JP6598938B1 - エレベータの保守作業支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】保守作業の終了後に異常発報が無効化されたまま放置されることを有効に防止できるエレベータの保守作業支援システムを提供する。【解決手段】実施形態のエレベータの保守作業支援システムは、異常発報手段と、スイッチと、遠隔有効化手段と、を備える。異常発報手段は、エレベータの異常が検出されると異常発報を行う。スイッチは、保守作業を行う作業者の操作に応じて、前記異常発報の有効/無効を切り替える。遠隔有効化手段は、前記エレベータの外部から入力された命令に応じて、無効とされている前記異常発報を有効化する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータの保守作業支援システムに関する。
エレベータは、安全性の確保が極めて重要な設備であり、これを担保するために定期的に保守作業が行われる。エレベータの保守作業には、実際に異常が発生していない状態において、エレベータを意図的に異常が検出された状態にして動作確認するオペレーションが含まれる。一般的に、エレベータには、異常を検出した場合に異常発報する機能が設けられているが、保守作業時にエレベータを意図的に異常が検出された状態とした場合は異常発報しないことが望まれる。そこで、異常発報の有効/無効を切り替えるスイッチを設け、エレベータの保守作業を行う際は、作業者がこのスイッチを操作することにより異常発報を無効化できるようにしている。
しかし、このスイッチは作業者が手動で操作するものであるため、保守作業の終了後に、スイッチの戻し忘れが発生する場合がある。そして、スイッチの戻し忘れによって異常発報が無効化されたまま放置されると、エレベータの通常の運転時に異常が発生しても異常発報されずに不具合が生じる懸念がある。
特許第5847223号公報 特開2015−48226号公報
本発明が解決しようとする課題は、保守作業の終了後に異常発報が無効化されたまま放置されることを有効に防止できるエレベータの保守作業支援システムを提供することである。
実施形態のエレベータの保守作業支援システムは、異常発報手段と、スイッチと、遠隔有効化手段と、完了判定手段と、を備える。異常発報手段は、エレベータの異常が検出されると異常発報を行う。スイッチは、保守作業を行う作業者の操作に応じて、前記異常発報の有効/無効を切り替える。遠隔有効化手段は、前記エレベータの外部のサーバから入力された命令に応じて、無効とされている前記異常発報を有効化する。完了判定手段は、前記保守作業が完了しているか否かを判定する。前記遠隔有効化手段は、前記外部のサーバから命令が入力されたときに、前記保守作業が完了していると判定されていれば前記異常発報を有効化し、前記保守作業が完了していると判定されていなければ前記異常発報を有効化しない。
図1は、第1実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作例を示すフローチャートである。 図3は、第2実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの構成例を示すブロック図である。 図4は、第2実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作例を示すフローチャートである。 図5は、第3実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの構成例を示すブロック図である。 図6は、第3実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作例を示すフローチャートである。 図7は、第4実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの構成例を示すブロック図である。 図8は、第4実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作例を示すフローチャートである。 図9は、第5実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの構成例を示すブロック図である。 図10は、第5実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムについて詳細に説明する。なお、以下の説明において、同様の機能を持つ構成要素については同一の符号を付して、重複した説明を適宜省略する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムは、図1に示すように、エレベータ設備として設けられたエレベータ制御装置10および無効化スイッチ20を備える。無効化スイッチ20は、エレベータ制御装置10に接続されている。
エレベータ制御装置10は、エレベータの動作に関わる各種情報を収集してエレベータの動作を制御する。このエレベータ制御装置10は、本実施形態に関わる機能的な構成要素として、異常発報部11と、遠隔有効化部12とを備える。これらの機能的な構成要素は、例えば、エレベータ制御装置10内のマイクロコンピュータに含まれるプロセッサが所定のプログラムを実行すること、つまり、ソフトウェアによって実現することができる。また、これらの機能的な構成要素の全部または一部を、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアで構成してもよい。また、これらの機能的な構成要素は、エレベータ制御装置10とは別の装置により(エレベータ制御装置10の外部で)実現してもよい。
異常発報部11は、エレベータの異常が検出された場合に、所定の外部発報先に対して、異常が発生したことを知らせる発報(異常発報)を行う。外部発報先は、例えば、エレベータ設備を管理する管理人室の端末、エレベータの遠隔保守契約が締結されている場合は、サービス情報センタの監視盤などである。
無効化スイッチ20は、保守作業を行う作業者の操作に応じて異常発報部11による異常発報の有効/無効を切り替えるスイッチである。保守作業を行う作業者によりこの無効化スイッチ20がオン側(CUT側)に操作されると異常発報部11による異常発報が無効化され、オフ側(NOR側)に操作されると異常発報が有効化される。通常、保守作業を行う作業者は、保守作業を開始する前に無効化スイッチ20をオン側に操作して異常発報部11による異常発報を無効化し、保守作業が終了すると無効化スイッチ20をオフ側に戻して異常発報を有効化するが、この無効化スイッチ20の戻し忘れが発生する場合がある。
本実施形態は、無効化スイッチ20の戻し忘れがあった場合に、エレベータの外部から入力される命令によって、異常発報部11による異常発報を有効化できるようにしている。これを実現するため、エレベータ制御装置10に遠隔有効化部12が設けられている。
遠隔有効化部12は、エレベータの外部の命令発信元から入力される無効化命令に応じて、無効とされている異常発報部11による異常発報を有効化する。命令発信元は、例えば、保守作業を行う作業者が操作する作業者端末や、サービス情報センタのサーバなどである。
次に、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作例を示すフローチャートであり、異常発報の有効/無効の切り替えに関する処理手順の一例を示している。
エレベータの保守作業を行う作業者は、保守作業を開始する際に、無効化スイッチ20をオン側に操作する。作業者により無効化スイッチ20がオン側に操作されると(ステップS101:Yes)、この操作に応じて、異常発報部11による異常発報が有効から無効に切り替えられる(ステップS102)。なお、無効化スイッチ20がオン側に操作されることがなければ(ステップS101:No)、そのままこの処理は終了する。
その後、無効化スイッチ20がオフ側に操作されたか否かが判定され(ステップS103)、無効化スイッチ20がオフ側に操作されると(ステップS103:Yes)、ステップS105に進んで、異常発報部11による異常発報が無効から有効に切り替えられる。一方、無効化スイッチ20がオフ側に操作されていなければ(ステップS103:No)、遠隔有効化部12により、外部の命令発信元からの有効化命令が入力されたか否かが監視される(ステップS104)。そして、外部の命令発信元から有効化命令が入力された場合(ステップS104:Yes)、遠隔有効化部12によって、異常発報部11による異常発報が無効から有効に切り替えられる(ステップS105)。
以上説明したように、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムは、保守作業を行う作業者が無効化スイッチ20をオフ側に戻し忘れ、異常発報部11による異常発報が無効化されたままの状態であっても、外部の命令発信元から有効化命令が入力された場合は、この有効化命令に応じて、異常発報部11による異常発報を有効化するようにしている。したがって、保守作業の終了後に異常発報部11による異常発報が無効化されたまま放置されることを有効に防止することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態は、上述の第1実施形態に対し、保守作業の完了を判定する機能を付加したものである。なお、その他の機能および動作は上述の第1実施形態と同様であるため、以下では、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
図3は、第2実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態では、図3に示すように、エレベータ制御装置10に対して、保守作業を行う作業者が操作する作業者端末30が接続される。また、エレベータ制御装置10において実現される機能的な構成要素として、完了判定部13が追加されている。
作業者端末30は、作業者が携帯して保守作業を行う際に操作する端末であり、エレベータ制御装置10に対して有線あるいは無線により接続されて、エレベータ制御装置10との間で通信する。本実施形態では、作業者が保守作業を終了する際に、この作業者端末30を操作して、保守作業を終了する旨の通知をエレベータ制御装置10に送るものとする。なお、作業者端末30は、保守作業用の専用のコンソール装置であってもよいし、保守作業用のアプリケーションソフトウェアがインストールされたスマートフォン、タブレット端末、ノート型パーソナルコンピュータなどであってもよい。本実施形態では、作業者端末30がエレベータ制御装置10との間で直接通信を行うことを想定するが、エレベータの遠隔保守契約が締結されている場合は、作業者端末30がサービス情報センタのサーバなどを介してエレベータ制御装置10と間接的に通信する構成であってもよい。
完了判定部13は、異常発報部11による異常発報が有効とされている状態で、作業者端末30から保守作業を終了する旨の通知(保守作業終了通知)を受けた場合に、保守作業が完了したと判定する。つまり、完了判定部13は、作業者端末30から保守作業終了通知を受けたとき、無効化スイッチ20が正しくオフ側に戻された状態であることを確認した上で、保守作業が完了したと判定する。言い換えると、作業者端末30から保守作業終了通知があっても、無効化スイッチ20がオン側に操作された状態のままであれば、保守作業が完了したと判定されない。保守作業の完了は、例えばログとして記録される。また、保守作業の完了が確認された場合に、保守作業の作業レポートの作成などが可能になる構成としてもよい。
次に、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作例を示すフローチャートであり、完了判定部13による処理手順の一例を示している。なお、異常発報の有効/無効の切り替えに関する処理は上述の第1実施形態と同様であるため(図2参照)、説明は省略する。
完了判定部13は、作業者端末30から保守作業終了通知を受け取ると(ステップS201:Yes)、異常発報部11による異常発報が有効とされているか否かを確認する(ステップS202)。そして、異常発報が有効とされていれば(ステップS202:Yes)、保守作業が完了したと判定する(ステップS203)。一方、作業者端末30から保守作業終了通知を受け取っていない場合(ステップS201:No)、あるいは、異常発報部11による異常発報が無効とされている場合は(ステップS202:No)、保守作業の完了が判定されることなく処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムは、無効化スイッチ20がオフ側に戻されて異常発報部11による異常発報が有効化されていることを条件として、作業者端末30から保守作業終了通知があった場合に保守作業が完了したと判定するようにしている。したがって、保守作業の終了後に異常発報部11による異常発報が無効化されたまま放置されることを、さらに有効に防止することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態は、外部の命令発信元からの有効化命令に応じて異常発報部11による異常発報を有効化する機能と、作業者端末30からの保守作業終了通知に応じて保守作業の完了を判定する機能を有する点は上述の第2実施形態と同様であるが、異常発報部11による異常発報が有効化されていることを、保守作業が完了したと判定する条件としていない。その代り、保守作業が完了したと判定されていることを条件として、外部の命令発信元からの有効化命令の入力を許可する。なお、その他の機能および動作は上述の第2実施形態と同様であるため、以下では、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
図5は、第3実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態では、図5に示すように、エレベータ制御装置10において実現される機能的な構成要素として、入力判定部14が追加されている。
本実施形態における完了判定部13は、異常発報部11による異常発報が無効とされている状態であっても、作業者端末30から保守作業終了通知を受けた場合に、保守作業が完了したと判定する。
入力判定部14は、外部の命令発信元からの有効化命令の入力を許可するか否かを判定する。本実施形態における入力判定部14は、完了判定部13が作業者端末30から保守作業終了通知を受け取って保守作業が完了したと判定したことを条件として、有効化命令の入力を許可する。すなわち、完了判定部13によって保守作業が完了したと判定される前は、外部の命令発信元からの有効化命令の入力は受け付けられず、完了判定部13によって保守作業が完了したと判定された後、入力判定部14によって外部の命令発信元からの有効化命令の入力が受け付けられて、遠隔有効化部12に渡される。遠隔有効化部12は、この有効化命令に応じて、異常発報部11による異常発報を無効から有効に切り替える。
次に、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作例を示すフローチャートであり、異常発報の有効/無効の切り替えに関する処理手順の一例を示している。なお、図6のステップS301からステップS303までの処理は、上述の第1実施形態(図2のステップS101からステップS103までの処理)と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態では、無効化スイッチ20がオフ側に操作されない場合(ステップS303:No)、入力判定部14により、外部の命令発信元からの有効化命令が入力されたか否かが監視される(ステップS304)。そして、外部の命令発信元から有効化命令が入力されると(ステップS304:Yes)、入力判定部14は、完了判定部13によって保守作業が完了したと判定されているか否かを確認する(ステップS305)。
ここで、完了判定部13によって保守作業が完了したと判定されていない場合(ステップS305:No)、入力判定部14は、有効化命令の入力を受け付けずにステップS304に戻り、有効化命令の入力の監視を継続する。一方、完了判定部13によって保守作業が完了したと判定されていれば(ステップS305:Yes)、この有効化命令の入力を受け付けて遠隔有効化部12に渡す。そして、遠隔有効化部12が、この有効化命令に応じて、異常発報部11による異常発報を無効から有効に切り替える(ステップS306)。
以上説明したように、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムは、作業者端末30から保守作業終了通知があって保守作業が完了したと判定されていることを条件として、外部の命令発信元から入力される有効化命令に応じて、異常発報部11による異常発報を有効化するようにしている。したがって、保守作業の終了後に異常発報部11による異常発報が無効化されたまま放置されることを、さらに有効に防止することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態は、外部の命令発信元からの有効化命令が入力された場合に、保守作業を行う作業者が異常発報の有効化を承諾することを条件として、この有効化命令に応じて異常発報部11による異常発報を有効化するようにしたものである。なお、その他の機能および動作は上述の第3実施形態と同様であるため、以下では、第3実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を適宜省略し、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
図7は、第4実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態では、図7に示すように、エレベータ制御装置10において実現される機能的な構成要素として、入力判定部14の代わりに承諾確認部15が追加されている。
承諾確認部15は、外部の命令発信元から有効化命令が入力された場合に、エレベータ制御装置10に対して保守作業終了通知を送った作業者端末30に対し、異常発報の有効化を承諾するか否かの問い合わせを通知し、その応答を作業者端末30から受け取る。そして、承諾確認部15は、作業者端末30から異常発報の有効化を承諾する旨の応答があった場合に、外部の命令発信元から入力された有効化命令を遠隔有効化部12に渡す。遠隔有効化部12は、この有効化命令に応じて、異常発報部11による異常発報を無効から有効に切り替える。
承諾確認部15は、例えば、作業者端末30から保守作業終了通知を受け取ったときに、その通知の送信元アドレスを記憶しておくことにより、上述の問い合わせの通知先を特定することができる。なお、作業者の識別情報と作業者端末30のアドレスを対応付けて管理しておき、保守作業を行った作業者の識別情報を取得してこれに対応する作業者端末30のアドレスを特定することにより、上述の問い合わせの通知先を特定するようにしてもよい。
次に、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作例を示すフローチャートであり、異常発報の有効/無効の切り替えに関する処理手順の一例を示している。なお、図8のステップS401からステップS403までの処理は、上述の第1実施形態(図2のステップS101からステップS103までの処理)と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態では、無効化スイッチ20がオフ側に操作されない場合(ステップS403:No)、承諾確認部15により、外部の命令発信元からの有効化命令が入力されたか否かが監視される(ステップS404)。そして、外部の命令発信元から有効化命令が入力されると(ステップS404:Yes)、承諾確認部15は、エレベータ制御装置10に対して保守作業終了通知を送った作業者端末30に対し、異常発報の有効化を承諾するか否かの問い合わせを通知する(ステップS405)。
ここで、作業者端末30から異常発報の有効化を承諾する旨の応答がない場合(ステップS406:No)、承諾確認部15は、入力された有効化命令を破棄してステップS404に戻り、有効化命令の入力の監視を継続する。一方、作業者端末30から異常発報の有効化を承諾する旨の応答があった場合は(ステップS406:Yes)、入力された有効化命令を遠隔有効化部12に渡す。そして、遠隔有効化部12が、この有効化命令に応じて、異常発報部11による異常発報を無効から有効に切り替える(ステップS407)。
以上説明したように、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムは、外部の命令発信元から有効化命令が入力された場合に、保守作業を行う作業者が異常発報の有効化を承諾することを条件として、この有効化命令に応じて、異常発報部11による異常発報を有効化するようにしている。したがって、保守作業の終了後に異常発報部11による異常発報が無効化されたまま放置されることを、さらに有効に防止することができる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態について説明する。本実施形態は、有効化命令を入力した命令発信元が、エレベータ制御装置10に対して保守作業終了通知を送った作業者端末30であった場合に、この有効化命令に応じて異常発報部11による異常発報を有効化するようにしたものである。なお、その他の機能および動作は上述の第3実施形態と同様であるため、以下では、第3実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して重複する説明を適宜省略し、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
図9は、第5実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態では、図9に示すように、第3実施形態の構成と同様、エレベータ制御装置10において実現される機能的な構成要素として、入力判定部14が追加されている。ただし、本実施形態における入力判定部14は、エレベータ制御装置10に対して保守作業終了通知を送った作業者端末30からの有効化命令のみ、入力を許可する。
すなわち、作業者端末30以外の命令発信元からの有効化命令の入力は受け付けられず、作業者端末30から有効化命令が入力された場合のみ、その有効化命令の入力が受け付けられて、遠隔有効化部12に渡される。遠隔有効化部12は、この有効化命令に応じて、異常発報部11による異常発報を無効から有効に切り替える。
次に、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作について、図10を参照して説明する。図10は、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムの動作例を示すフローチャートであり、異常発報の有効/無効の切り替えに関する処理手順の一例を示している。なお、図10のステップS501からステップS504までの処理は、上述の第3実施形態(図6のステップS301からステップS304までの処理)と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態では、外部の命令発信元から有効化命令が入力されると(ステップS504:Yes)、入力判定部14が、有効化命令の発信元が作業者端末30か否かを確認する(ステップS505)。そして、有効化命令の発信元が作業者端末30でない場合(ステップS505:No)、入力判定部14は、有効化命令の入力を受け付けずにステップS504に戻り、有効化命令の入力の監視を継続する。一方、有効化命令の発信元が作業者端末30であれば(ステップS505:Yes)、この有効化命令の入力を受け付けて遠隔有効化部12に渡す。そして、遠隔有効化部12が、この有効化命令に応じて、異常発報部11による異常発報を無効から有効に切り替える(ステップS506)。
以上説明したように、本実施形態に係るエレベータの保守作業支援システムは、エレベータ制御装置10に対して保守作業終了通知を送った作業者端末30から有効化命令が入力された場合に、この有効化命令に応じて、異常発報部11による異常発報を有効化するようにしている。したがって、保守作業の終了後に異常発報部11による異常発報が無効化されたまま放置されることを、さらに有効に防止することができる。
以上述べた少なくとも一つの実施形態によれば、保守作業の終了後に異常発報が無効化されたまま放置されることを有効に防止することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 エレベータ制御装置、11 異常発報部、12 遠隔有効化部、13 完了判定部、14 入力判定部、15 承諾確認部、20 無効化スイッチ(スイッチ)、30 作業者端末。

Claims (3)

  1. エレベータの異常が検出されると異常発報を行う異常発報手段と、
    保守作業を行う作業者の操作に応じて、前記異常発報の有効/無効を切り替えるスイッチと、
    前記エレベータの外部のサーバから入力された命令に応じて、無効とされている前記異常発報を有効化する遠隔有効化手段と、
    前記保守作業が完了しているか否かを判定する完了判定手段と、
    を備え
    前記遠隔有効化手段は、前記外部のサーバから命令が入力されたときに、前記保守作業が完了していると判定されていれば前記異常発報を有効化し、前記保守作業が完了していると判定されていなければ前記異常発報を有効化しない、エレベータの保守作業支援システム。
  2. 前記完了判定手段は、作業者が操作する端末から保守作業を終了する旨の通知を受けた場合に、保守作業が完了したと判定する
    請求項1に記載のエレベータの保守作業支援システム。
  3. 記命令が入力された場合に、前記端末に対して前記異常発報の有効化を承諾するか否かの問い合わせを通知する承諾確認手段をさらに備え、
    前記遠隔有効化手段は、前記保守作業が完了していると判定されており、かつ、前記端末から前記異常発報を有効化することを承諾する旨の応答があった場合に、無効とされている前記異常発報を有効化する
    請求項に記載のエレベータの保守作業支援システム。
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