JP6579701B2 - ドレーンチューブの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ドレーンチューブの製造方法に関する。
従来、術後等に患部に溜まった血液等の体液を体外に排出する外科用医療用具として、ドレンと流出管とがコネクタにより連結された傷部ドレンカテーテルが用いられていた(例えば、特許文献1)。該傷部ドレンカテーテルのドレンにおいては、円筒状の外壁内に先端から後端まで延びる断面十字状の仕切り部が設けられて軸方向に延びる4つの流路が形成され、かつ外壁にそれら4つの流路のそれぞれに沿って延びるスリットが形成されている。
前記傷部ドレンカテーテルを使用する際には、例えば、ドレン及びコネクタの部分を体内に挿入してドレンを患部に留置し、流出管における後端側の部分を体外に出して吸引機等に接続する。これにより、患部に溜まった血液等がドレンのスリット部分から流路内に入り、流出管を通じて体外に排出される。
しかし、このようなコネクタによってドレンと流出管を接続するものは、接続作業が必要になり製造が煩雑になる。また、体内から引き抜く際に、コネクタからドレンが外れて体内に残ったり、流出管がコネクタから外れてドレンとコネクタが体内に残ったりするおそれがある。
近年では、血液等の体液を体外に排出する外科用医療用具として、例えば、先端から順に吸引管部、連結管部及び流出管部が一体に形成され、それらの内部に先端から後端まで通じる流路が形成されたドレーンチューブが広く用いられている。該ドレーンチューブにおいては、吸引管部及び連結管部内に、吸引管部の先端から連結管部の後端まで延びる断面十字状の仕切り部が設けられている。これにより、吸引管部及び連結管部の内部に、該仕切り部によって仕切られた軸方向に延びる4つの流路が形成されている。それら複数の流路は連結管部と流出管部の境界部分で1つに合流している。また、吸引管部の外壁には、4つの流路のそれぞれに対応するように、吸引管部の先端から後端まで各流路に沿って延びる4つのスリットが形成されている。連結管部にはスリットが形成されていない。
該ドレーンチューブを使用する際には、吸引管部及び連結管部を体内に挿入して吸引管部を患部に留置し、流出管部における後端側の部分を体外に出して吸引機等に接続する。ドレーンチューブは、吸引管部、連結管部及び流出管部が一体に形成されているため、体内から引き抜く際に吸引管部が連結管部から外れるおそれがない。
該ドレーンチューブは、できるだけ簡便な押出成形用金型を用いて、吸引管部、連結管部及び流出管部を容易に一体に押出成形できることが重要である。
米国特許第4465481号明細書
本発明は、吸引管部、連結管部及び流出管部を容易に一体に押出成形してドレーンチューブを得ることができる、簡便な押出成形用金型、及び該押出成形用金型を備えるチューブ製造装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を有する。
[1]ドレーンチューブを押出成形するための押出成形用金型であって、筒状のアウトダイスと、前記アウトダイス内に、先端が前記アウトダイスの先端と揃うように設けられた第1インダイスと、前記アウトダイスの先端側に設けられた第2インダイスと、を備え、前記第1インダイスは、前記アウトダイスの中心軸回りに設けられ、前記アウトダイスの径方向に動く複数の内側ピースを備え、先端側から見た正面視において、それら複数の内側ピースを互いに密着させたときに前記アウトダイスと前記第1インダイスとの間に環状の空間が形成され、前記第2インダイスは、先端側から見た正面視において前記内側ピースに対応する位置に前記アウトダイスと接するように設けられ、前記アウトダイスの径方向に動く、前記アウトダイスの径方向に延びる柱状の複数の先端側ピースを備える、押出成形用金型。
[2]前記アウトダイス内の中空部の長さ方向に垂直な断面形状が円形状であり、前記第1インダイスが、先端側から見た正面視形状が中心角90度の扇形状である4つの内側ピースを備え、それら4つの内側ピースを互いに密着させたときに前記アウトダイスと前記第1インダイスとの間に円環状の空間が形成され、前記第2インダイスが、先端側から見た正面視において前記内側ピースに対応する4つの先端側ピースを備える、[1]に記載の押出成形用金型。
[3]前記アウトダイス内の中空部の長さ方向に垂直な断面形状が楕円形状であり、前記第1インダイスが、前記アウトダイスの短径方向に動く第1内側ピース及び第2内側ピースと、前記第1内側ピース及び第2内側ピースにおける前記アウトダイスの長径方向の両方の外側で、長径方向に動く第3内側ピース及び第4内側ピースと、を備え、先端側から見た正面視において、それら4つの内側ピースを互いに密着させたときに前記アウトダイスと前記第1インダイスとの間に楕円環状の空間が形成され、前記第2インダイスが、先端側から見た正面視において前記の4つの内側ピースに対応する4つの先端側ピースを備える、[1]に記載の押出成形用金型。
[4]前記[1]〜[3]のいずれかに記載の押出成形用金型と、前記押出成形用金型に樹脂組成物を供給する押出機と、を備えるチューブ製造装置。
本発明の押出成形用金型は、簡便であり、吸引管部、連結管部及び流出管部を容易に一体に押出成形してドレーンチューブを得ることができる。
本発明のチューブ製造装置を用いれば、吸引管部、連結管部及び流出管部を容易に一体に押出成形してドレーンチューブを得ることができる。
本発明の押出成形用金型の一例であり、流出管部の成形時の状態を示した正面図である。 図1の押出成形用金型における吸引管部の成形時の状態を示した正面図である。 図1の押出成形用金型における連結管部の成形時の状態を示した正面図である。 図1の押出成形用金型によって製造されるドレーンチューブを示した斜視図である。 図4のドレーンチューブの先端近傍を拡大した斜視図である。 図4のドレーンチューブにおける連結管部の周辺を拡大した側面図である。 図4のドレーンチューブの図であり、図7(A)はA−A断面図であり、図7(B)はB−B断面図であり、図7(C)はC−C断面図である。 本発明の押出成形用金型の他の例を示した図であり、図8(A)は流出管部の成形時の状態を示した正面図であり、図8(B)は吸引管部の成形時の状態を示した正面図であり、図8(C)は連結管部の成形時の状態を示した正面図である。 図8の押出成形用金型によって製造されるドレーンチューブを示した図であり、図9(A)は吸引管部の断面図であり、図9(B)は連結管部の断面図であり、図9(C)は流出管部の断面図である。 本発明の押出成形用金型によって製造されるドレーンチューブを示した図であり、図10(A)は連結管部の周辺を拡大した側面図であり、図10(B)は吸引管部の断面図であり、図10(C)は連結管部の断面図であり、図10(D)は流出管部の断面図である。
本明細書中において、吸引管部とは、ドレーンチューブの先端側に位置し、外壁の内部に仕切り部によって複数の流路が形成され、かつ先端からそれら流路の1つ以上に沿って外壁にスリットが形成されている部分を意味する。
流出管部とは、ドレーンチューブの後端側に位置し、外壁の内部に仕切り部を有さず、かつスリットも形成されていない部分を意味する。
連結管部とは、ドレーンチューブにおける吸引管部と流出管部の間に位置し、外壁の内部に仕切り部によって複数の流路が形成され、かつスリットが形成されていない部分を意味する。吸引管部と連結管部との境界は、ドレーンチューブの外壁に先端から延びるように形成されたスリットのうち、最も長いスリットの後端の位置と一致する。連結管部と流出管部との境界は、仕切り部の後端の位置と一致する。
本発明のチューブ製造装置は、ドレーンチューブを製造するための装置である。本発明のチューブ製造装置は、押出成形用金型と、前記押出成形用金型に樹脂組成物を供給する押出機と、を備える。
(押出成形用金型)
押出成形用金型は、ドレーンチューブを押出成形するための押出成形用金型である。以下、本発明の押出成形用金型の一例を示して説明する。
本実施形態の押出成形用金型100は、図1に示すように、筒状のアウトダイス110と、アウトダイス110内に、先端がアウトダイス110の先端と揃うように設けられた第1インダイス112と、アウトダイス110の先端側に設けられた第2インダイス114と、を備えている。
アウトダイス110は、筒状の部材である。アウトダイス110内の中空部の長さ方向に垂直な断面形状は円形状になっている。この例のアウトダイス110の形状は円筒状であるが、アウトダイスは円筒状でなくてもよく、前記中空部の断面形状が円形状等の所定の形状になっていれば、全体の形状が直方体状になっていてもよい。
アウトダイス110には後端側から先端側に向かってドレーンチューブを形成する樹脂組成物が供給され、該樹脂組成物がアウトダイス110の先端から押し出されることでチューブ状とされる。
アウトダイス110の大きさは、特に限定されず、製造するドレーンチューブの外径に応じて適宜設計すればよい。
第1インダイス112は、アウトダイス110の軸方向に延びる4つの柱状の内側ピース112a〜112dを備えている。アウトダイス110の軸方向における内側ピース112a〜112dのそれぞれ先端の位置は、アウトダイス110の先端と揃っている。
内側ピース112a〜112dの先端側から見た正面視形状は、中心角が90度の扇形状になっている。第1インダイス112を先端側から見た正面視において、これら内側ピース112a〜112dは、それぞれ中心角を形成する角部を突き合わせるようにアウトダイス110の中心軸回りに設けられている。
第1インダイス112における4つの内側ピース112a〜112dは、それぞれアウトダイス110の径方向に動くようになっている。
この例では、アウトダイス110内において、第1インダイス112における4つの内側ピース112a〜112dを互いに隙間なく密着させたときには、先端側から見た正面視形状が円形状となる。また、このとき、アウトダイス110と第1インダイス112との間には、円環状の空間116が形成される。空間116から吐出された樹脂組成物により、後述するドレーンチューブ1における円筒状の外壁10が形成される。
また、図2及び図3に示すように、4つの内側ピース112a〜112dをそれぞれアウトダイス110の径方向の外側に動かして互いに離間させたときには、先端側から見た正面視において、互いの間に十字状の空間118ができるようになっている。空間118から吐出された樹脂組成物により、後述するドレーンチューブ1における吸引管部2及び連結管部3の十字状の仕切り部12が形成される。
第1インダイス112の内側ピース112a〜112dの大きさは、特に限定されず、製造するドレーンチューブ1の外壁10及び仕切り部12の大きさに応じて適宜設計すればよい。
アウトダイス110内で内側ピース112a〜112dをアウトダイス110の径方向に動かす機構は、特に限定されず、エア駆動やサーボ駆動など、金型において部材を動かす際に採用される公知の機構を採用することができる。
第2インダイス114は、先端側から見た正面視において、第1インダイス112の内側ピース112a〜112dにそれぞれ対応する位置に、4つの先端側ピース114a〜114dを備えている。先端側ピース114aは内側ピース112aと対応しており、先端側ピース114bは内側ピース112bと対応している。先端側ピース114cは内側ピース112cと対応しており、先端側ピース114dは内側ピース112dと対応している。
4つの先端側ピース114a〜114dは、アウトダイス110の径方向に延びる柱状の部材である。この例では、先端側ピース114a〜114dは、アウトダイス110の先端側から見た正面視において、後端側に比べて先端側の幅が狭くなっている。4つの先端側ピース114a〜114dはそれぞれ、アウトダイス110の先端側に、先端側ピース114a〜114dの側面がアウトダイス110の先端と接するように設けられている。
4つの先端側ピース114a〜114dはそれぞれ、アウトダイス110の先端と接した状態でアウトダイス110の径方向に動くようになっている。
先端側ピース114a〜114dをアウトダイス110の径方向の内側に動かした際には、それら先端側ピース114a〜114dの先端部が第1インダイス112の内側ピース112a〜112dにそれぞれ接するようになっている。
図2に示すように、第1インダイス112の内側ピース112a〜112dを互いに離間させた状態で、それら内側ピース112a〜112dに先端部が接触するまで先端側ピース114a〜114dをアウトダイス110の径方向の内側に移動させることができる。この状態で押出成形用金型100から樹脂組成物を吐出することで、スリット18が形成された外壁10が形成される。
第2インダイス114の先端側ピース114a〜114dの形状及び大きさは、特に限定されず、製造するドレーンチューブ1の外径10に形成するスリット18の形状及び幅に応じて適宜設計すればよい。
アウトダイス110の先端側で先端側ピース114a〜114dをアウトダイス110の径方向に動かす機構は、特に限定されず、エア駆動やサーボ駆動など、金型において部材を動かす際に採用される公知の機構を採用することができる。
(押出機)
押出機は、押出成形用金型にその後端側から先端側に向けて樹脂組成物を供給するものである。押出機としては、特に限定されず、公知の押出機を採用することができる。
押出成形用金型と押出機との間には、ギアポンプを設けてもよい。これにより、押出機から押出成形用金型への樹脂組成物の供給量を容易に制御することができる。
ギアポンプとしては、特に限定されず、公知のギアポンプを採用することができる。
(ドレーンチューブ)
以下、前述した押出成形用金型100を備えるチューブ製造装置によって製造されるドレーンチューブ1について説明する。
ドレーンチューブ1は、図4に示すように、先端1aから順に吸引管部2、連結管部3及び流出管部4が一体に形成された樹脂製のチューブである。吸引管部2、連結管部3及び流出管部4は、円筒状の可撓性を有する外壁10を備えており、外壁10の内部に先端1aから後端1bまで通じる流路が形成されている。
ドレーンチューブ1の外径は、特に限定されず、用途に応じて適宜設定できる。
外壁10の厚みは、ドレーンチューブ1の柔軟性、体内に挿入した際の潰れにくさ、ミルキング操作の際の切れにくさ等を考慮し、ドレーンチューブ1の外径、材料等に応じて適宜設定できる。
吸引管部2及び連結管部3内には、図4〜7に示すように、先端1aから連結管部3の後端3aまで延びる仕切り部12が設けられている。仕切り部12は、吸引管部2及び連結管部3の内部において中心軸に沿って延びる棒状の芯部14と、芯部14から外壁10の内面まで延び、かつ吸引管部2及び連結管部3の軸方向に延びるように形成された4つの帯状の仕切り板16と、を備える。
4つの仕切り板16は、ドレーンチューブ1の軸方向に垂直な方向に切断した断面において、軸周りに90度間隔で芯部14から放射状に形成されている。これにより、吸引管部2及び連結管部3の内部には、仕切り部12によって中心軸回りに仕切られた4つの流路20が形成されている。吸引管部2及び連結管部3の内部に形成された4つの流路20は、連結管部3と流出管部4の境界部分で合流し、流出管部4内において1つの流路22になっている。
仕切り板16の厚みは、特に限定されず、該仕切り板によって仕切られる流路の広さ、体内に挿入した際の吸引管部及び連結管部の潰れにくさ等を考量して適宜設定できる。
吸引管部2の外壁10には、仕切り部12で仕切られた4つの流路20のそれぞれに沿って延びる4つスリット18が、先端1aから吸引管部2の後端2aまで形成されている。すなわち、吸引管部2の外壁10には、4つの流路20のそれぞれに対応する位置に、先端1aから吸引管部2の後端2aまで延びるスリット18が形成されている。
吸引管部2の外壁10にスリット18が形成されていることで、吸引管部2の外周部分からスリット18を通じて流路20内に体液を吸引することができる。また、吸引管部2を体内に留置している際に体内組織がスリット18内に入り込むように成長しても、吸引管部2を体外に引き抜くときに該体内組織がスリット18に沿って先端1aまで移動して抜ける。そのため、吸引管部2を体外に引き抜くときにスリット18内に入り込んだ体内組織が引き裂かれることを抑制することができる。
スリット18の幅は、吸引管部の外径、体液の吸引量等を考量して、ドレーンチューブの外径等に応じて適宜決定できる。
ドレーンチューブ1を使用する際には、吸引管部2及び連結管部3を体内に挿入して吸引管部2を患部に留置し、流出管部4における後端側の部分を体外に出して吸引機等に接続する。この状態で吸引機等によって吸引することで、患部に溜まった血液等がドレーンチューブ1のスリット18部分から流路20内に入り、連結管部3及び流出管部4を通じて体外に排出される。
(ドレーンチューブの製造方法)
押出成形用金型100を備えるチューブ製造装置においては、押出成形用金型100に樹脂組成物を連続的に供給しつつ、第1インダイス112及び第2インダイス114をアウトダイス110の径方向に移動させることで、吸引管部2、連結管部3及び流出管部4を一体に押出成形してドレーンチューブ1を得ることができる。
具体的には、図2に示すように、第1インダイス112の4つの内側ピース112a〜112dをそれぞれアウトダイス110の径方向の外側に動かし、内側ピース112a〜112dがいずれもアウトダイス110から離間した状態で、かつ内側ピース112a〜112d同士が互いに離間した状態にする。このとき、先端側から見た正面視において、アウトダイス110と4つの内側ピース112a〜112dの間には円環状の空間116が形成され、さらに互いの内側ピース112a〜112dの間には十字状の空間118が形成される。また、第2インダイス114の先端側ピース114a〜114dを、それらの先端部が内側ピース112a〜112dのそれぞれに接触するまでアウトダイス110の径方向に内側に向かって移動させる。これにより、押出成形用金型100を先端側から見た正面視においては、第2インダイス114の先端側ピース114a〜114dによって円環状の空間116が部分的に遮られる。
この状態で押出機から押出成形用金型100にその後端側から先端側に向けて樹脂組成物を供給する。供給された樹脂組成物は、押出成形用金型100の先端から吸引管部2の形状に吐出される。アウトダイス110内の円環状の空間116から吐出された樹脂組成物により外壁10が形成され、外壁10における第2インダイス114の先端側ピース114a〜114dに対応する位置にスリット18が形成される。また、内側ピース112a〜112dの互いの間に形成される十字状の空間118から吐出された樹脂組成物により仕切り部12が形成される。
次いで、図3に示すように、押出成形用金型100に樹脂組成物を供給しながら、第2インダイス114の先端側ピース114a〜114dをアウトダイス110の径方向の外側に、円環状の空間116の外側まで動かす。そして、押出成形用金型100を先端側から見た正面視において、先端側ピース114a〜114dによって円環状の空間116が遮られないようにする。このとき、第1インダイス112の4つの内側ピース112a〜112dは互いに離間させた状態のままとする。この状態で押出成形用金型100に供給される樹脂組成物は、押出成形用金型100の先端から連結管部3の形状に吐出される。
次いで、図1に示すように、押出成形用金型100に樹脂組成物を供給しながら、第1インダイス112の内側ピース112a〜112dをそれぞれアウトダイス110の径方向の内側へと動かし、互いの間に隙間を形成しないように密着させる。この状態で押出成形用金型100に供給される樹脂組成物は、押出成形用金型100の先端から流出管部4の形状に吐出される。これにより、吸引管部2、連結管部3及び流出管部4が一体に形成されたドレーンチューブ1が得られる。
ドレーンチューブを形成する樹脂組成物としては、シリコーンゴムを用いることが好ましい。シリコーンゴムは、軟質ポリウレタン等に比べて柔軟である。そのため、ドレーンチューブをシリコーンゴムで形成することで、吸引管部を体内の目的の位置に留置させることが容易になる。
ドレーンチューブを形成する樹脂組成物には、造影剤を配合してもよい。これにより、X線を用いたドレーンチューブの造影が可能となる。特にドレーンチューブにおいて体内に挿入される部分である吸引管部及び連結管部に造影剤が配合されるようにすることが好ましい。これにより、吸引管部が体内の目的の位置に留置されたかどうかの確認が可能となる。また、チューブを引き抜く際に吸引管部や連結管部が万が一切れたとしても、体内に存在する切断部分を確認できるため、予期せずチューブが体内に取り残されることを防ぐことができる。
造影剤としては、公知のものを使用することができ、例えば、硫酸バリウム、酸化チタン等が挙げられる。
造影剤としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ドレーンチューブへの造影剤の配合量が多いほど、ドレーンチューブの強度が低下して切れやすくなったり、体内へ挿入した際に潰れやすくなったりする傾向がある。そのため、ドレーンチューブに造影剤を配合する場合は、ドレーンチューブにおける特定の部位に部分的に造影剤が配合されるようにすることが好ましい。
具体的には、例えば、ドレーンチューブ1の場合、仕切り部12における4つの仕切り板16のうちの1つにその先端から後端まで造影剤が配合されるようにすることができる。また、吸引管部2、連結管部3及び流出管部4の肉厚の一部に造影剤を配合することもできる。
造影剤を配合したドレーンチューブとしては、例えば、図10に例示したドレーンチューブ1Aが挙げられる。図10における図6及び図7と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。ドレーンチューブ1Aは、造影剤が配合された造影ライン40が形成されている以外は、ドレーンチューブ1と同じである。
造影ライン40は、図10(A)〜(D)に示すように、ドレーンチューブ1Aの先端から後端まで形成されている。また、図10(B)及び図10(C)に示すように、吸引管部2及び連結管部3の長さ方向に垂直な断面においては、造影ライン40は、仕切り部12の4つの仕切り板16のうちの1つにおける径方向の中間部から外壁10にかけて形成されている。
以上説明した本発明の押出成形用金型及びチューブ製造装置は、過度に複雑な構成ではなく簡便であり、吸引管部、連結管部及び流出管部を容易に一体に押出成形してドレーンチューブを製造することができる。
なお、本発明の押出成形用金型及びチューブ製造装置は、前記した押出成形用金型100、及び押出成形用金型100を備えるチューブ製造装置には限定されない。
例えば、本発明の押出成形用金型は、断面円形状のドレーンチューブを製造するものには限定されない。例えば、断面楕円形状のドレーンチューブを製造する押出成形用金型であってもよい。
具体的には、本発明の押出成形用金型は、図8に例示した押出成形用金型200であってもよい。
押出成形用金型200は、筒状のアウトダイス210と、アウトダイス210内に、先端がアウトダイス210の先端と揃うように設けられた第1インダイス212と、アウトダイス210の先端側に設けられた第2インダイス214と、を備えている。
アウトダイス210は、楕円筒状である以外は、アウトダイス110と同じである。
アウトダイス210内の中空部の長さ方向に垂直な断面形状は楕円形状になっている。この例のアウトダイス210の形状は楕円筒状であるが、アウトダイスは楕円筒状でなくてもよく、前記中空部の断面形状が楕円形状等の所定の形状になっていれば、全体の形状が直方体状になっていてもよい。
第1インダイス212は、アウトダイス210の短径方向に動く第1内側ピース212a及び第2内側ピース212bと、第1内側ピース212a及び第2内側ピース212bにおけるアウトダイス210の長径方向の両方の外側で、長径方向に動く第3内側ピース212c及び第4内側ピース212dと、を備えている。
第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dは、それぞれアウトダイス210の軸方向に延びる柱状の部材である。アウトダイス210の軸方向における第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dのそれぞれ先端の位置は、アウトダイス210の先端と揃っている。
第1内側ピース212aの先端側から見た正面視形状は、矩形における第2内側ピース212bから遠い側が外側に向かって凸の円弧状になった形状である。第2内側ピース212bの先端側から見た正面視形状は、矩形における第1内側ピース212aから遠い側が外側に向かって凸の円弧状になった形状である。第3内側ピース212c及び第4内側ピース212dは、第1内側ピース212a及び第2内側ピース212bに近い側が直線的に切り欠かれた半円状になっている。
第1インダイス212を先端側から見た正面視において、これら第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dは、アウトダイス210の中心軸回りに設けられている。図8(A)に示すように、第1内側ピース212aと第2内側ピース212bとは、互いの対向面の間に隙間を形成させずに密着させることができる。また、第3内側ピース212cと第4内側ピース212dとは、互いの対向面を密着させた状態の第1内側ピース212a及び第2内側ピース212bの両側に、互いの間に隙間を開けずに密着させることができる。
この例では、このように4つの第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dを互いに隙間を開けずに密着させたときには、先端側から見た正面視形状が楕円状になる。また、このとき、先端側から見た正面視において、アウトダイス210と第1インダイス212との間には、楕円環状の空間216が形成される。
第1インダイス212における4つの第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dは、それぞれアウトダイス210の径方向に動くようになっている。具体的には、第1内側ピース212a及び第2内側ピース212bはアウトダイス210の短径方向に動き、第3内側ピース212c及び第4内側ピース212dはアウトダイス210の長径方向に動くようになっている。
図8(B)に示すように、第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dをそれぞれアウトダイス210の径方向の外側に動かして互いに離間させたときには、先端側から見た正面視において、第1内側ピース212aと第2内側ピース212bの間に、長径方向に直線的に延びる空間218が形成される。空間218の第3内側ピース212c側においては、第1内側ピース212a及び第2内側ピース212bと第3内側ピース212cとの間に、短径方向に直線的に延びる空間220が形成される。空間218の第4内側ピース212d側においても同様に、第1内側ピース212a及び第2内側ピースと第4内側ピース212dとの間に、短径方向に直線的に延びる空間222が形成される。
第2インダイス214は、先端側から見た正面視において、第1インダイス212の第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dにそれぞれ対応する位置に、4つの先端側ピース214a〜214dを備えている。先端側ピース214aは第1内側ピース212aと対応しており、先端側ピース214bは第2内側ピース212bと対応している。先端側ピース214cは第3内側ピース212cと対応しており、先端側ピース214dは第4内側ピース212dと対応している。
4つの先端側ピース214a〜214dは、アウトダイス210の径方向に延びる柱状の部材である。この例では、先端側ピース214a〜214dは、アウトダイス210の先端側から見た正面視において、後端側に比べて先端側の幅が狭くなっている。4つの先端側ピース214a〜214dはそれぞれ、アウトダイス210の先端側に、それらの側面がアウトダイス210の先端と接するように設けられている。
4つの先端側ピース214a〜214dはそれぞれ、アウトダイス110の先端と接した状態でアウトダイス210の径方向に動くようになっている。
図8(B)に示すように、先端側ピース214a〜214dをアウトダイス110の径方向の内側に動かした際には、それら先端側ピース214a〜214dの先端部が第1インダイス112の第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dにそれぞれ接するようになっている。
押出成形用金型200を備えるチューブ製造装置においては、押出成形用金型200に樹脂組成物を連続的に供給しつつ、第1インダイス212及び第2インダイス214をアウトダイス210の径方向に移動させることで、図9に例示したドレーンチューブ1Aを製造することができる。図9における図7と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。
ドレーンチューブ1Aは、円筒状の外壁10の代わりに楕円筒状の外壁10Aを備え、吸引管部2及び連結管部3に仕切り部12の代わりに仕切り部12Aを備える以外は、ドレーンチューブ1と同じである。
仕切り部12Aは、ドレーンチューブ1Aの先端から連結管部3の後端まで延びる、3つの帯状の第1仕切り板24、第2仕切り板26及び第3仕切り板28を備える。図9(A)及び図9(B)に示すように、第1仕切り板24及び第2仕切り板26は、外壁10Aにおける長径方向の両方の先端寄りにおいて、短径方向に延びて外壁10A内を仕切るように設けられている。第3仕切り板28は、第1仕切り板24及び第2仕切り板26の長さ方向の中間部同士を繋ぐように延び、外壁10A内における第1仕切り板24及び第2仕切り板26の間を仕切るように設けられている。
吸引管部2及び連結管部3の内部には、仕切り部12Aによって中心軸回りに仕切られた4つの流路20Aが形成されている。吸引管部2及び連結管部3の内部に形成された4つの流路20Aは、連結管部3と流出管部4の境界部分で合流し、図9(C)に示すように、流出管部4内において1つの流路22Aになっている。
図9(A)に示すように、吸引管部2の外壁10Aには、仕切り部12Aで仕切られた4つの流路20Aのそれぞれに沿って延びる4つスリット18が、先端から吸引管部2の後端まで形成されている。すなわち、吸引管部2の外壁10Aには、4つの流路20Aのそれぞれに対応する位置に、先端から吸引管部2の後端まで延びるスリット18が形成されている。
押出成形用金型200を用いたドレーンチューブ1Aの製造においては、まず、図8(B)に示すように、第1インダイス212の4つの第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dをそれぞれアウトダイス210の径方向の外側に動かす。そして、第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dがいずれもアウトダイス210から離間した状態で、かつ第1内側ピース212a〜第4内側ピース212d同士が互いに離間した状態にする。このとき、先端側から見た正面視において、アウトダイス210と第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dの間には楕円環状の空間216が形成される。さらに、互いの第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dの間には、長径方向に直線的に延びる空間218と、空間218の長径方向の両側において短径方向に直線的に延びる空間220,222が形成される。また、第2インダイス214の先端側ピース214a〜214dを、それらの先端部が第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dのそれぞれに接触するまでアウトダイス210の径方向に内側に向かって移動させる。これにより、押出成形用金型200を先端側から見た正面視においては、第2インダイス214の先端側ピース214a〜214dによって楕円環状の空間216が部分的に遮られる。
この状態で押出機から押出成形用金型200にその後端側から先端側に向けて樹脂組成物を供給する。供給された樹脂組成物は、押出成形用金型200の先端から、図9(A)に示すドレーンチューブ1Aの吸引管部2の形状に吐出される。アウトダイス210内の円環状の空間216から吐出された樹脂組成物により外壁10Aが形成され、外壁10Aにおける第2インダイス214の先端側ピース214a〜214dに対応する位置にスリット18が形成される。また、第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dの互いの間に形成される空間218,220,222から吐出された樹脂組成物により仕切り部12Aが形成される。
次いで、図8(C)に示すように、押出成形用金型200に樹脂組成物を供給しながら、第2インダイス214の先端側ピース214a〜214dをアウトダイス210の径方向の外側に、円環状の空間216の外側まで動かす。そして、押出成形用金型200を先端側から見た正面視において、先端側ピース214a〜214dによって楕円環状の空間216が遮られないようにする。このとき、第1インダイス212の第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dは互いに離間させた状態のままとする。この状態で押出成形用金型200に供給される樹脂組成物は、押出成形用金型100の先端から、図9(B)に示すドレーンチューブ1Aの連結管部3の形状に吐出される。
次いで、図8(A)に示すように、押出成形用金型200に樹脂組成物を供給しながら、第1インダイス212の第1内側ピース212a〜第4内側ピース212dをそれぞれアウトダイス210の径方向の内側へと動かし、互いの間に隙間を形成しないように密着させる。この状態で押出成形用金型200に供給される樹脂組成物は、押出成形用金型100の先端から、図9(C)に示すドレーンチューブ1Aの流出管部4の形状に吐出される。これにより、吸引管部2、連結管部3及び流出管部4が一体に形成されたドレーンチューブ1Aが得られる。
本発明の押出成形用金型においては、第1インダイスの内側ピースの数は、4つには限定されない。具体的には、本発明の押出成形用金型は、先端側から見た正面視形状が中心角120度の扇形状である同形状の3つの内側ピースが、中空部の断面形状が円形状のアウトダイスの中心軸回りに設けられた第1インダイスを備える押出成形用金型であってもよい。該押出成形用金型を用いれば、芯部から中心軸回りに120度間隔で3つの仕切り板が放射状に形成された吸引管部及び連結管部を備えるドレーンチューブが得られる。
また、本発明の押出成形用金型は、先端側から見た正面視形状が中心角72度の扇形状である5つの同形状の内側ピースが、中空部の断面形状が円形状のアウトダイスの中心軸回りに設けられた第1インダイスを備える押出成形用金型であってもよい。該押出成形用金型を用いれば、芯部から中心軸回りに72度間隔で5つの仕切り板が放射状に形成された吸引管部及び連結管部を備えるドレーンチューブが得られる。
また、このように正面視形状が扇形状の内側ピースを組み合わせた第1インダイスとする場合、それら各々の内側ピースの正面視形状は異なっていてもよい。例えば、正面視形状が中心角120度の扇形状である2つの内側ピースと、正面視形状が中心角60度の扇形状である2つの内側ピースとを組み合わせた第1インダイスを備える押出成形用金型であってもよい。
本発明の押出成形用金型における第2インダイスの先端側ピースの数は、4つには限定されない。また、第2インダイスの先端側ピースの数は、第1インダイスの内側ピースの数と同じであってもよく、異なっていてもよい。具体的には、本発明の押出成形用金型は、例えば押出成形用金型100において、先端側ピース114aの数が3つの第2インダイスを備える押出成形用金型であってもよい。該押出成形用金型を用いれば、吸引管部に形成された4つの流路のうちの3つに対応する3本のスリットが外壁に形成されたドレーンチューブが得られる。
1、1A ドレーンチューブ
10、10A 外壁
12 仕切り部
14 芯部
16 仕切り板
18 スリット
20,20A,22,22A 流路
24 第1仕切り板
26 第2仕切り板
28 第3仕切り板
100,200 押出成形用金型
110,210 アウトダイス
112,212 第1インダイス
112a〜112d 内側ピース
114,214 第2インダイス
114a〜114d,214a〜214d 先端側ピース
116,118 空間
212a 第1内側ピース
212b 第2内側ピース
212c 第3内側ピース
212d 第4内側ピース
216,218,220,222 空間

Claims (3)

  1. 押出成形用金型と、前記押出成形用金型に樹脂組成物を供給する押出機とを備えるチューブ製造装置を用いてドレーンチューブを製造する方法であって、
    前記押出成形用金型が、筒状のアウトダイスと、前記アウトダイス内に、先端が前記アウトダイスの先端と揃うように設けられた第1インダイスと、前記アウトダイスの先端側に設けられた第2インダイスと、を備え、
    前記第1インダイスは、前記アウトダイスの中心軸回りに設けられ、前記アウトダイスの径方向に動く複数の内側ピースを備え、
    先端側から見た正面視において、それら複数の内側ピースを互いに密着させたときに前記アウトダイスと前記第1インダイスとの間に環状の空間が形成され、
    前記第2インダイスは、前記アウトダイスと接するように設けられ、前記アウトダイスの径方向に動く、前記アウトダイスの径方向に延びる柱状の複数の先端側ピースを備え
    前記の複数の先端側ピースを径方向の内側に動かしたときに、それぞれの前記先端側ピースの径方向の内側の先端部が前記の複数の内側ピースのそれぞれの先端と接するように、先端側から見た正面視において、各々の前記先端側ピースと前記内側ピースとが互いに対応して配置され、
    前記押出機から前記押出成形用金型に樹脂組成物を連続的に供給しつつ、前記第1インダイス及び前記第2インダイスを前記アウトダイスの径方向に移動させて押出成形してドレーンチューブを得る、ドレーンチューブの製造方法。
  2. 前記アウトダイス内の中空部の長さ方向に垂直な断面形状が円形状であり、
    前記第1インダイスが、先端側から見た正面視形状が中心角90度の扇形状である4つの内側ピースを備え、それら4つの内側ピースを互いに密着させたときに前記アウトダイスと前記第1インダイスとの間に円環状の空間が形成され、
    前記第2インダイスが、先端側から見た正面視において前記内側ピースに対応する4つの先端側ピースを備える、請求項1に記載のドレーンチューブの製造方法
  3. 前記アウトダイス内の中空部の長さ方向に垂直な断面形状が楕円形状であり、
    前記第1インダイスが、前記アウトダイスの短径方向に動く第1内側ピース及び第2内側ピースと、前記第1内側ピース及び第2内側ピースにおける前記アウトダイスの長径方向の両方の外側で、長径方向に動く第3内側ピース及び第4内側ピースと、を備え、
    先端側から見た正面視において、それら4つの内側ピースを互いに密着させたときに前記アウトダイスと前記第1インダイスとの間に楕円環状の空間が形成され、
    前記第2インダイスが、先端側から見た正面視において前記の4つの内側ピースに対応する4つの先端側ピースを備える、請求項1に記載のドレーンチューブの製造方法
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