JP6586742B2 - 浴室用防汚鏡 - Google Patents

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本発明は、浴室用防汚鏡に関するものである。
従来、鏡本体の表面に防曇性、防汚性を付与するために親水性フィルムを貼り付ける構成は知られている。例えば、鏡本体の表面に、親水基を有するセルローズ系高分子フィルムを積層し、防曇性を与える構成が知られている(特許文献1参照)。
鏡材の主体部分である金属シートの裏側面には接着剤層を、他面には防曇性付与を目的にコーティングされた防曇層を有し、且つ、両面には各々保護用の剥離シートが被覆されている鏡材シートが知られている(特許文献2参照)。
特開昭63−231936号公報 特許第3861195号公報
上記従来の親水性フィルムを貼り付けた鏡では、親水性フィルムの端面において、擦れに起因するフィルムのめくれや、鏡の端部の残水による水垢痕、カビ、ヌメリなどが生じるという問題がある。
本発明は、上記従来の問題を解決することを目的とし、鏡面に貼付された親水性フィルムについて、その周囲におけるフィルムのめくれ、水垢痕、カビ、ヌメリなどの問題を解消することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、鏡本体の表面に親水性の付加されたフィルムが貼付された浴室用防汚鏡であって、フィルムの周囲の端面に面取りが施され、フィルム端面が斜面形状を有し、フィルムの四隅の角部が切り落とされており、フィルムの四隅の角部の切り落し面は勾配を備え、台形状に形成されており、鏡本体も面取り斜面を有し、フィルムの面取り斜面は鏡の面取り斜面と連続な斜面となり、フィルムの角部の切り落とし斜面は鏡本体の角部と連続な斜面となることを特徴とする浴室用防汚鏡を提供する。
本発明は上記課題を解決するために、鏡本体の表面に親水性の付加されたフィルムが貼付された浴室用防汚鏡であって、フィルムの周囲の端面に面取りが施され、フィルム端面が斜面形状を有し、フィルムの四隅の角部が切り落とされており、フィルムの四隅の角部の切り落し面は勾配を備え、扇状に形成されており、鏡本体も面取り斜面を有し、フィルムの面取り斜面は鏡の面取り斜面と連続な斜面となり、フィルムの角部の切り落とし斜面は鏡本体の角部と連続な斜面となることを特徴とする浴室用防汚鏡を提供する。
本発明に係る浴室用防汚鏡では、鏡本体の表面に貼付された親水性の付加されたフィルムは、その周囲の端面に面取りが施され、フィルム端面が斜面形状を有するので、指などがフィルム端面に引っかかることがなく、フィルムのめくれが防止される。
本発明に係る浴室用防汚鏡の実施例を説明する図で、(a)は浴室用防汚鏡全体の平面図であり、(b)はフィルムの構成を示す断面図である。 (a)は図1(a)のA−A断面図であり、(b)は上記実施例の浴室用防汚鏡の角部を説明する平面図である。 (a)は図2(b)のA−A断面図であり、(b)は上記実施例の浴室用防汚鏡の角部を正面から見た図である。 (a)は上記実施例の浴室用防汚鏡の角部の別の構成例を説明する平面図であり、(b)は上記別の構成例の角部を正面視した図を示す。 本発明の効果を説明するための比較例を示す図であり、(a)は比較例の周囲の端部の断面図であり、(b)は浴室用防汚鏡の別の比較例における角部の平面図である。
本発明に係る浴室用防汚鏡を実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
(実施例)
本発明に係る浴室用防汚鏡の実施例を図1〜4において説明する。この実施例の浴室用防汚鏡1は、図1(a)に示すように、鏡本体2の表面に親水性の付加されたフィルム3が貼付されている。
親水性の付加されたフィルム3としてはいろいろな構成があるが、その一例を図1(b)に示す。図1(b)に示すフィルム3は、樹脂性の透明な薄膜で形成された基材6と、基材6の表面に付与された親水層7と、基材6の裏面に設けられた接着層8と、を備えている。
親水層7は、水酸基を有する材料で構成した層、光触媒層、表面に凹凸を有する層など、周知の親水材料が使用される。接着層8に用いられる接着剤は、アクリルウレタン系、ウレタン系またはアクリル系などの接着剤である。
フィルム3は、その周囲の端面に、図2(a)に示すように、フィルム3の主表面11に対して斜め面取りが施され、フィルム3の端面が斜面形状を有する。このような斜め面取りによって形成される斜面(「面取り斜面」という)12は、鏡本体2の面取り斜面13と連続的な斜面となるように施される。
鏡本体2の面取り斜面13は、鏡本体2の周囲の端面における垂直面10の一部が斜め面取りされて形成されている。鏡本体2の厚さt1は、例えば5mm程度である。
フィルム3の厚さt2は、例えば100μm程度である。フィルム3の主表面11に対する斜め面取りの角度αは、一例として、40°〜70°程度であり、面取り斜面12の水平幅wは200μm以下とすることが好ましい。
このようにフィルム3を斜め面取りをするためには、鏡本体2の周囲の端面を先に斜め面取りして面取り斜面13を形成し、フィルム3を鏡本体2の表面に貼り付けてから、鏡本体2の面取り斜面13の角度に合わせて連続的な斜面となるように、フィルム3の斜め面取りを行う。
なお、フィルム3を予め斜め面取りしておくか、フィルム3製造の際に周囲の端面を斜面形状に製造しておいて、別途、斜め面取りされた鏡本体2に貼付してもよい。或いは、鏡本体2にフィルム3を貼付してから、フィルム3と鏡本体2を同時(連続的)に斜め面取りしてもよい。
以上のとおり、鏡本体2の周囲の端面の面取り斜面13に連続して、フィルム3の周囲の端面を面取り斜面12として形成すると、図1(a)、図2(b)に示すように、鏡本体2の周囲には、平面視で、フィルム3の面取り斜面12と、その外側を取り囲むように位置する、鏡本体2の面取り斜面13が、それぞれ形成された構成となる。
鏡本体2の四隅の角部14は、面取り斜面13を残して平面視で直線状に切り落とされて、図2(b)、図3(a)に示すように、切り落し面15が形成されている。この切り落し面15は、面取り斜面16と垂直面17から成る。
このような鏡本体2の四隅の角部14に対応して、フィルム3の四隅の角部20も、面取り斜面12を残し、平面視で直線状に切り落とされて、図2(b)、図3(a)に示すように、切り落し面18が形成されている。
フィルム3の角部20の切り落し面18についても、フィルムの他の周囲の面取り斜面12と同様に、主表面11に対して勾配を有する面取り傾斜面として形成されている。浴室用防汚鏡1の角部21を正面視すると、図3(b)に示すように、フィルム3の切り落し面18は、台形状に形成されている。
フィルム3の角部20は、直線状ではなく、図4(a)に示すように、平面視で円弧状に切り落とされ、切り落し面22が形成されている構成としてもよい。
このようにフィルム3の角部20が円弧状に切り落とされている構成であっても、この切り落し面22は、主表面11に対して勾配を有する傾斜面として形成されている。フィルム3の角部20の切り落し面22は、図4(a)に示すように、平面視で略扇状を示しており、図4(b)に示すように、正面視でも略扇状を示している。
(作用)
以上の構成からなる浴室用防汚鏡1の作用について説明する。図5(a)に示す構成は、比較例であり、鏡本体2の上面にフィルム3が付加されているが、フィルム3の周囲の端面には、面取り斜面12が形成されておらず、端面は垂直面25となっている。
この比較例のように、フィルム3の端面が垂直面25として形成されていると、使用者の指や他の物体などが引っかかる可能性があり、指などが引っかかると、その引っかかりにより端面に及ぼす力は、フィルム3のめくれる力として作用するので、フィルム3は、その端面からめくれたりして、剥がれ易いという問題が生じる。
これに対して、本発明に係る浴室用防汚鏡1は、フィルム3の周囲の端面に、勾配を備えた面取り斜面12が形成されているので、使用者の指や他の物体が面取り斜面12に引っかかりにくく、フィルム3は、その面取り斜面12からめくれにくく、剥がれにくくなる。
また、本発明に係る浴室用防汚鏡1は、フィルム3は親水性であり、水滴のフィルム3の主表面11に対する接触角(水滴と主表面11のなす角度)が小さいので、フィルム3主表面11上の水滴は平坦に薄く広がり、乾燥しやすく、水は除去されやすい。その結果、防曇性が得られるだけでなく、残水に起因する水垢痕、汚れ、カビなどが生じにくくなる。
特に、フィルム3の周囲の端面近くに残った水は、フィルム3の周囲の端面に形成されている面取り斜面12に沿って流れ落ちやすくなる。従って、フィルム3の周囲の端面付近においては、フィルム3の表面に残水が生じにくく、水垢痕、汚れ、カビなどが生じにくくなる。
図5(b)は別の比較例であるが、同図に示すように、鏡本体2の角部14において、フィルム3の角部20が切り取られ(図2(b)参照)ておらず、平面視で直角に形成され、鏡本体2の角部14からはみ出している。このような構成のフィルム3は、その角部からめくれて剥がれ易くなる。
これに対して、本発明に係る浴室用防汚鏡1は、図2(b)、図3(a)に示すように、鏡本体2の角部14において、フィルム3の角部が切り取られており、鏡本体2の角部14からはみ出していないので、フィルム3は、その角部20からめくれにくい。
また、本発明のフィルム3によれば、図2(b)に示すように、フィルム3の角部20においても、勾配を備えた切り落とし面18が形成されているので、人の指などが引っかかかりにくく、フィルム3が、その角部20からめくれにくく、角部20から剥がれにくくなる。
以上、本発明に係る浴室用防汚鏡を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る浴室用防汚鏡は上記のような構成であるから、浴室用の鏡だけでな、住宅設備分野で用いられる洗面用の鏡などにも適用可能であり、その他、通常、室内などで用いられる鏡にも広く適用可能である。
1 浴室用防汚鏡
2 鏡本体
3 フィルム
6 基材
7 親水層
8 接着層
10 鏡本体の周囲の垂直面
11 フィルムの主表面
12 フィルムの面取り斜面
13 鏡本体の面取り斜面
14 鏡本体の角部
15 鏡本体の角部の切り落し面
16 鏡本体の角部の切り落し面における面取り斜面
17 鏡本体の角部の切り落し面における垂直面
18 フィルムの角部の切り落し面
20 フィルムの角部
21 浴室用防汚鏡の角部
22 フィルムの角部の切り落し面
25 フィルムの垂直面

Claims (2)

  1. 鏡本体の表面に親水性の付加されたフィルムが貼付された浴室用防汚鏡であって、フィルムの周囲の端面に面取りが施され、フィルム端面が斜面形状を有し、フィルムの四隅の角部が切り落とされており、フィルムの四隅の角部の切り落し面は勾配を備え、台形状に形成されており、
    鏡本体も面取り斜面を有し、フィルムの面取り斜面は鏡の面取り斜面と連続な斜面となり、フィルムの角部の切り落とし斜面は鏡本体の角部と連続な斜面となることを特徴とする浴室用防汚鏡。
  2. 鏡本体の表面に親水性の付加されたフィルムが貼付された浴室用防汚鏡であって、フィルムの周囲の端面に面取りが施され、フィルム端面が斜面形状を有し、フィルムの四隅の角部が切り落とされており、フィルムの四隅の角部の切り落し面は勾配を備え、扇状に形成されており、
    鏡本体も面取り斜面を有し、フィルムの面取り斜面は鏡の面取り斜面と連続な斜面となり、フィルムの角部の切り落とし斜面は鏡本体の角部と連続な斜面となることを特徴とする浴室用防汚鏡。
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