JP6601444B2 - 可変圧縮比機構 - Google Patents

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Description

本発明は可変圧縮比機構に関する。
特許文献1には、内燃機関の機械圧縮比を変更可能な従来の圧縮比可変機構として、コンロッドの小端部に形成された小端部軸受孔に、小端部軸受孔の中心軸から所定量だけ偏心した位置にピストンピンの軸心が位置するようにピストンピンを支持する偏心部材を回転可能に挿入したものが開示されている。この従来の可変圧縮比機構の構成によれば、偏心部材を所定の回転角度範囲内で両方向に回転させることで、ピストンピンの軸心を、小端部軸受孔の中心軸を中心として上下(シリンダ軸方向)に揺動させることができる。これにより、ピストンピンの軸心からクランクピンの軸心までの間の長さ(以下「コンロッド長さ」という。)を変化させることができる。その結果、例えばコンロッド長さを長くすれば、ピストンが圧縮上死点に位置するときの燃焼室容積が小さくなるので、内燃機関の機械圧縮比を高くすることができる。一方で、逆にコンロッド長さを短くすれば、ピストンが圧縮上死点に位置するときの燃焼室容積が大きくなるので、内燃機関の機械圧縮比を低くすることができる。
国際公開第2016/037696号
ここで前述した従来の可変圧縮比機構は、偏心部材を回転させる際は、最終的に偏心部材をストッパに当接させることで、偏心部材の回転角度を規制するように構成されていた。しかしながら、前述した従来の可変圧縮比機構は、偏心部材の回転速度を制御していなかったため、偏心部材がストッパに衝突する際の衝撃音が大きくなり、騒音が発生するおそれがあった。
本発明はこのような問題点に着目してなされたものであり、コンロッド長さを変化させて内燃機関の機械圧縮比を変更する可変圧縮比機構から発生する騒音を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様によれば、ピストンピンの軸心からクランクシャフトのクランクピンの軸心までの間のコンロッド長さを変化させることで内燃機関の機械圧縮比を変更する可変圧縮比機構が、小端部に形成された第1軸受孔と、大端部に形成されてクランクピンを支持する第2軸受孔と、を備えるコンロッドと、第1軸受孔に回転可能に挿入され、第1軸受孔の中心軸から所定量だけ偏心した位置にピストンピンの軸心が位置するようにピストンピンを支持する偏心部材と、小端部に設けられ、偏心部材と当接して偏心部材の回転角度を制限し、偏心部材をコンロッド長さが短くなる低圧縮比位置及びコンロッド長さが長くなる高圧縮比位置で静止させるためのストッパと、偏心部材に設けられ、偏心部材と一体となって回転する第1ギヤと、コンロッドに回転可能に取り付けられ、第1ギヤと噛み合って第1ギヤを回転させるための第2ギヤと、第2ギヤを回転させて、偏心部材を回転させるためのギヤ駆動機構と、を備える。そしてギヤ駆動機構は、第2ギヤに設けられたギヤ駆動ピンと、クランクシャフトのカウンターウェイトに内蔵され、偏心部材を回転させるときにギヤ駆動ピン側に移動可能に構成された第1可動部材及び第2可動部材と、第1可動部材のギヤ駆動ピンとの対向面に形成され、偏心部材を高圧縮比位置から低圧縮比位置に向けて回転させるときに、ギヤ駆動ピンが係合する第1ガイド溝と、第2可動部材のギヤ駆動ピンとの対向面に形成され、偏心部材を低圧縮比位置から高圧縮比位置に向けて回転させるときに、ギヤ駆動ピンが係合する第2ガイド溝と、を備え、カウンターウェイトに対して相対移動するギヤ駆動ピンを、第1ガイド溝及び第2ガイド溝に沿って移動させることで、第2ギヤを回転させるように構成される。
本発明のこの態様によれば、コンロッド長さを変化させて内燃機関の機械圧縮比を変更する可変圧縮比機構から発生する騒音を抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態による可変圧縮比機構を備えた内燃機関の概略断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態による可変圧縮比機構の概略正面図である。 図3は、本発明の第1実施形態による可変圧縮比機構を正面側から見た場合の概略斜視図である。 図4は、本発明の第1実施形態による可変圧縮比機構の概略背面図である。 図5は、本発明の第1実施形態による可変圧縮比機構を背面側から見た場合の概略斜視図である。 図6は、アーム駆動機構の斜視図である。 図7は、排気行程中の所定の時期におけるアーム駆動機構等の位置関係を示す図である。 図8は、機械圧縮比を低圧縮比とした状態の可変圧縮比機構と、機械圧縮比を高圧縮比とした状態の可変圧縮比機構と、をそれぞれ対比して示した図である。 図9は、機械圧縮比を高圧縮比から低圧縮比に切り替える前の様子を示す正面図である。 図10は、機械圧縮比を低圧縮比から高圧縮比に切り替えた後の様子を示す正面図である。 図11は、図9に対応する平面図である。 図12は、図10に対応する平面図である。 図13は、本発明の第2実施形態による切替レール駆動装置について説明する図である。 図14は、スライド部材をカウンターウェイト側から見た平面図である。 図15は、スライド部材を初期状態から移動させて、第2切替レールをコンロッド側に移動させるときの様子を示す図である。 図16は、スライド部材を図15に示す状態から移動させて、第2切替レールをコンロッドから離れる方向に移動させて初期状態に戻すときの様子を示す図である。 図17は、スライド部材を初期状態から移動させて、第2切替レールをコンロッド30から離れる方向に移動させるときの様子を示す図である。 図18は、カウンターウェイトの内部に形成された密封油路を示す図である。 図19は、図18に示す状態から第2切替レールをコンロッドから離れる方向に移動させたときの密封油路の様子を示す図である。 図20は、図18に示す状態から第2切替レールをコンロッド側に移動させたときの密封油路の様子を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による可変圧縮比機構20を備えた内燃機関1の概略断面図である。
図1に示すように、内燃機関1は、シリンダブロック2と、シリンダブロック2の上部に取り付けられたシリンダヘッド3と、シリンダブロック2の下部に取り付けられたクランクケース4と、クランクケース4の下部に取り付けられたオイルパン5と、を備える。
シリンダブロック2には、シリンダ(気筒)6が形成される。本実施形態では、4つのシリンダ6がシリンダブロック2の長手方向に沿って直列に形成されている。シリンダ6の内部には、燃焼圧力を受けてシリンダ6の内部を往復運動するピストン7が収められており、シリンダヘッド3、シリンダ6及びピストン7によって区画された空間が燃焼室8となる。
ピストン7は、後述する可変圧縮比機構20の一部を構成するコンロッド30を介して、クランクケース4内に回転可能に支持されたクランクシャフト9と連結されており、クランクシャフト9によってピストン7の往復運動が回転運動に変換される。クランクシャフト9は、クランクケース4によって回転自在に支持されるクランクジャーナル9aと、クランクジャーナル9aの周りを回転するクランクピン9bと、クランクシャフト9を円滑に回転させるためのカウンターウェイト9cと、備える。
シリンダヘッド3には、シリンダヘッド3の一方の側面(図中右側)に開口すると共に燃焼室8に開口する吸気ポート10と、シリンダヘッド3の他方の側面(図中左側)に開口すると共に燃焼室8に開口する排気ポート11と、が形成される。
またシリンダヘッド3には、吸気マニホールド12に取り付けられた燃料噴射弁13から噴射された燃料と、空気と、の混合気を燃焼室8内で点火するための点火プラグ14が、燃焼室8に臨むように取り付けられる。なお、燃料噴射弁13は、燃焼室8内に直接燃料を噴射することができるようにシリンダヘッド3に取り付けてもよい。
またシリンダヘッド3には、燃焼室8と吸気ポート10との開口を開閉するための吸気弁15と、吸気弁15を開閉駆動するための吸気動弁装置16と、が設けられる。さらにシリンダヘッド3には、燃焼室8と排気ポート11との開口を開閉するための排気弁17と、排気弁17を開閉駆動するための排気動弁装置18と、が設けられる。
可変圧縮比機構20は、コンロッド長さ(ピストンピン7aの軸心(=後述する偏心軸受孔44の中心軸P2)からクランクピン9bの軸心P3までの間の長さ)を変化させることによって、ピストン7が上死点に位置するときの燃焼室8の容積を変化させることができるように構成される。コンロッド長さを長くすることで、ピストン7が上死点に位置するときの燃焼室8の容積が小さくなるので、内燃機関1の機械圧縮比を高くすることができる。一方で、コンロッド長さを短くすることで、ピストン7が上死点に位置するときの燃焼室8の容積が大きくなるので、内燃機関1の機械圧縮比を低くすることができる。以下、この本実施形態による可変圧縮比機構20の詳細について、図2から図13を参照して説明する。
図2は、可変圧縮比機構20の概略正面図である。図3は、可変圧縮比機構20を正面側から見た場合の概略斜視図である。図4は、可変圧縮比機構20の概略背面図である。図5は、可変圧縮比機構20を背面側から見た場合の概略斜視図である。なお以下の説明では、便宜的にシリンダ軸方向と一致する方向(図2の上下方向)を「コンロッド長さ方向」といい、ブロック長手方向と一致する方向(図2の紙面奥行方向)を「コンロッド厚さ方向」といい、ブロック短手方向と一致する方向(図2の左右方向)を「コンロッド幅方向」という。
可変圧縮比機構20は、コンロッド30と、偏心部材40と、セグメントギヤ50と、偏心部材40を固定するためのロック機構60と、セグメントギヤ50を回転させて偏心部材40を回転させるためのギヤ駆動機構70と、を備える。以下では、まず図2から図8を参照して、コンロッド30、偏心部材40、セグメントギヤ50、及びロック機構60の具体的な構成について説明し、その後、図9から図12を参照してギヤ駆動機構70の具体的な構成について説明する。
コンロッド30は、ピストン7とクランクシャフト9とを連結するための部材であって、小端部31と、大端部32と、ロッド部33と、を備える。
小端部31は、コンロッド長さ方向の一端側(ピストン7側)に形成され、ピストンピン7aを介してピストン7を支持する軸受けとして機能する部分である。小端部31には、偏心部材40を挿入するための小端部軸受孔34が形成される。
また小端部31の正面には、小端部31の正面からコンロッド厚さ方向に突出する第1ストッパ35及び第2ストッパ36が形成される。第1ストッパ35及び第2ストッパ36は、それぞれ後述する偏心部材40の欠歯部42aと当接して、偏心部材40の回転角度範囲を所定の回転角度範囲(本実施形態では概ね180°)に制限する。
大端部32は、コンロッド長さ方向の他端側(クランクシャフト9側)に形成され、クランクピン9bを支持する軸受けとして機能する部分である。大端部32には、クランクピン9bを挿入するための大端部軸受孔37が形成される。
ロッド部33は、小端部31から大端部32に亘ってコンロッド長さ方向に延在している部分である。ロッド部33には、その一方の側面(図2及び図3では図中左側、図4及び図5では図中右側)からコンロッド幅方向に突出し、後述するロッカアーム61を支持するための軸受けとして機能するアーム支持部38が形成される。
偏心部材40は、小端部軸受孔34に回転可能に挿入されて、小端部軸受孔34の中心軸P1から所定量だけ偏心した位置にピストンピン7aの軸心が位置するようにピストンピン7aを支持するための部材である。偏心部材40は、円柱状の本体部41と、本体部41の正面側に設けられる欠歯ギヤ42(図2、図3参照)と、本体部41の背面側に設けられる係止部43(図4、図5参照)と、を備える。
本体部41は、その外径が小端部軸受孔34の内径と略一致するように形成されており、小端部軸受孔34の中心軸P1を回転中心として両方向に回転できるように、小端部軸受孔34に挿入される。本体部41には、小端部軸受孔34の中心軸P1から所定量だけ偏心した位置に中心軸P2を持つ偏心軸受孔44が形成されており、この偏心軸受孔44にピストンピン7aが挿入される。したがって、偏心部材40を仮に一回転させたとすると、ピストンピン7aの軸心(=偏心軸受孔44の中心軸P2)が、小端部軸受孔34の中心軸P1の周りを一回転することになる。
図2及び図3に示すように、欠歯ギヤ42は、一部に欠歯部42aを有する外歯歯車であって、本体部41の周方向に沿うように本体部41の正面に形成される。欠歯ギヤ42を回転させることで、欠歯ギヤ42と共に本体部41が回転する。欠歯部42aは、コンロッド30を正面から見たときに、欠歯ギヤ42を時計周りに回転させていくと、最終的に第1ストッパ35と当接するようになっており、また逆に欠歯ギヤ42を反時計周りに回転させていくと、最終的に第2ストッパ36と当接するようになっている。
図4及び図5に示すように、係止部43は、本体部41の背面からロッド厚さ方向に突出した部分である。本実施形態では係止部43は、本体部41の周方向に沿って、本体部41の概ね半周に亘って形成されている。係止部43は、後述するロック機構60のロックレバー63と当接して、偏心部材40が特定の方向に回転するのを防止する。
図2及び図3に示すように、セグメントギヤ50は、欠歯ギヤ42と常に噛み合うようにコンロッド30の正面側に設けられた扇形の外歯歯車であって、欠歯ギヤ42に動力を伝達して欠歯ギヤ42、ひいては偏心部材40を回転させる機能を有する。セグメントギヤ50は、ギヤ固定ピン51によってコンロッド30に対して回転自在に支持されており、ギヤ固定ピン51を回転中心として両方向に回転することができるようになっている。なお本実施形態では、小端部31の正面に形成された第1ストッパ35及び第2ストッパ36によって偏心部材40の回転角度範囲が制限されているため、セグメントギヤ50の回転角度範囲も制限されることになる。
またセグメントギヤ50には、セグメントギヤ50の表面からコンロッド厚さ方向に突出した円柱状のギヤ駆動ピン71が形成されている。ギヤ駆動ピン71は、後述するギヤ駆動機構70の一部を構成する部品である。ギヤ駆動ピン71の機能の詳細については、図9から図12を参照して後述する。
図4及び図5に示すように、ロック機構60は、コンロッド30の背面側に設けられ、偏心部材40を固定(係止)して偏心部材40が特定の方向に回転するのを防止するための機構である。ロック機構60は、ロッカアーム61と、プッシュロッド62と、ロックレバー63と、を備える。また図6及び図7に示すように、ロック機構60は、アーム駆動機構64をさらに備える。
以下ではまず、図4及び図5を参照してロッカアーム61、プッシュロッド62、及びロックレバー63の詳細について説明する。
ロッカアーム61は、アーム支持部38に回転自在に支持されたアーム支持シャフト65の軸心を中心として所定の回転角度範囲内で揺動することができるように、その中央部がアーム支持シャフト65によって支持される。
ロッカアーム61の中央部よりもロッド幅方向外側(図4及び図5では中央部よりも右側)の端部(以下「外側端部」という。)には、アーム支持シャフト65を支点として外側端部を押し下げるための外力Fが付与される。本実施形態では、図4及び図5には図示していないが、図6及び図7を参照して後述するアーム駆動機構64によって、ロッカアーム61の外側端部を押し下げることができるようになっている。またロッカアーム61の外側端部には、ロッカアーム61の外側端部が押し下げられたときに、ロッカアーム61に対して外側端部を押し上げる力を付与するための第1スプリング66の一端側が固定されている。第1スプリング66の他端側は、コンロッド30の側面に固定されている。
ロッカアーム61の中央部よりもロッド幅方向内側(図4及び図5では中央部よりも左側)の端部(以下「内側端部」という。)には、プッシュロッド62の基端部が固定される。
プッシュロッド62は、大端部32側から小端部31側に延びる棒状の部材であって、ロッカアーム61の揺動運動をロックレバー63に伝達する。プッシュロッド62は、前述した通りその基端部がロッカアーム61の内側端部に固定され、その先端部がロックレバー63の一端側(図4及び図5では右側)の端部下面と当接するように、ロッド部33に配置される。したがって、ロッカアーム61の外側端部がアーム支持シャフト65を支点として押し下げられて、ロッカアーム61の内側端部が押し上げられると、プッシュロッド62によってロックレバー63の一端側の端部が押し上げられる。
ロックレバー63は、レバー固定ピン67を回転中心として所定の回転角度範囲内で揺動することができるように、レバー固定ピン67によってコンロッド30に対して回転自在に支持される。ロックレバー63は、前述した通りその一端側(図4及び図5では右側)の端部下面がプッシュロッド62の先端部と当接している。
ロックレバー63の他端側(図4及び図5では左側)には、ロッド長さ方向上側(小端部31側)に向かって先端が湾曲した鉤爪部63aが形成される。この鉤爪部63aを偏心部材40の係止部43と当接させることで、偏心部材40が固定され、偏心部材40が特定の方向に回転するのが防止される。例えば図4及び図5に示す状態のときは、鉤爪部63aによって偏心部材40が図中時計周りに回転するのが防止される。そして、プッシュロッド62によってロックレバー63の一端側の端部がレバー固定ピン67を支点として押し上げられてロックレバー63の他端側が押し下げられると、鉤爪部63aによる偏心部材40の固定(係止)が解除される。
またロックレバー63の他端側の下面には、ロックレバー63の他端側が押し下げられたときに、ロックレバー63に対してロックレバー63の他端側を押し上げる力を付与するための第2スプリング68の一端側が固定されている。第2スプリング68は、ロッド部33の背面側に設けられた窪み部39に配置されており、第2スプリング68の他端側は窪み部39の底面に固定されている。
続いて図6及び図7を参照して、アーム駆動機構64の詳細について説明する。図6は、アーム駆動機構64の斜視図である。図7は、排気行程中の所定の時期におけるアーム駆動機構64等の位置関係を示す図である。
図6及び図7に示すように、アーム駆動機構64は、シフトレバー641と、コントロールシャフト642と、レバー駆動カム643と、を備える。
内燃機関1の運転中においては、ピストン7と共にコンロッド30も傾きを変化させながらシリンダ6内を往復動している。そのためシフトレバー641は、図7に示すように、内燃機関の1サイクル中(図7の例では排気行程中)の所定の時期に、先端部641aによってロッカアーム61の外側端部を押し下げることができるように、基端部641bがシリンダブロック2に固定されている。シフトレバー641の基端部641b側には、ロッカアーム61の外側端部を押し下げた状態のシフトレバー641をもとの状態に戻すための第3スプリング644が設けられる。
コントロールシャフト642は、コンロッド厚さ方向に延びており、例えば電磁アクチュエータ等によって任意の時期に回転させることができるように、シリンダブロック2に回転自在に支持される。
レバー駆動カム643は、シフトレバー641と当接するようにコントロールシャフト642に固定される。駆動カムは、コントロールシャフト642を回転させたときに、そのカム部によってシフトレバー641を駆動し、ロッカアーム61の外側端部を押し下げる。
図8は、機械圧縮比を低圧縮比とした状態の可変圧縮比機構20と、機械圧縮比を高圧縮比とした状態の可変圧縮比機構20と、をそれぞれ対比して示した図である。
本実施形態では、図8(A)に示す状態のとき、すなわち欠歯ギヤ42の欠歯部42aが第1ストッパ35と当接しているときに、偏心軸受孔44の中心軸P2(=ピストンピン7aの軸心)が、小端部軸受孔34の中心軸P1の真下に位置するようになっている。図8(A)に示す状態のときは、偏心軸受孔44の中心軸P2が小端部軸受孔34の中心軸P1の真下に位置することになるため、コンロッド長さが短くなる。そのため、ピストン7が上死点に位置するときの燃焼室容積が大きくなるので、機械圧縮比が低圧縮比となる。このように本実施形態では、第1ストッパ35によって、コンロッド長さが最も短くなる位置、すなわち偏心軸受孔44の中心軸P2が小端部軸受孔34の中心軸P1の真下に位置する低圧縮比位置で偏心部材40を静止させることができるようになっている。
図8(A)に示す状態からセグメントギヤ50を図中時計周りに回転させると、欠歯ギヤ42の欠歯部42aが第2ストッパ36と当接するまで偏心部材40が図中反時計回りに回転し、図8(B)に示す状態となる。
そして本実施形態では、図8(B)に示す状態のとき、すなわち欠歯ギヤ42の欠歯部42aが第2ストッパ36と当接しているときに、偏心軸受孔44の中心軸P2が、小端部軸受孔34の中心軸P1の真上に位置するようになっている。図8(B)に示す状態のときは、偏心軸受孔44の中心軸P2が小端部軸受孔34の中心軸P1の真上に位置することになるため、コンロッド長さが長くなる。そのため、ピストン7が上死点に位置するときの燃焼室容積が小さくなるので、機械圧縮比が高圧縮比となる。このように本実施形態では、第2ストッパ36によって、コンロッド長さが最も長くなる位置、すなわち偏心軸受孔44の中心軸P2が小端部軸受孔34の中心軸P1の真上に位置する高圧縮比位置で偏心部材40を静止させることができるようになっている。
図8(B)の状態からセグメントギヤ50を図中反時計周りに回転させると、欠歯ギヤ42の欠歯部42aが第1ストッパ35と当接するまで偏心部材40が図中時計回りに回転し、図8(A)に示す状態に戻る。
このように本実施形態では、偏心部材40を所定の回転角度範囲内で両方向に回転させることで、ピストンピン7aの軸心(=偏心軸受孔44の中心軸P2)を、小端部軸受孔34の中心軸P1を中心として上下(シリンダ軸方向)に揺動させ、これにより、コンロッド長さを変化させて機械圧縮比を変更している。
このとき本実施形態による可変圧縮比可変機構は、偏心部材40を第1ストッパ35又は第2ストッパ36と当接させることによって、偏心部材40を低圧縮比位置又は高圧縮比位置で静止させるようにしている。そのため、機械圧縮比を変更するためにセグメントギヤ50を介して偏心部材40を回転させると、そのたびに偏心部材40、すなわち欠歯ギヤ42の欠歯部42aが第1ストッパ35又は第2ストッパ36と衝突することになる。この欠歯ギヤ42の欠歯部42aと、第1ストッパ35又は第2ストッパ36とが衝突する際の衝突音が大きくなると、内燃機関の騒音性能が悪化することになり、また振動性能も悪化するおそれがある。
そこで本実施形態では、機械圧縮比を変更するためにセグメントギヤ50を介して偏心部材40を回転させるときに、偏心部材40の回転速度を制御できるようにギヤ駆動機構70を構成することとした。以下、図9から図12を参照して、この本実施形態によるギヤ駆動機構70の詳細な構成について説明する。
図9は、ピストン7が下死点にあるときの可変圧縮比機構20及びクランクシャフト9の位置関係を示すと共に、ギヤ駆動機構70によってセグメントギヤ50を図中反時計周りに回転させる前、すなわち機械圧縮比を高圧縮比から低圧縮比に切り替える前の様子を示す正面図である。図10は、ピストン7が下死点にあるときの可変圧縮比機構20及びクランクシャフト9の位置関係を示すと共に、ギヤ駆動機構70によってセグメントギヤ50を図中時計周りに回転させた後、すなわち機械圧縮比を低圧縮比から高圧縮比に切り替えた後の様子を示す正面図である。なお図9及び図10の実線及び破線は、内燃機関1の運転中において、ピストン7が下死点近傍に位置しているときのギヤ駆動ピン71の軌跡を示している。
また図11は、図9に対応する平面図である。図12は、図10に対応する平面図である。
図9から図12に示すように、ギヤ駆動機構70は、セグメントギヤ50に設けられたギヤ駆動ピン71と、カウンターウェイト9cに内蔵された第1切替レール72及び第2切替レール73と、第1切替レール72及び第2切替レール73をそれぞれ駆動するための切替レール駆動装置74と、を備える。
図11及び図12に示すように、第1切替レール72は、通常はコンロッド30と対向するようにカウンターウェイト9cに内蔵されており、切替レール駆動装置74によって、コンロッド30側に向かって移動させることができようになっている。
そして図9に示すように、第1切替レール72のコンロッド30との対向面には、機械圧縮比が高圧縮比となっている場合において、切替レール駆動装置74によって第1切替レール72をコンロッド30側に向かって移動させた状態でピストン7が下死点近傍まで移動してきたときに、ギヤ駆動ピン71の軌跡上に位置してギヤ駆動ピン71が嵌る第1ガイド溝72aが形成されている。
第1ガイド溝72aは、ギヤ駆動ピン71が嵌った後、ピストン7の移動に伴ってギヤ駆動ピン71をコンロッド長さ方向下側(大端部32側)に向けて移動させ、これによりセグメントギヤ50を図9において反時計周りに回転させて、機械圧縮比を高圧縮比から低圧縮比に切り替えることができるような溝形状とされる。すなわち本実施形態では、第1ガイド溝72aに沿ってギヤ駆動ピン71をコンロッド長さ方向下側に向けて移動させることで、セグメントギヤ50、ひいては偏心部材40を回転させて、機械圧縮比を高圧縮比から低圧縮比に切り替えるようにしている。
また図11及び図12に示すように、第2切替レール73も第1切替レール72と同様に、通常はコンロッド30と対向するようにカウンターウェイト9cに内蔵されており、切替レール駆動装置74によって、コンロッド30側に向かって移動させることができようになっている。
そして図10に示すように、第2切替レール73のコンロッド30との対向面には、機械圧縮比が低圧縮比となっている場合において、切替レール駆動装置74によって第2切替レール73をコンロッド30側に向かって移動させた状態でピストン7が下死点近傍まで移動してきたときに、ギヤ駆動ピン71の軌跡上に位置してギヤ駆動ピン71が嵌る第2ガイド溝73aが形成される。
第2ガイド溝73aは、ギヤ駆動ピン71が嵌った後、ピストン7の移動に伴ってギヤ駆動ピン71をコンロッド長さ方向上側(小端部31側)に向けて移動させ、これによりセグメントギヤ50を図10において時計周りに回転させて、機械圧縮比を低圧縮比から高圧縮比に切り替えることができるような溝形状とされる。すなわち本実施形態では、第2ガイド溝73aに沿ってギヤ駆動ピン71をコンロッド長さ方向上側に向けて移動させることで、セグメントギヤ50、ひいては偏心部材40を回転させて、機械圧縮比を低圧縮比から高圧縮比に切り替えるようにしている。
ここでギヤ駆動ピン71は、図9及び図10に実線及び破線で示すように、下死点近傍ではピストン7の移動に伴って図中右方向から左方向に向かってコンロッド幅方向に移動している。第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aに沿ってギヤ駆動ピン71がコンロッド幅方向に移動しているときの、ギヤ駆動ピン71のコンロッド幅方向の移動速度は、機関回転速度に応じた概ね一定の移動速度となる。
したがって、単位時間当たりのギヤ駆動ピン71のコンロッド長さ方向側への移動量を大きくするほど、セグメントギヤ50、ひいては偏心部材40の回転速度を速くすることができる。すなわち、第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aの溝形状の傾きを大きくするほど、セグメントギヤ50、ひいては偏心部材40の回転速度を速くすることできる。一方で第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aの溝形状の傾きを小さくするほど、セグメントギヤ50、ひいては偏心部材40の回転速度を遅くすることができる。このように本実施形態によるギヤ駆動機構70によれば、第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aの溝形状の傾きを変化させることで、セグメントギヤ50、ひいては偏心部材40の回転速度を制御することができる。
そこで本実施形態では、第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aの後半の溝形状の傾きを小さくすることとした。すなわち本実施形態では、第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aの溝形状を、それぞれ偏心部材40を所定角度だけ回転させた後の偏心部材40の回転速度が、所定角度だけ回転させる前の偏心部材40の回転速度よりも低くなるように、セグメントギヤ50を回転させる溝形状とした。これにより、欠歯ギヤ42の欠歯部42aとストッパとが衝突する前の偏心部材40の回転速度を遅くすることができるので、衝突音を抑制することができる。その結果、衝突による振動も抑制することができる。
図11及び図12に示すように、本実施形態による切替レール駆動装置74は、カウンターウェイト9c内に形成されたピストン室741と、ピストン室741内に格納されて第1切替レール72と連結されている切替ピストン742と、を備える。ピストン室741は、切替ピストン742によって2室に分けられており、2室のうちの一方のスプリング室741aには、切替ピストン742を常にコンロッド30側に付勢する第4スプリング743が配置されている。そして2室のうちの他方の油圧室741bには、作動油の給排通路(図示せず)が接続されており、油圧室741bに対して作動油の給排ができるようになっている。
油圧室741bに作動油を供給することで、油圧によって切替ピストン742が第4スプリング743の付勢力に抗してコンロッド30と反対側に移動するため、第1切替レール72の第1ガイド溝72aにギヤ駆動ピン71が嵌らないようにすることができる。
一方で油圧室741bから作動油を排出することで、第4スプリング743の付勢力によって切替ピストン742がコンロッド30側に向けて移動するため、第1切替レール72の第1ガイド溝72aにギヤ駆動ピン71を嵌めることができる。
以上説明した本実施形態によれば、ピストンピン7aの軸心からクランクシャフト9のクランクピン9bの軸心までの間のコンロッド長さを変化させることで内燃機関の機械圧縮比を変更する可変圧縮比機構20が、小端部31に形成された小端部軸受孔34(第1軸受孔)と大端部32に形成されてクランクピン9bを支持する大端部軸受孔37(第2軸受孔)とを備えるコンロッド30と、小端部軸受孔34に回転可能に挿入され、小端部軸受孔34の中心軸P1から所定量だけ偏心した位置にピストンピン7aの軸心が位置するようにピストンピン7aを支持する偏心部材40と、小端部31に設けられ、偏心部材40と当接して偏心部材40の回転角度を制限し、偏心部材40をコンロッド長さが短くなる低圧縮比位置及びコンロッド長さが長くなる高圧縮比位置で静止させるための第1ストッパ35及び第2ストッパ36(ストッパ)と、偏心部材40に設けられ、偏心部材40と一体となって回転する欠歯ギヤ42(第1ギヤ)と、コンロッド30に回転可能に取り付けられ、欠歯ギヤ42と噛み合って欠歯ギヤ42を回転させるためのセグメントギヤ50(第2ギヤ)と、セグメントギヤ50を回転させて、偏心部材40を回転させるためのギヤ駆動機構70と、を備える。
そしてギヤ駆動機構70が、セグメントギヤ50に設けられたギヤ駆動ピン71と、クランクシャフト9のカウンターウェイト9cに内蔵され、偏心部材40を回転させるときにギヤ駆動ピン71側に移動可能に構成された第1切替レール72(第1可動部材)及び第2切替レール73(第2可動部材)と、第1切替レール72のギヤ駆動ピン71との対向面に形成され、偏心部材40を高圧縮比位置から低圧縮比位置に向けて回転させるときに、ギヤ駆動ピン71が係合する第1ガイド溝72aと、第2切替レール73のギヤ駆動ピン71との対向面に形成され、偏心部材40を低圧縮比位置から高圧縮比位置に向けて回転させるときに、ギヤ駆動ピン71が係合する第2ガイド溝73aと、を備えており、カウンターウェイト9cに対して相対移動するギヤ駆動ピン71を、第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aに沿って移動させることで、セグメントギヤ50を回転させるように構成されている。
このように、第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aに沿ってギヤ駆動ピン71を移動させることで、第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aの溝形状に応じてセグメントギヤ50の回転速度を変更することができる。そのため、セグメントギヤ50によって回転させられる偏心部材40の回転速度を変更することができる。
したがって、第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aの溝形状を、偏心部材40が第1ストッパ35及び第2ストッパ36に衝突する前の偏心部材40の回転速度が相対的に遅くなるような溝形状とすることで、偏心部材40が第1ストッパ35及び第2ストッパ36に衝突する際の衝撃音を低減することができる。例えば本実施形態では、第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aの溝形状を、それぞれ偏心部材40を所定角度だけ回転させた後の偏心部材40の回転速度が、所定角度だけ回転させる前の偏心部材40の回転速度よりも低くなるように、セグメントギヤ50を回転させる溝形状として、偏心部材40が第1ストッパ35及び第2ストッパ36に衝突する際の衝撃音を低減している。これにより、内燃機関1の騒音性能や振動性能の悪化を抑制することができる。
また本実施形態によるギヤ駆動機構70は、偏心部材40を高圧縮比位置から低圧縮比位置に向けて回転させるときに、第1切替レール72をギヤ駆動ピン71側に移動させてギヤ駆動ピン71を第1ガイド溝72aに係合させ、偏心部材40を低圧縮比位置から高圧縮比位置に向けて回転させるときに、第2切替レール73をギヤ駆動ピン71側に移動させてギヤ駆動ピン71を第2ガイド溝73aに係合させるための切替レール駆動装置74(可動部材駆動装置)を備える。これにより、ギヤ駆動ピン71を確実に第1ガイド溝72a及び第2ガイド溝73aと係合させて、機械圧縮比の変更を行うことができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、切替レール駆動装置74の構成が第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
図13は、本実施形態による切替レール駆動装置74について説明する図である。
本実施形態による切替レール駆動装置74は、第2切替レール73に設けられたレール駆動ピン745と、シリンダブロック2に取り付けられたスライド部材746と、カウンターウェイト9cの内部に形成された密閉油路747(図18参照)と、を備える。
レール駆動ピン745は、第2切替レール73の頂面から突出する円柱状の突起である。図13に示す破線の矢印は、内燃機関1の運転中におけるレール駆動ピン745の軌跡を示している。なお本実施形態ではレール駆動ピン745を第2切替レール73に設けているが、第1切替レール72に設けるようにしても良い。
スライド部材746は、クランクシャフト9のカウンターウェイト9cと対向するように、例えばシリンダブロック2に取り付けられる。スライド部材746は、カウンターウェイト9c側に向かってコンロッド幅方向に移動でき、さらにコンロッド厚さ方向にも移動できるようになっている。
図14は、スライド部材746をカウンターウェイト9c側から見た平面図である。
図14に示すように、スライド部材746のカウンターウェイト9cとの対向面には、スライド部材746をカウンターウェイト9c側に向かってコンロッド幅方向に移動させたときに、レール駆動ピン745と係合するレールガイド溝748が形成されている。
レールガイド溝748は、スライド部材746をコンロッド厚さ方向に左右に移動させたときに、レール駆動ピン745と当接して第2切替レール73をコンロッド側に移動させる第1傾斜部747aと、第2切替レール73をコンロッドから離れる方向に移動させる第2傾斜部747bと、を備える。
スライド部材746をコンロッド厚さ方向に左右に移動させていない初期状態のときは、図14に一点鎖線で示すように、仮にスライド部材746をカウンターウェイト9c側に向かってコンロッド幅方向に移動させたとしても、レール駆動ピン745は第1傾斜部747a及び第2傾斜部747bとは当接しないようになっている。
図15は、スライド部材746を初期状態からコンロッド厚さ方向一方側に移動させて、第2切替レール73をコンロッド側に移動させるときの様子を示す図である。
図15に破線で示すように、スライド部材746をコンロッド幅方向に移動させた状態で、スライド部材746を初期状態から図中コンロッド厚さ方向左側に移動させることで、レール駆動ピン745を第1傾斜部747aと当接させて、第2切替レールをコンロッド側に移動させることができる。なお図15に一点鎖線で示す矢印は、図14に示したレール駆動ピン745の軌跡である。
図16は、スライド部材746を図15に示す状態からコンロッド厚さ方向他方側に移動させて、第2切替レール73をコンロッド30から離れる方向に移動させて初期状態に戻すときの様子を示す図である。
図16に破線で示すように、スライド部材746を図15に示す状態から図中コンロッド厚さ方向右側に移動させることで、レール駆動ピン745を第2傾斜部747bと当接させて第2切替レールをコンロッド30から離れる方向に移動させ、図14に示す初期状態に戻すことができる。なお図16に一点鎖線で示す矢印は、図14に示したレール駆動ピン745の軌跡である。
図17は、スライド部材746を初期状態からコンロッド厚さ方向他方側に移動させて、第2切替レール73をコンロッド30から離れる方向に移動させるときの様子を示す図である。
図17に破線で示すように、スライド部材746を図14に示す初期状態から図中コンロッド厚さ方向右側に移動させることで、レール駆動ピン745を第2傾斜部747bと当接させて、第2切替レールをコンロッド30から離れる方向に移動させることができる。なお図17に一点鎖線で示す矢印は、図14に示したレール駆動ピン745の軌跡である。
図18は、カウンターウェイト9cの内部に形成された密閉油路747を示す図である。
図18に示すように、密閉油路747は、第1切替レール72の背面側(第1ガイド溝72aが形成されていない側)と、第2切替レール73の背面側(第2ガイド溝73aが形成されていない側)と、をカウンターウェイト9cの内部で連結する油路である。密閉油路747は、第1切替レール72及び第2切替レール73によって密閉されており、その内部に作動油が充填されている。
これにより、図19に示すように、図18に示す状態(図14に示す初期状態に相当)から第2切替レール73をコンロッド30から離れる方向に移動させることで、第1切替レール72を油圧によってコンロッド30側に移動させて、第1切替レール72の第1ガイド溝72aと、セグメントギヤ50のギヤ駆動ピン71と、が係合する状態にすることができる。
そして、図19に示す状態から第2切替レール73をコンロッド30から離れる方向に移動させれば、図18に示す状態に戻すことができる。
また図20に示すように、図18に示す状態から第2切替レール73をコンロッド30側に移動させれば、第2切替レール73の第2ガイド溝73aと、セグメントギヤ50のギヤ駆動ピン71と、が係合する状態にすることができる。
このように本実施形態による切替レール駆動装置74(可動部材駆動装置)は、カウンターウェイト9c内に形成されて、第1切替レール72(第1可動部材)のギヤ駆動ピン71との対向面の反対面と、第2切替レール73(第2可動部材)のギヤ駆動ピン71との対向面の反対面と、を連通する密閉された密閉油路747を備え密閉油路747内の油圧によって、第1切替レール72をギヤ駆動ピン71側に移動させたときには第2切替レール73がギヤ駆動ピン71とは反対側に移動し、第2切替レール73をギヤ駆動ピン71側に移動させたときには第1切替レール72がギヤ駆動ピン71とは反対側に移動するように構成されている。切替レール駆動装置74をこのように構成しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
1 内燃機関
7a ピストンピン
9 クランクシャフト
9b クランクピン
20 可変圧縮比機構
30 コンロッド
31 小端部
32 大端部
34 小端部軸受孔(第1軸受孔)
35 第1ストッパ(ストッパ)
36 第2ストッパ(ストッパ)
37 大端部軸受孔(第2軸受孔)
40 偏心部材
42 欠歯ギヤ
50 セグメントギヤ(第2ギヤ)
70 ギヤ駆動機構
71 ギヤ駆動ピン
72 第1切替レール(第1可動部材)
72a 第1ガイド溝
73 第2切替レール(第2可動部材)
73a 第2ガイド溝
74 切替レール駆動装置(可動部材駆動装置)
747 密閉油路(油路)

Claims (4)

  1. ピストンピンの軸心からクランクシャフトのクランクピンの軸心までの間のコンロッド長さを変化させることで内燃機関の機械圧縮比を変更する可変圧縮比機構であって、
    小端部に形成された第1軸受孔と、大端部に形成されて前記クランクピンを支持する第2軸受孔と、を備えるコンロッドと、
    前記第1軸受孔に回転可能に挿入され、前記第1軸受孔の中心軸から所定量だけ偏心した位置に前記ピストンピンの軸心が位置するように前記ピストンピンを支持する偏心部材と、
    前記小端部に設けられ、前記偏心部材と当接して前記偏心部材の回転角度を制限し、前記偏心部材を前記コンロッド長さが短くなる低圧縮比位置及び前記コンロッド長さが長くなる高圧縮比位置で静止させるためのストッパと、
    前記偏心部材に設けられ、当該偏心部材と一体となって回転する第1ギヤと、
    前記コンロッドに回転可能に取り付けられ、前記第1ギヤと噛み合って当該第1ギヤを回転させるための第2ギヤと、
    前記第2ギヤを回転させて、前記偏心部材を回転させるためのギヤ駆動機構と、
    を備え、
    前記ギヤ駆動機構は、
    前記第2ギヤに設けられたギヤ駆動ピンと、
    前記クランクシャフトのカウンターウェイトに内蔵され、前記偏心部材を回転させるときに前記ギヤ駆動ピン側に移動可能に構成された第1可動部材及び第2可動部材と、
    前記第1可動部材の前記ギヤ駆動ピンとの対向面に形成され、前記偏心部材を前記高圧縮比位置から前記低圧縮比位置に向けて回転させるときに、前記ギヤ駆動ピンが係合する第1ガイド溝と、
    前記第2可動部材の前記ギヤ駆動ピンとの対向面に形成され、前記偏心部材を前記低圧縮比位置から前記高圧縮比位置に向けて回転させるときに、前記ギヤ駆動ピンが係合する第2ガイド溝と、
    を備え、
    前記カウンターウェイトに対して相対移動する前記ギヤ駆動ピンを、前記第1ガイド溝及び第2ガイド溝に沿って移動させることで、前記第2ギヤを回転させるように構成される、
    可変圧縮比機構。
  2. 前記第1ガイド溝及び第2ガイド溝は、それぞれ前記偏心部材を所定角度だけ回転させた後の前記偏心部材の回転速度が、前記所定角度だけ回転させる前の前記偏心部材の回転速度よりも低くなるように、前記2ギヤを回転させる溝形状とされる、
    請求項1に記載の可変圧縮比機構。
  3. 前記ギヤ駆動機構は、
    前記偏心部材を前記高圧縮比位置から前記低圧縮比位置に向けて回転させるときに、前記第1可動部材を前記ギヤ駆動ピン側に移動させて前記ギヤ駆動ピンを前記第1ガイド溝に係合させ、前記偏心部材を前記低圧縮比位置から前記高圧縮比位置に向けて回転させるときに、前記第2可動部材を前記ギヤ駆動ピン側に移動させて前記ギヤ駆動ピンを前記第2ガイド溝に係合させるための可動部材駆動装置を備える、
    請求項1又は請求項2に記載の可変圧縮比機構。
  4. 前記可動部材駆動装置は、
    前記カウンターウェイト内に形成されて、前記第1可動部材の前記ギヤ駆動ピンとの対向面の反対面と、前記第2可動部材の前記ギヤ駆動ピンとの対向面の反対面と、を連通する密閉された油路を備え、
    前記油路内の油圧によって、前記第1可動部材を前記ギヤ駆動ピン側に移動させたときには前記第2可動部材は前記ギヤ駆動ピンとは反対側に移動し、前記第2可動部材を前記ギヤ駆動ピン側に移動させたときには前記第1可動部材は前記ギヤ駆動ピンとは反対側に移動するように構成される、
    請求項3に記載の可変圧縮比機構。
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