JP6596669B2 - アーク溶接の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パルス溶接期間と短絡溶接期間とを交互に繰り返す消耗電極式のアーク溶接の制御方法に関する。
消耗電極式のアーク溶接方法において、代表的なものに、パルス溶接と短絡溶接があり、実用に供されている。ただし、パルス溶接と短絡溶接には、次のような問題がある。
パルス溶接は臨界電流を超える一定電流によるスプレー移行に比較すると低入熱であるが、安定なパルス移行を維持するにはある程度長いアーク長が必要なので、入熱を低く抑えることは出来ない。従って、立て向き、上向きなどのいわゆる姿勢溶接においては、ビードの垂れ下がりなどの不良形状ビードが発生し易い。
短絡溶接は、アーク長が短く、かつ、短絡期間は、アークによる入熱が小さいことから、融合不良などの溶接欠陥が生じやすい。また、短アーク長および短絡によるスパッタの発生が多い。
以上のような問題を抑制する手段として、パルス溶接と短絡溶接とを任意の回数ずつ交互に繰り返すように制御するアーク溶接方法が提案されている(特許文献1参照)。図4は、特許文献1に開示されている従来のアーク溶接制御における溶接電流波形を示す。溶接電流を設定回数ずつ交互にパルス溶接、短絡溶接を行うように制御している。また、溶接ワイヤを、パルス溶接、短絡溶接のそれぞれにおいて、最適値となるような一定の送給速度で送給している。これにより、入熱制御およびビード形状制御を行い融合不良などの溶接欠陥や姿勢溶接におけるビードの垂れ下がりなどの不良形状ビード発生を抑制できる、と特許文献1は記載している。
また、短絡溶接において、スパッタ発生の抑制と、短絡移行を確実に行うための方法として、アークの発生と短絡とを検出してアークの発生によって溶接ワイヤを送給(正送)し、短絡の発生によってワイヤを引き上げる(逆送する)溶接方法が示されている(特許文献2参照)。
特開昭60−255276号公報 特公昭48−11463号公報
パルス溶接期間と短絡溶接期間とを交互に繰り返して行う消耗電極式のアーク溶接において、短絡溶接期間に溶接ワイヤの正送と逆送を一定の周期で繰り返えす。パルス溶接期間から短絡溶接期間へ移る際において、パルス溶接期間の終了直前のベース電流より小さい電流の時に溶接ワイヤを正送方向へ送給し始める。
図1Aは実施の形態1におけるアーク溶接装置の概略構成図である。 図1Bは実施の形態1におけるアーク溶接の溶接部位を示す模式拡大断面図である。 図2は実施の形態1におけるアーク溶接での溶接電流と溶接電圧と溶接ワイヤの送給速度とを示す図である。 図3は実施の形態2におけるアーク溶接での溶接電流と溶接電圧と溶接ワイヤの送給速度とを示す図である。 図4は従来のアーク溶接における溶接電流を示す図である。
(実施の形態1)
図1Aは実施の形態1におけるアーク溶接装置50の概略構成図である。アーク溶接装置50は主に、消耗性電極である溶接電極である溶接ワイヤ15と溶接対象物18との間に電力を供給する溶接電源部19と、溶接トーチ16と、溶接ワイヤ15を送給する送給部14から構成される。なお、溶接トーチ16は、例えば溶接ロボットに取り付けられ、溶接ロボットにより溶接トーチ16を用いて溶接が行われる。あるいは、溶接トーチ16は、例えば作業者に保持され、作業者により溶接トーチ16を用いて溶接が行われる。送給部14は、溶接対象物18に向かう正送方向D101と、正送方向D101の反対の溶接対象物18から遠ざかる逆送方向D102とに溶接ワイヤ15を送給することができる。溶接電源部19において、入力電源1から入力した交流電力は、1次整流部2で整流され、スイッチング部3により交流に変換され、トランス4により降圧され、2次整流部5及びDCL(インダクタンス)6により整流され、溶接ワイヤ15と溶接対象物18との間に印加される。印加された電力により溶接ワイヤ15と溶接対象物18との間で溶接アーク17が発生して溶接が行われる。また、溶接電源部19は、溶接ワイヤ15の電圧である溶接電圧Vを検出する溶接電圧検出部7と、溶接ワイヤ15を流れる溶接電流Iを検出する溶接電流検出部8と、パルス溶接期間と短絡溶接期間の経過時間またはパルスの出力回数をカウントするカウンタ部9とを備えている。また、溶接電源部19は、カウンタ部9がカウントした数に基づいて、溶接出力の制御を切り替える制御切替部10と、溶接条件等を設定するための設定部20と、パルス溶接期間における電流を制御するパルス溶接時の電流制御部12と、短絡溶接期間における電流を制御する短絡溶接時の電流制御部11と、駆動部13と、を備えている。なお、カウンタ部9は、溶接トーチ16に設けられたトーチスイッチが操作されることにより、あるいは、溶接ロボットの動作プログラムが実行されることにより、溶接の開始が指示された後に、最初に生じる溶接ワイヤ15と溶接対象物18との接触を検出して時間のカウントやパルスの出力回数のカウントを行う。また、設定部20は、溶接を行うために設定する設定溶接電流や、溶接を行うために設定する設定溶接電圧や、溶接ワイヤ15の送給速度や、シールドガスの種類や、溶接ワイヤ15の材質や、溶接ワイヤ15の径や、パルス溶接の期間や波形出力回数、短絡溶接の期間や波形出力回数等を設定するためのものである。なお、溶接電源部19を構成する各構成部は、必要に応じて各々単独に構成してもよいし、複数の構成部を複合して構成するようにしてもよい。
次に、アーク溶接装置50の動作について説明する。図1Bは実施の形態1におけるアーク溶接の溶接部位を示す模式拡大断面図である。
アーク溶接装置50において、ガス供給口よりシールドガスを供給してアーク及び溶接部を外気からシールドしつつ、溶接電源部19より溶接ワイヤ15と溶接対象物18の間に電流を供給する。これにより溶接ワイヤ15と溶接対象物18に溶接アーク17を発生させて、アーク17の熱で溶接ワイヤ15の先端と溶接対象物18の一部を溶かす。溶けた溶接ワイヤ15は溶接対象物18上に滴下して、溶接アーク17の熱により溶けた溶接対象物18の一部と共に溶融池15Pを形成する。溶接トーチ16の溶接対象物18に対しての相対的な溶接方向D15への移動により、溶融池15Pが形成されながら溶接対象物18に対して溶接方向D15に相対的に移動してビード18Aを形成しつつ溶接対象物18を溶着する。
その溶接の溶接条件は設定部20で予め設定され、また溶接ワイヤ15の送給速度も同様に設定部20で予め設定される。この設定条件になるように溶接電源部19の出力及び送給部14のモータの回転が制御される。溶接条件の制御は溶接電源部19を監視しながら溶接条件が設定条件になるように溶接電源部19の制御をすることによって行うが、この制御の元となる溶接電流I及び溶接電流Iの波形は溶接電流検出部8の出力により得る。
図2は実施の形態1におけるアーク溶接装置50の溶接電流Iと溶接電圧Vと溶接ワイヤ15の送給速度WFとを示す。図2において縦軸は溶接電流Iと溶接電圧Vと送給速度WFとを示し、横軸は時間を示す。送給速度WFは正負両方の値を取り得る。すなわち、溶接電極である溶接ワイヤ15を正送方向D101に送給する場合に送給速度WFの値は正であり、溶接ワイヤ15を逆送方向D102に送給する場合に送給速度WFの値は負である。
パルス溶接期間Tpにおいて、溶接ワイヤ15を流れる溶接電流Iがピーク電流Ipの値Ip1〜Ip6とベース電流Ibの値Ib1〜Ib5とを交互に繰り返す複数のパルスPp1〜Pp6を形成するように溶接電流Iが制御される。短絡溶接期間Tsにおいて、溶接ワイヤ15と溶接対象物18とを短絡させる1つ以上の短絡期間Tss1〜Tss3と、溶接ワイヤ15と溶接対象物18との間でアーク17を発生する1つ以上のアーク期間Tsa1〜Tsa2とに交互にそれぞれに移行するように溶接電流Iが制御される。パルス溶接期間Tpが短絡溶接期間Tsに続き、短絡溶接期間Tsがパルス溶接期間Tpに続くように、パルス溶接期間Tpと短絡溶接期間Tsが交互に繰り返される。
溶接電流検出部8で検出された溶接電流Iの波形によってパルス溶接期間Tpが検出される。パルス溶接期間Tpは、例えば、溶接電流Iが、予め設定した閾値Isより大きい値から小さい値に変化したことを検出することで検出できる。したがって、閾値Isと溶接電流Iとの比較を行うことにより、パルス溶接期間TpのパルスPp1〜Pp6を検出できる。パルスPp1〜Pp6の検出方法は、この例に限らずパルスPp1〜Pp6を検出できれば、どのような方法でもよい。
短絡溶接期間Tsは、例えば、溶接電圧検出部7で検出された溶接電圧Vが予め設定した閾値Vsより大きい値から小さい値に変化したことを検出することで検出できる。この際、短絡期間Tss1〜Tss3を非常に短い微小短絡と判定しないようにするため、溶接電圧Vが継続して閾値Vsより高い間に予め設定した時間を経過した場合を1回の短絡と判定してもよい。短絡の検出方法は、この例に限らず各々の短絡を検出できれば、どのような方法でもよい。
パルス溶接期間Tpにおいて、設定部20のパルス条件と組み合わせ、溶接電流Iの平均値が臨界電流を超えないような溶接ワイヤ15の送給速度WFの値が設定部20に予め設定されている。また、そのパルスの数またはパルス溶接期間Tpの長さも設定部20に予め設定されている。一方、短絡溶接期間Tsにおいては、設定部20により設定された送給速度WFでの短絡溶接を安定に行わせることのできる溶接電圧Vの値が予め設定されている。また、短絡溶接期間Tsにおける溶接ワイヤ15と溶接対象物18との短絡の回数すなわち短絡期間Tss1〜Tss3の数または短絡溶接期間Tsの長さも設定部20に予め設定されている。したがって、アーク溶接装置50では、設定部20で設定された上記の数また時間の長さに基づきパルス溶接を行うと制御切替部10によって短絡溶接に切替えられ、次は同じく設定部20で設定された上記の数または時間の長さに基づき短絡溶接を行うように、パルス溶接の電流制御部12および短絡溶接の電流制御部11を制御切替部10によって切替えて電流制御部11、12から制御出力を出す。そして、電流制御部11、12の制御出力を受けた駆動部13は制御出力に応じた溶接電流Iの波形が得られるよう、制御出力をスイッチング部3に与える。これにより、溶接電源部19は図2に示す溶接電流Iを出力して溶接ワイヤ15と溶接対象物18に与える。
同様に、パルス溶接期間Tpと短絡溶接期間Tsにおいて、溶接ワイヤ15の送給速度WFが予め設定した送給速度となるように制御切替部10は送給部14に制御出力を与える。これにより、送給部14は、溶接ワイヤ15の送給速度WFがパルス溶接期間Tpと短絡溶接期間Tsに対応する送給速度となるように送給部14のモータを回転駆動する。この際、パルス溶接期間Tpでは、予め設定部20で設定された最適な所定の一定の送給速度WF3で溶接ワイヤ15が送給される。一方、制御切替部10は、短絡溶接期間Tsにおける溶接ワイヤ15の送給速度WFを、設定部20によって予め決められた振幅および周期を有する周期的波形にしたがって変化させる。図2に示す送給速度WFは周期的波形として正弦波にしたがって変化する。送給速度WFは台形波など他の周期的波形にしたがって変化させてもよい。設定部20で予め設定された回数の短絡がカウントされる、または設定部20で予め設定された時間が経過したパルス開始時点tpsで短絡を開放して、制御切替部10はパルス溶接期間Tpを開始して複数のパルスPp1〜Pp6のうちの最初のパルスPp1を発生させる。パルス開始時点tps後も継続して短絡溶接期間Tsでの上記周期的波形にしたがって送給速度WFは変化したまま、設定部20で予め設定されたパルス溶接期間Tpでの溶接ワイヤ15の所定の送給速度WF3へ向かって変化し、送給速度WFがパルス溶接期間Tpにおいて所定の送給速度WF3に達すると、送給部14は溶接ワイヤ15を所定の送給速度WF3で送給する。その後、パルス溶接期間Tpで、設定部20で予め設定された回数のパルスPp1〜Pp6がカウントされる、または設定部20で予め設定された時間が経過すると、電流制御部12は最後のパルスPp6を形成した後で溶接電流IをパルスPp1〜Pp6におけるベース電流Ibの値Ib1〜Ib5とは異なる電流I3に変化させる。最後のパルスPp6を形成した後で溶接電流Iが電流I3に変化した時点をトリガとして、溶接電流Iが電流I3である送給切替時点tvsで送給速度WFをパルス溶接期間Tpでの所定の送給速度WF3から上記の周期的波形にしたがって変化させて、溶接ワイヤ15を正送方向D101と逆送方向D102とに送給し始める。実施の形態1では、電流I3はパルス溶接期間Tpの終了直前のベース電流Ibの値Ib5より小さい。このように、実施の形態1では、電流I3はベース電流Ibの値Ib1〜Ib5の少なくとも1つより小さい。電流I3はベース電流Ibの値Ib1〜Ib5の平均値より小さくてもよく、ベース電流Ibの値Ib1〜Ib5より小さくてもよい。
なお、図2では溶接電流Iが電流I3に変化した時点をパルス溶接期間Tpから短絡溶接期間Tsへ移るトリガとしている。実施の形態1におけるアーク溶接では、パルス溶接期間Tpの終了前で、溶接電流IがパルスPp1〜Pp6におけるベース電流Ibより小さい値に低減している時期の任意の時点をトリガすなわち送給切替時点tvsとしてもよい。このようにすることで、パルス溶接期間Tpと短絡溶接期間Tsとを設定条件で交互に繰り返しながら、かつ、その時の各モードでの最適な送給速度WFで溶接ワイヤ15を送給しつつ溶接を行って行く。図2に示すように短絡期間Tss1〜Tss3とアーク期間Tsa1、Tsa2に多少のばらつきがある場合には、短絡を判定した後またはアーク(短絡の開放)を判定した後に送給速度WFを周期的波形にしたがって変化させて、正送方向D101と逆送方向D102に溶接ワイヤ15を送給する制御では、上記のばらつきが顕著に表れやすい。実施の形態1におけるアーク溶接では、一定周期を有する周期的波形にしたがって送給速度WFを変化させることで、周期的波形にしたがって短絡とアークの動作が促進されるので、短絡期間Tss1〜Tss3とアーク期間Tsa1、Tsa2の長さのばらつきが生じ難い。
次に、実施の形態1における溶接電流Iについて説明する。実施の形態1における溶接電流Iは、パルス溶接から短絡溶接へ切替わる際の最後のパルスPp6の後でパルスPp6のベース電流Ibよりも小さい電流I3となるように制御されている。また、パルス溶接から短絡溶接へ切替わる際の最初の短絡期間Tss1において、溶接ワイヤ15と溶接対象物18との短絡を検出した後の溶接電流Iは、パルスPp1〜Pp6のベース電流Ibよりも小さい値に制御されている。また、短絡溶接期間Tsにおいて短絡を検出した時点およびネック15Aを検出した時点の少なくとも一つの時点で溶接電流Iを急峻に低減する。パルス溶接期間Tpから短絡溶接期間Tsへの切替えは、設定部20で予め定められたピーク電流Ipおよびベース電流Ibを交互に繰り返して所定の回数または所定の時間だけパルスPp1〜Pp6を出力した後に、溶接電流Iをベース電流Ibとは異なる電流I3に変化させて行う。具体的には溶接電流Iをベース電流Ibより小さい電流I3に低減して、短絡溶接期間Tsの開始である短絡期間Tss1の開始の短絡を待つ。その後、溶接電圧検出部7が短絡を検出すると、短絡期間Tss1が始まる短絡検出時点tspにおいて短絡後すぐに短絡が開放される微小短絡を抑制するため、かつ短絡時のスパッタ発生を抑制するために溶接電流Iを急峻に電流I4に下げて所定の期間Tsp1だけ電流I4に保持する。その後、溶接電流Iを増加して短絡の開放を促進する。また、溶接電圧検出部7によって短絡が開放する直前に溶接ワイヤ15のネック15A(図1B参照)を検出したときに溶接電流Iを急峻に下げるネック制御を行うとなおよい。これによって、短絡開放時の電流Iを低減でき、スパッタの発生が抑制できる。電流制御部11は、アーク期間Tsa1が始まる短絡開放時点tapで短絡を開放した後は、アーク期間Tsa1において微小短絡が発生しないように電流Iを電流I5に上げて所定の期間Tsp2だけ保持し、その後は次の短絡の発生を促進するようにすなわち次の短絡期間Tss2が始まるように溶接電流Iを低減する。そして、この動作を繰り返して、設定部20で予め設定された回数または時間、短絡が行われた後に、短絡の開放と同時にパルス溶接のモードに入りパルス溶接期間Tpを開始し、溶接電流Iがピーク電流Ipとベース電流Ibを交互に繰り返すパルスPp1〜Pp6を形成するように溶接電流Iが制御される。なお、実施の形態1におけるアーク溶接では短絡溶接期間Tsからパルス溶接期間Tpへは、最後の短絡が開放された後すなわち最後の短絡期間Tss3の後に移行する。短絡溶接期間Tsからパルス溶接期間Tpへは、最後の短絡が開放された後すなわち最後の短絡期間Tss3の後で、かつ溶接ワイヤ15の送給速度WFがパルス溶接期間Tpでの一定の所定の送給速度WF3に到達した後に移行するとなお良い。
パルス溶接期間と短絡溶接期間とを交互に繰り返す消耗電極式アーク溶接において、消耗電極である溶接ワイヤをパルス溶接期間と短絡溶接期間で各々一定送給するアーク溶接方法では、短絡溶接期間において短絡の開放時にスパッタが生じ易い。
実施の形態1におけるアーク溶接では、パルス溶接期間Tpから短絡溶接期間Tsへ移行する際の最後のパルスPp6の後において、言い換えると、パルス溶接期間Tpから短絡溶接期間Tsへ移る際において、溶接ワイヤ15を一定の所定の周期を有する周期的波形にしたがって正送方向D101に送給し始める時点を、パルス溶接期間Tpの終了直前のパルス溶接期間Tpにおけるベース電流Ibよりも小さい電流I3の溶接電流Iにて制御する。それにより、次の短絡を促進することができ、溶滴の成長を抑制した状態で短絡することが可能となり、短絡時のスパッタ発生が抑制できる。またベース電流Ibよりも小さい電流I3に所定の期間だけ溶接電流Iを保持することで、パルス溶接期間Tpのピーク電流Ipから短絡溶接期間Tsの短絡期間Tss1の初期電流に向かう際のアンダーシュートを抑制でき、安定した溶接が実現できる。パルス溶接期間Tpから短絡溶接期間Tsへ切替える際の最初の短絡期間Tss1において、短絡の検出後の電流Iをパルス溶接期間Tpのベース電流Ibよりも小さい電流I3にするよう制御する。これにより、溶接ワイヤ15と溶接対象物18とを確実に短絡することができ、短絡直後に短絡が開放する微小短絡の発生を抑制でき、スパッタ発生を抑制することができる。短絡溶接期間Tsにおいて短絡を検出した時点とネック15Aを検出した時点の少なくとも一つの時点で溶接電流Iを急峻に下げることにより、短絡時および短絡開放時の電流Iを低減することができ、それに応じて短絡時および短絡開放時のスパッタ発生を抑制できる。
以上のように溶接電流Iを制御することで、高入熱のパルス溶接と、低入熱の短絡溶接とを短時間で交互に繰りかえしても、各溶接期間Tp、Tsの切替わり時期にスパッタ発生等の現象が生じ難いので、両溶接法の長所を兼ね備えた溶接法を実現できる。また、パルスPp1〜Pp6の数または時間と短絡期間Tss1〜Tss3の回数または時間とを適宜に組み合わせることにより、入熱を容易に制御できる。また、短絡溶接期間Tsにおいて溶接ワイヤ15を周期的に送給するので、短絡とアークの周期が一定で安定した溶接が実現できる。短絡溶接期間Tsからパルス溶接期間Tpへの切替わり、また逆にパルス溶接期間Tpから短絡溶接期間Tsへの切替わりにおいても短絡溶接期間Tsにおける周期的波形に継続的にしたがって溶接ワイヤ15が送給されるので、送給速度WFが不連続に変化することがなく、安定した溶接が実現できる。
上述のように、溶接電極である溶接ワイヤ15を備えたアーク溶接装置50を用いた消耗電極式のアーク溶接では、パルス溶接を行う複数のパルス溶接期間Tpと短絡溶接を行う複数の短絡溶接期間Tsとに交互にそれぞれに移行する。複数のパルス溶接期間Tpのそれぞれのパルス溶接期間Tpにおいて、溶接ワイヤ15を流れる溶接電流Iがピーク電流Ipの1つ以上の値Ip1〜Ip6とベース電流Ibの1つ以上の値Ib1〜Ib5とに交互にそれぞれに移行する複数のパルスPp1〜Pp6を形成し、複数のパルスPp1〜Pp6を形成した後の送給切替時点tvsにおいてベース電流Ibの1つ以上の値Ib1〜Ib5の少なくとも1つより小さくなる(電流I3である)ように溶接電流Iを制御する。それぞれのパルス溶接期間Tpに続く複数の短絡溶接期間Tsのそれぞれの短絡溶接期間Tsにおいて、溶接ワイヤ15と溶接対象物18とを短絡させる1つ以上の短絡期間Tss1〜Tss3と、溶接ワイヤ15と溶接対象物18との間でアーク17を発生する1つ以上のアーク期間Tsa1、Tsa2とに交互にそれぞれに移行するように溶接電流Iを制御する。溶接対象物18に向かう正送方向D101と、正送方向D101の反対の逆送方向D102とに溶接ワイヤ15を送給するようにアーク溶接装置50を制御する。一定の周期で正送方向D101と逆送方向D102とに交互に繰り返して行う溶接ワイヤ15の送給を送給切替時点tvsに開始し、送給切替時点tvsからそれぞれの短絡溶接期間Tsに亘って上記の周期で正送方向D101と逆送方向D102とに交互に繰り返して溶接ワイヤ15を送給するようにアーク溶接装置50を制御する。
パルス溶接期間Tpにおいて送給切替時点tvsまで一定の所定の送給速度WF3で溶接ワイヤ15を送給するようにアーク溶接装置50を制御してもよい。
短絡溶接期間Tsにおいて、溶接対象物18と溶接ワイヤ15との短絡または溶接ワイヤ15のネック15Aを検出してもよい。この場合には、短絡またはネック15Aを検出すると溶接電流Iを低減してもよい。
パルス溶接期間Tpにおいて、溶接電流Iが送給切替時点tvsにおいてベース電流Ibの1つ以上の値Ib1〜Ib5の平均値より小さくなるように溶接電流Iを制御してもよい。
また、パルス溶接期間Tpにおいて、溶接電流Iが送給切替時点tvsにおいてベース電流Ibの1つ以上の値Ib1〜Ib6より小さくなるように溶接電流Iを制御してもよい。
以上詳述したように実施の形態1におけるアーク溶接では入熱の制御およびビード18Aの形状制御のため、パルス溶接と短絡溶接とを任意の所定の回数ずつ交互に繰り返すことで、両溶接法の長所を兼ね備えた溶接法を実現できる。また、短絡溶接の回数とパルス溶接の回数を適宜に組み合わせることにより、入熱の制御が容易に行えるようになる他、これによりビード18Aの形状を改善することができ、姿勢溶接が容易に行なえる。
(実施の形態2)
図3は実施の形態2における溶接電流Iと溶接電圧Vと溶接ワイヤ15の送給速度WFを示す。図3に示す溶接電流Iと溶接電圧Vと送給速度WFは図1Aと図1Bに示すアーク溶接装置50で得られる。図3において、図2に示す実施の形態1と同じ部分には同じ参照番号を付す。図3に示す実施の形態2におけるアーク溶接では、図2に示す実施の形態1におけるアーク溶接と以下の点で異なる。短絡溶接期間Tsからパルス溶接期間Tpへ移行する際に、溶接ワイヤ15の送給速度WFがパルス溶接期間Tpにおける正送方向D101の所定の送給速度WF3に到達した時点tpsに溶接電流Iが最初のパルスPp1を形成し始めてパルス溶接期間Tpが開始される。時点tps以後は送給速度WFは所定の送給速度WF3に維持される。時点tpsのほぼ直後にピーク電流Ipを発生させる。短絡溶接期間Tsにおいて溶接ワイヤ15の送給制御と溶接電流Iの制御を同期して行っている。
短絡溶接期間Tsからパルス溶接期間Tpに、溶接ワイヤ15の送給速度WFがパルス溶接期間Tpにおける所定の送給速度WF3に到達した時に移行する理由を以下に述べる。前述のように、溶接電極である溶接ワイヤ15を正送方向D101に送給する場合に送給速度WFの値は正であり、溶接ワイヤ15を逆送方向D102に送給する場合に送給速度WFの値は負である。溶接ワイヤ15が低い送給速度WFで送給される場合には、溶接ワイヤ15が正送方向D101に小さい送給速度で送給されるかまたは逆送方向D102に送給される。送給速度WFが所定の送給速度WF3に到達する前に、パルスPp1のピーク電流Ipを発生させると、溶接ワイヤ15の送給速度WFが低く、溶接ワイヤ15が送給される送給速度が小さい、あるいは逆送方向D102に送給されている時に、パルスPp1のピーク電流Ipを発生させることになるので、溶接ワイヤ15が燃え上がり、アーク切れ等が起こり安定した溶接を継続できない。逆に、溶接ワイヤ15の送給速度WFがパルス溶接期間Tpにおける所定の送給速度WF3に到達した時点tpsからしばらくの間、パルスPp1におけるピーク電流Ipを発生させずにベース電流Ibを出力した場合は、溶接電流Iが小さいので溶接ワイヤ15が溶接対象物18と短絡してしまい、安定したパルス溶接ができない場合がある。
次に、短絡溶接期間Tsにおいて、溶接ワイヤ15の送給制御と溶接電流Iの制御を同期させる制御について説明する。例えば、図3において、短絡溶接期間Tsにおける、溶接ワイヤの送給速度が最高送給速度WF1のときに溶接電流Iが最低電流I1となるように制御する。そして、送給速度WFが減速されるとともに溶接電流Iは増加させ、送給速度WFが最低送給速度WF2のときに溶接電流Iは最大電流I2となるように制御する。そしてこのサイクルを周期的に繰りかえす。正負の値を取りえる送給速度WFの絶対値である送給速さに基づくと、最高送給速度WF1は正送方向D101の最大の送給速さであり、最低送給速度WF2は逆送方向D102の最大の送給速さである。
次に、短絡溶接期間Tsにおいて、溶接ワイヤ15の送給制御と溶接電流Iの制御を同期して行う理由について説明する。上記の制御により、短絡溶接期間Tsにおいて送給速度WFが最高送給速度WF1のときに溶接電流Iは最小電流I1となるので、溶接ワイヤ15が溶融し難い状態で溶接対象物18に向かって溶接ワイヤ15が大きな最高送給速度WF1で向かっていき、したがって溶接ワイヤ15と溶接対象物18の短絡が促進される。送給速度WFが最低送給速度WF2のときに溶接電流Iが最大電流I2となるので、溶接ワイヤ15が逆送方向D102に送給されている状態で溶接電流Iは最大電流I2となる。したがって溶接ワイヤ15が溶融し且つ逆送方向D102に送給されるので、短絡の開放が促進される。送給速度WFに溶接電流Iを同期させて制御することで、溶接ワイヤ15と溶接対象物18間の距離の変化等に起因するアーク長の変動等の外乱があっても、周期的で安定した溶接が実現できる。そして、所定の回数で短絡が実施されると、溶接ワイヤ15の送給速度WFは最低送給速度WF2から設定部20によって予め設定されたパルス溶接期間Tpにおける一定の所定の送給速度WF3に前述の周期的波形に従って移行する。そして、送給速度WFがパルス溶接期間Tpに所定の送給速度WF3に到達した時点をトリガとしてパルス溶接のピーク電流Ipを出力する。すなわち、送給速度WFが所定の送給速度WF3に到達した時点に溶接電流IはパルスPp1を形成し始めることでパルス溶接期間Tpが開始する。そして、設定部20によって予め決められた回数/時間にパルスPp1〜Pp6が出力されると、最後のパルスPp6においてピーク電流Ipからベース電流Ibよりも小さい電流I3へと溶接電流Iが低減され、所定の期間Tsp3だけ保持される。そして、溶接電流Iが電流I3へ到達した送給切替時点tvsをトリガとして、溶接ワイヤ15の送給速度WFはパルス溶接期間Tpの所定の一定の送給速度WF3から加速され、正送方向D101と逆送方向D102を交互に繰り返す周期的波形にしたがって変化する制御に送給切替時点tvsにて切り替えられる。なお、図3に示すアーク溶接では溶接電流Iが電流I3へ到達した時点をトリガすなわち送給切替時点tvsとしている。実施の形態2におけるアーク溶接では、溶接電流Iがベース電流Ibより小さい時期の任意の時点をトリガすなわち送給切替時点tvsとしてもよい。このように、実施の形態2におけるアーク溶接では、短絡溶接期間Tsからパルス溶接期間Tpへの切替わりとパルス溶接期間Tpから短絡溶接期間Tsへの切替わりの双方においても周期的波形にしたがって溶接ワイヤ15の送給を維持できるので、安定した溶接が実現できる。なお、電流I3はベース電流Ibの1つ以上の値(Ib1〜Ib5)の少なくとも1つより小さくする。電流I3は、ベース電流Ibの1つ以上の値(Ib1〜Ib5)の平均値より小さくしてもよく、ベース電流Ibの1つ以上の値(Ib1〜Ib5)より小さくしてもよい。
また、実施の形態2におけるアーク溶接において、実施の形態1におけるアーク溶接と同様に、短絡を検出した時点またはネック15Aを検出した時点に溶接電流Iを急峻に低減してもよい。その場合、溶接電流Iは最小電流I1以下の値となっても良い。短絡を検出した時点またはネック15Aを検出した時点に急峻に溶接電流Iを低減することで、スパッタの発生をさらに抑制できる。実施の形態2においては、短絡溶接期間Tsにおいて溶接ワイヤ15の送給と溶接電流Iを同期して制御しているので、アーク長の変動等による外乱があっても周期的で安定した溶接が実現できる。
上述のように、短絡溶接期間Tsにおいて、一定の周期で正送方向D101と逆送方向D102とに交互に繰り返して溶接ワイヤ15を送給するようにアーク溶接装置50を制御する。パルス溶接期間Tpにおいて、所定の送給速度WF3で正送方向D101に溶接ワイヤ15を送給するようにアーク溶接装置50を制御する。短絡溶接期間Tsにおいて1つ以上のアーク期間Tsa1、Tsa2のうちの1つのアーク期間Tsa2から1つ以上の短絡期間Tss1〜Tss3のうちの1つの短絡期間Tss3に移行した後で溶接ワイヤ15を送給する送給速度WFが所定の送給速度WF3に到達した時点に溶接電流Iが複数のパルスPp1〜Pp6のうちの最初のパルスPp1を形成し始めるようにアーク溶接装置50を制御する。
短絡溶接期間Tsにおいて、送給速度WFが最高送給速度WF1と最低送給速度WF2とを一定の周期で繰り返すようにアーク溶接装置50を制御してもよい。この場合には、短絡溶接期間Tsにおいて送給速度WFが最高送給速度WF1に到達した時点で溶接電流Iを最小電流I1とする。短絡溶接期間Tsにおいて送給速度WFが最低送給速度WF2に到達した時点で溶接電流Iを最大電流I2とする。
パルス溶接期間と短絡溶接期間とを交互に繰り返すアーク溶接方法において、短絡溶接期間に特許文献2に開示されている方法を用いると、短絡の検出に応じて溶接ワイヤを逆送することで、短絡を機械的に開放することが可能となり、短絡開放時の電流を低減でき、スパッタの発生を低減できる。しかし、送給速度の正送と逆送の周期はアークの発生に応じて制御される。したがって、短絡の時間が長くなれば溶接ワイヤの逆送量が大きくなり、アークの時間が長くなれば溶接ワイヤの正送方向の送給速度が大きくなる。このため、アークが変化すると、溶接ワイヤの送給速度における平均送給速度や、短絡の周期、短絡の回数が変化するので、溶接を安定させることが困難となる。また、パルス溶接期間と短絡溶接期間の切替わり時に溶接ワイヤの送給制御と溶接電流の電流制御の不連続が生じるので、溶接が不安定になる、スパッタが生じる場合がある。
実施の形態1、2におけるパルス溶接期間Tpと短絡溶接期間Tsとを交互に繰り返して行う消耗電極式のアーク溶接の制御では、短絡溶接期間Tsに溶接ワイヤ15を正送方向D101と逆送方向D102に送給する。これにより、機械的に短絡を開放でき、かつ短絡の開放時の溶接電流Iを低減できるので、短絡溶接期間Tsにおけるスパッタの発生を低減できる。短絡溶接期間Tsにおいて溶接ワイヤ15を周期的波形にしたがって送給するので、短絡とアークの周期のばらつきが少なく、安定した溶接が実現できる。さらに、溶接ワイヤ15の送給と溶接電流Iを同期して制御することで、多少の外乱があっても確実に短絡と短絡の開放が行われ、安定した溶接が実現できる。短絡溶接とパルス溶接とを交互に繰り返すことで、入熱制御およびビード18Aの形状制御を行い、これにより、融合不良などの溶接欠陥や姿勢溶接におけるビード18Aの垂れ下がりなどの不良形状のビードの発生を抑制できる。パルス溶接期間Tpと短絡溶接期間Tsともにスパッタの発生量が少ない溶接が実現できる。パルス溶接と短絡溶接との切替わりにおいても溶接ワイヤ15の送給の制御と溶接電流Iの制御の不連続が生じないので、低スパッタで安定した溶接が実現できる。したがって、スパッタ除去等の後工程を減少させることが可能となる。
本発明におけるアーク溶接の制御方法は安定した溶接が実現でき、溶接対象物を溶接するアーク溶接に有用である。
1 入力電源
2 1次整流部
3 スイッチング部
4 トランス
5 2次整流部
6 DCL(インダクタンス)
7 溶接電圧検出部
8 溶接電流検出部
9 カウンタ部
10 制御切替部
11 電流制御部
12 電流制御部
13 駆動部
14 送給部
15 溶接ワイヤ(溶接電極)
15A ネック
16 溶接トーチ
17 溶接アーク
18 溶接対象物
19 溶接電源部
20 設定部
50 アーク溶接装置
D101 正送方向
D102 逆送方向
I1 最大電流
I2 最小電流
Ib ベース電流
Ip ピーク電流
Pp1〜Pp6 パルス
Tp パルス溶接期間
Ts 短絡溶接期間
Tss1〜Tss3 短絡期間
Tsa1〜Tsa3 アーク期間
tvs 送給切替時点

Claims (9)

  1. パルス溶接を行う複数のパルス溶接期間と短絡溶接を行う複数の短絡溶接期間とに交互にそれぞれに移行する、溶接電極を備えたアーク溶接装置を用いた消耗電極式のアーク溶接の制御方法であって、
    前記複数のパルス溶接期間のそれぞれのパルス溶接期間において、前記溶接電極を流れる溶接電流がピーク電流の1つ以上の値とベース電流の1つ以上の値とを交互に繰り返す複数のパルスを形成し、前記複数のパルスを形成した後の送給切替時点において前記ベース電流の前記1つ以上の値の少なくとも1つより小さくなるように前記溶接電流を制御するステップと、
    前記それぞれのパルス溶接期間に続く前記複数の短絡溶接期間のそれぞれの短絡溶接期間において、前記溶接電極と溶接対象物とを短絡させる1つ以上の短絡期間と、前記溶接電極と前記溶接対象物との間でアークを発生する1つ以上のアーク期間とに交互にそれぞれに移行するように前記溶接電流を制御するステップと、
    前記溶接対象物に向かう正送方向と、前記正送方向の反対の逆送方向とに前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップと、
    を含み、
    前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップは、一定の周期で前記正送方向と前記逆送方向とに交互に繰り返して行う前記溶接電極の送給を前記送給切替時点に開始し、前記送給切替時点から前記それぞれの短絡溶接期間に亘って前記一定の周期で前記正送方向と前記逆送方向とに交互に繰り返して前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップを含む、アーク溶接の制御方法。
  2. 前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップは、前記それぞれの短絡溶接期間において前記溶接電極を送給する送給速度が最高送給速度と最低送給速度とを前記一定の周期で繰り返すように前記アーク溶接装置を制御するステップを含み、
    前記それぞれの短絡溶接期間において前記溶接電流を制御するステップは、
    前記それぞれの短絡溶接期間において前記送給速度が前記最高送給速度に到達した時点で前記溶接電流を最小電流とするステップと、
    前記それぞれの短絡溶接期間において前記送給速度が前記最低送給速度に到達した時点で前記溶接電流を最大電流とするステップと、
    を含む、請求項1に記載のアーク溶接の制御方法。
  3. 前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップは、前記それぞれのパルス溶接期間において前記送給切替時点まで一定の所定の送給速度で前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップをさらに含む、請求項1または2に記載のアーク溶接の制御方法。
  4. 前記それぞれの短絡溶接期間において、前記溶接対象物と前記溶接電極との短絡または前記溶接電極のネックを検出するステップをさらに含み、
    前記それぞれの短絡溶接期間において前記溶接電流を制御するステップは、前記短絡または前記ネックを検出すると前記溶接電流を低減するステップを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載のアーク溶接の制御方法。
  5. 前記それぞれのパルス溶接期間において前記溶接電流を制御するステップは、前記それぞれのパルス溶接期間において、前記溶接電流が前記送給切替時点において前記ベース電流の前記1つ以上の値の平均値より小さくなるように前記溶接電流を制御するステップを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載のアーク溶接の制御方法。
  6. 前記それぞれのパルス溶接期間において前記溶接電流を制御するステップは、前記それぞれのパルス溶接期間において、前記溶接電流が前記送給切替時点において前記ベース電流の前記1つ以上の値より小さくなるように前記溶接電流を制御するステップを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載のアーク溶接の制御方法。
  7. パルス溶接を行う複数のパルス溶接期間と短絡溶接を行う複数の短絡溶接期間とに交互にそれぞれに移行する、溶接電極を備えたアーク溶接装置を用いた消耗電極式のアーク溶接の制御方法であって、
    前記複数の短絡溶接期間のそれぞれの短絡溶接期間において、前記溶接電極と溶接対象物とを短絡させる1つ以上の短絡期間と、前記溶接電極と前記溶接対象物との間でアークを発生する1つ以上のアーク期間とに交互にそれぞれに移行するように前記溶接電極を流れる溶接電流を制御するステップと、
    前記それぞれの短絡溶接期間に続く前記複数のパルス溶接期間のそれぞれのパルス溶接期間において、前記溶接電流がピーク電流とベース電流とを交互に繰り返す複数のパルスを形成するように前記溶接電流を制御するステップと、
    前記溶接対象物に向かう正送方向と、前記正送方向の反対の逆送方向とに前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップと、
    を含み、
    前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップは、
    前記それぞれの短絡溶接期間において、一定の周期で前記正送方向と前記逆送方向とに交互に繰り返して前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップと、
    前記それぞれのパルス溶接期間において、所定の送給速度で前記正送方向に前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップと、
    を含み、
    前記それぞれの短絡溶接期間において前記溶接電流を制御するステップは、
    前記それぞれの短絡溶接期間において前記1つ以上のアーク期間のうちの1つのアーク期間から前記1つ以上の短絡期間のうちの1つの短絡期間に移行した後で前記溶接電極を送給する送給速度が前記所定の送給速度に到達した時点に前記それぞれのパルス溶接期間に移行するステップと、
    前記それぞれのパルス溶接期間において前記溶接電流が前記複数のパルスのうちの最初のパルスを形成し始めるように前記アーク溶接電流を制御するステップと、
    を含む、アーク溶接の制御方法。
  8. 前記溶接電極を送給するように前記アーク溶接装置を制御するステップは、前記それぞれの短絡溶接期間において、前記送給速度が最高送給速度と最低送給速度とを前記一定の周期で繰り返すように前記アーク溶接装置を制御するステップを含み、
    前記それぞれの短絡溶接期間において前記溶接電流を制御するステップは、
    前記それぞれの短絡溶接期間において前記送給速度が前記最高送給速度に到達した時点で前記溶接電流を最小電流とするステップと、
    前記それぞれの短絡溶接期間において前記送給速度が前記最低送給速度に到達した時点で前記溶接電流を最大電流とするステップと、
    を含む、請求項7に記載のアーク溶接の制御方法。
  9. 前記それぞれの短絡溶接期間において、前記溶接対象物と前記溶接電極との短絡または前記溶接電極のネックを検出するステップをさらに含み、
    前記それぞれの短絡溶接期間において前記溶接電流を制御するステップは、前記短絡または前記ネックを検出すると前記溶接電流を低減するステップを含む、請求項7または8に記載のアーク溶接の制御方法。
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