JP6582165B2 - カップ部を有する衣類 - Google Patents

Description

本発明は、カップ部を有する衣類に関し、特にカギホック無しブラジャーの伸縮性肩紐がカップ部を司る係合土台布と肩紐の縫製形状の作用により、胸囲の長さを自在に変更可能として、胸周りを安定良く押さえて支え締めるのに最適、好適に用いられるものである。

ブラジャーはバストを衛生保護・固定する機能のため、胸囲を押さえた着用で備えている。従来、バストカップの大きさを造形して魅せるため、カップ形成の縁取りとしてＵ字型線材に樹脂やワイヤー入りで係合部分と接続して胸囲ベルトで密着させて張力を集結し、カギホック留めで締めている。胸囲サイズは、カップ部下方の胸下周りのアンダーバストサイズが基本となり、サイズ選びが重要である。胸囲サイズ選びは、胸下周りの長さ５センチ幅きざみのサイズ表示と、カップの大きさ容量は、胸を通る周り長さ計測によるカップサイズ表記に合わせた着用である。

前記のサイズ選びでは、胸周りのサイズ表示はカギホック調整部分で、長さ調整の許容範囲は２，５センチ位であり、伸縮性ベルトと合わせて約５センチのサイズ幅があり伸びしろとなる。繰り返し着用していると、伸縮製胸囲ベルトは伸びてきて、胸周りがずれたりの不具合が生じ、ブラジャー着用としての機能が果せなくなる。これを回避しょうとするとカップ部と縫製してある胸囲ベルトは修復が難しく手間がかかる。

ブラジャーの胸囲サイズに合わせるため、密着させる着用にして、胸周りにしめ付け感ある胸囲ベルトは肩紐と係止具で垂直に繋がれている、肩から掛かる吊り肩紐張力と胸囲ベルトは係止具で分断される。このことで肩腕の上下運動により、吊り肩紐は少しずつたわみがでて、肩紐のズレ落ちが生じることを課題とされている。

本発明は、カップ部を有する衣類の肩紐は、左右調整具付きで肩から背面でカップ係合土台布に付設のカギホック調整具部分を取り除き、土台布端に接続具配置で肩紐のクロス状により肩紐のズレ落ちは解消される。更に肩紐は左右脇カップ係合土台布からカップ下方の胸周りから背後へと肩紐は繋ぐようにして連係する。肩紐は前面側で胸囲の長さを任意に調整具で締付けを可能にすると、肩紐の張力が、胸囲のしめ付け感無く締める。

本発明は、左右カップ２ａ，２ｂ上辺に接続具マルカン１３ａ，１３ｂに連結された伸縮性を有する広幅テープ肩紐１、は、肩紐調整分の長さが折り込まれた左右調整具５ａ，５ｂを付ける。それぞれ肩紐１、は、肩から掛け背面で脇から左右カップ係合土台布８、端に設置の接続具８の字材６ａ，６ｂに肩紐１、は、通されくぐり抜けて背面中央でクロス（交差）する。その肩紐１の延長線上先は、既に付設の８の字材６ａ，６ｂの下方に設置の接続具楕円形リング材７ａ，７ｂに引掛け通し、折り返されて、再び背中中央でクロス状になる。更に楕円形リング材７ａ，７ｂ付設の下方に縫設の筒状土台布地３ａ，３ｂの中を、それぞれ肩紐１、は対称に挿入され、脇からトンネル状に前方、前面へと連動される肩紐構成のカップ部を有する衣類。

前記からの肩紐１、は筒状土台布３ａ３ｂの中を連動され脇補強部４ａ，４ｂ、前面辺りのカップ下方で広幅テープ肩紐１、と伸縮性円柱線樹脂芯１０を張り併せて縫製加工した伸縮性円柱型丸紐９、と成り左右対称に胸下周りの筒状土台布３ａ，３ｂの中を通る。丸紐９、張力は前面中央部では広幅テープ肩紐１、と成り連結する。筒状土台布地３の中心線でミシン目１１の係止し縫着する仕組みのカップ部を有する衣類。

本発明において、肩紐は背面で二度クロス状に被いバランス良く包囲する形状となり前面側にて、自在に肩紐の長さ調整で胸囲を柔軟に締め付けられる。又、肩紐の長さ調節・変更可能でサイズ幅が大きくなり、個々の胸囲サイズに適応できる衣類である。

一体化構造により、背後から連動する肩紐張力は胸周りのカップ下方で丸型肩紐張力に変態すると、カップ縁取りの補正機能とするＵ字型線材の下方に位置するので胸下周りの基礎となるミッション（使命）部分は、安定良く押さえられた着装とカップ部を支える機能向上になる

本発明の係るブラジャーの後部背面立体図である。（１）背面で示す肩紐が、土台布端に接続具付設の拡大図である。（２）背面で示す脇部カップ係合筒状土台布の中を透視する拡大図である。 正面側を示す前面表図である。（１）前側から示す表面の中心部を透視する拡大図である。 は［図２］（１）におけるＡ〜Ａ線は、カップ部と筒状土台布の中を通る円柱型丸紐の内部拡大の断面図である。

［図１］ないし［図３］は発明に係るホック無しブラジャーの実施例を示す。［図１］背面立体図においてブラジャーは左右広幅テープ肩紐１に調整具５ａ，ｂを付けて肩から背面での拡大図（１）示す土台布８端に設置の接続具８の字材６ｂに肩紐１は、通されくぐり抜けて、反対側の土台布８端に設置の楕円形リング材７ａに引掛け通され折り返されると、同時に左右の肩紐１は背中中央でクロス状になる。その肩紐１は筒状土台布３ｂに挿入される。その時も肩紐１は再びクロス状になる。［図１］（１）拡大図で示す楕円形リング材７ｂに付設の肩紐１は（２）透視拡大図で示す筒状土台布３ａの挿入口を通り連動される。肩紐１が筒状土台布３ａの中を通り、脇部補強材４ａ辺りで、伸縮性円柱型丸紐９に加工縫製された透視図である。

［図２］前面表図で示す，脇部から前面側に連動されたカップ２ａ，ｂ下方の筒状土台布３ａ、ｂの中を円柱型丸紐９は通る。［図２］（１）拡大図に示す表面中心部カップ係合土台布３ａ，３ｂの透視図である。胸下周りの中心線で広幅テープ肩紐１は左右から連結されて、ミシン目１１で係止する縫着である。［図３］は［図２］（１）正面中心部拡大図において、Ａ〜Ａ線の断面をカップ部２ａ，と、筒状土台布地３ａ，の中を通る円柱型丸紐９の内部の断面図である。

１ 伸縮性広幅テープ肩紐
２ カップ（ａ，ｂ）
３ 筒状土台布（ａ，ｂ）
４ 脇部補強材（ａ，ｂ）
５ 前面調整具８の字材（ａ，ｂ）
６ 背面接続具８の字材（ａ，ｂ）
７ 背面接続具楕円形リング材（ａ，ｂ）
８ カップ係合土台布
９ 伸縮性円柱型丸紐
１０ 伸縮性円柱線樹脂紐芯
１１ ミシン目
１２ 伸縮性止め具
１３ 前面接続具マルカン（ａ，ｂ）
１４ Ｕ字型線材
１５ 伸縮性綿生地
１６ カップ芯

Claims (1)

1. カップ上辺に接続された左右調整具付きの伸縮性を有する広幅テープ肩紐が、肩から背面で左右脇からカップ係合土台布端に設置された８の字材を通り、くぐり抜けて、背面中央でクロスし、前記８の字材の下方に設置された楕円形リング材に引掛け通され、折り返されて再び背中中央でクロス状になり、更にカップ係合土台布端に付設された楕円形リング材の下方に縫設されたトンネル状のカップ係合筒状土台布の中を左右対称に挿入され脇から前方へ通され、前記広幅テープ肩紐は、カップ係合筒状土台布の左右脇から前面の中において、広幅テープ肩紐と伸縮性を有する円柱線樹脂紐を芯として張り併せて縫製加工した伸縮性を有する円柱型丸紐となり、胸下周りの筒状土台布地の中を通り、前面中心線で肩紐と筒状土台布地とをミシン目縫着によって係止する構成のカップ部を有する衣類。

Images