JP6601837B2 - インサート - Google Patents

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Description

本発明は、インサートに関し、例えば、支持体内に埋設されたインサートの雌ねじ孔にボルトの雄ねじ部をねじ込むことにより各種の部材を固定する構造において、インサートに螺合されたボルトが振動や衝撃等(以下、振動等という)によって緩むのを防止する技術に関するものである。
天井工事や設備工事等においては、建築物、構造物または機器等のような支持体内にインサートを埋設し、そのインサートの雌ねじ孔内に吊りボルト等の雄ねじ部をねじ込むことにより、天井材や設備機器あるいは電気配線等のような各種の部材を吊った状態で支持し固定している。なお、インサートについては、例えば、特許文献1に記載があり、配管等で生じた振動や騒音等がインサートを通じて建築物等に伝わらないようにする技術が開示されている。
特開2005−180016号公報
しかし、インサートがトンネルや橋あるいは道路等のような支持体に埋設されている場合やインサートに螺合される吊りボルト等が空調室内機や換気ファン等のような部材を支持する場合等においては、吊りボルト等に対して大きな振動等が長期間にわたって頻繁に加わる結果、吊りボルト等が緩んでしまう場合がある。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、その目的は、インサートに螺合されたボルトの緩みを防止することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のインサートは、ボルトの雄ねじ溝のピッチに整合するコイルバネと、支持体の内部に埋設され、軸方向両端面に位置する第1の面および第2の面の間を貫通する中空孔内において、前記第1の面側に前記ボルトの雄ねじ部が螺合される雌ねじ孔を有するとともに、前記第2の面側に前記コイルバネを収容するバネ収容部を有するインサート本体と、前記第2の面側の前記バネ収容部の開口部を塞ぐ閉止部材と、を備え、前記バネ収容部の壁面には、その壁面よりも外方に窪む第1の溝が、前記第2の面から前記雌ねじ孔に向かって延在した状態で形成されており、前記バネ収容部の壁面において前記第1の溝に対向する位置の壁面には、その壁面よりも外方に窪む第2の溝が、前記第2の面から前記雌ねじ孔に向かって延在した状態で形成されており、前記コイルバネは、前記一端部が前記第1の溝内に入り込み、前記コイルバネの他端部が前記第2の溝内に入り込んで当該第2の溝の幅の範囲で移動可能な状態で、前記バネ収容部内に収容されており、前記インサート本体の外周には、前記第1の溝および前記第2の溝の位置から外方に向かって突出する突出部が設けられ、前記コイルバネは、前記インサート本体に対する前記ボルトの締め付け方向への回転を許容するとともに、前記インサート本体からの前記ボルトの離脱方向への回転を阻止するように設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明は、上記した請求項1記載の発明において、前記コイルバネが引張コイルバネであることを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明は、上記した請求項2記載の発明において、前記引張コイルバネと、その向かい側の前記雌ねじ孔の端部との間に、前記ボルトを前記引張コイルバネに螺合した場合に該引張コイルバネが軸方向に伸びるのを許容する間隔を設けたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明は、上記した請求項1、2または3記載の発明において、前記閉止部材がゴムまたはプラスチックにより構成されており、前記コイルバネは、その一端部が前記閉止部材に接続されることにより固定端とされた状態で、前記バネ収容部内に収容されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明は、上記した請求項5記載の発明において、前記コイルバネの他端部は、前記コイルバネの軸方向に沿って延びる延在部分を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、インサートに螺合されたボルトが振動等により緩むのを防止することが可能になる。
また、請求項1記載の発明によれば、インサート本体の第2の溝内にコイルバネの他端部を入れることにより、その他端部の移動範囲を第2の溝の幅に設定することができ、コイルバネによるボルトの締め付け程度を調整することができるので、インサートに螺合されたボルトが緩むのを防止することができるとともに、ボルトを取り外すことが可能になる。
さらに、請求項1記載の発明によれば、インサート本体の外周の突出部により、第1の溝および第2の溝の形成部分でのインサート本体の機械的強度を確保することが可能になる。また、インサート本体と支持体との接着強度を向上させることができるとともに、インサート本体の外周の突出部が回り止めとして機能してインサートが支持体内で回転してしまうのを防止することが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、インサートに螺合されたボルトの保持力をより一層向上させることができるので、インサートに螺合されたボルトが振動等により緩むのを防止することが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、インサートのコイルバネに対してボルトを良好に螺合することが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、コイルバネを閉止部材に接続して固定することにより、インサートを容易に組み立てることが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、コイルバネをバネ収容部に収容する際に、コイルバネの他端部の延在部分が第2の溝にガイドされるので、コイルバネをインサート本体のバネ収容部に安定かつ容易に収容することができ、インサートを容易に組み立てることが可能になる。
本発明の一実施の形態に係るインサートの適用例である天井構造体の概略構成図である。 図1のインサートの分解側面図である。 (a)は図1のインサートの側面図、(b)は図3(a)に対して直交する側面方向から見たインサートの側面図である。 (a)は図1のインサートを構成するインサート本体の上面図、(b)は図1のインサートを構成するインサート本体の下面図である。 (a)は図1のインサートの拡大上面図である。 (a)は図5のI−I線の部分断面図、(b)は図5のII−II線の部分断面図である。 (a)は図1のインサートのキャップの上面図、(b)は図7(a)のキャップの裏面図、(c)は図7(a)のIII−III線の拡大断面図である。 吊りボルト装着時の図1のインサートの上面図である。 (a),(b)は吊りボルト装着時の図8のIV−IV線の部分断面図である。 吊りボルト装着後の図5のI−I線の部分断面図である。 (a),(b)はコイルバネ12による吊りボルトの保持作用を説明するための説明図である。 吊りボルトを離脱回転方向に回転させた場合の図1のインサートの上面図である。 (a),(b)は組立工程中のインサートの部分断面図である。 本発明の他の実施の形態のインサートの上面図である。 (a)は図14のI−I線の部分断面図、(b)は図14のII−II線の部分断面図である。 本発明の他の実施の形態のインサートの上面図である。 本発明の他の実施の形態のインサートの上面図である。 (a)は本発明の他の実施の形態であるインサートの要部断面図、(b)は図18(a)の破線DLで囲んだ領域の拡大断面図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態のインサートの適用例について図1を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のインサートの適用例である天井構造体の概略構成図である。
天井構造体1の梁またはスラブを構成する鉄筋コンクリート製等の建物躯体(支持体)2の下部には、複数個のインサート3が、各々の雌ねじ孔を建物躯体2の下面から露出させた状態で埋設されている。各インサート3の雌ねじ孔には、円柱棒状に形成された金属製の吊りボルト4の雄ねじ部が螺合されており、この複数の吊りボルト4によって、天井板5、配管6および設備機器7等のような各種の部材が建物躯体2の下方に吊り下げられた状態で設置されている。
次に、本実施の形態のインサートの構造について図2〜図7を参照して説明する。図2は図1のインサートの分解側面図、図3(a)は図1のインサートの側面図、図3(b)は図3(a)に対して直交する側面方向から見たインサートの側面図、図4(a)は図1のインサートを構成するインサート本体の上面図、図4(b)は図1のインサートを構成するインサート本体の下面図、図5は図1のインサートの拡大上面図、図6(a)は図5のI−I線の部分断面図、図6(b)は図5のII−II線の部分断面図、図7(a)は図1のインサートのキャップの上面図、図7(b)は図7(a)のキャップの裏面図、図7(c)は図7(a)のIII−III線の拡大断面図である。なお、図5の符号X,Yはインサート本体の上面の互いに直交する中心線を示している。また、図5の符号R1は吊りボルト4の締め付け時の締付回転方向、符号R2は吊りボルト4の離脱時の離脱回転方向を示している。
インサート3は、吊りボルト4を建物躯体2に固定する部材であり、図2および図6に示すように、インサート本体10と、キャップ(閉止部材)11と、コイルバネ12とを備えている。
インサート本体10は、インサート3の本体部材であり、例えば、アルミナ等のようなセラミックまたは鉄やステンレス等のような金属により形成されている。インサート本体10をセラミックで構成した場合は、耐腐食性を向上させることができる。一方、インサート本体10を金属で構成した場合は、コストを低減することができる。
インサート本体10は、図2、図3、図4および図6に示すように、大径部10aと小径部10bとを一体で有している。インサート本体10の大径部10aにおいて上面側にはさらに大径のフランジ部10cが形成されている。このようにインサート本体10に大径部10aおよびフランジ部10cを設けたことにより、インサート3を建物躯体2内にしっかりと固定することができるので、建物躯体2に対するインサート3の定着強度を向上させることができる。
また、インサート本体10は、図4および図6に示すように、軸方向両端面に位置する下面(第1の面)10dおよび上面(第2の面)10eと、それらの上下面を貫通する中空孔10fとを有している。この中空孔10f内において小径部10b(下面10d)側には、雌ねじ孔10f1が形成されている。また、中空孔10f内において大径部10a(上面10e)側には、バネ収容部10f2が形成されている。バネ収容部10f2は、コイルバネ12を収容する空間であり、その直径は、雌ねじ孔10f1の外径よりも大きくなっている。
また、図4、図5および図6(a)に示すように、バネ収容部10f2の壁面において互いに向かい合う位置には2つの溝(第1の溝、第2の溝)10g,10hが形成されている。溝10g,10hは、後述するように、コイルバネ12の両端部が入り込む窪みであり、インサート本体10の上面側から見るとバネ収容部10f2の中心から外方に向かって延び、インサート本体10の側面から見るとインサート本体10の上面10eから雌ねじ孔10f1に向かってバネ収容部10f2の底面まで連続した状態で延びている。溝10hの幅(インサート本体10の上面の外周方向の長さ)は、溝10gの幅よりも広くなるように形成されている。また、図5に示すように、溝10hは、中心線Xを境に上下対称となっておらず、中心線Xから溝10hの壁面10h0までの長さよりも、中心線Xから溝10hの壁面10h1までの長さの方が長くなるように形成されている。
また、図2〜図4および図6(a)に示すように、インサート本体10の大径部10aの外周において上記溝10g,10hに対応した位置(互いに向かい合う位置)には、インサート本体10の中心から外方に向かって部分的に突出する突出部10i,10jが形成されている。この突出部10i,10jは、それぞれ溝10g,10hの形成部の機械的強度を確保する機能を備えている。また、突出部10i,10jは、インサート本体10と建物躯体2との接着性を向上させる機能を備えているとともに、インサート3の全体が周方向に回転するのを防止する回り止め機能をも備えている。
なお、特に限定されるものではないが、インサート本体10の軸方向長さは、例えば、41mm、大径部10aの軸方向長さは、例えば、11mm、大径部10aの直径は、例えば、28mm、小径部10bの軸方向長さは、例えば、21mm、小径部10bの直径は、例えば、16〜20mm、雌ねじ孔10f1の内径は、例えば、12mm、雌ねじ孔10f1の軸方向長さは、例えば28.6mm、バネ収容部10f2の直径は、雌ねじ孔10f1の内径より大きく、例えば、13.3mm、バネ収容部10f2の深さは、例えば、12.4mmである。
キャップ11は、インサート本体10内のコイルバネ12や吊りボルト4を建物躯体2の材料や水分等から保護するとともに、コイルバネ12がバネ収容部10f2内から抜け落ちないように押さえる部材であり、バネ収容部10f2の開口部を塞ぐようにインサート本体10の上面側に圧入または接着等により固定されている。
キャップ11は、図2、図3、図6および図7に示すように、例えば、ゴムまたはプラスチック等で構成された平面円形状の薄板からなり、その裏面(インサート本体10のバネ収容部10f2に対向する面)には、キャップ11の装着時にインサート本体10の溝10g,10hおよびバネ収容部10f2内に入り込む平面枠状の突出部11aが形成されている。この突出部11aにおいて、溝10gに入り込む部分には、図6(a)および図7に示すように、孔11bが形成されている。この孔11bは、後述するように、コイルバネ12を固定する孔であり、キャップ11の裏面側から突出部11aの厚さ方向の途中位置まで延びて終端している。
ここで、コイルバネ12の抜け落ちをコイルバネ12自体の弾性力(径方向に広がる力)を利用して防止する構成も考えられるが、その場合、コイルバネ12が小径になるとコイルバネ12の素線径も細くなるのでコイルバネ12を留める力が弱くなる。これに対して、本実施の形態においては、コイルバネ12がキャップ11によって押さえられるので、小径のコイルバネ12にも対応することができる。なお、特に限定されるものではないが、キャップ11の直径は、例えば、28mmである。また、キャップ11をプラスチックで構成する場合は、例えば、可撓性を有するプラスチックを用いることができる。
コイルバネ12は、インサート3にねじ込まれた吊りボルト4が振動等により緩むのを防止する緩み防止部材であり、インサート本体10のバネ収容部10f2内に収容されている。コイルバネ12は、例えば、ステンレス等のような断面円形状の金属線材で構成された引張コイルバネからなり、円形螺旋状のコイル部12aと、コイル部12aの延在方向一端側の一端部12bと、コイル部12aの延在方向他端側の他端部12cとを有している。
コイル部12aは、吊りボルト4が螺合されることで吊りボルト4の緩みを防止する本体部分であり、図2、図5および図6に示すように、例えば、金属線材を円形螺旋状に弾性変形させることで構成されている。このようにコイル部12aの形状を単純な円形螺旋状にすることができるので、コイル部12aの螺旋形状を部分的に変える構造に比べて、インサート3の製造コストを低減することができる。
吊りボルト4が螺合される前のコイルバネ12の軸方向に隣接するコイル部12a同士は、互いに引っ張り合い接触している。このコイル部12aの内径は、コイル部12aの枠内に吊りボルト4が螺合された場合に吊りボルト4をしっかりと保持することができるように吊りボルト4の谷の径よりも小さくなるように形成されている
また、図6に示すように、吊りボルト4が螺合される前においてコイルバネ12の底面と、その向かい側のバネ収容部10f2の底面(雌ねじ孔10f1の軸方向端部)との間には、吊りボルト4をコイルバネ12に螺合した場合にコイルバネ12が軸方向に伸びるのを許容する間隔D1(伸び代)が設けられている。また、図6(b)に示すように、吊りボルト4が螺合される前においてコイルバネ12のコイル部12aの外周とバネ収容部10f2の内側面との間には、コイル部12aが径方向外方に広がるのを許容する間隔D2が設けられている。
吊りボルト4が螺合される前のコイルバネ12の一端部12bおよび他端部12cは、図5に示すように、インサート3の上面の中心線X上に位置している。インサート本体10のバネ収容部10f2内においてコイルバネ12の一端部12bは、図6に示すように、キャップ11側に位置しており、キャップ11に接続されて固定端となる。すなわち、図5および図6(a)に示すように、コイルバネ12の一端部12bは、コイル部12aの外径よりも外側に延び、バネ収容部10f2の壁面の溝10gに入り込み、さらに、バネ収容部10f2の内壁面に沿ってキャップ11の方向に屈曲してキャップ11の裏面の突出部11aの孔11b内に挿入された状態で固定されている。
一方、インサート本体10のバネ収容部10f2内においてコイルバネ12の他端部12cは、インサート本体10の雌ねじ孔10f1側に位置している。この他端部12cは、完全には固定されておらず溝10hの幅(インサート本体10の上面の外周方向の長さ)の範囲内において移動可能な状態で設置されている。すなわち、図5および図6(a)に示すように、コイルバネ12の他端部12cは、コイル部12aの外径よりも外側に延び、バネ収容部10f2の壁面の溝10hに入り込んで、溝10hの幅の範囲内において移動可能な状態で設置されている。ただし、インサート3の上面内において吊りボルト4の螺合前のコイルバネ12の他端部12cの平面位置は、上記した位置に限定されるものではなく、溝10hの幅の範囲内であれば種々の平面位置に配置することができる。
また、図2および図6(a)に示すように、コイルバネ12の他端部12cは、雌ねじ孔10f1側からキャップ11側に向かってバネ収容部10f2の内則面に沿って延在している。これにより、バネ収容部10f2内にコイルバネ12を入れたり、バネ収容部10f2内からコイルバネ12を出したりする際に、コイルバネ12の他端部12cの延在部分が溝10hによりガイドされるので、コイルバネ12を安定かつ容易に出し入れすることができる。したがって、インサート3を容易に組み立てることができる。
次に、本実施の形態のインサートに吊りリードをねじ込む場合の作用について図8および図9を参照して説明する。図8は吊りボルト装着時の図1のインサートの上面図、図9(a),(b)は吊りボルト装着時の図8のIV−IV線の部分断面図である。
まず、図8および図9(a)に示すように、吊りボルト4の雄ねじ側先端部をインサート3の雌ねじ孔10f1に合わせた状態で吊りボルト4を締付回転方向R1に回すことにより吊りボルト4の雄ねじ部を雌ねじ孔10f1にねじ込む。これにより、吊りボルト4の雄ねじ部とインサート3の雌ねじ孔10f1とを隙間無く螺合することができ、吊りボルト4をインサート3に円滑に螺合することができる。なお、この段階では、コイルバネ12の軸方向に隣接するコイル部12a同士は互いに引き合い接触している。
続いて、図8および図9(b)に示すように、吊りボルト4をさらに締付回転方向R1に回していくと、吊りボルト4の先端部がコイルバネ12のコイル部12aの枠内に入り始める。そのまま吊りボルト4を回すと、互いに接触し合っていたコイル部12aが、コイルバネ12の軸方向(図9(b)の下方)に伸びて互いに離間し、吊りボルト4の雄ねじ溝のピッチに整合するように吊りボルト4の雄ねじ溝に自然に入り込む。
また、後述するように、コイルバネ12として引張コイルバネを使用したことにより、コイル部12aが吊りボルト4をしっかりと保持するので、吊りボルト4を締付回転方向R1に回転するとそれにつられてコイルバネ12の他端部12cが溝10hの壁面10h0に向かって(図8の上方に)移動する。すると、コイルバネ12のコイル部12aの径が広がるため、吊りボルト4に対するコイル部12aの保持力を低減することができる。このため、吊りボルト4の締付回転方向R1への回転が許容され、吊りボルト4をコイルバネ12内に円滑に螺合することができる。
また、コイルバネ12として引張コイルバネを用いたことにより、吊りボルト4をコイルバネ12の外周のどの位置からコイル部12aの枠内に入れてもコイル部12aが吊りボルト4の雄ねじ溝のピッチに自然に整合するようになっている。このため、コイルバネ12と吊りボルト4との平面内の位置合わせを考慮する必要が無いので、インサート3の構造を簡単化することができる。
次に、吊りボルト4をインサート3に螺合した後の作用について図10および図11を参照して説明する。図10は吊りボルト装着後の図5のI−I線の部分断面図、図11(a),(b)はコイルバネ12による吊りボルトの保持作用を説明するための説明図である。
本実施の形態においては、上記したように、コイルバネ12の径が吊りボルト4の雄ねじ山の谷の径より小さいためコイルバネ12から吊りボルト4の中心軸に向かう力Feが作用する。その上、本実施の形態においては、コイルバネ12として引張コイルバネを使用しているため、吊りボルト4をコイルバネ12に螺合すると、コイルバネ12の軸方向に隣接するコイル部12aに互い引っ張り合う力Fpが作用する。このため、コイルバネ12のコイル部12aと吊りボルト4とが接触する吊りボルト4の雄ねじ山の側面部分には、力Feと力Fpとを合成した力Frが加わる。したがって、コイルバネ12として圧縮バネを使用した場合に比べて、コイルバネ12と吊りボルト4との接触部での摩擦力を向上させることができるので、コイルバネ12による吊りボルト4の保持力をより一層向上させることができる。
次に、吊りボルト4の緩み止め作用について図12を参照して説明する。図12は吊りボルトを離脱回転方向に回転させた場合の図1のインサートの上面図である。
図12に示すように、コイルバネ12のコイル部12aが吊りボルト4をしっかりと保持しているので吊りボルト4を離脱回転方向R2に回すとそれにつられてコイルバネ12のコイル部12aも回転移動しコイルバネ12の他端部12cが溝10hの壁面10h1に向かって(図12の下方に)移動する。すると、コイルバネ12の径が小さくなるので、コイルバネ12のコイル部12aが吊りボルト4を締め付けるように作用する。このため、コイル部12aと吊りボルト4との摩擦力を増大させることができ、コイルバネ12による吊りボルト4の保持力を増大させることができるので、吊りボルト4の離脱回転方向R2への回転を阻止することができる。すなわち、一旦、吊りボルト4がインサート3と締結されるとその締結を容易に外すことができないようになっている。このため、吊りボルト4に対して振動等が長期にわたって頻繁に加わったとしても、吊りボルト4が緩むのを防止することができる。また、コイルバネ12の軸方向の全体を吊りボルト4との締結部として使用することができるので、コイルバネの一部のコイル部12aを吊りボルト4との締結用に使用できない場合に比べて、コイルバネ12による吊りボルト4の締結強度を向上させることができ、吊りボルト4の緩み止めの信頼性を向上させることができる。
次に、本実施の形態のインサート3の組立工程の一例について図13を参照して説明する。図13(a),(b)は組立工程中のインサートの部分断面図である。
まず、図13(a)に示すように、コイルバネ12の一端部12bをキャップ11の裏面の孔11bに差し込む。コイルバネ12の一端部12bを固定する孔をインサート本体10に形成する場合、孔が微細なので孔の形成自体が難しい上、位置や寸法に余裕が無い。これに対して、本実施の形態においては、コイルバネ12の一端部12bを固定する孔11bをキャップ11に形成することにより、孔11bの形成が容易な上、位置や寸法にある程度の余裕を持たせることができるので、コイルバネ12の一端部12bを容易に固定することができる。
続いて、図13(b)に示すように、キャップ11に接続されたコイルバネ12をインサート本体10のバネ収容部10f2の開口部側に向けた状態でインサート本体10のバネ収容部10f2内に収容するとともに、キャップ11の突出部11aをバネ収容部10f2内に押し込む。
この際、コイルバネ12の形状が軸方向の全部において単純な円形螺旋状であり、コイルバネ12の外周とバネ収容部10f2の内側面との間に遊びを持たせることができるので、コイルバネ12をバネ収容部10f2内に簡単に収容することができる。また、コイルバネ12をバネ収容部10f2内に収容する際にコイルバネ12の他端部12cの延在部分が溝10hによってガイドされるので、コイルバネ12を安定かつ容易にバネ収容部10f2内に収容することができる。また、上記したようにキャップ11をゴムまたはプラスチック等で構成したことにより、キャップ11の裏面の突出部11aをバネ収容部10f2内に挿入する際に、バネ収容部10f2の開口面積に対する突出部11aの面積の誤差をある程度吸収することができるので、キャップ11の突出部11aをバネ収容部10f2内に容易に収容することができる。これらにより、インサートの組立を容易にすることができる。
(第2の実施の形態)
図14は本発明の他の実施の形態のインサートの上面図、図15(a)は図14のI−I線の部分断面図、図15(b)は図14のII−II線の部分断面図である。
本実施の形態においては、コイルバネ12の他端部12d(図15参照)がコイルバネ12の外方に突出せずにコイル部12aの枠線上で終端している。また、インサート本体10のバネ収容部10f2の壁面には溝10gのみが形成され、前記第1の実施の形態の溝10hに相当する溝が形成されていない。なお、溝10hを形成しても良い。
この場合も、前記第1の実施の形態と同様に、吊りボルト4を離脱回転方向R2に回すと、それにつられてコイルバネ12のコイル部12aも離脱回転方向R2に回転し、吊りボルト4を締め付けるが、コイルバネ12の他端部12dがコイルバネ12の外方に突出していないので、コイル部12aの離脱回転方向R2への回転を止めるものがない。このため、吊りボルト4を離脱回転方向R2に回せば回すほどコイルバネ12のコイル部12aの径も小さくなり吊りボルト4を益々締め付けるようになる。したがって、吊りボルト4を保持する力を一層向上させることができるので、吊りボルト4が振動等により緩むのを防止することができる。これ以外は前記実施の形態で説明したものと同じなので説明を省略する。
(第3の実施の形態)
図16および図17は本発明の他の実施の形態のインサートの上面図である。
前記第1の実施の形態および第2の実施の形態においては、上記したように、インサート3に装着した吊りボルト4が振動等により緩むのを防止することができるが、一旦、吊りボルト4をインサート3に装着してしまうと吊りボルト4を取り外すことができない、という課題がある。
そこで、本実施の形態においては、吊りボルト4をインサート3に装着した後も吊りボルト4の緩み防止を維持したままインサート3から取り外すことが可能な構成とした。すなわち、本実施の形態においては、インサート3を構成するインサート本体10のバネ収容部10f2の溝10hの幅(インサート3の上面の外周方向の長さ)が、前記第1の実施の形態の溝10hの幅よりも短くなるように溝10hの壁面10h2の位置が設定されている。そして、図17に示すように、中心線Xから壁面10h2までの長さが、中心線Xから壁面10h3(壁面10h3の位置が中心線Xを境にして壁面10h0の対称位置にある場合)までの長さよりも長く、中心線Xから壁面10h1(前記第1の実施の形態の場合)までの長さよりも短くなるように形成されている。
まず、図17に示すように、壁面10h3の場合、吊りボルト4を離脱回転方向R2に回すと、コイルバネ12のコイル部12aが吊りボルト4を充分に締め付けないうちにコイルバネ12の他端部12cが壁面10h3に当たりコイル部12aの回転移動が止められてしまうので、吊りボルト4を離脱回転方向R2に簡単に回すことができる。すなわち、吊りボルト4が振動等により緩むのを防止することができない。
次に、前記第1の実施の形態の場合、吊りボルト4を離脱回転方向R2に回すと、コイルバネ12の径が充分に小さくなりコイル部12aが吊りボルト4を充分に締め付けた状態で、コイルバネ12の他端部12cが壁面10h1に当たりコイル部12aの回転移動が止まるので、吊りボルト4を離脱回転方向R2に回すことができない。すなわち、吊りボルト4が振動等により緩むのを防止することができる。しかし、この場合、吊りボルト4がコイルバネ12によって締め付けられしっかりと保持されるので、吊りボルト4を取り外すことができない。
これに対して、本発明者の検討によれば、壁面10h1と壁面10h3との間に壁面10h2の位置を設定した場合、吊りボルト4を所定の力で離脱回転方向R2に回転させようとするとその回転が阻止されるが、吊りボルト4に所定の力よりも大きな力を加えると吊りボルト4を離脱回転方向R2に回転させることができ、吊りボルト4を取り外すことができることを見出した。
そこで、本実施の形態においては、溝10hの壁面10h2の位置を調整することにより、コイル部12aによる吊りボルト4の締め付け力(保持力)を調整するようにした。これにより、吊りボルト4の緩みを防止することができるとともに、吊りボルト4を取り外すことができる。この場合も、吊りボルト4を離脱回転方向R2に回すと、コイルバネ12のコイル部12aの径が小さくなりコイル部12aが吊りボルト4を締め付けた状態でコイルバネ12の他端部12cが壁面10h1に当たりコイル部12aの回転移動が止まるので、振動等により吊りボルト4が緩むのを防止することができる。しかも、この場合は、コイルバネ12の縮径状態が充分でないので、吊りボルト4に対して所定の力よりも大きな力を加えると吊りボルト4を離脱回転方向R2に回転させることができ、吊りボルト4を取り外すことができる。
(第4の実施の形態)
図18(a)は本発明の他の実施の形態のインサートの要部断面図、図18(b)は図18(a)の破線DLで囲んだ領域の拡大断面図である。
本実施の形態においては、インサート3を構成するキャップ11の突出部11aにおいて、外側側面の先端部に外方に突出する突起部11cが形成されている。突起部11cは、例えば、キャップ11の上面を見た場合に、溝10g,10hの位置に直交する位置であってキャップ11の外周に沿って180度離れた位置に配置されている。
このようにキャップ11の突出部11aの先端に外方を向く突起部11cを設けたことにより、キャップ11の突出部11aをバネ収容部10f2内に挿入すると、突出部11aが板ばねとして機能し、図18(b)に示すように、突出部11aの先端の突起部11cがバネ収容部10f2の壁面を外方に押すように作用する。このため、キャップ11の突出部11aをバネ収容部10f2内に挿入しただけでもキャップ11をインサート本体10の上面にしっかりと固定することができる。これ以外は前記実施の形態で説明したものと同じなので説明を省略する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
前記実施の形態においては、コイルバネの断面形状を円形状とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、コイルバネの断面形状を多角形としても良い。
また、前記実施の形態においては、コイルバネとして引張コイルバネを用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、圧縮コイルバネを用いることもできる。
以上のように、前記実施の形態においては、本発明に係るインサートを天井構造体に適用して吊りボルトを固定する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、トンネルの内壁面において配線や配管等を支持する支持構造体等、他の建築物、構造物または機器の固定構造に適用することができる。
1 天井構造体
2 建物躯体
3 インサート
4 吊りボルト
5 天井板
6 配管
7 設備機器
10 インサート本体
10a 大径部
10b 小径部
10c フランジ部
10d 下面
10e 上面
10f 中空孔
10f1 雌ねじ孔
10f2 ネジ収容部
10g 溝
10h 溝
10h1,10h2 壁面
10h3 壁面
10i,10j 突出部
11 キャップ
11a 突出部
11b 孔
11c 突起部
12 コイルバネ
12a コイル部
12b 一端部
12c 他端部

Claims (5)

  1. ボルトの雄ねじ溝のピッチに整合するコイルバネと、
    支持体の内部に埋設され、軸方向両端面に位置する第1の面および第2の面の間を貫通する中空孔内において、前記第1の面側に前記ボルトの雄ねじ部が螺合される雌ねじ孔を有するとともに、前記第2の面側に前記コイルバネを収容するバネ収容部を有するインサート本体と、
    前記第2の面側の前記バネ収容部の開口部を塞ぐ閉止部材と、
    を備え、
    前記バネ収容部の壁面には、その壁面よりも外方に窪む第1の溝が、前記第2の面から前記雌ねじ孔に向かって延在した状態で形成されており、
    前記バネ収容部の壁面において前記第1の溝に対向する位置の壁面には、その壁面よりも外方に窪む第2の溝が、前記第2の面から前記雌ねじ孔に向かって延在した状態で形成されており、
    前記コイルバネは、前記一端部が前記第1の溝内に入り込み、前記コイルバネの他端部が前記第2の溝内に入り込んで当該第2の溝の幅の範囲で移動可能な状態で、前記バネ収容部内に収容されており、
    前記インサート本体の外周には、前記第1の溝および前記第2の溝の位置から外方に向かって突出する突出部が設けられ、
    前記コイルバネは、前記インサート本体に対する前記ボルトの締め付け方向への回転を許容するとともに、前記インサート本体からの前記ボルトの離脱方向への回転を阻止するように設けられていることを特徴とするインサート。
  2. 前記コイルバネが引張コイルバネであることを特徴とする請求項1記載のインサート。
  3. 前記引張コイルバネと、その向かい側の前記雌ねじ孔の端部との間に、前記ボルトを前記引張コイルバネに螺合した場合に該引張コイルバネが軸方向に伸びるのを許容する間隔を設けたことを特徴とする請求項2記載のインサート。
  4. 前記閉止部材がゴムまたはプラスチックにより構成されており、
    前記コイルバネは、その一端部が前記閉止部材に接続されることにより固定端とされた状態で、前記バネ収容部内に収容されていることを特徴とする請求項1、2または3記載のインサート。
  5. 前記コイルバネの他端部は、前記コイルバネの軸方向に沿って延びる延在部分を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のインサート。
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