JP6587219B2 - トイレ装置及び便座装置 - Google Patents
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Description
また、このトイレ装置によれば、便座部やリム部の上面に着水する除菌水の量は、比較的少ない。便座部やリム部の上面は、ボウル部やリム部の内壁面に比べて汚物が直接付着しにくく、汚れ負荷が小さい部分である。このため、便座部やリム部の上面においては、比較的少量の除菌水を着水させることで、菌や汚れを抑制することができる。また、便座部やリム部の上面が過度に濡れると、除菌水が使用者の肌に触れたり、大便器外に垂れたりする可能性があるため、便座部やリム部の上面は、濡れに対する許容度が低い部分である。これに対して、便座部やリム部の上面において、除菌水の着水量を少なくすることで、短時間で便座部やリム部の上面を乾かすことができる。これにより、除菌水が使用者の肌に触れたり、大便器外に垂れたりすることを防止できる。
このように、このトイレ装置によれば、大便器のボウル部だけでなく大便器のリム部、および便座などの広い範囲において菌や汚れを抑制しつつ、除菌水が使用者の肌に触れ、不快感を生じさせること、および、除菌水が大便器外に垂れることを防止できる。
一方、汚れ負荷が大きいボウル部やリム部の内壁面においては、除菌水を滴垂れさせる。この場合、酸化分解作用や漂白作用だけでなく、除菌水によって汚れを洗い流す作用を利用することができる。これにより、除菌水を滞留させた場合よりも効果的に菌や汚れの発生を抑制することができる。
また、この便座装置によれば、便座部やリム部の上面に着水する除菌水の量は、比較的少ない。便座部やリム部の上面は、ボウル部やリム部の内壁面に比べて汚物が直接付着しにくく、汚れ負荷が小さい部分である。このため、便座部やリム部の上面においては、比較的少量の除菌水を着水させることで、菌や汚れを抑制することができる。また、便座部やリム部の上面が過度に濡れると、除菌水が使用者の肌に触れたり、大便器外に垂れたりする可能性があるため、便座部やリム部の上面は、濡れに対する許容度が低い部分である。これに対して、便座部やリム部の上面において、除菌水の着水量を少なくすることで、短時間で便座部やリム部の上面を乾かすことができる。これにより、除菌水が使用者の肌に触れたり、大便器外に垂れたりすることを防止できる。
このように、この便座装置によれば、大便器のボウル部だけでなく大便器のリム部、および便座などの広い範囲において菌や汚れを抑制しつつ、除菌水が使用者の肌に触れ、不快感を生じさせること、および、除菌水が大便器外に垂れることを防止できる。
一方、汚れ負荷が大きいボウル部やリム部の内壁面においては、除菌水を滴垂れさせる。この場合、酸化分解作用や漂白作用だけでなく、除菌水によって汚れを洗い流す作用を利用することができる。これにより、除菌水を滞留させた場合よりも効果的に菌や汚れの発生を抑制することができる。
図1は、実施形態に係るトイレ装置を例示する斜視図である。
図2は、実施形態に係るトイレ装置の一部を例示する断面図である。
なお、本願明細書において、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「左側方」及び「右側方」のそれぞれは、開いた便蓋300に背を向けて便座部200に座った使用者から見た方向である。
なお、図3は、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
便座装置100は、電磁弁431、除菌装置450、切替弁472、噴霧装置481、ノズルモータ476、ノズル473、ノズル洗浄室478、及び流路110〜113などを有する。これらは、ケーシング400内に配置されている。なお、図23に示すように、これらは、大便器800の内部に組み込まれていても良い。
便座用モータ511は、制御装置405からの指令に基づいて、電動で便座部200を回動させ開閉する。便蓋用モータ512は、制御装置405からの指令に基づいて、電動で便蓋300を回動させ開閉する。
また、手動操作部500は、除菌水の噴霧だけでなく、使用者が便座装置100の各機能を操作するためのスイッチやボタンなどを有していてもよい。各機能に対応した操作が行われると、その操作情報が制御装置405に送られ、制御装置405は、その操作情報に基づいて、便座装置100の各部の動作を制御する。
アフターミストモードは、例えば、使用者のトイレ装置10の使用後に、検知センサ402の検知情報に基づいて、除菌水のミストを自動で噴霧する動作モードである。プレミストモードは、例えば、使用者のトイレ装置10の使用前に、検知センサ402の検知情報に基づいて、除菌水又は水道水のミストを自動で噴霧する動作モードである。手動ミストモードは、手動操作部500の操作情報に基づいて、除菌水のミストを噴霧する動作モードである。
図4(a)は、トイレ装置10の一部を前方から見た状態を示す。
図4(a)に示すように、噴霧装置481、ノズルダンパ479、及び送風ダンパ516は、便座装置100が大便器800の上部に設置された状態において、ボウル部801の後方上部に位置する。
ノズルダンパ479は、ケーシング400に対して回動可能に軸支されている。ノズル473は、ケーシング400の内部に後退している状態では、ノズルダンパ479の後方に位置する。人体局部の洗浄時等において、ノズル473は、ノズルダンパ479に当接し、ノズルダンパ479を回動させて開き、ケーシング400の内部から進出する。
図4(c)〜図4(e)は、噴霧装置481、ノズルダンパ479及び送風ダンパ516の周辺を拡大して表す斜視図である。
送風ダンパ516は、ケーシング400に対して回動可能に軸支されている。送風ダンパ516の後方には、送風装置513が配置されている。送風ダンパ516は、ケーシング400の開口516aを覆う。送風装置513から送られた空気は、開口516aを通って、大便器800内へ送られる。
図4(c)に示すように、送風が停止した状態においては、送風ダンパ516は、閉じている。
図4(d)に示すように、送風装置513が作動すると、送風ダンパ516は、送風装置513から送られる空気の圧力(風圧)により回動して開く。これにより、送風装置513は、例えば矢印A1のように、ボウル部801内の後方上部からボウル部801内の前方下部へ向けて送風する。
図4(e)の状態においては、図4(d)の状態に比べて、送風装置513が送る風量が多い(又は風速が高い)。この場合には、送風ダンパ516は、図4(d)の状態に比べて、さらに回動して開く。これにより、送風装置513は、例えば矢印A2のように、ボウル部801内の後方上部からボウル部801内の前方上部へ向けて送風する。
図6(a)は、噴霧装置481の斜視図であり、図6(b)は、噴霧装置481の側面図である。
噴霧装置481は、モータ481aと、モータ481aの下方に接続されたディスク481bと、を有する。モータ481aの回転は、制御装置405によって制御される。モータ481aが回転すると、回転の駆動力がディスク481bに伝達され、ディスク481bが回転する。
図7(a)及び図7(b)は、回転するディスク481bを上方から見た様子を示す。図7(a)の例では、ディスク481b上に水Wを供給する給水口481cの数が1つである。この場合、給水口481cに近い領域では、供給された水Wの水膜がディスク481b上で薄くなる前に、水Wがディスク481b上から放射される。このため、図7(a)に示すように、噴霧装置481の周囲において、ミストの粒径に偏りが生じる。すなわち、ミストの粒径が比較的大きい領域R1、ミストの粒径が中程度の領域R2、および、ミストの粒径が比較的小さい領域R3が生じる。また、ミストの粒径に応じて、流量(単位時間に噴霧されるミストの量)にも偏りが生じる。すなわち、領域R1においては流量が多く、領域R2においては流量が中程度であり、領域R3においては流量が小さい。
図8(a)〜図8(e)は、実施形態に係るトイレ装置を例示する平面図である。
図8(a)、図8(b)は、それぞれ、便座部200の表面203、便座部200の裏面204を示す。表面203は、使用者が着座する着座面であり、便座部200が閉じた状態において上方を向く。裏面204は、表面203とは反対側の面であり、便座部200が閉じた状態において下方を向く。
先端領域203Fにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)と、側方領域203Rにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)と、側方領域203Lにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)との平均を、表面203における単位面積あたりの着水量(平均着水量(μL/cm2))とする。
先端領域204Fにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)と、側方領域204Rにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)と、側方領域204Lにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)との平均を、裏面204における単位面積あたりの着水量(平均着水量(μL/cm2))とする。
リム部805の上面806における単位面積あたりの着水量(平均着水量(μL/cm2))は、先端領域806Fにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)と、側方領域806Rにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)と、側方領域806Lにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)との平均である。
リム部805の内壁面807における単位面積あたりの着水量(平均着水量(μL/cm2))は、先端領域807Fにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)と、側方領域807Rにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)と、側方領域807Lにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)との平均である。
ボウル部801における単位面積あたりの着水量(平均着水量(μL/cm2))は、先端領域801Fにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)と、側方領域801Rにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)と、側方領域801Lにおける単位面積あたりの着水量(μL/cm2)との平均である。
まず、ミストの噴霧後に、一定面積の領域をペーパーで拭き取り、当該領域に着水したミストをペーパーに吸水させる。次に、吸水前のペーパーの重量と、吸水後のペーパーの重量との差を、当該領域に着水したミストの量(着水量)とする。その着水量を、当該領域の面積(拭き取られた面積)で除することにより、当該領域における単位面積あたりの着水量が算出される。
図9では、図8(a)〜図8(e)に示した各領域における単位面積あたりの着水量の大小関係を、「大」、「中」、「小」及び「極小」の4段階で示す。
例えば、リム部805の上面806の先端領域及び側方領域における単位面積あたりの着水量は、「中」である。これに対して、便座部200の表面203の先端領域及び側方領域における単位面積あたりの着水量は、「極小」である。
図11(a)及び図11(b)は、実施形態に係る便座装置の動作を例示する模式図である。
図11(b)には、除菌水又は水道水のミストが着水する対象部位(P1〜P4)を示す。図11(a)は、各ミストモードにおける、各対象部位の着水量(単位面積あたりの着水量)を、「大」、「中」、「小」、「極小」の4段階で示す。
また、例えば、便座装置100の使用前に便座部200の汚れが気になる使用者は、手動ミストモードによって便座部200を除菌することができる。使用者自らの操作に基づいて除菌が実行されるため、使用者の安心感や満足感を高めることができる。
アフターミストモード及び手動ミストモードにおいて、制御装置405は、送風装置513を作動させる。これにより、送風装置513は、大便器800内に向けて送風し、大便器800内に第1上昇気流U1を発生させる。また、制御装置405は、第1上昇気流U1が発生した状態において、除菌水の第1ミストM1と、除菌水の第2ミストM2と、を同時に発生させるように噴霧装置481を制御する。第1ミストM1は、小粒径のミストである。第1ミストM1の粒径(除菌水の微粒子p1の径)は、第1上昇気流U1によって、便座部200側に上昇可能な粒径である。第2ミストM2は、中粒径のミストである。第2ミストM2の粒径(除菌水の微粒子p2の径)は、第1ミストM1の粒径よりも大きい。第2ミストM2は、第1上昇気流U1によって便座部200側に上昇しない。なお、第2ミストM2が、第1上昇気流U1で上昇しないという範囲は、全ての第2ミストM2が上昇しない場合だけではなく、僅かな第2ミストM2が上昇する場合を含んでもよいものとする。第1上昇気流U1によって上昇する第2ミストM2は、出来るだけ少ないことが好ましく、例えばゼロであることが好ましい。
図13(b)は、図13(a)に示す領域R4の拡大図である。
破線の矢印は、送風装置513によって形成される気流を表す。図13(a)に示すように、アフターミストモード及び手動ミストモードにおいて、送風装置513は、前方かつ下方へ向けて送風する。送風装置513から送られた空気の少なくとも一部は、大便器800内(ボウル部801内又はリム部805の内壁面807)に当たり、上方へ向かう。これにより、便座部200よりも下方の大便器800内から、便座部200の上方に巻き上がる上昇気流U1が形成される。
図14(a)及び図14(c)においては、説明の便宜上、便座部200及び便蓋300を省略している。破線の矢印は、送風装置513の送風方向を表す。実線の矢印は、噴霧装置481から噴霧されるミストの流れを表す。実線の矢印の太さは、除菌水の量に対応する。矢印が太いほど除菌水が多いことを表す。図14(b)及び図14(d)は、便座部200を表す。
図14(a)及び図14(b)は、噴霧装置481のディスク481bが、上面視において反時計回りをしているときの様子を示す。この場合には、トイレ装置10の右側に比べて、左側に多くの除菌水が着水する。例えば、図14(a)に示すように、リム部上面においては、右側領域RR1よりも左側領域RL1に多くの除菌水が着水する。例えば、図14(b)に示すように、便座部200においては、右側領域RR2よりも左側領域RL2に多くの除菌水が着水する。
人体検知センサ403が使用者の退室を検知すると(ステップS101:Yes)、制御装置405は、便蓋用モータ512を制御して便蓋300を閉じ、電磁弁431を開き、噴霧装置481のモータ481a及びディスク481bを反時計回り(CCW)に高速回転させる(ステップS102)。電磁弁431が開くことで、ディスク481bへの給水が開始される。
使用者が手動操作部500を操作すると(ステップS201:Yes)、制御装置405は、便蓋用モータ512を制御して便蓋300を閉じ、電磁弁431を開き、噴霧装置481のモータ481a及びディスク481bを反時計回り(CCW)に高速回転させる(ステップS202)。電磁弁431が開くことで、ディスク481bへの給水が開始される。
一方、制御装置405は、手動ミストモードの実行中または実行後には、乾燥装置を作動させない、または、第1乾燥力よりも小さい第2乾燥力で作動させる。例えば、図16では、制御装置405は、便座ヒータ515を作動させていない。または、制御装置405は、便座ヒータ515を、第1加熱量よりも小さい第2加熱量(第2電力(ワット))で作動させてもよい。例えば、便座ヒータ515によって、アフターミストモードの実行中または実行後における座面の温度は、手動ミストモードの実行中または実行後における座面の温度よりも高くなる。
図17は、実施形態に係る便座装置のプレミストモードにおける動作を例示する模式図である。
プレミストモードにおいて、制御装置405は、噴霧装置481を作動させ、ミストM3(除菌水のミストまたは水道水のミスト)を発生させる。また、制御装置405は、噴霧装置481にミストM3を噴霧させた状態において、第1上昇気流U1を発生させず、ミストM3を便座部200側に上昇させないように送風装置513を制御する。なお、第1上昇気流U1は、前述したように、送風装置513により作られる気流であり、アフターミストモード及び手動ミストモードにおいて除菌水のミストを便座部200側に上昇させることが可能な気流である。
一方、アフターミストモード及び手動ミストモードにおいては、制御装置405は、送風装置513を作動させ、第1上昇気流U1によって除菌水のミストを便座部200側に上昇させる。
図18(a)〜図18(c)は、噴霧装置481のモータ481aが中速回転である状態を例示している。このとき、噴霧装置481が噴霧するミストは、中粒径のミストである。また、図18(a)〜図18(c)において、実線の矢印は、噴霧装置481から噴霧されるミストの流れを表す。実線の矢印の太さは、除菌水の量に対応する。矢印が太いほど除菌水が多いことを表す。なお、図18(b)及び図18(c)では、説明の便宜上、便座部200を省略している。
図19(a)〜図19(c)は、噴霧装置481のモータ481aが低速回転である状態を例示している。このとき、噴霧装置481が噴霧するミストは、大粒径のミストである。また、図19(a)〜図19(c)において、実線の矢印は、噴霧装置481から噴霧されるミストの流れを表す。実線の矢印の太さは、除菌水の量に対応する。矢印が太いほど除菌水が多いことを表す。なお、図19(b)及び図19(c)では、説明の便宜上、便座部200を省略している。
人体検知センサ403が使用者の入室を検知すると(ステップS301:Yes)、制御装置405は、便蓋用モータ512を制御して便蓋300を開き、電磁弁431を開き、噴霧装置481のモータ481a及びディスク481bを反時計回り(CCW)に中速回転させる(ステップS302)。電磁弁431が開くことで、ディスク481bへの給水が開始される。
粒径の測定には、レーザ回折法が用いられる。微粒子にレーザを照射すると、その微粒子から様々な方向に向かう回折散乱光が生じる。回折散乱光の強さは、光が発せられる方向において空間パターンを有する。この空間パターンは、光強度分布パターンと呼ばれる。光強度分布パターンは、微粒子の粒径によって変化する。微粒子の粒径と光強度分布パターンとの相関を利用し、光強度分布パターンを検出することで粒径を算出することができる。
図22(a)は、トイレ装置の一部を前方から見た平面図である。図22(b)は、図22(a)に示すA−A線における断面図である。
図22(a)及び図22(b)に示すように、この例では、ミストダンパ482が設けられておらず、ケーシング400にスリットSが設けられている。噴霧装置481はケーシング400内に配置されており、スリットSは、噴霧装置481の前方下部に位置する。例えば、スリットSの上端面S1の高さ(上下方向における位置)は、ディスク481bの底面B1の高さと同じであり、上端面S1と底面B1とは同一平面上である。または、上端面S1は、底面B1よりも低くてもよい。
なお、図23は、水路系と電気系の要部構成を併せて表している。
図23に表したように、この例では、電磁弁431、除菌装置450、切替弁472、噴霧装置481、ノズルモータ476、ノズル473、ノズル洗浄室478、及び流路110〜113などは、大便器800の内部に組み込まれている。また、この例では、便座用モータ511(回動装置)、便蓋用モータ512(回動装置)、送風装置513および温風ヒータ514などは、大便器800の内部に組み込まれている。また、この例では、検知センサ402(例えば、人体検知センサ403、着座検知センサ404など)や、制御装置405は、大便器800の内部に組み込まれている。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (14)
- 汚物を受けるボウル部と、上縁部を形成するリム部と、を有する大便器と、
前記大便器の上部に設置され使用者が着座する便座部と、
除菌水を生成する除菌装置と、
前記ボウル部、前記リム部、および前記便座部に前記除菌水のミストを噴霧する噴霧装置と、
前記除菌装置と前記噴霧装置とを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記ボウル部、前記リム部、および前記便座部に前記除菌水のミストを噴霧する1回のミストモードにおいて、前記便座部における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量、および、前記リム部の上面における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量のそれぞれが、前記ボウル部における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量よりも小さく、前記リム部の内壁面における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量よりも小さくなるように、前記噴霧装置を制御することを特徴とするトイレ装置。 - 前記制御装置は、
前記便座部における前記平均着水量が、前記便座部に着水した前記除菌水が滴垂れせずに滞留する着水量となり、
前記リム部の前記上面における前記平均着水量が、前記リム部の前記上面に着水した前記除菌水が滴垂れせずに滞留する着水量となり、
前記ボウル部における前記平均着水量が、前記ボウル部に着水した前記除菌水が滴垂れする着水量となり、
前記リム部の前記内壁面における前記平均着水量が、前記リム部の前記内壁面に着水した前記除菌水が滴垂れする着水量となるように、
前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項1記載のトイレ装置。 - 前記トイレ装置は、前記便座部を電動で回動させる回動装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記便座部における前記平均着水量が、前記回動装置によって前記便座部が回動した際に前記便座部に着水した前記除菌水が滴垂れせずに滞留する着水量となるように前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項2記載のトイレ装置。 - 前記制御装置は、前記便座部に噴霧される前記除菌水のミストの粒径、及び、前記リム部の前記上面に噴霧される前記除菌水のミストの粒径のそれぞれが、前記ボウル部に噴霧される前記除菌水のミストの粒径よりも小さく、前記リム部の前記内壁面に噴霧される前記除菌水のミストの粒径よりも小さくなるように前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のトイレ装置。
- 前記制御装置は、前記便座部の裏面における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量が、前記便座部の表面における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量よりも多くなるように、前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のトイレ装置。
- 前記便座部の中央には開口が形成されており、当該開口より前方側を前方部位、当該開口の側方側を側方部位と設定した場合において、前記制御装置は、前記便座部の裏面の前方部位における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量が、前記便座部の裏面の側方部位における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量よりも多くなるように、前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のトイレ装置。
- 前記制御装置は、前記リム部の前記内壁面に直接着水する前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量が、前記ボウル部に直接着水する前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量よりも多くなるように、前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のトイレ装置。
- 汚物を受けるボウル部と、上縁部を形成するリム部と、を有する大便器の上部に設置される便座装置であって、
使用者が着座する便座部と、
除菌水を生成する除菌装置と、
前記ボウル部、前記リム部、および前記便座部に前記除菌水のミストを噴霧する噴霧装置と、
前記除菌装置と前記噴霧装置とを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記ボウル部、前記リム部、および前記便座部に前記除菌水のミストを噴霧する1回のミストモードにおいて、前記便座部における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量、および、前記リム部の上面における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量のそれぞれが、前記ボウル部における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量よりも小さく、前記リム部の内壁面における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量よりも小さくなるように、前記噴霧装置を制御することを特徴とする便座装置。 - 前記制御装置は、
前記便座部における前記平均着水量が、前記便座部に着水した前記除菌水が滴垂れせずに滞留する着水量となり、
前記リム部の前記上面における前記平均着水量が、前記リム部の前記上面に着水した前記除菌水が滴垂れせずに滞留する着水量となり、
前記ボウル部における前記平均着水量が、前記ボウル部に着水した前記除菌水が滴垂れする着水量となり、
前記リム部の前記内壁面における前記平均着水量が、前記リム部の前記内壁面に着水した前記除菌水が滴垂れする着水量となるように、
前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項8記載の便座装置。 - 前記便座装置は、前記便座部を電動で回動させる回動装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記便座部における前記平均着水量が、前記回動装置によって前記便座部が回動した際に前記便座部に着水した前記除菌水が滴垂れせずに滞留する着水量となるように前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項9記載の便座装置。 - 前記制御装置は、前記便座部に噴霧される前記除菌水のミストの粒径、及び、前記リム部の前記上面に噴霧される前記除菌水のミストの粒径のそれぞれが、前記ボウル部に噴霧される前記除菌水のミストの粒径よりも小さく、前記リム部の前記内壁面に噴霧される前記除菌水のミストの粒径よりも小さくなるように前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1つに記載の便座装置。
- 前記制御装置は、前記便座部の裏面における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量が、前記便座部の表面における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量よりも多くなるように、前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項8〜11のいずれか1つに記載の便座装置。
- 前記便座部の中央には開口が形成されており、当該開口より前方側を前方部位、当該開口の側方側を側方部位と設定した場合において、前記制御装置は、前記便座部の裏面の前方部位における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量が、前記便座部の裏面の側方部位における前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量よりも多くなるように、前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項8〜12のいずれか1つに記載の便座装置。
- 前記制御装置は、前記リム部の前記内壁面に直接着水する前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量が、前記ボウル部に直接着水する前記除菌水の単位面積あたりの平均着水量よりも多くなるように、前記噴霧装置を制御することを特徴とする請求項8〜13のいずれか1つに記載の便座装置。
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