JP6597791B2 - ブレーキホースジョイント組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、ブレーキホースを取付対象物に接続するために用いられるブレーキホースジョイント組立体に関する。
自動車や自動二輪車等に用いられるブレーキホースは、その端部にアイジョイントとアイボルトとワッシャとが組み付けられてブレーキキャリパに装着されている。
従来、このようなアイジョイント付きホースとアイボルトとワッシャとは、それぞれ別々の部品として納品され、納品後に組み付けメーカーによって組み付けされていた。そのため、ホースの装着作業において、組み付け部品の点数が多いうえにワッシャが脱落しやすいため、工数が増加することによる作業性の低下が問題視されてきた。そこで、これらの問題を解決するために、アイジョイントとアイボルトとワッシャとが一体化された組付構造が提案されている。アイジョイントとアイボルトとワッシャとが一体化された組付構造としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載のアイジョイントとアイボルトとワッシャとの組付構造は、一端部にホース接続部を有すると共に他端部に円環部を有するアイジョイントと、内部に流体が流されるアイボルトと、流体漏れ防止用のワッシャとの組付構造である。円環部に挿入されるアイボルトの軸部は、アイボルトの頭部側から順に、外周面に貫通穴が形成されたストレート部と、流体漏れ防止用のネジ部側ワッシャが束縛のない状態で外挿されるワッシャ収容部と、ネジ加工が施されたネジ部と、を備えている。ネジ部側ワッシャには、ネジ部と螺合するネジ山が内周面に設けられており、ストレート部に円環部を外挿するとともに、ネジ部を通過させた後にワッシャ収容部にネジ部側ワッシャを収容している。
特開2015−31379号公報
しかし、従来のアイジョイントとアイボルトとワッシャとの組付構造によれば、アイジョイントとアイボルトとワッシャとが一体化されているため、ワッシャが脱落することがなくなり、組立工数を低減することができるが、アイジョイント、アイボルト及びワッシャの組立品を輸送する際にワッシャに傷が付くおそれがある。このような傷の発生は、多くの製品を個々に梱包することなく、1つの箱にバラ積みして輸送する場合に特に顕著となる。傷が付いたワッシャを使用すると、オイル漏れの原因になることから、ワッシャ表面の保護が求められている。
そこで、本発明の目的は、アイジョイント、アイボルト及びワッシャを一体化することができ、一体化した状態で輸送してもワッシャに傷が付くのを抑制することができるブレーキホースジョイント組立体を提供することにある。
本発明は、上記の目的を達成するため、一端にブレーキホースが接続されるホース接続部を有し、他端に円環部を有するアイジョイントと、前記アイジョイントの前記円環部の開口に挿通されるネジ部を有し、前記ホース接続部を介して前記ブレーキホースに連通する流路が内部に形成されたアイボルトと、前記アイジョイントの前記円環部における前記アイボルトの前記ネジ部側の面に対向して配置される流体漏れ防止用のワッシャと、前記アイボルトの前記ネジ部に装着され、前記アイジョイント、前記アイボルト、及び前記ワッシャの相互の組立状態を保持する組立状態保持部材とを備え、前記組立状態保持部材は、一部にスリットを有して前記アイボルトの前記ネジ部に嵌合され、前記ワッシャの前記アイジョイントの前記円環部と反対側の面に接触して当該面を保護するための環状部を有する、ブレーキホースジョイント組立体を提供する。
本発明によれば、アイジョイント、アイボルト及びワッシャを一体化することができ、一体化した状態で輸送してもワッシャに傷が付くことを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るブレーキホースジョイント組立体を示す正面図である。 図1に示すブレーキホースジョイント組立体を示す断面図である。 本実施の形態に係るキャップの斜視図である。 本実施の形態に係るキャップの平面図である。 図4AのA−A線断面図である。 ブレーキホースジョイント組立体の分解斜視図である。 ブレーキホースジョイント組立体の取付工程を示す要部断面図である。 ブレーキホースジョイント組立体の取付工程を示す要部断面図である。 ブレーキホースジョイント組立体の取付工程を示す要部断面図である。 ブレーキホースジョイント組立体の取付工程を示す要部断面図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るブレーキホースジョイント組立体を取付対象としてのブレーキキャリパの一部と共に示す正面図である。図2は、図1に示すブレーキホースジョイント組立体を示す断面図である。図3は、本実施の形態に係る組立状態保持部材としてのキャップの斜視図である。図4Aは、本実施の形態に係るキャップの平面図、図4Bは、図4AのA−A線断面図である。
このブレーキホースジョイント組立体1は、一端にブレーキホース100が接続されるホース接続部21を有し、他端に円環部23を有するアイジョイント2と、アイジョイント2の円環部23の開口23aに挿通され、ホース接続部21を介してブレーキホース100に連通する流路を内部に有するアイボルト3と、アイジョイント2の円環部23を挟むように配置される環状(本実施の形態では、円環状)の頭部側ワッシャ4及び流体漏れ防止用のワッシャとしての環状(本実施の形態では、円環状)のネジ部側ワッシャ5と、アイボルト3のネジ部34に装着されてアイジョイント2、アイボルト3、及びワッシャ4,5の相互の組立状態を保持する組立状態保持部材としてのキャップ6とを備える。
アイジョイント2は、図2に示すように、ホース接続部21と、円環部23と、ホース接続部21と円環部23とを連結する連結部22とを備え、炭素鋼等の金属から形成されている。また、アイジョイント2は、円環部23の開口23aに連通する連通穴2aが、ホース接続部21、連結部22、及び連結部22の内部にわたって軸方向に沿って形成されている。ホース接続部21には、ブレーキホース100の端部が差し込まれる差込み部21aが設けられている。
ネジ部側ワッシャ5は、アイジョイント2の円環部23におけるアイボルト3のネジ部34側の面に対向して配置される。また、ネジ部側ワッシャ5は、アイジョイント2よりも柔らかい材質からなる。
アイボルト3は、六角柱形状を有する頭部31と、頭部31に対して同軸上に設けられた軸部32とを備え、炭素鋼等の金属から形成されている。軸部32は、アイボルト3の頭部31側から順に、ストレート部33と、ネジ部34とを有する。
軸部32には、図2に示すように、軸部32の先端面から軸方向に軸部32の途中まで軸穴3aが形成されている。また、軸部32には、軸穴3aに連通し、軸部32の中心からストレート部33の外周面までを径方向に貫く貫通穴3bが形成されている。ここで、軸穴3a及び貫通穴3bは、ホース接続部21を介してブレーキホース100に連通する流路の一例である。
ストレート部33の長手方向の中央部には、図2に示すように、溝部33aが形成されている。ネジ部34には、その外周面に雄ネジが形成されている。ネジ部34は、アイボルト3を取付対象としてのブレーキキャリパ110の雌ネジ部111に締め付けたとき、ネジ部側ワッシャ5が座面112に密着するのに十分な長さに形成されている。
キャップ6は、一部にスリット61aを有し、ネジ部側ワッシャ5のアイジョイント2の円環部23と反対側の表面5aに接触して当該表面5aを保護するための環状部61と、アイボルト3のネジ部34の先端側をブレーキキャリパ110の雌ネジ部111に締め付けた後、当該キャップ6をネジ部34から引き抜くための把持部62と、環状部61からアイボルト3の軸方向に沿って延在するとともに、アイボルト3のネジ部34の周囲を覆いネジ部34を保護する保護部63とを備える。保護部63は、アイボルト3におけるネジ部34の周方向に隙間を設けて配置された複数(本実施の形態では8つ)の保護片631を有する。
キャップ6の環状部61は、内周面にアイボルト3のネジ部34に圧接した状態で嵌合する複数(本実施の形態では3つ)の凸部61bを有する。環状部61の内周面に設けられた凸部61bの先端で形成される直径は、ネジ部34の直径よりも僅かに小さく設定されている。これにより環状部61がネジ部34に圧接した状態で嵌合して、キャップ6によりアイジョイント2、アイボルト3、及びワッシャ4,5を組み立てた状態で輸送しても、輸送時の振動等によってキャップ6がアイボルト3の軸方向に移動するのが抑制され、かつネジ部側ワッシャ5の表面5aに傷が付くことを抑制することが可能になる。
把持部62は、環状部61からその外周側に延在する延在部62aと、延在部62aの端部に設けられた板状の握り部62bとを備える。
複数の保護片631は、環状部61に対して交差する方向(軸部32の略軸方向)に延在して環状部61と一体に形成されている。また、それぞれの保護片631は、アイジョイント2、アイボルト3、及びワッシャ4,5の組立状態のとき、アイボルト3のネジ部34の先端側が一部露出する長さを有する。また、それぞれの保護片631は、当該キャップ6をアイボルト3のネジ部34に装着したとき、内面がネジ部34に接触して僅かに拡開する接触面としての傾斜面631aを有する。具体的には、複数の保護片631が、例えば0.5mm程度外側に移動して拡開する。複数の保護片631は、隙間によりそれぞれ離間して軸部32の周方向に沿って配置され、ネジ部34の周囲を覆っている。なお、保護部63は、複数の保護片631を一体化し、一つの保護片として形成されていてもよい。
キャップ6は、絶縁体からなり、詳しくは、ナイロン、ポリエチレン等の合成樹脂により射出成形等により一体形成されている。キャップ6は、アイジョイント2、アイボルト3及びワッシャ4,5よりも柔らかい。なお、キャップ6は、ゴムにより形成されてもよい。この場合、ゴムが持つ弾性力によってキャップ6をアイボルト3のネジ部34に密着させることができる。
(組立方法)
次に、アイジョイント2、アイボルト3、頭部側ワッシャ4、ネジ部側ワッシャ5及びキャップ6の組立方法について、図5を参照して説明する。図5は、ブレーキホースジョイント組立体1を示す分解斜視図である。
図1、図2、図5に示すように、アイボルト3の軸部32に、アイボルト3の頭部31側から順に、頭部側ワッシャ4、アイジョイント2の円環部23、ネジ部側ワッシャ5、及びキャップ6の環状部61を挿入し、互いに密着させる。これにより、ブレーキホースジョイント組立体1が組み立てられる。このとき、キャップ6の複数の保護片631は、傾斜面631aがネジ部34に接触して僅かに拡開した状態になっている。
(取り付け方法)
次に、ブレーキホースジョイント組立体1をブレーキキャリパ110に取り付ける取り付け方法について、図6A〜図6Dを参照して説明する。また、ブレーキホースジョイント組立体1にブレーキホース100を接続する方法についても説明する。
ブレーキホースジョイント組立体1は、アイボルト3のネジ部34を自動車(不図示)に搭載されたブレーキキャリパ110の雌ネジ部111に締め付けることにより、ブレーキキャリパ110に接続される。
図6Aに示すように、アイボルト3のネジ部34のキャップ6から露出している部分をブレーキキャリパ110の雌ネジ部111に締め付けると、キャップ6の複数の保護片631の先端がブレーキキャリパ110の座面112に接触する。アイボルト3をさらに締め付けると、図6Bに示すように、複数の保護片631がさらに拡開する。ある程度アイボルト3を締め付けた後、図6Cに示すように、キャップ6の把持部62の握り部62bを持って、キャップ6を把持部62の長手方向に引き抜く。
最後に、図6Dに示すように、アイボルト3を、ネジ部側ワッシャ5がアイジョイント2の円環部23の下面とブレーキキャリパ110の座面112とに密着するまで締め付ける。このとき、頭部側ワッシャ4は、アイジョイント2の円環部23の上面に密着している。これにより、溝部33aと円環部23の内周面との間に形成された空間がシールされる。
ブレーキホース100の端部がホース接続部21の差込み部21aに差し込まれた後、ホース接続部21が加締められてブレーキホース100の端部が固定される。なお、ブレーキホース100は、ブレーキホースジョイント組立体1をブレーキキャリパ110に取り付けた後にホース接続部21に接続してもよいし、ホース接続部21に接続してからブレーキホースジョイント組立体1をブレーキキャリパ110に取り付けてもよい。
(流体の流路)
次に、ブレーキホースジョイント組立体1を介してブレーキホース100とブレーキキャリパ110との間で流れる流体の流路について説明する。
図2に示すように、アイジョイント2の環状部23とアイボルト3の溝部33aとの間には、空間が形成されている。溝部33aと円環部23の内周面との間に形成された空間と、アイジョイント2に設けられた連通穴2a及びアイボルト3に貫通穴3bとは、連通している。
したがって、 ブレーキホースジョイント組立体1のアイジョイント2及びアイボルト3を介して、ブレーキホース100及びブレーキキャリパ110への流体の流路が形成される。
(実施の形態の作用及び効果)
本実施の形態によれば、以下の作用及び効果を奏する。
(1)キャップ6をアイボルト3のネジ部34に装着することで、アイジョイント2、アイボルト3及びワッシャ4,5を一体化することができ、ブレーキホース100の装着作業が容易となる。
(2)キャップ6の環状部61がネジ部側ワッシャ5のアイジョイント2の円環部23と反対側の表面5aに接触して当該表面5aを保護しているので、アイジョイント2、アイボルト3、及びワッシャ5を一体化した状態で輸送してもワッシャ5に傷が付くことを抑制することができる。このため、多数のブレーキホースジョイント組立体1を個々に梱包することなく1つの箱にバラ積みして輸送することも可能となる。
(3)キャップ6の保護部63でアイボルト3のネジ部34のほぼ全体を覆っているので、輸送時などにアイボルト3のネジ部34が傷付かないように保護することができる。また、保護部63が、隙間によりそれぞれ離間して軸部32の周方向に沿って配置された複数の保護片631からなることにより、アイボルト3を締め付けたときに、複数の保護片631が広がりやすくなり、アイボルト3の締め付け作業の簡便化が可能である。
(4)キャップ6をアイボルト3のネジ部34に装着したとき、キャップ6の保護部63における複数の保護片631の内面に形成した傾斜面631aによって保護片631が僅かに拡開するので、さらにアイボルト3を締め付けたとき、複数の保護片631の間隔がさらに広がる。このため、キャップ6が締付作業の邪魔になることがない。
(5)アイボルト3の仮締めが終わった後、把持部62によってキャップ6をアイボルト3のネジ部34から容易に外すことができる。これにより、作業性が向上する。
(6)キャップ6の環状部61の内周面に設けた凸部61bによってアイボルト3のネジ部34に圧接するので、輸送等の際にキャップ6が外れ難い。また、特許文献1のように、ワッシャのネジ山とアイボルトのネジ山とを螺合させながらワッシャをアイボルトに挿通させる必要がないので、容易にアイジョイント2、アイボルト3及びワッシャ4,5を一体化することが可能である。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]一端にブレーキホース(100)が接続されるホース接続部(21)を有し、他端に円環部(23)を有するアイジョイント(2)と、前記アイジョイント(2)の前記円環部(23)の開口(23a)に挿通されるネジ部(34)を有し、前記ホース接続部(21)を介して前記ブレーキホース(100)に連通する流路(3a,3b)が内部に形成されたアイボルト(3)と、前記アイジョイント(2)の前記円環部(23)における前記アイボルト(3)の前記ネジ部(34)側の面に対向して配置される流体漏れ防止用のワッシャ(5)と、前記アイボルト(3)の前記ネジ部(34)に装着され、前記アイジョイント(2)、前記アイボルト(3)、及び前記ワッシャ(5)の相互の組立状態を保持する組立状態保持部材(キャップ6)とを備え、前記組立状態保持部材(6)は、一部にスリット(61a)を有して前記アイボルト(3)の前記ネジ部(34)に嵌合され、前記ワッシャ(5)の前記アイジョイント(2)の前記円環部(23)と反対側の面(5a)に接触して当該面(5a)を保護するための環状部(61)を有する、ブレーキホースジョイント組立体(1)。
[2]前記組立状態保持部材(6)は、前記環状部(61)から前記アイボルト(3)の軸方向に沿って延在すると共に、前記アイボルト(3)の前記ネジ部(34)の周囲を覆い前記ネジ部(34)を保護する保護部(63)を備えた、前記[1]に記載のブレーキホースジョイント組立体(1)。
[3]前記保護部(63)は、前記アイボルト(3)の周方向に隙間を設けて配置された複数の保護片(631)を有する、前記[2]に記載のブレーキホースジョイント組立体(1)。
[4]前記組立状態保持部材(6)の前記保護片(631)は、前記アイジョイント(2)、前記アイボルト(3)、及び前記ワッシャ(5)の組立状態において、前記アイボルト(3)の前記ネジ部(34)の先端側が一部露出する長さを有する、前記[1]乃至[3]の何れかに記載のブレーキホースジョイント組立体(1)。
[5]前記組立状態保持部材(6)の前記保護片(631)は、当該組立状態保持部材(6)を前記アイボルト(3)の前記ネジ部(34)に装着したとき、内面が前記ネジ部に接触して拡開する接触面(傾斜面631a)を有する、前記[1]乃至[4]の何れか1つに記載のブレーキホースジョイント組立体(1)。
[6]前記組立状態保持部材(6)は、前記アイボルト(3)の前記ネジ部(34)の先端側を取付対象(ブレーキキャリパ110)の雌ネジ部(111)に締結した後、当該組立状態保持部材(6)を前記ネジ部(34)から引き抜くための把持部(62)を備えた、前記[1]乃至[5]の何れか1つに記載のブレーキホースジョイント組立体(1)。
[7]前記組立状態保持部材(6)の前記環状部(61)は、内周面に前記アイボルト(3)の前記ネジ部(34)に圧接する複数の凸部(61b)を有する、前記[1]乃至[6]の何れか1つに記載のブレーキホースジョイント組立体(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、保護片631がアイボルト3のネジ部34の先端側が一部露出する長さを有する場合について説明したが、これに限らず、保護片631がアイボルト3のネジ部34の全体をカバーする長さであってもよい。この場合、キャップ6によってアイボルト3のネジ部34をより確実に保護することが可能となる。
1…ブレーキホースジョイント組立体
100…ブレーキホース
110…ブレーキキャリパ(取付対象)
111…雌ネジ
2…アイジョイント
21…ホース接続部
23…円環部
3…アイボルト
34…ネジ部
5…ネジ部側ワッシャ(ワッシャ)
6…キャップ(組立状態保持部材)
61…環状部
61a…スリット
62…把持部
63…保護部
631…保護片
631a…傾斜面(接触面)

Claims (6)

  1. 一端にブレーキホースが接続されるホース接続部を有し、他端に円環部を有するアイジョイントと、
    前記アイジョイントの前記円環部の開口に挿通され前記円環部から突出するネジ部を有し、前記ホース接続部を介して前記ブレーキホースに連通する流路が内部に形成されたアイボルトと、
    前記アイジョイントの前記円環部における前記アイボルトの前記ネジ部が前記円環部から突出する側の面に対向して配置される流体漏れ防止用のワッシャと、
    前記アイボルトの前記ネジ部に装着され、前記アイジョイント、前記アイボルト、及び前記ワッシャの相互の組立状態を保持する組立状態保持部材とを備え、
    前記組立状態保持部材は、一部にスリットを有して前記アイボルトの前記ネジ部に嵌合され、前記ワッシャの前記アイジョイントの前記円環部と反対側の面に接触して当該面を保護するための環状部を有し、
    前記組立状態保持部材は、前記環状部から前記アイボルトの軸方向に沿って延在すると共に、前記アイボルトの前記ネジ部の周囲を覆い前記ネジ部を保護する保護部を備えた、
    ブレーキホースジョイント組立体。
  2. 前記保護部は、前記アイボルトの周方向に隙間を設けて配置された複数の保護片を有する、
    請求項に記載のブレーキホースジョイント組立体。
  3. 前記組立状態保持部材の前記保護片は、前記アイジョイント、前記アイボルト、及び前記ワッシャの組立状態において、前記アイボルトの前記ネジ部の先端側が一部露出する長さを有する、
    請求項に記載のブレーキホースジョイント組立体。
  4. 前記組立状態保持部材の前記保護片は、当該組立状態保持部材を前記アイボルトの前記ネジ部に装着したとき、内面が前記ネジ部に接触して拡開する接触面を有する、
    請求項2または3に記載のブレーキホースジョイント組立体。
  5. 前記組立状態保持部材は、前記アイボルトの前記ネジ部の先端側を取付対象の雌ネジ部に締結した後、当該組立状態保持部材を前記ネジ部から引き抜くための把持部を備えた、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載のブレーキホースジョイント組立体。
  6. 一端にブレーキホースが接続されるホース接続部を有し、他端に円環部を有するアイジョイントと、
    前記アイジョイントの前記円環部の開口に挿通され前記円環部から突出するネジ部を有し、前記ホース接続部を介して前記ブレーキホースに連通する流路が内部に形成されたアイボルトと、
    前記アイジョイントの前記円環部における前記アイボルトの前記ネジ部が前記円環部から突出する側の底面に対向して配置される流体漏れ防止用のワッシャと、
    前記アイボルトの前記ネジ部に装着され、前記アイジョイント、前記アイボルト、及び前記ワッシャの相互の組立状態を保持する組立状態保持部材とを備え、
    前記組立状態保持部材は、一部にスリットを有して前記アイボルトの前記ネジ部に嵌合され、前記ワッシャの前記アイジョイントの前記円環部と反対側の面に接触して当該面を保護するための環状部を有し、
    前記組立状態保持部材の前記環状部は、内周面に前記アイボルトの前記ネジ部に圧接する複数の凸部を有する、
    レーキホースジョイント組立体。
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