JP6584774B2 - 電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法 - Google Patents

電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法に関する。
従来、太陽光発電部により発電した電力を系統に売電可能である場合にガス発電部が発電する電力を優先して負荷に供給し、売電が可能でない場合に太陽光発電部が発電する電力を優先して負荷に供給するエネルギー制御システムが知られている(例えば特許文献1)。
国際公開第2013/046713号パンフレット
上記のエネルギー制御システムが仮に蓄電池も含んで系統連系する場合、単純に当該蓄電池を追加するだけでは売電に関する制約に対応できないため、当該蓄電池を用いつつ、太陽光発電部が発電する電力とガス発電部が発電する電力を効率的に活用することができない。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、蓄電池を用いつつ、複数の発電装置が発電する電力を効率的に活用することができる電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る電力制御システムは、
蓄電池と、電力の供給を受ける負荷機器と、系統連系し逆潮流可能な第1の発電装置と、前記負荷機器又は前記蓄電池の少なくとも一方に電力を供給する第2の発電装置と、前記負荷機器への電力供給を制御する電力制御装置と、前記系統からの順潮流を検出して前記第2の発電装置を発電させる電流センサと、を含む電力制御システムであって、
前記電力制御装置は、
制御部と、
前記第1の発電装置が出力する直流電力を交流電力に変換して前記系統に逆潮流可能な第1の電力変換部と、
前記蓄電池が出力する直流電力を交流電力に変換して前記負荷機器に供給可能な第2の電力変換部と、
前記第1の発電装置と前記蓄電池との接続状態を制御する制御リレーと
を有し、
前記制御部は、前記第1の発電装置の発電電力が前記第1の電力変換部を経由して逆潮流していることを検出したとき、前記制御リレーを開いて前記蓄電池を前記系統から解列し、前記第2の発電装置の発電電力に不足分が生じているとき、前記第2の電力変換部を経由して前記蓄電池を放電させて前記不足分の少なくとも一部を補う。
また、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る電力システムにおいて、
前記制御部は、前記第2の発電装置の発電電力に余剰分が生じているとき、前記余剰分を前記蓄電池に充電させることが好ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る電力制御システムにおいて、
前記制御部は、前記電流センサが検出する電流の増加分を最小限に抑えるように前記蓄電池への充電電流を増加させることが好ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る電力制御システムにおいて、
前記制御部は、前記電流センサが検出する電流が、前記第2の発電装置が発電を行う最低限の電流となるように前記蓄電池を放電させることが好ましい。
更に、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る電力制御装置は、
系統連系し発電電力を逆潮流可能な第1の発電装置と、蓄電池との接続状態を制御する制御リレーと、
制御部と、
前記第1の発電装置が出力する直流電力を交流電力に変換して前記系統に逆潮流可能な第1の電力変換部と
前記蓄電池が出力する直流電力を交流電力に変換して前記負荷機器に供給可能な第2の電力変換部と、
を有し、
前記制御部は、前記第1の発電装置の発電電力が前記第1の電力変換部を経由して逆潮流していることを検出したとき、前記制御リレーを開いて前記蓄電池を前記系統から解列し、負荷機器又は前記蓄電池の少なくとも一方に電力を供給する第2の発電装置の発電電力に不足分が生じているとき、前記第2の電力変換部を経由して前記蓄電池を放電させて前記不足分の少なくとも一部を補う。
更に、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る電力制御方法は、
制御リレーにより、系統連系し発電電力を逆潮流可能な第1の発電装置と、蓄電池との接続状態を制御するステップと、
制御部により、前記第1の発電装置の発電電力が第1の電力変換部を経由して逆潮流していることを検出したとき、前記制御リレーを開いて前記蓄電池を前記系統から解列するステップであって、前記第1の電力変換部は、前記第1の発電装置が出力する直流電力を交流電力に変換して前記系統に逆潮流可能である、解列するステップと、
前記制御部により、負荷機器又は前記蓄電池の少なくとも一方に電力を供給する第2の発電装置の発電電力に不足分が生じているとき、第2の電力変換部を経由して前記蓄電池を放電させて前記不足分の少なくとも一部を補うステップであって、前記第2の発電装置は、前記蓄電池が出力する直流電力を交流電力に変換して前記負荷機器に供給可能である、補うステップと、
を有する。
本発明の電力制御システム、電力制御装置及び電力制御方法によれば、蓄電池を用いつつ、複数の発電装置が発電する電力を効率的に活用することができる。
本発明の一実施形態に係る電力制御システムの自立運転時の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムの充電モード時の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る電力制御システムの放電モード時の機能ブロック図である。 図1の電力制御装置の動作フローを示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[システム構成]
図1〜図3はそれぞれ、本発明の一実施形態に係る電力制御システム90の、自立運転時、充電モード時及び放電モード時の機能ブロック図である。詳細は後述する。電力制御システム90は例えば、第1の発電装置1、蓄電池22、電力制御装置3、第2の発電装置5、負荷機器6及び電流センサ7を含む。図1〜図3において、制御ライン及び情報伝達ラインは破線で示し、電力ラインは実線で示す。情報伝達ラインは、有線であっても無線であってもよい。また、太線矢印L1〜L7は、電力の流れを示す。本発明に係る電力制御システム90の各機能を説明するが、電力制御システム90が有する他の機能を排除することを意図したものではないことに留意されたい。
第1の発電装置1は例えば太陽光、風力又は水力等の再生可能エネルギーに基づいた電力を発電する分散型電源である。第1の発電装置1の定格出力は例えば10kWである。再生可能エネルギーに基づいた電力は現在の日本国において売電可能である。第1の発電装置1は系統80に系統連系し、発電電力を逆潮流して売電可能である。現在の日本国で設けられた売電に関する制約として、系統連系する第1の発電装置1が余剰電力を逆潮流するためには、変圧部32cは停止しなくてはならない。このとき、蓄電池22は放電を行うことができない。
蓄電池22の定格出力は例えば7kWである。蓄電池22は電力制御装置3による制御に基づいて充放電可能である。蓄電池22は、第2の発電装置5が発電した電力の余剰分を充電可能であり、充電した電力を負荷機器6に供給可能である。詳細は後述する。
電力制御装置3は、制御部31、変圧部32a、変圧部32b、変圧部32c、電力変換部33a、電力変換部33b、制御リレー34a、連系リレー34b、自立リレー34c及び系統バイパスリレー34dを有する。電力制御装置3は、後述する負荷機器6への電力供給を制御する。
制御部31は、電力制御装置3の各機能部をはじめとして電力制御装置3の全体を制御するプロセッサである。
変圧部32a、変圧部32b及び変圧部32cは、入力される直流電力の電圧を昇圧又は降圧する昇降圧回路である。変圧部32aは、第1の発電装置1と電力変換部33aとの間に設けられ、第1の発電装置1が発電した電力を適切な電圧に変圧して電力変換部33aに出力する。変圧部32bは、蓄電池22と電力変換部33aとの間に設けられ、蓄電池22の出力を適切な電圧に変換して電力変換部33aに出力する。変圧部32cは、変圧部32bと電力変換部33bとの間に設けられ、それらの間で流れる電流を適切な電圧に変換して出力する。変圧部32cは、電力を双方向に出力可能である。
電力変換部33aは、第1の発電装置1が出力する直流電力を交流電力に変換して系統80に逆潮流可能である。電力変換部33aの一端は、変圧部32aと変圧部32bとの出力をまとめた接続点に接続される。電力変換部33aと変圧部32bとの間には制御リレー34aが設けられる。電力変換部33aは電力を双方向に出力可能である。
電力変換部33bは、蓄電池22が出力する直流電力を交流電力に変換して分電盤4に出力する。また電力変換部33bは、第2の発電装置5が出力する交流電力を直流電力に変換して蓄電池22に出力することもできる。電力変換部33bは電力を双方向に出力可能である。
制御リレー34aは、変圧部32aと変圧部32bとの間に設けられる。制御リレー34aが開くと、蓄電池22は第1の発電装置1から切り離されて系統80から解列し、制御リレー34aが閉じると、蓄電池22は第1の発電装置1と接続する。このとき例えば、第1の発電装置1により発電された電力を、変圧部32aにより変圧して変圧部32bに出力し、変圧部32bにより変圧された電力あるいは系統80からの電力により、蓄電池22を充電することができる。すなわち、制御リレー34aは開閉により第1の発電装置1及び系統80と蓄電池22との接続状態を制御する。
連系リレー34bは、電力変換部33aと系統80との間に設けられ、図1の自立運転時には開き、図2の充電モード時には閉じ、図3の放電モード時には閉じる。
自立リレー34cは、電力変換部33aと分電盤4との間に設けられ、図1の自立運転時には閉じ、図2の充電モード時には開き、図3の放電モード時には開く。
系統バイパスリレー34dは、系統80と分電盤4との間に設けられ、図1の自立運転時には開き、図2の充電モード時には閉じ、図3の放電モード時には閉じる。
分電盤4は、系統80、第1の発電装置1、蓄電池22及び第2の発電装置5の少なくとも1つから供給された電力を1以上の負荷機器6に供給する。また分電盤4は、第2の発電装置5が発電した電力を蓄電池22に出力可能である。
第2の発電装置5は例えば、逆潮流不可能な分散型電源である。第2の発電装置5は、例えば、燃料電池の発電による電力のようにインフラストラクチャから供給される電力であって現在の日本国において売電が認められていない電力を発電する。燃料電池とは、外部から供給された水素及び酸素等のガスを電気化学反応させて発電する発電装置であって例えばSOFC(Solid Oxide Fuel Cell:固体酸化物型燃料電池)である。このとき第2の発電装置5の定格出力は例えば3kW又は700Wである。第2の発電装置5が定格出力を維持して発電するとき、発電効率は良好である。代替例として第2の発電装置5は、ガスタービンエンジンであってもよい。
第2の発電装置5は任意の方法で負荷追従運転を行ってもよい。
第2の発電装置5は内部にインバータを備える。このとき第2の発電装置5が発電した直流電流は内部で交流電流に変換されるため、第2の発電装置5は負荷機器6に電力を直接供給可能である。
図1〜図3において第2の発電装置5は電力制御装置3の外部に設けられているが、第2の発電装置5を電力制御装置3の内部に設けてもよい。
負荷機器6は、供給された電力を消費する電力負荷であり、例えばエアコン、電子レンジ、冷蔵庫、テレビ、ルータ等の各種電気製品である。また、負荷機器6は、商工業施設で使用される空調機又は照明器具等の機械、照明設備等であってもよい。
電流センサ7は系統80と分電盤4との間に設けられ、順潮流(買電方向の電流)又は逆潮流(売電方向の電流)を検出可能である。電流センサ7は系統80からの順潮流又は系統80への逆潮流を検出するとその情報を第2の発電装置5に出力する。電流センサ7が所定量以上の順潮流を検出するとき、第2の発電装置5は発電を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態に係る電力制御方法を詳細に説明する。
[本実施形態の詳細]
第1の発電装置1からの逆潮流が生じておらず制御リレー34aが閉じている状態で、制御部31は、第1の発電装置1が発電電力を逆潮流しているか否かを判定する。制御リレー34aが閉じている状態とは、例えば図1に示す自立運転時であって、太線矢印L1及び太線矢印L2に示すように第1の発電装置1が負荷機器6に電力を供給し、第2の発電装置5が蓄電池22に電力を供給しているときである。しかしながら、他の一例として、系統80から順潮流が生じている系統連系運転時であってもよい。
系統連系運転時とは例えば、系統80から分電盤4を介して負荷機器6に電力が供給されると同時に、第2の発電装置5が発電電力を負荷機器6に供給しているときである。このとき、系統80から蓄電池22に電力が供給されて蓄電池22が充電されてもよい。また、このとき、制御リレー34a、連系リレー34b及び系統バイパスリレー34dは閉じ、自立リレー34cは開いている。
制御部31は、第1の発電装置1が発電電力を逆潮流していることを検出すると、電力制御装置3が採用すべきモードを判定する。採用すべきモードには3つ存在する。1つ目のモードは充電モードであり、負荷機器6が消費する電力が第2の発電装置5の発電電力よりも小さく、第2の発電装置5の発電電力の余剰分を蓄電池22に充電するモードである。2つ目のモードは放電モードであり、負荷機器6が消費する電力が第2の発電装置5の発電電力よりも大きく、第2の発電装置5の発電電力の不足分の少なくとも一部を補うために蓄電池22を放電させるモードである。3つ目のモードは非充放電モードであり、負荷機器6が消費する電力と第2の発電装置5の発電電力とが等しく、蓄電池22が充放電を行わないモードである。
採用すべきモードが充電モードであると判定したとき、図2に示すように制御部31は制御リレー34a及び自立リレー34cを開き、連系リレー34b及び系統バイパスリレー34dを閉じて、太線矢印L4に示すように蓄電池22への充電を開始する。このとき、第2の発電装置5から負荷機器6にも電力が供給される。太線矢印L3に示すように第1の発電装置1は発電電力を負荷機器6に供給すると同時に発電電力を系統80に逆潮流させる。このとき蓄電池22は系統80から解列され、第1の発電装置1の発電電力だけが系統80に逆潮流する。
充電の開始後、制御部31は、電力変換部33bを制御して、電流センサ7が検出する電流の増加分を最小限(所定値以内)に抑えるように充電電流を少しずつ(所定値ずつ)増加させる。具体的には、充電電流を少しずつ増加させることによって電流センサ7を順方向に流れる(順潮流)の電流が増加したか否かを判定し、増加したときには、制御部31はそれ以上充電電流を増加させない。すなわち、電流センサ7が検出する電流の増加分は最小限に抑えられる。
一方、電流センサ7を流れる電流が増加しないとき、制御部31は充電電流を更に増加させ、電流センサ7を流れる電流が増加したか否かを再度判定する。
また、採用すべきモードが放電モードであると判定したとき、図3に示すように制御部31は制御リレー34a及び自立リレー34cを開き、連系リレー34b及び系統バイパスリレー34dを閉じる。また、制御部31は太線矢印L6に示すように蓄電池22から負荷機器6への供給を開始する。これにより、太線矢印L7に示す第2の発電装置5の発電電力の不足分が補われる。太線矢印L5に示すように第1の発電装置1は発電電力を負荷機器6に供給すると同時に、発電電力を系統80に逆潮流させる。このとき蓄電池22は系統80から解列され、第1の発電装置1の発電電力だけが系統80に逆潮流する。
放電の開始後、制御部31は、電流センサ7に流れる電流を、当該電流が順方向(順潮流の方向)に流れていると第2の発電装置5が判定する最低限(所定値以内)の量の電流に抑えるように蓄電池22から負荷機器6への電力供給を行う。このとき制御部31は負荷機器6に対して、不足分を、第2の発電装置5からの電力、蓄電池22からの電力、及び第1の発電装置1からの電力、の優先順位で補ってもよい。
[動作フロー]
図4は図2又は図3の電力制御装置3が、制御リレー34aが閉じている状態で実行する動作フローを示す図である。
電力制御装置3は、逆潮流が検出されたか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1でNoのとき、電力制御装置3はステップS1を繰り返す。ステップS1でYesのとき電力制御装置3は、採用すべきモードを判定する(ステップS2)。採用すべきモードが非充放電モードのとき、電力制御装置3はフローを終了する。非充放電モードにおいて、制御リレー34aは閉じたままである。
ステップS2において採用すべきモードが充電モードのとき、電力制御装置3は制御リレー34aを開き(ステップS3)、第2の発電装置5から蓄電池22への充電を開始する(ステップS4)。次いで電力制御装置3は充電電流を増加させる(ステップS5)。このとき電力制御装置3は電流センサ7を流れる電流が増加したか否かを判定し(ステップS6)、ステップS6でNoのとき電力制御装置3はステップS5を再度実行する。
一方、ステップS6でYesのとき電力制御装置3は充電電流を増やさずに維持する(ステップS7)。
またステップS2において採用すべきモードが放電モードのとき、電力制御装置3は制御リレー34aを開く(ステップS8)。次いで電力制御装置3は蓄電池22から負荷機器6への放電を開始する(ステップS9)。また電力制御装置3は放電電流を増加させ(ステップS10)、電流センサ7を流れる電流が、順方向に電力が流れていると第2の発電装置5が判定する最低限の電流量であるか否かを判定し(ステップS11)、ステップS11でNoのときステップS11を再度実行する。
ステップS10でYesのとき電力制御装置3は、放電電流を増加させずに維持する(ステップS12)。
ステップS7又はステップS12の後、電力制御装置3は逆潮流の検出が終了したか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13でNoのとき電力制御装置3はステップS2のモードの判定に戻り、ステップS2〜ステップS13を繰り返す。一方ステップS13でYesのとき電力制御装置3は充電モード又は放電モードを終了し、電力制御装置3は制御リレー34aを閉じる(ステップS14)。この後、動作フローは終了する。
上記実施形態に係る電力制御システム90によれば、電力制御装置3は、第1の発電装置1と蓄電池22との接続状態を制御する制御リレー34aと、第1の発電装置1の発電電力が逆潮流していることを検出したとき、制御リレー34aを開いて蓄電池22を系統80から解列する制御部31とを有する。このため、例えば逆潮流が生じているときに蓄電池22を系統80から解列し、蓄電池22と第2の発電装置5とを用いることができる状態にし、変圧部32cを停止することなく、複数の発電装置が発電する電力を効率的に活用することができる。
上記実施形態に係る電力制御システム90によれば、制御部31は、第2の発電装置5の発電電力に余剰分が生じているとき、余剰分を蓄電池22に充電させる。このため、自立運転時のみならず逆潮流が生じているときでも、蓄電池22を用いて、第2の発電装置5の発電電力を効率的に活用することができる。また、余剰分を蓄電池22に蓄えて、電力需要が多いときに使用することができるため、ピークシフト効果を得ることができる。
上記実施形態に係る電力制御システム90によれば、制御部31は、電流センサ7が検出する電流の増加分が最小限となるように蓄電池22への充電電流を増加させる。すなわち、電流センサ7が検出する電流の増加分が最小限となるとき、第1の発電装置1から負荷機器6に流れる電流は最小限となるため、第1の発電装置1は発電電力を、最大限逆潮流させて売電することができる。したがって、売電による経済的インセンティブのメリットを受けることができる。
上記実施形態に係る電力制御システム90によれば、制御部31は、第2の発電装置5の発電電力に不足分が生じているとき、蓄電池22を放電させて不足分を補う。このため、蓄電池22の放電が可能なときには、第1の発電装置1の発電電力を全てその不足分に充てる必要がなくなるため、第1の発電装置1から逆潮流する電力を多くすることができる。したがって、売電による経済的インセンティブのメリットを受けることができる。
上記実施形態に係る電力制御システム90によれば、制御部31は、電流センサ7が検出する電流が、第2の発電装置5が発電を行う最低限の電流となるように蓄電池22を放電させる。このため、第2の発電装置5を駆動して負荷機器6への供給電力を確保しつつ、売電電力量を多くし、売電による経済的インセンティブのメリットを受けることができる。
上記実施形態に係る電力制御システム90によれば、制御部31は、不足分を、第2の発電装置5からの電力、蓄電池22からの電力、及び第1の発電装置1からの電力、の優先順位で補う。このため、第1の発電装置1から負荷機器6に供給される電力が最小となり、売電電力量を多く確保することができるため、売電による経済的インセンティブを最大化することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能である。また、本発明を方法の発明として実施するときにも、複数の部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、本発明に係る電力制御装置3の制御部31をコンピュータで構成したとき、各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、そのコンピュータの内部又は外部の記憶部に格納しておき、そのコンピュータの中央演算処理装置(CPU)によってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。また、このようなプログラムは、例えばDVD又はCD−ROMなどの可搬型記録媒体の販売、譲渡、貸与等により流通させることができるほか、そのようなプログラムを、例えばネットワーク上にあるサーバの記憶部に記憶しておき、ネットワークを介してサーバから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、流通させることができる。また、そのようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラム又はサーバから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶部に記憶することができる。また、このプログラムの別の実施態様として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、更に、このコンピュータにサーバからプログラムが転送される度に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。
1 第1の発電装置
22 蓄電池
3 電力制御装置
31 制御部
32a 変圧部(コンバータ)
32b 変圧部(コンバータ)
32c 変圧部(コンバータ)
33a 電力変換部(インバータ)
33b 電力変換部(インバータ)
34a 制御リレー
34b 連系リレー
34c 自立リレー
34d 系統バイパスリレー
4 分電盤
5 第2の発電装置
6 負荷機器
7 電流センサ
80 系統(商用系統)
90 電力制御システム

Claims (6)

  1. 蓄電池と、電力の供給を受ける負荷機器と、系統連系し逆潮流可能な第1の発電装置と、前記負荷機器又は前記蓄電池の少なくとも一方に電力を供給する第2の発電装置と、前記負荷機器への電力供給を制御する電力制御装置と、前記系統からの順潮流を検出して前記第2の発電装置を発電させる電流センサと、を含む電力制御システムであって、
    前記電力制御装置は、
    制御部と、
    前記第1の発電装置が出力する直流電力を交流電力に変換して前記系統に逆潮流可能な第1の電力変換部と、
    前記蓄電池が出力する直流電力を交流電力に変換して前記負荷機器に供給可能な第2の電力変換部と、
    前記第1の発電装置と前記蓄電池との接続状態を制御する制御リレーと
    を有し、
    前記制御部は、前記第1の発電装置の発電電力が前記第1の電力変換部を経由して逆潮流していることを検出したとき、前記制御リレーを開いて前記蓄電池を前記系統から解列し、前記第2の発電装置の発電電力に不足分が生じているとき、前記第2の電力変換部を経由して前記蓄電池を放電させて前記不足分の少なくとも一部を補う、
    電力制御システム。
  2. 請求項1に記載の電力制御システムにおいて、
    前記制御部は、前記第2の発電装置の発電電力に余剰分が生じているとき、前記余剰分を前記蓄電池に充電させる、電力制御システム。
  3. 請求項2に記載の電力制御システムにおいて、
    前記制御部は、前記電流センサが検出する電流の増加分を最小限に抑えるように前記蓄電池への充電電流を増加させる、電力制御システム。
  4. 請求項1に記載の電力制御システムにおいて、
    前記制御部は、前記電流センサが検出する電流が、前記第2の発電装置が発電を行う最低限の電流となるように前記蓄電池を放電させる、電力制御システム。
  5. 系統連系し発電電力を逆潮流可能な第1の発電装置と、蓄電池との接続状態を制御する制御リレーと、
    制御部と、
    前記第1の発電装置が出力する直流電力を交流電力に変換して前記系統に逆潮流可能な第1の電力変換部と
    前記蓄電池が出力する直流電力を交流電力に変換して前記負荷機器に供給可能な第2の電力変換部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第1の発電装置の発電電力が前記第1の電力変換部を経由して逆潮流していることを検出したとき、前記制御リレーを開いて前記蓄電池を前記系統から解列し、負荷機器又は前記蓄電池の少なくとも一方に電力を供給する第2の発電装置の発電電力に不足分が生じているとき、前記第2の電力変換部を経由して前記蓄電池を放電させて前記不足分の少なくとも一部を補う、
    電力制御装置。
  6. 制御リレーにより、系統連系し発電電力を逆潮流可能な第1の発電装置と、蓄電池との接続状態を制御するステップと、
    制御部により、前記第1の発電装置の発電電力が第1の電力変換部を経由して逆潮流していることを検出したとき、前記制御リレーを開いて前記蓄電池を前記系統から解列するステップであって、前記第1の電力変換部は、前記第1の発電装置が出力する直流電力を交流電力に変換して前記系統に逆潮流可能である、解列するステップと、
    前記制御部により、負荷機器又は前記蓄電池の少なくとも一方に電力を供給する第2の発電装置の発電電力に不足分が生じているとき、第2の電力変換部を経由して前記蓄電池を放電させて前記不足分の少なくとも一部を補うステップであって、前記第2の発電装置は、前記蓄電池が出力する直流電力を交流電力に変換して前記負荷機器に供給可能である、補うステップと、
    を有する
    電力制御方法。
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