路孔85aが形成され、複数の通路孔85aの間で複数の排気ガス通路部82、83の間を仕切る隔壁85が設けられている。隔壁85の熱伝導率は、作動媒体通路部81および複数の排気ガス通路部82、83のそれぞれを形成する通路形成部材の熱伝導率より小さくなっている。
このように、LPL−EGRクーラ73においては、複数の排気ガス通路部82、83のうち一方の排気ガス通路部82に、ターボ過給機20の排気タービン21より下流側を流れる低圧の排気ガスであって排気後処理装置43のSCR触媒45を通過する前の低圧の還流排気ガスGL1が導入され、他方の排気ガス通路部83に、SCR触媒45を通過した後の低圧の排気ガスGL2が導入される。低圧の還流排気ガスGL1、GL2は、いずれも高圧の還流排気ガスGHより低温であるが、熱回収用の作動媒体Mの沸点より十分に高いガス温度を有する。また、SCR触媒45を通過する前の低圧の還流排気ガスGL1の方が、SCR触媒45を通過した後の低圧の排気ガスGL2より高温である。
次に、作用について説明する。
上述のように構成された本実施形態の熱回収装置においては、ランキンサイクルシステム60内の熱回収用の作動媒体Mがポンプ61により所定の循環方向(図1中の反時計回り方向)に送られながら、LPL−EGRクーラ73の作動媒体通路部81内を通り、さらに、HPL−EGRクーラ53の熱媒体通路部53a内を通る。
このとき、LPL−EGRクーラ73内では、複数の排気ガス通路部82、83のうち相対的に温度が低く、鉛直方向の下方側に配置された排気ガス通路部83内を通る低圧の排気ガスGL2から熱回収用の作動媒体Mに熱回収されるように最初の熱交換がなされた後、相対的に温度が高く鉛直方向の上方側に配置された排気ガス通路部82内を通る低圧の排気ガスGL1から熱回収用の作動媒体Mに熱回収されるように熱交換がなされる。
したがって、熱回収用の作動媒体Mが低圧の排気ガスGL2との熱交換で温度上昇しても、次の低圧の還流排気ガスGL1は排気ガスGL2よりも温度が高く、熱回収用の作動媒体Mとの間の十分な温度差が確保されるので、十分な熱回収効率が確保される。また、低圧の排気ガスGL1、GL2がいずれも熱回収用の作動媒体Mの沸点より十分に高いガス温度を有している。その結果、熱回収用の作動媒体Mが膨張機63に導入されるときには十分に加熱された蒸気を用いて膨張機63を作動させることができる。
しかも、本実施形態では、単一のLPL−EGRクーラ73の複数の排気ガス通路部82、83に互いに温度の異なる低圧の排気ガスGL1、GL2をそれぞれ導入し、これら複数の排気ガスGL1、GL2から効率良く熱回収できる。したがって、熱交換器の数やそれに応じた周辺部品の点数を抑えることができ、コンパクトな熱回収装置となる。
さらに、本実施形態では、媒体通過方向D1が、鉛直方向の下方側から上方側に向けて設定されているので、ポンプ61からLPL−EGRクーラ73内に供給される凝縮後の作動媒体Mが蒸発器として機能するLPL−EGRクーラ73内で加熱されて順次蒸発し、その蒸気がLPL−EGRクーラ73の出口側に上昇しながら更に加熱されることになる。したがって、膨張機63により機械的エネルギを効率良く取り出すことができ、発電機63Gによる高効率の電力回生を行うことができる。
また、本実施形態では、LPL−EGRクーラ73の複数の排気ガス通路部82、83に低圧の排気ガスGL2および低圧の還流排気ガスGL1が導入されるので、排気タービン21を通過して圧力が低下しても依然として摂氏数百度程度の高温の還流排気ガスGL1を適度に冷却しながら排気ガスGL1、GL2から排気の熱を効率よく回収できる。
また、HPL−EGR装置25とLPL−EGR装置27を併用することで、エンジン10の運転状態に応じてNOx低減に効果的な排気再循環量を十分に増量できる。
加えて、本実施形態では、LPL−EGRクーラ73にエンジン10の冷却水を通さずに、ランキンサイクルシステム60の作動媒体Mを用いて有効な熱回収を行うので、燃費向上に寄与できるとともに、低圧側の排気還流経路中での凝縮水の発生を有効に抑制でき、LPL−EGRクーラ73の腐食を防止できる。
(比較例)
ちなみに、第1の実施の形態におけるLPL−EGRクーラ73に代えて、図4に示す比較例のように、排気後処理装置43のSCR触媒45を通過する前の低圧の還流排気ガスGL1と熱回収用の作動媒体Mとの間で熱交換させるLPL−EGRクーラ74と、SCR触媒45を通過した後の低圧の排気ガスGL2と熱回収用の作動媒体Mとの間で熱交換させる排気熱交換器75とを、併設する構成を採用することも可能である。
しかし、この比較例の場合、LPL−EGRクーラ74と排気熱交換器75を別々に設ける構成であるため、これらの熱交換器の数やそれに応じた周辺部品の点数が増えてしまい、コンパクトな熱回収装置とすることが困難になってしまう。
(第2の実施の形態)
図5および図6は、本発明の第2の実施の形態に係る熱回収装置を示している。
なお、以下に述べる各実施の形態は、上述の第1の実施の形態とEGRクーラや排気熱交換器の構成が相違するものの、他の構成は第1の実施の形態と同一または類似するものである。よって、以下、第1の実施の形態と同一または類似する構成については、図1ないし図3中に示した対応する構成要素の符号を用いて重複する説明を省き、第1の実施の形態と相違する点について具体的に説明する。
図5に示す本実施形態のエンジン10においては、第1の実施の形態のHPL−EGR装置25におけるHPL−EGRクーラ53に代えて、ランキンサイクルシステム60の一部を構成するLPL−EGRクーラを一体化した一体型のHPL−EGRクーラ54が設けられている。
図5および図6に示すように、このHPL−EGRクーラ54は、熱回収用の作動媒体Mが予め設定された媒体通過方向D1に通過する作動媒体通路部55と、エンジン10の排気経路中で互いに温度が相違する複数の還流排気ガスGH、GL1が媒体通過方向D1とは異なるガス通過方向D2に通過するとともに、それぞれガス温度の低い順に媒体通過方向D1で上流側となる位置に配置された複数の排気ガス通路部56、57とを有している。ここでの還流排気ガスGHは、前述の通り、ターボ過給機20の排気タービン21より上流側の高圧の排気ガスの一部であり、還流排気ガスGL1は、SCR触媒45を通過する前の低圧の排気ガスの一部である。
作動媒体通路部55の概略の延在方向である媒体通過方向D1は、鉛直方向の下方側から上方側に向けて設定されている。そして、本実施形態においても、複数の排気ガス通路部56、57は、内部を通る排気ガスの温度が高いほど鉛直方向における上方側に位置し、内部を通る排気ガスの温度が低いほど鉛直方向における下方側に位置するように配置されている。
本実施形態のエンジン10においては、また、第1の実施の形態のLPL−EGR装置27における排気熱交換器一体型のLPL−EGRクーラ73に代え、図5に示すように、比較例と同様の排気熱交換器75がランキンサイクルシステム60の一部を構成するよう設けられている。
この排気熱交換器75は、熱回収用の作動媒体Mを通す熱媒体通路部75aと、他の高温の流体である低圧の還流排気ガスGL2を通すガス通路部75bとを有しており、これら熱媒体通路部75aおよびガス通路部75bを通る温度の異なる流体間で熱交換させる熱交換器となっている。
本実施形態においても、熱回収用の作動媒体Mが低圧の還流排気ガスGL1との熱交換で温度上昇しても、次の高圧の還流排気ガスGHは排気ガスGL2よりも温度が高く、熱回収用の作動媒体Mとの間の十分な温度差が確保されるので、十分な熱回収効率が確保される。また、複数の排気ガスGH、GL1がいずれも十分に高いガス温度を有しており、特に、高圧の排気ガスGHは高温である。その結果、熱回収用の作動媒体Mが膨張機63に導入されるときには十分に加熱された蒸気を用いて膨張機63および発電機63Gにより高効率の電力回生を行うことができる。
しかも、本実施形態では、単一のHPL−EGRクーラ54の複数の排気ガス通路部56、57に互いに温度の異なる排気ガスGH、GL1をそれぞれ導入し、これら複数の排気ガスGH、GL1から効率良く熱回収できる。したがって、熱交換器の数やそれに応じた周辺部品の点数を抑えることができ、コンパクトな熱回収装置となる。
(第3の実施の形態)
図7ないし図9は、本発明の第3の実施の形態に係る熱回収装置を示している。
図7に示す本実施形態のエンジン10においては、第1の実施の形態のHPL−EGR装置25におけるHPL−EGRクーラ53およびLPL−EGRクーラ73に代えて、ランキンサイクルシステム60の一部を構成する排気熱交換器一体型のEGRクーラ76あるいはEGRクーラ77が設けられている。
図8に示すように、EGRクーラ76は、熱回収用の作動媒体Mが予め設定された媒体通過方向D1に通過する作動媒体通路部81と、エンジン10の排気経路中で互いに温度が相違する複数の排気ガスGH、GL1、GL2が媒体通過方向D1とは異なるガス通過方向D2に通過するとともに、それぞれのガス温度の低い順に媒体通過方向D1で上流側となる位置に配置された複数の排気ガス通路部82、83、84とを有している。前述の通り、排気ガスGHは、排気タービン21より上流側の高圧の排気ガスの一部であり、排気ガスGL1は、SCR触媒45を通過する前の低圧の還流排気ガスであり、排気ガスGL2は、SCR触媒45を通過した後の低圧の排気ガスである。
作動媒体通路部81の概略の延在方向である媒体通過方向D1は、鉛直方向の下方側から上方側に向けて設定されている。そして、本実施形態においても、複数の排気ガス通路部82、83、84は、内部を通る排気ガスの温度が高いほど鉛直方向における上方側に位置し、内部を通る排気ガスの温度が低いほど鉛直方向における下方側に位置する温度順(図8中では、下方から排気ガス通路部83、82、84の順)に配置されている。
図9に示すように、EGRクーラ77は、熱回収用の作動媒体Mが同図中に双方向矢印で示す略水平のガス通過方向D3に蛇行しながら鉛直方向の下方側から上方側に向かう媒体通過方向D1に通過する作動媒体通路部81と、エンジン10の排気経路中で互いに温度が相違する複数の排気ガスGH、GL1、GL2が媒体通過方向D1とは異なるガス通過方向D3に通過するとともに、それぞれのガス温度の低い順に媒体通過方向D1で上流側となる位置に配置された複数の排気ガス通路部82、83、84とを有している。これら複数の排気ガス通路部82、83、84における複数の排気ガスGH、GL1、GL2の通過方向は、図9中の左右方向に蛇行しながら流れる熱回収用の作動媒体Mがそれぞれに隣接する作動媒体通路部81中を通過するときの通過方向とは逆向きとなっており、図9に示すEGRクーラ77は、いわゆるカウンターフロータイプの熱交換器となっている。
具体的には、図9に示すEGRクーラ77の複数の排気ガス通路部82、83、84は、上段、中段、下段の3段に分けて互いに平行な姿勢に並列配置されて、複数の作動媒体通路部81のうちそれぞれに対応する通路区間と隣り合うようになっている。この点で、EGRクーラ77は、図8に示すEGRクーラ76と同様である。しかし、EGRクーラ76では、複数の作動媒体通路部81における熱回収用の作動媒体Mの流れが媒体通過方向D1への直線的な流れで、複数の排気ガスGH、GL1、GL2の通過方向が全て媒体通過方向D1と略直交するガス通過方向D2(同方向)となっている。これに対し、EGRクーラ77では、複数の作動媒体通路部81における媒体通過方向D1が所定方向に蛇行し、複数の排気ガスGH、GL1、GL2の通過方向が全て略同方向ではなく、一部逆向きになっている。
より具体的には、図9に示すように、EGRクーラ77において、下段の複数の排気ガス通路部83を通る排気ガスGL2の通過方向は、それぞれ同図中の左向き方向であるのに対し、複数の排気ガス通路部83に対し伝熱方向(媒体通過方向D1およびガス通過方向D3と直交する方向)に隣接する複数の作動媒体通路部81中を通過する熱回収用の作動媒体Mの通過方向は、それぞれ同図中の右向き方向となっている。同様に、上段の並列する複数の排気ガス通路部84を通る排気ガスGHの通過方向は、それぞれ同図中の左向き方向であるのに対し、複数の排気ガス通路部84に対し伝熱方向に隣接する複数の作動媒体通路部81中を通過する熱回収用の作動媒体Mの通過方向は、それぞれ同図中の右向き方向となっている。一方、図9において、中断の並列する複数の排気ガス通路部82を通る排気ガスGL1の通過方向は、それぞれ同図中の右向き方向であり、複数の排気ガス通路部82に対し伝熱方向に隣接する複数の作動媒体通路部81中を通過する熱回収用の作動媒体Mの通過方向は、それぞれ同図中の左向き方向である。そして、同図中に折返し矢印で示すように、複数の作動媒体通路部81は、複数の排気ガス通路部83に隣り合う下段の通路区間から複数の排気ガス通路部82に隣り合う中断の通路区間に移行する部分で右向き方向から左向き方向に折り返され、複数の排気ガス通路部82に隣り合う中断の通路区間から複数の排気ガス通路部84に隣り合う上段の通路区間に移行する部分で左向き方向から右向き方向に再度折り返されている。これにより、複数の作動媒体通路部81は、下段、中断および上段の排気ガス通路部83、82および84に隣り合うように蛇行した経路で、鉛直方向の下方側から上方側に向かう媒体通過方向D1に延び、複数の作動媒体通路部81の内部を通る熱回収用の作動媒体Mが、下段、中断および上段の排気ガス通路部83、82および84を通る排気ガスGL2、GL1、GHの流れに対してそれぞれに逆行しながら熱交換できるように構成されている。
本実施形態においても、作動媒体通路部81の概略の延在方向である媒体通過方向D1は、鉛直方向の下方側から上方側に向けて設定されている。そして、本実施形態においても、複数の排気ガス通路部82、83、84は、内部を通る排気ガスの温度が高いほど鉛直方向における上方側に位置し、内部を通る排気ガスの温度が低いほど鉛直方向における下方側に位置するように温度順に配置されている。
したがって、作動媒体通路部81に沿って蛇行しながら鉛直上方側に流れる熱回収用の作動媒体Mが、低圧の排気ガスGL2との熱交換で温度上昇しても、次の低圧の還流排気ガスGL1は排気ガスGL2よりも高温であり、熱回収用の作動媒体Mと各排気ガスGL1、GL2との間の十分な温度差が確保される。さらに、この低圧の還流排気ガスGL1との熱交換で作動媒体Mが更に温度上昇しても、次の高圧の還流排気ガスGHは還流排気ガスGL1よりも更に温度が高いので、熱回収用の作動媒体Mと高圧側の還流排気ガスGHとの間の十分な温度差が確保され、十分な熱回収効率が確保される。加えて、複数の排気ガスGH、GL1がいずれも十分に高いガス温度を有している。その結果、熱回収用の作動媒体Mが膨張機63に導入されるときには十分に加熱された蒸気を用いて膨張機63により高効率の電力回生を行うことができる。
しかも、本実施形態では、単一のEGRクーラ76またはEGRクーラ77の複数の排気ガス通路部82、83、84に互いに温度の異なる排気ガスGH、GL1、GL2をそれぞれ導入し、これら複数の排気ガスGH、GL1、GL2から効率良く熱回収できる。したがって、熱交換器の数やそれに応じた周辺部品の点数を抑えることができ、コンパクトな熱回収装置となる。
なお、上述の各実施形態においては、EGRクーラや熱交換器に接続する配管等のガス通路部については詳述しなかったが、トラックやバス等の車両においては、車両によってエンジンの吸排気経路が大きく変化し得るので、配管経路や熱交換器の設置スペース等を考慮した上で一体化するEGRクーラや熱交換器を適宜選択することができる。
また、上述の各実施形態においては、膨張機63に発電機63Gを一体化するものとして説明したが、回生エネルギの形態は任意であり、本発明は、膨張機から機械的にエネルギを取り出すランキンサイクルを構成するものに限定されるものではない。
さらに、複数の排気ガス通路部におけるガス流量を、排気ガスの温度や圧力、エンジン10の運転状態等に応じて適宜調整する手段を設けることも考えられる。
以上説明したように、本発明の熱回収装置は、部品点数を抑えたコンパクトな熱回収装置を提供できるものであり、かかる本発明は、車両に搭載される内燃機関の排気ガスからの熱回収に好適な熱回収装置全般に有用である。
10 エンジン(車両用の内燃機関)
11 気筒
20 ターボ過給機
21 排気タービン
22 コンプレッサ
25 HPL−EGR装置(高圧EGR装置)
27 LPL−EGR装置(低圧EGR装置)
31 吸気マニホールド
32a 上流側の吸気通路部
32b、32c 下流側の吸気通路部
41 排気マニホールド
42a 上流側の排気通路部
42b 下流側の排気通路部
43 排気後処理装置
44 DPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)
45 SCR触媒
51 高圧EGR通路部
52 高圧EGRバルブ
54 HPL−EGRクーラ(熱交換器)
55、81 作動媒体通路部
56、57、82、83、84 排気ガス通路部(複数の排気ガス通路部)
60 ランキンサイクルシステム
61 ポンプ
63 膨張機
64 凝縮器
71 低圧EGR通路部
72 低圧EGRバルブ
73 LPL−EGRクーラ(熱交換器)
76、77 EGRクーラ(熱交換器)
D1 媒体通過方向
D2、D3 ガス通過方向
GH 高圧側の排気ガス
GL1 低圧の還流排気ガス
GL2 低圧の排気ガス

Claims (4)

  1. 熱回収用の作動媒体と他の高温の流体とを通す熱交換器を備え、該熱交換器により前記高温の流体から前記熱回収用の作動媒体に熱を回収させる熱回収装置であって、
    前記熱交換器は、前記熱回収用の作動媒体が予め設定された媒体通過方向に通過する作動媒体通路部と、内燃機関の排気経路中で互いに温度が相違する複数の排気ガスが前記媒体通過方向とは異なるガス通過方向に通過するとともに、それぞれの前記温度の低い順に前記媒体通過方向で上流側となる位置に配置された複数の排気ガス通路部と、を有するとともに、前記複数の排気ガス通路部が、前記内燃機関に装着されるターボ過給機の排気タービンより下流側を流れる低圧の排気ガスを導入するEGRクーラと一体に構成されており、
    前記複数の排気ガス通路部のうち一の排気ガス通路部を、前記排気タービンより下流側に配置される排気後処理装置を通過した後の前記低圧の排気ガスが通過し、
    前記複数の排気ガス通路部のうち他の一の排気ガス通路部を、前記排気後処理装置の上流側から前記ターボ過給機のコンプレッサより上流側の吸気通路内に還流する低圧EGRガスが通過することを特徴とする熱回収装置。
  2. 前記媒体通過方向が、鉛直方向の下方側から上方側に向けて設定され、
    前記複数の排気ガス通路部が、前記複数の排気ガスの前記温度が高いほど前記鉛直方向の上方側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の熱回収装置。
  3. 前記複数の排気ガス通路部のいずれかに、前記ターボ過給機の排気タービンより上流側を流れる高圧の排気ガスが導入されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱回収装置。
  4. 前記熱交換器の前記作動媒体通路部に前記熱回収用の作動媒体を圧送するポンプと、前記熱交換器により前記複数の排気ガスからの熱回収後の作動媒体を膨張させる膨張機と、前記膨張機を通過した前記作動媒体を冷却して凝縮させる凝縮器と、を更に備え、前記熱交換器によって前記作動媒体を蒸発させつつ前記膨張機によって前記熱回収後の作動媒体からエネルギを回生させるランキンサイクルが構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の熱回収装置。
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