JP6588252B2 - 植物栽培装置 - Google Patents

植物栽培装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6588252B2
JP6588252B2 JP2015130657A JP2015130657A JP6588252B2 JP 6588252 B2 JP6588252 B2 JP 6588252B2 JP 2015130657 A JP2015130657 A JP 2015130657A JP 2015130657 A JP2015130657 A JP 2015130657A JP 6588252 B2 JP6588252 B2 JP 6588252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cultivation
reflector
plant cultivation
plant
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015130657A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017012050A (ja
Inventor
弘至 緒方
弘至 緒方
多賀 和夫
和夫 多賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko KK
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2015130657A priority Critical patent/JP6588252B2/ja
Publication of JP2017012050A publication Critical patent/JP2017012050A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6588252B2 publication Critical patent/JP6588252B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

この発明は、たとえばLED照明装置を光源として使用し、かつ植物工場、野菜工場、育苗装置などで用いられる植物栽培装置に関する。
この明細書および特許請求の範囲において、図1の上下、左右を「上下」、「左右」といい、図2の右側を「前」、同左側を「後」というものとする。
LED照明装置を用いた植物栽培装置として、本出願人は、先に、複数の支柱、および支柱を利用して設けられかつ植物が植えられた栽培槽を載せる載置部を有する栽培ラックと、載置部の上方に間隔をおいて栽培ラックに配置された照明装置とを備えており、栽培ラックが、6つの仮想壁で囲まれた仮想直方体状の栽培領域を有しており、栽培ラックの隣り合う支柱間に横桟が配置され、前後方向内面に反射面を有する反射板が、栽培領域の前仮想壁および後仮想壁に位置するように、栽培ラックの前側部分および後側部分の横桟に着脱自在に吊持されている植物栽培装置を提案した(特許文献1参照)。
特許文献1記載の植物栽培装置によれば、照明装置の灯具から発せられた光を前後の反射板の反射面により反射させて植物に当てることができるので、植物の育成に必要な光量子束密度を確保するために必要な最小数の灯具を使用した上で、栽培槽に植えられた植物に発せられる光量子束密度を均一化することができる。
また、上記装置によれば、栽培領域の前仮想壁および後仮想壁に配置される反射板を必要に応じて取り外すことにより、例えば、植物の生育状態の確認や、植物の収穫や、照明装置等のメンテナンスを支障なく行うことができる。
しかしながら、特許文献1記載の植物栽培装置の場合、特に栽培ラックの高所に設置された反射板を着脱する作業には危険を伴うおそれがあり、また、取り外した反射板を仮置きするスペースが必要となる上、そのスペースが栽培ラックから離れていれば、作業者の移動や反射板の運搬の負担が大きくなる、という問題があった。
さらに、上記装置の場合、例えばテーブルや床等に仮置きされた反射板に、埃・菌・カビ等が付着して、栽培衛生上好ましくない状態となるおそれがあり、また、反射板の反射面に埃・汚れ等が付着したり傷が付いたりすることによって、反射性能が低下するおそれがあった。
特開2015−73511号公報
この発明の目的は、たとえば植物の生育状態の確認、植物の収穫、照明装置等のメンテナンスを行う際に、栽培ラックの側面の反射板を取り外して離れた場所に運搬・保管する必要がなく、従って、作業者の負担が軽減され、反射板の衛生状態や反射性能が損なわれるおそれがない植物栽培装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)複数の支柱、および支柱を利用して設けられかつ植物が植えられた栽培槽を載せる載置部を有する栽培ラックと、載置部の上方に間隔をおいて栽培ラックに配置された照明装置とを備えており、載置部と照明装置との間に栽培領域が設けられている植物栽培装置であって、
栽培ラックが仮想直方体内に収まるような形状であり、前記仮想直方体の前後側面のうち少なくともいずれか一方に、栽培領域内側を向いた反射面を有する反射板が、その上辺部に沿ってのびる水平軸を中心として回動可能に、かつ栽培領域外側を向く跳ね上げ位置と照明装置上方の非栽培領域に収まる収納位置との間を前後方向移動可能に設けられている、植物栽培装置。
2)照明装置上方の非栽培領域に、反射板がまたがって載せられるように前後方向にのびかつ互いに左右方向に間隔をおいた左右支持部材が設けられている、上記1)の植物栽培装置。
3)反射板における反射面の左右各上隅部に、左右方向にのびる水平軸を中心として回転可能なガイドローラが設けられ、左右各支持部材が、互いに他方の支持部材に向かって開口した溝形材から形成されていて、その内部に左右各ガイドローラが転動可能にかつ脱落不能に収容されている、上記2)の植物栽培装置。
4)反射板の上辺部に、下方に向かって屈曲した上フック部が設けられ、栽培ラックに、上フック部が着脱自在に係り止められて反射板の回動中心となされる水平軸部材が設けられている、上記2)の植物栽培装置。
5)反射板の下辺部に、上方に向かって屈曲しかつ反射板が収納位置にあるときに水平軸部材に着脱自在に係り止められる下フック部が設けられている、上記4)の植物栽培装置。
上記1)の植物栽培装置によれば、例えば植物の生育状態の確認等を行う際には、反射板を跳ね上げ位置まで回動させた後、収納位置まで前後方向内方に移動させることにより、反射板が照明装置上方の非栽培領域に収まるので、簡単かつ安全に作業を行うことができる上、作業者の移動や反射板の運搬の負担も解消され、さらに、反射板の衛生状態や反射性能が損なわれるおそれもない。
上記2)の植物栽培装置によれば、跳ね上げ位置の反射板を前後方向内方に移動させて左右支持部材にまたがって載せることにより、反射板が収納位置に配置保持されるので、その作業が容易である。
また、上記2)の植物栽培装置の場合、左右各支持部材は、例えば栽培ラックの前後に隣り合う支柱間に渡し止めることができるので、栽培ラックの構造が複雑にならず、コストが抑えられ、製造も容易である。
上記3)の植物栽培装置によれば、反射板を左右ガイドローラの水平軸を中心として容易に回動させることができる上、跳ね上げ位置と収納位置との間の反射板の移動は、反射板を前後方向内方に押すかまたは前後方向外方に引っ張ることにより、左右ガイドローラが左右支持部材を構成する溝形材内を転動させられて行われるため、移動操作がきわめて簡単かつスムーズであり、優れた作業性が得られる。
上記4)の植物栽培装置によれば、反射板をその上フック部が係り止められた水平軸部材を中心として容易に回動させることができ、また、跳ね上げ位置と収納位置との間の反射板の移動は、上フック部を水平軸部材から外して左右支持部材上を前後方向にスライドさせることによって行われるため、移動操作が比較的簡単であり、優れた作業性が得られる。
しかも、上記4)の植物栽培装置によれば、反射板や支持部材の構造が簡素化されるため、製造が容易となり、コストが抑えられる。
上記5)の植物栽培装置によれば、反射板が収納位置にあるときにその下フック部が水平軸部材に係り止められるため、反射板が照明装置上方の非栽培領域に必要以上に入り込むのが防止され、収納位置から跳ね上げ位置まで引き出す操作を容易に行いうる。
この発明の第1実施形態に係る植物栽培装置を示す正面図である。 同植物栽培装置の左側面図である。 図1のIII−III線に沿う拡大断面図である。 図3の要部拡大図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 この発明の第2実施形態に係る植物栽培装置を示す図4相当図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 図6および図7に示す反射板の変形例を示す部分省略断面図である。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。以下の実施形態は、この発明による植物栽培装置を植物の水耕栽培に適用したものである。
以下の説明において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
<第1実施形態>
図1および図2は、この発明の第1実施形態に係る植物栽培装置の全体構成を示しており、図3〜図5は、同装置の要部の構成を示している。
図1〜図5において、植物栽培装置(1)は、水耕栽培用の栽培槽(2)を載せる複数の載置部(4)が上下方向に間隔をおいて設けられた栽培ラック(3)と、各載置部(4)の上方に間隔をおいて栽培ラック(3)に配置されたLED照明装置(5)とを備えており、載置部(4)とLED照明装置(5)との間に栽培領域(S1)が設けられている。
LED照明装置(5)は、載置部(4)に対するLED照明装置(5)の高さ位置を変更しうるように栽培ラック(3)に取り付けられているのが好ましい。
図示は省略したが、栽培槽(2)の上側はカバーにより覆われ、植物は、根がカバーの下側に広がるとともに茎がカバーに形成された貫通穴を通してカバーの上方に伸びるように、栽培槽(2)に植えられる。
そして、栽培槽(2)におけるカバーよりも下方の部分に、水分や栄養分を含む養液が供給され、この養液が循環利用される。
栽培槽(2)は、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂を用いて成形されている。
また、図示は省略したが、植物栽培装置(1)は、養液タンク、養液供給管、および養液タンク内の養液を養液供給管を通して栽培槽(2)に供給するポンプを有する養液供給装置を備えている。
栽培ラック(3)は、前後方向に間隔をおいて配置されたアルミニウム押出形材製の2本の垂直状の支柱(6)からなる支柱対を、左右方向に間隔をおいて少なくとも2対(ここでは4対)備えている。各支柱(6)の下端は、栽培ラック(3)が設置される床面に固定されている。各支柱(6)は、垂直角筒状のものである。
前側の左右に隣り合う支柱(6)どうしの間、および後側の左右に隣り合う支柱(6)どうしの間に、左右方向にのびる複数のアルミニウム押出形材製第1横桟(7)が上下方向に間隔をおいて配置されているとともに、各第1横桟(7)の両端が支柱(6)に固定されている。
また、各支柱対を構成する前後2本の支柱(6)どうしの間に、前後方向にのびる複数のアルミニウム押出形材製第2横桟(8)が第1横桟(7)と同一高さに位置するように上下方向に間隔をおいて配置されているとともに、各第2横桟(8)の両端が支柱(6)に固定されている。
各横桟(6)(7)は、下方に開口したチャンネル状のものであって、その両端部が適当な固定金具(図示略)を介して支柱(6)の側面に固定されている。
また、図示は省略したが、上端位置の第1横桟(7)を除いた同一高さ位置にある前後の第1横桟(7)間に、前後方向にのびる複数のアルミニウム押出形材製中桟が左右方向に間隔をおいて配置されているとともに、各中桟の両端が第1横桟(7)に固定されている。
そして、同一高さ位置にある中桟、第2横桟(8)および第1横桟(7)によって、各載置部(4)が形成されている。
LED照明装置(5)は、額縁状の水平枠(51)と、左右方向にのびかつ前後に間隔をおいて水平枠(51)に着脱自在に取り付けられた複数の直管状LED灯具(52)と、LED灯具(52)の上方に位置するように水平枠(51)に着脱自在に取り付けられかつ下向きの反射面を有する板状の反射部材(53)とを備えている。
反射部材(53)としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂などの合成樹脂製シート、アルミニウム板、表面に樹脂がコーティングされた鋼板、表面に金属が蒸着された合成樹脂板が用いられる。
水平枠(51)は、左右方向にのびるアルミニウム押出形材製の前後枠部材(511)と、前後方向にのびかつ前後枠部材(511)の左端部間および右端部間にそれぞれ介在されてこれらの端部に固定されているアルミニウム押出形材製の左右枠部材(512)とよりなる。前後枠部材(511)はそれぞれ、垂直壁(511a)と、垂直壁(511a)の上縁から前後方向内方にのびる水平壁(511b)とよりなる横断面倒立L形のものである(図4参照)。左右枠部材(512)はそれぞれ、垂直壁(512a)と、垂直壁(512a)の下縁から前後方向外方に向かって張り出した張出壁(512b)とよりなる横断面略L形のものである(図5参照)。
左右方向に隣り合う支柱対それぞれの前後支柱(6)の左右方向内側面に、複数のアルミニウム押出形材製の受けレール(9)が上下方向に間隔をおいて架設されている。そして、これらの受けレール(9)によって、LED照明装置(5)の左右両側縁部が支持されている。
各受けレール(9)は、垂直壁(91)、および垂直壁(91)の上端近傍からLED照明装置(5)側に突出した水平壁(92)よりなる横断面略横向きT形のものである(図5参照)。
各受けレール(9)は、その垂直壁(91)が、支柱(6)の側面における最下位の第1横桟(7)を除いた第1横桟(7)から下方に所定距離をおいた高さ位置に固定されている。
各受けレール(9)の水平壁(92)には、LED照明装置(5)の左右各枠部材(512)の張出壁(512b)が、前後方向スライド自在に載置されている。
直管状をした各LED灯具(52)は、その左右端部が、水平枠(51)における左右枠部材(512)の垂直壁(512b)に形成された切り欠き内に嵌め入れられ、水平枠(51)に着脱自在に取り付けられたアルミニウム押出形材製の押さえ部材(54)によって固定されている。
押さえ部材(54)は前後方向にのびる水平帯板状のものであって、その前後端部が、水平枠(51)の前後枠部材(511)の水平壁(511b)の左右各端部にねじ(図示略)によって固定されている(図5参照)。
そして、LED灯具(52)の左右各端部が、弾性部材(図示略)を介して押さえ部材(54)により上方から押さえられることによって、LED灯具(52)が水平枠(51)に固定されている。
また、各押さえ部材(54)には、水平枠(51)内方に開口した嵌入溝(541)が形成されている。
反射部材(53)は、その左右両側縁部が左右押さえ部材(54)の嵌入溝(541)内に嵌め入れられるとともに、押さえ部材(54)の嵌入溝(541)の上壁部、および反射部材(53)を貫通したねじ(図示略)を、押さえ部材(54)の嵌入溝(541)の下壁部に設けられたねじ穴(図示略)にねじ嵌めることによって、押さえ部材(54)に着脱自在に固定されている。したがって、反射部材(53)は、LED灯具(52)とは別個に水平枠(51)に対して着脱自在となっている。
また、反射部材(53)には、LED灯具(52)の電源(図示略)から発せられる熱を逃がすための貫通穴(531)が形成されている(図4参照)。
各LED照明装置(5)の上方、より詳細には、各LED照明装置(5)とその上方に位置する中桟、第2横桟(8)および第1横桟(7)との間には、所定のスペースが設けられており、同スペースが、後述する反射板(10)を収納するための非栽培領域(S2)を構成している。
栽培ラック(3)は、仮想直方体内に収まるような形状、すなわち前後両側面の左右両端の4本の支柱(6)、前後両側面の上下両端の全第1横桟(7)が稜となる仮想直方体内に収まる形状である。
そして、当該仮想直方体の前側面および後側面に、栽培領域(S1)内側を向く反射面(10a)を有する反射板(10)が、その上辺部に沿ってのびる水平軸を中心として回動可能に、かつ栽培領域(S1)外側を向く跳ね上げ位置とLED照明装置(5)上方の非栽培領域(S2)に収まる収納位置との間を前後方向移動可能に設けられている。
この実施形態では、反射板(10)は、仮想直方体の前後各側面において、上下方向に隣り合う第1横桟(7)および左右に隣り合う支柱(6)によって囲まれた部分(ここでは縦3列、横4列の計12の部分)に、それぞれ1枚ずつ、回動可能かつ前後方向移動可能に設けられている。
反射板(10)としては、反射部材(53)と同じく、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂などの合成樹脂製シート、アルミニウム板、表面に樹脂がコーティングされた鋼板、表面に金属が蒸着された合成樹脂板が用いられる。
各LED照明装置(5)上方の非栽培領域(S2)に、収納位置の反射板(10)がまたがって載せられるように前後方向にのびかつ互いに左右方向に間隔をおいた左右支持部材(11)が設けられている。
左右支持部材(11)は、左右方向に隣り合う支柱対それぞれの前後支柱(6)の左右方向内側面における各非栽培領域(S2)に臨んだ高さ位置に、架設されている。そして、左右各支持部材(11)の前半部が、仮想直方体の前側面に設けられた反射板(10)をその収納位置で支持し、各支持部材(11)の後半部が、仮想直方体の後側面に設けられた反射板(10)をその収納位置で支持するようになっている。
左右各支持部材(11)は、互いに他方の支持部材(11)に向かって開口したアルミニウム押出形材製のリップ溝形材から形成されている。各支持部材(11)の前後両端開口は、同開口に着脱自在に嵌め入れられるエンドキャップ(12)によって閉鎖されている。
反射板(10)の反射面(10a)の上辺部にローラ取付用ステー(13)が設けられている。ステー(13)は、左右方向にのびる角柱状のものであって、反射面(10a)の上辺部に固定されている。ステー(13)の中心部には貫通穴(131)があけられており、この貫通穴(131)に、ステー(13)の全長よりもやや長いローラ支持軸(14)(水平軸)が回転可能に挿通させられている。ステー(13)の全長は、反射板(10)の左右横幅よりもやや短いものとなされている。ローラ支持軸(14)は、その全長が反射板(10)の左右横幅とほぼ同じとなされていて、ローラ支持軸(14)の左右端部がステー(14)の左右端から所要長さだけ突出させられている。
ローラ支持軸(14)の左右端部には、それぞれガイドローラ(15)が取り付けられている。左右各ガイドローラ(15)は、左右各支持部材(11)の内部に、同部材(11)の前端開口、後端開口、または上壁(111)の長さ中央付近に形成された切欠き(111)(図3参照)を通じて収容され、支持部材(11)の下壁(112)上面を前後方向に転動させられるようになっている。ローラ支持軸(14)の左右突出部分は、左右各支持部材(11)における上下壁(111)(112)間の側方開口を通されている。各支持部材(11)の前後両端開口に嵌められたエンドキャップ(12)により、支持部材(11)内からのガイドローラ(15)の脱落が防止されている。
各反射板(10)は、使用時においては、反射面(10a)を栽培領域(S1)内側に向けた垂直な状態で、栽培ラック(3)の前後両側面に配置されている。より詳細には、各反射板(10)は、左右ガイドローラ(15)、ローラ支持軸(14)およびステー(13)を介して、左右支持部材(11)の前端部または後端部によって、垂下状に支持され、その反射面(10a)によって、LED灯具(52)から照射された光の一部を栽培槽(2)の植物に向けて反射させる。
一方、栽培槽(2)の植物の生育状態の確認、植物の収穫、LED照明装置(5)のメンテナンス等を行う際、言い換えれば、栽培領域(S1)の前後両側を開放させたい場合には、反射板(10)を、ローラ支持軸(14)を中心として約90°回動させて、前後方向外方を向く跳ね上げ位置まで移動させる。さらに、跳ね上げ位置の反射板(10)を、栽培ラック(3)の内側、すなわち前後方向内方に向かって押すと、左右ガイドローラ(15)が左右支持部材(11)内を転動させられて、反射板(10)が前後方向内方に移動し、LED照明装置(5)上方の非栽培領域(S2)にある収納位置に来る。収納位置において、反射板(10)は、その左右辺部が左右支持部材(11)の上壁(111)に受けられて、ほぼ水平な状態に保持されている。
栽培領域(S1)に対する必要な作業が終了したら、上記と逆の操作、すなわち、収納位置の反射板(10)を、前後方向外方に向かって引き出すことにより跳ね上げ位置まで移動させた後、ここから約90°回動させて垂直下向きの使用状態に戻せばよい。
<第2実施形態>
図6および図7は、この発明の第2実施形態に係る植物栽培装置の要部の構成を示しており、図8は、同装置の反射板の変形例を示している。
この実施形態の植物栽培装置(1X)は、以下の点を除いて、図1〜図5に示す第1実施形態の植物栽培装置(1)と同一である。
すなわち、図6および図7に示す植物栽培装置(1X)では、反射板(10X)の上辺部に、下方に向かって反射面(10a)側に略L形に屈曲した上フック部(101)が設けられている。上フック部(101)は、反射板(10)の一部を折り曲げ加工することにより形成されている。
左右各支持部材(11X)は、前後方向にのびる垂直壁(113)と、垂直壁(113)の下縁から他方の支持部材(11X)に向かって左右方向内方にのびる水平壁(114)とを有する断面L形のアルミニウム押出形材から形成されている。左右各支持部材(11X)の垂直壁(113)は、左右方向に隣り合う支柱対それぞれの前後支柱(6)の左右方向内側面における各非栽培領域に臨んだ高さ位置に跨って取り付けられている。そして、左右支持部材(11X)の水平壁(114)によって収納位置の反射板(10X)の左右辺部が受けられ、反射板(10X)が同位置に保持されるようになっている。
反射板(10X)には、ステー、ローラ支持軸および左右ガイドローラは設けられておらず、これに代えて、左右各支持部材(11X)の垂直壁(113)の前後各端部に、水平軸部材(16)が、左右方向内方に向かって突出状に設けられている。
各水平軸部材(16)の先端には、係止ローラ(17)が回転可能に取り付けられている。そして、左右に向かい合う水平軸部材(16)先端の係止ローラ(17)に、反射板(10X)の上フック部(101)の左右端部が係り止められ、反射板(10X)が両水平軸部材(16)を中心として回動可能となされている。
跳ね上げ位置と収納位置との間の反射板(10X)の移動は、上フック部(101)を水平軸部材(16)先端の係止ローラ(17)から外して左右支持部材(11X)の水平壁(114)上面を前後方向にスライドさせることによって行われる。
また、反射板(10X)の下辺部に、上方に向かって反射面側に略L形に屈曲した下フック部(102)が設けられている。下フック部(102)は、反射板(10X)の一部を折り曲げ加工することにより形成されている。
下フック部(102)は、反射板(10X)が収納位置にあるときに、左右に向かい合う水平軸部材(16)先端の係止ローラ(17)に着脱自在に係り止められ、それによって、反射板(10X)が非栽培領域(S2)に必要以上に入り込むのが防止される。
図8に示すように、反射板(10X)の上フック部(101)は、反射板(10X)とは別体に設けられた断面略コ形の上フック部材(101A)を反射板(10)の反射面(10a)の上辺部に固定することにより形成してもよい。
また、図示は省略したが、反射板(10X)の下フック部(102)についても、反射板(10X)とは別体に設けられた断面略コ形の下フック部材を反射板(10X)の反射面(10a)の下辺部に固定することにより形成することができる。
なお、上記各実施形態では、栽培ラック(3)の前後両側面に可動式の反射板(10)(10X)が設けられているが、栽培作業等を行う作業者が向き合う側面が前後いずれか一方の側面のみである場合、同一方の側面のみに可動式反射板を設け、他方の側面に反射板を固定状に設けるようにしてもよい。
この発明による植物栽培装置は、LED照明装置を人工光源とする植物工場、野菜工場、育苗装置などにおいて好適に用いられる。
(1)(1X):植物栽培装置
(2):栽培槽
(3):栽培ラック
(4):載置部
(5):LED照明装置
(6):支柱
(10)(10X):反射板
(10a):反射面
(101):上フック部
(102):下フック部
(11)(11X):左右支持部材
(14):ローラ支持軸
(15):ガイドローラ
(16):水平軸部材
(17):係止ローラ
(S1):栽培領域
(S2):LED照明器具上方の非栽培領域

Claims (5)

  1. 複数の支柱、および支柱を利用して設けられかつ植物が植えられた栽培槽を載せる載置部を有する栽培ラックと、載置部の上方に間隔をおいて栽培ラックに配置された照明装置とを備えており、載置部と照明装置との間に栽培領域が設けられている植物栽培装置であって、
    栽培ラックが仮想直方体内に収まるような形状であり、前記仮想直方体の前後両面に、栽培領域内側を向いた反射面を有する反射板が、その上辺部に沿ってのびる水平軸を中心として回動可能に、かつ栽培領域外側を向く跳ね上げ位置と照明装置上方の非栽培領域に収まる収納位置との間を前後方向移動可能に設けられている、植物栽培装置。
  2. 照明装置上方の非栽培領域に、反射板がまたがって載せられるように前後方向にのびかつ互いに左右方向に間隔をおいた左右支持部材が設けられている、請求項1記載の植物栽培装置。
  3. 反射板における反射面の左右各上隅部に、左右方向にのびる水平軸を中心として回転可能なガイドローラが設けられ、左右各支持部材が、互いに他方の支持部材に向かって開口した溝形材から形成されていて、その内部に左右各ガイドローラが転動可能にかつ脱落不能に収容されている、請求項2記載の植物栽培装置。
  4. 反射板の上辺部に、下方に向かって屈曲した上フック部が設けられ、栽培ラックに、上フック部が着脱自在に係り止められて反射板の回動中心となされる水平軸部材が設けられている、請求項2記載の植物栽培装置。
  5. 反射板の下辺部に、上方に向かって屈曲しかつ反射板が収納位置にあるときに水平軸部材に着脱自在に係り止められる下フック部が設けられている、請求項4記載の植物栽培装置。
JP2015130657A 2015-06-30 2015-06-30 植物栽培装置 Active JP6588252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015130657A JP6588252B2 (ja) 2015-06-30 2015-06-30 植物栽培装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015130657A JP6588252B2 (ja) 2015-06-30 2015-06-30 植物栽培装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017012050A JP2017012050A (ja) 2017-01-19
JP6588252B2 true JP6588252B2 (ja) 2019-10-09

Family

ID=57827366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015130657A Active JP6588252B2 (ja) 2015-06-30 2015-06-30 植物栽培装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6588252B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109197547B (zh) * 2017-05-22 2021-05-25 浙江方园药业有限公司 一种基于太阳能led灯和智能喷灌***的植物栽培方法
JP6965156B2 (ja) * 2017-12-28 2021-11-10 タキロンシーアイ株式会社 水耕栽培装置
CN109875319B (zh) * 2019-02-16 2021-05-04 广州泰联信息科技有限公司 一种生态农业农产品用展示装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5745324Y2 (ja) * 1977-01-11 1982-10-06
JP2002357049A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Okamura Corp キャビネット等における扉の案内装置
JP5229502B2 (ja) * 2009-10-07 2013-07-03 株式会社ダイフク 植物栽培用移動ラック装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017012050A (ja) 2017-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6467872B2 (ja) 水耕栽培システム
JP6588252B2 (ja) 植物栽培装置
US20170127628A1 (en) Hydroponic cultivation system, hydroponic cultivation method, plant cultivation system, and plant cultivation apparatus
US10292338B2 (en) Vertical cultivation system, components thereof, and methods for using same
JP2009106208A (ja) 植物栽培の照明装置
JP6375627B2 (ja) 植物栽培装置
JP2017195838A (ja) 植物栽培用照明装置およびこれを用いた植物栽培装置
JP6535855B2 (ja) 植物栽培装置
RU2007136156A (ru) Осветительное устройство, содержащее невидимый элемент жесткости
JP5818544B2 (ja) 植物栽培装置
JP2015006165A (ja) 植物栽培装置
JP2015035974A (ja) 多段式植物栽培設備
US20190045721A1 (en) Planter for growing plants
ES2545408T3 (es) Estructura autoportante para el soporte de lamas para fachadas de edificios
JP6454535B2 (ja) 植物栽培装置
KR101892541B1 (ko) 온실용 조명장치
JP2015119660A (ja) 植物栽培装置
JP2006191805A5 (ja)
JP6279971B2 (ja) 植物栽培装置
JP2016185081A (ja) 植物栽培装置
CA3084910C (en) High density mobile plant cultivation system
JP2018117624A (ja) 植物栽培装置
JP6230357B2 (ja) 植物栽培装置
JP6713846B2 (ja) 植物栽培装置
JP2011101599A (ja) 植物栽培用ラック

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170908

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170908

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6588252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

S801 Written request for registration of abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311801

ABAN Cancellation due to abandonment
R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350