JP6604719B2 - 受信装置、映像表示方法、及びプログラム - Google Patents
受信装置、映像表示方法、及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6604719B2 JP6604719B2 JP2014238201A JP2014238201A JP6604719B2 JP 6604719 B2 JP6604719 B2 JP 6604719B2 JP 2014238201 A JP2014238201 A JP 2014238201A JP 2014238201 A JP2014238201 A JP 2014238201A JP 6604719 B2 JP6604719 B2 JP 6604719B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video
- unit
- simultaneous
- simulcast
- broadcast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Circuits Of Receivers In General (AREA)
Description
このような超高精細度テレビジョン放送の開始に伴い、同じ内容の番組について、映像フォーマットが互いに異なる複数の映像を、放送や通信を介して伝送するサイマル放送が考えられる。
[放送システムの概要]
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1及び図2は、本実施形態に係る放送システムの概要を示す図である。
本実施形態に係る放送システムは、ある番組についてサイマル放送サービスを提供するシステムである。以下では、サイマル放送される番組を、サイマル番組と称する。また、以下では、サイマル番組を示す個々の映像(放送メディア)のことをサイマル映像と称する。本実施形態において、1つのサイマル番組を示す複数のサイマル映像は、それぞれ、その映像フォーマットが異なる。ここで、映像フォーマットとは、映像の精細度に関する映像の解像度、フレームレート、及び走査方式を含む。従って、本実施形態において、映像フォーマットが異なるとは、映像の解像度、フレームレート、及び走査方式のうちの少なくともいずれか1つが異なることをいう。また、以下では、1つのサイマル番組を示す複数のサイマル映像をサイマル映像群と称する。つまり、あるサイマル映像群に含まれる複数のサイマル映像は、全て同一の内容を示すが、その映像フォーマットは互いに異なっている。
図1に示す例において、サイマル番組は、3つの映像フォーマットにより受信装置10に提供されている。具体的には、受信装置10は、放送衛星BSから送信される放送波により、解像度が4K(例えば、3840×2160画素)、フレームレートが60[Hz]、走査方式がプログレッシブ方式であるサイマル映像(4K:60p)と、解像度が2K(例えば、1920×1080画素)、フレームレートが60[Hz]、走査方式がインターレース方式であるサイマル映像(2K:60i)との2つのサイマル映像を取得することができる。また、受信装置10は、ネットワークNWから、解像度がSD(Standard definition)(例えば、720×480画素)、フレームレートが60[Hz]、走査方式がインターレース方式であるサイマル映像を取得することができる。この場合、受信装置10は、これら3つのサイマル映像のうち、例えば、解像度が最も高いサイマル映像(4K:60p)を選択して表示する。
次に、放送システムの構成について説明する。
図3は、放送システム1の概略構成の一例を示すブロック図である。
放送システム1は、受信装置10と、放送側送信装置20と、通信側送信装置30と、を含んで構成される。このうち、放送側送信装置20は、放送衛星BSを介して、放送波により受信装置10への各種情報の伝送を行う。また、受信装置10と通信側送信装置30とは、ネットワークNWに接続されており、双方向の通信を行うことができる。また、ここでは、放送側送信装置20と通信側送信装置30とが、同一の放送事業者BCにより管理される場合について説明する。また、以下では、一例として、放送システム1がメディアトランスポート方式としてMMT(MPEG Media Transport)方式を用いる場合について説明する。
通信側送信装置30は、ネットワークNWを介して受信装置10と通信を行うサーバー装置などの電子機器である。通信側送信装置30は、通信により、第2サイマル映像i2を受信装置10に送信することができる。
また、伝送制御信号i3とは、番組の構成を示す情報である。また、伝送制御信号i3とは、具体的には、MMT方式におけるMMT−SIである。以下では、伝送制御信号i3がMMT−SIである場合について説明する。MMT−SIには、例えば、MMTパッケージテーブルが含まれる。MMT−SIに含まれる情報については、後述する。
次に、MMT−SIについて説明する。ここでは、MMT−SIに関しては、MMTパッケージテーブル(MPT)と、映像コンポーネント記述子と、コンポーネントグループ記述子とについての説明に留めるが、放送システム1は、MMT方式に係る全てのメッセージ、テーブル、及び記述子などの情報を扱うことができる。
まず、図4を参照してMPTのデータ構造について説明する。
MPTは、アセットのリストやアセットのネットワーク上の位置など、パッケージを構成する情報を与えるテーブルである。ここでアセットとは、MMT方式におけるデータ単位の1つである。
図4は、本実施形態に係るMPTのデータ構造を示す概略図である。
図4に示す例において、MPT(MMT_Package_Table())は、アセットごとに、アセット記述子領域(asset_descriptors_byte)と、ロケーション情報(MMT_general_location_info())とを含む。
アセット記述子領域は、アセットについての情報を記述する記述子を格納する領域である。具体的には、サイマル映像の場合、アセット記述子領域には、映像コンポーネント記述子と、コンポーネントグループ記述子とが含まれる。
ロケーション情報は、アセットの取得先を示す。従って、受信装置10は、ロケーション情報を参照することにより、サイマル映像が放送を介して伝送されるのか、通信を介して伝送されるのかを認識することができる。
次に、図5〜図7を参照して、映像コンポーネント記述子について説明する。
映像コンポーネント記述子は、映像コンポーネントに関するパラメータや説明を示し、エレメンタリストリームを文字形式で表現するためにも利用される。
図5は、本実施形態に係る映像コンポーネント記述子のデータ構造を示す概略図である。
図5に示す例において、映像コンポーネント記述子(Video_Component_Descriptor())は、映像信号解像度(video_resolution)と、映像スキャンフラグ(video_scan_flag)と、映像信号フレームレート(video_frame_rate)とを含む。
次に、MH−コンポーネントグループ記述子について説明する。
図8は、MH−コンポーネントグループ記述子のデータ構造を示す概略図である。
図8に示す例では、MH−コンポーネントグループ記述子(MH-Component_Group_Descriptor())は、コンポーネントグループ種別(component_group_type)と、グループ数(number_of_group)と、コンポーネントタグ値(component_tag)と、コンポーネントグループ記述(text_char)とを含む。
グループ数には、イベント内でのコンポーネントグループの数、すなわち、そのサイマル映像群に含まれるサイマル映像の数が記述される。具体的には、例えば、図1に示す例では、サイマル映像の数は3つであるため、グループ数の値は「3」である。
コンポーネントタグ値には、各コンポーネントグループに属するコンポーネント、つまり構成要素となるデータを指示するコンポーネントタグ値が記述される。コンポーネント記述には、各コンポーネントグループに関する説明を表すテキストが記述される。
なお、「…識別」とは、その事物を識別する情報を意味し、「識別子」とも呼ばれる。
次に、受信装置10の機能構成について説明する。
図9は、本実施形態に係る受信装置10の機能構成の一例を示すブロック図である。
受信装置10は、放送受信部11と、通信部12と、音声出力部14と、表示部15と、記憶部16と、制御部17と、を含んで構成される。制御部17は、復調部171と、分離部172と、音声処理部173と、表示処理部174と、を含んで構成される。また、表示処理部174は、選択部175と、映像処理部176とを含んで構成される。また、選択部175は、映像フォーマット特定部1751と、映像順位特定部1752と、選択決定部1753とを含んで構成される。
通信部12は、ネットワークインターフェースを含み、ネットワークNW(図3)に接続する。通信部12は、ネットワークNWに接続する他の装置との間で情報を送受信する。
なお、操作受付部13がユーザから受け付ける電源ON/OFFの切替操作、チャンネルの切替操作は、サイマル番組の表示操作の一例である。具体的には、例えば、受信装置10の電源がOFFになる直前まで表示していたチャンネルにおいて、電源ON操作の受け付け時にサイマル番組が放送されている場合にサイマル番組の表示が行われる。ここでは、一例として、チャンネルの切替操作により選択されたチャンネルにおいて、サイマル番組が提供されている場合について説明する。また、サイマル番組の表示操作とは、サイマル番組を選択する操作である。換言すると、サイマル番組の表示操作とは、サイマル映像群を選択する操作である。
表示部15は、液晶ディスプレイ装置、有機ELディスプレイ装置などのディスプレイ装置を含む。表示部15は、表示処理部174から取得した映像信号に基づいて、番組の映像や電子番組表などの画像を表示する。
記憶部16は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含み、その他に不揮発メモリ、HDD(Hard Disk Drive)などを含むことができる。記憶部16は、受信装置10が含むCPU(Central Processing Unit)が実行するための各種プログラムやCPUが実行した処理の結果などを記憶する。また、記憶部16は、ビデオメモリを含み、表示部15が表示する映像を示す映像信号を記憶する。また、記憶部16は、優先度テーブルi4(図3)を記憶する。
図10は、本実施形態に係る優先度テーブルの一例を示す図である。
図10に示す例において、優先度テーブルは、優先順位情報(優先順位)と、映像フォーマット情報(映像フォーマット)と、を含む。そして、優先度テーブルの個々のデータは、これらを互いに対応付けて構成される。
優先順位情報とは、サイマル映像の選択における映像フォーマットごとの優先順位を表す情報である。図10に示す例において、優先順位情報の値は、数字により表され、数字の値が小さい程、高い優先順位を表す。
映像フォーマット情報とは、サイマル映像の映像フォーマットを表す情報である。図10に示される例において、映像フォーマット情報は、例えば、解像度と、フレームレートと、走査方式とを示す情報が対応付けられた情報である。
なお、図10に示される例では、映像フォーマットの各パラメータについて、解像度、フレームレート、走査方式の順に高い優先順位が対応付けられているが、これには限られない。具体的には、例えば、フレームレートに対して解像度よりも高い優先順位を対応付けてもよい。
復調部171は、放送受信部11から受信した放送信号を復調する。復調部171は、復調した放送信号を分離部172に出力する。
分離部172は、復調部171から取得した放送信号に含まれる各種情報を分離して、分離された各種情報を各機能部に出力する。具体的には、分離部172は、放送信号から第1サイマル映像とサイマル番組の音声とを分離する。分離部172は、例えば、後述する選択部175により第1サイマル映像が選択された場合に、第1サイマル映像の映像信号を分離して映像処理部176に出力する。また、分離部172は、MMT−SIの情報を随時分離して、選択部175に出力する。また、分離部172は、例えば、後述する選択部175により第2サイマル映像が選択された場合に、通信部12を介して取得された情報から第2サイマル映像の映像信号を分離する。そして、分離部172は、分離した第2サイマル映像の映像信号を映像処理部176に出力する。
表示処理部174は、表示部15における番組の映像の表示を制御する。
表示処理部174の選択部175は、操作受付部13がチャンネル切替などにより、自装置にサイマル番組を表示させる操作を受け付けた場合に、そのサイマル番組についての複数のサイマル映像から、いずれか1つを選択する映像選択処理を実行する。選択部175は、映像選択処理により選択したサイマル映像を分離部172に分離させる。このサイマル映像が通信を介して提供される場合、選択部175は、通信部12により当該サイマル映像を取得させる。
まず、選択部175は、操作受付部13からサイマル番組を表示部15に表示させる指示を受け付ける。次に、選択部175の映像フォーマット特定部1751は、分離部172が分離したMMT−SIのうちMPTを参照して、表示するサイマル番組について、複数のサイマル映像それぞれの映像フォーマットを特定する。具体的には、映像フォーマット特定部1751は、MH−コンポーネントグループ記述子のコンポーネントタグの値を参照し、表示するサイマル番組についてのサイマル映像のアセットを特定する。次に、選択部175は、そのアセットについて、映像コンポーネント記述子の映像信号解像度、映像スキャンフラグ、及び映像信号フレームレートの値を参照する。これにより、表示するサイマル番組について、複数のサイマル映像それぞれの映像フォーマットを特定する。
次に、図11を参照して、受信装置10の動作について説明する。
図11は、本実施形態に係る受信装置10による処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11では、ユーザによるサイマル番組の表示操作の受け付けについては、省略している。
(ステップS102)表示処理部174の選択部175は、特にその映像フォーマット特定部1751は、放送波に含まれるMPTの映像コンポーネント記述子を参照し、表示するサイマル番組について、複数のサイマル映像それぞれの映像フォーマット情報を検出する。その後、制御部17は、ステップS103に処理を進める。
(ステップS103)選択部175の映像順位特定部1752は、受信装置10の記憶部16に格納された優先度テーブルを参照し、サイマル映像それぞれの映像フォーマット情報に対応する優先順位を特定する。その後、制御部17は、ステップS104に処理を進める。
(ステップS105)制御部17は、選択した映像を表示する処理を開始する。具体的には、制御部17は、選択部175が選択したサイマル映像の映像信号を分離部172において分離させる。そして、制御部17は、分離させた映像信号を映像処理部176に転送し、映像処理部176での復号化処理の後に表示部15に出力して表示させる。その後、制御部17は、図11に示される処理を終了する。
[放送システムの概要]
次に、本発明の第2の実施形態に係る放送システム1bについて説明する。以下では、第1の実施形態と同一の構成(部材)については、同一の符号を付して説明を援用する。
第2の実施形態に係る放送システム1b(不図示)は、第1の実施形態に係る放送システム1(図3)における受信装置10(図3)に代えて受信装置10b(不図示)を備える。
また、第2の実施形態に係る受信装置10bは、第1の実施形態に係る受信装置10(図9)における制御部17(図9)に代えて、制御部17b(不図示)を備える。また、本実施形態に係る制御部17bは、第1の実施形態に係る制御部17における選択部175(図9)に代えて、選択部175b(不図示)を備える。
次に、MH−EITについて説明する。
MH−EITは、放送側送信装置20と通信側送信装置30とにより送信される番組の名称、放送日時、放送内容の説明など、番組に関する情報を伝送するテーブルである。
図12は、本実施形態に係るMH−EITのデータ構造の一例を示す図である。
図12に示す例において、MH−EIT(MH-Event_information_table())は、イベント識別(event_ID)と、イベント識別ごとの記述子領域(Descriptor())とを含む。
イベント識別とは、イベントの識別番号を示す。具体的には、例えば、イベント識別は、番組の識別情報を示す。
記述子領域は、記述子を格納する領域である。本実施形態に係るMH−EITは、例えば、映像コンポーネント記述子と、MH−コンポーネントグループ記述子を含むことができる。本実施形態に係る映像コンポーネント記述子と、MH−コンポーネントグループ記述子に含まれる情報は、第1の実施形態に係る映像コンポーネント記述子と、MH−コンポーネントグループ記述子と同様であるため、選択部175bは、MH−EITの映像コンポーネント記述子と、MH−コンポーネントグループ記述子とを参照することにより、サイマル映像と、サイマル映像の映像フォーマットとを特定することができる。
次に、図13を参照して、受信装置10bの動作について説明する。
図13は、本実施形態に係る受信装置10bによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図13に示す受信装置10bの動作は、ステップS101、S102b、S103〜S105(図11)の処理を含む。このうち、ステップS101、S103〜S105の処理は、図11に示す処理と同様のため、説明を省略する。
図13に示す例では、ステップS101の処理の後、制御部17bは、ステップS102bに処理を進める。
次に、本発明の第3の実施形態に係る放送システム1cについて説明する。以下では、上述した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を援用する。
本実施形態に係る放送システム1c(不図示)は、第1の実施形態に係る放送システム1(図3)における受信装置10(図3)に代えて受信装置10c(不図示)を備える。
また、本実施形態に係る受信装置10cは、第1の実施形態に係る受信装置10(図9)における制御部17(図9)に代えて、制御部17c(不図示)を備える。また、本実施形態に係る制御部17cは、第1の実施形態に係る制御部17における選択部175(図9)に代えて、選択部175c(不図示)を備える。
ここで、通信能力とは、通信側送信装置30と受信装置10との間における通信速度(例えば、bits per second(bps))である。通信速度は、理論値と実測値とのいずれであってもよい。理論値である場合、通信速度は、例えば、ネットワークNWの回線速度である。実測値である場合、通信速度は、所定の期間において測定された実測値の最大値や平均値であってもよい。
具体的には、選択部175cは、複数のサイマル映像のうち、通信を介して伝送されるサイマル映像を特定する。次に、選択部175cは、記憶部16に記憶されている通信能力の情報と、映像コンポーネント記述子から検出される映像フォーマット情報とに基づいて、通信を介して伝送されるサイマル映像のうち、遅延なく取得できるサイマル映像を特定する。次に、選択部175cは、優先度テーブルを参照して、通信を介して遅延なく取得できる1つ又は複数のサイマル映像と、放送を介して取得できるサイマル映像とのうち、精細度が最も高いサイマル映像を表示対象として選択する。これにより、受信装置10cは、通信側送信装置30により送信されるサイマル映像のうち、自装置が遅延なく取得することができないサイマル映像を、表示対象から除外することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る放送システム1dについて説明する。以下では、上述した実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して説明を援用する。
第4の実施形態に係る放送システム1d(不図示)は、第1の実施形態に係る放送システム1(図3)における受信装置10(図3)に代えて受信装置10d(不図示)を備える。
また、第4の実施形態に係る受信装置10dは、第1の実施形態に係る受信装置10(図9)における制御部17(図9)に代えて、制御部17d(不図示)を備える。また、第4の実施形態に係る制御部17dは、第1の実施形態に係る制御部17における選択部175(図9)に代えて、選択部175d(不図示)を備える。
ここで、表示能力とは、表示部15に含まれるディスプレイの解像度、リフレッシュレートなどの表示部15の性能である。
第4の実施形態の変形例において、記憶部16は、上述した第1の実施形態に係る優先度テーブルとは異なる優先度テーブルを記憶する。
図14は、変形例に係る優先度テーブルを示す図である。
図14に示す優先度テーブルにおいて、優先度テーブルは、優先順位情報(優先順位)と、映像フォーマット情報(映像フォーマット)と、表示能力情報(表示能力)と、を含む。そして、優先度テーブルの個々のデータは、これらを互いに対応付けて構成される。
表示能力情報は、第4の実施形態に関して説明をしたものであり、対応する映像フォーマットを、自装置が表示する性能があるか否かを表す情報である。図14に示す例において、表示能力情報は、フラグで示されている。具体的には、表示する性能がある場合、表示能力情報の値は「1」であり、表示する性能がない場合、表示能力情報の値は「0」である。つまり、表示能力情報の値が「1」であれば、映像フォーマットは受信装置10dの表示能力を超えることがない。これに対し、表示能力情報の値が「0」であれば、映像フォーマットは、受信装置10dの表示能力を超えている。
例えば、優先順位が「1」である映像フォーマット「8K:120p」は、表示能力情報の値が「0」である。そのため、映像フォーマット「8K:120p」のサイマル映像は、制御部17dの選択部175dにより選択されることがない。また、例えば、優先順位が「7」である映像フォーマット「4K:60p」は、表示能力情報の値が「1」である。そのため、映像フォーマット「4K:60p」のサイマル映像は、制御部17dの選択部175dにより選択されることがある。このように、選択決定部1753dは、表示能力情報の値が「1」である映像フォーマットのうちで優先順位がもっとも高いものを決定する。
この変形例によれば、第4の実施形態のものに比して、所要のテーブルが1つで済む利点がある。
次に、上述した各実施形態における受信装置10〜10dのハードウェア構成について説明する。以下では、受信装置10〜10dを、受信装置10sと総称する。
図15は、本実施形態に係る受信装置10sのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
受信装置10sは、CPU100、ROM1001、RAM1002、不揮発メモリ1003、チューナー(Tuner)101、ネットワークインターフェース(Network I/F)102、復調モジュール(Decrypt)103、分離モジュール(Demux)104、音声復号モジュール(Audio Decoder)105、スピーカー106、映像復号モジュール(Video Decoder)107、描画モジュール108、ビデオメモリ1081、及びディスプレイ109を含んで構成される。
CPU100と、記憶媒体1001と、チューナー101と、ネットワークインターフェース102と、復調モジュール103と、分離モジュール104と、音声復号モジュール105と、映像復号モジュール107と、描画モジュール108と、ビデオメモリ1081とは、バスB(母線)を介して相互に接続される。
なお、上述した各実施形態では、伝送制御信号が放送を介して伝送される例について説明したが、これには限られない。具体的には、伝送制御信号は、通信を介して伝送されてもよい。
なお、映像フォーマットには、上述した以外のパラメータが含まれてもよい。具体的には、例えば、アスペクト比の情報が映像フォーマットのパラメータとして含まれてもよい。また、選択部175〜175dは、上述した映像フォーマットのうち、全てのパラメータに基づいて、サイマル映像を選択しなくてもよい。例えば、選択部175〜175dは、解像度のみに基づいて、表示するサイマル映像を選択してもよい。また、優先度情報は、ユーザにより予め定められていてもよいし、受信装置10の製造元により予め定められてもよい。
Claims (7)
- 内容が同一の映像であって、映像フォーマットが互いに異なる複数のサイマル映像により構成されるサイマル映像群に含まれるサイマル映像のうち、少なくとも1つのサイマル映像を含む放送波を受信する放送受信部と、
前記サイマル映像の映像フォーマットについての優先度を定める優先度情報を記憶する記憶部と、
前記サイマル映像のうちの1つを、前記優先度情報に基づいて選択する選択部と、
前記選択部が選択した映像を表示部に表示させる映像処理部と、
を備え、
前記優先度情報は、前記サイマル映像の解像度、前記サイマル映像のフレームレート、前記サイマル映像の走査方式の順に高い優先順位を対応付けた情報であることを特徴とする受信装置。 - 自装置とは異なる他の装置と通信し、前記放送受信部が受信する前記サイマル映像と同一の前記サイマル映像群に含まれるサイマル映像のうち、少なくとも1つのサイマル映像を受信する通信部
をさらに備え、
前記選択部は、前記放送受信部と前記通信部とにより受信される前記サイマル映像のうちの1つを選択する、
ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。 - 前記サイマル映像群を選択する操作を受け付ける操作受付部と、
前記選択部は、前記表示部に表示されている映像とは内容が異なる映像により構成される前記サイマル映像群を選択する操作を前記操作受付部が受け付けた場合に、前記選択された前記サイマル映像群に含まれる前記サイマル映像のうちの1つを選択する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受信装置。 - 前記選択部は、自装置と前記他の装置との通信における通信速度に基づく前記サイマル映像の候補のうち、解像度が最も高いサイマル映像を表示対象として選択する
ことを特徴とする請求項2に記載の受信装置。 - 前記選択部は、前記サイマル映像のうち、前記表示部の表示能力を超えない映像フォーマットのサイマル映像を選択する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の受信装置。 - 内容が同一の映像であって、映像フォーマットが互いに異なる複数のサイマル映像により構成されるサイマル映像群に含まれるサイマル映像のうち、少なくとも1つのサイマル映像を含む放送波を受信する放送受信部と、前記サイマル映像の映像フォーマットについての優先度を定める優先度情報を記憶する記憶部と、表示部と、を備える受信装置における映像表示方法であって、
前記受信装置が、前記サイマル映像のうちの1つを、前記記憶部に記憶されている優先度情報に基づいて選択する選択ステップと、
前記受信装置が、前記選択ステップにおいて選択した映像を表示部に表示させる映像処理ステップと、
を含み、
前記優先度情報は、前記サイマル映像の解像度、前記サイマル映像のフレームレート、前記サイマル映像の走査方式の順に高い優先順位を対応付けた情報であることを特徴とする映像表示方法。 - 内容が同一の映像であって、映像フォーマットが互いに異なる複数のサイマル映像により構成されるサイマル映像群に含まれるサイマル映像のうち、少なくとも1つのサイマル映像を含む放送波を受信する放送受信部と、前記サイマル映像の映像フォーマットについての優先度を定める優先度情報を記憶する記憶部と、表示部と、を備える受信装置のコンピュータに、
前記サイマル映像のうちの1つを、前記記憶部に記憶されている優先度情報に基づいて選択する選択ステップ、
前記選択ステップにおいて選択した映像を表示部に表示させる映像処理ステップ、
を実行させるためのプログラムであって、
前記優先度情報は、前記サイマル映像の解像度、前記サイマル映像のフレームレート、前記サイマル映像の走査方式の順に高い優先順位を対応付けた情報であることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014238201A JP6604719B2 (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 受信装置、映像表示方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014238201A JP6604719B2 (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 受信装置、映像表示方法、及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016100845A JP2016100845A (ja) | 2016-05-30 |
JP6604719B2 true JP6604719B2 (ja) | 2019-11-13 |
Family
ID=56078204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014238201A Active JP6604719B2 (ja) | 2014-11-25 | 2014-11-25 | 受信装置、映像表示方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6604719B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11122331B2 (en) | 2016-06-30 | 2021-09-14 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Receiving device, transmitting device, and data processing method |
JP6967370B2 (ja) * | 2017-05-17 | 2021-11-17 | ソニーグループ株式会社 | 受信装置、受信方法、送信装置、及び送信方法 |
JP7412977B2 (ja) | 2019-11-25 | 2024-01-15 | マクセル株式会社 | 表示制御方法 |
KR20240024810A (ko) * | 2021-06-24 | 2024-02-26 | 소니그룹주식회사 | 송신 장치, 송신 방법 및 수신 장치 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3659528B2 (ja) * | 1996-01-08 | 2005-06-15 | キヤノン株式会社 | テレビ会議システム |
JP2007274593A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 映像受信装置及び映像配信システム並びに映像受信方法 |
US9209934B2 (en) * | 2006-06-09 | 2015-12-08 | Qualcomm Incorporated | Enhanced block-request streaming using cooperative parallel HTTP and forward error correction |
JP2008104131A (ja) * | 2006-09-21 | 2008-05-01 | Sony Computer Entertainment Inc | 情報処理装置、映像表示方法およびos実行方法 |
KR101176285B1 (ko) * | 2008-12-22 | 2012-08-22 | 한국전자통신연구원 | 채널변경을 위한 아이피 티비 서비스 방법 및 장치 |
JP2010252040A (ja) * | 2009-04-15 | 2010-11-04 | Funai Electric Co Ltd | デジタル放送受信装置 |
JP2012034021A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Jvc Kenwood Corp | 情報提供システム、情報処理装置 |
WO2012121158A1 (ja) * | 2011-03-04 | 2012-09-13 | 株式会社電通 | シンクロコンテンツ放送配信システム |
JP5259848B2 (ja) * | 2011-07-29 | 2013-08-07 | 株式会社東芝 | 再生制御装置及び再生制御方法 |
-
2014
- 2014-11-25 JP JP2014238201A patent/JP6604719B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016100845A (ja) | 2016-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6373179B2 (ja) | デジタル放送受信装置、デジタル放送受信方法、およびプログラム | |
JP6279463B2 (ja) | コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置、コンテンツ送信方法、コンテンツ受信方法 | |
JP6092122B2 (ja) | 放送通信融合型サービスのための送信方法及び装置 | |
JP6604719B2 (ja) | 受信装置、映像表示方法、及びプログラム | |
KR20150025514A (ko) | 콘텐츠 재생 단말에서 콘텐츠 연결 방법 | |
JP2011087033A (ja) | コンテンツ再生装置 | |
JP6381465B2 (ja) | 受信装置、受信方法、及びプログラム | |
JP6489682B2 (ja) | 受信装置、放送システム、受信方法、及びプログラム | |
JP6433289B2 (ja) | 受信装置、放送システム、受信方法及び受信プログラム | |
US20140068658A1 (en) | Advertisement embedded system, advertisement embedded method, and recording medium thereof | |
JP6386353B2 (ja) | 受信装置、テレビジョン装置、プログラム、記憶媒体、及び受信方法 | |
JP6448073B2 (ja) | 受信装置、テレビジョン装置、記憶媒体、受信方法、及びプログラム | |
JP6555798B2 (ja) | デジタル放送受信装置、デジタル放送受信方法、およびプログラム | |
JP6279422B2 (ja) | 表示処理装置、テレビジョン受像機、情報生成装置、放送システム、表示処理方法、プログラム、および記録媒体 | |
JP6450968B2 (ja) | 受信装置、受信方法、及びプログラム | |
JP2020022138A (ja) | 受信装置、制御方法、及びプログラム | |
EP2012451A2 (en) | Method for storing data broadcast and video apparatus using the same | |
JP6644470B2 (ja) | 受信装置、受信方法、プログラム及び記憶媒体 | |
JP6576539B2 (ja) | 受信装置、テレビジョン装置、記憶媒体、受信方法、及びプログラム | |
US20160100213A1 (en) | Display apparatus and control method thereof | |
JP6309416B2 (ja) | 表示処理装置、テレビジョン受像機、配信装置、表示処理方法、配信方法、システム、プログラム、および記録媒体 | |
JP2016096512A (ja) | 受信装置、情報処理方法、及びプログラム | |
WO2013151077A1 (ja) | コンテンツ表示制御装置及びプログラム | |
JP2015226222A (ja) | 受信装置、およびプログラム | |
JP2017184210A (ja) | 受信装置、制御方法、及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150522 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180724 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190305 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190702 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190723 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190917 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191015 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6604719 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |