JP6584631B2 - 回転圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転圧縮機に関し、特に、密閉型回転圧縮機の密閉容器の構造に関するものである。
回転圧縮機の一例である、密閉型回転圧縮機においては、溶接された一体型の容器に電動機、圧縮機などの内部部品が密閉され、密閉容器の上部に冷媒が吐出される吐出管と、内部の部品に接続される気密端子とが設けられている。密閉型回転圧縮機の稼働中に密閉容器の内部が高圧になると、吐出管と、気密端子との間の応力集中により密閉容器が変形し、冷媒の漏出などを引き起こすことがある。
特許文献1では、従来平坦であった密閉容器上部を半球形状に形成し、その中心に冷媒が流通する吐出管を配置して、上部密閉容器の耐圧強度を向上させることが提案されている。
特許文献2では、上部密閉容器を複数の球面により、全体として円蓋状に形成し、気密端子や付属品などを球面に沿って設けた平面部に配置することで、上部密閉容器の耐圧強度を向上させながら、吐出管や気密端子の設置を容易にすることが提案されている。
特開平11−159456号公報 特開2015−124700号公報
回転圧縮機の小型化、高能力化のためには、冷媒循環量を増加させることが考えられるが、その場合には、密閉容器外径を維持したまま吐出管径を適切な大きさに拡大して、吐出管における損失を抑制することが必要となる。ところが、吐出管径を拡大すると、密閉容器上部に設けられた気密端子と吐出管とが近接することになり、密閉容器高圧時に気密端子と吐出管との間の領域に応力が集中し、変形が生じやすくなる。この領域で生じる変形は、例え、特許文献1、2の構成を採用した場合であっても防止することは困難であり、冷媒ガスの漏出や気密端子破損などが生じている。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、密閉容器外径を維持しながら吐出管径を拡大しても、上部密閉容器の強度を確保でき、且つ、気密端子の配置を容易に行える回転圧縮機を提供することを目的とする。
本発明に係る回転圧縮機は、圧縮機構部、及び、電動機部を収容する密閉容器を備え、前記密閉容器は、円筒形の胴部と、前記胴部の一端の開口を塞ぎ、冷媒を吐出させる吐出管が中央部に接続された第1密閉容器と、前記胴部の他端の開口を塞ぐ第2密閉容器と、を有し、前記第1密閉容器は、前記電動機部に接続される気密端子が配置された平面部と、前記平面部以外を形成する、少なくとも1つの曲面部と、を有し、前記平面部は、長軸方向に第1端部と第2端部とを有する楕円形状を有し、前記一端の開口により形成され、前記胴部の軸方向に直交する仮想垂直面に位置し、前記仮想垂直面において前記楕円形状の長軸を前記仮想垂直面に投影した軸と直交する第1軸に対して、前記吐出管に近づくにつれて前記仮想垂直面から離れる方向に第1傾斜角度を成して傾斜し、前記仮想垂直面において前記第1軸と直交する第2軸に対して、前記第1端部が前記第2端部よりも前記仮想垂直面から離れる方向に第2傾斜角度を成して傾斜する。
本発明に係る回転圧縮機によれば、気密端子が配置される平面部が胴部の軸方向に直交する仮想垂直面に対して第1傾斜角度、第2傾斜角度で傾斜している。これにより、吐出管と気密端子との距離及び気密端子と密閉容器との距離が延長され、密閉容器外径を維持したまま吐出管径を拡大させても、吐出管と気密端子と間で応力が集中することが抑制され、密閉容器に変形が生じにくくなる。また、密閉容器の強度を十分確保することが可能となり、気密端子の配置も容易となる。
実施の形態に係る回転圧縮機の内部を示す内部構成図である。 上部密閉容器の上面図である。 図2のX軸に沿った断面をY方向に見たときの図である。 図2のY軸に沿った断面をX方向に見たときの図である。 本実施の形態の上部密閉容器、及び、従来例の上部密閉容器の内圧に対する変形量の比較結果を示すグラフである。
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る回転圧縮機100の内部を示す内部構成図である。以下の説明においては、回転圧縮機100として、圧縮機構部2に2つの円筒シリンダ25を有するツインロータリー形の回転圧縮機100を例に説明する。図1に示すように、回転圧縮機100は、密閉容器1の内部に、圧縮機構部2、電動機部3を収容した、密閉型の電動圧縮機である。密閉容器1には、吸入マフラー14が接続され、吸入マフラー14から冷媒が吸入され、高圧に圧縮されて吐出される。
密閉容器1は、円筒形状の胴部11、胴部11上側の開口を塞ぐ上部密閉容器12、胴部11下側の開口を塞ぐ下部密閉容器13により構成されている。上部密閉容器12は、本発明の第1密閉容器の一例であり、下部密閉容器13は、本発明の第2密閉容器の一例である。それぞれが接続する部分は溶接により固定され、密閉状態が保たれている。胴部11には吸入マフラー14に接続される吸入管15設けられ、上部密閉容器12には吐出管4が設けられている。吐出管4は、回転軸21の延長線上であり、上部密閉容器12の中央部に設置されている。上部密閉容器12には、密閉容器1内の電動機部3に電気的に接続される気密端子16と、ロッド7とが設けられている。ロッド7には、気密端子16を保護するためのカバーが取付けられる。下部密閉容器13は、半球形に近似された形状を有する。下部密閉容器13には、圧縮機構部2に供給される潤滑油が貯留される給油機構が設けられていてもよい。
電動機部3は、回転子31と固定子32とにより構成されている。固定子32は密閉容器1の胴部11に焼き嵌め、溶接など各種固定法により固定され、リード線により上部密閉容器12に設けられた気密端子16に電気的に接続されている。
圧縮機構部2は、回転軸21と、主軸受22と、副軸受23と、ローリングピストン24と、円筒シリンダ25と、ベーン26と、により構成されている。回転軸21は、電動機部3の回転子31に固定されており、主軸受22と副軸受23とにより保持されている。ローリングピストン24は、回転軸21に固定され、円筒シリンダ25内に偏芯回転可能に収容されている。円筒シリンダ25は、ベーン26により圧縮室毎に区切られており、圧縮室を移動し、高圧となった冷媒が密閉容器1内部の空間に吐出される。
図2は、上部密閉容器12の上面図である。図2に示すように、円筒形の胴部11の上端が形成するXY面において胴部11に接続された上部密閉容器12は、上面視において円形状であり、その中心部には、吐出管4が設けられている。上部密閉容器12の表面は、平面部17と、曲面部18とにより構成されている。平面部17は、端部17a、17bを有する楕円形であり、縁部が曲面部18に接続している。
平面部17は、楕円形に形成され、一方の端部17aには、密閉容器1内部の電動機部3が接続し、最外殻16aが平面部17に連続する複数の気密端子16が設けられている。また、平面部17の他方の端部17bには、平面部17に対して垂直なロッド7が設けられている。上部密閉容器12の中心部に設けられた吐出管4は、上部密閉容器12の外径の0.1倍以上0.2倍以下の外径を有する。一方、上部密閉容器12の表面のうち、曲面部18は、例えば、複数の曲面により、半球形に近似された形状に形成されている。
図3は、図2のX軸に沿った断面をY方向に見たときの図である。図3に示すように、平面部17をY方向に見ると、平面部17は、胴部11の上端で形成されるXY面に対してθ1の角度で傾斜し、平面部17の縁部が凹部18aの滑らかな曲線により曲面部18に接続している。具体的には、胴部11の上端で形成され、胴部11の軸方向に直交するXY面に位置するX軸に対し、XY面から離れる方向に傾斜角度θ1を成して傾斜している。傾斜角度θ1は、例えば、θ1=5°であり、平面部17の一方の端部17aは、曲面部18により形成される半球状の面よりも外側に突出している。そして、平面部17の一方の端部17aから胴部11の上端が形成するXY面までの距離は、他方の端部17bから胴部11の上端が形成するXY面までの距離よりも遠くに位置している。傾斜角度θ1で傾斜する平面部17が凹部18aにより曲面部18と接続されることで、気密端子16の最外殻16aと、吐出管4の側面との間の面に沿った距離、及び気密端子16の最外殻16aと、上部密閉容器12の内面との間の面に沿った距離が増加される。凹部18aは、厚みが厚く形成されており、強度を向上させるリブとしての機能を有する。
図4は、図2のY軸に沿った断面をX方向に見たときの図である。図4に示すように、平面部17をX方向に見ると、平面部17は、胴部11の上端で形成されるXY面に対し、例えばθ2=10°の角度で傾斜している。具体的には、X軸と直交するY軸に対して、XY面から離れる方向に傾斜角度θ2を成して傾斜している。この場合も、平面部17が傾斜角度θ2で傾斜することで、気密端子16の最外殻16aと、吐出管4の側面との間の面に沿った距離、及び、気密端子16の最外殻16aと、上部密閉容器12の内面との間の面に沿った距離が増加される。Y方向に見た場合にも、平面部17の一方の端部17aは曲面部18よりも突出しており、平面部17の縁部は、凹部18aの滑らかな曲線により曲面部18に接続されている。なお、XY面は、本発明の仮想垂直面の一例であり、X軸及びY軸は、第1軸及び第2軸の一例であり、傾斜角度θ1及び傾斜角度θ2は、第1傾斜角度及び第2傾斜角度の一例である。
このように、平面部17は、上部密閉容器12を上面視した時に直交するX方向及びY方向の2方向の断面において、胴部11の上端の面に対して傾斜を有し、凹部18aにより曲面部18と滑らかに接続されている。そのため、上面視した時の気密端子16と吐出管4との間の距離が維持された場合でも、気密端子16の最外殻16aと、吐出管4の側面との間の面に沿った距離及び、気密端子16の最外殻16aと、上部密閉容器12の内面との間の面に沿った距離が延長される。平面部17の傾斜角度θ1、θ2を大きくすることで、平面部17の一方の端部17aが曲面部18から更に離れ、且つ、平面部17の一方の端部17aは曲面部18よりも突出し、XY面までの距離が大きくなっている。そのため、気密端子16から吐出管4までの間の面に沿った距離が更に延長される。
密閉容器の直径が100mmである場合に、平面部17が傾斜していないと、吐出管4の側面と、気密端子16の最外殻16aとの距離、及び、気密端子16の最外殻16aと、上部密閉容器12の内面との間の距離を十分確保することができない。一方、傾斜角度θ1、θ2で傾斜した平面部17、吐出管4の側面と、気密端子16の最外殻16aとの距離を5mmとし、気密端子16の最外殻16aと、上部密閉容器12の内面との距離を5mmとし、絶縁距離の規定に準ずる設計が可能となる。従って、吐出管4の側面と、気密端子16の最外殻16aとの距離は、5mm以上とし、気密端子16の最外殻16aと、上部密閉容器12の内面との距離を5mm以上とすることが望ましい。また、平面部17の傾斜角度θ1、θ2としては、いずれも、XY面に対し、5°以上30°以下であるとよい。傾斜角度θ1、θ2をこの範囲とすることで、吐出管4の側面と、気密端子16の最外殻16aとの距離、及び、気密端子16の最外殻16aと、上部密閉容器12の内面との間の距離が確保される。また、平面部17が傾斜することで、平面視において気密端子16が上部密閉容器12の開口よりも外側に飛び出てしまうことが防止される。
続いて、回転圧縮機100の動作について説明する。回転圧縮機100は、冷媒を吸入マフラー14から吸入管15を介して吸入する。吸入管15から吸入された冷媒は、圧縮機構部2に導入され、圧縮機構部2において圧縮されて高温高圧のガス冷媒となって密閉容器1内に吐出される。そして、ガス冷媒は、密閉容器1内面と電動機部3とのすきまを通り、上部密閉容器12の吐出管4から吐出される。その結果、回転圧縮機100により高温高圧のガス冷媒が生成される。
密閉容器1は、圧縮機構部2において圧縮された冷媒が密閉容器1内部に吐出されると、高温高圧のガス冷媒により外向きの力を受ける。密閉容器1のうち、胴部11及び下部密閉容器13は、円筒形状及び半球形に近似された形状により、外向きの力による応力集中が低減される。
一方、上部密閉容器12は、楕円形の平面部17と、半球形に近似された曲面部18と、により表面が形成されている。平面部17には、気密端子16、及び、それを保護するカバーが取付けられるロッド7が設けられており、曲面部18には、上部密閉容器12の中心となる位置に吐出管4が設けられている。平面部17は、2方向に傾斜しており、楕円形の平面部17の一方の端部17aが上部密閉容器12の曲面部18よりも外側に突出し、上部密閉容器12の中心よりも高い位置まで延長されている。また、平面部17と、曲面部18とは、滑らかな曲線状の凹部18aにより接続されている。そのため、気密端子16と吐出管4との距離が、上部密閉容器12が平坦である場合、又は、球形に沿った平面とした場合よりも増大される。凹部18aは、厚みが増加され、リブとしての機能を有する。
このように、上部密閉容器12は、平面部17と、曲面部18とにより表面が形成され、特に応力が集中しやすい平面部17の縁部が、厚みが厚く形成された、滑らかな凹部18aにより曲面部18に接続している。上部密閉容器12のうち、平面部17以外の領域は、半球形に近似された曲面部18により形成されている。これにより、密閉容器1内部の圧力が上昇しても、応力が集中することが低減され、上部密閉容器12の変形が抑制される。
平面部17は、2方向に傾斜しており、平面部17に設けられた気密端子16と、曲面部18に設けられた吐出管4との間の距離が延長されている。そのため、例えば、上部密閉容器12の外径の0.1倍の大径な吐出管4を用いた場合であっても、気密端子16と、吐出管4とを十分離して配置することが可能となる。
気密端子16は、気密端子16を覆うためのカバーを必要とするが、そのためには、カバーを取付けるロッド7も配置されていなければならない。平面部17は、上部密閉容器12の曲面部18よりも外側に突出し、高い位置まで延長され、面積が大きく形成されている。そのため、気密端子16、及び、ロッド7の配置、又は、取付け作業が容易であるとともに、ロッド7へのカバーの取り付けも容易となる。
性能評価.
性能評価においては、本実施の形態に係る回転圧縮機100の上部密閉容器12と、従来の上部密閉容器とについて、数値解析を行い負荷時の変形量を算出して比較を行った。本実施の形態に係る上部密閉容器12は、図2のX軸に対し10°、Y軸に対し15°の傾斜角になるように平面部17の傾斜を設定した。比較例の上部密閉容器においては、表面を傾斜のない平坦な平面として気密端子を設けるとともに、上部密閉容器の中心に吐出管を設けた。比較例の上部密閉容器の外径、及び、板厚は上部密閉容器12と同一とした。また、上部密閉容器12に用いた吐出管4の外径は、比較例の上部密閉容器に用いた吐出管の外径の1.5倍とした。
図5は、本実施の形態の上部密閉容器12、及び、従来例の上部密閉容器の内圧に対する変形量の比較結果を示すグラフである。図5においては、上部密閉容器について、負荷圧力を5MPaとして数値解析条件を設定し、負荷時の変形量について算出した。黒の棒グラフは、実施例の変化量であり、白抜きの棒グラフは、比較例の変化量である。比較においては、比較例の上部密閉容器の変形量を100%とした。
図5に示すように、上部密閉容器12の吐出管4と、気密端子16との間の変形量は、比較例の上部密閉容器の吐出管と、気密端子との間の変形量の約50%程度にまで減少している。また、気密端子16の中心部分の変形量は、比較例の気密端子の中心部分の変形量の約80%程度に減少している。このように、吐出管4の外形が1.5倍に増加しても変形量が減少したのは、吐出管4と気密端子16との間の距離が十分維持されたためであると考えられる。また、気密端子16が配置された平面部17と、吐出管4が配置された曲面部18とが滑らかな凹部18aにより接続されたことも要因の一つであると考えられる。以上より、本実施の形態の上部密閉容器12の構造を採用することで、応力集中が緩和され、上部密閉容器12の変形を大幅に低減できることがわかった。
なお、上記の説明においては、圧縮室を2つ設けたツインロータリー圧縮機を例にとり説明したが、本発明は、冷媒流量の大きいシングルロータリー、スクロール圧縮機などに適用し、吐出管の拡大を図ることもできる。
また、上記の説明においては、縦置き型の圧縮機に適用する場合を想定して説明しているが、横置き型の圧縮機において、椀形密閉容器が円筒型密閉容器の解放部に圧入され、中心に吐出管が設けられている場合にも、本発明を適用することができる。
以上説明した、本実施の形態に係る回転圧縮機100によれば、気密端子16が配置される平面部17が胴部11の開口により形成されたXY面から傾斜角度θ1、θ2で傾斜している。これにより、気密端子16の最外殻16aと、吐出管4の側面との間の面に沿った距離及び、気密端子16の最外殻16aと、上部密閉容器12の内面との間の面に沿った距離が延長される。そのため、密閉容器1の外径を維持したまま吐出管4の外径を拡大させても、密閉容器1の強度を確保することが可能となる。また、平面部17に大きな面積を確保することができるため、気密端子16の配置、接続などが容易になる。
以上説明した、本実施の形態に係る回転圧縮機100によれば、傾斜角度θ1、θ2は、異なる角度に形成される。このため、吐出管4の側面と、気密端子16の最外殻16aとの距離、及び、気密端子16の最外殻16aと、上部密閉容器12の内面との間の距離を十分に確保することができる。
本実施の形態に係る回転圧縮機100によれば、平面部17の一方の端部17aを曲面部18よりも突出させ、XY面からの距離を大きくているため、平面部17の吐出管4からの距離を保ちながら平面部17の面積を十分拡大し、気密端子16と吐出管4との距離を増大することができる。
本実施の形態に係る回転圧縮機100によれば、平面部17と曲面部18とが凹部18aにより滑らかな曲線で接続されることで、密閉容器1の強度が向上する。
本実施の形態に係る回転圧縮機100によれば、吐出管4の外径が拡大され、密閉容器1の強度を維持しながら、冷媒循環量を増加させることが可能となり、高能力な回転圧縮機100が得られる。
本実施の形態に係る回転圧縮機100によれば、平面部17の傾斜角度θ1、θ2をそれぞれ5°以上30°以下とすることで、気密端子16と吐出管4との距離を増大させ、且つ、平面部17の面積を十分拡大することができる。また、気密端子16が密閉容器1よりも外側に突出してしまうことも防ぐことができる。
本実施の形態に係る回転圧縮機100によれば、例えば、密閉容器の直径が100mmであっても、吐出管4の側面と、気密端子16との距離は、5mm以上とし、気密端子16と、上部密閉容器12の側面との距離は、5mm以上とすることができる。そのため、絶縁距離の規定に則った設計が可能となる。
本実施の形態に係る回転圧縮機100によれば、ロッド7が平面部17に設けられるため、気密端子16を覆うカバーの取付けの作業が容易になる。
本実施の形態に係る回転圧縮機100によれば、R22冷媒よりも高い飽和圧力を有する冷媒を圧縮しても、密閉容器1の強度が十分であるため、安全が保たれる。
1 密閉容器、2 圧縮機構部、3 電動機部、4 吐出管、7 ロッド、11 胴部、12 上部密閉容器、13 下部密閉容器、14 吸入マフラー、15 吸入管、16 気密端子、16a 最外殻、17 平面部、17a 端部、17b 端部、18 曲面部、18a 凹部、21 回転軸、22 主軸受、23 副軸受、24 ローリングピストン、25 円筒シリンダ、26 ベーン、31 回転子、32 固定子、100 回転圧縮機。

Claims (9)

  1. 圧縮機構部、及び、電動機部を収容する密閉容器を備え、
    前記密閉容器は、
    円筒形の胴部と、
    前記胴部の一端の開口を塞ぎ、冷媒を吐出させる吐出管が中央部に接続された第1密閉容器と、
    前記胴部の他端の開口を塞ぐ第2密閉容器と、を有し、
    前記第1密閉容器は、
    前記電動機部に接続される気密端子が配置された平面部と、
    前記平面部以外を形成する、少なくとも1つの曲面部と、を有し、
    前記平面部は、
    長軸方向に第1端部と第2端部とを有する楕円形状を有し、
    前記一端の開口により形成され、前記胴部の軸方向に直交する仮想垂直面に位置し、前記仮想垂直面において前記楕円形状の長軸を前記仮想垂直面に投影した軸と直交する第1軸に対して、前記吐出管に近づくにつれて前記仮想垂直面から離れる方向に第1傾斜角度を成して傾斜し、
    前記仮想垂直面において前記第1軸と直交する第2軸に対して、前記第1端部が前記第2端部よりも前記仮想垂直面から離れる方向に第2傾斜角度を成して傾斜する
    回転圧縮機。
  2. 前記第1傾斜角度と、前記第2傾斜角度とが異なるように形成されている、
    請求項1に記載の回転圧縮機。
  3. 前記仮想垂直面と、前記平面部の前記仮想垂直面から最も離れた位置との距離は、
    前記仮想垂直面と、前記曲面部との距離よりも大きい
    請求項1又は2に記載の回転圧縮機。
  4. 前記平面部と前記曲面部とは、
    前記曲面部に形成された凹部により接続されている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転圧縮機。
  5. 前記吐出管の外径は、
    前記第1密閉容器の外径の0.1倍以上となるように形成されている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転圧縮機。
  6. 前記第1傾斜角度は、前記仮想垂直面に対して5°以上30°以下であり、
    前記第2傾斜角度は、前記仮想垂直面に対して5°以上30°以下である、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転圧縮機。
  7. 前記吐出管の側面と、前記気密端子との距離は、5mm以上であり、
    前記気密端子と、前記第2密閉容器の側面との距離は、5mm以上である
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の回転圧縮機。
  8. 前記平面部は、
    前記平面部に対して垂直に設けられ、前記気密端子を覆うカバーが取付けられるロッドを備えた、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の回転圧縮機。
  9. 前記圧縮機構部は、
    R22冷媒よりも高い飽和圧力を有する冷媒を圧縮するものである、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の回転圧縮機。
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