JP6600809B2 - 基材およびその基材を用いた機器 - Google Patents

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Description

本発明は、基材およびとその基材を用いた機器に関するものである。特に、水分などを蒸発させやすい基材およびその基材を用いた機器に関する。
従来の冷凍機器や空調機器の蒸発器では、蒸発器にあるフィンの表面温度が、マイナスの温度となる時、フィンの表面に着霜が生じる。この結果、フィン間を通過する風量は、減少し、蒸発器の冷却能力は低下している。
また、屋外で使用される防犯カメラや車載カメラは、雨天日や寒冷地では、カメラに、結露水が付着し、カメラの性能が低下する。
上記課題を解決するため、蒸発器フィンの表面に、多数の凹凸部が形成し、熱を吸収すること、かつ、この凹凸部に、撥水被膜を形成する技術が知られている(特許文献1)。このことで、フィン表面に結露水・霜を発生するのを防止できる。なお、特許文献1の撥水被膜としては、フッ素系またはシリコーン系の塗料を用いている。
特開2013−36733号公報
しかし、上述の特許文献1の技術では、以下のような問題が生じる。これを図6を用いて説明する。
図6は、従来の方法により作製された撥水性の基材22を示す断面図である。撥水性の基材22は、基部23と突起24と疎水性被膜25からなる。
突起24は、基部23の表面から無数に存在する。疎水性被膜25は、基部23と突起24の表面に毛状に存在している。また、突起24の断面幅寸法Dは、75〜100μmの範囲で形成されている。突起24間の突起24間の隙間も同じ寸法である。
このため、突起24間で凝縮水が付着してしまい、その凝縮水が互いに広がり大きな水滴に成長したり、低温域では凝縮水から霜へ成長する。その結果、蒸発器の冷却性能が低下してしまう。隙間を大きくすると、凝縮水の付着が防止できるが、温度が下がり、霜により水が生じる。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、結露水および着霜を防止できる基材とその基材を用いた機器を提供することを課題とする。
上記目的を達成するために、基底部の少なくとも一つの面に位置する複数の四角錐状形状の突起部と、を有し、前記複数の突起部の先端部分間の距離が5nm以上10nm未満である基材を用いる。上記基材を有する機器を用いる。
本願発明の基材では、親水処理された突起部先端のみに水滴および霜が成長する。そのため、水滴および霜が自らの重量により、基材から離れる。着霜および結露水を加熱装置を使用することなく除去できるので、蒸発器の冷却性能低下抑制およびをカメラレンズおよび材質が樹脂である部材の曇り防止することができる。
(a)本発明の実施の形態における基材を示す図、(b)本発明の実施の形態における基材表面の断面図 本発明の実施の形態における基材表面上での凝縮液滴の生成過程を示す図 (a)実施例3の形態における基材を示す図、(b)実施例3の形態における基材表面の断面図 実施例、比較例における結露水評価および着霜評価での試験装置の断面図 (a)本発明の実施例1の適用例を示す図、(b)本発明の実施例4の適用例を示す図 特許文献1の形態における従来の基材の断面図
以下、本発明の実施の形態に係る基材1について説明する。図1(a)は、基材1の斜視図であり、図1(b)は、図1(a)の基材1表面の点線部分の詳細を記した断面図を示す。基材1の材質は、樹脂または金属である。
基材1は、基底部2と、断面が台形状で四角錐体の形状である複数の突起部3と、を有し、突起部3の先端には親水部4を有する。突起部3は、少なくとも基底部2の1つの面の表面に位置する。基底部2の他の面に突起部3があってもよい。
基底部2と突起部3との境界は、突起部3を生成する処理の有無の境界に相当する。突起部3を生成する方法については、以下<基材1と突起部3の生成>で説明する。
また、基材1において、基底部2および突起部3の表面に撥水処理を行い、突起部3の先端に相当する親水部4のみに親水処理がされている。図1(b)に示す突起部3間の距離dを5〜10nmにすることで、親水部4のみで凝縮水が成長し、結露水および着霜を防止できる材料となる。
ここでの突起部3の先端の長さL‘は突起部3の長さLに対して10%以上25%以下であることが好ましい。10%以下よりも小さい場合、先端部のみの親水処理が難しくなり、25%より大きい場合、凝縮水が吸着する面積が大きくなり、結露水および着霜を防止できる効果が小さくなる。
また、ここでの突起部3間の距離とは、突起部3の中心間距離のことを示す。
また、角度θは、鉛直方向に対しての角度である。図1(b)に示すように、鉛直方向に平行方向の基材1の断面図において、突起部3の側面の上端部分と鉛直方向とのなす角度である。
<基材1>
実施の形態において使用され得る基材1は、基材1の表面に断面が台形状で四角錐体の複数の突起部3を形成することを特徴としている。
基材1が、金属材質である場合、アルミまたはチタン、マグネシウムを主成分とする合金が好ましい。この場合、突起部3の生成は、陽極酸化法によるアルミ微細穴加工で形成されることが好ましい。特に、アルミ合金であれば、陽極酸化法だけでなく水と反応し酸化皮膜を形成するベーマイト処理も可能であり、いずれも微細な表面凹凸処理をするのに適している。
また、基材1が、樹脂材質であれば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂(ABS樹脂)またはポリカーボネート(PC)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)など熱可塑性樹脂、もしくは剛性の高いアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコント樹脂など熱硬化性樹脂のいずれかを使用することが好ましい。この場合、突起部3の生成はエッチング処理あるいは金属ペーストのパターン印刷により形成されることが好ましい。この結果、基材1の表面に微細な凹凸を形成できる。
<突起部3の形状>
突起部3は、四角錐体である。突起部3の各突起部長さLは、0.1μm〜10μmである。突起部3間の距離dは、5nm〜10nmであることが好ましい。
突起部3の長さLが、0.1μmより小さい場合、突起部3を規則的に生成させるのが難しい。
突起部3の長さLが、10μmより大きい場合、突起部3間の凹部に凝縮液滴が付着した際に先端部へ凝縮液滴が移動するエネルギーより凹部表面で付着する表面エネルギーが大きくなり、凹部表面で液滴が成長してしまう。
また、突起部間の距離dが5nmより小さい場合、突起部3を規則的に生成させるのが難しい。突起部間の距離dが10nmより大きい場合、凝縮液滴が突起部3間の凹部に付着し、その凝縮水が互いに広がり大きな水滴に成長してしまう。
また、実施の形態において使用され得る突起部3は、鉛直方向に対して角度θが90°未満で形成されることが好ましい。ここで鉛直方向とは、基材1の形状に関わらず縦方向を示す。
鉛直方向に対して角度θが90°未満の場合、突起部3に水蒸気5が付着しても下方向の傾斜により、凝縮液滴が転落し、傾斜部において凝縮液滴や霜が成長しにくくなる。
鉛直方向に対して角度θが90°を超えた場合、平坦あるいは上方向に傾斜となるため、突起部全体もしくは突起部凹部で凝縮液滴が成長してしまう。
凝縮液滴の成長については、以下の<突起部3における凝縮液滴の生成過程>で説明する。
<基底部2および親水部4を除く突起部3の表面処理>
実施の形態において使用され得る基底部2および親水部4を除く突起部3の表面処理は、撥水処理を行うことが好ましい。理由は、以下の<突起部3における凝縮液滴の生成過程>で説明する。
撥水処理としては、フッ素結合を含まないアルキルシランからなる分子膜を形成する方法が好ましい。炭素―フッ素結合は表面張力が小さいため、炭素―フッ素結合を含むシランカップリング剤を含有させることで超撥水性の有するコーティング剤となる。
しかし、そのようなコーティング剤は、耐摩耗性に優れておらず、使用経過とともに撥水性の性能が低下してしまう問題点がある。そのため、フッ素結合を含まないアルキルシランからなる分子膜を形成する方法が好ましい。
なお、この表面処理をすれば、突起部3間の距離dや長さLは、上記でなくとも効果がでる。
<突起部3における凝縮液滴の生成過程>
突起部3における凝縮液滴の生成過程を図2(a)〜図2(c)に示す。
図2(a)に示すように、突起部3の周辺に浮遊する水蒸気5が存在する。これらの水蒸気5は、突起部3の表面の特異点から発生しやすい。結果、図2(b)に示すように、水蒸気5は、突起部3の先端の親水部4に付着する。次に、図2(c)に示すように、水蒸気5は、その場で成長し、凝縮液滴6となる。
突起部3の先端である親水部4に親水処理を行い、更に親水部4を除く突起部3および基底部2を撥水処理する。このことで、親水部4のみで凝縮液滴6が成長し、低温環境では凝縮液滴が霜へと成長する。
蒸発器のフィンのように基底部2に送風空気が接触する場合は、自然対流発生時も基底部2に水蒸気が接触しやすく、また低温環境かつ湿度の高い環境である。この時の空気中の水蒸気圧およびマイナス温度域での凝縮液滴が発生した際の飽和蒸気圧、凝縮液滴が発生する表面が撥水処理された場合の表面張力の関係により、凝縮液滴の初期半径は約5〜10nmである。
以上の知見からも、マイナス温度環境下において、図2(c)に示す凝縮した凝縮液滴6の初期半径Φは約5nm〜10nmであると考えられる。突起部3間の距離dを初期半径Φと同じ寸法である5nm〜10nmにすることにより、突起部3の凹部に水蒸気が付着しても凝縮液滴が生成しにくいといえる。
以上の構造にすることで、基材1は結露水および着霜を防止できる。
以下に本発明について、実施例によりさらに具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施例により何ら限定されるものではない。
(実施例)
表1に、以下の実施例および比較例で使用した基材1の構成を示す。
Figure 0006600809
(実施例1、2)
図1(a)、図1(b)で示した基材1を作製した。基材1としてアルミ材を使用する。基底部2表面に複数の突起部3を陽極酸化法により生成させる。陽極酸化法はアルミニウムを酸性の電解液中で電気分解して(陽極酸化)微細穴を形成することができる。また、特定条件下において自己組織化により図1に示す突起部3のように規則性構造の生成がされる。生成される突起部3の形状寸法は表1に示す。
次に、基材1全体の表面に撥水処理を行う。処理方法は、以下のとおりである。
シランカップリング剤と水と酢酸を用意し、pHが酸性になるように混合液を作製する。酸性混合液作製してから12時間後に混合液にエタノールを添加し、撥水処理液を作製した。この撥水処理液の中に基材1をディッピングした後、100℃の恒温槽に1時間放置させことで、基材1全体の表面に撥水性を付与した。
次に、突起部先端に親水部4を作製するため、先端部を微小に研磨することで突起部3の形状を台形状に形成する。切削された先端部にエッチング処理により親水性を付与させ、親水部4を生成する。
実施例1,2の相違点は、突起部3の寸法である。
(実施例3)
図3(a)、図3(b)に示す基材7を使用した。図3(a)、図3(b)は、図1(a)、図1(b)に相当する図である。基材7は台形柱形状である。
図3(b)に示すように、基材7の表面は、基底部8と断面が台形状の複数の突起部3を有する。また、突起部3の先端には親水部4を有する。
作製方法は実施例1と同じ工程で基材7を作製した。
(実施例4)
基材としてABS樹脂を使用する。基底部2表面に複数の突起部3をエッチング処理により生成させる。生成される突起部3の形状寸法は表1に示す。撥水処理については、実施例と同じ処理方法で作製した撥水処理液を使用する。突起部先端はすでにエッチング処理にて親水処理されているため、先端部を親水剤が浸漬しないようにマスキングした後、
撥水処理液に基材1をディッピングさせ、撥水性を付与させる。
(比較例1)
比較例1については、基材としてアルミ材を使用し、無処理の基材1を作製した。
(比較例2)
比較例2については、基材1としてアルミ材を使用し、突起部3は形成するが基材1表面に撥水あるいは親水処理を行なうことなく、図1(a)、図1(b)に示すような基材1を作製した。
(比較例3〜5)
比較例3〜5については、基材1としてアルミ材を使用し、作製方法は実施例1と同じ工程で基材1を作製した。
(評価)
次に、表1に示した構成からなる基材1、7の結露水吸着評価および着霜評価を行った。それぞれの評価方法は下記の通りである。
<結露水吸着評価>
試験装置概略を図4に示す。図4は、ペルチェ素子10、アルミプレート11、樹脂プレート12、ヒートシンク13、ファン14、ペルチェ素子内の熱電対15、サンプル表面付属の熱電対16、基材1から構成される。
試験条件は、以下のとおりである。雰囲気温度20℃湿度40%、アルミプレート11上に基材1をのせ、基材1の表面温度10℃に設定し結露水が吸着するのをマイクロスコープにて観察した。その際、基材1の表面に凝縮液滴が目視で確認できるまでの時間を測定した。このとき、結露水抑制の合格基準は、測定時間が比較例1の場合に対し30分以上経過した場合を○、それ以下の場合を×とした。
<着霜評価>
試験装置は結露水吸着評価と同様、図4に示したものを使用した。結露水吸着評価と同様、基材1の表面に着霜が目視で確認できるまでの時間を測定した。このとき、着霜抑制の合格基準は、測定時間が比較例1の場合に対し1時間以上経過した場合を○、それ以下の場合を×とした。
<結露水・着霜の抑制度の総合判定>
本願発明での結露水・着霜抑制度の合格基準として、結露水吸着評価、着霜評価のそれぞれで、両方合格は、○とした。不合格がどちらかにある場合、×とした。
<表1の考察>
表1からの結果からも明らかなように、実施例に係る基材1は、比較例に係るそれらよりも結露水・着霜の抑制度が大きく、防曇性・防霜性に優れている。
<基材の材質>
実施例1と実施例4を比較すると、実施例1ではアルミ材質、実施例4ではABS樹脂を使用している。いずれも、立体形状は四角柱を有し、突起部3の形成と撥水処理、突起部3の先端に親水処理を行うことで親水部4を形成し、結露水吸着および着霜を抑制できた。
<突起部間の距離と突起部長さ>
実施例1〜4と比較例4を比較すると、比較例4では突起部間の距離は10nm、突起部長さは10μmである。そのため、凝縮液滴が突起部3間の凹部に付着し、結露水吸着と着霜いずれの抑制度は小さくなった。
結果、突起部3間の距離は5nm以上10nm未満であり、突起部長さは0.1μm以上10μm未満であることが好ましい。
<突起部の先端長さ>
実施例1と比較例3を比較すると、突起部の3長さLは同様であるが、比較例3では突起部3先端の長さL‘が突起部の3長さLに対して30%、実施例1では20%である。
そのため、比較例3では凝縮水が吸着する面積が大きくなり、結露水吸着と着霜いずれの抑制度は小さくなった。
結果、突起部の先端長さL‘は突起部3の先端の長さL‘は突起部3の長さLに対して10%以上25%以下であることが好ましい。
<突起部が形成される角度>
実施例1〜4と比較例5を比較すると、比較例5では突起部3が形成される角度θが鉛直方向に対して90°を超えている。そのため、突起部3の親水部だけでなく突起部3全体に凝縮液滴が成長し、結露水吸着と着霜いずれの抑制度は小さくなった。
結果、突起部が形成される角度θは基材の形状関わらず鉛直方向に対して角度が90°未満であることが好ましい。
<表面処理>
実施例1〜4と比較例1、2を比較すると、比較例2では突起部3の先端を除く部分および基底部2が撥水処理されていない。そのため、結露水吸着が確認できるまでの時間は比較例1に示す突起部を形成していない基材と変わらない。着霜に関しては比較例1よりも表面凹凸の量が大きいため、着霜が確認できるまでの時間は短くなった。
結果、突起部3の先端を除く部分および基底部2は撥水処理することが好ましい。
<基材1のまとめ>
以上、説明したように本発明の基材1は、基材1の表面が撥水処理され、断面が台形状で四角錐体の複数の突起部を有し、突起部間の距離が5nm〜10nmであり、突起部3の先端のみ親水処理されることを特徴とする。上記構成により、優れた防曇性・防霜性を得ることができる。
本願発明の基材1は、着霜および結露水を加熱装置を使用することなく除去できる。
<応用例>
本実施の形態の基材1の応用例の機器を図5(a)と図5(b)に示す。
図5(a)は、実施の形態の基材1を冷蔵庫の蒸発器18(熱交換器)へ適用した例である。蒸発器18は、基材1と、冷却管19とからなる。冷却管19を複数の基材1を貫通して設けられている。液化された冷却剤が、冷却管19内を流れる。蒸発器18で、冷却剤を気化・膨張、させて吸熱する。
基材1を使用することで蒸発器18に着霜がつきにくくなる。このことにより、冷却性能低下を抑制することができる。
図5(b)は、実施の形態の基材1を屋外のカメラ20へ適用した例である。屋外のカメラ20は、カバーである基材1と、カメラ制御部21と、カメラ本体26とを含む。カメラ本体26は、カメラ制御部21の制御にて、撮影する。
カメラ本体26は、カバーの基材1を介して、撮影する。基材1を使用することで雨天時や低温環境下でも、結露もしくは着霜を抑制でき、曇り防止ができる。
その他、エアコン、冷凍機などの熱交換器一般の機器に使用できる。カメラ一般に広く使用できる。また、窓ガラス、自動車ガラスなどガラス一般に使用できる。
本発明の基材は、結露水・着霜防止材料として利用できる。また、本発明の基材は、冷蔵庫、エアコン、冷凍機などの熱交換器を有する機器で使用できる。また、カメラ、メガネ、窓など水滴が付着する機器でも使用できる。
1 基材
2 基底部
3 突起部
4 親水部
5 水蒸気
6 凝縮液滴
7 基材
8 基底部
10 ペルチェ素子
11 アルミプレート
12 樹脂プレート
13 ヒートシンク
14 ファン
15 熱電対
16 熱電対
18 蒸発器
19 冷却管
20 カメラ
21 カメラ制御部
22 基材
23 基部
24 突起
25 疎水性被膜
26 カメラ本体

Claims (7)

  1. 基底部の少なくとも一つの面に位置する複数の四角錐状形状の突起部を有し、
    前記複数の突起部の先端部分間の距離が5nm以上10nm未満である基材であり、
    前記突起部の先端は、親水処理され、
    前記先端は、前記突起部の上面と前記上面からの前記突起部の長さの10%以上25%以下までの領域である基材。
  2. 前記突起部の長さは、0.1μm以上10μm未満であり、
    前記突起部の側面の角度は、鉛直方向に対して角度が90°未満で形成された請求項1記載の基材。
  3. 前記突起部の先端以外は、撥水処理された請求項1または2記載の基材。
  4. 前記撥水処理は、フッ素結合を含まないアルキルシランからなる分子膜によって構成された請求項3に記載の基材。
  5. 前記複数の突起部は、陽極酸化法によるアルミ微細穴加工により形成される請求項1〜のいずれか1項に記載の基材。
  6. 前記複数の突起部は、エッチング処理あるいは金属ペーストのパターン印刷により形成される請求項1〜のいずれか1項に記載の基材。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の前記基材を有する機器。
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