JP6594689B2 - 分電盤及び分岐ブレーカ - Google Patents
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Description
主幹バーは、このように分岐ブレーカが接続されるため、充電部が露出して配置されるが、分電盤の前面側に露出する部位は作業者が誤って接触しないようカバーで覆うなどの安全策が施されている
しかしながら、分岐ブレーカを追加したり変更する場合はこのカバーは外されて主幹バーの接続部が露出されるため、感電事故防止のために主幹ブレーカをオフして主幹バー全体を商用電源から分離して作業が行われた。
この構成によれば、分岐ブレーカを取り外すとその部分の扉が閉扉するし、分岐ブレーカの装着に関わらない面は常時閉塞部材で閉塞されているため、主幹バーが露出することがない。そのため、主幹バーが充電された状態で分岐ブレーカの着脱操作を実施しても、感電事故を防止でき、分岐ブレーカの着脱作業時に主幹ブレーカをオフ操作しなくとも不慮の事故を防止できる。
この構成によれば、分電盤の前面側をブレーカ接続面とするため、分岐ブレーカの着脱操作は前後方向の操作となり、従来のような主幹バーに対して横方向からの操作ではなくなり、作業がし易い。
この構成によれば、分岐ブレーカの下方への押し込み操作(分電盤で見た場合、前方からの押し込み操作)で電源側端子を主幹バーに接続できるため、従来の操作のように分電盤内で横方向へ操作する狭い作業空間での作業に比べて広い空間で作業でき、着脱操作し易い。また、主幹バーは筐体の後方へ配置できるため、分岐ブレーカの筐体は従来と同様に主幹バーに隣接させて配置でき、前方への突出量が大きく増加することがない。
この構成によれば、分電盤内において、主幹バーの左右に分岐ブレーカを配置する際に、互いの突出部を重ねるように配置すれば、1つの分岐ブレーカの幅で2つの分岐ブレーカを組み付けできる。そのため、効率よく分岐ブレーカを配置できる。
この構成によれば、分岐ブレーカの有無に関わらず閉塞部材の存在により主幹バーが露出することが無いため、主幹ブレーカをオフ操作すること無く分岐ブレーカの追加・変更が可能となる。また、主幹バーの前面側から着脱操作するため、前後方向の操作により容易に分岐ブレーカの着脱ができる。
また、本発明の分岐ブレーカによれば、分岐ブレーカの下方への押し込み操作(分電盤で見た場合、前方からの押し込み操作)で電源側端子を主幹バーに接続できるため、従来の操作のように分電盤内で横方向へ操作する狭い作業空間での作業に比べて広い空間で作業でき、着脱操作し易い。また、主幹バーは筐体の後方へ配置できるため、分岐ブレーカの筐体は従来と同様に主幹バーに隣接させて配置でき、前方への突出量が大きく増加することがない。
主幹バー1は図示しない主幹ブレーカの2次側から配設され、3本の帯状の銅バーで構成されている。3本の銅バーは、厚み方向に重ねて且つ側面が分電盤前方を向くよう配設され、図1に示すように直線状に配設した分岐ブレーカ接続部を有している。ここでは、単相3線式電路で構成された主幹バー1を示し、左右2本の電圧相銅バー1a,1cと中央の中性相銅バー1bの3本の銅バーが縦に延設されて構成されている。
また、この扉部材32は装着される分岐ブレーカ2の幅に合わせて形成され、一対の扉32aのうちの片側の扉32aは、例えば左側に配置された分岐ブレーカ2の接続に使用され、もう一方の扉32aは対向するように右側に配置された分岐ブレーカ2の接続に使用される。そして、カバー3の前面開口部には、この扉部材32が複数連続配置されている。
尚、図1では、最上部の扉部材32の上側の扉32aを開いて分岐ブレーカ2を接続する様子を示している。
端子金具10は、主幹バー1を挟持する挟持片で形成され、負荷側端子は分岐ケーブル()をねじ止めするねじ端子で構成されている。
具体的に、突出部25の略中央に形成された第1端子金具10aの近傍には、筐体21の上面に直交する縦方向に回転軸を有して筐体21の上面に平行する面内で180度回転する回転部材28が設けられ、この回転部材28の先端に第2端子金具10bが配置されている。そのため、この回転部材28の先端を後方に向けた状態と、180度回転して前方に向けた状態とで、接続先の2本の電圧相銅バー1a,1cの何れか一方を選択可能としている。図4は、この回転部材28を途中まで回転すた状態を示している。
また、分岐ブレーカ2の下方への押し込み操作(分電盤で見た場合、前方からの押し込み操作)で電源側端子を主幹バー1に接続できるため、従来の操作のように分電盤内で横方向へ操作する狭い作業空間での作業に比べて広い空間で作業でき、着脱操作し易い。また、主幹バー1は筐体21の後方へ配置できるため、分岐ブレーカ2の筐体21は従来と同様に主幹バー1に隣接させて配置でき、前方への突出量が大きく増加することがない。
さらに、電源側端子23の2つの端子金具10a,10bのうち、一方の端子金具10aを3本の主幹バー1のうちの中央の中性相銅バー10bに接続するよう構成すれば、他方の端子金具10bは、左右何れの電圧相銅バー10a,10cの何れにも接続でき、主幹バー1側に切替機構を設ける必要がない。
また、分電盤内において、主幹バー1の左右に分岐ブレーカ2を配置する際に、互いの突出部25を重ねるように配置すれば、1つの分岐ブレーカ2の幅で2つの分岐ブレーカ2を組み付けでき、効率よく分岐ブレーカ2を配置できる。
Claims (5)
- 主幹ブレーカの2次側に接続された主幹バーが、分岐ブレーカを接続するための直線部を備えて、前記直線部の少なくとも一方の側に分岐ブレーカを列設して前記主幹バーに接続した分電盤であって、
前記主幹バーの直線部は、分電盤前方を向く前面及びその両側の2側面の3面が閉塞部材で囲まれて成り、そのうち分岐ブレーカを接続する面に配置された閉塞部材は、分岐ブレーカの接続位置に合わせて配置した扉を備えると共に、前記分岐ブレーカの装着操作により前記扉を開動作させる扉支持片を有し、
前記扉は、前記分岐ブレーカの着脱に連動して開閉することを特徴とする分電盤。 - 前記主幹バーは、平行に配設された3本の銅バーで構成され、当該3本の銅バーは配設方向に直交する上下或いは左右方向に並べて配置されると共に、個々の銅バーの幅方向が分電盤の前後方向であり、
前記分岐ブレーカを接続する面が分電盤前方を向く前面であって、前記前面の前記閉塞部材が前記扉を備えて成ることを特徴とする請求項1記載の分電盤。 - 筐体の上面に電路のオン/オフ操作を行う操作ハンドル、後方に電源側端子、前方に負荷側端子を備えた分岐ブレーカであって、
前記電源側端子は、前記筐体の後背面上部から更に後方に突出した突出部に設けられ、前記突出部の下面に、請求項2に記載の分電盤の主幹バーのうちの2本の銅バーに接続するための一対の端子金具を備え、
前記一対の端子金具のうちの一方は固定配置され、他方の端子金具は前記一方の端子金具の近傍に回動軸を有して回動操作を受けて位置を変更する位置変更手段に組み付けられてなり、回動操作により前記一方の端子金具の前後の何れかに配置されることを特徴とする分岐ブレーカ。 - 前記突出部は、前記筐体の幅の略2分の1の幅で形成されると共に、前記筐体の一方の側面から連続する側面を有して成ることを特徴とする請求項3記載の分岐ブレーカ。
- 請求項3又は4に記載の分岐ブレーカを組み付けたことを特徴とする請求項2記載の分電盤。
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