JP6588842B2 - 長尺物用コンベア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺物を移動可能に支持する長尺物用コンベア装置に関する。
長尺物を移動可能に支持する長尺物用コンベア装置として、例えば、板状や棒状などの長尺のワークに切断や孔開けなどの加工を施す加工機に対し、ワークの供給側又は加工した製品の排出側に配置される長尺物搬送コンベア装置が知られている。
この長尺物搬送コンベア装置は、長尺のワーク又は製品を、その長手方向に搬送するコンベアを有している。長尺物搬送コンベア装置の一例は、例えば特許文献1にワーク搬送装置として記載されている。
特開2000−007144号公報
加工機の加工で得られた長尺製品(以下、長尺物とも称する)は、ワーク搬送装置により所定位置まで長手方向にパスライン上で搬送された後、ワーク搬送装置のコンベアの側部に並設させた製品ストッカに移載させる。
長尺物を製品ストッカに移載させる際には、所定位置にある長尺物を、長手方向と直交する方向(横方向)からプッシャによって押し、コンベアからその横方にずらすように移動させる。
ところで、通常、コンベアの両側部には、長尺物が転がるなどして落下しないように、壁状の移動規制部材が設けられている。
また、移載させる製品ストッカは、種々ある汎用品を用いることもあるため、載置面の高さがコンベアのパスラインと同じとは限らず、パスラインよりも高い場合がある。
そのため、ワーク搬送装置としてコンベアを昇降可能としたものがある。
長尺物を載せたコンベアを所定の高さに持ち上げ、その持ち上がった状態で、コンベアを挟むトレイの反対側からプッシャによって長尺物を横移動させてトレイに移載させることも行われている(以下、この長尺物を横移動させて行う移載を、側方移載とも称する)。
また、加工機による加工が、ワークの一端側をコンベアで支持した状態で行われ、かつ、上下方向の加工の原点が、ワークの断面形状における中心位置に設定される場合がある。この場合も、昇降可能なコンベアを備えたワーク搬送装置とすれば、ワークの断面形状に応じてコンベアの高さ位置を調整しワークを支持しつつ加工が可能となる。
このようなコンベアが昇降可能なワーク搬送装置では、昇降するコンベアと、そのコンベアの側方に固定された移動規制部材との間に、コンベアの長手方向に延びる直状の隙間が設けられている。
そのため、長尺物がパイプ材や棒材ではなく、例えばアングル材や帯鋼などの長尺板の場合、この隙間に長尺物の端部が落ち込んでひっかかり、移載ができない、或いは長尺物に傷がつく、などの不具合が生じる虞があった。
これに対し、コンベアを摺接させるようにして隙間を埋める摺接スペーサ部材の追加や、隙間の幅を、搬送する可能性のある長尺板の最小板厚よりも小さくすること、が検討される。
しかしながら、前者は摺接スペーサ部材の単価が高く定期交換などのメンテナンスが必要で大幅なコストアップとなり、後者は、コンベアの長さに対して隙間幅が極小になるため、構造及び組立ての観点で実現が容易とは言えない、という問題が生じる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、コンベアを上昇させて行う長尺物の側方移載を、コストアップが抑制された実現容易な構造で良好に実行可能とする長尺物用コンベア装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
1) 長尺物を長手方向に移動可能に支持し、第1の高さ位置と前記第1の高さ位置よりも高い第2の高さ位置との間で昇降するコンベアと、
前記コンベアの一側部側において前記コンベアと対向配置された側壁と、
前記コンベアの他側部側に配置され前記コンベアと共に昇降し、前記コンベアの上方を前記長手方向と交わる方向に往復動するプッシュ板を有するプッシュユニットと、
を備え、
前記側壁は、前記コンベアに向け突出した突出部又はコンベアの反対側に向け陥没した陥没部を有し、
前記コンベアは、前記側壁が前記突出部を有する場合に前記突出部が進入する凹部を有し、前記側壁が前記陥没部を有する場合に前記陥没部に進入する凸部を有していることを特徴とする長尺物用コンベア装置である。
2) 前記側壁が前記突出部を有する場合は、前記突出部の上方視形状が前記長手方向と斜交する部分を有して形成され、
前記側壁が前記陥没部を有する場合は、前記凸部の上方視形状が、前記長手方向と斜交する部分を有して形成されていることを特徴とする1)に記載の長尺物用コンベア装置である。
3) 前記側壁が前記突出部を有する場合は前記突出部と前記凹部との組が、前記側壁が前記陥没部を有する場合は前記陥没部と前記凸部との組が、前記長手方向に複数設けられていることを特徴とする1)又は2)に記載の長尺物用コンベア装置である。
4) 前記長尺物を所定の長さに切断して長尺製品とする加工機の前記長尺製品の搬出コンベアとして用いられ、
前記側壁が前記突出部を有する場合は前記突出部と前記凹部との複数の前記組が、前記側壁が前記陥没部を有する場合は前記陥没部と前記凸部との複数の前記組が、前記所定の長さの最小値よりも小さいピッチで設けられていることを特徴とする3)に記載の長尺物用コンベア装置。
本発明によれば、コンベアを上昇させて行う長尺物の側方移載を、コストアップが抑制された実現容易な構造で良好に実行できる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る長尺物用コンベア装置の実施例である搬出コンベア51が適用されたレーザ加工装置1の全体構成を説明するための斜視図である。 図2は、搬出コンベア51を説明するための斜視図である。 図3は、搬出コンベア51の前面図である。 図4は、図3におけるS4−S4位置に相当する模式的断面図である。 図5は、図3に示された搬出コンベア51をS5−S5位置で切断して左前斜め上方から見た斜視図である。 図6は、搬出コンベア51の、昇降プレート16が上昇位置にある状態を示す前面図である。 図7は、図6におけるS7−S7位置に相当する模式的断面図である。 図8は、図6に示された搬出コンベア51をS8−S8位置で切断して左前斜め上方から見た斜視図である。 図9は、ローラユニット12A及びプッシュユニット14Aを含む部分を、前右斜め上方から見た斜視図である。 図10は、長尺製品Pを製品ストッカ52に向け移動させる動作を説明するための模式的断面図である。 図11は、実施例における対向構造TKを説明するための部分上面図である。 図12は、従来の対向構造TKjを説明するための、(a)部分上面図及び(b)模式図である。 図13は、対向構造TKの変形例1を説明するための、(a)部分上面図及び(b)部分上面図である。 図14は、対向構造TKの変形例2を説明するための、(a)部分上面図及び(b)部分上面図である。
本発明の実施の形態に係る長尺物用コンベア装置の実施例である搬出コンベア51の適用例を、図1を参照して説明する。
<レーザ加工装置について>
図1は、搬出コンベア51が適用されたレーザ加工装置1の全体構成を説明するための斜視図である。
レーザ加工装置1は、パイプ材やアングル材などの長尺のワークの加工を行う。
図1に示されるように、説明上の便宜のため、前後左右上下の各方向を矢印で規定する。
図1に示されるように、レーザ加工装置1は、レーザ加工機3と、レーザ加工機3の右方側に設置されたワーク搬入装置5と、レーザ加工機3の左方側に設置されたワークシュータ7と、ワークシュータ7の左方側に設置されたコンベア装置9と、コンベア装置9の左方側に設置された搬出コンベア51と、搬出コンベア51の前方に設置された複数の製品ストッカ52と、を備えている。
レーザ加工機3は、加工機本体3aと、加工機本体3aに備えられた回転チャック3b及びレーザ加工ヘッド3cと、を有する。
回転チャック3bは、左右方向に延びる長尺のワーク(図示せず)を、左右方向に延びる軸線まわりに回転可能に把持する。
レーザ加工ヘッド3cは、上下方向及び前後方向に移動自在とされ、回転チャック3bに把持されたワークに対しレーザ光を照射して切断や孔開けなどの加工を行う。
ワーク搬入装置5は、チャック装置5aを有する。
チャック装置5aは、長尺のワークを端部などを把持し回転チャック3bと同期回転可能とされている。また、チャック装置5aは、加工機本体3aに対し離接するよう左右方向に移動可能とされている。
これにより、ワーク搬入装置5は、チャック装置5aに左右方向に延びる姿勢の長尺のワークの一端部(右方端部)を把持させて、そのチャック装置5aを左方に移動することで、ワークをレーザ加工機3に対し右方側から搬入する。
ワークシュータ7は、レーザ加工機3で加工された短尺製品及び加工で生じたスクラップを支持すると共に、適宜下方に落下させる。ワークシュータ7の下方には、ワークシュータ7から落下してきた短尺製品及びスクラップを収容する収容ボックス7aが設置されている。
コンベア装置9は、レーザ加工機3で加工された長尺製品を支持すると共に、適宜、搬出コンベア51に移送する。
搬出コンベア51は、コンベア装置9から移送された長尺製品を、前方に移動させて製品ストッカ52に移載する。
製品ストッカ52の製品支持面は、搬出コンベア51における製品支持面よりも低い位置に設定されている。
搬出コンベア51と各製品ストッカ52との間には、両者を繋ぎ、搬出コンベア51から移動した製品を傾斜落下させてスムースに移載させるための傾斜ガイドパネル52aが設けられている。
<搬出コンベア51について>
次に、搬出コンベア51について図2〜図10を参照して詳述する。
図2は、図1に示されるレーザ加工装置1の搬出コンベア51のみを抽出した斜視図である。
図3は、図2における搬出コンベア51の前面図であって、サイドパネル11aA〜11aC及び側壁13A〜13Cが取り外され、昇降プレート16A〜16Cが下降位置にある状態で示されている。
図4は、図3におけるS4−S4位置に相当する模式的断面図である。図4では、サイドパネル11aA及び側壁13Aが取り付けられた状態で示されている。
図5は、図3に示される搬出コンベア51をS5−S5位置で切断し、左前斜め上方から見た斜視図である。図5も、サイドパネル11aA及び側壁13A〜13Cは取り付けられた状態で示されている。
図6は、図3に示された搬出コンベア51に対し、昇降プレート16A〜16Cが上昇位置にある状態を示す前面図である。
図7は、図6におけるS7−S7位置での模式的断面図である。図7ではサイドパネル11aA及び側壁13Aは取り付けられた状態で示されている。
図8は、図6に示された搬出コンベア51をS8−S8位置で切断し、左前斜め上方から見た斜視図である。図8も、サイドパネル11aA及び側壁13A〜13Cは取り付けられた状態で示されている。
図9は、図2におけるローラユニット12A及びプッシュユニット14Aを含む部分を、前右斜め上方から見た斜視図である。図9は、サイドパネル11aA,11aB及び側壁13A,13Bが取り外された状態で示されている。
図10は、図4に対し、プッシュユニット14A(〜14C)を動作させてアングル材である長尺製品Pを、製品ストッカ52に向け移動させる動作を説明するための模式的断面図である。図10では、傾斜ガイドパネル52aが併せて記載されている。
まず、図2に示されるように、搬出コンベア51は、フレームで枠状に形成され左右方向に長く延びるベース架台11を有する。ベース架台11は、その前方面を塞ぐように取り付けられたサイドパネル11aA〜11aCを含んで構成されている。
ベース架台11の前上部には、上下左右方向に延在するパネル状の側壁13A〜13Cが、後述する振れ止め部15fを挟んで左右方向に一列に並設されている。
すなわち、側壁13A〜13Cは、コンベア12であるローラユニット12A〜12Cの一側部側(前側)に、そのローラユニット12A〜12Cと対向するよう配置されている。
以下、側壁13A〜13Cは、互いに区別をしない場合に側壁13とも称する。
側壁13A〜13Cそれぞれの上端部には、左右方向に長く水平に延在する案内板13gと、案内板13gの前縁に接続し案内板13gから離れるほど下方に傾斜する傾斜案内板13hと、が設けられている。
傾斜案内板13hは、図1に示されるレーザ加工装置1において、傾斜ガイドパネル52aに接続され、連続した傾斜面を形成している。
図3〜図5に示されるように、ベース架台11には、水平方向に延在する昇降プレート16A,16B,16Cが昇降可能に取り付けられている。
昇降プレート16A,16B,16Cの上面には、それぞれローラユニット12A,12B,12Cが設置されると共に、昇降プレート16A〜16Cの後部には、ローラユニット12A〜12Cそれぞれに対応してプッシュユニット14A,14B,14Cが配置されている。
すなわち、プッシュユニット14A〜14Cは、コンベア12であるローラユニット12A〜12Cに対し側壁13とは反対側に配置されている。
ここで、ローラユニット12A,12B,12Cは、それぞれコンベア12として機能する。またプッシュユニット14A〜14Cは、区別をしない場合にそれぞれプッシュユニット14とも称する。
さらに、ベース架台11は、昇降プレート16A〜16Cそれぞれの下方に取り付けられた昇降部18A,18B,18Cを有している(図3及び図6参照)。
昇降部18A〜18Cは、それぞれ昇降プレート16A〜16Cを、下降位置(図2〜図5)と上昇位置(図5〜図8)との間で昇降させる昇降機構を含んで構成されている。この例において、昇降機構はパンタグラフ機構である。
図4及び図5に示されるように、ローラユニット12Aは、コ字状の断面形状を呈する複数のローラホルダ12dと、各ローラホルダ12dにおいて回転自在に支持された複数の支持ローラ12eと、を有する。
ローラホルダ12dは、右方視でそのコ字状の解放側が上向きとなる姿勢で、昇降プレート16A側部材に左右方向に複数(この例で四つ)並設されている。
ローラホルダ12dは、支持ローラ12eを、前後方向に水平に延びる軸線まわりに回転自在に支持している。
詳しくは、一つのローラホルダ12dは、複数(この例で5本)の支持ローラ12eを、左右方向に、平行かつ水平に並列支持している。
ローラホルダ12dの前縁部には、前方に水平突出するスペーサプレート17が取り付けられている。スペーサプレート17は、左右方向の中央部において後方に向け山型に抉られた凹部17a(図5参照)を有している。
ローラユニット12B,12Cは、ローラユニット12Aと同じ構造を有する。
図2に示されるように、ベース架台11には、ローラユニット12A〜12Cの前側部及び後側部それぞれに沿って、複数の振れ止め部15f及び振れ止め部15rが取り付けられている。
振れ止め部15fと振れ止め部15rとは、前後方向に対向する位置にあって振れ止め組体15kを構成する。
振れ止め組体15kは、側壁13Bと、側壁13A及び側壁13Cと、の間の二ヶ所と、側壁13Aの右側及び側壁13Cの左方の二ヶ所と、に合計四組設けられている。
振れ止め組体15kは、ローラユニット12A〜12C上に支持する長尺製品の前後方向の維持ずれ(振れ)を抑制する機能を有する。
振れ止め部15f,15rは、上下方向に延びる回転軸線まわりに回転可能とされた、縦姿勢の振れ止めローラ15f1,15r1を有している。
振れ止めローラ15f1,15r1は、ローラユニット12A〜12C側に露出するように取り付けられている。ローラユニット12A〜12Cに面するよう有している。
また、振れ止め部15f,15rは、ベース架台11に設けられた前後方向に延びるガイドレール15g(図3)上を、図示しない駆動部により移動可能とされている。
振れ止め組体15kは、図示しない制御装置の制御による駆動部の動作で、振れ止め部15f,15rの間隔がローラユニット12A〜12C上に支持する長尺製品の幅に応じて調整される。これにより、上述のようにローラユニット12A〜12Cに載置された長尺製品の前後方向の位置ずれ(振れ)が抑制される。
ローラユニット12A〜12Cは、振れ止め部15f,15rの移動経路と干渉しないように設けられ昇降するようになっている。
換言するならば、振れ止め部15f,15rは、左右方向において、各ローラユニット12A〜12Cの間、並びに、ローラユニット12Aの右方外側及びローラユニット12Cの左方外側に配置されている。
図5及び図6に示されるように、プッシュユニット14A〜14Cは、昇降プレート16A〜16Cそれぞれにおいて、左右方向に平行に離隔配置され前後方向に延在する一対のリニアガイド14dと、各リニアガイド14dに、その延在方向(前後方向)に移動可能に支持されたブロック部14eと、ブロック部14eに連結されたプッシュフレーム14fと、プッシュフレーム14fの前端に接続され上下左右方向に延在するプッシュ板14gと、を含んで構成されている。
プッシュフレーム14fは、下端部が前後方向に移動する駆動部14h(図5参照)と連結している。また、プッシュ板14gの下端の高さ方向位置は、ローラユニット12A〜12Cにおける支持ローラ12eの上端部12e1(図7参照)の高さ位置より、僅かに上方に設定されている。
駆動部14hが制御装置(図示せず)の制御によって動作することで、プッシュフレーム14fがリニアガイド14dに案内されて前後動する。すなわち、プッシュ板14gが前後動する。
これにより、プッシュ板14gは、支持ローラ12eに近接して前後動可能となっており、支持ローラ12eに載置された長尺製品Pは、プッシュ板14gによって前方に押圧移動される。
既述のように、制御装置(図示せず)の制御の下、昇降部18A〜18Cの動作によって、昇降プレート16A〜16Cは、図2〜図5に示される下降位置から上昇し、図6〜図8に示される上昇位置に達して維持される。
上昇する部材は、昇降プレート16A〜16Cと、昇降プレート16A〜16Cに取り付けられているローラユニット12A〜12C及びプッシュユニット14A〜14Cと、である。
振れ止め組体15k及び側壁13A〜13Cは上昇しない。
従って、側壁13A〜13Cの後面に沿って、ローラユニット12A〜12Cの前縁部が上下動する。
<長尺製品の製品ストッカ52への移載>
次に、搬出コンベア51に載置された長尺物である長尺製品Pを、製品ストッカ52に移載させる動作を説明する。
ここで長尺製品Pは、図4に一点鎖線で示される断面のアングル材とする。長尺製品Pは、コンベア装置9から、ローラユニット12A〜12Cが下降位置にあるときに移送される。
まず、制御装置(不図示)は、昇降部18A〜18Cを動作させて、昇降プレート16A〜16Cを、図4に示される下降位置から上昇させる。これにより、長尺製品Pが載ったローラユニット12A〜12Cとプッシュユニット14A〜14Cとは上昇する。
制御装置は、昇降プレート16A〜16Cが図7に示される上昇位置に達したら、上昇を停止してその位置で維持する。
既述のように、スペーサプレート17の上面の高さ位置は、支持ローラ12eの上端部12e1よりわずかに低くなっている。
そして、昇降プレート16A〜16Cの上昇位置において、案内板13gの高さ位置は、スペーサプレート17の上面よりもわずかに低い位置にある。
次に、制御装置は、駆動部14hを動作させて、プッシュ板14gを前進させる(図10参照)。ローラユニット12A(〜12C)上の長尺製品Pは、前進するプッシュ板14gによって押され、支持ローラ12e上を滑って前方に移動する。
プッシュ板14gが移動可能な最前位置は、図10に示されるように、案内板13gよりも前方に設定されている。
そのため、長尺製品Pは、支持ローラ12eから案内板13gの上へと滑って傾斜案内板13hに達し、その後、自重により傾斜案内板13hに沿って傾斜落下する。
少なくともプッシュ板14gによって、支持ローラ12eに支持された長尺製品Pは、ローラユニット12A(〜12C)の側方に排出される。
傾斜案内板13hは、図1及び既述のように、傾斜ガイドパネル52aに連続的に接続しているので、長尺製品Pは、そのまま傾斜ガイドパネル52aに沿って傾斜落下し、製品ストッカ52に達する。
これにより、長尺製品Pの、搬出コンベア51から製品ストッカ52への移載が完了する。
ここで、搬出コンベア51では、図5及び図11(a)などに示されるように、側壁13A〜13Cの後面13Aa〜13Caとコンベア12であるローラユニット12A〜12Cの前縁部とが、前後方向に食い込むように形成された対向構造TKを有している。
この対向構造TKは、側壁13A〜13Cそれぞれについて同様なので、代表として側壁13Aとローラユニット12Aとの対向構造TKについて詳述する。
図11(a)は、側壁13A及びローラユニット12Aの一部を示した上面図である。
図11(a)及び図5に示されるように、側壁13Aの後面13Aaには、後方側に突出して上下方向に延在するリブ状の突出部21が、左右方向に離隔して複数設けられている。
突出部21は、上方視形状が後方に凸の二等辺三角形となる三角柱状とされている。ここで上方視形状とは、上方から見た形状のことを意味する。
従って、突出部21は、コンベア12の長手方向(左右方向)と斜めに交わる部分を有して形成される。
突出部21の上下方向の長さは、ローラユニット12A〜12Cが下降位置から上昇位置までの少なくとも下降位置側において、突出部21とスペーサプレート17とが対向するように設定されている。
また、突出部21の水平断面形状及び寸法は、高さによらず一定であることが望ましい。
一方、ローラユニット12Aにおけるスペーサプレート17の凹部17aは、突出部21に対応した二等辺三角形で後方側に抉られた形状に形成されている。
突出部21と凹部17aとは、突出部21が凹部17aに進入した近接状態とされており、その状態で昇降するようになっている。
これにより、下降位置と上昇位置との間において、側壁13Aとローラユニット12Aとの間の隙間Dは、左右方向に一直線状にはならず、所定間隔で後方側に入り込む折れ線状の部分(折れ曲がり線部Ds1)を含んで形成される。
折れ曲がり線部Ds1は、コンベア12の長手方向(左右方向)と斜めに交わる(斜交する)部分である。
図11(b)は、上方から見た隙間Dを線状の隙間形状線Dsとして模式的に示した図である。
図11(b)に示されるように、隙間形状線Dsは、所定間隔(ピッチPT)で後方側に入り込み三角の折れ線状となった折れ曲がり線部Ds1を複数個所有する。図11(b)において、ピッチPTは、折れ曲がり線部Ds1の頂点位置の間隔として記載してある。
これにより、例えばアングル材の長尺製品Pの縁部を示す縁部ラインPsと、隙間形状線Dsと、が完全に一致することはない。
詳しくは、縁部ラインPsが、隙間形状線Dsにおける同一直線上に位置する部分である一直線部Ds2に位置しても、必ず折れ曲がり線部Ds1の根本部分を跨ぐようになる。
すなわち、隙間Dの一直線上の部分に長尺製品Pの縁部が位置しても、その縁部は複数の突出部21に支持され、隙間Dに入りこむことはない。
また、ピッチPTを、この搬出コンベア51で移送する長尺製品Pの最小長さよりも小さく設定するとよい。
例えば、搬出コンベア51がレーザ加工機3の搬出コンベアとして用いられる場合、レーザ加工機3の仕様上の最小切断長さよりも、ピッチPTを小さく設定する。
これにより、長尺製品Pが隙間Dに入り込むことを、より確実に防止できる。
理解を深めるため、従来の対向構造TKjを図12に示す。
図12(a),(b)は、それぞれ図11(a),(b)に対応する図である。
図12(a)において、従来のローラユニット112には、実施例のスペーサプレート17に相当する部材が設けられていない。また、側壁113の後面113aに、実施例の突出部21に相当するリブ状の形状が形成されていない。
従って、側壁113とローラユニット112との間の隙間DDは、図12(b)に模式的に隙間形状DDsとしても示されるように、一直線状となる。
このため、アングル材などの長尺製品Pの縁部を示す縁部ラインPsと、隙間形状DDsとが合致する場合があり、この場合、縁部は隙間DDに入り込んでしまう。
この対向構造TKjに対し、実施例の対向構造TKは、突出部21が凹部17a側に入り込み、隙間Dが一直線状になっていない。
これにより、長尺製品Pの縁部が隙間Dに入り込むことはない。
対向構造TKによれば、突出部21と凹部17aとの隙間は、極小である必要はない。そのため、構造及び組立ての観点で困難性はなく、容易に実現できる。
また、突出部21は汎用部材の追加で形成でき、凹部17aは、スペーサプレート17をプレスで成形する場合そのプレス金型の形状に応じて形成できる。そのため、突出部21及び凹部17aの追加でのコストアップは僅かである。
また、摺動部分がないので部材の交換が不要であり、実質的にメンテナンスは不要である。
このように、搬出コンベア51は、ローラユニット12A〜12Cに載置された長尺物の側方への移載を、コストアップを抑制した実現容易な構造で、隙間に長尺物が入り込むことなく良好に行うことができる。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよい。
対向構造TKは、突出部21が上方視の断面形状が後方に凸の二等辺三角形となる三角柱状に形成されるものに限定されない。
例えば、変形例1として、図13(a)に示されるように、突出部21は、上方視の断面形状が後方に凸の弧状となる突出部21Bであってもよい。この場合、スペーサプレート17の凹部17aは、突出部21Bに対応して凹の弧状に切り込まれた凹部17aBとされる。
変形例1での隙間DBの模式的な隙間形状線DsBは、図13(b)に示される。
隙間形状線DsBは、一直線状にならず、所定間隔(ピッチPT1)で後方側に入り込み四角の折れ線状となった折れ曲がり線部DsB1を複数個所有する。
すなわち、折れ曲がり線部DsB1は、コンベア12の長手方向(左右方向)と斜交する部分である。
突出部21と凹部17aとの凹凸関係を逆転させ、前方に凸となる変形例2としてもよい。
変形例2は、図14(a)に示されるように、側壁13A〜13Cに、コンベア12とは反対側の前方に向け陥没し上下方向に延在する陥没部21Cを設け、スペーサプレート17には、陥没部21Cに対応して前方に突出し、陥没部21Cに進入する凸部17aCを設けたものである。陥没部21C及び凸部17aCの上方視形状は、例えば三角形とされる。
変形例2での隙間DCの模式的な隙間形状線DsCは、図14(b)に示される。
隙間形状線DsCは、一直線状にならず、所定間隔(ピッチPT2)で前方側に入り込み三角形の折れ線状となった折れ曲がり線部DsC1を複数個所有する。
すなわち、折れ曲がり線部DsC1は、コンベア12の長手方向(左右方向)と斜交する部分である。
上述の実施例及び変形例では、対向構造TKを、側壁13A〜13Cとローラユニット12A〜12Cとの隙間D,DB,DCが一直線状にならないよう前方又は後方に入り込んだ折れ曲がり線部を形成する形状にしている。
これにより、隙間D,DB,DCに長尺製品Pの縁部が入り込むことがなく、ローラユニット12A〜12Cを上昇させて行う長尺製品Pの搬出コンベア51から側方への移載を、良好に実行することができる。
また、実施例及び変形例の対向構造TKは、コストアップを抑制して、構造上及び組立上、容易に実現することができる。
ピッチPT1,PT2は、実施例におけるピッチPTと同様に、変形例1,2を適用した搬出コンベア51で移送する長尺製品Pの最小長さよりも小さく設定するとよい。また、搬出コンベア51がレーザ加工機3の搬出コンベアとして用いられる場合、レーザ加工装置1の仕様上の最小切断長さよりも、ピッチPT1,PT2を小さく設定する。
これにより、変形例1,2においても、長尺製品Pが隙間Dに入り込むことを、より確実に防止できる。
プッシュ板14gは、長尺製品Pの長手方向である左右方向に対し、直交する方向(前後方向)に往復動するものに限定されない。ローラユニット12A〜12Cに載置された長尺製品Pを傾斜案内板13hへと押し出せる十分なストロークを有するものであれば、左右方向に対し斜交する(交わる)方向に往復動するものでもよい。
搬出コンベア51は、案内板13g及び傾斜案内板13hの一方又は両方とも備えてなくてよい。少なくともプッシュ板14gによって、支持ローラ12eに支持された長尺製品Pを、ローラユニット12A(〜12C)の側方に排出するものであればよい。
本発明の実施の形態に係る長尺物用コンベア装置は、上述のレーザ加工装置1に適用される搬出コンベア51に限らず、長尺物をその長手方向に移送可能に載置し、側方に配置された別の装置に、コンベアを上昇させて移載させるものであればよい。
また、上述の実施例及び各変形例は、可能な範囲で組み合わせてよい。
1 レーザ加工装置
3 レーザ加工機
3a 加工機本体、 3b 回転チャック、 3c レーザ加工ヘッド
5 ワーク搬入装置、 5a チャック装置
7 ワークシュータ、 7a 収容ボックス
9 コンベア装置
11 ベース架台、 11aA〜11aC サイドパネル
12 コンベア
12A〜12C ローラユニット、 12d ローラホルダ
12e 支持ローラ、 12e1 上端部
13,13A〜13C 側壁
13Aa〜13Ca 後面、 13g 案内板、 13h 傾斜案内板
14A〜14C プッシュユニット
14d リニアガイド、 14e ブロック部
14f プッシュフレーム、 14g プッシュ板、 14h 駆動部
15f,15r 振れ止め部
15f1,15r1 振れ止めローラ、 15k 振れ止め組体
15g ガイドレール
16A〜16C 昇降プレート
17 スペーサプレート
17a,17aB 凹部、 17aC 凸部
18A〜18C 昇降部
21,21B 突起部、 21C 陥没部
51 搬出コンベア、 52 製品ストッカ、 52a 傾斜ガイドパネル
D,DB,DC 隙間、 Ds,DsB,DsC 隙間形状線
Ds1,DsB1,DsC1 突出部、 Ds2 一直線部
P 長尺製品、 Ps 縁部ライン、 PT,PT1,PT2 ピッチ
TK,TKj 対向構造

Claims (4)

  1. 長尺物を長手方向に移動可能に支持し、第1の高さ位置と前記第1の高さ位置よりも高い第2の高さ位置との間で昇降するコンベアと、
    前記コンベアの一側部側において前記コンベアと対向配置された側壁と、
    前記コンベアの他側部側に配置され前記コンベアと共に昇降し、前記コンベアの上方を前記長手方向と交わる方向に往復動するプッシュ板を有するプッシュユニットと、
    を備え、
    前記側壁は、前記コンベアに向け突出した突出部又はコンベアの反対側に向け陥没した陥没部を有し、
    前記コンベアは、前記側壁が前記突出部を有する場合に前記突出部が進入する凹部を有し、前記側壁が前記陥没部を有する場合に前記陥没部に進入する凸部を有していることを特徴とする長尺物用コンベア装置。
  2. 前記側壁が前記突出部を有する場合は、前記突出部の上方視形状が前記長手方向と斜交する部分を有して形成され、
    前記側壁が前記陥没部を有する場合は、前記凸部の上方視形状が、前記長手方向と斜交する部分を有して形成されていることを特徴とする請求項1記載の長尺物用コンベア装置。
  3. 前記側壁が前記突出部を有する場合は前記突出部と前記凹部との組が、前記側壁が前記陥没部を有する場合は前記陥没部と前記凸部との組が、前記長手方向に複数設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の長尺物用コンベア装置。
  4. 前記長尺物を所定の長さに切断して長尺製品とする加工機の前記長尺製品の搬出コンベアとして用いられ、
    前記側壁が前記突出部を有する場合は前記突出部と前記凹部との複数の前記組が、前記側壁が前記陥没部を有する場合は前記陥没部と前記凸部との前記複数の前記組が、前記所定の長さの最小値よりも小さいピッチで設けられていることを特徴とする請求項3記載の長尺物用コンベア装置。
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