JP6578520B2 - スケートボード - Google Patents

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Description

本発明はスケートボードに関する。
スケートボードの一種として、前のボードと後のボードとを備え、前のボードと後のボードとが、操作者の体重や脚力によって前後方向の軸心の周りに互いに反対方向に弾性的に捩じり変形できるように構成されたものがある(特許文献1)。この特許文献1に記載のスケートボードは、前のボードの底面と後のボードの底面とのそれぞれに、ローラを備えたキャスタが取り付けられており、キャスタは、側面視で鉛直軸に対して斜め前方に傾斜した軸心の周りに首を振るように構成されている。これによって、旋回操舵性が良好で、たとえば波形の経路すなわち連続した複数のS字形の経路を走行することが可能である。
ところが、特許文献1に記載のスケートボードは、前後のキャスタのローラはいずれも一輪である。このため、前後の一輪ずつのキャスタが側面視で鉛直軸に対して斜め前方に傾斜した軸心の周りに首を振ることから、自転車と同様に、走行時はとにかく、停止時は安定が悪く前後のボードを水平方向に保持できない。
このため、走行開始時の安定が良くなく、停止状態から安定した走行状態に移るまでの間の操作に熟練を要する。
この不安定性を解消するためには、前側と後側とをいずれも二輪、すなわち合計四輪にすればよいと考えられる。
特表2005−537820号公報
しかし、前側二輪かつ後側二輪とすると、キャスタが首を振るときの路面からの抵抗が大きく、このため走行時に安定した旋回を行うことが困難となって、前後一輪ずつの場合のような良好な操舵性を発揮することが困難となる。
そこで本発明は、このような問題点を解消して、前側と後側とがいずれも二輪すなわち合計四輪のスケートボードの旋回操舵性を良好にできるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため、本発明のスケートボードは、
ボードに前側トラックと後側トラックとを備え、
前記前側トラックと後側トラックとは、ハンガーがキングピンとばね弾性を有するブッシュとを介してベースプレートに取り付けられており、
前記前側トラックは、ベースプレートが、前上がりに傾斜した第1の軸心の周りに回転自在であるとともに、ベースプレートを左右に振れていない中立位置に復元するための復元ばねを有しない構成であるようにしたものである。
このような構成であると、前側トラックと後側トラックとは、いずれもハンガーを有するものであるため、このハンガーを用いて左右の二輪が装備され、したがって前後四輪を備えた構成となるために、走行中の安定性、特に走行開始時の安定性に優れる。のみならず、ハンガーが弾性を有するブッシュを用いてベースプレートに取り付けられているため、ベースプレートよりも路面側でばね作用を発揮することができ、このため車輪が接地している路面に対してボードを柔軟に変位させることができる。このとき、本発明のスケートボードは、ベースプレートが、前上がりに傾斜した第1の軸心の周りに回転自在であるとともに、ベースプレートを左右に振れていない中立位置に復元するための復元ばねを有しない構成であるために、操作者が体重や脚力によってボードの前部に前後方向の軸心周りの変位を与えることで、ハンガーに支持された前側の車輪に良好な操舵力を発生させたり、前側の車輪に前向きの推進力を発生させたりすることができるが、その場合に、上記ばね作用によって、ボードを柔軟かつ円滑に変位させることができる。このため、四輪のスケートボードでありながら、その旋回操作性を格別に良好なものとすることができる。
本発明の実施の形態1のスケートボードの立体図である。 同スケートボードの全体の側面図である。 同スケートボードの前側トラックの拡大側面図である。 同スケートボードの後側トラックの拡大側面図である。 同スケートボードの全体の平面図である。 同スケートボードの全体の底面図である。 同スケートボードの前側トラックの拡大立体図である。 本発明の実施の形態2のスケートボードの底面図である。 同スケートボードの後側トラックの拡大立体図である。 本発明の実施の形態3のスケートボードの底面図である。 同スケートボードの前側トラックの拡大立体図である。 同スケートボードの前側トラックの拡大断面図である。
(実施の形態1)
図1〜図7は、本発明の実施の形態1のスケートボードを示す。ここで11はボードであり、樹脂などによって成形されている。ボード11は、前側部分12と後側部分13とが前後につながった構成であるとともに、前側部分12と後側部分13とが、ボード11に乗る操作者の体重や脚力によって、前後方向の軸心の周りに互いに反対方向に弾性的に捩じり変形できるように構成されている。このようなボード11自体は、意匠登録第1376897号公報やその他の文件に記載されており、当業者にとってよく知られたものであるため、その構造の詳細については説明を省略する。
前側部分12の下面には前側トラック14が装着されるとともに、後側部分13の下面には後側トラック15が装着されている。前後のトラック14、15において、16、17はスラストベアリングであり、これらのスラストベアリング16、17は、いずれも、前上がりに傾斜した軸心18、19の周りに回転自在とされている。すなわち、軸心18、19は、その上側が下側よりも前側に位置するように、傾斜した状態で設けられている。
前側トラック14および後側トラック15において、スラストベアリング16、17の下側には、ベースプレート21、21が取り付けられている。すなわち、ベースプレート21、21は、スラストベアリング16、17によって、軸心18、19の周りに回転自在に支持されている。このベースプレート21は、板状のボードと四輪とを備えた通常のスケートボードに広く用いられているものと同様の構成である。
それぞれのベースプレート21には、キングピン22とキングピンナット23とによって、ハンガー24が取り付けられている。そして、ハンガー24とベースプレート21との間と、ハンガー24とキングナット23との間とには、それぞれブッシュ25、26が装着されている。ブッシュ25、26は、その内部をキングピン22が貫通している。そしてブッシュ25、26は、合成ゴムなどの、ばね弾性を有する弾性体にて構成されており、ハンガー24をベースプレート21に対して弾性的に支持させるように設けられている。ハンガー24には車軸27が設けられており、この車軸27を用いて左右の車輪28、28が取り付けられている。ハンガー24にはピボット29が設けられており、このピボット29は、図示を省略したピボットブッシュを介して、ベースプレート21のピボットカップ30にはめ込まれている。
図示されたキングピン22、キングピンナット23、ハンガー24、ブッシュ25、26、車軸27、車輪28、ピボット29、ピボットカップ30と、図示を省略したピボットブッシュとは、いずれも、ベースプレート21のように、板状のボードと四輪とを備えた通常のスケートボードに広く用いられているものと同様の構成である。
図示の例では、キングピン22によってハンガー24をベースプレート21に取り付けるように構成されている。
図示のスケートボードにおいては、後側トラック15の軸心19周りでの回転抵抗が、前側トラック14の軸心18周りでの回転抵抗よりも大きくなるように構成されている。詳細には、前側トラック14においては、ベースプレート21やハンガー24やその他の部材は、軸心18の周りに自由に回転できるように、スラストベアリング16によって支持されている。これに対し、後側トラック15においては、ベースプレート21その他の部材を中立位置つまり左右に振れていない位置に復元するための復元ばね32が設けられている。復元ばね32は、一対の引張コイルばね33、33によって構成されており、その一端はベースプレート21から距離をおいた位置におけるボート11のセンタに接続されている。引張コイルばね33、33の他端は、ベースプレート21における中心から右方向および左方向に距離をおいた位置にそれぞれ接続されている。これによって、一対の引張コイルばね33、33は、上記一端を中心としたV字形に配置されており、ベースプレート21やその他の部材が右方向または左方向に首を振ると、ばね33、33のうちの一方に伸びが生じることで、上述の復元力を発現させるようになっている。また、このような復元性を有する構成によって、後側トラック15が必要以上に回転しすぎることも防止可能である。図示は省略するが、前側トラック14においては、この前側トラック14が必要以上に回転しすぎることを防止するストッパを設けることが好ましい。
このような構成によると、操作者がボード11に乗り、体重や脚力によってボード11を左右いずれかの方向に傾けると、トラック14、15は、前上がりに傾斜した軸心18、19の周りに回転する構成であるために、ボード11の傾きに対応して、右方向または左方向に旋回する。これによって操作者は、特に前側トラック14によって、ボード11を操舵することができる。またボード11の前側部分12を左右方向のいずれか一方に傾斜させるとともに、後側部分13を左右方向の他方に傾斜させることを繰り返すと、すなわち前側部分12と後側部分13とか互いに反対方向に捩じれるようにボード11を弾性的に変形させることを繰り返すと、車輪28に推進力を発生させることができる。
このとき、前後のトラック14、15のいずれにもブッシュ25、26が設けられているため、ベースプレート21よりも路面側でばね作用を発揮することができ、このため路面に対してボード11を柔軟に変位させることができる。つまり、操作者は、ボード11を旋回させたり推進させたりするときに、上記ばね作用によって、ボード11を柔軟かつ円滑に変位させることができる。したがって実施の形態1のスケートボードによれば、前後四輪を備えた構成であることから走行中の安定性、特に走行開始時の安定性に優れるのみならず、その旋回操作性や推進操作性を格別に良好なものとすることができる。
ブッシュ25、26を有しない構成、たとえば車軸27が直接ベースプレート21に取り付けられたような構成であると、旋回操作や推進操作を同様に実現することは可能であるが、たとえば前側トラック14に着目すると左右に距離を置いて二輪が設けられているため、その分、路面に対する旋回時の路面からの抵抗が一輪の場合に比べて大きい。
実施の形態1によれば、上述のように後側トラック15に中立位置への復元力を作用させているため、その操舵性は、前側トラック14が重点的に担うことになる。これは、前側にのみハンドルを有する自転車と同様の構成となるため、走行安定性を重視するとともに、前側トラック14を操作するだけで操舵可能であるために操舵の容易性を達成することができる。
これに対し、実施の形態1においては、復元ばね32を有しない構成、つまり後側トラック15も、前側トラック14と同様に軸心19周りに回転自在とした構成、換言すると後側トラック15の軸心19周りの回転抵抗を前側トラック14と同様に低減させた構成とすることもできる。その場合は、前後のトラック14、15がいずれも軸心18、19の周りに回転自在であるために、操舵性をより向上させることができ、たとえば復元ばね32を有する場合と比べてボード11の走行時の旋回半径を小さくすることができる。つまり小回りの利くスケートボードとすることができる。同様に、走行時の追加的な推進力の発生も、いっそう容易に達成することができる。
図示の例では、ボード11として、上述のように意匠登録第1376897号公報に記載されたものと同様の構成のものを説明した。しかし、ボート11の形態は、これに限られるものではなく、たとえば特許文献1に記載された構成とすることもできる。また、前後のトラック14、15についても、図示された特定の構成について説明したが、これに限られるものではなく、板状のボードと四輪とを備えた通常のスケートボードに広く用いられているものと同様の構成のベースプレート21やハンガー24やブッシュ25、26を、適宜に使用することができる。また、図示の例では、ブッシュ25、26は、上述のように板状のボードと四輪とを備えた通常のスケートボードに広く用いられているものと同様の構成であるが、これに限定されるものではなく、ばね弾性を有する適宜の部材をブッシュ25、26として用いることもできる。さらに、図示の例では、板状のボードと四輪とを備えた通常のスケートボードに広く用いられているものと同様の上下に一対のブッシュ25、26を配置したものを示したが、これに限定されるものではなく、その数量や形態は適宜とすることができる。要は、スラストベアリング16、17に取り付けられたベースプレート21と、ハンガー24との間に、ばね弾性を有する部材をキングピン22を用いて取り付けた構成であれば足りる。キングピン22も、図示の構成に代えて、適宜のものを利用することができる。
(実施の形態2)
図8および図9は、本発明の実施の形態2のスケートボードを示す。この実施の形態2では、後側トラック15において、ベースプレート21やスラストベアリング17を用いずに、ハンガー24がキングピン22によって直接にボード11に取り付けられている。図示は省略するが、ボート11には、キングピン22をねじ込むための金具やその他の部材が設けられる。上側のブッシュ25はハンガー24と座板31との間に設けられ、下側のブッシュ26はハンガー24とキングピンナット23との間に設けられている。
このような構成であると、ボード11に直接取り付けられたハンガー24は軸心19の周りに回転可能であるが、その回転抵抗の大小がキングピンナット23の締め込み具合によって調節される。このため、後側トラック15の回転抵抗を容易に調節することができる。また、ベースプレートやスラストベアリングを有しないために、その分だけ構造が簡単である。
この実施の形態2のスケートボートも、上述の実施の形態1のスケートボードと同様に、図示の例に限定されるものではなく、上記と同様の様々な変形構造を採用することもできる。
(実施の形態3)
図10〜図12は、本発明の実施の形態3のスケートボードを示す。このスケートボードにおいて、ボード11は、図示のような板状体によって構成されており、このボード11は、操作者の体重や脚力によっては、その前側部分12と後側部分13とが前後方向の軸心の周りに互いに反対方向に弾性的に捩じり変形できない程度の剛性を有するように構成されている。
前側トラック14の構造は、次のとおりである。すなわち、ボード11の前側部分12の下面には「く」の字形の板状のブラケット35が取り付けられており、このブラケット35の前半部36は、ボード11の前側に向かうにつれて次第に下側の位置となるように傾斜されている。つまり、前半部36は、その板面37が斜め後方下向きとなるように形成されている。
この実施の形態3においては、前側トラック14のベースプレート21を回転自在に支持する支持体としてのスラストベアリング16が、ボルト38とナット39とによってブラケット35の前半部36に取り付けられている。そして、スラストベアリング16とブラケット35との間には、ばね弾性を有する弾性体として第1の合成ゴム板40が挟み込まれて、これらと一体に取り付けられている。さらに、ナット39側のワッシャ41とブラケット35との間には、ばね弾性を有する弾性体として第2の合成ゴム板42が挟み込まれて、これらと一体に取り付けられている。つまり、第1の合成ゴム板40と第2の合成ゴム板42とでブラケット35を挟み付けた状態で、支持体としてのスラストベアリング16がブラケット35に取り付けられている。上述のようにブラケット35はその前半部36の板面37が斜め後方下向きとなるように形成されているため、この前半部36に取り付けられたスラストベアリング16は、その軸心18が、実施の形態1および2と同様に前上がりに傾斜した構成となっている。
前側トラック14において、ベースプレート21、ハンガー24、ブッシュ25、26、キングピン22、キングピンナット23などは、実施の形態1および2のものと同様の構成である。これらは、後側トラック15においても設けられている。そして、後側トラック15では、ベースプレート21が直接ボード11に取り付けられている。その取り付け構造は、板状のボードと四輪とを備えた通常のスケートボードに広く用いられているものと同様の構成である。このため、その詳細な図示は省略する。
実施の形態3のスケートボードにおいて、操作者がボード11に乗り、体重や脚力によってボード11の全体を左右いずれかの方向に傾けると、前側トラック14は、前上がりに傾斜した軸心18の周りに回転する構成であるために、ボード11の傾きに対応して、右方向または左方向に旋回する。これによって操作者は、ボード11を操舵することができ、かつボード11に推進力を発現させることができる。後側トラック15は、スラストベアリングを備えておらず、したがってこのような旋回機能は有しない。しかし、ブッシュ25、26が設けられているために、ボート11の後側部分13を狭い範囲で無理なく傾斜させることができる。
実施の形態3のスケートボードは、上述のように実施の形態1および2に比べてボード11の剛性が高く、操作者の体重や脚力によって前側部分12と後側部分13とが前後方向の軸心の周りに互いに反対方向に弾性的に捩じり変形するというものではない。しかし、ボード11とハンガー24との間に、ブッシュ25、26のみならず、ばね弾性を有する第1および第2の合成ゴム板40、42が設けられているために、ボード11の剛性が高いにもかかわらず、操作者は、ボード11を旋回させたり推進させたりするときに、実施の形態1および2の場合と同様に、ボード11を柔軟かつ円滑に変位させることができる。したがって実施の形態3のスケートボードによっても、前後四輪を備えた構成であることから走行中の安定性、特に走行開始時の安定性に優れるのみならず、推進操作性や、特に旋回操作性を格別に良好なものとすることができる。のみならず、ボード11の剛性が高いことから、操作者は、安定した状態でボード11に乗ることができる。
換言すると、実施の形態3のスケートボードでは、実施の形態1および2のスケートボードに比べてボード11の剛性が高く、その分だけボード11を傾斜させることによる特に前側トラック14の旋回操作性が低くなる傾向にあるが、その傾向を、ばね弾性を有する第1および第2の合成ゴム板40、42で補償したものであるということができる。
このため、第1および第2の合成ゴム板40、42のばね弾性は、ボード11を前後の軸心の周りに傾斜させることによる、特に前側トラック14の操舵性や推進力発生性に寄与する程度のものであることが好ましい。この観点から、図示のように、下側の第1の合成ゴム板40の方が、上側の第2の合成ゴム板42よりも厚く形成されていることが好ましい。また下側の第1の合成ゴム板40の方が、上側の第2の合成ゴム板42よりも面方向の寸法を大きく形成されていることが好ましい。具体的には大径に形成されていることが好ましい。またボード11が左右方向に傾斜することから、下側の第1の合成ゴム板40は、特に前後方向に比べて左右方向の寸法が大きい形状ものであることが好ましい。このような形状としては、楕円形や長方形などを挙げることができる。なお、添付の図面においては、弾性体すなわち合成ゴム板を2枚用いたものを例示したが、その数量は適宜とすることができる。
11 ボード
14 前側トラック
15 後側トラック
16 スラストベアリング
17 スラストベアリング
18 軸心
19 軸心
21 ベースプレート
22 キングピン
24 ハンガー
25 ブッシュ
26 ブッシュ
40 第1の合成ゴム板
42 第2の合成ゴム板

Claims (4)

  1. ボードに前側トラックと後側トラックとを備え、
    前記前側トラックと後側トラックとは、ハンガーがキングピンとばね弾性を有するブッシュとを介してベースプレートに取り付けられており、
    前記前側トラックは、ベースプレートが前上がりに傾斜した第1の軸心の周りに回転自在であるとともに、ベースプレートを左右に振れていない中立位置に復元するための復元ばねを有さず、
    前記前側トラックにおいて、前記キングピンは前記ハンガーがさらにピボットを備え、
    前記前側トラックにおいてはさらに、前記ピボットがピボットブッシュを介して前記ベースプレートに取り付けられ、
    前記ハンガーが前記キングピンとばね弾性を有する前記ブッシュとを介して前記ベースプレートに取り付けられる位置は、前記ピボットが前記ピボットブッシュを介して前記ベースプレートに取り付けられる位置よりも、前記第1の軸心に近い位置に配置される構成であることを特徴とするスケートボード。
  2. ボードは、前側部分と後側部分とを備えるとともに、前側部分と後側部分とが、操作者の体重や脚力によって前後方向の軸心の周りに互いに反対方向に弾性的に捩じり変形できるように構成され、
    後側トラックは、ベースプレートが、前上がりに傾斜した第2の軸心の周りに回転自在であることを特徴とする請求項1に記載のスケートボード。
  3. 後側トラックの第2の軸心周りでの回転抵抗は、前側トラックの第1の軸心周りでの回転抵抗よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のスケートボード。
  4. ボードは、その前部と後部とが、操作者の体重や脚力によっては、前後方向の軸心の周りに互いに反対方向に弾性的に捩じり変形できないように構成され、
    前側トラックは、ベースプレートを回転自在に支持する支持体に取り付けられており、前記支持体は、ばね弾性を有する弾性体を介してボードに取り付けられており、
    後側トラックは、ベースプレートがボードに回転不能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のスケートボード。
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