JP6579102B2 - 光ネットワーク管理装置および光ネットワーク管理方法 - Google Patents

光ネットワーク管理装置および光ネットワーク管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ネットワーク管理装置および光ネットワーク管理方法に関し、特に、共有型プロテクション方式による光ネットワークに使用する光ネットワーク管理装置および光ネットワーク管理方法に関する。
基幹系光ネットワークは、クライアント装置のトラヒックを契約サービス品質(サービスクラス)に従って、拠点間を接続する光ファイバ通信路を介して通信する機能を提供する。ここで基幹系光ネットワークは、ノード装置とクライアント装置との間のインターフェースを介してクライアント信号を受信する。そして、種々の多重方式を用いて複数のクライアント信号を多重した後に、より大容量な基幹伝送通信路を介して通信する。多重方式には、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)方式、時分割多重(Time Division Multiplexing:TDM)方式、および直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)方式などが用いられる。
基幹系光ネットワークでは、1チャネル当たり100Gbps(Giga bit per second)級の超大容量トラヒックの通信が行われる。そのため、光ファイバの断線や光ノード装置の故障等に起因する障害に対する障害回復技術が重要となる。障害回復技術として、1+1プロテクション方式および共有型プロテクション方式が知られている。
1+1プロテクション方式においては、運用系と同一のトラヒックの収容を可能とする光パスを予備パスとして設定し、障害発生時に経路切替を実施する。1+1プロテクション方式によれば、非常に短時間で経路切替が可能であるので、通信の途絶を防止するとともに高信頼なネットワークを構築することができる。
しかし、通信トラヒック毎に求められる信頼性は異なるため、全てのトラヒックに対して一律に予備パスを割り当てることとすると、過剰なリソースの提供となり非効率である。そのため、トラヒック毎の信頼性の尺度(クラス、優先度など)に応じて、予備パスのリソースを配分することにより、高信頼な光ネットワークを高効率に提供することが必要となる。例えば、複数の運用パスに対して予備パスを共有する共有型プロテクション方式によって、冗長系用光ネットワーク資源の使用効率を増大させることが可能である。
一方、基幹系光ネットワークでは、国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)電気通信標準化部門(Telecommunication Standardization Sector:ITU−T)で標準化されている高密度波長分割多重(Dense Wavelength Division Multiplexing:DWDM)方式に従って光周波数帯域が利用されている。DWDM方式においては、利用可能な光周波数帯域全体を波長グリッドと呼ばれる一定幅のグリッドで細分化し、そのグリッド幅内に一波長チャネルの光信号を割り当てている(ITU−T勧告G.694.1)。
ITU−T勧告G.694.1で標準化されたフレキシブル周波数グリッドにおいては、トラヒックの所要容量に応じて、信号光が使用する光周波数帯域を変化させることが可能である。これにより、これまでの固定グリッド網では活用できなかった余剰の波長リソースに波長パスを割り当て、光ネットワーク全体としてのトラヒック収容効率を向上させることが可能となった。
上述した共有型プロテクション方式を導入し、フレキシブル周波数グリッドを用いた光ネットワークの設計方法の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された関連する経路及び周波数帯域の決定方法は、ノード間の現用経路の候補を列挙する現用経路列挙手順と、現用経路の各候補について、現用経路とは独立した予備経路を決定する予備経路決定手順とを有する。さらに、決定した予備経路について、他の予備経路と共有される周波数スロット数が大きくなるように周波数スロットを決定する周波数スロット決定手順と、列挙した現用経路のなかから、ファイバの所要資源量が少なくなるように現用経路を決定する現用経路決定手順とを、順に備えた構成としている。このような構成としたことにより、共有プロテクションを導入したエラスティック光パスネットワーク(フレキシブル周波数グリッドを用いた光ネットワーク)において、予備経路の周波数スロットの共有度を向上することができる、としている。
また、関連技術としては、特許文献2に記載された技術がある。
特開2014−045463号公報 国際公開第2009/025329号
上述した関連する経路及び周波数帯域の決定方法は、共有プロテクションを導入した光ネットワークにおいて光ファイバ資源を有効に利用するために、他の予備経路と共有される周波数スロット数が大きくなるように周波数スロットを決定する構成としている。しかしながら、予備経路における周波数スロットの共有度が高くなると、フレキシブル周波数グリッドを用いた光ネットワークにおいてはフラグメンテーションの発生頻度が増大してしまう。そのため、障害耐力が低減し、光ネットワークの信頼性が損なわれることになる。
このように、共有型プロテクション方式による光ネットワークにおいては、光ネットワークの信頼性の低下を招くことなく、光ネットワーク資源の使用効率を増大させることが困難である、という問題があった。
本発明の目的は、共有型プロテクション方式による光ネットワークの信頼性の低下を招くことなく、光ネットワーク資源の使用効率を増大させることができる光ネットワーク管理装置および光ネットワーク管理方法を提供することにある。
本発明の光ネットワーク管理装置は、複数のトラヒック要求を受け付け、トラヒック要求を収容する波長パスのうち、共有型プロテクションを構成する予備パスに対する最適経路を決定する経路探索部と、予備パスの波長スロット数を、最適経路におけるリンク品質に基づいて、トラヒック要求ごとに決定する波長スロット数決定部と、共有となる他の予備パスの個数が最小となるように、予備パスを波長スロットに割り当てる予備パス割当部、とを有する。
本発明の光ネットワーク管理方法は、複数のトラヒック要求を受け付け、トラヒック要求を収容する波長パスのうち、共有型プロテクションを構成する予備パスに対する最適経路を決定し、予備パスの波長スロット数を、最適経路におけるリンク品質に基づいて、トラヒック要求ごとに決定し、共有となる他の予備パスの個数が最小となるように、予備パスを波長スロットに割り当てる。
本発明の光ネットワーク管理装置および光ネットワーク管理方法によれば、共有型プロテクション方式による光ネットワークにおいて、光ネットワークの信頼性の低下を招くことなく、光ネットワーク資源の使用効率を増大させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク管理装置が用いられる光ネットワークの概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するための光通信システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するためのトラヒック要求を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するための信号光の到達性を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するための光通信システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するために用いた予備パス要求の種類を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するための概略図である。 本発明の第4の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するための光通信システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するために用いた予備パス要求の種類を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するための共有経路メトリックの値を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る光ネットワーク管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するための光通信システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を説明するために用いた予備パス要求の種類を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る光ネットワーク管理装置による予備パスの設定結果を示す概略図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光ネットワーク管理装置100の構成を示すブロック図である。光ネットワーク管理装置100は、経路探索部110、波長スロット数決定部120、および予備パス割当部130を有する。
経路探索部110は、複数のトラヒック要求を受け付け、トラヒック要求を収容する波長パスのうち、共有型プロテクションを構成する予備パスに対する最適経路を決定する。波長スロット数決定部120は、予備パスの波長スロット数を、最適経路におけるリンク品質に基づいて、トラヒック要求ごとに決定する。そして予備パス割当部130は、共有となる他の予備パスの個数が最小となるように、予備パスを波長スロットに割り当てる。
ここで、上述した最適経路として、共有型プロテクションにおける運用パスと予備パスに対応する互いに重複区間が無い経路であって、最短の経路を採用することができる。これに限らず、リンク品質が最良となる経路を最適経路とすることとしてもよい。また、波長スロット数決定部120が考慮するリンク品質としては例えば、経路長、ホップ数、および着信時のOSNR(Optical Signal−to−Noise Ratio)などがあげられる。
次に、本実施形態による光ネットワーク管理方法について説明する。本実施形態による光ネットワーク管理方法においては、まず、複数のトラヒック要求を受け付け、トラヒック要求を収容する波長パスのうち、共有型プロテクションを構成する予備パスに対する最適経路を決定する。続いて、予備パスの波長スロット数を、最適経路におけるリンク品質に基づいて、トラヒック要求ごとに決定する。そして、共有となる他の予備パスの個数が最小となるように、予備パスを波長スロットに割り当てる。
上述したように、本実施形態による光ネットワーク管理装置100および光ネットワーク管理方法においては、共有となる他の予備パスの個数が最小となるように、予備パスを波長スロットに割り当てる構成としている。このような構成としたことにより、多重障害が発生した場合に復旧させることができる運用パスの割合を増加させることができる。すなわち、共有型プロテクション方式を採用した場合であっても、光ネットワークに対する信頼性を維持することができる。
このように、本実施形態の光ネットワーク管理装置および光ネットワーク管理方法によれば、共有型プロテクション方式による光ネットワークにおいて、光ネットワークの信頼性の低下を招くことなく、光ネットワーク資源の使用効率を増大させることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図2に、本実施形態による光ネットワーク管理装置が用いられる光ネットワークの概略構成を示す。同図に示すように、光ネットワークは複数の光ノード装置201〜208を含んで構成され、各光ノード装置はそれぞれ光ネットワーク管理装置300と接続される。各光ノード装置201〜208は、光ネットワーク管理装置300による波長パス割当結果に基づいて、その動作を設定する。
図3に、本発明の第2の実施形態に係る光ネットワーク管理装置300の構成を示す。光ネットワーク管理装置300は、データベース部310、トラヒック収容設計部320、およびパス割当制御部330を有する。
データベース部310は、トラヒックDB311、物理層トポロジーDB312、波長パス管理DB313、予備パス設計管理DB314、および未割当波長パス管理DB315を備える。一方、トラヒック収容設計部320は、経路探索部321、波長スロット数決定部322、波長スロット・ファイバ割当決定部323、割当順序決定部としてのトラヒック割当順序決定部324、および予備パス共有時波長スロット割当決定部325を備える。ここで、トラヒック割当順序決定部324と予備パス共有時波長スロット割当決定部325が予備パス割当部を構成する。そして、パス割当制御部330は各光ノード装置と接続される。
次に、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置300の動作について説明する。図4A、図4Bは、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置300の動作を説明するためのフローチャートである。
光ネットワーク管理装置300はまず、トラヒックDB311が保存する通信トラヒック要求を着信順に一個抽出する(ステップS310)。経路探索部321は、物理層トポロジーDB312の経路情報を参照して、このときのトラヒック要求の始点ノードと終点ノードを結ぶ最短経路を探索する(ステップS330)。このとき、予備パスの設計が必要な場合には(ステップS320/YES)、運用パスと予備パスに対応する互いに重複区間が無い最短経路対を探索する(ステップS340)。波長スロット数決定部322は、このときの経路または経路対のリンク品質に基づいて、通信トラヒック要求を収容するための波長スロット数を決定し(ステップS350)、決定した波長スロット数を未割当波長パス管理DB315に保存する(ステップS360)。以上の動作をすべてのトラヒック要求に対して実施する(ステップS370)。
波長スロット数決定部322が考慮するリンク品質としては例えば、経路長、ホップ数、着信OSNR(Optical Signal−to−Noise Ratio)などがあげられる。また、経路探索部321は最短経路の代わりに、リンク品質が最良となる経路を選択することとしてもよい。
次に、トラヒック割当順序決定部324は、経路長の大きい波長パスから順に通信トラヒック要求を抽出する(ステップS380)。波長スロット・ファイバ割り当て決定部323は、この通信トラヒック要求に対して通信を確立するための空き波長スロットを調べる(ステップS391)。空き波長スロットが不足する場合には(ステップS391/NO)、ファイバを増設したうえで(ステップS392)、通信トラヒック要求を収容する波長パスを空き波長スロットに割り当てる(ステップS394)。このとき、共有型プロテクションの設定がある場合には(ステップS393/YES)、予備パス共有時波長スロット割当決定部325は他の予備パスと共有される予備パス数が最小となる波長スロットに波長パスを割り当てる(ステップS395)。このような波長パス割当方針をリーストユーズド(Least−Used)方式と呼ぶことにする。
なお、トラヒック割当順序を決定する際に、運用パス、予備パス、共有予備パスに分類した後に、各分類の中で波長パスの順番を並べ替えることとしてもよい。
未割当波長パス管理DB315が管理するすべての波長パスの割り当てを完了した後に(ステップS400/NO)、波長パス割当結果をパス割当制御部330に通知する。パス割当制御部330は波長パス割当結果をデータベース部310および光ノード装置に通知する。
次に、光ネットワーク管理装置300と接続される光ノード装置201〜208の構成について説明する。光ノード装置201〜208は、予備パス単位で複数の光伝送路を切替える大粒度切替部、光伝送路を介してクライアント信号を送受信する複数の光トランスポンダ装置、および制御部を備えた構成とすることができる。ここで制御部は、光ネットワーク管理装置300が備えるパス割当制御部330から波長パス割当結果である予備パス割当情報を受け付ける。そして、この予備パス割当情報に基づいて大粒度切替部および光トランスポンダ装置を制御する。
次に、図5A〜5Dを用いて、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置300による予備パスの設定結果について説明する。ここでは、図5Aに示すように、8個の光ノード装置201〜208がそれぞれ光ファイバ伝送路で接続された光通信システムを例として説明する。
図5Aに示した光通信システムにおいて、同図中および図5Bに示すように3個のトラヒック要求W301〜W303に対して、光通信の信頼性の向上を図るために、共有型プロテクション方式による予備パスB301〜B303を設定する。この例では、3個のトラヒック要求W301〜W303に対する予備パスB301〜B303はすべて光ノード装置207と光ノード装置208との間のリンク207−208を通る。
図5Cに示すように、リンク207−208の波長スロットに予備パスB301〜B303が収容される。予備パスの所要波長スロット数は、図5Bに示した予備パスの通信距離と図5Dに示した信号光の到達性とから定まる。この例では、予備パスB301と予備パスB302は予備パス通信距離が300kmであり(図5B)、16QAM変調方式を用いることができるので(図5D)、所要波長スロット数は例えば2個とすることができる。一方、予備パスB303は予備パス通信距離が1000kmであるため(図5B)、QPSK変調方式を用いることになるので(図5D)、所要波長スロット数は4個となる。本実施形態の光ネットワーク管理装置300は経路長の大きい予備パスから順に割り当てるので、予備パスの割り当ては予備パスB303に続いて、B301およびB302のいずれかの順に実施される。このとき、予備パスはリーストユーズド(Least−Used)方式に基づいて波長スロットに割り当てられるので、図5Cに示すように予備パスB302は予備パスB301に隣接するように配置される。
以上の結果、フラグメンテーションの発生を引き起こすことなく、共有型プロテクションを構成する予備パスを波長スロットに割り当てることができる。このとき、同一波長スロットに共有される予備パスの個数は2個となる。そのため、3個のトラヒック要求に対応する運用パスの2本(W301とW303、またはW302とW303)のうちの1本に障害が発生した場合であっても復旧することができる。また、トラヒック要求W301とW302に対応する運用パスにおいて同時に障害が発生した場合であっても、予備パスB301とB302によりいずれも復旧することが可能になる。このように、本実施形態の光ネットワーク管理装置300によれば、信頼性の高い共有型プロテクション方式を実現することができる。
上述したように、本実施形態による光ネットワーク管理装置300は、共有型プロテクション方式における予備パスを、経路長の大きい予備パスから順番に、リーストユーズド(Least−Used)方式に基づいて波長スロットに割り当てる構成としている。このような構成としたことにより、共有型プロテクション方式で用いる波長スロットにおけるフラグメンテーションの発生を抑制し、他の予備パスと共有される予備パスの個数を低減することが可能になる。その結果、光ネットワークの信頼性の低下を招くことなく、光ネットワーク資源の使用効率を増大させることができる。
上述の説明では、トラヒック割当順序決定部324は最適経路の属性として経路長を用いることとし、経路長の大きい波長パスから順番に通信トラヒックを割り当てる構成を例として、本実施形態による光ネットワーク管理装置300の動作を説明した。しかしこれに限らず、トラヒック要求を収容するために必要な波長スロット数の大きい順番、または通信品質が低い経路から順に割り当てることとしてもよい。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図6に本実施形態に係る光ネットワーク管理装置301の構成を示す。図6に示すように、光ネットワーク管理装置301は、データベース部310、トラヒック収容設計部320、およびパス割当制御部330を有する。
データベース部310は、トラヒックDB311、物理層トポロジーDB312、波長パス管理DB313、および予備パス設計管理DB314に加えて、共有部割当メトリック管理DB316を備える。
トラヒック収容設計部320は、経路探索部321、波長スロット数決定部322、波長スロット・ファイバ割当決定部323、トラヒック割当順序決定部324、および予備パスメトリック算出部としての共有部割当メトリック計算部326を備える。
次に、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置301の動作について説明する。図7A、図7Bは、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置301の動作を説明するためのフローチャートである。
光ネットワーク管理装置301はまず、トラヒックDB311から通信トラヒック要求を一個抽出する(ステップS310)。経路探索部321は、抽出されたトラヒック要求に対して、始点ノードと終点ノードを結ぶ最短経路を探索する(ステップS330)。ここで、予備パスの設計が必要な場合には(ステップS320/YES)、互いに重複区間が無い最短経路対を探索する(ステップS340)。波長スロット数決定部322は、通信トラヒック要求を収容するための波長スロット数をこのときの経路または経路対のリンク品質に基づいて決定する(ステップS350)。
次に、波長スロット・ファイバ割り当て決定部323は、通信を確立するための空き波長スロットを調査する(ステップS421)。空き波長スロットが不足している場合には(ステップS421/NO)、ファイバを増設(ステップS422)したうえで、通信トラヒック要求を収容する波長パスを空き波長スロットに割り当てる(ステップS424)。このとき、共有型プロテクションの設定がある場合(ステップS423/YES)、共有部割当メトリック計算部326は予備パスの割り当て波長スロットを決定するための予備パスメトリックを算出する。そして、算出した予備パスメトリックの値が最小となる空き波長スロットに予備パスを割り当て(ステップS425)、共有部割当メトリック管理DB316の保持内容を更新する(ステップS426)。
上述した予備パスメトリックとして例えば、「波長スロットに既に割り当てられている予備パスの個数」と、「追加して予備パスを割り当てると発生する予備パス共有数の最大数との差分の波長スロットの個数」に係数αを乗じた値、との和を用いることができる。ここで、「予備パス共有数の最大数との差分の波長スロットの個数」とは、フラグメンテーションに相当する波長スロットの個数に等しい。なお、フラグメンテーションの発生を抑制するためには、係数αの値を1以上の実数値とすればよい。また、係数αの値は、あらかじめ光ネットワークの運用者(オペレータ)が設定しておくことができる。これに限らず、複数の係数αの候補値の中から、フラグメンテーションに相当する波長スロットの個数と障害回復率、波長リソースの使用率を考慮して設定することとしてもよい。
トラヒックDB311が保持するすべてのトラヒック要求に対して波長パスの割り当てが完了した後に(ステップS400/NO)、トラヒック収容設計部320は波長パス割当結果をパス割当制御部330に通知する。パス割当制御部330は、波長パス割当結果をデータベース部310および光ノード装置に通知する(ステップS410)。
次に、図8A〜8Cを用いて、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置301による予備パスの設定結果について説明する。ここでは、図8Aに示すように、8個の光ノード装置201〜208がそれぞれ光ファイバ伝送路で接続された光通信システムを例として説明する。ここで、光ノード装置207と光ノード装置208の間のリンクに、図8Bに示した共有型プロテクション方式における4個の予備パス要求B311〜B314が、図8Cに示すように既に割り当てられているものとする。
この場合における予備パスメトリックの算出方法を以下に説明する。波長スロットの個数が2個である予備パスの要求が新たに到着した場合、この新たな予備パスを波長スロットに割り当てるときの予備パスメトリックの値は、以下のようになる。ここで、上述した予備パスメトリックの係数αは2とした。
波長スロットλ1から割り当てる場合、既に割り当てられている予備パスの個数である予備パス共有数は「3」、追加して予備パスを割り当てると発生する予備パス共有数の最大数との差分の波長スロットの個数である空きスロット発生数は「1」である。したがって、予備パスメトリックの値は「5」となる。また、波長スロットλ2から割り当てる場合、予備パス共有数は「2」、空きスロット発生数は「0」であるから、予備パスメトリックの値は「2」となる。同様に、波長スロットλ3から割り当てる場合、予備パス共有数は「2」、空きスロット発生数は「1」であるから、予備パスメトリックの値は「4」となる。
したがって、本実施形態の光ネットワーク管理装置301によれば、予備パスメトリックの値が最小となる、波長スロットλ2から予備パスを割り当てることになる。この場合、図8Cに示すように、共有型プロテクション方式の予備パス用の波長スロットにおいて、共有される予備パスの個数が最小となり、かつ、フラグメンテーションが発生することもない。
上述したように、本実施形態の光ネットワーク管理装置301は、予備パスメトリックに基づいて予備パスに対する波長割り当てを行う構成としている。これにより、共有型プロテクション方式における波長スロットのフラグメンテーションの発生を防止し、他の予備パスと共有される予備パスの個数を低減することができる。したがって、本実施形態の光ネットワーク管理装置301によれば、光ネットワークの信頼性の低下を招くことなく、光ネットワーク資源の使用効率を増大させることができる。
なお、本実施形態の光ネットワーク管理装置301においては、第2の実施形態による光ネットワーク管理装置300におけるトラヒック順序を並び替えるための構成は不要である。そのため、光ネットワークのトラヒック要求が時間的に変動する状況において波長パスを追加する場合であっても、本実施形態による光ネットワーク管理装置301を用いることができる。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図9に本実施形態に係る光ネットワーク管理装置302の構成を示す。図9に示すように、光ネットワーク管理装置302は、データベース部310、トラヒック収容設計部320、およびパス割当制御部330を有する。
データベース部310は、トラヒックDB311、物理層トポロジーDB312、波長パス管理DB313、予備パス設計管理DB314、および共有部割当メトリック管理DB316に加えて、共有部物理リンク管理DB317を備える。
トラヒック収容設計部320は、経路探索部321、波長スロット数決定部322、波長スロット・ファイバ割当決定部323、トラヒック割当順序決定部324、および物理リンク選択部としての共有部物理リンク選択部327を備える。
次に、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置302の動作について説明する。図10A、図10Bは、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置302の動作を説明するためのフローチャートである。
光ネットワーク管理装置302はまず、トラヒックDB311から通信トラヒック要求を一個抽出する(ステップS310)。経路探索部321は抽出されたトラヒック要求に対して、始点ノードと終点ノードを結ぶ最短経路を探索する(ステップS330)。
ここで、予備パスの設計が必要であり(ステップS320/YES)、共有型プロテクションを設定する場合(ステップS430/YES)について説明する。共有部物理リンク選択部327は、このときのトラヒック要求における最適経路対のうち共有経路メトリックが最小となる経路対を、共有部物理リンク管理DB317を参照して選択する(ステップS440)。ここで、上述の最適経路対は始点ノードと終点ノードを結ぶ互いに重複区間が無い経路対とした。その後に、共有部物理リンク管理DB317の保持内容を更新する(ステップS450)。
上述した共有経路メトリックとして例えば、経路上の各リンクにおいて共有される予備パスの個数に係数βを乗じた値を、経路メトリックから差し引いた値を用いることができる。また、共有経路メトリックに、第3の実施形態で説明した予備パスメトリックの値を含めて、予備パスの経路を選択することとしてもよい。
なお、共有部のリンクに多数の予備パスを収容し、トラヒック収容効率を向上させるために、係数βの値をゼロ以上の実数値に設定すればよい。係数βの値は、光ネットワークの運用者(オペレータ)が設定しておくことができる。これに限らず、複数の係数βの候補値の中から、フラグメンテーションに相当する波長スロットの個数と障害回復率、波長リソースの使用率を考慮して設定することとしてもよい。
次に、波長スロット数決定部322は、通信トラヒック要求を収容するための波長スロット数をこのときの経路または経路対のリンク品質に基づいて決定する(ステップS350)。波長スロット・ファイバ割り当て決定部323は第3の実施形態の場合と同様に、通信を確立するための空き波長スロットを調査する(図7BのステップS421)。空き波長スロットが不足している場合には(図7BのステップS421/NO)、ファイバを増設(図7BのステップS422)したうえで、通信トラヒック要求を収容する波長パスを空き波長スロットに割り当てる(ステップS420)。このとき、第3の実施形態で説明した予備パスメトリックの値に基づいて予備パスを割り当てる(図7BのステップS425)。なお、ファイバを増設する箇所として、最短経路上で空き波長スロットが不足するファイバを選択してもよい。
トラヒックDB311が保持するすべてのトラヒック要求に対して波長パスの割り当てが完了した後に(ステップS400/NO)、トラヒック収容設計部320は波長パス割当結果をパス割当制御部330に通知する。パス割当制御部330は、波長パス割当結果をデータベース部310および光ノード装置に通知する(ステップS410)。
次に、図11A〜11Cを用いて、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置302による予備パスの設定結果について説明する。ここでは、図11Aに示すように、8個の光ノード装置201〜208がそれぞれ光ファイバ伝送路で接続された光通信システムを例として説明する。ここで、光ノード装置207と光ノード装置208の間のリンクに、図11Bに示した共有型プロテクション方式における4個の予備パスB321〜B324が設定されているものとする。
図11Cに、この場合における各経路の共有経路メトリックを示す。ここで、光ノード装置202と光ノード装置207の2拠点間に共有型プロテクション用の予備パスを新たに設定する場合について、波長パスの経路選択を説明する。経路202−207に対して、以下に示す二通りの物理リンクの割り当て方法が考えられる。すなわち、第1の物理リンク割当は、光ノード装置202−201−207を経由するものである。このときの共有経路メトリックの値は、図11Cを参照し、160(100+60)となる。この場合、光ノード装置202−201間のリンクにおいては共有される予備パスの個数はゼロであるので、共有経路メトリックは経路メトリックと等しくなる。ここで、光ノード装置202−201間のリンクにおける経路メトリックは、光ノード装置201−207間のリンクにおける経路メトリックと等しいとする。そうすると、光ノード装置202−201間のリンクにおける共有経路メトリックは、図11Cに示した光ノード装置201−207間のリンクにおける経路メトリックと等しく100となる。また、第2の物理リンク割当は、光ノード装置202−208−207を経由するものである。このときの共有経路メトリックの値は同様にして100(80+20)と求まる。なお、共有パス数に対する係数βの値は20とした。
これより、本実施形態の光ネットワーク管理装置302によれば、共有経路メトリックが最小である第2の物理リンク割当が選択されることになる。第2の物理リンク割当を採用することにより予備パスの共有数が増加するため、効率的な予備パスの収容を実現することが可能となる。さらに、予備パスメトリックの値に基づいて、予備パスを波長スロットに割り当てることにより、フラグメンテーションの発生を抑圧することが出来る。そのため、本実施形態の光ネットワーク管理装置302によれば、光ネットワークの信頼性の低下を招くことなく、光ネットワーク資源の使用効率を増大させることができる。
〔第5の実施形態〕
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図12に本実施形態に係る光ネットワーク管理装置303の構成を示す。図12に示すように、光ネットワーク管理装置303は、データベース部310、トラヒック収容設計部320、およびパス割当制御部330を有する。
データベース部310は、トラヒックDB311、物理層トポロジーDB312、波長パス管理DB313、予備パス設計管理DB314、および未割当波長パス管理DB315に加えて共有部波長スロット領域管理DB318を備える。
トラヒック収容設計部320は、経路探索部321、波長スロット数決定部322、波長スロット・ファイバ割当決定部323、およびトラヒック割当順序決定部324に加えて予備パス割当領域設定部としての共有部波長スロット領域決定部328を備える。
次に、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置303の動作について説明する。図13A、図13Bは、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置303の動作を説明するためのフローチャートである。
光ネットワーク管理装置303はまず、トラヒックDB311が保存する通信トラヒック要求を着信順に一個抽出する(ステップS310)。経路探索部321は、物理層トポロジーDB312の経路情報を参照して、このときのトラヒック要求の始点ノードと終点ノードを結ぶ最短経路を探索する(ステップS330)。このとき、予備パスの設計が必要な場合には(ステップS320/YES)、運用パスと予備パスに対応する互いに重複区間が無い最短経路対を探索する(ステップS340)。波長スロット数決定部322は、このときの経路または経路対のリンク品質に基づいて、通信トラヒック要求を収容するための波長スロット数を決定する(ステップS350)。
このとき、共有型プロテクションの設定がある場合(ステップS430/YES)には、決定した共有型プロテクション用の予備パスの波長スロット数を未割当波長パス管理DB315に保存する(ステップS460)。以上の動作をすべてのトラヒック要求に対して実施する(ステップS370)。この後に、共有部波長スロット領域決定部328は、波長スロット数と各リンクの予備パスの波長スロット数に応じて、予備パス割当領域のスロット数を決定し、設定結果を共有部波長スロット領域管理DB318に記録する(ステップS470)。
次に、通信トラヒック要求を1個抽出し(ステップS480)、予備パス割当領域への予備パスを割り当てる処理(ステップS490)を行う。まず、波長スロット・ファイバ割当決定部323は、通信を確立するための空き波長スロットを調査する(ステップS491)。空き波長スロットが不足する場合(ステップS491/NO)にはファイバを増設したうえで(ステップS492)、通信トラヒック要求を収容する波長パスを空き波長スロットに割り当てる(ステップS494)。
波長パスを割り当てる際に、共有型プロテクションの設定がある場合(ステップS493/YES)について説明する。波長スロット・ファイバ割当決定部323は、共有型プロテクション用の予備パスに対しては、共有部波長スロット領域管理DB318を参照して、所要の波長スロット数に合致する予備パス割当領域に予備パスを割り当てる(ステップS495)。
すべてのトラヒック要求に対して、波長パスの割り当てを完了した後に(ステップS400/NO)、トラヒック収容設計部320は波長パス割当結果をパス割当制御部330に通知する。パス割当制御部330は波長パス割当結果をデータベース部310および光ノード装置に通知する(ステップS410)。
次に、図14A〜14Cを用いて、本実施形態に係る光ネットワーク管理装置303による予備パスの設定結果について説明する。ここでは、図14Aに示すように、8個の光ノード装置201〜208がそれぞれ光ファイバ伝送路で接続された光通信システムを例として説明する。このとき、光ノード装置207と光ノード装置208間のリンクの波長スロットに、図14Bに示した共有型プロテクション方式による4個の予備パス要求B311〜B314を割り当てる場合について説明する。
図14Cに、4個の予備パスB311〜B314に対する予備パス割当領域および予備パスの割り当て結果を示す。波長スロット数の種別が3種類であるため、予備パス割当領域もそれに対応して3個設定される。このとき、本実施形態の光ネットワーク管理装置303は、予備パス割当領域に係る波長スロット数の整数倍と等しい波長スロット数を備えた予備パスをそれぞれ割り当てる。図14Cに示した例では、所要の波長スロット数に合致する予備パス割当領域に新規の予備パスが割り当てられる。そのため、フラグメンテーションの発生を回避することができる。なお、予備パス割当領域を動的に変更する構成としてもよい。
上述したように、本実施形態の光ネットワーク管理装置303によれば、共有型プロテクションにおける予備パスを割り当てる波長スロットのフラグメンテーションの発生を抑制し、他の予備パスと共有される予備パスの個数を低減することができる。その結果、光ネットワークの信頼性の低下を招くことなく、光ネットワーク資源の使用効率を増大させることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
この出願は、2014年5月28日に出願された日本出願特願2014−109699を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100、300、301、302、303 光ネットワーク管理装置
110、321 経路探索部
120、322 波長スロット数決定部
130 予備パス割当部
201〜208 光ノード装置
310 データベース部
311 トラヒックDB
312 物理層トポロジーDB
313 波長パス管理DB
314 予備パス設計管理DB
315 未割当波長パス管理DB
316 共有部割当メトリック管理DB
317 共有部物理リンク管理DB
318 共有部波長スロット領域管理DB
320 トラヒック収容設計部
323 波長スロット・ファイバ割当決定部
324 トラヒック割当順序決定部
325 予備パス共有時波長スロット割当決定部
326 共有部割当メトリック計算部
327 共有部物理リンク選択部
328 共有部波長スロット領域決定部
330 パス割当制御部

Claims (16)

  1. 複数のトラヒック要求を受け付け、前記トラヒック要求を収容する波長パスのうち、共有型プロテクションを構成する予備パスに対する最適経路を決定する経路探索手段と、
    前記予備パスの波長スロット数を、前記最適経路におけるリンク品質に基づいて、前記トラヒック要求ごとに決定する波長スロット数決定手段と、
    共有となる他の予備パスの個数が最小となるように、前記予備パスを波長スロットに割り当てる予備パス割当手段、とを有する
    光ネットワーク管理装置。
  2. 請求項1に記載した光ネットワーク管理装置において、
    前記予備パス割当手段は、割当順序決定手段を備え、
    前記割当順序決定手段は、前記最適経路の属性に基づいて前記複数のトラヒック要求をそれぞれ収容する前記予備パスの順番を決定し、
    前記予備パス割当手段は、前記予備パスを前記順番に従ってそれぞれ割り当てる
    光ネットワーク管理装置。
  3. 請求項1に記載した光ネットワーク管理装置において、
    前記予備パス割当手段は、予備パスメトリック算出手段を備え、
    前記予備パスメトリック算出手段は、対象となる波長スロットに割り当てられている予備パスの個数に基づいて予備パスメトリックを算出し、
    前記予備パス割当手段は、前記予備パスメトリックの値が最小となる波長スロットに、前記予備パスを割り当てる
    光ネットワーク管理装置。
  4. 請求項3に記載した光ネットワーク管理装置において、
    前記予備パスメトリックは、対象となる波長スロットに割り当てられている予備パスの個数と、追加して予備パスを割り当てると発生する予備パス共有数の最大数からの差分の波長スロットの個数に係数を乗じた値、との和である
    光ネットワーク管理装置。
  5. 請求項3または4に記載した光ネットワーク管理装置において、
    前記最適経路のうち共有経路メトリックが最小となる物理リンクを選択し、前記物理リンクを前記最適経路とする物理リンク選択手段をさらに備える
    光ネットワーク管理装置。
  6. 請求項5に記載した光ネットワーク管理装置において、
    前記共有経路メトリックは、共有される予備パスの個数に係数を乗じた値を、経路メトリックから差し引いた値である
    光ネットワーク管理装置。
  7. 請求項1または2に記載した光ネットワーク管理装置において、
    前記予備パスを割り当てる予備パス割当領域を、前記波長スロット数ごとに設定する予備パス割当領域設定手段をさらに備え、
    前記予備パス割当手段は、前記予備パス割当領域に、前記予備パス割当領域に係る前記波長スロット数の整数倍と等しい波長スロット数を備えた予備パスをそれぞれ割り当てる
    光ネットワーク管理装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載した光ネットワーク管理装置において、
    パス割当制御手段と、データベース手段をさらに備え、
    前記パス割当制御手段は、前記予備パス割当手段が前記予備パスを割り当てた結果である予備パス割当情報を光ノード装置に通知し、
    前記データベース手段は、前記予備パス割当情報を保存する
    光ネットワーク管理装置。
  9. 請求項8に記載した光ネットワーク管理装置が備える前記パス割当制御手段から前記予備パス割当情報を受け付ける制御手段と、
    前記予備パス単位で複数の光伝送路を切替える大粒度切替手段と、
    前記光伝送路を介してクライアント信号を送受信する複数の光トランスポンダ装置、とを有し、
    前記制御手段は、前記予備パス割当情報に基づいて前記大粒度切替手段および前記光トランスポンダ装置を制御する
    光ノード装置。
  10. 複数のトラヒック要求を受け付け、前記トラヒック要求を収容する波長パスのうち、共有型プロテクションを構成する予備パスに対する最適経路を決定し、
    前記予備パスの波長スロット数を、前記最適経路におけるリンク品質に基づいて、前記トラヒック要求ごとに決定し、
    共有となる他の予備パスの個数が最小となるように、前記予備パスを波長スロットに割り当てる
    光ネットワーク管理方法。
  11. 請求項10に記載した光ネットワーク管理方法において、
    前記最適経路の属性に基づいて前記複数のトラヒック要求をそれぞれ収容する前記予備パスの順番を決定し、
    前記予備パスを前記順番に従ってそれぞれ割り当てる
    光ネットワーク管理方法。
  12. 請求項10に記載した光ネットワーク管理方法において、
    対象となる波長スロットに割り当てられている予備パスの個数に基づいて予備パスメトリックを算出し、
    前記予備パスメトリックの値が最小となる波長スロットに、前記予備パスを割り当てる
    光ネットワーク管理方法。
  13. 請求項12に記載した光ネットワーク管理方法において、
    前記予備パスメトリックは、対象となる波長スロットに割り当てられている予備パスの個数と、追加して予備パスを割り当てると発生する予備パス共有数の最大数からの差分の波長スロットの個数に係数を乗じた値、との和である
    光ネットワーク管理方法。
  14. 請求項12または13に記載した光ネットワーク管理方法において、
    前記最適経路のうち共有経路メトリックが最小となる物理リンクを選択し、前記物理リンクを前記最適経路とする
    光ネットワーク管理方法。
  15. 請求項14に記載した光ネットワーク管理方法において、
    前記共有経路メトリックは、共有される予備パスの個数に係数を乗じた値を、経路メトリックから差し引いた値である
    光ネットワーク管理方法。
  16. 請求項10または11に記載した光ネットワーク管理方法において、
    前記予備パスを割り当てる予備パス割当領域を、前記波長スロット数ごとに設定し、
    前記予備パス割当領域に、前記予備パス割当領域に係る前記波長スロット数の整数倍と等しい波長スロット数を備えた予備パスをそれぞれ割り当てる
    光ネットワーク管理方法。
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