JP6606328B2 - 減速機構および減速機付き駆動装置 - Google Patents

減速機構および減速機付き駆動装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、減速機構および減速機付き駆動装置に関する。
モータ等の減速機として、多段式の遊星歯車機構が用いられる場合がある。多段式の遊星歯車機構の各段は、入力側の回転軸と一体に設けられた太陽歯車と、太陽歯車に噛み合う遊星歯車と、遊星歯車を回転自在に支持し、出力側の回転軸と一体に設けられた遊星キャリアと、を備えている。
遊星歯車は、遊星キャリアに設けられた支持軸部に回転自在に支持されている。遊星歯車は、遊星歯車が支持軸部の軸方向に沿って遊星キャリアから離間する方向に移動するのを拘束する必要がある。このため、支持軸部にC字状のリング等の固定部材を設けたり、位置決めプレートやアキシャルプレートを設けたりしている。
しかし、固定部材、位置決めプレート、アキシャルプレート等を備えることによって、減速機を構成する部品の点数が増える。部品点数の増加は、減速機の組み立ての手間および製作コストの増加に繋がる可能性があった。
また、多段式の遊星歯車機構においては、固定部材、位置決めプレート、アキシャルプレート等を設けるスペースを確保することによって、遊星歯車機構の小型化が妨げられる可能性があった。
特開平8−247223号公報 特開2002−242999号公報
本発明が解決しようとする課題は、遊星歯車機構の部品点数の削減および小型化を図ることができる減速機構、減速機付き駆動装置を提供することである。
実施形態の減速機構は、遊星歯車機構を、遊星歯車の軸方向に沿って複数持つ。遊星歯車機構は、太陽歯車、複数の遊星歯車、遊星キャリア、移動規制部を持つ。太陽歯車は、入力側の回転軸と一体に回転する。複数の遊星歯車は、太陽歯車と噛み合い、太陽歯車の回転によって太陽歯車の外周部を公転する。遊星キャリアは、複数の遊星歯車をそれぞれ回転自在に支持する支持軸部を持つ。遊星キャリアは、太陽歯車の中心軸まわりに回転自在である。軸方向において互いに隣り合う遊星歯車機構のうち、一方の遊星歯車機構の遊星キャリアにおいて、遊星歯車に対向する側の表面に、遊星キャリアの周方向に連続し、遊星歯車から離間する側に凹んだ凹溝が形成される。移動規制部は、凹溝の内周側および外周側の少なくとも一方に、遊星キャリアに一体に形成されているとともに遊星キャリアの周方向に連続するリング状に形成される。移動規制部は、軸方向において互いに隣り合う遊星歯車機構のうち、他方の遊星歯車機構の遊星歯車の軸方向への移動を規制する。凹溝に、他方の遊星歯車機構における支持軸部の先端部が入り込まれる。他方の遊星歯車機構における各支持軸部には、移動規制部と遊星歯車との隙間に、軸方向に沿って移動可能で、支持軸部の先端部の外周部に沿って環状のスラストプレートがそれぞれに設けられている。
実施形態の減速機付きモータを示す断面図。 実施形態の減速機構を示す断面図。
以下、実施形態の減速機構および減速機付き駆動装置を、図面を参照して説明する。
図1は、減速機付き駆動装置である減速機付きモータ1の中心軸線に沿った断面図である。図2は、減速機付きモータ1の減速機構3の断面図である。
図1に示すように、減速機付きモータ1は、モータ2と、モータ2の出力軸に連結された減速機構3と、を備えている。
モータ2は、筒状のハウジング4と、固定子5と、回転子6と、を備えたいわゆる電動モータである。
ハウジング4は、ハウジング本体7と、蓋体8と、を備えている。
ハウジング本体7は、有底筒状で、筒状部7cと、筒状部7cの一端側を閉塞する閉塞板部7dと、を一体に備えている。閉塞板部7dの外周部には、外周側に拡径したフランジ部7fが一体に形成されている。
蓋体8は、筒状部7cの他端側を閉塞する。ハウジング本体7の閉塞板部7dと蓋体8には、それぞれ軸受9A,9Bを有した回転軸挿通孔7h、8hが貫通形成されている。
固定子5は、円筒状をなし、複数の電磁鋼板を軸方向に積層したり、軟磁性粉を加圧成形したりすることにより形成された固定子鉄心10と、固定子鉄心10に巻き回されたコイル(図示無し)と、を備えている。このような固定子5は、ハウジング4内に固定されている。
回転子6は、回転軸11と、回転子鉄心12と、を備えている。
回転軸11は、回転軸挿通孔7h、8h内に挿通され、固定子5の径方向中央に、固定子5の中心軸と同軸上に配置されている。回転軸11は、その両端部が軸受9A,9Bによってハウジング4に回転自在に支持されている。この回転軸11は、その一端11aが減速機構3側に突出するよう設けられている。
回転子鉄心12は、略円筒状で、回転軸11に外嵌固定されている。この回転子鉄心12は、複数の電磁鋼板を軸方向に積層したり、軟磁性粉を加圧成形したりすることにより形成される。回転子鉄心12は、その外周面が、固定子鉄心10の内周面に対して微少な隙間を介して対向している。
図2に示すように、減速機構3は、ケース30と、ケース30内に設けられた複数段の遊星減速部(遊星歯車機構)31と、を備えている。この実施形態において、減速機構3は、複数段の遊星減速部31として、例えば2段の遊星減速部(遊星歯車機構)31A,31Bを備えている。
ケース30は、有底筒状で、筒状部30aと、筒状部30aの一端を閉塞する閉塞板部30bと、を一体に備えている。筒状部30aは、モータ2側の端部が、ハウジング本体7のフランジ部7fに突き合わされ、ボルト32により一体に連結されている。これにより、ハウジング本体7の閉塞板部7dから突出した回転軸11の一端11aが、ケース30内に位置している。
また、ケース30の筒状部30aの内周面には、円筒状をなし、その内周面にギヤ歯40gを有したリングギヤ40が設けられている。
1段目の遊星減速部31Aは、太陽歯車33と、遊星歯車34と、遊星キャリア35と、を備えている。
太陽歯車33は、回転軸11の一端11aに一体に設けられている。太陽歯車33は、その外周部にギヤ歯33gを備えている。
遊星歯車34は、太陽歯車33の外周部に配置されている。遊星歯車34は、その外周部に、太陽歯車33のギヤ歯33gに噛み合うギヤ歯34gを備えている。また、遊星歯車34のギヤ歯34gは、外周側に位置するリングギヤ40のギヤ歯40gに噛み合っている。さらに、遊星歯車34は、中央部に回転軸11と平行な方向に貫通する支持孔34hが形成されている。
遊星キャリア35は、遊星歯車34とは別体に設けられている。遊星キャリア35は、中央部に開口部35hを有した円環状をなし、開口部35hの内周面にはギヤ歯35gが形成されている。
また、遊星キャリア35において太陽歯車33に近接する側には、開口部35hの外周側に凹部35aが形成されている。この凹部35aには、円板状のスラストプレート36が収容されている。
遊星キャリア35の外周部には、遊星歯車34を回転自在に支持する支持軸部37が突出形成されている。支持軸部37の先端部37aは、遊星歯車34の支持孔34hを貫通し、遊星歯車34よりも突出している。支持軸部37の先端部37aには、周方向に連続するリング溝が形成され、このリング溝に、遊星歯車34の支持孔34hよりも大きな外径を有した平面視C字状の止め輪38が装着されている。この止め輪38により、遊星歯車34は、支持軸部37の軸方向に沿って、遊星キャリア35から離間する方向への移動が規制される。また、止め輪38と遊星歯車34との間には、環状のスラストプレート39が設けられている。
遊星キャリア35において、2段目の遊星減速部31Bに臨む側には、回転軸11の中心軸を中心として周方向に連続する環状の凹溝50が形成されている。そして、凹溝50に対し、遊星キャリア35の内周側と外周側の表面が、2段目の遊星減速部31Bにおける後述の遊星歯車44の移動を規制する移動規制部51A,51Bとされている。
2段目の遊星減速部31Bは、出力軸42と、太陽歯車43と、遊星歯車44と、遊星キャリア45と、を備えている。
出力軸42は、回転軸11と同軸上に配置されている。図1に示すように、出力軸42は、ケース30の閉塞板部30bに形成された軸挿通孔30hを通して、一端42aがケース30の外部に突出している。図2に示すように、この出力軸42は、軸受41A,41Bを介して中心軸周りに回転自在に設けられている。
太陽歯車43は、出力軸42の他端側に設けられ、モータ2側に突出した軸部42sに回動自在に設けられている。太陽歯車43は、その外周部に、1段目の遊星減速部31Aにおける遊星キャリア35のギヤ歯35gに噛み合うギヤ歯43gを備えている。これにより、太陽歯車43は、1段目の遊星減速部31Aの遊星キャリア35と一体に回転する。
遊星歯車44は、太陽歯車43の外周部に配置されている。遊星歯車44は、その外周部に、太陽歯車43のギヤ歯43gに噛み合うギヤ歯44gを備えている。また、遊星歯車44のギヤ歯44gは、外周側に位置するリングギヤ40のギヤ歯40gに噛み合っている。さらに、遊星歯車44は、中央部に回転軸11と平行な方向に貫通する支持孔44hが形成されている。
遊星キャリア45は、遊星歯車44とは別体に設けられている。遊星キャリア45は、中央部に開口部45hを有した円環状をなし、開口部45hの内周面にはギヤ歯45gが形成されている。ギヤ歯45gは、出力軸42の外周面に形成されたギヤ歯42gに噛み合っている。これにより、遊星キャリア45は、出力軸42と一体に回転する。
遊星キャリア45の外周部には、遊星歯車44の個数に対応するように、複数(例えば、3つ)の凹部45aが形成されている。凹部45aには、遊星歯車44を回転自在に支持する円柱状の支持軸部47が挿入され、イモネジ48により遊星キャリア45に固定されている。支持軸部47は、遊星キャリア45から遊星キャリア35側に向けて突出するよう設けられている。支持軸部47の先端部47aは、遊星歯車44の支持孔44hを貫通し、遊星歯車44よりも僅かに突出し、1段目の遊星減速部31Aの遊星キャリア35に形成された凹溝50内に入り込んでいる。
遊星歯車44の支持孔44hから上方に突出した支持軸部47の先端部47aの外周部には、環状のスラストプレート49が設けられている。このスラストプレート49は、遊星歯車44と、1段目の遊星減速部31Aの遊星キャリア35との間に介在している。これにより、遊星キャリア5の凹溝50の内周側および外周側の移動規制部51A、51Bが、スラストプレート49を介して遊星歯車44に対向するようになっている。これら移動規制部51A、51Bにより、遊星歯車44の遊星キャリア35側への移動が規制される。なお、移動規制部51A、51Bと遊星歯車44との間の隙間Cは、スラストプレート49を介在させた状態で僅かにガタが生じる程度に設定されている。
支持軸部47には、潤滑油流路部47jが形成されている。より具体的には、潤滑油流路部47jは、支持軸部47の先端部47aと支持軸部47の外周面47kとを連通するように形成されている。これにより、遊星減速部31に満たされた潤滑油を、1段目の遊星減速部31Aの遊星キャリア35に形成されている凹溝50と2段目の遊星減速部31Bの支持軸部47との間、および2段目の遊星減速部31Bの支持軸部47と遊星歯車44との間に、万遍なく行き渡る。
このような減速機付きモータ1は、モータ2の固定子5に通電すると、固定子5で発生する磁界によって、回転子6が回転する。この回転力が回転軸11の一端11aから、減速機構3の1段目の遊星減速部31Aに入力される。回転軸11と一体に太陽歯車33が回転すると、太陽歯車33と噛み合う遊星歯車34が支持軸部37回りに回転しながら、太陽歯車33の外周部を旋回する。このような太陽歯車33を中心とした遊星歯車34の公転により、遊星キャリア35がその中心軸周りに回転する。
また、遊星キャリア35とともに、遊星キャリア35のギヤ歯35gに噛み合う2段目の遊星減速部31Bの太陽歯車43が回転する。太陽歯車43が回転すると、太陽歯車43と噛み合う遊星歯車44が、支持軸部47回りに回転しながら、太陽歯車43の外周部を旋回する。このような太陽歯車43を中心とした遊星歯車44の公転により、遊星キャリア45および出力軸42がその中心軸回りに回転する。
このようにして、2段の遊星減速部31A、31Bにより、モータ2の回転軸11の回転が減速され、出力軸42が回転駆動される。
ここで、1段目の遊星減速部31Aの遊星キャリア35には、移動規制部51A,51Bが一体成形されている。このため、2段目の遊星減速部31Bにおける遊星歯車44が支持軸部47からの抜け方向に移動しようとすると、遊星歯車44がスラストプレート49を介して移動規制部51A,51Bに当接する。この結果、遊星歯車44は、殆どガタつくことなく回転(公転)する。
このように、上述の実施形態では、軸方向において互いに隣り合う遊星減速部31A,31Bにおいて、一方の遊星減速部31Aの遊星キャリア35に、他方の遊星減速部31Bの遊星歯車44の軸方向への移動を規制する移動規制部51A,51Bが設けられている。このため、遊星歯車44を支持する支持軸部47に、遊星歯車44の脱落を防止する固定部材を設ける必要がない。これにより、減速機構3および減速機付きモータ1を構成する部品点数を抑え、組立の手間および製作コストの低減を図ることができる。
また、遊星歯車44と遊星キャリア35(移動規制部51A,51B)との隙間Cを最小限に抑えることができるため、減速機構3および減速機付きモータ1を小型化することが可能となる。
さらに、移動規制部51A,51Bは、遊星キャリア35に一体に形成されている。このため、部品点数を増加させることなく移動規制部51A,51Bを形成することができる。
また、移動規制部51A,51Bは、遊星キャリア35の周方向に連続するリング状に形成されている。このため、遊星歯車44が太陽歯車43の周囲を旋回するときに、全周にわたって遊星歯車44の軸方向への移動を規制することができる。
また、移動規制部51A,51Bは、遊星キャリア35において遊星歯車44に対向する側の表面に、遊星キャリア5の周方向に連続し、遊星歯車44から離間する側に凹んだ凹溝50が形成され、移動規制部51A,51Bは、凹溝50の内周側および外周側に形成されている。これにより、凹溝50の内周側および外周側に、周方向に連続する移動規制部51A,51Bを容易に形成することができる。
さらに、遊星歯車44を回転自在に支持する支持軸部47の先端部が、凹溝50に対向して配置されている。このため、遊星歯車44と遊星キャリア35との間に介在させるスラストプレート49を支持するために、遊星歯車44から突出した支持軸部47の先端部47aを、凹溝50内に収容することができる。これにより、スラストプレート49を確実に支持しつつ、遊星歯車44と遊星キャリア35との隙間Cを最小限とすることができる。
また、支持軸部47には、支持軸部47の先端部47aと支持軸部47の外周面47kとを連通する潤滑油流路部47jが形成されている。これにより、遊星減速部31に満たされた潤滑油を、1段目の遊星減速部31Aの遊星キャリア35に形成されている凹溝50と2段目の遊星減速部31Bの支持軸部47との間、および2段目の遊星減速部31Bの支持軸部47と遊星歯車44との間に、万遍なく行き渡らせることができる。すなわち、遊星歯車44と遊星キャリア35との間、および支持軸部47と遊星歯車44との間の潤滑を図ることができる。遊星歯車44は、遊星キャリア35に対して相対的に回転するため、これらの間の潤滑を図ることで、遊星歯車44や遊星キャリア35の摩耗や温度上昇を抑えることができる。
また、軸方向において互いに隣り合う遊星減速部31A,31Bのうち、一方の遊星減速部31の遊星キャリア35と、他方の遊星減速部31Bの遊星歯車44との間にスラストプレート4を設けた。このため、遊星歯車44が遊星キャリア35側に移動するのを規制しつつ、遊星歯車44が遊星キャリア35に直接接触するのを抑えることができる。
なお、上述の実施形態では、2段の遊星減速部31A、31Bを備えるようにしたが、これに限らない。3段以上の遊星減速部を備える構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、モータ2は、筒状のハウジング4と、固定子5と、回転子6と、を備えたいわゆる電動モータである場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、モータ2に代わって油圧モータ、水圧モータ、原動機等、さまざまな駆動源を採用することができる。そして、この駆動源の出力軸に減速機構3が連結されていればよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、遊星キャリア35に、遊星歯車44の軸方向への移動を規制する移動規制部51A,51Bを持つことにより、減速機構3および減速機付きモータ1を構成する部品点数を抑え、組立の手間および製作コストの低減を図ることができる。また、遊星歯車44と遊星キャリア35との隙間Cを最小限に抑え、減速機構3および減速機付きモータ1を小型化することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…減速機付きモータ(減速機付き駆動装置)、2…モータ(駆動源)、3…減速機構、
31A,31B…遊星減速部(遊星歯車機構)、33…太陽歯車、34…遊星歯車、35
…遊星キャリア、43…太陽歯車、44…遊星歯車、45…遊星キャリア、47…支持軸
部、47a…先端部、47k…外周面、49…スラストプレート、50…凹溝、51A,
51B…移動規制部

Claims (3)

  1. 太陽歯車と、前記太陽歯車と噛み合い、前記太陽歯車の回転によって前記太陽歯車の外周部を公転する複数の遊星歯車と、前記複数の遊星歯車をそれぞれ回転自在に支持する支持軸部を有し、かつ前記太陽歯車の中心軸まわりに回転自在な遊星キャリアと、を備えた遊星歯車機構が、前記遊星歯車の軸方向に沿って複数配置され、
    前記軸方向において互いに隣り合う前記遊星歯車機構のうち、一方の前記遊星歯車機構の前記遊星キャリアにおいて、他方の前記遊星歯車機構の前記遊星歯車に対向する側の表面に、前記遊星キャリアの周方向に連続し、前記遊星歯車から離間する側に凹んだ凹溝が形成され、
    前記凹溝の内周側および外周側の少なくとも一方に、前記遊星キャリアに一体に形成されているとともに前記遊星キャリアの周方向に連続するリング状に形成され、前記軸方向において互いに隣り合う前記遊星歯車機構のうち、他方の前記遊星歯車機構の前記遊星歯車の前記軸方向への移動を規制する移動規制部が設けられ、
    前記凹溝に、前記他方の前記遊星歯車機構における前記支持軸部の先端部が入り込まれ、
    前記他方の前記遊星歯車機構における各前記支持軸部には、前記移動規制部と前記遊星歯車との隙間に、前記軸方向に沿って移動可能で、前記支持軸部の前記先端部の外周部に沿って環状のスラストプレートがそれぞれに設けられている
    減速機構。
  2. 前記支持軸部に、該支持軸部の外周面と前記先端部とを連通し、潤滑油が通流される潤滑油流路部が形成されている請求項に記載の減速機構。
  3. 請求項1又は請求項に記載の減速機構と、
    前記減速機構に駆動力を伝達する駆動源と、を備えた減速機付き駆動装置。
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