JP6603524B2 - 警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、警報器に関する。
従来より、所定の事象を検出して警報を発する警報器が知られており、この警報器は、室内の壁面に取り付けて使用される。例えば特許文献1及び2には、警報器の取付構造が開示されている。特許文献1には、警報器の上縁部に、上方に膨出した部位を設けるとともにこれに開口を形成しておくことで、壁面に取り付けたアタッチメント(吊下具)のフックに引掛け、警報器を壁面に固定する手法が開示されている。一方、アタッチメントやその取付構造が外部から視認されると見栄えが悪いことから、警報器の背面側に設けた凹状の開口部をアタッチメントに引掛けることで、警報器を壁面に固定する手法も知られている(特許文献2参照)。
特開2007−228号公報 特開2007−128210号公報
しかしながら、警報器の種類によってアタッチメントの構造が異なることから、警報器を交換するたびにアタッチメントを交換するという作業が必要となっていた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、警報器を壁面に取り付けるためのアタッチメントに対して汎用性がある警報器を提供することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、警報対象を検出するセンサを収容する筐体状のケース本体と、ケース本体の背面側を形成するケース背面部に組み付けられ、ケース本体を立壁の壁面に取り付けるための取付パネルと、を有する警報器を提供する。ここで、取付パネルは、取付パネルの上縁部に設けられ、吊下物に形成された開口に挿入されて吊下物を引掛けて吊り下げるフック部を備える第1の吊下具に取付可能な第1の取付固定部と、パネル面内において第1の取付固定部の下方に設けられ、パネル面に形成された開口からなり開口上縁部が被支持部として機能する開口部を有し、吊下物に形成された被支持部を下方から支持して吊下物を引掛けて吊り下げる第2の吊下具に取付可能な第2の取付固定部と、を備え、第2の吊下具は、略T字形状を有する基部と、基部の上縁部の左右端部に、上方に突き出すように突設された一対の押え片と、基部に形成される凹形状の被係合部と、を有し、基部の上縁部により、開口上縁部を下方から支持する構造であり、第2の取付固定部は、開口上縁部を画定するパネル面に形成され一対の押え片と壁面との間において保持される一対の被固定部と、開口上縁部を画定するパネル面から下方に延出して形成され凹形状の被係合部と係合する係合爪部と、を有する。
また、本発明において、第1の取付固定部は、取付パネルの上縁部から上方に膨出形成された膨出部と、膨出部に形成された引掛穴と、を備えていることが好ましい
本発明によれば、警報器を壁面に取り付けるためのアタッチメントに対して汎用性がある警報器を提供することができる。
本実施形態にかかる警報器を模式的に示す正面図 図1に示す警報器の右側面図 図1に示す警報器のAA断面を示す断面図 電池の収容構造を示すために警報器の要部を拡大して示す側面図 基板及び実装部品を示す説明図 取付パネルの構成を示す斜視図 取付パネルの構成を示す正面図 アタッチメントの構成を示す斜視図 第2のアタッチメントに対する取付パネルの取付状態を示す説明図 基板の背面側にガスセンサを配置した状態を説明する説明図
図1は、本実施形態にかかる警報器1を模式的に示す正面図である。図2は、図1に示す警報器1の右側面図であり、図3は、図1に示す警報器1のAA断面を示す断面図である。図1において、紙面上方は警報器1の設置時における鉛直上方に相当し、紙面下方は警報器1の設置時における鉛直下方に相当する。本実施形態にかかる警報器1は、例えば火災及び一酸化炭素(CO)に対する警報を行う警報器であり、設置場所で発生した事象(火災による熱や煙、不完全燃焼による一酸化炭素)を検出して警報を行う。警報器1は、電池式のものであり、例えば室内の立壁の壁面に設置されて使用される。
警報器1は、ケース本体10と、基板30と、火災センサ50、COセンサ60とを主体に構成されている。
ケース本体10は、基板30、火災センサ50、COセンサ60、電池70等を内部に収容する筐体であり、合成樹脂などで形成されている。ケース本体10は、互いに分離可能な下ケース11と上ケース12とで構成されており、下ケース11と上ケース12とを相互に嵌め合わせることで筐体が形成される。警報器1を設置する場合には、上ケース12が正面側に下ケース11が背面側となるように、後述する取付パネル20を介して壁面に取り付けられる。
下ケース11は、ケース本体10の背面側を形成するものであり、正面側が開放された箱状の部材で構成されている。下ケース11は、矩形板状の背面部(ケース背面部)11aと、この背面部11aの周縁に立設された矩形枠状の周壁部11bとで構成されている。
上ケース12は、ケース本体10の正面側を形成するものであり、背面側が開放された箱状の部材で構成されている。上ケース12は、矩形板状の正面部12aと、この正面部12aの周縁に立設された矩形枠状の周壁部12bとで構成されている。
上ケース12の正面部12aは、その正面側に中央部を覆うような縦長矩形状の化粧パネル13を備えている。本実施形態では、正面部12aと化粧パネル13とで、ケース本体10の正面側をなすケース正面部が構成されている。
この上ケース12には、スリット14、表示部15、スピーカ出力部16及び操作部17が設けられている。
スリット14は、ケース本体10の内外を貫通する開口部であり、例えば、上ケース12に複数形成されている。これらのスリット14を介して、警報器1の周囲の雰囲気が、ケース本体10内に形成されたCOセンサ60用のセンサ室内に流入する。
表示部15は、基板30に実装される複数のLED33と対応する位置に形成されている。表示部15は、例えば、化粧パネル13の一部を横長矩形状に切り抜いた開口で構成されており、当該開口を介して、LED33を外部から視認可能とするものである。また、表示部15をなす開口には、当該開口を閉塞する透明又は半透明の板状のプレートが配設されている。
スピーカ出力部16は、基板30に実装されるスピーカ37と対応する位置に形成されている。例えば、スピーカ出力部16は、正面部12aに形成した複数のスリットで構成されており、スピーカ37から出力された音又は音声を外部に出力する。
操作部17は、基板30に実装されるスイッチ32と対応する位置に形成されており、操作者が警報器1の操作を行うためのものである。本実施形態において、操作部17は、化粧パネル13の下端側に設けられている。また、化粧パネル13の正面側において、操作部17と対応する位置には、例えば「警報停止」といった文字が表記されている。
化粧パネル13の下端側において、当該化粧パネル13と正面部12aとの間には一定の隙間が生まれるような空間部が形成されており、化粧パネル13は、その下端側が自由端となるように、正面部12aに対して片持ち梁状に支持されている。操作部17は、化粧パネル13の自由端側に位置付けられており、化粧パネル13の板厚方向へ弾性変形可能となっている。上ケース12の正面側から操作部17を押圧操作することで、操作部17がケース本体10の内方(化粧パネル13の板厚方向)へ弾性変形し、これによりスイッチ32(具体的には、スイッチ32の可動部)が操作部17により押圧される。
また、ケース本体10は、ケース本体10内部に電池70を挿入するための電池開口部18と、電池70を保持するための電池保持部19とを備えている。ここで、図4は、電池70の収容構造を示すために警報器1の要部を拡大して示す側面図である。なお、この図4では、後述する電池ケース18aが取り外された状態となっている。
電池開口部18は、ケース本体10の側面(周壁部11b,12b)に形成されており、ケース本体10に対して電池70を挿抜するための開口である。この電池開口部18は、電池ケース18aが着脱可能に構成されており、電池ケース18aを取り付けることで電池開口部18を閉塞することができる(図2参照)。
電池保持部19は、ケース本体10内において電池70を保持するものである。電池保持部19は、下ケース11及び上ケース12において対向する位置にそれぞれ形成された一対の保持板19aで構成されている。個々の保持板19aは、その頂部が電池70の外周形状と対応するように円弧形状に設定されている。この一対の保持板19aは、電池70を両側から挟持することで電池70を保持する。
この電池保持部19は、警報器1に使用する電池70の本数に対応して複数並列配置されている。本実施形態では、2個の電池70を搭載する構成となっており、例えば、2個の電池70はフィルムによりラミネート加工され一体化されている。図4に示すように、電池保持部19は2箇所に並列配置されており、2個の電池70が電池保持部19によりそれぞれ保持される。
一方で、2つの電池保持部19は、隣り合う電池保持部19の間に一つの電池70を収容した場合に、当該電池70の周囲に位置する保持板19aの隅角部が電池70に対してそれぞれ当接する関係となっている。そのため、図4の破線で示すように、電池70の周囲に位置する4つの保持板19aを利用して、1個の電池70を保持することができる。これにより、1個の電池70のみを使用する場合であっても、その電池70の位置決めや、がたつきを抑制することができる。すなわち、2つの電池保持部19は、それぞれが1個の電池70を保持することで2個の電池70を保持する第1の保持状態と、互いに隣り合うもの同士で1個の電池70を保持する第2の保持状態と、を備えている。これにより、2個1組の電池70を警報器1に利用することもできれば、1個の電池70を単独で警報器1に利用することもできる。
図5は、基板30及び実装部品を示す説明図である。同図において、(a)は基板30の正面側を示し、(b)は基板30の裏面側を示す。基板30は、プリント配線板であり、複数の電子部品が半田付け等によって実装されている。基板30は、電子部品と電気的に接続されて電気回路を構成する配線パターンを有している。基板30は、下ケース11の背面部11aに対して平行又は略平行な状態で配置されている。
基板30の正面側には、スイッチ32、複数のLED33、マイクロコンピュータ(図示せず)などが実装されている。
スイッチ32は、操作部17の押圧操作に応じて、マイクロコンピュータに対して所定の信号を出力する。スイッチ32は、例えば可動部を備えて構成され、当該可動部が押圧されることで、マイクロコンピュータに対して所定の信号を出力する。
複数のLED33は、1つ以上の色に対応する4つのLEDで構成されている。これらのLED33は、マイクロコンピュータに制御され、火災センサ50及びCOセンサ60による警報を出力したり、警告状態を出力したりする。
マイクロコンピュータは、警報器1の制御を司るものである。例えば、マイクロコンピュータは、火災センサ50及びCOセンサ60から出力される検出信号に基づいてLED33やスピーカ37を制御して警報を行う。また、マイクロコンピュータは、スイッチ32からの信号入力又は信号変化に応じて操作入力を判断する。マイクロコンピュータは、操作入力を受け付けると、警報出力を停止したり、点検動作を行ったりする。
一方、基板30の背面側には、火災センサ50及びCOセンサ60が実装されている。
火災センサ50は、警報器1周囲の雰囲気中の煙又はその温度に基づいて火災を検出するセンサである。火災センサ50は、例えば熱センサや煙センサ等の周知の火災センサであり、火災に伴う熱や煙の有無又はその程度に応じた検出信号をマイクロコンピュータに出力する。
火災センサ50は、径方向に幅広に形成された円柱形状を有している。下ケース11の背面部11aには、その所要の部位に開口が形成されており、火災センサ50は、当該開口からセンサ部51が突き出すように、基板30上に支持されている。
COセンサ60は、例えば電気化学式COセンサである。COセンサ60は、スリット14からセンサ室内に進入する雰囲気中に含まれる一酸化炭素の濃度を検出し、その濃度に応じた検出信号をマイクロコンピュータに出力する。
COセンサ60は、軸方向に長手となる円筒形状を有している。COセンサ60は、ケース本体10内に横向きの状態(その軸方向が背面部11a及び正面部12aに対して平行する状態)で基板30上に支持されている。
また、基板30には、スピーカ37及び電池70が実装されている。
スピーカ37は、基板30上に配置されておらず、当該基板30の一部を所要の形状に切り欠いた領域に配置されている。この切り欠きにより、ケース本体10の大型化を抑制しつつスピーカ37の収容スペースを確保し、さらに、スピーカ37実装時の位置決めを行うことができる。スピーカ37は、マイクロコンピュータに制御され、火災センサ50及びCOセンサ60による警報を出力する。
電池70は、当該基板30の一部を所要の形状に切り欠いた領域に配置されている。この切り欠きにより、ケース本体10内に電池70の収容スペースを確保することができる。電池70は、警報器1を構成する各種の電子部品に動作用の電力を供給する。
以下、本実施形態の特徴の一つである取付パネル20について説明する。ここで、図6は、取付パネル20の構成を示す斜視図である。図7は、取付パネル20の構成を示す正面図である。ケース本体10は、取付パネル20をさらに有している。取付パネル20は、ケース本体10(警報器1)を壁面に取り付けるための部材であり、図2,3に示すように、下ケース11をなす背面部11aの背面側に組み付けられている。
取付パネル20は、略矩形状の平板部材であり、例えば合成樹脂により形成されている。この取付パネル20は、組付部材21、センサ当接部22、フィン状部材23及び取付固定部24,25を備えている。
組付部材21は、先端に爪部が形成された四角柱形状の柱部材であり、取付パネル20の4つの隅角部に立設されている。この組付部材21は、下ケース11の背面部11aの4つの隅角部に設けられた開口よりケース本体10内へ進入させることで、ケース本体10内の係合爪(図示せず)と係合する。これにより、取付パネル20を下ケース11に組み付けことができる。
取付パネル20が下ケース11に組み付けられた状態において、取付パネル20は、下ケース11の背面部11aと平行又は略平行し、当該背面部11aとの間に一定の隙間を隔てて配置されている。この隙間を介し、火災センサ50のセンサ部51に対して警報器1周囲の雰囲気を導くことができる。
センサ当接部22は、取付パネル20の正面側、すなわち、下ケース11の背面部11aと対向する面に、火災センサ50と対応して設けられている。センサ当接部22は、取付パネル20の一部を薄肉化させて凹状の窪みとして形成されている。このセンサ当接部22は、取付パネル20を下ケース11に組み付けた際に、火災センサ50の頂部が当接する。
フィン状部材23は、取付パネル20と下ケース11との間に流入した雰囲気を、火災センサ50のセンサ部51へ導くための整流部材である。フィン状部材23は、取付パネル20の正面側に形成されている。フィン状部材23は、取付パネル20から垂直に立ち上げられた立壁で構成されている。フィン状部材23は、センサ当接部22を中心に放射状をなすように複数設けられており、個々のフィン状部材23は、取付パネル20の周縁部に向けて直線状に延在している。
なお、フィン状部材23の形状はこれに限定されるものではなく、湾曲しながら立ち上がるカーブ形状であってもよい。また、フィン状部材23は、取付パネル20の周縁部に向けて、湾曲しながら延在するものであってもよい。
取付固定部24,25は、壁面に取り付けられたアタッチメント(吊下具)に取付パネル20を吊り下げることで、警報器1(ケース本体10)を壁面に取り付ける部材である。取付固定部24,25は、2種類のアタッチメント80,85に対応している。
第1の取付固定部24は、図8(a)に示す第1のアタッチメント80と対応するものである。まず、第1のアタッチメント80について説明する。この第1のアタッチメント80は、基部81と、フック部82と、一対の当接突部83とを備えており、合成樹脂などで一体形成されている。
基部81は、第1のアタッチメント80の基盤となる部材であり、その背面が壁面と向き合うように当該壁面に取り付けられる。フック部82は、基部81の正面に設けられ、後述する引掛穴24bを引掛けて、取付パネル20を吊り下げるための鉤状の部材である。一対の当接突部83は、基部81の正面に、フック部82を間に挟んで左右両側に突設されており、フック部82に吊り下げられる取付パネル20の揺動を規制するものである。
第1の取付固定部24は、図6,7に示すように、取付パネル20の上縁部20aに設けられている。第1の取付固定部24は、膨出部24aと、引掛穴24bとで構成されている。
膨出部24aは、上縁部20aから上方に膨出形成されており、上辺が下辺よりも短い台形形状を有している。この膨出部24aは、取付パネル20に一体形成されている。引掛穴24bは、膨出部24aの略中央に形成された縦長の開口である。具体的には、引掛穴24bは、上段部に比して下段部の方が開口幅が大きい段付き形状を有している。
壁面に取り付けられた第1のアタッチメント80への取付パネル20の取り付けは、以下の手順で行われる。まず、警報器1の上ケース12を正面に向けた状態で、取付パネル20を含む警報器1を壁面側へ移動させる。そして、一対の当接突部83の間に膨出部24aを挿入させながら、引掛穴24bへフック部82を進入させる。この際、引掛穴24bのうち開口幅の大きい下段部にフック部82を進入させる。膨出部24aが基部81へ到達すると、つぎに、取付パネル20を下方へスライドさせる。このスライドにより、フック部82が引掛穴24bの上段部に導かれ、フック部82が引掛穴24bの上側内周面に引掛けられる。これにより、第1のアタッチメント80に取付パネル20が吊り下げられる。
つぎに、第2の取付固定部25は、図8(b)に示す第2のアタッチメント85と対応するものである。まず、第2のアタッチメント85について説明する。この第2のアタッチメント85は、基部86と、一対の押え片87と、被係合部88とで構成されている。
基部86は、略T字形状を有する第2のアタッチメント85の基盤となる部材であり、その背面が壁面と向き合うように当該壁面に取り付けられる。一対の押え片87は、基部86の上縁部86aの左右端部に、上方に突き出すように突設されている。個々の押え片87は、基部86の正面側にオフセットした位置に配置されており、壁面との間に空隙を形成している。被係合部88は、基部86の上縁部86aの中央部、すなわち、一対の押え片87の間に設けられている。この被係合部88は、正面側から背面側へテーパー状に面形成したテーパー部と、このテーパー部と接続する基部86の所要部位に形成した凹状の窪み部とで構成されている。
第2の取付固定部25は、図6,7に示すように、取付パネル20の面内で、第1の取付固定部24の下方に設けられている。第2の取付固定部25は、開口部25aと、一対の被固定部25bと、係合爪部25dとで構成されている。
開口部25aは、略T字形状を有する開口であり、取付パネル20の上縁部20aよりも下方にオフセットした位置に配設されている。一対の被固定部25bは、開口部25aの上縁部(開口上縁部)25a1の左右端部に対応して設けられている。個々の被固定部25bは、開口上縁部25a1を画定するパネル面20bの一部をリブ25cで囲って形成されている。係合爪部25dは、パネル面20bの中央、すなわち、一対の被固定部25bの間に設けられている。この係合爪部25dは、パネル面20bを基点として下方に延出して形成されており、その先端には爪部が形成されている。
図9は、第2のアタッチメント85に対する取付パネル20の取付状態を示す説明図である。図9において、(a)は取付状態を正面側から示すものであり、(b)は(a)に示す取付状態のBB断面を示すものである。壁面に取り付けられた第2のアタッチメント85への取付パネル20の取り付けは、以下の手順で行われる。まず、警報器1の上ケース12を正面に向けた状態で、取付パネル20を含む警報器1を壁面側へ移動させる。そして、開口部25a内に第2のアタッチメント85を挿入させ、取付パネル20を壁面に当接させる。つぎに、取付パネル20を下方へスライドさせる。このスライドにより、第2のアタッチメント85(基部86)の上縁部86aに、開口上縁部25a1が突き当たる。
この際、一対の押え片87は、壁面との間に一対の被固定部25bを挟み込み、壁面との間でこれを係止する。これにより、取付パネル20の脱落や厚み方向への移動が規制される。また、係合爪部25dは、基部86の上縁部86a側からテーパー部を乗り越えて凹状の窪み部(被係合部88)と係合する。これにより、第2の取付固定部25と第2のアタッチメント85とが固定される。
この状態により、第2のアタッチメント85の上縁部86aにより、開口上縁部25a1が下方から支持される。これにより、第2のアタッチメント85に取付パネル20が吊り下げられる。
このようにして警報器1が壁面に取り付けられると、当該状態において警報器1は使用される。この場合において、警報器1周囲の雰囲気は、下ケース11と取付パネル20との間に進入する。また、隙間に進入した雰囲気は、フィン状部材23に案内され、火災センサ50へと導かれる。そして、雰囲気中に含まれる煙又は雰囲気の温度が規定値よりも高くなると、マイクロコンピュータにより警報が行われる。
以上、本実施形態の警報器1は、警報対象を検出するセンサ(火災センサ50、COセンサ60)を収容する筐体状のケース本体10と、ケース背面部(下ケース11の背面部11a)に組み付けられ、ケース本体10を立壁の壁面に取り付けるための取付パネル20と、を有している。この取付パネル20は、取付パネル20の上縁部20aに設けられ、吊下物に形成された開口に挿入されて吊下物を引掛けて吊り下げるフック部82を備える第1のアタッチメント(吊下具)80に取付可能な第1の取付固定部24と、パネル面内において第1の取付固定部24の下方に設けられ、吊下物に形成された被支持部を下方から支持して吊下物を引掛けて吊り下げる第2のアタッチメント85に取付可能な第2の取付固定部25と、を備えている。
この構成によれば、取付パネル20が2種類の取付固定部24,25を備えているので、第1のアタッチメント80も第2のアタッチメント85も使用することができる。そのため、利用者がいずれかのアタッチメント80,85を既に使用している場合には、これをそのまま流用することができる。よって、警報器1の交換時に、アタッチメントも交換する必要がない。これにより、交換作業の効率化と、部品の共通化によるコストダウンを図ることができる。
また、本発明において、第1の取付固定部24は、取付パネル20の上縁部20aから上方に膨出形成された膨出部24aと、膨出部24aに形成された引掛穴24bと、を備えている。一方、第2の取付固定部25は、取付パネル20のパネル面に形成された開口からなり、開口上縁部25a1が被支持部として機能する開口部25aを備えている。
この構成によれば、壁面に取り付けた第1のアタッチメント80について、そのフック部82に引掛穴24bを引掛けることで、第1のアタッチメント80に取付パネル20を吊り下げることができる。これにより、警報器1(ケース本体10)を壁面に取り付けることができる。一方、壁面に取り付けられた第2のアタッチメント85が開口上縁部25a1を下方から支持することで、第2のアタッチメント85に取付パネル20を吊り下げることができる。これにより、警報器1(ケース本体10)を壁面に取り付けることができる。
また、本実施形態において、第2のアタッチメント85は、略T字形状を有する基部86と、基部86の上縁部86aの左右端部に、上方に突き出すように突設された一対の押え片87と、基部86に形成される凹形状の被係合部88と、を有している。そして、この第2のアタッチメント85は、基部86の上縁部86aにより、開口上縁部25a1を下方から支持する構造である。この場合、第2の取付固定部25は、開口上縁部25a1を画定するパネル面20bに形成され、一対の押え片87と壁面との間において保持される一対の被固定部25bと、このパネル面20bから下方に延出して形成され、凹形状の被係合部88と係合する係合爪部25dと、をさらに有している。
この構成によれば、一対の押え片87は、壁面との間に一対の被固定部25bを挟みこみ、これを係止する。これにより、取付パネル20の脱落や厚み方向への移動を規制することができる。また、係合爪部25dは、基部86の上縁部86aを乗り越え、凹形状の被係合部88と係合する。これにより、第2の取付固定部25と第2のアタッチメント85とを固定することができる。
加えて、本実施形態に係る警報器1は、筐体状のケース本体10と、ケース本体10内に収容される基板30と、基板30の背面側に実装されるとともに、ケース本体10の背面側をなすケース背面部(背面部11a)に形成された開口より外方へ突出して配置される火災センサ50と、背面部11aに対して一定の隙間を隔てて組み付けられ、ケース本体10を壁面に取り付けるための取付パネル20と、背面部11aと取付パネル20との間に流入した雰囲気を火災センサ50に導くための整流部材と、基板30の正面側に実装され、ケース本体10の正面側を形成するケース正面部を介して警報を出力する表示出力部(LED33)と、を有している。
この構成によれば、基板30の背面側に火災センサ50を配置するとともに、ケース本体10と取付パネル20との隙間により火災センサ50へ周囲雰囲気を導く空間を形成している。これにより、警報器1周囲の雰囲気を火災センサ50へと適切に流入させることができる。また、基板30の正面側に火災センサ50を配置する必要がないので、基板30正面側のスペースを広く活用することができる。その結果、LED33の実装レイアウトについて自由度が増し、警報器1の正面側の表示を自由に行うことができる。また、火災センサ50に必要な開口や隙間をケース本体10の正面側に設ける必要がないので、見栄えをよくすることができる。これにより、警報器1の意匠性の向上を図ることができる。
また、取付パネル20を設けずに、下ケース11の背面部11aと壁面との間で上記の火災センサ50用の空間(隙間)を形成することもできるが、取付パネル20を用いて隙間を形成することで、その隙間を設計値の通りに設定することができる。したがって、当該隙間を最小化することで、警報器1の薄型化を図ることができる。また、この隙間については、虫などの進入が懸念されるが、その隙間を小さくすることで、虫の進入を抑制することができる。また、隙間を最小化した場合には、雰囲気が滞留し応答性が低下することが懸念されるが、整流部材を設けることで、火災センサ50に対して雰囲気をスムーズに導くことができる。これにより、警報器1の応答性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態において、整流部材は、取付パネル20に立設されたフィン状部材23で構成されている。
この構成によれば、ケース本体10に取付パネル20を取り付けることで、上述した整流機能を得ることができる。また、このフィン状部材23がリブとして利用することができるので、取付パネル20の剛性を高めることができる。これにより、取付パネル20の薄型化を図りつつその剛性を確保することができる。
また、本実施形態において、警報器1は、基板30の背面側に実装され、一酸化炭素を検出するCOセンサ60を、さらに有している。
この構成によれば、センサ類を基板30の背面側に集約しているので、基板30正面側のスペースを広く確保することができる。これにより、LED33の実装レイアウトについて自由度が増し、警報器1の正面側の表示を自由に行うことができる。さらに、COセンサ60の存在がケース本体10の正面側のデザインに影響を与えることもないので、ケース本体10の正面側のデザインに対する自由度が向上する。その結果、警報器1の意匠性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、火災センサ50・COセンサ60を一体型とする警報器1について説明したが、その他のセンサ、例えばガスセンサをさらに備えていてもよい。図10は、基板30の背面側にガスセンサ90を配置した状態を説明する説明図である。ガスセンサ90は、基板31に実装されており、この基板31は、下ケース11の背面部11a(基板30)に対して直交又は略直交する状態で配置されている。このため、ガスセンサ90は、COセンサ60と同様、下ケース11(ケース本体10)内において横置き状に配置されている。
この構成によれば、センサ類を基板30の背面側に集約しているので、基板30正面側のスペースを活用することができる。これにより、LED33の実装レイアウトについて自由度が増し、警報器1の正面側の表示を自由に行うことができる。さらに、ガスセンサ90の存在がケース本体10の正面側のデザインに影響を与えることもないので、ケース本体10の正面側のデザインに対する自由度が向上する。その結果、警報器1の意匠性の向上を図ることができる。
また、本実施形態において、ケース本体10は、正面部12a及び背面部11aにおいて対向する位置にそれぞれ形成された一対の保持板19aから構成され、一対の保持板19aによりケース本体10内に収容された電池70を両側から挟持することで電池70を保持する電池保持部19を有している。この電池保持部19は、2個並列して配置されている。この場合において、電池保持部19は、それぞれが1個の電池70を保持することで2本の電池70を保持する第1の保持状態と、隣り合う電池保持部19の間に1個の電池70を収容し、当該電池70の周囲に位置する保持板19aの隅角部が当該電池70に対してそれぞれ当接してこの1個の電池70の保持する第2の保持状態と、備えている。
この構成によれば、2個の電池保持部19を備えるため、2本一組の電池70の収容を可能としている。加えて、1本の電池70を単独で収容する場合には、これを2個の電池保持部19の中間に位置付けることで、電池70の位置決めを可能としつつ、その電池70のがたつきを防止することができる。
もっとも、2個の電池保持部19のいずれか一方を使用して1本の電池70を保持することも可能である。しかしながら、利用者が電池70を1本のみで使用する場合には、いずれか一方の電池保持部19に電池70を挿入せずに、電池開口部18の真ん中に電池70を挿入する傾向がある。この点、本実施形態によれば、利用者が違和感なく電池70を交換することができ、また、電池70の位置決めや、電池70のがたつきの防止を適切に行うことができる。
以上、本実施形態にかかる警報器について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、その発明の範囲において種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、COセンサや火災センサを備える警報器を示したが、これらのセンサとともに、或いは、これらのセンサの一つ又は全部と代えてガスセンサを備えていてもよい。すなわち、警報器は、所定の事象を検出するセンサを一つ以上備えていればよい。
1 警報器
10 ケース本体
11 下ケース
11a 背面部
11b 周壁部
12 上ケース
12a 正面部
12b 周壁部
13 化粧パネル
18 電池開口部
18a 電池ケース
19 電池保持部
19a 保持板
20 取付パネル
20a 上縁部
20b パネル面
21 組付部材
22 センサ当接部
23 フィン状部材
24 第1の取付固定部
24a 膨出部
24b 引掛穴
25 第2の取付固定部
25a 開口部
25a1 開口上縁部
25b 被固定部
25c リブ
25d 係合爪部
30 基板
33 LED
50 火災センサ
51 センサ部
60 COセンサ
70 電池
80 第1のアタッチメント(第1の吊下具)
81 基部
82 フック部
83 当接突部
85 第2のアタッチメント(第2の吊下具)
86 基部
86a 上縁部
87 押え片
88 被係合部
90 ガスセンサ

Claims (2)

  1. 警報対象を検出するセンサを収容する筐体状のケース本体と、
    前記ケース本体の背面側を形成するケース背面部に組み付けられ、前記ケース本体を立壁の壁面に取り付けるための取付パネルと、を有し、
    前記取付パネルは、
    前記取付パネルの上縁部に設けられ、吊下物に形成された開口に挿入されて吊下物を引掛けて吊り下げるフック部を備える第1の吊下具に取付可能な第1の取付固定部と、
    パネル面内において前記第1の取付固定部の下方に設けられ、前記パネル面に形成された開口からなり開口上縁部が被支持部として機能する開口部を有し、吊下物に形成された前記被支持部を下方から支持して吊下物を引掛けて吊り下げる第2の吊下具に取付可能な第2の取付固定部と、
    を備え
    前記第2の吊下具は、
    略T字形状を有する基部と、
    前記基部の上縁部の左右端部に、上方に突き出すように突設された一対の押え片と、
    前記基部に形成される凹形状の被係合部と、を有し、
    前記基部の上縁部により、前記開口上縁部を下方から支持する構造であり、
    前記第2の取付固定部は、
    前記開口上縁部を画定するパネル面に形成され前記一対の押え片と前記壁面との間において保持される一対の被固定部と、
    前記開口上縁部を画定するパネル面から下方に延出して形成され前記凹形状の被係合部と係合する係合爪部と、を有する
    ことを特徴とする警報器。
  2. 前記第1の取付固定部は、
    前記取付パネルの上縁部から上方に膨出形成された膨出部と、
    前記膨出部に形成された引掛穴と、
    を備えことを特徴とする請求項1に記載された警報器。
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