JP6579321B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナ等に代表される画像読取装置に関する。
スキャナ等に代表される画像読取装置には、原稿台を開閉するとともに閉じた状態においては原稿を押さえる開閉体が設けられ、この開閉体は、単なるカバーの場合や、或いは原稿の自動搬送装置(ADF(Auto Document Feeder)とも呼ばれる)の場合がある。
いずれにせよ原稿を開閉する開閉体は、原稿台に対して回動可能であるとともに、所定の回動角(開き角)で保持可能な様に、所謂フリーストップヒンジなどと呼ばれるヒンジ機構で連結される場合がある(例えば、特許文献1、2)。そして更に、厚手の原稿(例えば、書籍)に対応可能なように、開閉体のリフトアップ機能も提供される場合がある(例えば、特許文献3、4)。
特開2003−129739号公報 特開2011−112967号公報 特開2013−020191号公報 特開2010−039027号公報
ここで、フリーストップ機能とリフトアップ機能との実現に加え、更に所定のリフトアップ位置を保持したいという要請もある。その様な要請に対応する為には、上記特許文献3記載の構成の様に構成が複雑化し、著しいコストアップと重量増を招く虞がある。
そこで本発明は以上の様な状況に鑑み成されたものであり、その目的は、より簡易な構成でコストアップを抑えたヒンジ機構を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る画像読取装置は、原稿を載置する原稿載置面を形成する原稿台と、前記原稿台の上面を開閉する開閉体と、前記開閉体の開き角を保持する角度保持手段を備えるとともに、前記原稿載置面に対して前記開閉体を昇降させるヒンジ機構と、を備え、前記ヒンジ機構は、内部に前記角度保持手段を備えるとともに、前記原稿台の側に設けられた挿入部に対し、前記開閉体の昇降方向に変位可能に挿入されるケースを有し、前記ケースは、前記昇降方向成分を含む方向に延設されるとともに前記昇降方向と交差する方向に弾性変形可能な腕部を備え、前記腕部が前記挿入部に設けられた被当接部に対し弾性的に当接して、前記開閉体の前記昇降方向における位置が保持されることを特徴とする。
本態様によれば、ヒンジ機構はケースを有し、前記ケースは、前記昇降方向成分を含む方向に延設されるとともに前記昇降方向と交差する方向に弾性変形可能な腕部を備え、前記腕部が前記挿入部に設けられた被当接部に対し弾性的に当接して、前記開閉体の前記昇降方向における位置が保持される構成であるので、前記開閉体(前記ケース)の昇降位置(リフトアップ位置)を保持する構成を、構造簡単にして低コストに得ることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記腕部に、前記昇降方向成分を含む方向に沿ってリブが形成され、前記リブが前記被当接部に当接して前記腕部が弾性変形することを特徴とする。
本態様によれば、前記腕部に、前記昇降方向成分を含む方向に沿ってリブが形成され、前記リブが前記被当接部に当接して前記腕部が弾性変形する構成であるので、前記リブの厚みを調整することで、前記腕部の弾性変形量を容易に調整することができ、ひいては前記開閉体(前記ケース)を保持する為の保持力を容易に調整することができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記腕部は、先端が自由端として形成されるとともに、前記開閉体が上昇方向に変位するに従って前記被当接部と当接する部位が前記自由端に向かい、前記リブは、前記開閉体が上昇方向に変位するに従って前記被当接部に当接する部位の前記昇降方向と交差する方向の厚みが増す形状を有することを特徴とする。
前記開閉体が上昇方向に変位する(リフトアップする)と、前記腕部において前記被当接部と当接する部位は、前記腕部の自由端側に移動する為、前記腕部が前記被当接部に弾接する際の弾接力が小さくなり、前記開閉体を保持し難くなる。
しかしながら本態様によれば、前記リブは、前記開閉体が上昇方向に変位するに従って前記被当接部に当接する部位の前記昇降方向と交差する方向の厚みが増す形状を有するので、前記開閉体が上昇方向に変位するに従って前記腕部の弾性変形量を確保することができ、前記開閉体を確実に保持することができる。
尚、「前記リブの、前記昇降方向と交差する方向の厚みが増す形状」とは、必ずしも連続的に厚みが増す形状のみを意味するものではなく、例えば段階的に厚みが増す形状をも含む意味である。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記腕部に、前記ケースの前記挿入部からの抜け出しを規制する規制部が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記腕部に、前記ケースの前記挿入部からの抜け出しを規制する規制部が設けられているので、前記ケース即ち前記開閉体の、前記原稿台からの意図しない脱落を防止できる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記開閉体は、回動軸を中心に回動することにより前記原稿台の上面を開閉し、前記腕部は、前記ケースにおいて、前記回動軸の軸線方向の側部に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記開閉体は、回動軸を中心に回動することにより前記原稿台を開閉し、前記腕部は、前記ケースにおいて、前記回動軸の軸線方向の側部に設けられているので、前記原稿台の側において前記ヒンジ機構を挿入する挿入部の、前記軸線方向と直交する方向の大型化を抑制できる。その結果、前記原稿台の、前記軸線方向と直交する方向の大型化を抑制できる。
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記腕部は、前記ケースにおいて前記回動軸の軸線方向の両側部に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記腕部は、前記ケースにおいて前記回動軸の軸線方向の両側部に設けられているので、前記腕部の、前記挿入部における回転を抑制でき、ひいては前記原稿台に対する前記開閉体のがたつきを抑制できる。
本発明の第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記腕部は、前記ケースと樹脂材料によって一体的に形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記腕部は、前記ケースと樹脂材料によって一体的に形成されているので、前記腕部と前記ケースを低コストに構成できる。
本発明に係る画像読取装置の外観斜視図。 画像読取装置において筐体に対してADFを開いた姿勢とした状態を正面側から見た斜視図。 画像読取装置において筐体に対してADFを開いた姿勢とした状態を背面側から見た斜視図。 画像読取装置において筐体に対してADFをリフトアップした状態を示す斜視図。 本発明に係る画像読取装置において筐体の内部構造を示す斜視図。 本発明に係るヒンジ部を示す斜視図。 本発明に係るヒンジ部の分解斜視図。 ADFを筐体に対してリフトアップする前のヒンジ部の状態を示す断面図。 ADFを筐体に対してリフトアップした際のヒンジ部の状態を示す断面図。 図9におけるヒンジ部の腕部の断面図。 ADFを筐体に対して閉じた姿勢とした際のヒンジ部における角度保持手段の側断面図。 ADFを筐体に対して開いた姿勢とした際のヒンジ部における角度保持手段の側断面図。 ヒンジ部の変更例を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係る画像読取装置の外観斜視図であり、図2は画像読取装置において筐体に対してADFを開いた姿勢とした状態を正面側から見た斜視図であり、図3は画像読取装置において筐体に対してADFを開いた姿勢とした状態を背面側から見た斜視図であり、図4は画像読取装置において筐体に対してADFをリフトアップした状態を示す斜視図であり、図5は本発明に係る画像読取装置において筐体の内部構造を示す斜視図であり、図6は本発明に係るヒンジ部を示す斜視図であり、図7は本発明に係るヒンジ部の分解斜視図である。
また、図8はADFを筐体に対してリフトアップする前のヒンジ部の状態を示す断面図であり、図9はADFを筐体に対してリフトアップした際のヒンジ部の状態を示す断面図であり、図10は図9におけるヒンジ部の腕部の断面図であり、図11はADFを筐体に対して閉じた姿勢とした際のヒンジ部における角度保持手段の側断面図であり、図12はADFを筐体に対して開いた姿勢とした際のヒンジ部における角度保持手段の側断面図であり、図13はヒンジ部の変更例を示す断面図である。
各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が画像読取部の主走査方向かつ装置奥行き方向、Y方向が副走査方向かつ装置幅方向、Z方向が装置高さ方向を示している。尚、本明細書において+X軸方向側を装置背面側とし、−X軸方向側を装置前面側とし、−Y軸方向側を装置幅方向右側とし、+Y軸方向側を装置幅方向左側とする。
■■■実施例■■■■
<<<画像読取装置の概要>>>
図1ないし図4を参照して、画像読取装置10について説明する。画像読取装置10は、筐体12と、「開閉体」としてのオートドキュメントフィーダー(ADF)14(以下、「ADF14」)とを備えている。ADF14は、筐体12の上面12a及び原稿台22に対して閉じた姿勢(図1参照)と、上面12a及び原稿台22を開放する姿勢(図2及び図3参照)とを切換え可能に構成されている。より具体的には、ADF14は、筐体12の装置背面側に設けられた、「ヒンジ機構」としてのヒンジ部18、19を介して筐体12に対して揺動可能に接続されている。つまり、ADF14は、装置前面側の端部を自由端として筐体12に対して回動して開閉する。尚、ヒンジ部18、19については後ほど、詳細に説明する。
また、図4に示すように、ADF14は、ヒンジ部18により、後述する原稿台22に対して略平行な姿勢を保ったまま(或いは傾斜姿勢の状態においても)、装置高さ方向に接離(リフトアップ及びリフトダウン)可能に構成されている。この動作については、後ほどヒンジ部18の詳細な説明とともに説明する。
筐体12は、上面12aと操作部20とを備えている(図2参照)。本実施例において上面12aには、原稿台22が設けられている。原稿台22は、平坦かつ透明なガラス板として構成されており、その上面は原稿載置面23として構成されている。そして、原稿台22、すなわち原稿載置面23に画像を読み取る原稿を載置可能である。
また、本実施例において原稿台22の−Y方向側の端部は、一例として後述する原稿読取ユニット24(図5参照)が原稿台22に載置された原稿を読み取るための装置幅方向における基準位置として設定されている。尚、原稿載置面23の周囲、つまり上面12aは原稿台22より一段高くなっており、これにより原稿台22の−Y方向側の端部に対し、原稿角部を突き当てて位置決めすることができる様になっている。
また、筐体12において装置前面側(図1及び図2における−X軸方向側)には操作部20が設けられている。操作部20は、画像読取装置10を操作するための電源スイッチや設定切換ボタン等を備えて構成されている。
ADF14は、原稿押さえ部材26と、原稿支持トレイ28と、原稿搬送部30と、原稿排出トレイ32とを備えている。原稿搬送部30は、ADF14が筐体12に対して閉じられている状態(図1参照)において原稿支持トレイ28に支持された原稿を搬送し、筐体12の上部に設けられた原稿載置面23(図2参照)において原稿の被読み取り面を後述する原稿読取ユニット24(図5参照)に読み取らせた後、原稿を原稿排出トレイ32に向けて排出する。
ADF14の下面、すなわち原稿台22と対向する側には、原稿押さえ部材26が設けられている。原稿押さえ部材26は例えばスポンジのような弾性体により構成されている。原稿押さえ部材26は、ADF14が原稿台22に対して閉じた姿勢(図1参照)となった際、原稿載置面23に載置された原稿を当該原稿が原稿載置面23から浮かないように原稿載置面23と反対側から一様に押圧する。そして、原稿押さえ部材26により押圧された原稿の被読取面が原稿載置面23に密着する。尚、本実施例において原稿押さえ部材26の大きさは、原稿載置面23において原稿搬送部30により搬送された原稿を読み取る領域を除いた領域を押さえられる大きさに設定されている。
<<<筐体内の構成について>>>
図5を参照して筐体12内の構成について説明する。筐体12は、上述した原稿台22、原稿載置面23及び操作部20に加えて、原稿読取ユニット24と、原稿読取ユニット駆動手段34と、電源部36と、制御部38とを備えている。
本実施例において原稿読取ユニット24は、主走査方向である装置奥行き方向に延設されており、原稿台22の装置奥行き方向における長さに対応している。本実施例において原稿読取ユニット24は、原稿台22の原稿載置面23に載置された原稿に光を照射し、該原稿からの反射光を受光して原稿の情報を読み取る光学ユニットとして構成されている。
そして、原稿読取ユニット24は、原稿読取ユニット駆動手段34により副走査方向である装置幅方向に往復動可能に構成されている。また、筐体12において装置奥行き方向
における中央領域には装置幅方向に延び、原稿読取ユニット24の下部の少なくとも一部と係合するガイドレール40が設けられている。
また、原稿読取ユニット駆動手段34は、駆動モーター42と、駆動力伝達手段44と、駆動プーリー46と、従動プーリー48と、歯付きベルト50とを備えている。また、歯付きベルト50の少なくとも一部は、原稿読取ユニット24に把持されている。図5に示すように、駆動プーリー46は装置幅方向右側端部に設けられており、従動プーリー48は、駆動プーリー46の回転に対して従動動作可能に装置幅方向左側端部に設けられている。また、駆動プーリー46と従動プーリー48との間には、歯付きベルト50が掛け回されている。
駆動力伝達手段44は複数の歯車を備え、駆動モーター42の駆動力を駆動プーリー46に伝達する。これにより、駆動プーリー46が回転駆動され、歯付きベルト50も駆動プーリー46の回転に応じて回転する。その結果、原稿読取ユニット24は原稿読取ユニット駆動手段34により装置幅方向に駆動させられる。その際、原稿読取ユニット24は、該原稿読取ユニット24の少なくとも一部とガイドレール40とが係合しているので、ガイドレール40に案内されて装置幅方向へ移動する。
図5において原稿読取ユニット24の装置幅方向における位置は、原稿載置面23に載置された原稿を読み取るための装置幅方向における基準位置に対応している。すなわち、図5において原稿読取ユニット24は、原稿台22の原稿載置面23に載置された原稿を読み取るための原点位置に位置している。
また、筐体12の底面12bにおいて、ガイドレール40よりも装置背面側の領域には制御部38が設けられている。制御部38は、複数の電子部品を有する回路基板を備えて構成され、画像読取装置10における画像読取動作の制御、ADF14の制御、操作部20からの入力処理、及び外部機器との通信を行う。また、制御部38には原稿読取ユニット24の装置奥行き方向の両端部から延出する、可撓性を有する一対の信号伝送用ケーブル52、54が接続されている。
信号伝送用ケーブル52、54は原稿読取ユニット24の装置幅方向への移動動作に応じて追従変形するように構成されている。本実施例において信号伝送用ケーブル52はアナログ信号を伝送し、信号伝送用ケーブル54はデジタル信号を伝送するように構成されている。
図5において電源部36は、筐体12の装置背面側かつ装置幅方向右側端部に配置されている。本実施例において、電源部36は不図示の電源ケーブルから供給される交流電流を直流電流に変換する整流回路を備えている。
<<<ヒンジ部の構成について>>>
次いで、図6ないし図12を参照してヒンジ部18について説明する。ヒンジ部19についてはヒンジ部18の説明が終わった後に説明する。尚、図8及び図9ではADF14の図示が省略され、図11及び図12では、筐体12及びADF14の図示が省略されている。
図6及び図7に示すようにヒンジ部18はケース56と、角度保持手段58とを備えている。ケース56は、装置高さ方向上方側が開口する箱状に形成されており、その内部に角度保持手段58を収容するケース本体56aと、ケース本体56aに一体的に形成された腕部64、64とを備えている。
ケース56には、ケース56から装置幅方向に突出した後、装置高さ方向下方側に向きを変えて延びる腕部64、64が設けられている。本実施例において、ケース56には、一対の腕部64、64がケース本体56aの装置幅方向両側に設けられている。腕部64において装置高さ方向に延設された部分には、リブ66、66が設けられている。
リブ66は、腕部64の装置高さ方向に延設された部分において、ケース56のケース本体56aの側と反対側の面に設けられ、装置高さ方向に沿って延びている。さらに、腕部64の装置高さ方向に延設された部分の下端部は自由端64aとして構成されている。したがって、腕部64の自由端64aにおいてケース本体56a側に押圧力が作用すると、腕部64の自由端64aはケース本体56a側に弾性的に変形する。また、自由端64aには規制部68が設けられている。
ケース56は、一例としてPOM(ポリオキシメチレン)のような樹脂材料で形成されている。そして、本実施例において腕部64はケース56と樹脂材料で一体的に形成されている。
ケース本体56aの上部には、装置幅方向において間隔をおいて対向する側壁部56b、56cが装置高さ方向上方に向けて立設している。そして、側壁部56b、56cには、装置幅方向にそれぞれ貫通孔70、70が設けられている。側壁部56bに設けられた貫通孔70と側壁部56cに設けられた貫通孔70とは同軸状に配置されている。
図7に示すように角度保持手段58は、カム部材72と、スライダ部材74と、付勢部材76と、回動軸78とを備えている。図10に示すように、ケース56のケース本体56a内には、装置高さ方向下方側から付勢部材76、スライダ部材74、カム部材72の順に配置されている。付勢部材76の一端部は、ケース本体56a内の底面と係合しており、他端部はスライダ部材74と係合している。そして、付勢部材76は、スライダ部材74を装置高さ方向上方側に付勢している。
カム部材72には、装置幅方向にカム部材72を貫通する貫通孔72aが設けられている。そして、回動軸78は、装置幅方向を軸線方向とし、ケース56の側壁部56bの貫通孔70、カム部材72の貫通孔72a、ケース56の側壁部56cの貫通孔70の順に挿入されている。すなわち、カム部材72はケース56に対して回動軸78を支点として回動可能に取り付けられている。
また、カム部材72は、ADF14の装置奥行き方向背面側端部の少なくとも一部に取り付けられる取付部72bと、スライダ部材74と係合するカム部72cと、取付部72bの装置奥行き方向背面側に設けられた姿勢保持部72dとを備えている。スライダ部材74の上部には、カム部72cと係合可能な第1の接触面74aと第2の接触面74bとを備えている。
本実施例において第1の接触面74aは装置奥行き方向前方側かつ装置高さ方向下方側に傾斜する面として構成されている。そして、第2の接触面74bも装置奥行き方向前方側かつ装置高さ方向下方側に傾斜する面として構成されている。本実施例において第2の接触面74bの傾斜角度は、第1の接触面74aよりも傾斜角度が大きく設定されている。本実施例では、カム部材72の姿勢に応じてカム部72cと接触する面が、第1の接触面74aと第2の接触面74bとで切換えられる。
尚、本実施例において、ヒンジ部19の構成は、ヒンジ部18の構成からADF14の角度保持機能を省略した以外は同じ構成となっている。具体的には、ヒンジ部19はヒンジ部18と同様にADF14を回動させるとともにADF14を筐体12に対して昇降動作をさせることが可能である。つまり、本実施例では、ヒンジ部18にのみADF14の開き角を保持するためのトルクを発生する構成が設けられている。
<<<ヒンジ部の昇降動作について>>>
次いで図8ないし図10を参照して、ヒンジ部18の装置高さ方向における昇降動作について説明する。図8に示すように、ヒンジ部18のケース56は、筐体12の装置奥行き方向背面側の端部に設けられた挿入部80に挿入されている。そして、ケース本体56aは筐体12の挿入部80内に設けられた受け入れ部81に相対移動可能に挿入されている。さらに、挿入部80には、腕部64と当接する被当接部82、82が設けられている。本実施例において被当接部82、82は装置幅方向において対向するように配置されている。そして、対向する被当接部82と被当接部82との間の距離は距離L1に設定されている。
また、本実施例において、腕部64、64が弾性変形しない状態における両腕部64に設けられたリブ66、66の装置幅方向の距離は距離L2となるように設定されている。本実施例において、距離L2は距離L1よりも大きく設定されている。
図8において、挿入部80の被当接部82は、ケース56の腕部64においてリブ66が形成されている位置よりも装置高さ方向上方側で当接している。そして、この状態では、ケース本体56aは、挿入部80の受け入れ部81に対してケース本体56aひいてはADF14の昇降方向である装置高さ方向において最下方に位置しており、図1に示すようにADF14が原稿台22を覆っている状態である。
ここで、ADF14はカム部材72に取り付けられており、カム部材72は回動軸78を介してケース本体56aに取り付けられている。このため、ADF14を装置高さ方向上方に持ち上げようとすると、ケース本体56aも装置高さ方向上方に持ち上げられる。その結果、ケース56は挿入部80に対して装置高さ方向上方側に移動する。
ケース56を挿入部80に対して装置高さ方向上方側に変位させると、腕部64も装置高さ方向上方側に変位する。この動作に伴って、腕部64における被当接部82と当接する部位が腕部64の自由端64a側に変位する。
ここで、本実施例では距離L2>距離L1の関係にあるので、腕部64が被当接部82に対して装置高さ方向上方側に変位し、リブ66が被当接部82と接触すると、被当接部82によりリブ66、ひいては腕部64がケース本体56a側に押圧される。そして、腕部64の自由端64a側がケース本体56a側に弾性変形する(図9及び図10参照)。
本実施例において、腕部64、64は、装置幅方向において距離L2と距離L1との差分に相当する長さ分、ケース本体56a側に弾性変形させられる。これにより腕部64、64には被当接部82、82を押圧する押圧力が発生する。そして、この押圧力により、腕部64の自由端64a側は被当接部82に押し付けられるので、腕部64が挿入部80内において被当接部82に対して突っ張ることにより、ケース56、ひいてはADF14の装置高さ方向における位置が保持される。
また、ケース56を挿入部80に対して装置高さ方向上方側にさらに変位させると、被当接部82は、腕部64の自由端64a側に設けられた規制部68と当接する。本実施例において規制部68の装置幅方向における大きさは、腕部64が装置幅方向に弾性変形した際、両腕部64、64に設けられた規制部68、68間の距離が距離L1よりも大きくなるように設定されている。つまり、規制部68が被当接部82と接触すると、規制部68がケース56の挿入部80に対する装置高さ方向上方側への移動を規制する。したがって、規制部68は、ケース56が挿入部80から抜け出ることを防止する。
上述したようにケース56を挿入部80に対して装置高さ方向上方側に変位させると、ADF14は原稿台22を覆った状態(図1参照)から、原稿台22に対する姿勢を維持したまま、装置高さ方向上方側にリフトアップする(図4参照)。
つまり、本実施例において、ADF14はケース56を挿入部80に対して相対移動させることにより装置高さ方向に上下動させることができる。また、本実施例において、カム部材72はケース56が挿入部80に対して装置高さ方向上方側に変位した状態においても、回動軸78を介してケース本体56aに対して回動可能であることから、ADF14はADF14が原稿台22から離間した状態においても筐体12に対して回動可能である。
したがって、例えば、ADF14を原稿載置面23に対して開いた姿勢とし、原稿載置面23に厚みのある原稿、例えば冊子やパスポート等を載置してADF14を閉じると、ADF14はリフトアップし、その位置を保持することができる。その結果、ADF14はこれら厚みのある原稿の被読取面と反対側を均一に押圧することができる。
尚、ケース56、ひいてはADF14を装置高さ方向下方側に向けて押圧することにより、腕部64における被当接部82との当接部位がリブ66から装置高さ方向上方側へ変位する。これにより、ケース56(ADF14)は挿入部80に対してケース56ひいてはADF14の昇降方向である装置高さ方向における最下方に変位し、ADF14は原稿台22を覆った状態(図1参照)となる。
<<<角度保持手段におけるADFの開き角の保持について>>>
次いで、図11及び図12を参照して角度保持手段58におけるADF14の角度保持について説明する。図11に示す状態はADF14が筐体12に対して閉じた姿勢(図1参照)を取った際における角度保持手段58の状態を示している。この状態では、カム部材72のカム部72cはスライダ部材74の第1の接触面74aと係合している。そして、スライダ部材74は付勢部材76により装置高さ方向上方側に付勢されているので、カム部材72もスライダ部材74を介して付勢部材76により装置高さ方向上方側に付勢されている。
そして、ADF14を筐体12に対して閉じた状態(図1参照)から筐体12に対して開いた状態(図2及び図3参照)へ切換えるべく、ADF14をヒンジ部18、19を支点に装置背面側に回動させると、カム部材72のカム部72cは、回動軸78を中心に図11における反時計回り方向に回動する。
この動作に伴い、カム部72cはスライダ部材74の第1の接触面74a上を第2の接触面74b側に向けて摺動する。そして、ADF14の開き角がさらに大きくなると、カム部72cは第2の接触面74bと接触し、第2の接触面74b上を装置奥行き方向前方側に向けて摺動する。
この動作の際、付勢部材76は、スライダ部材74を介してカム部材72を付勢しているので、付勢部材76の付勢力は、ADF14を開く際の補助力として作用している。つまり、ADF14の自重よりも小さな力でADF14を回動させることができる。
そして、ADF14を所定の開き角まで開くと、図12に示すようにカム部72cは第2の接触面74bと係合した状態となる。この状態においても、付勢部材76の付勢力はカム部材72をさらに図12における反時計回り方向に回動させようとする。
しかし、カム部材72の姿勢保持部72dがケース本体56aの背面側端部の上部と係合するので、姿勢保持部72dはカム部材72の反時計回り方向への回動を規制する。そして、付勢部材76の付勢力により姿勢保持部72dがケース本体56aの背面側端部の上部を押圧する状態となるので、カム部材72は図12の姿勢を保持する。すなわち、角度保持手段58は、ADF14の開き角を保持し、ADF14が原稿台22に対して開いた姿勢(図2及び図3参照)を保持する。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例では、腕部64において装置高さ方向に延設されたリブ66における装置幅方向における厚みを一定としたが、この構成に代えて、腕部64においてリブの厚みを自由端側に向かうにつれて増す構成としてもよい。具体的には、装置高さ方向下方側に向かって連続的にリブの厚みが増す構成や、図13にしめすように装置高さ方向下方側に向かって階段状にリブの厚みが増すように腕部64に階段状のリブ84を設ける構成としてもよい。この様に構成することでADF14をリフトアップさせた際の保持位置を増やすことができ、より多様な原稿の厚みに対応することができる。
(2)本実施例では、ケース56において装置幅方向両側にそれぞれ腕部64、64を設ける構成としたが、この構成に代えて、いずれか一方の側にのみ腕部64を設ける構成としてもよい。
(3)本実施例では、ケース56において装置幅方向両側にそれぞれ腕部64、64を設ける構成としたが、この構成に代えて、ケース56の装置奥行き方向において前面側及び背面側の少なくとも一方に腕部64を設ける構成としてもよい。
(4)本実施例において、筐体12には、角度保持機能を有するヒンジ部18と、角度保持機能を有していないヒンジ部19とをそれぞれ1つずつ備える構成としたが、この構成に代えて角度保持機能を有するヒンジ部18を少なくとも2つ以上備える構成としてもよく、あるいは角度保持機能を有していないヒンジ部19を少なくとも2つ以上備える構成としてもよい。
(5)本実施例において、筐体12に対して回動可能な開閉体としてADF14を取り付ける構成としたが、この構成に代えて、カバー部材を筐体12に回動可能に取り付ける構成としてもよい。
(6)本実施例において腕部64はケース本体56aと樹脂材料で一体的に形成される構成としたが、この構成に代えて、腕部64とケース本体56aとを別体で構成してもよい。
上記説明をまとめると、画像読取装置10は、原稿を載置する原稿載置面23を形成する原稿台22と、原稿台22の上面である原稿載置面23を開閉するADF14と、ADF14の開き角を保持する角度保持手段58を備えるとともに、原稿載置面23に対してADF14を昇降させるヒンジ部18とを備えている。ヒンジ部18は、内部に角度保持手段58を備えるとともに、原稿台22の側に設けられた挿入部80に対し、ADF14の昇降方向である装置高さ方向に変位可能に挿入されるケース56を有している。ケース56は、装置高さ方向成分を含む方向に延設されるとともに装置高さ方向と交差する方向である装置幅方向に弾性変形可能な腕部64を備え、腕部64が挿入部80に設けられた被当接部82に対し弾性的に当接して、ADFの装置高さ方向における位置が保持される。
上記構成によれば、ヒンジ部18はケース56を有し、ケース56は、装置高さ方向成分を含む方向に延設されるとともに装置幅方向に弾性変形可能な腕部64を備え、腕部64が挿入部80に設けられた被当接部82に対し弾性的に当接して、ADF14の装置高さ方向における位置が保持される構成であるので、ADF14(ケース56)の昇降位置(リフトアップ位置)を保持する構成を、構造簡単にして低コストに得ることができる。
また、画像読取装置10において、腕部64に、装置高さ方向成分を含む方向に沿ってリブ66が形成され、リブ66が被当接部82に当接して腕部64が弾性変形する。この構成によれば、リブ66の厚みを調整することで、腕部64の弾性変形量を容易に調整することができ、ひいてはADF14(ケース56)を保持する為の保持力を容易に調整することができる。
腕部64は、先端が自由端64aとして形成されるとともに、ADF14が上昇方向に変位するに従って被当接部82と当接する部位が自由端64aに向かい、リブ66は、ADF14が上昇方向に変位するに従って被当接部82に当接する部位の装置幅方向の厚みが増す形状を有する。
ADF14が上昇方向に変位する(リフトアップする)と、腕部64において被当接部82と当接する部位は、腕部64の自由端64a側に移動する為、腕部64が被当接部82に弾接する際の弾接力が小さくなり、ADF14を保持し難くなる。しかしながら上記構成によれば、リブ66は、ADF14が上昇方向に変位するに従って被当接部82に当接する部位の装置幅方向の厚みが増す形状を有するので、ADF14が上昇方向に変位するに従って腕部64の弾性変形量を確保することができ、ADF14を確実に保持することができる。
また、画像読取装置10において、腕部64に、ケース56の挿入部80からの抜け出しを規制する規制部68が設けられている。この構成によれば、ケース56即ちADF14の、原稿台22からの意図しない脱落を防止できる。
また、画像読取装置10において、ADF14は、回動軸78を中心に回動することにより原稿台22の上面である原稿載置面23を開閉し、腕部64は、ケース56において、回動軸78の軸線方向(本実施形態ではY軸方向)の側部に設けられている。
上記構成によれば、ADF14は、回動軸78を中心に回動することにより原稿台22の上面である原稿載置面23を開閉し、腕部64は、ケース56において、回動軸78の軸線方向(本実施形態ではY軸方向)の側部に設けられているので、原稿台22の側、すなわち筐体12においてヒンジ部18を挿入する挿入部80の、軸線方向と直交する方向(本実施形態ではX軸方向)である装置奥行き方向の大型化を抑制できる。その結果、原稿台22の、装置奥行き方向の大型化を抑制できる。
また、画像読取装置10において、腕部64は、ケース56において回動軸78の軸線方向の両側部に設けられている。この構成によれば、腕部64の、挿入部80における回転を抑制でき、ひいては原稿台22に対するADF14のがたつきを抑制できる。
また、画像読取装置10において、腕部64は、ケース56と樹脂材料によって一体的に形成されている。この構成によれば、腕部64とケース56を低コストに構成できる。
また、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10…画像読取装置、12…筐体、12a…上面、12b…底面、14…ADF、16…原稿台、18、19…ヒンジ部、20…操作部、22…原稿台、23…原稿載置面、24…原稿読取ユニット、26…原稿押さえ部材、28…原稿支持トレイ、30…原稿搬送部、32…原稿排出トレイ、34…原稿読取ユニット駆動手段、36…電源部、38…制御部、40…ガイドレール、42…駆動モーター、44…駆動力伝達手段、46…駆動プーリー、48…従動プーリー、50…歯付きベルト、52、54…信号伝送用ケーブル、56…ケース、56a…ケース本体、56b、56c…側壁部、58…角度保持手段、64…腕部、64a…自由端、66…リブ、68…規制部、70、72a…貫通孔、72…カム部材、72b…取付部、72c…カム部、72d…姿勢保持部、74…スライダ部材、74a…第1の接触面、74b…第2の接触面、76…付勢部材、78…回動軸、80…挿入部、81…受け入れ部、82…被当接部、84…リブ、L1、L2…距離

Claims (7)

  1. 原稿を載置する原稿載置面を形成する原稿台と、
    前記原稿台の上面を開閉する開閉体と、
    前記開閉体の開き角を保持する角度保持手段を備えるとともに、前記原稿載置面に対して前記開閉体を昇降させるヒンジ機構と、を備え、
    前記ヒンジ機構は、内部に前記角度保持手段を備えるとともに、前記原稿台の側に設けられた挿入部に対し、前記開閉体の昇降方向に変位可能に挿入されるケースを有し、
    前記ケースは、前記昇降方向成分を含む方向に延設されるとともに前記昇降方向と交差する方向に弾性変形可能な腕部を備え、
    前記腕部が前記挿入部に設けられた被当接部に対し弾性的に当接して、前記開閉体の前記昇降方向における位置が保持される、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記腕部に、前記昇降方向成分を含む方向に沿ってリブが形成され、
    前記リブが前記被当接部に当接して前記腕部が弾性変形する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項2に記載の画像読取装置において、前記腕部は、先端が自由端として形成されるとともに、前記開閉体が上昇方向に変位するに従って前記被当接部と当接する部位が前記自由端に向かい、
    前記リブは、前記開閉体が上昇方向に変位するに従って前記被当接部に当接する部位の前記昇降方向と交差する方向の厚みが増す形状を有する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記腕部に、前記ケースの前記挿入部からの抜け出しを規制する規制部が設けられている、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記開閉体は、回動軸を中心に回動することにより前記原稿台の上面を開閉し、
    前記腕部は、前記ケースにおいて、前記回動軸の軸線方向の側部に設けられている、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置において、前記腕部は、前記ケースにおいて前記回動軸の軸線方向の両側部に設けられている、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記腕部は、前記ケースと樹脂材料によって一体的に形成されている、
    ことを特徴とする画像読取装置。
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