JP6604340B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
例えば、特許文献1には、加熱源を有する回転体と、該回転体表面と圧接部を形成する加圧部材とを有し、前記圧接部に記録材を狭持搬送させ、該記録材表面に静電的に付着形成されたトナー像を該記録材上に熱定着させる定着装置が開示されている。また、前記定着装置には、前記回転体表面を前記トナーと同極性に帯電する帯電手段(コロトロン帯電器)が設けられている。そして、前記定着装置は、前記帯電手段を設けることにより静電オフセットの発生を抑制している。
特開2000−305388号公報
ところで、特許文献1の定着装置では、例えば、回転体と加圧部材とでトナー像が形成された媒体を加熱、加圧して、前記トナー像を前記媒体に定着する際に前記媒体から生じる不純物(例えば、トナー、トナーを構成する材料、これらから生じるガス等)が帯電手段に付着する場合がある。その結果、帯電手段による回転体(の軸方向)への放電が不均一になって、長期的に見ると放電状態が不安定となる虞がある。そして、これに伴う定着不良が発生する虞がある。
本発明は、静電オフセットの発生を抑制するために第1回転体をトナーと同極性に帯電させる帯電部による放電状態を長期的に安定させることができる定着装置の提供を目的とする。
本発明の第1の定着装置は、筒状とされ、回転しながらトナー像が形成された媒体を定められた加熱温度で加熱する第1回転体と、筒状とされ、回転しながら前記第1回転体とで媒体を挟んで、前記第1回転体とで媒体を加圧する第2回転体と、前記第1回転体が媒体を加熱する熱を前記第1回転体に付与する第1熱付与部と、前記第1回転体に対向して配置され、前記第1回転体を帯電させる帯電部であって、放電電極及び前記放電電極とで電界を形成する補助電極を有し、前記電界が形成されている状態で前記放電電極に放電させて前記第1回転体をトナーと同極性に帯電させる帯電部と、前記放電電極の温度が前記加熱温度よりも高温となる熱を前記放電電極に付与する第2熱付与部と、非定着動作時の定められた期間に、前記第2熱付与部を制御して、前記放電電極の温度が前記加熱温度よりも高温となる熱を前記放電電極に付与させる熱付与モードを実行する制御部と、を備えている。
本発明の第2の定着装置は、さらに、前記制御部は、前記熱付与モードを実行する場合に、前記帯電部を制御して、前記放電電極と前記補助電極との間に定着動作時と逆向きの電界を形成させる。
本発明の第3の定着装置は、さらに、前記熱付与モードを実行する場合に、前記第1回転体又は前記第2回転体を制御して、前記第1回転体及び前記第2回転体を回転させる。
本発明の第4の定着装置は、さらに、前記第2熱付与部は、前記第1熱付与部とされ、
前記制御部は、前熱付与モードを実行する場合に、前記第1熱付与部を制御して、前記第1熱付与部に前記第1回転体の温度が前記加熱温度よりも高温になる熱を前記第1回転体に付与させて前記放電電極の温度を前記加熱温度よりも高温させる。
本発明の第1の画像形成装置は、媒体にトナー像を形成する形成部と、前記定着装置であって、前記形成部により前記媒体に形成されたトナー像を前記媒体に定着する定着装置と、を備えている。
本発明の第2の画像形成装置は、さらに、前記制御部に前記熱付与モードを実行させるためのユーザーインターフェイスを備えている。
本発明の定着装置は、静電オフセットの発生を抑制するために第1回転体をトナーと同極性に帯電させる帯電部による放電状態を長期的に安定させることができる。また、本発明の画像形成装置は、帯電部による放電状態の不安定に伴う画像形成不良を抑制することができる。
本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という。)の画像形成装置を正面側から見た概略図である。 本実施形態の画像形成装置を構成する制御部と、画像形成装置を構成する各構成要素との関係を示すブロック図である。 本実施形態の画像形成装置を構成する定着装置を正面側から見た概略図(横断面図)である。 本実施形態の定着装置を構成する加熱ベルトの部分断面図である。 本実施形態の定着装置を構成するコロナ帯電装置及び電源並びに制御部における、定着動作時の関係を示す概略図である。 本実施形態の定着装置を正面側から見た図(横断面図)であって、定着動作時における、加熱ベルトの帯電分布を示す模式図である。 本実施形態の定着装置を構成するコロナ帯電装置及び電源並びに制御部における、非定着動作時に実行されるクリーニングモード時の関係を示す概略図である。 本実施形態の定着装置を構成するコロナ帯電装置の放電電極の一部の概略図である。 本実施形態のクリーニングモードの制御フローを示すフロー図である。 第1変形例の画像形成装置を構成する定着装置を正面側から見た概略図(横断面図)である。 第2変形例のクリーニングモードの制御フローを示すフロー図である。 第3変形例のクリーニングモードの制御フローを示すフロー図である。 第4変形例のクリーニングモードの制御フローを示すフロー図である。 第5変形例のクリーニングモードの制御フローを示すフロー図である。
≪概要≫
以下、本実施形態の画像形成装置10(図1参照)の全体構成及び画像形成装置10による画像形成動作、本実施形態の要部である定着装置60(図3参照)の構成及び定着装置60の動作、本実施形態の効果並びに変形例について、これらの記載順で説明する。
本明細書では、図中における矢印Fr及び矢印Rrで示す方向をそれぞれ装置奥行き方向手前側及び奥側、矢印R及び矢印Lで示す方向をそれぞれ装置幅方向右側及び左側、矢印U及び矢印Loで示す方向をそれぞれ装置高さ方向上側及び下側とする。また、本明細書では、画像形成装置10を装置奥行き方向手前側から見た側を画像形成装置10の正面側として説明する。
≪画像形成装置の構成≫
以下、本実施形態の画像形成装置10について図1を参照しながら説明する。画像形成装置10は、給紙カセット20と、トナー像形成部30と、転写装置40と、搬送装置50と、定着装置60と、入力装置UI(ユーザーインターフェイスの一例)と、制御部CUと、を含んで構成される電子写真方式の装置とされている。
給紙カセット20は、媒体Sを収容する機能を有する。
トナー像形成部30は、帯電、露光、現像の各工程を行って、後述するベルトTBに保持させるトナー像を形成する機能を有する。トナー像形成部30は、それぞれ異なる色(Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))のトナー像を形成する単色ユニット31Y、31M、31C、31Kで構成されている。各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kは、それぞれ、感光体PCと、帯電装置32と、露光装置34と、現像装置36と、クリーニング装置38と、を備えている。
感光体PCは、ドラム状とされ、露光装置34により形成される潜像を担持しながら駆動源(図示省略)により駆動されて正面側から見て時計回りに回転するようになっている。帯電装置32は、電源(図示省略)から電圧を印加されて、感光体PCを帯電させる機能を有する。現像装置36は、トナー(図示省略)を用いて露光装置34により感光体PCに形成された潜像をトナー像として現像する機能を有する。クリーニング装置38は、感光体PCに残留した残留トナー(ベルトTBへのトナー像の転写後に転写されずに感光体PCに付着したまま残ったトナー)を感光体PCから除去する機能を有する。なお、本実施形態では、トナー像を構成するトナー(図示省略)の平均帯電量は、一例として、正極性とされている。
トナー像形成部30を構成する感光体PC以外の各構成要素は、正面側から見て、感光体PCの周りに、帯電装置32、現像装置36、除電装置(図示省略)、クリーニング装置38の順で時計回りに配置されている。露光装置34は、感光体PCにおける帯電装置32と現像装置36との間で潜像を形成するようになっている。なお、図1では、単色ユニット31Y以外の単色ユニット31M、31C、31Kを構成する各構成要素の符号が省略されている。
転写装置40は、無端状のベルトTBを有し、図1における矢印X方向に周回するベルトTBに、トナー像形成部30により形成されたトナー像を1次転写させて、ベルトTBに保持されたナー像を媒体Sに2次転写させる機能を有する。なお、本実施形態では、トナー像形成部30と転写装置40との組み合わせを、形成部30Aという。そうすると、形成部30Aは、媒体Sにトナー像を形成する機能を有するといえる。
搬送装置50は、給紙カセット20に収容されている媒体Sを搬送経路(図1中の二点差線P)に沿って搬送する機能を有する。なお、図1における矢印Yは、媒体Sの搬送方向を意味する。
定着装置60は、転写装置40により媒体Sに2次転写されたトナー像、すなわち、形成部30Aにより媒体Sに形成されたトナー像を媒体Sに定着する機能を有する。定着装置60について、後述する。
入力装置UIは、ユーザーが画像形成装置10を使用する際の操作パネルとされている。なお、入力装置UIの具体的な使い方の一例については、定着装置60の動作の説明の中で説明する。
制御部CUは、画像形成装置10を構成する各構成要素を制御する機能を有する(図2参照)。制御部CUの機能については、後述する画像形成装置10による画像形成動作及び定着装置60の動作の説明の中で説明する。
<画像形成動作>
次に、本実施形態の画像形成装置10による画像形成動作について図1及び図2を参照しながら説明する。
外部装置(図2参照)から画像データを受け取った制御部CUは、画像形成装置10の各構成要素を作動させる。
トナー像形成部30が作動されると、各単色ユニット31Y、31M、31C、31Kでは、帯電装置32が感光体PCを帯電し、露光装置34が感光体PCを露光し(感光体PCに潜像を形成し)、現像装置36が感光体PCの潜像をトナー像として現像する。その結果、各感光体PCにトナー像が形成される。
次いで、転写装置40及び搬送装置50が作動されると、トナー像形成部30により形成されたトナー像がベルトTBに1次転写される。また、ベルトTBに1次転写されたトナー像が2次転写位置(図1中の符号Zの位置参照)に到達するタイミングに合わせて給紙カセット20に収容されている媒体Sが搬送装置50により2次転写位置に搬送され、ベルトTBのトナー像が媒体Sに2次転写される。トナー像が2次転写された媒体Sは、搬送装置50により定着装置60に向けて搬送される。
次いで、定着装置60が作動され、トナー像が2次転写された(形成部30Aにより媒体Sにトナー像が形成された)媒体Sが定着装置60に搬送されると、媒体Sのトナー像が媒体Sに定着される(媒体Sに画像が形成される)。
そして、トナー像が定着された媒体Sは、搬送装置50により画像形成装置10の外に排出されて、画像形成動作が終了する。
≪要部(定着装置)の構成≫
次に、本実施形態の要部である定着装置60の構成について図3〜図8(主に図3)を参照しながら詳しく説明する。
定着装置60は、図3に示されるように、加熱ベルト61(第1回転体の一例)と、加圧ローラー62(第2回転体の一例)と、熱源63(第1熱付与部及び第2熱付与部の一例)と、湾曲部材64と、温度センサー66と、コロナ帯電装置68(帯電部の一例)と、ハウジング(図示省略)と、一対の側板(図示省略)と、を含んで構成されている。加熱ベルト61、加圧ローラー62及び熱源63を構成する後述する本体63Aは、それぞれ長尺とされており、互いにそれらの長手方向を装置奥行き方向に沿わせた状態で、一対の側板に位置決めされている。そして、定着装置60は、長尺とされており、その長手方向を装置奥行き方向に沿わせた状態で、画像形成装置10の本体に取り付けられている。なお、定着装置60を構成するハウジング以外の構成要素は、ハウジング内に収容されている。
<加熱ベルト>
加熱ベルト61は、形成部30Aにより媒体Sに形成されたトナー像(を構成するトナー)及び媒体Sを回転しながら定められた加熱温度で加熱する機能を有する。加熱ベルト61は、図3に示されるように、筒状のベルト、すなわち、無端状のベルトとされている。なお、定められた加熱温度は、一例として、160℃とされている。
加熱ベルト61は、後述する熱源63により熱を付与されつつ、加圧ローラー62により従動されて回転するようになっている。ここで、図3における矢印Aは加熱ベルト61の周回方向を示している。そして、加熱ベルト61は、搬送装置50により搬送されるトナー像が形成された媒体Sを、後述するニップNにおいて加圧ローラー62とで挟んで加圧するようになっている。その結果、加熱ベルト61は、回転しながらトナー像が形成された媒体Sに接触して、媒体Sを加熱し、加圧ローラー62とで媒体Sを加圧して、媒体Sにトナー像を定着させるようになっている。
ここで、加熱ベルト61は、一例として、以下のような層構成とされている。すなわち、加熱ベルト61は、図4に示されるように、発熱層61Aと、弾性層61Bと、離型層61Cとで構成される3層構造とされている。発熱層61Aは、一例として金属製の層とされ、その内側の面が加熱ベルト61の内周面を構成している。そして、後述する熱源63の本体63Aからの輻射熱を吸収して発熱する機能を有している。弾性層61Bは、発熱層61Aの外周面を全周に亘って被覆している。弾性層61Bは、一例として、弾性を有する絶縁性のPFA(フッ素系樹脂)で形成されている。そして、弾性層61Bは、加熱ベルト61を弾性変形させ易くする機能を有している。離型層61Cは、一例として、フッ素系樹脂で形成された絶縁性の層とされ、弾性層61Bの外周面を全周に亘って被覆している。そして、離型層61Cは、定着動作時にトナーが接触した場合にトナーが付着し難くする機能を有している。なお、本実施形態の加熱ベルト61(の離型層61C)は、媒体Sとの接触により負極性に帯電され易い性質を有する。そのため、本実施形態のトナー(平均帯電量が正極性とされるトナー)を用いた場合、加熱ベルト61には、媒体Sに形成されたトナーが付着してオフセットを発生し得る傾向にあるといえる。なお、発熱層61Aは、画像形成装置10の本体のフレーム(図示省略)に接続されることで接地されている。
加熱ベルト61の両端の部分にはフランジ(図示省略)が嵌め込まれており、加熱ベルト61は各フランジに接着されて固定されている。そして、各フランジは、それぞれに嵌め込まれたシャフト(図示省略)を介して一対の側板に回転可能に支持されている。
<加圧ローラー>
加圧ローラー62は、形成部30Aにより媒体Sに形成されたトナー像(を構成するトナー)及び媒体Sを、加熱ベルト61とともに挟みながら加圧する機能を有する。加圧ローラー62は、図3に示されるように、装置奥行き方向から見て、加熱ベルト61の右側に配置されている。また、加圧ローラー62が加熱ベルト61とでニップNを形成している状態(図3参照)では、加圧ローラー62は、その左側の部分で加熱ベルトにおける右側の部分を凹ませた状態で加熱ベルト61に接触している。そして、前述のニップNとは、加熱ベルト61と加圧ローラー62とにより形成される、加熱ベルト61と加圧ローラー62との接触部分を意味する。なお、加圧ローラー62は、駆動源(図示省略)により駆動されて回転するようになっている。ここで、図3における矢印Bは、加圧ローラー62の回転方向を示している。
<熱源>
熱源63は、加熱ベルト61が媒体Sを加熱するための熱を加熱ベルト61に付与する機能を有する。熱源63は、図3に示されるように、本体63Aと、電源63Bと、を含んで構成されている。本体63Aは、一例として、棒状のフィラメント式ランプとされている。本体63Aは、加熱ベルト61の長手方向に沿った状態で加熱ベルト61の内側に配置されている。本体63Aは、加熱ベルト61の内周に対向している。電源63Bは、加熱ベルト61の外側に配置されている。電源63Bは、制御部CUに制御されて、本体63Aを発熱させるための電力を本体63Aに供給する機能を有する。その結果、本体63Aは、定着動作時において、加熱ベルト61の温度が前述の定められた加熱温度となるように、加熱ベルト61に熱を付与するようになっている。また、本体63Aは、後述する非定着動作時に実行されるクリーニングモード(熱付与モードの一例)時において、加熱ベルト61の温度が定められた加熱温度よりも高温になる(ための)熱を加熱ベルト61に付与させて放電電極72の温度を加熱温度よりも高温させるようになっている。なお、クリーニングモード時における加熱ベルト61の温度は、一例として、180℃とされている。
<湾曲部材>
湾曲部材64は、加圧ローラー62とで加熱ベルト61を挟むことで加熱ベルト61と加圧ローラー62とにニップNを形成させる機能を有する。湾曲部材64は、図3に示されるように、加熱ベルト61を挟んで加圧ローラー62の反対側に配置されて、加熱ベルト61の内周に接触している。また、湾曲部材64における加熱ベルト61の内周に接触する部分は、加圧ローラー62に向けて湾曲状に凹んでいる。なお、湾曲部材64は、前述の一対の側板に位置決めされている。
<温度センサー>
温度センサー66は、加熱ベルト61の温度を検知する機能を有する。温度センサー66は、一例として、加熱ベルト61の外周に対向して配置されている。なお、温度センサー66に検知された温度(温度に関するデータ)は、定められた周期で制御部CUに送信されるようになっている。
<コロナ帯電装置>
コロナ帯電装置68は、放電して加熱ベルト61(の離型層61C)をトナー(の平均帯電量)と同極性、すなわち、正極性に帯電させる機能を有する。コロナ帯電装置68は、図3、図5及び図7に示されるように、帯電装置本体70(帯電部の他の一例)と、電源PSとを含んで構成されている。そして、コロナ帯電装置68(の帯電装置本体70)は、一例として、加熱ベルト61の下側に配置されて、加熱ベルト61の外周に対向している。なお、後述する電源PSの接地端子は、画像形成装置10の本体のフレーム(図示省略)に接続されて接地されている。
帯電装置本体70は、図3、図5及び図7に示されるように、放電電極72と、押さえ部材74と、シールド76(補助電極の一例)と、を含んで構成されている。放電電極72は、図8に示されるように、一例として、長尺状の金属板とされ、その短手方向の一端側が鋸歯形状の部材とされている。押さえ部材74は、長尺状の絶縁部材とされ、その短手方向の一端側で放電電極72における鋸歯形状側と反対側の部分を挟んで放電電極72を支持している。シールド76は、長尺状の金属製のケースとされ、その短手方向の一端側が開口している。シールド76は、放電電極72とで電界を形成するようになっている。また、シールド76内には、押さえ部材74が固定されている。電源PSは、放電電極72とシールド76との間に電圧を印加して、放電電極72とシールド76との間に電界を形成される機能を有する。また、電源PSは、切替スイッチ(図示省略)を切り替えることで、両極性(正極性及び負極性)の電圧を出力可能とされている。
コロナ帯電装置68は、図5及び図7に示されるように、電源PSの出力端子に放電電極72が接続され、接地端子にシールド76が接続された状態で、当該出力端子に直流電圧を印加することで、放電電極72を放電させるように構成されている。そして、コロナ帯電装置68は、定着動作時には放電電極72に正極性の電圧を印加して、放電電極72から正極性のコロナイオンを放電させるようになっている。その結果、コロナ帯電装置68は、定着動作時において加熱ベルト61を正極性に帯電させるようになっている。これに対して、コロナ帯電装置68は、後述する非定着動作時に実行されるクリーニングモード時には放電電極72に負極性の電圧を印加して、放電電極72から負極性のコロナイオンを放電させるようになっている。すなわち、クリーニングモード時において、制御部CUに制御されるコロナ帯電装置68は、放電電極72とシールド76との間に定着動作時と逆向きの電界を形成させるようになっている。
≪定着装置の動作≫
次に、本実施形態の定着装置60の動作について、定着動作と、非定着動作時に実行されるクリーニングモード(熱付与モード)時の動作とに分けて説明する。
<定着動作>
本実施形態の定着動作については、図2、図3、図5及び図6を参照しつつ説明する。まず、外部装置(図示省略)から画像データを受け取った制御部CUは、定着装置60に定着動作を行うためのリモート信号を送信する(図2参照)。そして、制御部CUは、加圧ローラー62の駆動源(図示省略)を駆動させることにより加圧ローラー62を回転させる。これに伴い、加熱ベルト61が加圧ローラー62に従動して回転される。また、制御部CUは、熱源63の電源63Bを作動させて、本体63Aを発熱させるための電力を本体63Aに供給させる。これに伴い、発熱する本体63Aからの熱(輻射熱)が付与された加熱ベルト61は加熱される。この場合、加熱ベルト61の温度は、温度センサー66により定められた周期で検知される。温度センサー66により検知された温度(温度に関するデータ)は、定められた周期で制御部CUに送信される(図2及び図3参照)。そして、制御部CUは、温度センサー66により検知される温度が定められた加熱温度になるように、電源63Bが本体63Aに供給する電力を電源63Bに調整させる。
次いで、制御部CUは、コロナ帯電装置68を作動させる。具体的には、制御部CUは、電源PSから放電電極72に定められた正極性の直流電圧(図5中のVdc)を印加させる。これに伴い、放電電極72とシールド76との間には、当該正極性の直流電圧、帯電装置本体70の構造、加熱ベルト61との離間距離等に起因した電界が形成される。この結果、コロナ帯電装置68(又は帯電装置本体70)は、放電電極72とシールド76との間に上記電界が形成されている状態で、放電電極72を放電させて加熱ベルト61を正極性、すなわち、トナー(の平均帯電量)の極性と同極性に帯電させる(図6参照)。
そして、形成部30Aによりトナー像が形成されたすべての媒体SがニップNを通過すると、制御部CUは、加圧ローラー62の駆動源、熱源63の電源63B、コロナ帯電装置68の電源PS及び温度センサー66を停止させて、定着動作を終了する。
なお、図6は、定着動作時において、加圧ローラー62に従動して回転している加熱ベルト61の各部の帯電分布を示している。符号MPが指す部分(白い部分)は加熱ベルト61における負極性に帯電している部分、符号PPが指す部分(黒い部分)は加熱ベルト61における正極性に帯電している部分、符号MPPが指す部分(灰色の部分)は加熱ベルト61における正極性に帯電している部分が負極性に帯電している部分を示している。図6に示される帯電分布のように、加熱ベルト61におけるニップNを通過した部分は媒体Sとの接触等により元の状態よりも正極性側に帯電されるが、その後、当該部分が加熱ベルト61の回転に伴い帯電装置本体70に対向する位置まで移動すると、当該部分には放電電極72が放電する正極性のイオン(図6中の符号e)が付着する。その結果、加熱ベルト61には符号PPの部分、正極性に帯電している部分が形成される。
<クリーニングモード時の動作>
次に、本実施形態のクリーニングモード時の動作(以下、クリーニング動作という。)については、図2、図3、図7及び図9を参照しつつ説明する。なお、本実施形態のクリーニング動作は、一例として、非定着動作時(定着装置60が定着動作を実行していない期間)に実行される。具体的には、以下のとおりである。
ユーザーが入力装置UIから「クリーニングモードを実行するためのボタン(図示省略)」を押すと、制御部CUは、定着装置60にクリーニング動作を行うためのリモート信号を送信する。そして、当該リモート信号を受信した制御部CUは、受信後に定着装置60が定着動作を実行していないことを確認して、図9に示されるクリーニング動作の制御フローに従い、定着装置60にクリーニング動作を実行させる。なお、本実施形態におけるクリーニング動作を行う期間は、非定着動作時の定められた期間の一例である。
次いで、制御部CUは、加圧ローラー62の駆動源(図示省略)を作動させる(図9のステップS10参照)。これに伴い、加圧ローラー62は回転し、加熱ベルト61は加圧ローラー62に従動して回転される(図3参照)。
次いで、制御部CUは、熱源63の電源63Bを作動させて、本体63Aを発熱させるための電力を本体63Aに供給させる。これに伴い、発熱する本体63Aからの熱(輻射熱)が付与された加熱ベルト61は加熱される。この場合、加熱ベルト61の温度は、温度センサー66により定められた周期で検知される。温度センサー66により検知された温度(温度に関するデータ)は、定められた周期で制御部CUに送信される(図2及び図3参照)。そして、制御部CUは、コロナ帯電装置68(帯電装置本体70)の放電電極78の温度が上記加熱温度(本実施形態の場合は一例として160℃)よりも高温(一例として180℃)となるように、熱源63により加熱ベルト61に熱を付与し、加熱ベルト61を介して放電電極72に熱を付与させる(放電電極72を180℃に加熱させた状態にする)。
なお、本実施形態では、制御部CUは、放電電極72に上記高温(一例として180℃)に相当する熱が付与されていることを、図8における判断ステップS30において肯定判断をした場合と擬制する。すなわち、制御部CUは、判断ステップS30において、温度センサー66により加熱ベルト61の温度が180℃以上になっているかを判断する。仮に、制御部CUが判断ステップS30において否定判断をした場合、制御部CUは、ステップS40において熱源63の電源63Bの出力を定められた量大きくして再度判断ステップS30を行う。そのため、本実施形態のクリーニング動作の制御フローでは、制御部CUが判断ステップS30で肯定判断しない限り、判断ステップS30とステップS40とが繰り返される。
判断ステップS30で肯定判断をした制御部CU、ステップS50において、コロナ帯電装置68の電源PSにより放電電極72に負極性の電圧を印加して(図7参照)、放電電極72から負極性のコロナイオンを放電させる。
そして、制御部CUは、ステップS50において放電電極72への逆極性(負極性)の電圧の印加開始から定められた期間の経過後に、加圧ローラー62の駆動源、熱源63の電源63B、コロナ帯電装置68の電源PS及び温度センサー66を停止させて、クリーニング動作を終了する。
≪効果≫
次に、本実施形態の効果について図面を参照しながら説明する。
<第1の効果>
例えば、前述のクリーニング動作を実行すること以外は本実施形態と同様の構成の定着装置(図示省略)の場合(以下、比較形態の場合)、トナー像が形成された媒体SがニップNを通過する際に媒体Sから生じる不純物がコロナ帯電装置68(帯電装置本体70)の放電電極72に付着する場合がある。その結果、コロナ帯電装置68による加熱ベルト61(の軸方向)への放電が不純物の付着に伴い不均一になって、長期的に見ると放電状態が不安定となる虞がある。また、これに伴う定着不良が発生する虞がある。
これに対して、本実施形態の定着装置60は、前述のクリーニング動作において、定められた期間、放電電極72が前述の加熱温度よりも高温となる熱を付与される(図9の判断ステップS30で肯定判断をした場合を参照)。すなわち、本実施形態の定着装置60は、前述のクリーニング動作において、定められた期間、放電電極72が加熱温度よりも高温に加熱される。その結果、定着動作に伴い放電電極72に固化した状態で付着していた不純物は、放電電極72から気化され易い(除去され易い)。
したがって、本実施形態の定着装置60は、上記比較形態の定着装置に比べて、静電オフセットの発生を抑制するために加熱ベルト61をトナーと同極性に帯電させるコロナ帯電装置68(又は帯電装置本体70)による放電状態(放電電極72の長手方向に亘る放電の均一性)を長期的に安定させることができる。また、本実施形態の画像形成装置10は、コロナ帯電装置68による放電状態の不安定に伴う画像形成不良を抑制することができる。
<第2の効果>
また、本実施形態では、制御部CUは、クリーニング動作を実行する場合に、放電電極72が前述の加熱温度よりも高温となる熱を付与されたうえで、コロナ帯電装置68を制御して、放電電極72とシールド76との間に定着動作時と逆向きの電界を形成させる(図9のステップS50及び図7参照)。そのため、放電電極72に付着していた不純物のうち負極性の不純物は、上記逆向きの電界及び自己の帯電量等に起因する力を受けて放電電極72から脱離し易い。
したがって、本実施形態の定着装置60は、クリーニング動作の実行の際に放電電極72とシールド76との間に定着動作時と逆向きの電界を形成させない場合に比べて、静電オフセットの発生を抑制するために加熱ベルト61をトナーと同極性に帯電させるコロナ帯電装置68(又は帯電装置本体70)による放電状態を長期的に安定させることができる。
<第3の効果>
また、本実施形態では、制御部CUは、クリーニング動作を実行する場合に、放電電極72が前述の加熱温度よりも高温となる熱を付与されたうえで、加圧ローラー62の駆動源(図示省略)を制御して、加圧ローラー62を回転させる(図9のステップS10参照)。これに伴い、加熱ベルト61も回転される。そのため、放電電極72から気化した不純物(ガス状の不純物)は、加熱ベルト61の回転に伴い発生する空気流に巻き込まれ易い。
したがって、本実施形態の定着装置60は、クリーニング動作の実行の際に加熱ベルト61を回転させない場合に比べて、静電オフセットの発生を抑制するために加熱ベルト61をトナーと同極性に帯電させるコロナ帯電装置68(又は帯電装置本体70)による放電状態を長期的に安定させることができる。
<第4の効果>
また、本実施形態では、熱源63は、加熱ベルト61に加熱ベルト61が定着動作時に用いる熱を付与する機能以外に、クリーニング動作時に放電電極72に熱を付与する機能も有する(図3参照)。そのため、本実施形態の定着装置60では、クリーニング動作時に放電電極72に熱を付与するために熱源63とは別の熱源が不要となる。
したがって、本実施形態の定着装置60は、クリーニング動作時に放電電極72に熱を付与するために熱源63とは別の熱源を備えた場合に比べて、小型化又は低コスト化できる。これに伴い、本実施形態の画像形成装置10は、小型化又は低コスト化できる。
<第5の効果>
また、本実施形態では、ユーザーが入力装置UI(図1参照)から「クリーニングモードを実行するためのボタン(図示省略)」を押すことで、クリーニング動作が実行される。
したがって、本実施形態の画像形成装置10は、ユーザーによる入力装置UIからの入力(実行命令)によりクリーニング動作が実行可能に構成されていない場合と異なり、ユーザーが必要と判断した場合にクリーニング動作が実行できる。
以上のとおり、本発明について前述の実施形態を一例として説明したが、本発明の技術的範囲は前述の実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
例えば、本実施形態では、制御部CUは定着装置60の構成要素ではないとした。しかしながら、制御部CUにおける定着装置60を制御する部分を、定着装置60の一部として捉えてもよい。
また、本実施形態では、第1回転体の一例を加熱ベルト61、第2回転体の一例を加圧ローラー62として説明した。しかしながら、回転しながら媒体Sを加熱する機能を有すれば、第1回転体の一例は加熱ベルト61でなくてもよい。例えば、第1回転体の一例は、ローラー(加熱ローラー)でもよい。また、回転しながら第1回転体とでニップNを形成しニップNを通過する媒体Sを第1回転体とで加圧する機能を有すれば、第2回転体の一例は加圧ローラー62でなくてもよい。例えば、第2回転体の一例は、無端ベルトであってもよい。
また、本実施形態では、加熱ベルト61は、その内部に配置されている熱源63の本体63Aにより熱を付与されるとして説明した。しかしながら、加熱ベルト61に熱を付与することができれば、熱源63の本体63Aは、加熱ベルト61の外部に配置されていてもよい。この場合、本体63Aは、棒状のフィラメント式ランプではなく、例えば、誘導コイル(図示省略)であってもよい。
また、本実施形態では、コロナ帯電装置68の放電電極72が鋸歯形状の部材であるとして説明した(図8参照)。しかしながら、放電電極72が放電する機能を有すれば、これらは鋸歯形状の部材でなくてもよい。例えば、単なる長尺の平板状の部材、ワイヤー、列を成して並ぶ複数の針電極を並べた部材であってもよい(図示省略)。
また、本実施形態では、熱源63が、加熱ベルト61に加熱ベルト61が定着動作時に用いる熱を付与する機能以外に、クリーニング動作時に放電電極72に熱を付与する機能も有するとして説明した(図3参照)。しかしながら、図10の変形例(第1変形例)の定着装置60Aのように、熱源63Cをさらに備えた構成とし、クリーニング動作時に熱源63に換えて熱源63C(第2熱付与部材の他の一例)を作動させて放電電極72を加熱するようにしてもよい。本変例の場合、本実施形態における前述の第4の効果を奏することはないが、前述の第1〜第3及び第5の効果を奏する点で有効である。
また、本実施形態では、ユーザーによる入力装置UI(図1参照)からの入力(実行命令)によりクリーニング動作が実行されるとして説明した。しかしながら、図11の変形例(第2変形例)のように、本実施形態のクリーニング動作の制御フロー(図9参照)のステップS10の前に、前回クリーニング動作を行ってから媒体Sが定められた印字枚数(例えば、A4サイズ相当の媒体Sが500枚)印字されたかを判断する判断ステップS5を行うことで、自動的にクリーニング動作を行うようにしてもよい。本変形例の場合、図11の制御フローにおける「スタート」は、画像形成装置10が初期設定されて使用開始された時点を意味する。すなわち、本変形例のクリーニング動作の制御フローは、例えば、画像形成装置10の使用開始から使用停止まで半永久的に実行される。なお、本実施形態の画像形成装置10は、自動的にクリーニング動作が実行される点で有効である。
また、本実施形態では、クリーニング動作時に、加熱ベルト61を回転させるとして説明した(図9のステップS10参照)。しかしながら、図12の変形例(第3変形例)のように、本実施形態のクリーニング動作の制御フロー(図9参照)のステップS10を行わないようにしてもよい。本変例の場合、本実施形態における前述の第3の効果を奏することはないが、前述の第1、第2、第4及び第5の効果を奏する点で有効である。
また、本実施形態では、クリーニング動作時に、放電電極72とシールド76との間に定着動作時と逆向きの電界を形成させるとして説明した(図9のステップS50及び図7参照)。しかしながら、図13の変形例(第4変形例)のように、本実施形態のクリーニング動作の制御フロー(図9参照)のステップS50を行わないようにしてもよい。本変例の場合、本実施形態における前述の第2の効果を奏することはないが、前述の第1及び第3〜第5の効果を奏する点で有効である。
また、本実施形態では、クリーニング動作時に、放電電極72とシールド76との間に定着動作時と逆向きの電界を形成させるとして説明した(図9のステップS50及び図7参照)。しかしながら、図14の変形例(第5変形例)のように、本実施形態のクリーニング動作の制御フロー(図9参照)のステップS50に換えて、ステップS50Aとして、定められた期間、放電電極72に交流電圧を印加するようにしてもよい。本変例の場合、放電電極72に付着していた不純物のうち正極性の不純物は定着動作時と同極性の電界等に起因する力を受けて放電電極72から脱離し易く、負極性の不純物は前述のとおり定着動作時と逆極性の電界等に起因する力を受けて放電電極72から脱離し易い。したがって、本変形例の場合、本実施形態における前述の第1〜5の効果のみならず、放電電極72に付着していた不純物のうち正極性の不純物も除去し易い点で有効である。
10 画像形成装置
30A 形成部
60 定着装置
61 加熱ベルト(第1回転体の一例)
62 加圧ローラー(第2回転体の一例)
63 熱源(第1熱付与部材の一例、第2熱付与部材の一例)
63C 熱源(第2熱付与部材の他の一例)
68 コロナ帯電装置(帯電部の一例)
70 帯電装置本体(帯電部の他の一例)
72 放電電極
76 シールド(補助電極の一例)
CU 制御部
S 媒体
UI 入力装置(ユーザーインターフェイスの一例)

Claims (6)

  1. 筒状とされ、回転しながらトナー像が形成された媒体を定められた加熱温度で加熱する第1回転体と、
    筒状とされ、回転しながら前記第1回転体とで媒体を挟んで、前記第1回転体とで媒体を加圧する第2回転体と、
    前記第1回転体が媒体を加熱する熱を前記第1回転体に付与する第1熱付与部と、
    前記第1回転体に対向して配置され、前記第1回転体を帯電させる帯電部であって、放電電極及び前記放電電極とで電界を形成する補助電極を有し、前記電界が形成されている状態で前記放電電極に放電させて前記第1回転体をトナーと同極性に帯電させる帯電部と、
    前記放電電極の温度が前記加熱温度よりも高温となる熱を前記放電電極に付与する第2熱付与部と、
    非定着動作時の定められた期間に、前記第2熱付与部を制御して、前記放電電極の温度が前記加熱温度よりも高温となる熱を前記放電電極に付与させる熱付与モードを実行する制御部と、
    を備えた定着装置。
  2. 前記制御部は、前記熱付与モードを実行する場合に、前記帯電部を制御して、前記放電電極と前記補助電極との間に定着動作時と逆向きの電界を形成させる、
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記制御部は、前記熱付与モードを実行する場合に、前記第1回転体又は前記第2回転体を制御して、前記第1回転体及び前記第2回転体を回転させる、
    請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記第2熱付与部は、前記第1熱付与部とされ、
    前記制御部は、前熱付与モードを実行する場合に、前記第1熱付与部を制御して、前記第1熱付与部に前記第1回転体の温度が前記加熱温度よりも高温になる熱を前記第1回転体に付与させて前記放電電極の温度を前記加熱温度よりも高温させる、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 媒体にトナー像を形成する形成部と、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の定着装置であって、前記形成部により前記媒体に形成されたトナー像を前記媒体に定着する定着装置と、
    を備えた画像形成装置。
  6. 前記制御部に前記熱付与モードを実行させるためのユーザーインターフェイス、
    を備えた請求項5に記載の画像形成装置。
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