JP6611930B2 - 通信システム、および、通信システムの制御方法 - Google Patents

通信システム、および、通信システムの制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、無線通信ネットワークの接続設定処理に関する。
特開2003−318914号公報(特許文献1)および特開2013−161250号公報(特許文献2)等には、1つのサーバに対して複数のクライアント機器が接続された無線通信ネットワークが記載されている。このような無線通信ネットワークの形成には、サーバと各クライアント機器との間で、初回接続時に、相互認証を含むセキュリティ設定等のために接続設定を実行することが必要である。
また、特開2014−236326号公報(特許文献3)には、上記のような接続設定の一態様として、WPS(Wi-Fi Protected Setup:登録商標)を利用した、デバイスサーバ接続設定方法が記載されている。具体的には、WPSのプッシュボタン方式で用いられるスイッチを共用して、当該スイッチの押下時に、WPSに加えて、デバイスサーバへの周辺機器の接続設定を開始することが記載されている。
特開2003−318914号公報 特開2013−161250号公報 特開2014−236326号公報
特許文献1,2のような、1つのサーバに対して複数のクライアント機器が接続される無線通信ネットワークの初期設定時には、サーバと各クライアント機器との間で、接続設定を順次実行する作業が必要となる。
この作業の際に、特許文献3に記載のある上記WPSのプッシュボタン方式のように、サーバおよびクライアントに設けられたスイッチ等の直接操作を要すると、1個のクライアント機器の接続設定毎に、サーバおよびクライアント機器の両方を直接操作することになる。
この結果、複数のクライアント機器の接続設定をまとめて実行する作業時には、各クライアント機器の接続設定毎に、当該クライアント機器の設置個所とサーバの設置個所の両方まで都度到達する必要が生じる。このため、特に、クライアント機器が高所配置されるエアコンである場合等、接続設定を起動するための操作対象が操作困難な場所に位置する際には、作業負荷が増大することが懸念される。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、複数のクライアント機器が接続される無線通信ネットワークにおける接続設定の作業負荷および作業時間を低減することである。
この発明に係る通信システムは、複数のクライアント機器と、複数のクライアント機器との間で無線通信ネットワークを形成するように構成された通信制御装置と、複数のクライアント機器の各々および通信制御装置に対するユーザの操作指示を入力するように構成された操作端末装置とを備える。操作指示は、複数のクライアント機器の無線通信ネットワークへの接続設定についての、通信制御装置に対する開始指示、および、複数のクライアント機器の各々に対する開始指示を含む。複数のクライアント機器の各々の無線通信ネットワークへの接続設定の開始指示を含む。複数のクライアント機器の各々は、第1および第2の通信部と、通信制御部とを含む。第1の通信部は、操作端末装置と通信するように構成される。第2の通信部は、通信制御装置と無線通信するように構成される。通信制御部は、第1の通信部を経由して検知された開始指示の入力に応じて、当該クライアント機器の接続設定の要求信号を第2の通信部を用いて出力する。通信制御装置は、第3および第4の通信部と、制御部とを含む。第3の通信部は、操作端末装置と通信するように構成される。第4の通信部は、複数のクライアント機器の各々と無線通信するように構成されル。制御部は、第3の通信部を経由して検知された開始指示の入力に応じて、複数のクライアント機器の各々からの要求信号を受付可能とする第1のモードを起動するように構成される。制御部は、第1のモードの起動に応じて接続受付を開始し、接続受付の開始後において、第4の通信部が複数のクライアント機器のうちの1つのクライアント機器からの要求信号を受信すると、当該1つのクライアント機器との間で接続設定を実行する。
この発明は他の局面では、通信システムの制御方法である。通信システムは、無線通信ネットワークを形成する通信制御装置および複数のクライアント機器と、複数のクライアント機器の各々および通信制御装置に対するユーザの操作指示を入力するように構成された操作端末装置とを備える。操作指示は、複数のクライアント機器の無線通信ネットワークへの接続設定についての、通信制御装置に対する開始指示、および、複数のクライアント機器の各々に対する開始指示を含む。複数のクライアント機器の各々は、操作端末装置と通信するように構成された第1の通信部と、通信制御装置と無線通信するように構成された第2の通信部とを含んで構成される。通信制御装置は、操作端末装置と通信するように構成された第3の通信部と、複数のクライアント機器の各々と無線通信するように構成された第4の通信部とを含んで構成される。制御方法は、通信制御装置において、第3の通信部を経由して検知された開始指示の入力に応じて、複数のクライアント機器の各々からの接続設定の要求信号を受付可能とする第1のモードを起動するステップと、複数のクライアント機器のうちの1つのクライアント機器において、第1の通信部を経由して検知された開始指示の入力に応じて、第2の通信部を用いて当該クライアント機器の要求信号を出力するステップと、通信制御装置において、第1のモードの起動に応じて接続受付を開始するステップと、通信制御装置において、接続受付の開始後において、第4の通信部が1つのクライアント機器からの要求信号を受信すると、1つのクライアント機器との間で接続設定を実行するステップとを備える。
本発明によれば、複数のクライアント機器が接続される無線ネットワークにおける、通信制御装置と複数のクライアント機器との間での接続設定の作業負荷および作業時間を低減することができる。
本発明の実施の形態1に従う通信システムの適用例であるエネルギ管理システムの全体構成を説明するブロック図である。 図1に示された操作端末装置(リモコン)の構成例を説明するブロック図である。 図1に示されたコントローラの構成例を説明するブロック図である。 図1に示されたクライアント機器(電気機器)の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態1に従う通信システムにおけるコントローラの接続設定に係る状態遷移図である。 リモコンにおける接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1に従う通信システムにおけるコントローラでの接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態1に従う通信システムにおけるクライアント機器(電気機器)での接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2に従うコントローラの構成例を説明するブロック図である。 実施の形態2に従うクライアント機器(電気機器)の構成例を説明するブロック図である。 実施の形態2に従う通信システムにおけるコントローラでの接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態2に従う通信システムにおけるクライアント機器(電気機器)での接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。 実施の形態3に従う通信システムにおけるコントローラの接続設定に係る状態遷移図である。 実施の形態3に従う通信システムにおけるコントローラでの接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。以下では、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。なお、以下では複数の実施の形態およびその変形例について説明するが、各実施の形態または変形例で説明された構成または制御を矛盾の無い範囲内で適宜組合わせることは、出願当初から予定されている。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に従う通信システムの適用例であるエネルギ管理システムの全体構成を説明するブロック図である。
図1を参照して、エネルギ管理システム5は、宅内の複数の電気機器30を統合した、エネルギ管理および機器連携等の機能を有するHEMS(Home Energy Management System)である。エネルギ管理システム5は、複数の電気機器30およびコントローラ100の間に形成される通信システム10を含む。通信システム10によって、各電気機器30およびコントローラ100間で、エネルギ管理および機器連携等の機能を実現するためのデータや信号が授受される。
通信システム10において、コントローラ100および各電気機器30は、無線ホームネットワーク20に接続されることで、相互に通信可能となる。本実施の形態において、通信システム10は、コントローラ100を「サーバ」とし、複数の電気機器30の各々を「クライアント機器」とする無線ホームネットワーク20により構成される。無線ホームネットワーク20は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Zig−Bee(登録商標)、ECHONET Lite(登録商標)、Wi−SUN(登録商標)、特定小電力小無線(900MHz,400MHz)等の各種通信プロトコルに従って通信するためのネットワークである。すなわち、コントローラ100および各電気機器30は、この通信プロトコルに従って信号を送受信することによって、無線ホームネットワーク20を経由して、相互に通信することができる。
複数の電気機器30は、空調機器、冷蔵庫、テレビジョン受像機、電気給湯器、電磁調理器および、換気扇等の家庭用機器によってそれぞれ構成されて、宅内に適宜分散配置される。各電気機器30は、通信アダプタ40を内蔵することによって、無線ホームネットワーク20に接続可能に構成される。無線ホームネットワーク20は、「無線通信ネットワーク」の一実施例として示される。すなわち、本発明において、「無線通信ネットワーク」は、宅内程度の比較的近距離内に形成されるものを意味する。以下、本実施の形態では、無線ホームネットワーク20による通信は、Wi−Fi(登録商標)の規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)接続によって実行されるものとする。すなわちコントローラ100および通信アダプタ40(電気機器30)は、無線LAN接続用のインターフェイスを備えるように構成されている。
また、本明細書では、各電気機器30に通信アダプタ40が内蔵される構成例を説明するが、通信アダプタ40については、別個の機器として、電気機器30に外付けされる態様で構成されてもよい。いずれにしても、各電気機器30は、通信アダプタ40を用いたデータや信号の送受信によって、コントローラ100との間での情報を授受することが可能である。
コントローラ100は、複数の電気機器30を統括して制御するHEMSコントローラであり、「通信制御装置」の一実施例に対応する。また、コントローラ100は、無線ホームネットワーク20と、HEMS外部に形成される図示しない広域ネットワーク(たとえば、インターネット)との間におけるホームゲートウェイサーバとして機能することも可能である。これにより、コントローラ100は、外部のサーバ等との通信が可能となる。
コントローラ100は、無線通信または有線通信によって、操作端末15と接続されている。操作端末15は、代表的には、住宅の壁面等に固定配置されたリモートコントローラによって構成することができる。操作端末15には、ユーザが視認可能な態様で情報を表示するための表示部16が設けられる。表示部16は、代表的には、液晶タッチパネル画面によって構成することができる。また、操作端末15は、タブレット端末によって構成することも可能である。あるいは、操作端末15およびコントローラ100が一体化された構成とされてもよい。
ユーザは、操作端末15を用いて、コントローラ100に対する操作指令を入力することができる。たとえば、タッチパネル画面上のソフトスイッチや、表示部16とは別に設けられたハードスイッチ等を用いて、操作指令は入力される。これにより、コントローラ100は、ユーザが入力した操作指令に従って、エネルギ管理に関するデータを、表示部16を用いて表示することができる。この表示データは、無線ホームネットワーク20を経由して各電気機器30から送信されたデータや信号を用いて作成される。
あるいは、コントローラ100は、ユーザが入力した操作指令に従って、各電気機器30に対して動作指令(たとえば、運転の起動/停止や省エネルギモードでの動作の指令)を出力することができる。当該動作指令は、無線ホームネットワーク20を経由して、コントローラ100から各電気機器30に対して送信される。
実施の形態1に従う通信システム10は、新たなクライアント機器(電気機器30)を無線ホームネットワーク20に対して接続するための接続設定に使用される携帯型の操作端末装置50をさらに含む。操作端末装置50は、比較的近接した位置からの遠隔操作によって、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)に対して、ユーザの操作指示を入力するように構成される。操作端末装置50は、上記ユーザの操作指令を受けるための操作部52と、接続設定に関する操作端末装置50の状態を表示するための表示部54とを有する。以下では、操作端末装置50を、単にリモコン50とも称する。
無線ホームネットワーク20は、種々の電波が混在している環境下で形成される。したがって、セキュリティが確保された機器同士の間でのみデータ通信が行われるように、相互認証のための接続設定が必要となる。各電気機器30(クライアント機器)について、コントローラ100との間での接続設定が完了すると、以降では自動的に無線ホームネットワーク20へ接続することが可能となる。
以下の説明で明らかになる様に、実施の形態1に従う通信システムでは、リモコン50を用いた遠隔操作によって、各電気機器30(クライアント機器)およびコントローラ100に対して接続設定の開始指示を、ユーザが入力可能な構成とすることによって、無線通信システムにおける接続設定処理の作業負荷の軽減を図るものである。
図2は、図1に示された操作端末装置(リモコン)の構成を説明するブロック図である。
図2を参照して、リモコン50は、制御部51と、操作部52aと、表示部54と、通信部55とを有する。制御部51は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)およびメモリ等を有するコンピュータを含んで構成される。制御部51は、当該メモリに記憶されているプログラムを実行することにより、リモコン50の動作を制御することができる。
操作部52aは、図1に示された操作部52のうちの、無線ホームネットワーク20の接続設定の開始指示(以下、単に「接続開始指示」とも称する)を入力するために設けられた一部要素に相当する。操作部52aは、たとえば、押しボタン等のハードスイッチ、または、タッチパネルに表示されたソフトスイッチによって構成される。操作部52aは、ユーザによる操作に応じて電気信号を出力するように構成される。
制御部51は、操作部52aからの当該電気信号に応じて、ユーザによる接続開始指示の入力を検知することができる。以下の説明で明らかになるように、本実施の形態1では、WPSプッシュボタン方式でのボタン押下に相当する、接続設定の開始トリガが、ユーザによる接続開始指示として、操作部52aへ入力される。なお、以下では、共通の操作部52aに対して、コントローラ100に対する接続開始指示と、各クライアント機器(電気機器30)に対する接続開始指示が入力される例を説明するが、それぞれの接続開始指示の入力のために別個の操作部を設けてもよい。
表示部54は、たとえば、1個または複数個の発光ダイオード(LED)によって構成することができる。制御部51がLEDの駆動回路(図示せず)を制御することによって、各LEDは、消灯状態、点灯状態および点滅状態を切換えることによって、3種類のステータスを区別してユーザに対して通知できる。さらに、点滅状態における点滅周期を変化させることにより、各LEDは、さらに多数のステータスを出力することも可能である。表示部54による表示態様は、制御部51がLEDの駆動回路(図示せず)を制御することによって変化する。
通信部55は、無線ホームネットワーク20の無線通信とは異なる通信形態によって、リモコン50の外部の機器(ここでは、電気機器30またはコントローラ100)との間で通信するように構成される。通信部55は、近接した機器との1対1の通信を指向するものであり、たとえば、所定の通信規格に従う通信ケーブルによる有線通信によってリモコン50の外部機器と通信するように構成される。この場合には、通信部55は、当該通信ケーブルの端部のプラグと嵌合するコネクタ(図示せず)を含んで構成される。
あるいは、通信部55は、無線ホームネットワーク20の無線通信と比較して、指向性が高い、および/または、通信距離が短い無線通信によって、リモコン50の外部機器と通信するように構成される。たとえば、通信部55は、赤外線通信の発光ポートおよび受光ポートを含むように構成されて、赤外線通信によって、外部機器と通信するように構成される。あるいは、通信部55は、NFC(Near Field Communication)によって、外部機器と通信するように構成することも可能である。
なお、本実施の形態において、リモコン(操作端末装置)50は、接続設定に専用の端末として設けられてもよく、その他にも、タブレット、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等の一機能として構成されてもよい。いずれにせよ、通信部55は、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)を含む、操作端末装置50の外部機器との通信機能(有線通信または無線通信)を有するように構成される。
図3は、図1に示されたコントローラ100の構成例を説明するブロック図である。
図3を参照して、コントローラ100は、制御部110と、メモリ115と、通信部120,125,140と、表示LED137とを有する。コントローラ100内の各要素は、通信バス160を経由して、互いに情報を授受することが可能である。
制御部110は、たとえば,CPUおよびメモリ等を有するコンピュータを含んで構成される。制御部110は、メモリ115に記憶されているプログラムを実行することにより、後述の処理を実行してコントローラ100の各構成要素を制御する。
メモリ115は、たとえばフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含んで構成される。メモリ115は、制御部110によって実行されるプログラムの他に、制御部110による処理に用いられる種々のデータを記憶している。そして、メモリ115は、制御部110が利用するデータを制御部110へ供給し、かつ、制御部110から供給されたデータを記憶するように構成される。
通信部120は、無線ホームネットワーク20で用いられる通信プロトコルに従って通信するためのインターフェイスを含んで構成される。後述のように、クライアント機器(電気機器30)側においても、同機能の通信部を設けることにより、通信部120は、複数のクライアント機器(電気機器30)の各々と、当該通信プロトコルに従って無線通信することができる。通信部120は、受信した信号やデータを制御部110へ供給するとともに、制御部110から送信された信号やデータを当該通信プロトコルに従って、コントローラ100の外部機器(ここでは、クライアント機器である電気機器30)に対して送信する。
通信部125は、リモコン50の通信部55と同様の通信機能(有線通信または無線通信)によって、リモコン50との間で通信するように構成される。
通信部140は、操作端末15との間で通信するように構成される。通信部140は、有線通信または無線通信により、操作端末15との間で相互に信号を通信する。これにより、コントローラ100は、操作端末15に対するユーザを検知するとともに、表示部16の表示内容を制御することができる。
なお、上述のように、操作端末15を構成するタブレットによって、リモコン50(操作端末装置)を構成することも可能である。この場合には、通信部140の機能を通信部125に統合することにより、通信部140は省略可能である。また、タブレット上の表示部16において、ソフトスッチの態様で操作部52aを設けることができる。
表示LED137は、リモコン50の表示部54を構成するLEDと同様に、消灯状態、点灯状態および点滅状態の切換、ならびに、点滅状態における点滅周期の変化によって表示態様を変化することによって、複数のステータスを表示することができる。ここでは、表示LED137は、コントローラ100での接続設定に関するステータスを表示するものとする。
図4は、図1に示された電気機器(クライアント機器)の概略構成を説明するブロック図である。
図4を参照して、電気機器30は、機器部31と、センサ32と、制御部35と、機器操作部37と、通信アダプタ40とを有する。上述のように、通信アダプタ40は、電気機器30に内蔵されてもよく、電気機器30とは別個の機器として構成されてもよい。
機器部31は、電気機器30の本来機能を発揮するための機器類を包括的に表記するものである。機器部31には適宜センサ32が設けられる。機器操作部37は、電気機器30に対する操作指示をユーザが入力するために設けられる。機器操作部37は、電気機器30に直接設けられてもよく、遠隔操作可能に設けられてもよい。
たとえば、電気機器30が空調機器である場合には、機器部31は、コンプレッサーおよび送風ファンを含み、センサ32は、温度センサおよび湿度センサを含む。そして、機器操作部37には、空調機器の作動または停止指令、および、設定温度や動作モード(冷房/暖房/送風/除湿)設定が、操作指示として入力される。あるいは、クライアント機器としての電気機器30が、人感センサや温度検出センサ等のセンサ単体で構成されてもよい。この場合には、当該単体センサに対応して通信アダプタ40が配置される。
制御部35は、代表的にはマイクロコンピュータで構成されて、センサ32による検出値に基づき、機器部31が機器操作部37への操作指示に従って動作するように機器部31を制御する。
通信アダプタ40は、通信部41,42,43と、通信制御部44と、表示部47とを有する。
通信部41は、通信部120と共通の通信プロトコルに従って通信するためのインターフェイスを含んで構成される。通信部41は、当該通信プロトコルに従って、受信したデータを通信制御部44へ供給し、かつ、通信制御部44から送信されたデータを、クライアント機器(電気機器30)の外部機器(ここでは、コントローラ100)へ送信する。
通信部42は、制御部35との間でデータを送受信するための通信経路(たとえば、シリアル通信経路)を形成するように構成される。当該通信経路は、有線(たとえば、RS−232C規格の通信線)および無線のいずれで実行されてもよい。
通信部43は、コントローラ100の通信部125と同様に構成されて、リモコン50との間で通信する。すなわち、通信部43は、リモコン50の通信部55と同様の通信機能(有線通信または無線通信)によって、リモコン50との間で通信できる。
通信制御部44は、電気機器30(クライアント機器)の制御部35と、コントローラ100との間で相互に信号またはデータを送受信するように、通信部41,42を制御する。通信制御部44は、データ通信のための情報を格納するためのメモリ45を含む。また、通信制御部44は、リモコン50との間で相互に信号またはデータを送受信するように、通信部43を制御する。
さらに、通信制御部44は、通信アダプタ40の状態(ステータス)に応じて、表示部47を制御する。表示部47についても、代表的には、リモコン50の表示部54と同様に、1個または複数個のLEDによって構成することができる。各LEDは、消灯状態、点灯状態および点滅状態の切換、ならびに、点滅状態における点滅周期の変化によって、複数のステータスを表示することができる。
次に、実施の形態1に従う通信システムにおける接続設定の際の処理について説明する。
図5は、実施の形態1に従うコントローラ100の接続設定に係る状態遷移図である。
図5を参照して、コントローラ100は、デフォルトでは接続不可状態とされるとともに、ユーザ操作に応じて起動条件101が成立すると、接続不可状態から接続受付状態へ遷移する。一方で、各クライアント機器(電気機器30)は、ユーザ操作に応じて、無線ホームネットワーク20への当該クライアント機器の接続設定の要求信号を出力する。
コントローラ100は、接続受付状態であるときに、いずれかのクライアント機器(電気機器30)からの要求信号を受信すると、当該クライアント機器の接続設定処理を実行する。接続設定処理では、相互認証のための情報が、コントローラ100および、接続設定要求を出力した電気機器30(クライアント機器)の間で送受信される。この際には、暗号化された情報が送受信されることが好ましい。
これにより、コントローラ100と通信するための所定の設定情報が、当該クライアント機器に対応する通信アダプタ40(メモリ45)に格納されて、接続設定が確立される。接続設定が確立された電気機器30(クライアント機器)は、次回の通信時からは無線ホームネットワーク20に自動的に接続して、コントローラ100または他のクライアント機器(電気機器30)との間でデータを送受信することが可能となる。
一方で、コントローラ100は、接続不可状態であるときには、各クライアント機器(電気機器30)からの接続設定の要求を受け付けない。このため、接続不可状態では、クライアント機器から要求信号が出力されても、接続設定は実行されない。また、コントローラ100は、所定の遷移条件105が成立すると、接続受付状態から接続不可状態へ遷移する。たとえば、遷移条件105は、接続設定操作部130へのユーザ操作に応じた接続受付状態の開始後において、いずれかのクライアント機器との間で接続設定が確立されたとき、または、いずれのクライアント機器とも接続設定が確立されることなく所定のタイムアウト時間(たとえば、2分間程度)が経過したときに成立する。
このように、ユーザ操作によって接続設定の開始指示が与えられる構成とすることによって、種々の電波が混在している環境下で、意図しないクライアント機器が無線ホームネットワーク20へ接続される可能性が低減できる。上述のように、WPSプッシュボタン方式では、コントローラ100での接続受付モードの起動および、各クライアント機器(電気機器30)からの要求信号の出力のための開始指示として、ユーザが、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)に設けられたプッシュボタンを直接操作する必要がある。
このため、複数のクライアント機器の接続設定をまとめて実行する作業時には、各クライアント機器の接続設定毎に、プッシュボタンを都度操作することが必要となる。このため、クライアント機器がエアコンである場合等、プッシュボタンが操作困難な場所に位置する際には、作業負荷が特に増大することが懸念される。したがって、実施の形態1に従う通信システムでは、リモコン50による遠隔操作によって、接続設定の開始トリガが、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)に与えられる。
図6は、リモコン50における接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。図6に示す制御処理は、リモコン50の制御部51によって実行することができる。
図6を参照して、制御部51は、ステップS100により、操作部52a(図2)に対するユーザ操作、すなわち、接続開始指示の入力が検知されると(S100のYES判定時)、ステップS110に処理を進める。制御部51は、ステップS110では、開始指示信号を出力する。制御部110は、操作部52aのユーザ操作後所定時間が経過するまでの間(S120のNO判定時)、ステップS110を実行する。開始指示信号は、通信部55によってリモコン50の外部へ出力される。当該開始指示信号は、通信部125(コントローラ100)および通信部43(通信アダプタ40)によって受信可能である。
制御部110は、ユーザ操作後所定時間が経過すると(S120のYES判定時)、開始指示信号の出力を終了する。これにより、操作部52aへのユーザ操作に応じた処理は終了される。図6に示された制御処理は、周期的に実行される必要はなく、操作部52aに対するユーザ操作の検知をトリガとして、ステップS110以降の処理が起動される態様で実行することができる。
図7は、実施の形態1に従う通信システムにおけるコントローラ100での接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。図7の制御処理は、図3に示した制御部110によって実行することができる。
図7を参照して、制御部110は、ステップS200により、通信部125がリモコン50からの開始指示信号を受信すると(S200のYES判定時)、ステップS210に処理を進めて、接続設定処理を起動する。当該開始指示信号が受信されない間(S200のNO判定時)には、ステップS295により、コントローラ100は、デフォルトである接続不可状態とされる。なお、図7に示される制御処理は、周期的に実行される必要はなく、リモコン50からの開始指示信号の受信をトリガとして、ステップS210以降の処理が起動される態様で実行することができる。
制御部110は、ステップS210では、開始指示信号の受信に応じて、接続受付状態を起動する。すなわち、実施の形態1では、図5の起動条件101は、コントローラ100に向けてリモコン50(操作部52a)が操作されることにより、ユーザによる接続開始指示が、通信部125を通じて検知されたときに成立する。制御部110は、接続受付状態の起動に応じて、ステップS220により、接続受付を開始する。接続受付が開始されると、表示LED137は、たとえば、点滅状態に制御される。
制御部110は、接続受付の開始後において、ステップS230により、接続受付の開始から所定のタイムアウト時間(たとえば、2分程度)が経過しているかどうかを判定する。制御部110は、タイムアウト時間が経過するまで(S230のNO判定時)、ステップS240により、通信部120によって信号が受信されたか否かを判定する。
制御部110は、通信部120によって信号が受信されると(S240のYES判定時)、ステップS245により、いずれかのクライアント機器(電気機器30)からの接続設定の要求信号が受信されたかどうかを判定する。
そして、制御部110は、クライアント機器(電気機器30)からの要求信号が受信されると(S245のYES判定時)、ステップS250により、要求信号を出力したクライアント機器(電気機器30)との間で、接続設定に必要な情報を相互に通信する。制御部110は、ステップS260により、ステップS250による相互通信によって接続設定に必要な情報が、上記タイムアウト時間(S230)の経過までに取得されたか否かを判定する。
たとえば、制御部110は、タイムアウト時間の経過までに、設定情報を正常に受信して格納した旨の通知をクライアント機器(電気機器30)から受信すると、ステップS260をYES判定として、ステップS270に処理を進める。ステップS270では、当該クライアント機器の接続設定が確立されたことが認識される。このとき、表示LED137は、たとえば、点滅状態から連続的な点灯状態へ変化する。点灯状態は、一定時間維持される。
これに対して、制御部110は、タイムアウト時間が経過しても通信部120によって信号が受信されなかった場合(S230のYES判定時)には、ステップS280により、接続設定の失敗を認識する。また、制御部110は、通信部120によって信号が受信されてもノイズの混信により要求信号を正常に受信できなかった場合(S245のNO判定時)においても、ステップS280により、接続設定の失敗を認識する。このとき、表示LED137は、たとえば、点滅状態から消灯状態へ変化する。なお、図7の制御処理において消灯状態/点灯状態/点滅状態が制御されるLEDとは別個のLEDをさらに設けて、接続受付状態および接続不可状態のいずれであるかを表示してもよい。また、ステップS280では、コントローラ100において、接続設定の失敗を報知するための音声(たとえば、ビープ音)を図示しないスピーカから出力することも可能である。このようにすると、表示LED137を視認できない位置に居るとき(たとえば、クライアント機器側への移動時)であっても、ユーザは接続設定の失敗を認識することができる。
接続設定の成功(S270)または失敗(S280)により、図5での遷移条件105が成立することになる。これにより、制御部110は、接続受付を終了するとともに、ステップS295により、コントローラ100を接続不可状態に設定する。これにより、再びリモコン50からの開始指示信号が受信されて、起動条件101(図5)が成立するまで、コントローラ100は接続不可状態を維持する。
図8は、実施の形態1における電気機器30(クライアント機器)での接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。図8の処理は、図4に示した通信制御部44(通信アダプタ40)によって実行することができる。
図8を参照して、通信制御部44は、ステップS300により、ステップS200により、通信部43がリモコン50からの開始指示信号を受信すると、ステップS310に処理を進めて、接続設定処理を起動する。すなわち、図8に示される制御処理は、周期的に実行される必要はなく、リモコン50からの開始指示信号の受信をトリガとして、ステップS310以降の処理が起動される態様で実行することができる。接続設定処理が起動されると、表示部47は、たとえば、LEDが点滅状態となるように制御される。
通信制御部44は、ステップS310では、リモコン50からの開始指示信号の受信に応じて、接続設定の要求信号を生成する。要求信号は、通信部41によって通信アダプタ40から出力されることにより、コントローラ100へ送信される。すなわち、要求信号は、クライアント機器(電気機器30)に向けてリモコン50(操作部52a)が操作されることにより、ユーザによる接続開始指示が通信部41を通じて検知されたときに、当該クライアント機器(電気機器30)から出力される。上述のように、コントローラ100は、接続受付状態であれば、クライアント機器からの要求信号の受信に応じて、当該クライアント機器との間で接続設定を実行する。
通信制御部44は、接続設定の要求信号の出力後、ステップS320により、コントローラ100との間で、接続設定に必要な情報を相互に通信する。通信制御部44は、ステップS330により、所定時間の経過までに、接続設定に必要な情報が取得されたか否かを判定する。当該所定時間は、たとえば、コントローラ100でのタイムアウト時間(S230)に従って設定することができる。
通信制御部44は、所定時間の経過までに接続設定に必要な情報を取得すると(S330のYES判定時)、ステップS340により、コントローラ100との間での接続設定の確立を認識する。接続設定によって受信された、コントローラ100と通信するための所定の設定情報は、メモリ45に格納される。ステップS340では、さらに、コントローラ100に対して、設定情報を正常に受信し格納した旨の通知が出力される。そして、表示部47は、たとえば、LEDが点滅状態から、一定時間維持される点灯状態へ変化するように制御される。
一方で、通信制御部44は、所定時間が経過しても接続設定に必要な情報を取得できない場合には(S330のNO判定時)、ステップS350により、接続設定の失敗を認識する。ステップS350では、表示部47は、たとえば、LEDが点滅状態から消灯状態へ変化するように制御される。
このようにすると、接続受付状態であるコントローラ100に対して、電気機器30(クライアント機器)の近傍でユーザがリモコン50を操作することにより、図6の制御処理が起動されると、当該クライアント機器(電気機器30)の接続設定を実行することができる。
したがって、本実施の形態1に従う通信システムでは、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)を直接操作することなく、リモコン50を用いた遠隔操作によって接続設定を実行することができる。また、リモコン50は、有線通信、または、近距離あるいは指向性が高い無線通信によって、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)と通信するため、対象機器を特定して接続設定のための遠隔操作を実行することができる。これにより、意図しない機器が接続設定の対象となることを防止することができる。
この結果、HEMSの初期設定に代表される、コントローラ100に対して多数のクライアント機器(電気機器30)の接続設定を連続的に実行する際に、都度の直接操作が不要となることにより、作業負荷が軽減される。さらに、高所等の直接操作困難な場所に位置するクライアント機器の接続設定についても、作業負荷を軽減することができる。
さらに、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)において、接続設定指示を入力するためのプッシュボタンの配置を省略できることにより、デザイン性の向上を図ることができる。また、凸形状の部品の配置省略により、当該部品の破損によって接続設定が実行困難となるリスクの軽減も期待できる。
なお、リモコン50によって、一旦開始された接続設定の強制終了指示を入力可能とすることも可能である。たとえば、図2に示された操作部52aとは別個に、当該強制終了指示を入力するための操作部(図示せず)をさらに配置するとともに、リモコン50は、ユーザによる強制終了指示の入力に応じて、終了指示信号を出力するように構成することができる。
コントローラ100は、接続受付状態中に、通信部125によってリモコン50からの終了指示信号を受信すると、接続受付状態から接続不可状態への遷移が強制的に実行されるように構成することができる。これは、図5中に点線で表記するように、接続受付状態の強制終了条件107を追加することと等価であり、図7の制御処理中では、リモコン50からの終了指示信号の受信に応じて、実行される処理をステップS295(または、ステップS280)へジャンプさせる割り込み処理として実現することができる。あるいは、リモコン50は、操作部52aの特殊操作時(たとえば、長押し時)に、強制終了指示の入力を検知してもよい。
同様に、各クライアント機器(電気機器30)側については、通信部43がリモコン50からの終了指示信号を受信すると、通信部41によって強制終了要求信号をコントローラ100へ出力するように構成することができる。コントローラ100では、通信部120によって当該強制終了要求信号が受信されると、上記と同様に強制終了条件107の成立を認識することができる。
また、コントローラ100では、接続受付開始後に複数のクライアント機器から接続設定の要求信号(S245)を受信した場合においても、強制終了条件107を成立させて、接続受付状態から接続不可状態への遷移を強制的に実行することが好ましい。通信の重複の結果、データの混信や破壊が発生することにより、誤った接続設定が実行されることを回避するためである。
なお、実施の形態1で例示した構成において、各クライアント機器(電気機器30)において、通信部43は「第1の通信部」に対応し、通信部41は「第2の通信部」に対応する。また、「通信制御装置」に対応するコントローラ100において、通信部125は「第3の通信部」に対応し、通信部120は「第4の通信部」に対応する。また、接続受付状態は「第1のモード」に対応し、接続不可状態は「第2のモード」に対応する。
[実施の形態2]
実施の形態1では、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)に対して、プッシュボタン等の直接操作に代えて、リモコン50によって接続設定の開始トリガが入力される構成を説明したが、両者を併存させる構成とすることも可能である。
図9は、実施の形態2に従うコントローラの構成例を説明するブロック図である。
図9を図3と比較して、実施の形態2に従う構成では、コントローラ100は、接続設定操作部130をさらに含む。接続設定操作部130は、コントローラ100側において接続設定を開始するユーザ操作を入力するために設けられる。たとえば、接続設定操作部130は、WPSのプッシュボタン方式のためのプッシュスイッチによって構成することができる。あるいは、操作端末15(たとえば、壁面のリモートコントローラ)の表示部16に表示されたソフトスイッチによって、接続設定操作部130を構成することも可能である。したがって、実施の形態2では、リモコン50および接続設定操作部130のいずれによっても、コントローラ100に対する接続開始指示を入力することができる。図9のその他の部分の構成は、図2と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
再び図5を参照して、実施の形態2に従う通信システムでは、コントローラ100の起動条件101は、実施の形態1で説明した、開始指示信号の受信を通じてリモコン50に対する接続開始指示の入力が検知されたときに加えて、接続設定操作部130に対するユーザ操作が検知されたときにも成立する。
図10は、実施の形態2に従うクライアント機器(電気機器)の構成例を説明するブロック図である。
図10を図4と比較して、実施の形態2に従う構成では、電気機器30(クライアント機器)側において、通信アダプタ40は、接続要求操作部48をさらに含む。接続要求操作部48は、クライアント機器(電気機器30)側での接続設定の起動するユーザ操作指令を入力するために設けられる。接続要求操作部48についても、コントローラ100の接続設定操作部130と同様に、WPSのプッシュボタン方式のためのプッシュスイッチによって構成することができる。あるいは、通信アダプタ40と接続された電気機器30の機器操作部37を用いて、接続要求操作部48の機能を実現することも可能である。したがって、実施の形態2では、リモコン50および接続要求操作部48のいずれによっても、コントローラ100に対する接続開始指示を入力することができる。図10のその他の部分の構成は、図4と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
実施の形態2に従う通信システムでは、各クライアント機器(電気機器30)において、実施の形態1で説明した、開始指示信号の受信を通じてリモコン50に対する接続開始指示の入力が検知されたときに加えて、接続要求操作部48に対するユーザ操作が検知されたときにも成立する。
このように、実施の形態2に従う通信システムによれば、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)において、接続設定操作部130あるいは接続要求操作部48の直接操作と、リモコン50による遠隔操作とのいずれによっても、接続設定の開始トリガを入力することができる。この結果、接続設定作業の際のユーザ利便性を向上することができる。
実施の形態2では、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)における接続設定の開始指示の入力端を選択できるため、いずれの入力端によって接続設定が実行されているかを、ユーザに通知する機能を設けることが好ましい。
図11は、実施の形態2に従う通信システムにおけるコントローラでの接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。
図11を図7と比較して、制御部110は、ステップS200により、通信部125がリモコン50からの開始指示信号を受信すると、ステップS205を実行した後に、図7と同様のステップS210に処理を進めて、接続設定処理を起動する。
制御部110は、ステップS202により、接続設定操作部130に対するユーザ操作(接続設定操作)が検知されると(S202のYES判定時)、ステップS206を実行した後に、図7と同様のステップS210に処理を進めて、接続設定処理を起動する。
ステップS210以降の処理は、図7と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。なお、図11に示される制御処理は、周期的に実行される必要はなく、リモコン50からの開始指示信号の受信(S200)、または、接続設定操作部130の操作検知(S202)をトリガとして、ステップS210以降の処理が起動される態様で実行することができる。
制御部110は、ステップS205では、表示LED137を第1の表示パターン(たとえば、周期T1aでの点滅状態)に制御する。一方で、制御部110は、ステップS206では、表示LED137を、第1の表示パターンとは異なる第2の表示パターン(たとえば、周期T2aでの点滅状態)に制御する。また、表示LED137が複数色を表示可能に構成される場合には、第1および第2の表示パターンの間で表示色を変えてもよい。なお、ステップS205による表示LED137の表示パターンは「第3の表示態様」に対応し、ステップS206による表示LED137の表示パターンは「第4の表示態様」に対応する。
図12は、実施の形態2に従う通信システムにおけるクライアント機器(電気機器)での接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。
図12を図8と比較して、通信制御部44は、ステップS300により、ステップS200により、通信部43がリモコン50からの開始指示信号を受信すると、ステップS305を実行した後に、図8と同様のステップS310に処理を進めて、接続設定処理を起動する。
通信制御部44は、ステップS302により、接続要求操作部48に対するユーザ操作(接続設定操作)が検知されると(S302のYES判定時)、ステップS306を実行した後に、図7と同様のステップS310に処理を進めて、接続設定処理を起動する。
ステップS310以降の処理は、図8と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。なお、図12に示される制御処理は、周期的に実行される必要はなく、リモコン50からの開始指示信号の受信(S300)、および、接続要求操作部48の操作検知(S302)をトリガとして、ステップS310以降の処理が起動される態様で実行することができる。
通信制御部44は、ステップS305では、表示部47(LED)を第1の表示パターン(たとえば、周期T1bでの点滅状態)に制御する。一方で、制御部110は、ステップS306では、表示部47(LED)を、第1の表示パターンとは異なる第2の表示パターン(たとえば、周期T2bでの点滅状態)に制御する。また、表示部47(LED)が複数色を表示可能に構成される場合には、第1および第2の表示パターンの間で表示色を変えてもよい。なお、ステップS305による表示LED137の表示パターンは「第1の表示態様」に対応し、ステップS306による表示LED137の表示パターンは「第2の表示態様」に対応する。
図11および図12に示す制御処理によって、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)において、接続設定操作部130あるいは接続要求操作部48の直接操作と、リモコン50による遠隔操作とのいずれによって接続設定が実行されているについて、ユーザに通知することができる。このため、複数人で作業するような場合に、接続設定作業の内容をお互い知ることができるので、作業効率を改善することができる。
また、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)の間で、点滅周期T1a(S205)およびT1b(S305)、ならびに、点滅周期T2a(S206)およびT2b(S306)は、それぞれ共通値であることが好ましい。これにより、接続設定の開始トリガの入力手法の通知において、コントローラ100および各クライアント機器(電気機器30)の間で、表示に統一性を持たせることができる。
なお、実施の形態2では、コントローラ100において、強制終了条件107(図5中の点線)について、接続設定操作部130に対する特殊操作時(たとえば、長押し時)にも成立させることができる。また、各クライアント機器(電気機器30)側では、接続要求操作部48に対する特殊操作時(たとえば、長押し時)に、クライアント機器(電気機器30)からコントローラ100へ上述した強制終了要求信号を出力することができる。
実施の形態2に例示した構成において、接続要求操作部48(クライアント機器)は「第1の操作部」に対応し、接続要求操作部48に対するユーザ操作は「第1のユーザ操作」に対応し、表示部47は「第1の表示部」に対応する。同様に、接続設定操作部130(コントローラ100)は「第2の操作部」に対応し、接続設定操作部130に対するユーザ操作は「第2のユーザ操作」に対応し、表示LED137は「第2の表示部」に対応する。
[実施の形態3]
実施の形態1および2では、コントローラ100において、リモコン50による遠隔操作によって、接続受付状態を起動することができる。しかしながら、リモコン50は、有線通信または近距離通信によって、コントローラ100と通信するため、接続受付状態を起動するためには、コントローラ100の近傍にてリモコン50を操作することが必要となる。
このため、HEMSの初期設定時のように、多数の電気機器30についての接続設定作業が連続して必要となるケースにおいて、コントローラ100の近傍まで都度移動することが必要となるので、作業負荷が増大する虞がある。特に、一人での作業時には、電気機器30の配置箇所が広範囲に広がっていると、各電気機器30の接続設定の度にコントローラ100と当該電気機器30との間の往復移動が必要となるため、作業負荷の増大とともに作業時間が長くなることが懸念される。
したがって、実施の形態3では、コントローラ100での接続受付状態を、複数個のクライアント機器(電気機器30)の接続設定に対応できるように継続させることで、作業効率の向上を図る。なお、実施の形態3において、リモコン50および各クライアント機器(電気機器30)における接続設定のための処理は、実施の形態1と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
図13は、実施の形態3に従う通信システムにおけるコントローラの接続設定に係る状態遷移図である。
図13を図5と比較して、実施の形態3では、コントローラ100での接続受付状態について、再開条件102,103を新たに設けるとともに、遷移条件105を実施の形態1から変更する。実施の形態3では、遷移条件105は、接続受付状態の起動からの接続受付の開始回数が所定の複数回に達したときに成立する。あるいは、遷移条件105は、接続受付状態の起動(S110)からの経過時間が、実施の形態1で説明したタイムアウト時間よりも長い所定時間に達したときに成立する。
図14は、実施の形態3に従う通信システムにおけるコントローラでの接続設定のための制御処理を説明するフローチャートである。図14の制御処理についても、図3に示した制御部110によって実行することができる。
図14を図7と比較して、実施の形態3では、制御部110は、図7と同様のステップS200〜S260の処理により、接続設定の成功(S270)または失敗(S280)によって接続受付が一旦終了されると、ステップS290を実行して、接続受付状態から接続不可状態への遷移条件105(図13)が成立しているか否かを判定する。
制御部110は、遷移条件105の非成立時(S290のNO判定時)には、ステップS220に処理を戻して、新たな接続受付を開始する。これにより、接続受付状態が維持されるので、ユーザがコントローラ100の近傍まで移動してリモコン50を再度操作することなく、新たなクライアント機器(電気機器30)との間で接続設定を実行することが可能となる。このとき、表示LED137は、再び点滅状態に制御される。
上記のように、遷移条件105を定めることにより、リモコン50の1回の当該所定時間は、接続設定操作部130の1回の操作によって、複数個のクライアント機器(電気機器30)との間で接続設定を連続的に実行できる。したがって、ステップS290での所定時間は、タイムアウト時間(S230)の2倍以上に設定することが好ましい。すなわち、ステップS230で用いられるタイムアウト時間は「第1のタイムアウト時間」に対応し、ステップS290での判定に用いられる所定時間は「第2のタイムアウト時間」に対応する。
再び図13を参照して、実施の形態3では、コントローラ100は、接続受付状態において遷移条件105が成立すると、接続不可状態に遷移する。一方で、遷移条件105の非成立中においては、再開条件102または103の成立毎に接続受付が新たに開始されて接続受付状態は維持される。この結果、いずれかのクライアント機器(電気機器30)との間で接続設定が確立されたとき(S170)、または、接続受付の開始後(S110)、いずれかのクライアント機器(電気機器30)との間で接続設定が確立されないままでタイムアウト時間が経過したとき(S180)であっても、遷移条件105が成立するまでは、接続受付状態が継続する。
また、実施の形態3の構成では、リモコン50への強制終了指示の入力に応じた、終了指示信号(リモコン50)および強制終了要求信号(クライアント機器)の受信に対しては、強制終了条件107の成立を認識する他、図13中に点線で表記するように、現在の接続受付のみを強制終了させる強制再開条件104を成立させることも可能である。
たとえば、コントローラ100は、クライアント機器(電気機器30)に対してリモコン50への強制終了指示が入力された場合(すなわち、強制終了要求信号の受信時)には、強制再開条件104を成立させる一方で、通信部125がリモコン50からの終了指示信号を受信した場合には、強制終了条件107の成立させることができる。
このように、実施の形態3に従う通信制御システムでは、リモコン50の1回の操作によって、複数個のクライアント機器(電気機器30)との間で接続設定を連続的に実行できる。この結果、HEMSの初期設定に代表される、コントローラ100に対して多数のクライアント機器(電気機器30)の接続設定を連続的に実行する際の作業負荷を軽減できる。特に、クライアント機器(電気機器30)の配置箇所が広範囲であるケースでは、コントローラ100と当該電気機器30との間の複数回の往復移動が不要となることで、作業負荷軽減および作業時間短縮の効果が大きくなる。
なお、実施の形態3については、実施の形態2と組み合わせることも可能である。この場合には、図11の制御処理において、ステップS270,S280の終了後に、図14と同様にステップS290を挿入することで、リモコン50による遠隔操作、および、接続設定操作部130の直接操作のいずれによって接続受付状態が起動されたときにも、1回の操作によって、複数個のクライアント機器(電気機器30)との間で接続設定を連続的に実行することが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
5 エネルギ管理システム、10 通信システム、15 操作端末、16 表示部(操作端末)、20 無線ホームネットワーク、30 電気機器、31 機器部、32 センサ、35 制御部(電気機器)、37 機器操作部、40 通信アダプタ、41,42,43 通信部(通信アダプタ)、44 通信制御部、45 メモリ(通信アダプタ)、47 表示部(LED)、48 接続要求操作部、50 リモコン(操作端末装置)、51 制御部(リモコン)、52,52a 操作部、54 表示部(LED)、55 通信部(リモコン)、100 コントローラ、101 起動条件、102,103 再開条件、104 強制再開条件、105 遷移条件、107 強制終了条件、110 制御部(コントローラ)、115 メモリ(コントローラ)、120,125,140 通信部(コントローラ)、130 接続設定操作部、137 表示LED、160 通信バス。

Claims (6)

  1. 複数のクライアント機器と、
    前記複数のクライアント機器との間で無線通信ネットワークを形成するように構成された通信制御装置と、
    前記複数のクライアント機器の各々および前記通信制御装置に対するユーザの操作指示を入力するように構成された操作端末装置とを備え、
    前記操作指示は、前記複数のクライアント機器の前記無線通信ネットワークへの接続設定についての、前記通信制御装置に対する開始指示、および、前記複数のクライアント機器の各々に対する開始指示を含み、
    前記複数のクライアント機器の各々は、
    前記操作端末装置と通信するように構成された第1の通信部と、
    前記通信制御装置と無線通信するように構成された第2の通信部と、
    前記第1の通信部を経由して検知された前記開始指示の入力に応じて、当該クライアント機器の前記接続設定の要求信号を前記第2の通信部を用いて出力する通信制御部とを含み、
    前記通信制御装置は、
    前記操作端末装置と通信するように構成された第3の通信部と、
    前記複数のクライアント機器の各々と無線通信するように構成された第4の通信部と、
    前記第3の通信部を経由して検知された前記開始指示の入力に応じて、前記複数のクライアント機器の各々からの前記要求信号を受付可能とする第1のモードを起動するように構成された制御部とを含み、
    前記制御部は、
    前記第1のモードの起動に応じて接続受付を開始し、前記接続受付の開始後において、前記第4の通信部が前記複数のクライアント機器のうちの1つのクライアント機器からの前記要求信号を受信すると、前記1つのクライアント機器との間で前記接続設定を実行し、
    前記複数のクライアント機器の各々は、
    前記無線通信ネットワークに対する前記接続設定を要求するための第1のユーザ操作を受けるように構成された第1の操作部と、
    前記通信制御部によって表示態様が制御されるように構成された第1の表示部とをさらに含み、
    前記通信制御部は、前記第1の通信部を経由して前記操作端末装置への前記開始指示の入力が検知されたとき、または、前記第1の操作部への前記第1のユーザ操作が検知されたときに、前記要求信号を出力するように構成され、
    前記通信制御装置は、
    前記第1のモードを起動するための第2のユーザ操作を受けるように構成された第2の操作部と、
    前記制御部によって制御態様が制御される第2の表示部とをさらに含み、
    前記制御部は、前記第3の通信部を経由して前記操作端末装置への前記開始指示の入力が検知されたとき、または、前記第2の操作部への前記第2のユーザ操作が検知されたときに、前記第1のモードを起動し、
    前記通信制御部は、前記操作端末装置への前記開始指示の検知に応じた前記要求信号の出力時には前記第1の表示部を第1の表示態様に制御する一方で、前記第1のユーザ操作の検知に応じた前記要求信号の出力時には、前記第1の表示部を、前記第1の表示態様とは異なる第2の表示態様に制御し、
    前記制御部は、前記操作端末装置への前記開始指示の検知に応じた前記第1のモードの起動時には前記第2の表示部を第3の表示態様に制御する一方で、前記第2のユーザ操作の検知に応じた前記第1のモードの起動時には、前記第2の表示部を、前記第3の表示態様とは異なる第4の表示態様に制御する、通信システム。
  2. 前記第1および第3の表示態様は共通であり、前記第2および第4の表示態様は共通である、請求項記載の通信システム。
  3. 複数のクライアント機器と、
    前記複数のクライアント機器との間で無線通信ネットワークを形成するように構成された通信制御装置と、
    前記複数のクライアント機器の各々および前記通信制御装置に対するユーザの操作指示を入力するように構成された操作端末装置とを備え、
    前記操作指示は、前記複数のクライアント機器の前記無線通信ネットワークへの接続設定についての、前記通信制御装置に対する開始指示、および、前記複数のクライアント機器の各々に対する開始指示を含み、
    前記複数のクライアント機器の各々は、
    前記操作端末装置と通信するように構成された第1の通信部と、
    前記通信制御装置と無線通信するように構成された第2の通信部と、
    前記第1の通信部を経由して検知された前記開始指示の入力に応じて、当該クライアント機器の前記接続設定の要求信号を前記第2の通信部を用いて出力する通信制御部とを含み、
    前記通信制御装置は、
    前記操作端末装置と通信するように構成された第3の通信部と、
    前記複数のクライアント機器の各々と無線通信するように構成された第4の通信部と、
    前記第3の通信部を経由して検知された前記開始指示の入力に応じて、前記複数のクライアント機器の各々からの前記要求信号を受付可能とする第1のモードを起動するように構成された制御部とを含み、
    前記制御部は、
    前記第1のモードの起動に応じて接続受付を開始し、前記接続受付の開始後において、前記第4の通信部が前記複数のクライアント機器のうちの1つのクライアント機器からの前記要求信号を受信すると、前記1つのクライアント機器との間で前記接続設定を実行し、
    前記制御部は、前記第1のモードにおいて、予め定められた遷移条件が成立すると、前記第1のモードから前記要求信号を受付不能とする第2のモードへのモード遷移を実行する一方で、前記遷移条件が成立するまでの間は、前記要求信号に応じて前記1つのクライアント機器との間で前記接続設定が確立されたとき、または、前記複数のクライアント機器のうちのいずれとも前記接続設定が確立されることなく、前記接続受付の開始から第1のタイムアウト時間が経過したときには、新たな前記接続受付を開始して前記第1のモードを維持し、
    前記遷移条件は、前記第1のモードが起動されてからの経過時間が前記第1のタイムアウト時間も長い第2のタイムアウト時間に達した場合、または、前記第1のモードが起動されてから前記接続受付が開始された回数が所定の複数回に達した場合に成立する、通信システム。
  4. 前記第1および第3の通信部は、前記第2および第4の通信部とそれぞれ比較して、指向性が高い、および、通信距離が短いの少なくとも一方に該当する無線通信、または、有線通信によって、前記操作端末装置と通信する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 無線通信ネットワークを形成する通信制御装置および複数のクライアント機器と、前記複数のクライアント機器の各々および前記通信制御装置に対するユーザの操作指示を入力するように構成された操作端末装置とを備える通信システムの制御方法であって、前記操作指示は、前記複数のクライアント機器の前記無線通信ネットワークへの接続設定についての、前記通信制御装置に対する開始指示、および、前記複数のクライアント機器の各々に対する開始指示を含み、
    前記複数のクライアント機器の各々は、前記操作端末装置と通信するように構成された第1の通信部と、前記通信制御装置と無線通信するように構成された第2の通信部とを含んで構成され、
    前記通信制御装置は、前記操作端末装置と通信するように構成された第3の通信部と、前記複数のクライアント機器の各々と無線通信するように構成された第4の通信部とを含んで構成され、
    前記制御方法は、
    前記通信制御装置において、前記第3の通信部を経由して検知された前記開始指示の入力に応じて、前記複数のクライアント機器の各々からの前記接続設定の要求信号を受付可能とする第1のモードを起動するステップと、
    前記複数のクライアント機器のうちの1つのクライアント機器において、前記第1の通信部を経由して検知された前記開始指示の入力に応じて、前記第2の通信部を用いて当該クライアント機器の前記要求信号を出力するステップと、
    前記通信制御装置において、前記第1のモードの起動に応じて接続受付を開始するステップと、
    前記通信制御装置において、前記接続受付の開始後において、前記第4の通信部が前記1つのクライアント機器からの前記要求信号を受信すると、前記1つのクライアント機器との間で前記接続設定を実行するステップと、
    前記1つのクライアント機器において、前記第1の通信部を経由して前記操作端末装置への前記開始指示の入力が検知されたとき、または、前記無線通信ネットワークへの前記接続設定を要求するための第1のユーザ操作が検知されたときに、前記要求信号を出力するステップと、
    前記通信制御装置において、前記第3の通信部を経由して前記操作端末装置への前記開始指示の入力が検知されたとき、または、前記第1のモードを起動するための第2のユーザ操作の入力が検知されたときに、前記第1のモードを起動するステップと、
    前記1つのクライアント機器において、前記操作端末装置への前記開始指示の検知に応じた前記要求信号の出力時には、当該クライアント機器に設けられた第1の表示部を第1の表示態様に制御する一方で、前記第1のユーザ操作の検知に応じた前記要求信号の出力時には、前記第1の表示部を、前記第1の表示態様とは異なる第2の表示態様に制御するステップと、
    前記通信制御装置において、前記操作端末装置への前記開始指示の検知に応じた前記第1のモードの起動時には、前記通信制御装置に設けられた第2の表示部を第3の表示態様に制御する一方で、前記第2のユーザ操作の検知に応じた前記第1のモードの起動時には、前記第2の表示部を、前記第3の表示態様とは異なる第4の表示態様に制御するステップとを備える、通信システムの制御方法。
  6. 無線通信ネットワークを形成する通信制御装置および複数のクライアント機器と、前記複数のクライアント機器の各々および前記通信制御装置に対するユーザの操作指示を入力するように構成された操作端末装置とを備える通信システムの制御方法であって、前記操作指示は、前記複数のクライアント機器の前記無線通信ネットワークへの接続設定についての、前記通信制御装置に対する開始指示、および、前記複数のクライアント機器の各々に対する開始指示を含み、
    前記複数のクライアント機器の各々は、前記操作端末装置と通信するように構成された第1の通信部と、前記通信制御装置と無線通信するように構成された第2の通信部とを含んで構成され、
    前記通信制御装置は、前記操作端末装置と通信するように構成された第3の通信部と、前記複数のクライアント機器の各々と無線通信するように構成された第4の通信部とを含んで構成され、
    前記制御方法は、
    前記通信制御装置において、前記第3の通信部を経由して検知された前記開始指示の入力に応じて、前記複数のクライアント機器の各々からの前記接続設定の要求信号を受付可能とする第1のモードを起動するステップと、
    前記複数のクライアント機器のうちの1つのクライアント機器において、前記第1の通信部を経由して検知された前記開始指示の入力に応じて、前記第2の通信部を用いて当該クライアント機器の前記要求信号を出力するステップと、
    前記通信制御装置において、前記第1のモードの起動に応じて接続受付を開始するステップと、
    前記通信制御装置において、前記接続受付の開始後において、前記第4の通信部が前記1つのクライアント機器からの前記要求信号を受信すると、前記1つのクライアント機器との間で前記接続設定を実行するステップと
    前記通信制御装置において、前記第1のモードにて、予め定められた遷移条件が成立すると、前記第1のモードから前記要求信号を受付不能とする第2のモードへのモード遷移を実行するステップと、
    前記通信制御装置において、前記遷移条件が成立するまでの間は、前記要求信号に応じて前記1つのクライアント機器との間で前記接続設定が確立されたとき、または、前記複数のクライアント機器のうちのいずれとも前記接続設定が確立されることなく、前記接続受付の開始から第1のタイムアウト時間が経過したときには、新たな前記接続受付を開始して前記第1のモードを維持するステップとを備え、
    前記遷移条件は、前記第1のモードが起動されてからの経過時間が前記第1のタイムアウト時間も長い第2のタイムアウト時間に達した場合、または、前記第1のモードが起動されてから前記接続受付が開始された回数が所定の複数回に達した場合に成立する、通信システムの制御方法。
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