JP6608726B2 - 位置決め測定システム - Google Patents
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Description
位置決め測定は、ワークがある特定の位置に来たかどうかのみを検出する。つまり、ワークを移動させ、その基準面をタッチプローブのスタイラスで検出し、その位置が目的の位置に到達前であるか、到達後であるかの測定を行う。タッチセンサの方式としては、通常、接点センサ式と変位センサ式が用いられている。
ワークは移動しているので、位置決め測定による応答が遅いと、その応答時間だけ遅延となり、正確な位置を求めることができない。また、変位センサ式では、所定のサンプリング間隔で数値を求めていくので、サンプリング間隔がワークの移動時間に対して大きいと、実際はワークが目的の位置に到達しているのに、到達したことの信号が遅延してワークを移動させる、例えば工作機械へ伝達されることになる。
<実施例1>
図3は、(式6)をそのままデジタル回路に置き換えたもので、同じ結果を出力する。図中Z−1は、1クロックの遅延素子を示し、現時点である値vNが出力されている場合、この値は、1サンプリング前に入力されたvN-1を出力する。○は加算器、三角は添え字分の定数倍を示す演算処理を示している。
図3における『直線近似計算回路』の後段回路となる『ゼロとの比較回路』は、『直線近似計算回路』の出力値がゼロと等しいか、ゼロより大きいか、ゼロより小さいかの判別のみを行えば、目的の位置に到達したか到達しないかの情報となる。すなわち、『直線近似計算回路』の出力値は符号関係(正の数か、負の数か、0か)のみが意味を持ち、その絶対値は意味を持たない。したがって、図3における最後の掛け算係数は省略でき、図4の回路を用いても、結果として図3と同様の作用を実現することができる。
デジタル回路の任意の位置に、絶対値が等しく符号が逆となる値を出力する回路を挿入し、それぞれの結果を足したものを、任意の位置の数値に加算しても同じ結果を出力する。したがって、図4において、任意の位置に、絶対値が等しく符号が逆となる値を出力する回路を挿入し、それぞれの結果を加算した図5の回路により構成しても良い。
加減算の順番は結果に影響を与えないので、図5において、その中の、加減算の順番を変更し、図6のようにしても良い。また、分配法則により全く同じ結果を得られる別の回路を用いて、構成しても良い。
1サンプリング遅延させる回路と、任意の回路は、順番を入れ替えても同じ結果を出力する。したがって、1サンプリング遅延させる回路と、その直前もしくは直後に直列に接続される任意の回路を入れ替えて図7のように構成しても良い。
また、複数の回路の出力がそれぞれ1サンプリング遅延された後に、足しあわされたものは、足し合わせた後に1サンプリング遅延されたものに変えても、同じ結果を出力する。したがって、図8のように構成しても良い。
図8にSW-Aを付加した図9において、起動時からずっとSW-Aを上側に倒しておけば、図8と同じ結果を出力する。また、図9においてSW-Aが下側であったとしても、それまでの状態に関わらず、ある時点でQがQ'と一致すれば、その後はずっとQとQ'は一致する。したがって、図9において、起動時はSW-Aを上側にしておき、回路の全ての要素の値が確定した後、次のサンプリングが行われる前までにSW-Aを下側に切り替えるように動作させるように構成しても良い。
図10は、図9において、起動時はSW-Aを下側にしておき、回路構成要素の出力値を0に初期化した場合を示す。以下の実施例では、起動時(最初のサンプリングが行われる前)には必ず全ての回路構成要素の出力値を0に初期化するものとする。また、加減算の順番を入れ替えて構成しても良く、冗長的に構成しても良い。
1サンプリング遅延させる回路をN個直列につなげた回路と、Nサンプリング遅延させる回路は同じ結果を出力するので、図11のように構成しても良い。
図12は、図11の加減算の順番を入れ替えたもので、図11と同じ結果を出力するので、図12のように構成しても良い。また、図9の説明と同様に、起動時には必ず全ての回路構成要素が0を出力するように構成しても良い。
起動時に全ての回路構成要素の出力値を0に初期化されるのであるから図13にように構成しても良い。同じ結果を出力する二つの構成要素Z-Nが存在するので、それを1つに集約しても回路全体として同じ結果を出力するので、図14のようにしても良い。また、定数倍は、分けても同じなので、図15のように構成しても良い。
Nを2のべき乗、すなわちN=2λ(λは自然数)に限定すれば、図15は図16のように構成できる。また、2k(kは自然数)倍することと、左へkビットシフトをすることは同じ結果となるので、図16は図17のように構成でき、乗算の演算処理は、ビットシフトに置き換えられ、より簡単で、高速の処理が実現できる。
図18は、図17と同じ結果を出力するプログラムのフローチャートであり、図17のデジタル回路をプログラムしてCPUにより実行しても良い。なお、図18で使用している変数の値と同じ値となる部分を符号v、w、P,Qとして図17にも記している。また、プログラム式における、v、w、≪の記号は、vが直近(すなわち1つ前)にサンプリングされた測定値、wが2λ(=N)回前にサンプリングされた測定値、≪が左ビットシフト演算記号である。
2 ワーク
3 検波回路
4 AD変換器
5 処理回路
5-1 直線近似計算回路
5-2 比較回路
10 カバー
11 コイル部
12 スタイラス
13 半球部
14 バネ
15 磁気コア
16 可動リング
Claims (10)
- ワークの基準面の位置を測定し、前記基準面の位置が目的の位置に到達したかどうかを検出する位置決め測定システムにおいて、
前記基準面と接触するスタイラスと前記位置を数値データとして検出する変位式センサとを有したタッチプローブと、
前記タッチプローブを用いて過去の位置情報としてN点の前記数値データをサンプリングして検出し、前記数値データより最小自乗法による直線近似により次のサンプリングタイミングの位置を予測値として演算処理して求める直線近似計算回路と、
前記直線近似計算回路により求められた予測値が前記目的の位置に到達したかどうかの情報を出力する比較回路と、
を備えたことを特徴とする位置決め測定システム。 - 前記N点の前記数値データを検出するサンプリング間隔は等間隔であり、時刻を予測しようとする時点を基準(t=0)として前記演算処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の位置決め測定システム。
- 前記直線近似計算回路及び前記比較回路は、遅延素子、加算器、定数倍の乗算器を構成要素としたデジタル回路で演算処理されることを特徴とする請求項1又は2に記載の位置決め測定システム。
- 前記目的の位置で前記数値データが0となるように調整されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の位置決め測定システム。
- 前記直線近似計算回路で絶対値が省略されて演算処理されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の位置決め測定システム。
- 前記直線近似計算回路及び前記比較回路は、一つにまとめられたデジタル回路で演算処理されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の位置決め測定システム。
- 前記直線近似計算回路及び前記比較回路において、最初のサンプリングが行われる前に構成要素の出力値を0に初期化する構成とされたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の位置決め測定システム。
- 前記Nは2のべき乗、N=2λ(λは自然数)であり、乗算の演算処理をビットシフトに置き換えたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の位置決め測定システム。
- 前記タッチプローブは、カバーの中にLVDTセンサを格納した変位式センサであり、
スタイラスの上端でありカバーに軸支された半球形状の半球部と、
前記カバー内で鉛直方向にスライド可能とされた可動リングと、
前記可動リングに固定され、前記半球部の傾き及び鉛直方向の移動によって鉛直方向に移動する磁気コアと、
前記カバーに固定され前記磁気コアとの相対位置に応じて変位信号を出力するコイル部と、
を備えたことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の位置決め測定システム。 - 前記直線近似計算回路及び前記比較回路は、CPUによるプログラムで演算処理されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の位置決め測定システム。
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JP2016028923A JP6608726B2 (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | 位置決め測定システム |
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Family Applications (1)
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