JP6581922B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、相対的に燃焼室に近接する位置に第1ウォータージャケットが形成されるとともに、相対的に排気ポートに近接する位置に第2ウォータージャケットが形成されたシリンダヘッドに冷却水を流通させる車両制御装置に関する。
従来、エンジンのシリンダヘッドには、冷却水の流路として、相対的に燃焼室に近接する位置に第1ウォータージャケットが形成されるとともに、相対的に排気ポートに近接する位置に第2ウォータージャケットが形成されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のエンジンでは、冷却水の温度が所定の温度閾値未満である場合に、第2ウォータージャケットへの冷却水の流通を遮断し、第1ウォータージャケットにのみ冷却水を流通させることで、排気ガスの冷却を抑えて早期に触媒を活性化させる温度に上昇させる。
また、冷却水の温度が上記の温度閾値以上である場合に、第2ウォータージャケットへも冷却水を流通させ、シリンダヘッド内を流通する冷却水の量を増加させることで、シリンダヘッドを効率よく冷却する。
特開2010−121561号公報
しかしながら、上記のエンジンでは、第1ウォータージャケットおよび第2ウォータージャケットに冷却水を流通させることで、第1ウォータージャケットを流通する冷却水の量が減少してしまうため、燃焼室の壁温が上昇してしまい、ノッキングが発生してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、ノッキングを抑制することが可能な車両制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両制御装置は、冷却水の流路として、相対的に燃焼室に近接する位置に第1ウォータージャケットが形成されるとともに、相対的に排気ポートに近接する位置に第2ウォータージャケットが形成されたシリンダヘッドと、前記第2ウォータージャケットへの冷却水の流通および遮断を切り替えるバルブと、前記冷却水の温度を計測する温度センサと、前記バルブの開閉状態を切り替える制御部と、を備え、前記制御部は、前記温度センサにより計測された温度が所定の高温閾値以上の場合に、前記バルブを閉状態にして前記第2ウォータージャケットへの冷却水を遮断し、前記シリンダヘッド内において前記第1ウォータージャケットに冷却水を流通させる。
また、前記制御部は、前記温度センサにより計測された温度が、前記高温閾値よりも低い低温閾値未満の場合に、前記バルブを閉状態にして前記第2ウォータージャケットへの冷却水を遮断し、前記シリンダヘッド内において前記第1ウォータージャケットに冷却水を流通させるとよい。
また、前記制御部は、前記温度センサにより計測された温度が、前記高温閾値未満であり、かつ、前記低温閾値以上の場合、前記バルブを開状態にし、前記シリンダヘッド内において前記第1ウォータージャケットおよび前記第2ウォータージャケットに冷却水を流通させるとよい。
本発明によれば、ノッキングを抑制することができる。
車両制御装置の構成を示す図である。 エンジンの構成を説明する図である。 ウォータージャケットの冷却水の流通状態を説明する図である。 制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、車両制御装置1の構成を示す図である。なお、図1中、冷却水路16を実線の矢印で示し、信号の流れを破線の矢印で示す。図1に示すように、車両制御装置1は、エンジン10、ラジエータ12、ウォーターポンプ14、冷却水路16および制御部18を含んで構成され、これらエンジン10、ラジエータ12およびウォーターポンプ14には、冷却水路16を介して冷却水が流通する。
エンジン10は、シリンダブロック30およびシリンダヘッド32を含んで構成される。シリンダブロック30には、複数のシリンダボア34が形成されており、各シリンダボア34内で不図示のピストンが摺動可能に収容される。
ラジエータ12は、冷却水路16の途中に設けられ、冷却水路16内を流通する冷却水の熱を外部に放熱することで、冷却水を冷却する。ウォーターポンプ14は、エンジン10の回転動力により回転駆動し、冷却水を冷却水路16内で循環させる。
冷却水路16は、配管16aと、シリンダヘッド32に形成されたウォータージャケット36と、配管16bと、配管16cと、配管16dとを含んで構成される。配管16aは、ウォーターポンプ14およびウォータージャケット36にそれぞれ接続され、ウォーターポンプ14およびウォータージャケット36が配管16aを介して連通される。
ウォータージャケット36は、配管16aが接続されたシリンダヘッド32における上流側において第1ウォータージャケット36aおよび第2ウォータージャケット36bに分岐され、複数のシリンダボア34よりも下流側において統合される。
第1ウォータージャケット36aは、配管16aと連通しており、シリンダヘッド32内においてシリンダボア34の配列方向に沿って、詳しくは後述するように、燃焼室の近傍に形成されている。
第2ウォータージャケット36bは、第1ウォータージャケット36aに対して、冷却水の流通および遮断を開閉により切り替える電子制御バルブ20を介して接続されており、シリンダヘッド32内においてシリンダボア34の配列方向に沿って、詳しくは後述するように、排気ポートの近傍に形成されている。
配管16bは、ウォータージャケット36およびラジエータ12にそれぞれ接続され、ウォータージャケット36およびラジエータ12が配管16bを介して連通される。配管16cは、ラジエータ12およびウォーターポンプ14にそれぞれ接続され、ラジエータ12およびウォーターポンプ14が配管16cを介して連通される。
配管16bの途中には、電子制御バルブ22が設けられる。電子制御バルブ22には、配管16dが接続される。電子制御バルブ22は、開閉状態を切り替えることにより、ラジエータ12、および、配管16dのどちらか一方に冷却水を流通させる。つまり、電子制御バルブ22は、ラジエータ12への冷却水の流通および遮断を切り替える。
このような構成の車両制御装置1では、ウォーターポンプ14が駆動することにより、ウォーターポンプ14から吐出された冷却水が配管16aを介してシリンダヘッド32のウォータージャケット36に導かれる。そして、ウォータージャケット36に導かれた冷却水は、電子制御バルブ20が開状態であれば、第1ウォータージャケット36aおよび第2ウォータージャケット36bを流通した後、配管16bに導かれる。一方、ウォータージャケット36に導かれた冷却水は、電子制御バルブ20が閉状態であれば、第1ウォータージャケット36aのみを流通した後、配管16bに導かれる。
配管16bに導かれた冷却水は、電子制御バルブ22の開閉状態に応じて、ラジエータ12および配管16cを介してウォーターポンプ14に導かれるか、配管16dおよび配管16cを介してウォーターポンプ14に導かれる。このようにして、車両制御装置1では、冷却水が冷却水路16内を循環する。
また、配管16bには、ウォータージャケット36の近傍に、ウォータージャケット36を流通した冷却水の温度(水温)を計測する温度センサ24が設けられている。温度センサ24は、計測した冷却水の温度を示す温度信号を制御部18に送信する。
制御部18は、ECU(Engine Control Unit)であり、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路で構成されている。制御部18は、電子制御バルブ20、電子制御バルブ22および温度センサ24が接続されており、温度センサ24から送信される温度信号に基づいて、電子制御バルブ20および電子制御バルブ22の開閉を制御し、冷却水が流通する流路を切り替える。なお、制御部18における制御処理について、詳しくは後述する。
次に、エンジン10の構成について説明する。図2は、エンジン10の構成を説明する図である。図2に示すように、エンジン10は、シリンダブロック30の下方に、シリンダブロック30と一体形成されたクランクケース38が設けられており、クランクケース38内でクランクシャフト40が回転自在に軸支される。クランクシャフト40には、コンロッド42を介してピストン44が連結されており、ピストン44は、シリンダボア34内に摺動可能に収容される。エンジン10では、シリンダブロック30と、シリンダヘッド32と、ピストン44の冠面とによって囲まれた空間が燃焼室46として形成される。
シリンダヘッド32には、吸気ポート48および排気ポート50が燃焼室46に連通するように設けられる。吸気ポート48と燃焼室46との間には、不図示の吸気弁の先端が位置し、排気ポート50と燃焼室46との間には、不図示の排気弁の先端が位置している。吸気弁および排気弁は、クランクシャフト40にベルト等によって連結されたカムシャフトに固定されたカムが回転することにより、吸気ポート48と燃焼室46との間、および、排気ポート50と燃焼室46との間をそれぞれ開閉する。
また、シリンダヘッド32には、先端が燃焼室46内に位置するようにインジェクタ52および点火プラグ54が設けられ、所定のタイミングでインジェクタ52から燃料が噴射された後、点火プラグ54によって燃料が点火されて燃焼する。かかる燃焼により、ピストン44がシリンダボア34内で往復運動を行い、その往復運動が、コンロッド42を通じてクランクシャフト40の回転運動に変換される。
吸気ポート48の上流側には、インテークマニホールドを含む吸気路56が連通される。吸気路56内には、エアクリーナやスロットル弁が設けられる。また、排気ポート50の下流側には、エキゾーストマニホールドを含む排気路58が連通され、排気路58内に三元触媒(Three-Way Catalyst)やマフラーが設けられる。なお、三元触媒は、例えば、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)を含んで構成され、排気ポート50から排出された排気ガス中の炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NO)を除去する。また、三元触媒は、300℃〜850℃の温度範囲において活性化し、排気ガス中の炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物を効率よく除去し、上記の温度範囲未満においては、排気ガス中の炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物の除去効率が低下してしまう。
また、エンジン10には、吸気路56および排気路58を連通させる還流路60が設けられており、排気路58を流通する排気ガスの一部を吸気路56に還流させる。還流路60には、排気ガスの温度を下げるEGRクーラ62、および、還流路60を流通する排気ガスの流量を制御するEGRバルブ64が設けられている。なお、以下では、還流路60を流通する排気ガスをEGRガスとも呼ぶ。
また、上記したように、シリンダヘッド32内には、第1ウォータージャケット36aおよび第2ウォータージャケット36bを含むウォータージャケット36が形成されている。第1ウォータージャケット36aは、第2ウォータージャケット36bよりもシリンダブロック30側(図中下側)であって、燃焼室46に相対的に近接した位置で、燃焼室46を囲むように形成されている。
第2ウォータージャケット36bは、第1ウォータージャケット36aよりもシリンダブロック30から遠い側(図中上側)であって、排気ポート50に相対的に近接した位置で、排気ポート50を囲むように形成されている。
したがって、エンジン10では、第1ウォータージャケット36aに冷却水が流通することで、燃焼室46で燃料が燃焼したことにより発生する熱を冷却水が吸収し、燃焼室46を冷却する。また、第2ウォータージャケット36bに冷却水が流通することで、排気ポート50を流通する排気ガスの熱を冷却水が吸収し、排気ガスを冷却する。
図3は、ウォータージャケット36の冷却水の流通状態を説明する図である。なお、図3中、第1W/Jは、第1ウォータージャケット36aを示し、第2W/Jは、第2ウォータージャケット36bを示し、後述する図4においても同様とする。例えば、エンジン10の始動直後など、エンジン10が十分に温まっておらず、冷却水の温度も低い場合、第2ウォータージャケット36bに冷却水を流通させると、排気ポート50を流通する排気ガスの温度が低下し、排気路58内に設けられた三元触媒の温度が温度範囲に到達するまでに時間を要してしまうことになる。
そこで、図3に示すように、制御部18は、温度センサ24から送信される温度信号に示される冷却水の温度が所定の閾値T1(低温閾値、例えば30℃)未満である場合、電子制御バルブ20を閉状態にし、第2ウォータージャケット36bへの冷却水の流通を遮断する。また、閾値T1は、冷却水の温度が低く、三元触媒の温度が温度範囲に到達していないとされる温度に設定される。また、冷却水の温度が所定の閾値T1(例えば30℃)未満である場合、制御部18は、電子制御バルブ22を制御してラジエータ12への冷却水を遮断する。
この場合、シリンダヘッド32内では、冷却水が第1ウォータージャケット36aのみに流通するため、第2ウォータージャケット36bに冷却水が流通することによる、排気ポート50を流通する排気ガスの温度を低下させてしまうことを抑制する。これにより、排気路58に設けられた三元触媒は、排気ガスによって早期に暖気され、活性化する温度範囲に早期に到達することが可能となる。
また、三元触媒が活性化する温度まで上昇した後、第2ウォータージャケット36bを遮断したままであると、排気ガスの温度、すなわち、EGRガスの温度が高温となるため、吸気路56内へ流通させる排気ガスの流入量を減少させなければならない。
そこで、制御部18は、温度センサ24から送信される温度信号に示される冷却水の温度が閾値T1以上であり、かつ、閾値T1よりも高い閾値T2(高温閾値、例えば100℃)未満である場合、電子制御バルブ20を開状態にし、第2ウォータージャケット36bへ冷却水を流通させる。なお、閾値T2は、エンジン10においてノッキングが発生してしまうおそれがある温度に設定される。
この場合、シリンダヘッド32内では、冷却水が第1ウォータージャケット36aおよび第2ウォータージャケット36bの双方に流通するため、燃焼室46で発生した熱、および、排気ポート50を流通する排気ガスの熱によって冷却水が早期に暖められる。これにより、車両制御装置1では、シリンダブロック30やシリンダヘッド32内を流通するエンジンオイルも早期に暖められ、エンジンオイルの流動抵抗も低下させることができる。
また、車両制御装置1では、第2ウォータージャケット36bに冷却水を流通させることで、排気ガスの温度、すなわち、EGRガスの温度を低下させることができ、吸気路56内へ流通させるEGRガスの流入量を増加させることが可能となる。エンジン10では、EGRガスの流入量を増加させることで、燃焼室46内では大気よりも酸素濃度が低い状態で燃料が燃焼するため、燃焼温度が低下する。これにより、車両制御装置1では、燃焼室46(シリンダヘッド32)を冷却させるための冷却損失を低下させることができる。
また、車両制御装置1では、EGRガスの流入量を増加させることで、吸気路56の負圧を小さくしてポンピングロスを低減することができる。さらに、車両制御装置1では、ノッキングを防止するために点火プラグ54の点火時期を遅角させる遅角量も小さくすることで、点火時期の遅角による時間損失(トルク損失)も低減することができる。
その後、第1ウォータージャケット36aおよび第2ウォータージャケット36bに冷却水を流通させたままであると、冷却水の温度が上昇するとともに、燃焼室46の温度も上昇し、ノッキングが発生してしまうおそれが増加する。
そこで、制御部18は、温度センサ24から送信される温度信号に示される冷却水の温度が所定の閾値T2以上である場合、電子制御バルブ20を閉状態にし、第2ウォータージャケット36bへの冷却水の流通を遮断させる。また、制御部18は、電子制御バルブ22を制御し、ラジエータ12に冷却水を流通させる。
この場合、シリンダヘッド32内では、冷却水が第1ウォータージャケット36aのみに流通するため、第1ウォータージャケット36aを流通する冷却水の流速(流量)を増加させることができる。このため、車両制御装置1では、燃焼室46で発生する熱をより吸収することが可能となり、これによって、燃焼室46の温度を、第2ウォータージャケット36bに冷却水を流通させる場合よりも低下させることができる。
これにより、車両制御装置1では、ノッキングの発生を防止することができるとともに、ノッキングを防止するために点火プラグ54の点火時期を遅角させる遅角量も小さくすることで、点火時期の遅角による時間損失も低減することができ、燃費も向上させることができる。
続いて、上述した制御処理の流れについて、図4のフローチャートを用いて詳述する。なお、この制御処理は所定間隔毎に行われる。
図4は、制御処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、制御処理が実行されると、制御部18は、温度センサ24から温度信号を取得する(S100)。
そして、制御部18は、温度信号に示される冷却水の温度が閾値T1未満であるかを判定する(S102)。その結果、冷却水の温度が閾値T1未満である場合(S102におけるYES)、制御部18は、電子制御バルブ20を閉状態にし、シリンダヘッド32内で冷却水を第1ウォータージャケット36aのみに流通させる(S104)。
一方、冷却水の温度が閾値T1未満でない、つまり、冷却水の温度が閾値T1以上である場合(S102におけるNO)、制御部18は、温度信号に示される冷却水の温度が閾値T2未満であるかを判定する(S106)。その結果、冷却水の温度が閾値T2未満である場合(S106におけるYES)、制御部18は、電子制御バルブ20を開状態にし、シリンダヘッド32内で冷却水を第1ウォータージャケット36aおよび第2ウォータージャケット36bに流通させる(S108)。
一方、冷却水の温度が閾値T2未満でない、つまり、冷却水の温度が閾値T2以上である場合(S106におけるNO)、制御部18は、電子制御バルブ20を閉状態にし、シリンダヘッド32内で冷却水を第1ウォータージャケット36aのみに流通させる(S104)。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、配管16bに温度センサ24を設けるようにしたが、これに限らず、冷却水路16上のいずれかの位置で冷却水の温度を計測可能であれば、どこに設けるようにしてもよい。
本発明は、相対的に燃焼室に近接する位置に第1ウォータージャケットが形成されるとともに、相対的に排気ポートに近接する位置に第2ウォータージャケットが形成されたシリンダヘッドに冷却水を流通させる車両制御装置に利用できる。
1 車両制御装置
18 制御部
20 電子制御バルブ(バルブ)
24 温度センサ
32 シリンダヘッド
36a 第1ウォータージャケット
36b 第2ウォータージャケット

Claims (3)

  1. 冷却水の流路として、相対的に燃焼室に近接する位置に第1ウォータージャケットが形成されるとともに、相対的に排気ポートに近接する位置に第2ウォータージャケットが形成されたシリンダヘッドと、
    前記第2ウォータージャケットへの冷却水の流通および遮断を切り替えるバルブと、
    前記冷却水の温度を計測する温度センサと、
    前記バルブの開閉状態を切り替える制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記温度センサにより計測された温度が所定の高温閾値以上の場合に、前記バルブを閉状態にして前記第2ウォータージャケットへの冷却水を遮断し、前記シリンダヘッド内において前記第1ウォータージャケットに冷却水を流通させることを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記制御部は、
    前記温度センサにより計測された温度が、前記高温閾値よりも低い低温閾値未満の場合に、前記バルブを閉状態にして前記第2ウォータージャケットへの冷却水を遮断し、前記シリンダヘッド内において前記第1ウォータージャケットに冷却水を流通させることを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記温度センサにより計測された温度が、前記高温閾値未満であり、かつ、前記低温閾値以上の場合、前記バルブを開状態にし、前記シリンダヘッド内において前記第1ウォータージャケットおよび前記第2ウォータージャケットに冷却水を流通させることを特徴とする請求項2に記載の車両制御装置。
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