JP6606314B1 - 股関節脱臼用治療器具 - Google Patents

股関節脱臼用治療器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6606314B1
JP6606314B1 JP2019527928A JP2019527928A JP6606314B1 JP 6606314 B1 JP6606314 B1 JP 6606314B1 JP 2019527928 A JP2019527928 A JP 2019527928A JP 2019527928 A JP2019527928 A JP 2019527928A JP 6606314 B1 JP6606314 B1 JP 6606314B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
thigh
gripping means
patient
position adjusting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019527928A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020136796A1 (ja
Inventor
岡本 義久
義久 岡本
歳弘 立川
歳弘 立川
深一 杉田
深一 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IRYOUHOUJINN SYADAN KENNYUUKAI
Original Assignee
IRYOUHOUJINN SYADAN KENNYUUKAI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IRYOUHOUJINN SYADAN KENNYUUKAI filed Critical IRYOUHOUJINN SYADAN KENNYUUKAI
Application granted granted Critical
Publication of JP6606314B1 publication Critical patent/JP6606314B1/ja
Publication of JPWO2020136796A1 publication Critical patent/JPWO2020136796A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G13/00Operating tables; Auxiliary appliances therefor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Abstract

本発明は、股関節脱臼用治療器具1に関し、支持台2と、支持台2に設けられ、支持台2上に患者Aの体幹A2を固定する体幹把持手段3と、患者Aの大腿部A2を把持する大腿部把持手段4と、大腿部把持手段4を支持する支点Oを有する支杆5と、支杆5と大腿部把持手段4との間に設けられ、大腿部把持手段4を支杆5に対して支点Oを中心として全方向に傾動可能として連結する自在継手6と、支持台2に取付けられ、支杆5を、支持台2上の患者Aの体幹A1に対する任意の位置に位置調節可能として保持する位置調節手段7とを備えている。

Description

本発明は、股関節脱臼用治療器具に関する。
従来の乳幼児の股関節脱臼用の治療器具としては、バンドにより乳幼児の両下肢を屈曲外転位に吊り、腸腰筋、ハムストリングの緊張を緩め、脱臼の自然整復を図るようにしたリーメン・ビューゲル装具(例えば、特許文献1または非特許文献1参照)、乳幼児の下肢を水平、垂直、オーバーヘッド、外転の順に牽引するようにしたオーバーヘッドトラクション装具(例えば、非特許文献1参照)、乳幼児の両大腿部を左右1対の把持具により把持し、その把持具の位置と角度を調整手段により調整するようにしたハノーゼック(Hanausek)装具(例えば、非特許文献2参照)等がある。
米国特許第4913136号明細書
神奈川県立こども医療センター 整形外科、"先天性股関節脱臼"、[online]、[平成30年12月12日検索]、インターネット(URL:http://kcmc.jp/SeikeiHP/case/05.html) 国立久留米病院整形外科、松山直矢、田平史郎、樋口富士男、"Hanausek 装具による先天股脱の短期治療成績"、[online]、[平成30年12月12日検索]、インターネット(URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/nishiseisai1951/27/4/27_4_538/_pdf)
しかし、リーメン・ビューゲル装具は、装具の着脱および調整が面倒である。
オーバーヘッドトラクション装具は、装置全体が大型化し、大きな収容空間を必要とするだけでなく、装具が高価となる。また、牽引力の調整等に熟練を要する。
ハノーゼック装具は、構造が複雑で操作が煩雑であり、使いこなすのに熟練を要する。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、特に従来のハノーゼック装具を改良し、治療器具全体を小型化できるとともに、構造、操作および調整が簡単で、患者への苦痛を軽減しうるようにした股関節脱臼用治療器具を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)股関節脱臼用治療器具が、支持台と、前記支持台に設けられ、前記支持台上に患者の体幹を固定する体幹把持手段と、前記患者の大腿部を把持する大腿部把持手段と、前記大腿部把持手段を支持する支点を有する支杆と、前記支杆と前記大腿部把持手段との間に設けられ、前記大腿部把持手段を前記支杆に対して前記支点を中心として全方向に傾動可能として連結する自在継手と、前記支持台に取付けられ、前記支杆を、前記支持台上の患者の体幹に対する任意の位置に位置調節可能として保持する位置調節手段とを備えているものとする。
このような構成によると、体幹把持手段により、患者の体幹を支持台上に固定し、かつ患者の大腿部を大腿部把持手段により把持し、支点が適切な位置に位置するように位置調節手段を調節した後、患者の膝部を持って大腿部を大腿部把持手段とともに上記支点を中心として回動させることにより、大腿骨頭をてこの原理で臼蓋内に嵌合し、患者の股関節脱臼を開排位で容易に整復することができる。
整復後においても、大腿部に所要の運動の自由度を残しつつ整復位の安定を図ることができるので、患者への苦痛を軽減することができる。
また、治療器具全体を小型化することができるとともに、構造、操作および調整を簡単にすることができる。
(2)上記(1)項において、前記自在継手に、前記大腿部把持手段を前記支杆に対する任意の傾斜角度で固定するロック手段が設けられているものとする。
このような構成によると、整復後にロック手段により大腿部把持手段を支杆に対してロックすることにより、大腿部を固定し、所要の期間整復位を維持し、安定を図ることができる。
また、ロック手段を解除することにより、大腿部の拘束を解除し、大腿部を限られた範囲ではあるが動かすことができるようにし、患者への苦痛を軽減することができる。
(3)上記(1)または(2)項において、前記自在継手を、前記支杆と大腿部把持手段とのいずれか一方に設けられた球体と、前記支杆と大腿部把持手段との他方のものに設けられ、かつ互いに両端部同士が結合され、中間部の凹型球面部で前記球体を全方向に回動可能として把持する1対の球面軸受とを備える球体継手とする。
このような構成によると、自在継手の構造を簡素化することができる。
(4)上記(2)項に従属する(3)項において、前記ロック手段を、前記1対の球面軸受の一方の端部同士を貫通する締付軸と、前記締付軸の一端部に前記締付軸と直交する方向を向く枢軸をもって枢着され、かつ基端部に偏心カム部を有するロックレバーと、前記締付軸の他端部に設けた雄ねじ部に螺合するナットと、前記ロックレバーの偏心カム部と前記球面軸受との間において前記締付軸に外嵌され、前記ロックレバーの偏心カム部と摺接するようにした座金とを備えるものとする。
このような構成によると、自在継手およびロック手段の構造を簡素化することができるとともに、ロック手段の操作性を向上することができる。
すなわち、一度ナットを締付軸の雄ねじ部に最適位置まで締め込んだ後は、ロックレバーの回動のみで、偏心カム部により座金を球体の締付方向に押しつけて球体継手をロックしたり、座金の押圧力を解除して、ロック解除したりすることができる。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、前記支持台が、水平とした支持板と、前記支持板の前部の下面に設けられた左右1対の前脚と、前記支持板の後部の下面に設けられた左右1対の後脚と、前記両前脚の下端に固着され、かつ前記両前脚より前方に延出する安定板とを備えているものとする。
このような構成によると、治療器具を、ベッドのマットや布団上に載置したときの安定性を確保することができる。
すなわち、支持台を4本脚のみを備えるものとすると、治療器具をベッドのマットや布団上に載置し、その上に患者を乗せたとき、患者の体重で治療器具の前部が沈み込み、不安定となったり、治療器具を外したときにマット等に脚の跡が残ったり、マット等を傷つけたりするおそれがあるが、本発明においては、前脚の下端に安定板を設けてあるので、安定板がマット等に広い範囲で面接触し、治療器具をマット等に安定よく、安全に載置することができ、またマット等を傷つけることもない。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、前記位置調節手段が、前記支持台に前後位置調節可能として取付けられた後方に向かって拡開する平面視コ字状の水平支持杆を有する前後位置調節手段と、前記水平支持杆の左右方向を向く中間ガイド部に摺動可能として装着されたスライダ、および前記スライダを前記水平支持杆の中間ガイド部の任意の位置において締め付けて固定する締付手段を有する左右位置調節手段と、前記スライダに設けられ、前記支点を上方とした前記支杆を上下方向に摺動可能として案内する支杆ガイド部、および前記支杆を前記支杆ガイド部の任意の位置において締め付けて固定する締付手段を有する上下位置調節手段とを備えているものとする。
このような構成によると、位置調節手段の構造を簡素化することができるとともに、支杆の前後、左右および上下の位置を簡単に調節することができる。
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、前記大腿部把持手段、支杆および自在継手をそれぞれ左右1対ずつ設け、左右の前記支杆を、前記位置調節手段により、互いに独立して位置調節可能とする。
このような構成によると、患者の左右の足のいずれか一方または両方が股関節脱臼しているいずれの場合にも迅速に対応することができる。
本発明によると、治療器具全体を小型化できるとともに、構造、操作および調整が簡単で、患者への苦痛を軽減しうるようにした股関節脱臼用治療器具を提供することができる。
本発明の股関節脱臼用治療器具の一実施形態の正面図である。 同じく、背面図である。 同じく、平面図である。 同じく、底面図である。 同じく、右側面図である。 同じく、左側面図である。 図1のVII−VII線より見た拡大縦断側面図である。 図1のVIII−VIII線より見た拡大縦断側面図である。 図1のIX−IX線より見た拡大横断平面図である。 上記股関節脱臼用治療器具の使用状態を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図6に示すように、この股関節脱臼用治療器具(以下単に治療器具という)1は、支持台2と、支持台2に設けられ、支持台2上に患者A(図10参照)の体幹A1を固定する体幹把持手段3と、患者Aの大腿部A2を把持する左右1対の大腿部把持手段4、4と、各大腿部把持手段4を支持する支点Oを有する左右1対の支杆5と、支杆5と大腿部把持手段4との間に設けられ、大腿部把持手段4を支杆5に対して支点Oを中心として全方向に傾動可能として連結する自在継手6と、支持台2に取付けられ、左右の支杆5を、支持台2上に固定された患者Aの体幹A1に対する任意の位置に位置調節可能として保持する位置調節手段7とを備えている。
この治療器具1は、乳幼児の股関節脱臼の治療用としたものであるが、この治療器具1の各部の寸法を大とすることにより、成人用の治療器具として使用することができる。
支持台2は、水平とした前後方向に長い平面視長方形(形状は、円形その他の形状とすることもできる)の支持板8と、支持板8の前部の下面に設けられた左右1対の前脚9、9と、支持板8の後部の下面に設けられた左右1対の後脚10、10と、両前脚9、9の下端に固着され、かつ両前脚9、9より前方に延出する平面視長方形の安定板11とを備えている。
支持板8は、図7に示すように、木製の芯材12の上面にゴムまたはウレタンフォーム等よりなる緩衝材13を敷設し、さらにその上方より布またはビニールシート等よりなる表皮材14で覆い、表皮材14の縁部を芯材12の下面の縁部にタッカー止め(図4参照)等により止着したものよりなっている。図4における符号15は、タッカー止めした後のステープルである。
図7に示すように、芯材12の下面両側部には、複数の鬼目ナット16が前後方向に等間隔に並べて設けられている。
また、支持板8の前部上面と前部の下面両側部とには、面ファスナA面17、18、18が止着されている。
面ファスナには、ループ、フックタイプのものや、それらを対向する両面に混在させたもの等があるが、ここでは、互いに接着、剥離が可能な面ファスナの一方の面をA面、他方の面をB面と呼ぶこととする。
体幹把持手段3は、下面全体を面ファスナB面19とし、それを支持板8の面ファスナA面17、18、18の前後方向の任意の位置に止着することにより、支持板8に取付けるようにした左右方向を向く固定帯20と、固定帯20の中間部上面に中間部下面を止着した可撓性の硬質合成樹脂材料よりなる正面視U字状の保持枠21と、保持枠21の内面に止着した、保持枠21より大寸のパッド22と、保持枠21の一方の端部の外面に基端部23aが止着され、基端部23aの外面に面ファスナA面24が、また基端部23aに続く折り返し部23bの外面に面ファスナB面25が止着された固定ベルト23と、保持枠21の他方の端部の外面にリング止め具26をもって取付けられた長方形の折り返し用のリング27とを備えている。
23cは、固定ベルト23の基端部23aを保持枠21の外面に止着するための鋲、26aは、リング止め具26を保持枠21の外面に止着するための鋲である(図3、図5および図6参照)。
固定帯20および面ファスナB面19の前後方向の幅は、面ファスナA面17、18、18の前後方向の幅より小としてあり、患者Aの体型に合わせて、面ファスナA面17、18、18への固定帯20および面ファスナB面19の前後方向の位置を変更しうるようになっている。
保持枠21には、金属製の補強材(図示略)を設けることもある。
左右の大腿部把持手段4、4は、それぞれ体幹把持手段3を小型化したものと同様の構成としてあり、体幹把持手段3における保持枠21、パッド22、固定ベルト23、その基端部23a、折り返し部23b、鋲23c、面ファスナA面24、面ファスナB面25、リング止め具26、その鋲26a、折り返し用のリング27と同様の保持枠28、パッド29、固定ベルト30、その基端部30a、折り返し部30b、鋲30c、面ファスナA面31、面ファスナB面32、リング止め具33、その鋲33a、折り返し用のリング34を備えている。
左右の保持枠28、28およびパッド29、29における互いに対向する内側の縁は、患者Aの股間部の形状に合わせて、平面視において後方に向かって拡開する傾斜縁28a、28a、29a、29aとしてある(図3参照)。
なお、左右の大腿部把持手段4、4、およびそれらを支持する支杆5、5、自在継手6、6等は、いずれも左右対称構造(左右同一構造とすることもできる)としてあるので、以下の説明においては、それらの左方のもののみについて説明し、右方のものについては必要な場合を除いて説明を省略する。
支杆5は、前後面に平削面5a、5bを設けた横断面形状がほぼオーバル形の上下方向を向く金属製の筒状をなし、下端に緩衝用の球頭状のゴム製キャップ35が嵌着され、かつ上端部に設けたねじ孔36に球体37と一体的に形成された雄ねじ38を螺合し、この雄ねじ38に螺合するロックナット39を締め付けることにより、球体37を上端に固着したものよりなっている(図8参照)。
球体37の中心が大腿部把持手段4を支持する支点Oをなしている。
図1、図2、図5、図6、図8および図9に示すように、自在継手6は、支杆5の上端に設けられた上記球体37と、両端部同士が互いに結合され、かつ中間部の凹型球面部40a、41aで球体37を全方向に回動可能として把持する1対の球面軸受40、41とを備える球体継手(玉継手)としてある。
一方の球面軸受40の両端部は、上下方向を向く固定ねじ42、42(図1、図2、図5、図6、図8および図9参照)をもって大腿部把持手段4における保持枠28の中間部下面に固着されている。
図9に示すように、球面軸受40、41の一端部同士は、一方の球面軸受40に設けた前後方向を向くねじ孔43に、他方の球面軸受41に設けた段付き孔44に遊通させた締付ねじ45を螺合して締め付けることにより互いに結合されている。
しかし、球面軸受40、41の一端部同士は、上下方向を向く軸(図示略)をもって互いに枢着してもよい。
自在継手6には、大腿部把持手段4を支杆5に対する任意の傾斜角度で固定するロック手段46が設けられている
このロック手段46は、球面軸受40、41の他端部の対向部に設けられた前後方向を向く軸孔47、47を貫通する締付軸48と、締付軸48の一端部に締付軸48と直交する方向を向く枢軸49をもって枢着され、かつ基端部に偏心カム部50を有するロックレバー51と、締付軸48の他端部に設けた雄ねじ部48aに螺合するナット52と、ロックレバー51の偏心カム部50と球面軸受41との間において締付軸48に外嵌した座金53とを備えている。
軸孔47、47の内径は、締付軸48の外径よりわずかに大としてある。
ナット52は、ここでは袋ナットとしてあるが、通常の六角ナットや蝶ナットとしたり、さらにそれにゴムキャップを外嵌したものとすることもできる。
ロックレバー51の偏心カム部50は、回転角度の増大に比例して枢軸49からの距離が漸次増大する渦巻き状のカム面50aを有しており、このカム面50aを座金53に圧接させて、ロックレバー51を枢軸49回りに回動させることにより、カム面50aで座金53をナット52に向かって押動し、座金53とナット52との間に球体37を挾圧把持して自在継手6をロック状態としたり、ロックレバー51を上記と反対方向に回動させることにより、カム面50aを座金53から離間させ、上記の球体37の挾圧把持状態を緩め、自在継手6のロック状態を解除したりすることができる。
ナット52は、ロックレバー51の回動のみで自在継手6をロック状態としたり、アンロック状態としたりしうるように、枢軸49とナット52との間隔を最適なものに定めるためのものであり、一度ナット52を締付軸48の雄ねじ部48aに最適位置まで締め込んだ後は、このナット52を調節する必要はない。
座金53の枢軸49側の面は、偏心カム部50のカム面50aと面接触するように、カム面50aとほぼ補形をなす曲面状に形成するのが好ましい。
位置調節手段7は、前後位置調節手段54と、左右位置調節手段55と、上下位置調節手段56とを備えている。
前後位置調節手段54は、左右方向を向く中間ガイド部57aの両端部に後方を向く、側枠部57b、57bが連設された後方に向かって拡開する平面視コ字状の水平支持杆57を有している。この水平支持杆57は、鋼管を折曲して形成することができる。また、左右の側枠部57b、57bの後端には、エンドキャップ57cがそれぞれ嵌着されている。
この水平支持杆57の各側枠部57bには、図7に示すように、複数のねじ挿通孔58が、支持台2における支持板8の下面に設けられた複数の鬼目ナット16の間隔と同一の間隔をもって前後方向に並べて設けられている。
この複数のねじ挿通孔58のうちの任意の1個に下方より挿通した回転ハンドル59a付きの締付ねじ59を、支持板8の下面における複数の鬼目ナット16の任意の1個に螺合して締め付けることにより、水平支持杆57は、その中間ガイド部57aが支持板8より前方に位置するようにして、支持板8の下面に段階的に前後位置調節可能として取付けられている。
左右位置調節手段55は、水平支持杆57の中間ガイド部57aに左右方向に摺動可能として装着された左右1対のスライダ60、60と、各スライダ60を水平支持杆57の中間ガイド部57aの任意の位置において締め付けて固定する締付手段61(図8参照)とを有している。
各スライダ60は、上端部同士が左右方向を向く軸62(図8参照)をもって互いに枢着され、中間部の対向面に設けた半円状の凹部63a、64aをもって水平支持杆57の中間ガイド部57aを前後から把持するようにした前後1対の把持片63、64からなっている。
締付手段61は、図8に示すように、後方の把持片64の下端部に設けた前後方向を向く段付き孔65に後方より遊挿した締付ねじ66を、前方の把持片63の下端部に設けた前後方向を向くねじ孔67に螺合して締め付けるようにしたものよりなっている。締付ねじ66は、締付ねじ59の回転ハンドル59aと同様の回転ハンドル(図示略)を設けることもある。
この締付ねじ66を締め付けることにより、スライダ60を水平支持杆57の中間ガイド部57aの任意の位置に固定することができ、この締付ねじ66を緩めることにより、スライダ60を水平支持杆57の中間ガイド部57aに沿って左右方向に移動させることができる。
また、水平支持杆57の中間ガイド部57aは円筒形としてあるので、各スライダ60は、中間ガイド部57aを中心として任意の角度だけ回動させた状態でも水平支持杆57に取付けることができる。
上下位置調節手段56は、各スライダ60における前方の把持片63の前部に設けられ、支点Oを上方とした支杆5を上下方向に摺動可能として案内する支杆ガイド部63bと、支杆5を支杆ガイド部63bの任意の位置において締め付けて固定する締付手段68とを有している。
支杆ガイド部63bには、支杆5が挿通する上下方向を向く案内孔69が設けられており、この案内孔69内の前部には、補強板70の基片70aが嵌合されている。
補強板70における案内孔69より下方に突出した基片70aの下端には、支杆ガイド部63bの下端前縁に係合することにより、補強板70が案内孔69から上方へ抜け出るのを阻止する前向折曲片70bが設けられている。
補強板70における案内孔69より上方に突出した基片70aの上端には、支杆ガイド部63bの上端前縁に係合することにより、補強板70が案内孔69から下方へ抜け出るのを阻止する前向折曲片70cが設けられており、この前向折曲片70cの前端には、下向片70dがさらに連設されている。
下向片70dの下端部とそれに前後に対向する基片70aの対向部とには、互いに整合するねじ挿通孔71、72が設けられている(図8参照)。
補強板70における下向片70dと基片70aとの間に挟まれた支杆ガイド部63bの前壁部分には、ねじ挿通孔71、72と整合する前後方向を向くねじ孔73が設けられている。
このねじ孔73には、回転ハンドル74a付きの締付ねじ74が螺合している。
締付ねじ74における回転ハンドル74aの後面には座金75が外嵌され、この座金75と補強板70の下向片70dとの間には、圧縮コイルばね76が締付ねじ74に外嵌するようにして縮設されている。
したがって、締付ねじ74を、圧縮コイルばね76の付勢力に抗してねじ孔73に締め込むことにより、締付ねじ74の先端で支杆5の前方の平削面5aを後方に押圧し、支杆5を所望の上下位置で固定することができる。
圧縮コイルばね76は、締付ねじ74を締め込んだ際の緩み止めの作用をする。
また、締付ねじ74を緩めることにより、支杆5を自由に上下動させることができる。
上記ねじ孔73と、補強板70と、締付ねじ74と、座金75と、圧縮コイルばね76とによって、支杆5を支杆ガイド部63bの任意の位置において締め付けて固定する締付手段68が形成されている。
次に、この治療器具1を使用した股関節脱臼の治療方法の一実施要領について説明する。
この治療器具1を、床、ベッドその他の使用場所に、支持板8が水平となるように安定させて載置した後、患者Aの体型に合わせて、体幹把持手段3および左右の大腿部把持手段4、4の位置を予め調整しておく。
体幹把持手段3の前後位置は、固定帯20の面ファスナB面19を、支持板8の面ファスナA面17、18、18から一旦剥がした後、体幹把持手段3が最適位置に位置するようにして、固定帯20の面ファスナB面19を、支持板8の面ファスナA面17、18、18に再接着させることにより、簡単に調節することができる。
体幹把持手段3の左右方向の位置は、特殊な場合を除いて支持板8の左右方向の中央とするのが好ましい。
左右の大腿部把持手段4、4の前後位置は、治療器具1を上下反転させ、図4および図7に示すように、水平支持杆57の左右の側枠部57b、57bを支持板8に固定している左右の締付ねじ59、59を、支持板8の鬼目ナット16および水平支持杆57のねじ挿通孔58から完全に離脱し、その後水平支持杆57を支持板8に対して最適位置まで前後方向にずらし、その最適位置に最も近い位置で、かつ水平支持杆57のいずれかのねじ挿通孔58と支持板8のいずれかの鬼目ナット16とが整合する位置で水平支持杆57を保持し、その整合したねじ挿通孔58と鬼目ナット16とに、上記の締付ねじ59を挿通および螺合させて締め付けることにより調節することができる。
この実施形態においては、左右の大腿部把持手段4、4の前後位置は、同時に調節するようにしてあるが、個別に調節するようにすることもできる。
左右の大腿部把持手段4、4の左右方向の位置は、図8に示すように、それぞれのスライダ60に設けられた締付手段61における締付ねじ66を緩め、スライダ60を水平支持杆57の中間ガイド部57aに沿って最適位置まで左右方向に移動し、その最適位置で締付ねじ66を締め付けることにより、簡単に調節することができる。
また、締付ねじ66を締め付ける前に、支杆5が前後方向に傾斜するように、スライダ60を水平支持杆57の中間ガイド部57aの回りに回動させ、その状態で締付ねじ66を締め付けることにより、支杆5を前傾または後傾状態で保持することもできる。
各大腿部把持手段4の上下位置は、締付ねじ74を緩めて、支杆5を大腿部把持手段4とともに最適位置まで上下方向に移動し、その最適位置で締付ねじ74を締め付けることにより、互いに独立して簡単に調節することができる。
次に、左右のロックレバー51をロック解除方向に回動させて、自在継手6のロック状態を解除し、各大腿部把持手段4を、患者Aの大腿部A2を受入れ易い状態、例えば外側方に向かって若干上向き傾斜する状態に保持し、ロックレバー51をロック方向に回動させて、自在継手6をロック状態にする。
この状態で、体幹把持手段3における固定ベルト23をリング27から抜き出し、保持枠21とパッド22の両端部を左右に開き、患者Aの体幹A1を受入れ易いようにする。
また、左右の大腿部把持手段4、4においても、固定ベルト30をリング34から抜き出し、保持枠28とパッド29の両端部を前後に開き、患者Aの大腿部A2を受入れ易いようにする。
この状態で、患者Aを、その体幹A1が体幹把持手段3におけるパッド22内に位置するようにして支持板8上に上向きにして寝かし、その両側から保持枠21とパッド22の両端部を患者Aの体幹A1を包むように内側に曲げ、固定ベルト23をリング27に通し、その折り返し部23bをリング27を支点に折り返して、折り返し部23bの面ファスナB面25を基端部23aの面ファスナA面24に止着させて、患者Aの体幹A1を支持板8上に固定する。
次いで、患者Aの左右の大腿部A2、A2を、左右の大腿部把持手段4、4における上方に開いたパッド29内にそれぞれ位置させて、体幹把持手段3におけるのと同様に、保持枠28とパッド29の両端部を内側に曲げ、固定ベルト30をリング34に通して折り返し、面ファスナB面32を面ファスナA面31に止着させて、患者Aの各大腿部A2を大腿部把持手段4に把持させる。
この状態を図10に示す。
この状態で、必要に応じて左右の大腿部把持手段4、4の高さを上下位置調節手段56により調節した後、脱臼している方(例えば左方)の大腿部A2を把持している方のロックレバー51をロック解除方向に回動させて、自在継手6のロック状態を解除し、患者の膝部A3を持って大腿部A2を大腿部把持手段4とともに上記支点Oを中心として、図10の矢印のように回動させることにより、大腿骨頭(図示略)をてこの原理で臼蓋(図示略)内に嵌合し、患者Aの股関節脱臼を開排位で容易に整復することができる。
整復後においては、左右の大腿部把持手段4、4における自在継手6をロックし、患者Aの大腿部A2を大腿部把持手段4により特定の位置に拘束して、整復位の安定を図る場合と、左右の大腿部把持手段4、4における自在継手6をロック解除し、患者Aの大腿部A2を大腿部把持手段4とともに支点Oを中心として全方向に回動可能とし、大腿部A2に所要の運動の自由度を残しつつ整復位の安定を図る場合とがある。
また、いずれの場合においても、大腿部把持手段4のパッド29の内面と大腿部A2との間に所要の遊びをもたせて、大腿部A2の運動の自由度をさらに拡大させることもある。
以上から明らかなように、治療器具1は、大腿部把持手段4を自在継手6により、支点Oを中心として全方向に回動可能として支杆5に連結してあるので、大腿骨頭をてこの原理で臼蓋内に嵌合し、患者の股関節脱臼を開排位で容易に整復することができるだけでなく、整復後においても、大腿部A2に所要の運動の自由度を残しつつ整復位の安定を図ることができるので、患者Aへの苦痛を軽減することができる。
また、治療器具1全体を小型化することができるとともに、構造、操作および調整を簡単にすることができる。
自在継手6に、ロック手段46を設けてあるので、整復後にロック手段46により大腿部把持手段4を支杆5に対してロックすることにより、大腿部A2を固定し、所要の期間整復位を維持し、安定を図ることができる。
また、ロック手段46を解除することにより、大腿部A2の拘束を解除し、大腿部A2を限られた範囲ではあるが動かすことができるようにし、患者Aへの苦痛を軽減することができる。
自在継手6を球体継手としてあるので、自在継手6の構造を簡素化することができる。
ロック手段46を、1対の球面軸受40、41の一方の端部同士を貫通する締付軸48と、締付軸48の一端部に締付軸48と直交する方向を向く枢軸49をもって枢着され、かつ基端部に偏心カム部50を有するロックレバー51と、締付軸48の他端部に設けた雄ねじ部48aに螺合するナット52と、ロックレバー51の偏心カム部50と球面軸受41との間において締付軸48に外嵌された座金53とを備えるものとしてあるので、自在継手6およびロック手段46の構造を簡素化することができるとともに、ロック手段46の操作性を向上することができる。
すなわち、一度ナット52を締付軸48の雄ねじ部48aに最適位置まで締め込んだ後は、ロックレバー51の回動のみで、偏心カム部50により座金53を球体37の締付方向に押しつけて自在継手6をロックしたり、座金53の押圧力を解除して、ロック解除したりすることができる。
支持台2を、水平とした支持板8と、支持板8の前部の下面に設けられた左右1対の前脚9、9と、支持板8の後部の下面に設けられた左右1対の後脚10、10と、両前脚9、9の下端に固着され、かつ両前脚9、9より前方に延出する安定板11とを備えているものとしてあるので、治療器具1を、ベッドのマットや布団上に載置したときの安定性を確保することができる。
位置調節手段7を、上記のような構成の前後位置調節手段54と、左右位置調節手段55と、上下位置調節手段56とを備えるものとしてあるので、位置調節手段7の構造を簡素化することができるとともに、支杆5の前後、左右および上下の位置を簡単に調節することができる。
大腿部把持手段4、4、支杆5、5および自在継手6、6をそれぞれ左右1対ずつ設け、左右の支杆5、5を位置調節手段7により互いに独立して位置調節可能としてあるので、患者Aの左右の足のいずれか一方または両方が股関節脱臼しているいずれの場合にも迅速に対応することができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような幾多の変形した態様での実施が可能である。
(1) 自在継手6における球体37を大腿部把持手段4側に設け、かつ1対の球面軸受40、41を支杆5側に設ける。
(2) 支持台2を支持板8のみからなるものとする。
(3) 左右1対の大腿部把持手段4、4と、それらに関連する支杆5、5、自在継手6、6等のいずれか一方を省略する。
この場合、1個の大腿部把持手段4を左右方向に移動させることにより、患者Aの左右いずれの足の股関節脱臼の治療にも使用することができる。
A 患者
A1体幹
A2大腿部
A3膝部
O 支点
1 股関節脱臼用治療器具
2 支持台
3 体幹把持手段
4 大腿部把持手段
5 支杆
5a、5b 平削面
6 自在継手(球体継手)
7 位置調節手段
8 支持板
9 前脚
10 後脚
11 安定板
12 芯材
13 緩衝材
14 表皮材
15 ステープル
16 鬼目ナット
17、18 面ファスナA面
19 面ファスナB面
20 固定帯
21 保持枠
22 パッド
23 固定ベルト
23a基端部
23b折り返し部
23c鋲
24 面ファスナA面
25 面ファスナB面
26 リング止め具
26a鋲
27 リング
28 保持枠
28a傾斜縁
29 パッド
29a傾斜縁
30 固定ベルト
30a基端部
30b折り返し部
30c鋲
31 面ファスナA面
32 面ファスナB面
33 リング止め具
33a鋲
34 リング
35 ゴム製キャップ
36 ねじ孔
37 球体
38 雄ねじ
39 ロックナット
40、41 球面軸受
40a、41a 凹型球面部
42 固定ねじ
43 ねじ孔
44 段付き孔
45 締付ねじ
46 ロック手段
47 軸孔
48 締付軸
48a雄ねじ部
49 枢軸
50 偏心カム部
50aカム面
51 ロックレバー
52 ナット
53 座金
54 前後位置調節手段
55 左右位置調節手段
56 上下位置調節手段
57 水平支持杆
57a中間ガイド部
57b側枠部
57cエンドキャップ
58 ねじ挿通孔
59 締付ねじ
59a回転ハンドル
60 スライダ
61 締付手段
62 軸
63、64 把持片
63a、64a 凹部
63b支杆ガイド部
65 段付き孔
66 締付ねじ
67 ねじ孔
68 締付手段
69 案内孔
70 補強板
70a基片
70b、70c 前向折曲片
70d下向片
71、72 ねじ挿通孔
73 ねじ孔
74 締付ねじ
74a回転ハンドル
75 座金
76 圧縮コイルばね

Claims (7)

  1. 支持台と、
    前記支持台に設けられ、前記支持台上に患者の体幹を固定する体幹把持手段と、
    前記患者の大腿部を把持する大腿部把持手段と、
    前記大腿部把持手段を支持する支点を有する支杆と、
    前記支杆と前記大腿部把持手段との間に設けられ、前記大腿部把持手段を前記支杆に対して前記支点を中心として全方向に傾動可能として連結する自在継手と、
    前記支持台に取付けられ、前記支杆を、前記支持台上の患者の体幹に対する任意の位置に位置調節可能として保持する位置調節手段と
    を備えていることを特徴とする股関節脱臼用治療器具。
  2. 前記自在継手に、前記大腿部把持手段を前記支杆に対する任意の傾斜角度で固定するロック手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の股関節脱臼用治療器具。
  3. 前記自在継手を、前記支杆と大腿部把持手段とのいずれか一方に設けられた球体と、前記支杆と大腿部把持手段との他方のものに設けられ、かつ互いに両端部同士が結合され、中間部の凹型球面部で前記球体を全方向に回動可能として把持する1対の球面軸受とを備える球体継手としたことを特徴とする請求項1または2記載の股関節脱臼用治療器具。
  4. 前記ロック手段を、前記1対の球面軸受の一方の端部同士を貫通する締付軸と、前記締付軸の一端部に前記締付軸と直交する方向を向く枢軸をもって枢着され、かつ基端部に偏心カム部を有するロックレバーと、前記締付軸の他端部に設けた雄ねじ部に螺合するナットと、前記ロックレバーの偏心カム部と前記球面軸受との間において前記締付軸に外嵌され、前記ロックレバーの偏心カム部と摺接するようにした座金とを備えるものとしたことを特徴とする請求項2に従属する請求項3記載の股関節脱臼用治療器具。
  5. 前記支持台が、水平とした支持板と、前記支持板の前部の下面に設けられた左右1対の前脚と、前記支持板の後部の下面に設けられた左右1対の後脚と、前記両前脚の下端に固着され、かつ前記両前脚より前方に延出する安定板とを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の股関節脱臼用治療器具。
  6. 前記位置調節手段が、前記支持台に前後位置調節可能として取付けられた後方に向かって拡開する平面視コ字状の水平支持杆を有する前後位置調節手段と、前記水平支持杆の左右方向を向く中間ガイド部に摺動可能として装着されたスライダ、および前記スライダを前記水平支持杆の中間ガイド部の任意の位置において締め付けて固定する締付手段を有する左右位置調節手段と、前記スライダに設けられ、前記支点を上方とした前記支杆を上下方向に摺動可能として案内する支杆ガイド部、および前記支杆を前記支杆ガイド部の任意の位置において締め付けて固定する締付手段を有する上下位置調節手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の股関節脱臼用治療器具。
  7. 前記大腿部把持手段、支杆および自在継手をそれぞれ左右1対ずつ設け、左右の前記支杆を、前記位置調節手段により、互いに独立して位置調節可能としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の股関節脱臼用治療器具。
JP2019527928A 2018-12-27 2018-12-27 股関節脱臼用治療器具 Active JP6606314B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/048111 WO2020136796A1 (ja) 2018-12-27 2018-12-27 股関節脱臼用治療器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6606314B1 true JP6606314B1 (ja) 2019-11-13
JPWO2020136796A1 JPWO2020136796A1 (ja) 2021-02-15

Family

ID=68532292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019527928A Active JP6606314B1 (ja) 2018-12-27 2018-12-27 股関節脱臼用治療器具

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6606314B1 (ja)
CN (1) CN112218602B (ja)
WO (1) WO2020136796A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4708510A (en) * 1986-04-17 1987-11-24 Mcconnell Bernard E Ball joint coupling
JP2003319958A (ja) * 2002-05-08 2003-11-11 Mamoru Mitsuishi 整復装置
US20080132818A1 (en) * 2006-10-31 2008-06-05 Livorsi Carl F Limb stabilizing system for arthroplasty
JP2011512166A (ja) * 2007-05-29 2011-04-21 スミス アンド ネフュー インコーポレーテッド 股関節の伸延
US20160346147A1 (en) * 2015-05-31 2016-12-01 Christopher James Brown Surgical limb positioning and support device and method

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4913136A (en) * 1988-08-02 1990-04-03 Chong Andrew K Harness for the treatment of congenital hip dislocation in infants
CN2684791Y (zh) * 2004-03-15 2005-03-16 黄恩申 三轴多向调节式小儿先天性髋脱位治疗支具
CN103637895B (zh) * 2005-08-10 2017-04-12 瑞穗整形外科***公司 具有受控移动的医疗台及其使用方法
JP5749530B2 (ja) * 2011-03-16 2015-07-15 アトムメディカル株式会社 医療台
US10206842B2 (en) * 2012-01-26 2019-02-19 American Sterilizer Company Medical table with leg support
CN106821574A (zh) * 2017-02-17 2017-06-13 广州中医药大学第附属医院 一种可调角度的髋蛙式石膏矫形床

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4708510A (en) * 1986-04-17 1987-11-24 Mcconnell Bernard E Ball joint coupling
JP2003319958A (ja) * 2002-05-08 2003-11-11 Mamoru Mitsuishi 整復装置
US20080132818A1 (en) * 2006-10-31 2008-06-05 Livorsi Carl F Limb stabilizing system for arthroplasty
JP2011512166A (ja) * 2007-05-29 2011-04-21 スミス アンド ネフュー インコーポレーテッド 股関節の伸延
US20160346147A1 (en) * 2015-05-31 2016-12-01 Christopher James Brown Surgical limb positioning and support device and method

Also Published As

Publication number Publication date
CN112218602B (zh) 2023-05-02
WO2020136796A1 (ja) 2020-07-02
JPWO2020136796A1 (ja) 2021-02-15
CN112218602A (zh) 2021-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2992867B1 (en) Carriage for a surgical boot of a hip distractor
JP5050211B2 (ja) 生体力学的に得られる松葉杖
US8418706B2 (en) Ergonomic crutch
JP2018519112A (ja) 外部骨格取り付けのための方法および装置
JP2014527428A (ja) 多位置肢ホルダー
US10888476B2 (en) Standing chair
US7556609B2 (en) Medical aid having a standalone femur traction mode and a leg support mode
US20110294634A1 (en) Humerus-stabilized shoulder stretch device
US5038761A (en) Therapeutic apparatus for physically impaired children
JP6606314B1 (ja) 股関節脱臼用治療器具
WO2017043587A1 (ja) 手術用補助器具
JP7237174B2 (ja) 股関節または膝関節手術用脚部保持装置およびその配置方法
US20050178416A1 (en) Lower limb-support ambulatory device
US20150313785A1 (en) Therapeutic Spinal Traction Device
US11341943B2 (en) Musical instrument arm support
US3984093A (en) Anatomical lumbar positioner for vertebrate beings
JP7341929B2 (ja) 座位姿勢を保持する能力に障害をもった者用のフットレスト及び椅子
RU2596871C1 (ru) Переносное сборное ортопедическое устройство для репозиции переломов шейки плечевой кости или вправления вывихов плеча
JP2006101936A (ja) 着脱式肘掛
RU2517605C2 (ru) Ортопедическое устройство
US10111801B2 (en) Apparatus for relieving back pain
KR101982873B1 (ko) 엎드린 자세 운동 장치
CN209827138U (zh) 一种小儿骨科牵引装置
JP2009095435A (ja) 腰痛治療用椅子
JP2023172840A (ja) 手術補助台および下肢関節手術用牽引手術台

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190520

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A801

Effective date: 20190520

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190520

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20190520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190711

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6606314

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250