JP6578176B2 - パイプ加工機およびその方法並びにそのコンピュータプログラム - Google Patents

パイプ加工機およびその方法並びにそのコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、パイプをレーザ加工するパイプ加工機及びその方法並びにそのコンピュータプログラムに関するものである。
断面が矩形または円形のパイプ(素材)をレーザ加工するパイプ加工機が普及している。
従来のパイプ加工機に関する文献として、たとえば、特許文献1を掲げることができる。
特開2011−104642号公報
断面が矩形または円形のパイプ(素材)をレーザ加工する従来のパイプ加工機では、加工後の製品の移動は1方向(例えば、X軸方向)のみである。
すなわち、従来のパイプ加工機では、パイプの長手方向の所定の箇所でパイプの全周にわたってレーザ加工(切断加工)を行い、上記所定の箇所でパイプを製品と残りの素材(残りのパイプ)に切断した後、製品を残りの素材に対して1方向(パイプの長手方向)にのみ移動して、製品を残りの素材から分離する。
この場合、残りの素材と製品とを分ける形状(上記切断加工の形状)によっては残りの素材と製品とが一部で干渉し、製品を残りの素材から分離することができないという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、パイプにレーザによる切断加工を行って生成された製品を1方向にのみ移動して残りのパイプから分離するときに、残りのパイプと干渉する干渉部が製品に形成されていても、製品を残りの素材から分離することができるパイプ加工機およびパイプ加工方法およびパイプ加工のコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、レーザ加工によりパイプを切断し、所定の方向へ製品を切り離すパイプ加工機において、前記パイプの切断形状を記憶する記憶手段と、前記記憶手段を参照し、前記パイプから前記製品を切り離すときに、前記製品の、前記パイプと干渉する干渉部を特定する特定手段と、前記干渉部に対する干渉解消加工を行う干渉解消加工手段とを備えたパイプ加工機である。
請求項2に記載の発明は、前記干渉解消加工は、前記干渉部と干渉する部位をスリット加工またはミクロジョイント加工で除去する請求項1記載のパイプ加工機である。
請求項3に記載の発明は、前記パイプの断面形状は矩形または円形である請求項1又は2記載のパイプ加工機である。
請求項4に記載の発明は、レーザ加工によりパイプを切断し、所定の方向へ製品を切り離すパイプ加工方法において、前記パイプの切断形状を記憶する記憶工程と、前記記憶工程に基づき、前記パイプから前記製品を切り離すときに、前記製品の、前記パイプと干渉する干渉部を特定する特定工程と、前記干渉部に対する干渉解消加工を行う干渉解消加工工程とを含むパイプ加工方法である。
請求項5に記載の発明は、レーザ加工によりパイプを切断し、所定の方向へ製品を切り離す制御をパイプ加工機に実行させるためのコンピュータプログラムであって記憶手段に対して前記パイプの切断形状を記憶させ、特定手段に対して、前記記憶手段を参照し、前記パイプから前記製品を切り離すときに、前記製品の、前記パイプと干渉する干渉部を特定させ、干渉解消加工手段に対して、前記干渉部に対する干渉解消加工を行わせるように機能させるコンピュータプログラムである。
本発明によれば、加工機およびパイプ加工方法およびパイプ加工のコンピュータプログラムにおいて、パイプにレーザによる切断加工を行って生成された製品を1方向にのみ移動して残りのパイプから分離するときに、残りのパイプと干渉する干渉部が製品に形成されていても、製品を残りの素材から分離することができるという効果を奏する。
パイプ加工機の概略を示す概略図である。 パイプ加工機をX軸方向(図1の矢印II方向)からみた概略図である。 (a)はパイプの切断形態の一例を説明する図であり、(b)はパイプから切断された製品の使用例を示す図である。 干渉部を求める方法の一例を示す図である。 (a)はパイプの切断形態の一例を説明する図であり、(b)はパイプから切断された製品の使用例を示す図である。 (a)、(b)はパイプの切断形態の一例を説明する図であり、(c)はその製品の切断形状を示す斜視図である。 パイプの切断形態の一例を説明する図である。 パイプの切断形態の一例を説明する図である。 パイプの切り離し時の干渉部(干渉パターン)を示す図である。 パイプの切り離し時の干渉部(干渉パターン)を示す説明図である。 パイプの分離形態の一例を示す図である。 パイプの分離形態の一例を示す斜視図である。 パイプの分離形態の一例を示す図である。 ミクロジョイントを用いたパイプの分離形態の一例を示す図である。 スリットを用いたパイプの分離形態の一例を示す図である。 パイプの分離形態の一例を示す図である。 パイプの分離形態の一例を示す図である。
図1を参照する。初めに座標軸を定義する。図1の紙面の左右方向に延びている軸をX軸とする(請求項に記載の所定方向)。図1の紙面に対して垂直な方向に延びている軸をY軸とする。図1の紙面の上下方向に延びている軸をZ軸とする。X軸とY軸とZ軸とはお互いが直交している。
パイプ加工機1は、本体(ベース体)3を備えており、本体3の上には、本体コンベア5が設置されている。本体コンベア5には複数のローラ5aが回転自在に備えられており、鋼等の金属性のパイプ(素材)Wから切断された製品(半製品でもよい)Sがローラ5a上をX軸方向の一方向(図1の左方向)に移動して搬送するようになっている。
また、本体3の上方には、メインチャック7が設けられている。メインチャック7はX軸方向では、本体コンベア5による製品Sの搬送方向上流側で本体コンベア5から離れている。
メインチャック7のチャック部7aにはパイプWが固定されるようになっている。このとき、パイプWの長手方向(中心軸の延伸方向)は、X軸と平行になっている。さらに、パイプWは、本体3の上方に設けられているサポートチャック9に把持(クランプ)されるようになっている。そして、パイプWはX軸方向に移動するようになっている。
詳しく説明する。メインチャック7は、複数のチャック部7aのそれぞれを、パイプWに接近する方向もしくはパイプWから離す方向(たとえば、Y軸方向やZ軸方向)に移動することで、パイプWをクランプ(保持)し、または、アンクランプ(解放)するようになっている。
サポートチャック9は、X軸方向では、メインチャック7と本体コンベア5との間に位置しており、メインチャック7と同様にして図示しないチャック部でパイプWをクランプしまたアンクランプするようになっている。ただし、上記チャック部がローラ状となっており、パイプWを相対的に移動可能に保持するようになっている。サポートチャック9はレーザ加工時にレーザヘッド13と一体的に連結され、メインチャック7によってX軸方向に移動位置決めされるパイプWを、レーザヘッド13の近傍で相対的に移動可能に保持するようになっている。
メインチャック7はパイプWをクランプした状態で、サポートチャック9に対して接近・離反するX軸方向に移動することにより、パイプWを移動位置決めするようになっている。
レーザヘッド13は、その先端(下端)から、メインチャック7でクランプしているパイプWに向かってレーザ光を照射するようになっている。なお、レーザヘッド13から射出されたレーザ光は、Z軸方向で上から下に向かって進行する。
レーザヘッド13は、Y軸方向およびZ軸方向で、本体3に対して移動位置決め自在になっている。また、メインチャック7およびサポートチャック9は、クランプしているパイプWを、パイプWの中心軸C1まわりで回転位置決め自在になっている。
サポートチャック9とメインチャック7がクランプしているパイプWをこの中心軸C1まわりで適宜回転位置決め、およびメインチャック7がX軸方向にパイプWを移動位置決めする。パイプWの回転及びX軸方向の位置決め、並びにレーザヘッド13が、Y軸方向およびZ軸方向に移動位置決めしレーザ光をパイプWに照射することで、パイプWの所定の部位でパイプWの全周にわたって切断溝DT等が形成されるようになっている。
そして、切断溝DTを隔てて、パイプWから製品Sが切断されるようになっている。
切断溝DTによって切断された製品Sは、詳しくは後述する干渉解消加工がなされることで、残りの素材(残りのパイプ)W1から分離可能になる(切り離し可能になる)。パイプWから切断され、干渉解消加工がなされることで残りの素材W1から分離可能となった製品Sは、クランプ11により保持されて本体コンベア5の移動と共にX軸方向に搬送されるようになっている。
パイプ加工機1は制御装置15によって制御される。制御装置15は、コンピュータからなり、ROMおよびRAMが接続されたCPU15aを有しており、CPU15aには、さらに、メモリ15b(記憶手段)等が接続されている。
CPU15aは、レーザ加工によりパイプWを切断し、所定の方向へ製品Sを切り離すパイプ加工機1において、パイプWの切断形状を記憶する記憶手段と、この記憶手段を参照し(記憶手段に記憶されている動作プログラムに基づき)、パイプWから製品Sを切り離す(切断し分離する)ときに、製品Sの、パイプW(残りの素材W1)が干渉する干渉部(製品Sにおける干渉部)H1(図3(a)参照)を特定する特定手段と、干渉部H1に対する干渉解消加工を行う干渉解消加工手段とを備える。
詳細は後述するが、干渉部H1に対する干渉解消加工とは、残りの素材W1に所定の加工を行い、製品Sの干渉部H1の形状を変えることなく干渉部H1を干渉部ではなくすることである。すなわち、干渉部H1に対する干渉解消加工とは、図3(a)に示す除去部HAを取り除く加工を行い、製品Sが残りの素材W1と干渉しないようにすることである。
干渉解消加工では干渉部H1と干渉する部位(残りの素材W1の部位;除去部)HAをスリット加工またはミクロジョイント加工で除去するようになっている。スリット加工やミクロジョイント加工の詳細については後述する。
パイプはたとえば角パイプであり、パイプWの断面形状(長手方向に対して直交する平面による断面の形状)は、たとえば、「ロ」字状(矩形な環状)になっているが、断面形状が円形状(円環状)等の他の形状であってもよい。たとえば、パイプWが丸パイプであってもよい。
ミクロジョイント加工とは、図14に示すように、端材になる部分AE3を微細な支持部MJで製品につないでおいて、搬出した後に端材AE3を取り除くような加工をいう。スリット加工は、図15に示すように、残りの素材W1にスリットSTを入れ、たとえば、製品Sを切り離す前に干渉部と干渉する部位(干渉する部位を一部に含む領域)AE3を切断する加工をいう。
図2を参照する。図2は、パイプ加工機1をX軸方向からみた図である。パイプWの断面は矩形状である。切り離された製品Sは、上述したように、クランプ11に挟まれX軸方向(図1の左方向)に搬出される。
ここで、パイプWの切断と、製品Sの残りの素材W1からの分離について説明する。
パイプWの切断とは、レーザヘッド13からのレーザ光の照射によってパイプWに切断溝DTを入れることで、製品Sが残りの素材W1とつながっている状態を無くす加工をいう。
さらに説明すると、パイプWの切断とは、パイプWの厚さ方向を貫通している幅の狭い切断溝DTを、パイプWの全周に連続して形成することで、パイプWにおける製品Sと残りの素材W1とのつながりを断ち切るまでの加工をいう。レーザ加工によるパイプWの切断がなされたままで、製品Sが残りの素材Wとつながってはいない(僅かな幅の切断溝DTを隔てている)。しかし、切断溝DTが一直線状に延びているのではなく、所定の形状に曲がっているので、上述した干渉部(分離被阻害部)H1が形成される。
干渉部H1の存在によって、残りの素材W1に対して製品Sを、パイプWの長手方向(X軸方向)に移動することが不可能になっている。ただし、レーザ加工によるパイプWの切断が終了した状態では、レーザ加工で形成された幅狭の切断溝DTの幅と同程度、残りの素材W1に対して製品SがパイプWの長手方向に移動することができるようになっている。
また、製品Sの残りの素材W1からの分離とは、パイプWを切断した後に製品Sを残りの素材W1から離すことをいう。この分離では、切断溝DTが形成されるときに、切断溝DTを形成するレーザ加工とは別のレーザ加工(たとえば、上述したスリット加工またはミクロジョイント加工)によってパイプWに、切断溝DTと同様なスリットDTC(図3(a)参照)を入れることで、干渉部H1と干渉する除去部(分離阻害部)HAを除去し、製品Sを残りの素材W1から自由に離す。
スリットDTCが形成されるときとは、切断溝DTを形成する前、もしくは、切断溝DTを形成している途中のときである。
さらに説明すると、図3(a)で示すように、切断溝DTとスリットDTCとをパイプWに形成して除去部HAを取り除くことで、製品Sが、残りの素材W1に対して、パイプWの長手方向であって残りの素材W1から離れる方向にのみ所定の距離だけ移動した後、製品Sが残りの素材W1から分離される。
図2、図3(a)で示すように、パイプWは4つの平面状の壁部W11,W12,W13,W14を備えている。図3(a)では壁部W11が主として現れている。図3(a)において、レーザ加工によって形成された切断溝DTは、壁部W11を貫通している切断溝DTが示されている。
パイプWの他の壁部W12,W13,W14に形成される切断溝について説明する。図3(a)における切断溝DTの上端をDTAとし下端をDTBとする。壁部(図3(a)の上端の壁部)W12にレーザ加工によって形成される切断溝は、切断溝DTの上端DTAを図3(a)の紙面の奥側に直線で延長した形態になっており、壁部W12の全幅にわたって延びている。
壁部(図3(a)の下端の壁部)W14にレーザ加工によって形成される切断溝は、切断溝DTの下端DTBを図3(a)の紙面の奥側に直線で延長した形態になっており、壁部W14の全幅にわたって延びている。壁部(壁部W11と対向している図3(a)の紙面奥側の壁部)W13にレーザ加工によって形成される切断溝は、壁部W11に形成される切断溝DTと同形状になっている(図3(a)では重なっている)。
以上のように、切断溝DTが、各壁部W11,W12,W13,W14で連続して、パイプWの長手方向の所定の部位にパイプWの全周にわたって形成されることで、パイプWから製品Sが切断される。
ところで、図3(a)に示す例では、パイプWから製品Sを切断後、製品SをX軸方向(図3(a)の左方向)に移動させようとしても、製品Sの移動をすることができない。
すなわち、図3(a)に示す形態では、製品Sの端面(残りの素材W1側の端面)に凸部S1が形成されており、凸部S1の一部に三角形状の干渉部H1(図9(a)も併せて参照)が存在することで、製品Sを残りの素材W1からの分離をすることができない。なお、干渉部H1は、壁部W11と壁部W13とで2箇所存在している。
一般的に、パイプWの長手方向端面切り離し部(切断溝DT)に、嵌合または係止(爪が引っかかって止まる)形状の部位が存在するものは、製品SをX軸方向にのみ移動するだけでは、残りの素材W1から製品Sを分離することができない。
さらに説明すると、図3(a)で示す形態では、切断溝DTが5本の直線状の溝構成部DT1〜DT5で構成されている。溝構成部DT1は、Z軸方向に対して斜めになっており、切断溝DTの上端DTAから所定の長さ(壁部W1のZ軸方向の寸法よりも短い長さ)だけ斜め下方(残りの素材W1側)に延びている。
溝構成部DT2は、溝構成部DT1に対して直交し、溝構成部DT1の下端から所定の長さ(溝構成部DT1よりも短い長さ)だけ斜め上方(残りの素材W1側)に延びている。
溝構成部DT3は、溝構成部DT2に対して直交し溝構成部DT1と平行になって、溝構成部DT2の上端から所定の長さ(溝構成部DT1と同程度の長さ)だけ斜め下方(残りの素材W1側)に延びている。
溝構成部DT4は、溝構成部DT3に対して直交し溝構成部DT2と平行になって、溝構成部DT3下端から所定の長さ(溝構成部DT2と同程度の長さ)だけ斜め下方(残りの素材W1とは反対側)に延びている。
溝構成部DT5は、溝構成部DT4に対して直交し溝構成部DT1の延長線上で、溝構成部DT4下端から所定の長さ、切断溝DTの下端DTBまで斜め下方(残りの素材W1)に延びている。
ここで、図3(a)において、切断溝DTの各部位の角度を、角度A、角度B、角度Cとする。角度Aは、製品SにおけるパイプWの上面と溝構成部DT1との交差角度である。角度Bは、残りの素材W1における溝構成部DT1と溝構成部DT2との交差角度である。角度Cは、残りの素材W1における溝構成部DT4と溝構成部DT5との交差角度である。
角度Bが角度Aよりも小さいか、または、角度Cが、「180°−角度A」よりも小さい場合、切断溝DTを設けただけでは、製品SをX軸方向にのみ移動して残りの素材W1から分離することができない。
図3(a)に示す態様では、角度Cが、「180°−角度A」よりも大きいので問題はないが、角度Bが角度Aよりも小さいので製品SをX軸方向にのみ移動しても干渉部H1が存在し残りの素材W1から分離することができない。まずこの角度の条件を判断することで、分離可能かを認識することができる。
次に、分離できないと認識されたH1に対して図3(a)に示すようにスリットDCTを設ければ、除去部HAは取り除かれるので、この場合DT1とDCTの交差角度が角度Aよりも小さいかを判断すればよいが、この場合は角度Aよりも小さくなく同じなので製品SをX軸方向にのみ移動して残りの素材W1から分離することができるようになる。
そこで、パイプの上面と平行な線(DT1とDCTの交差角度が角度Aと同じ線)DCTと、DT2とDT3の交点とを結ぶ線をスリット加工する線として決定する。この場合、DT1とDCTの交差角度が角度Aと同じパイプの上面と平行な線としたが、DT1とDCTの交差角度は角度Aより大きい値に適宜設定すればよい。
このように、干渉解消加工位置を決定し残りの素材W1にレーザ加工を行う。
その他実施形態として、図4を参照しつつ干渉解消加工における除去部HAを求める方法を例示する。除去部HAを求める方法では、残りの素材W1に対して、干渉解消加工による除去部HAを、切断溝DTの場合と同様にして、レーザ加工でパイプWに形成する(スリットDTCを設ける)。
図4は、図3(a)と同じ図であり、切断溝DTが形成されている。
まず、Z軸方向に延びる仮想線分VLを製品S内に引く。図4(a)では、仮想線分VLが切断溝DTの上端DTAを通っているが、仮想線分VLが、残りの素材W1となる部位を通らない態様であれば、仮想線分VLが、上端DTA(切断溝DT)よりも左側(残りの素材W1から離れる側)に位置していてもよい。
続いて、仮想線分VLと、切断溝DTと、パイプWの端面(上面や下面;図4(a)では下面)を示す直線とで囲まれた図形の内部(仮想線分VL、切断溝DT、パイプWの端面を含んでもよい)に、乱数の発生によって多数の点SPを設定する。これらの点SPは、切断溝DTに存在しているものを含むことが望ましい。
なお、図4(a)では説明の便宜のために、点SPの数を実際よりも少なく描いてある。
図4(b)で示すように、多数の点SPのそれぞれから、製品Sの分離方向(矢印ARの方向)に延びる半直線HL1〜HL10(仮想線分VLまで延びる線分でもよい)を引く。
なお、図4(b)では説明の便宜のために、点SPや半直線HLの数を実際よりもさらに少なく描いてある。
続いて、各半直線HLのそれぞれが、残りの素材W1(切断溝DTの形成後に残りの素材W1になる部位)を通過しているか否かを判断する。
図4(b)を参照しつつ具体的に説明すると、半直線HL1は、残りの素材W1を通過していない。半直線HL2は、残りの素材W1を通過している。半直線HL3は、残りの素材W1を通過している。半直線HL4は、残りの素材W1を通過している。半直線HL5は、残りの素材W1を通過していない。半直線HL6は、残りの素材W1を通過していない。半直線HL7は、残りの素材W1を通過していない。半直線HL8は、残りの素材W1を通過していない。半直線HL9は、残りの素材W1を通過していない。半直線HL10は、残りの素材W1を通過していない。
続いて、残りの素材W1を通過している半直線HLの端点になっている多数の点SPの集合を求める。図4(b)では、上記集合は、点SP2,SP3,SP4になる。
続いて、図4(c)で示すように、点SP2,SP3,SP4等の多数の点が内在しているエリア(点SP2,SP3,SP4等の多数の点を囲む包絡線内の領域)AE1をもとめる。この求めたエリアAE1が、干渉部(製品S側の分離被阻害部)H1になる(図9(a)も併せて参照)。
また、図4(c)で示すように、各半直線HL2,HL3,HL4等の多数の半直線が通過している残りの素材W1のエリアAE2が、除去部(残りの素材W1側の分離阻害部)HAになる。
そこで、製品Sを矢印ARの方向にのみ移動して、製品Sを残りの素材W1から分離するには、図4(c)で示すように、レーザ加工でスリット(切断溝)DTCを残りの素材W1に設けた後に切断溝DTを設ける。これにより除去部HAが分離され、製品Sを残りの素材W1から分離することができる。
なお、残りの素材W1から少なくとも除去部HAを除去すればよいので、スリットDTCを設けることに代えて、線分L1Aや線分L1Bで示す切断溝を設けることで、除去部HAを一部に含む残りの素材W1の領域を取り除いてもよい。
また、パイプWが矩形な筒状に形成されているので、除去部HAをパイプWの4つの側面(壁部)W11,W12,W13,W14でもとめ(パイプWの全周でもとめ)、4つの側面W11,W12,W13,W14の総てで除去部HAを取り除く。なお、図3(b)は、図3(a)の製品Sの使用例を示している(たとえば、特開2007−107675号公報参照)。
切断溝DTが、図3や図4で示す場合とは逆向きに傾いて延びている場合には、図9(b)で示す干渉部H1が存在する。この場合も、図4を用いて説明した場合と同様にして、残りの素材W1から除去部を取り除く。
図3や図4で示す態様では、切断溝DTの一部(溝構成部DT2、溝構成部DT3、溝構成部DT4)で矩形な凸状の部位S1が形成されているが、図5(a)で示す態様では、切断溝DTが斜めに傾いているとともに、等脚台形状の凸状の部位(凸なアリミゾ状の部位)S1が形成されている。
そして、図5(a)や図10(a)で示すような干渉部H1が存在する。この場合も、図4を用いて説明した場合と同様にして、残りの素材W1の除去部HA(図5参照)を除去する。なお、図5(b)は、図5(a)の製品Sの使用例を示している(たとえば、上述した特開2007−107675号公報参照)。
図5(a)で示すとは逆向きに傾いて切断溝DTが延びている場合には、図10(b)で示す干渉部H1が存在する。この場合も、図4を用いて説明した場合と同様にして、残りの素材W1の除去部を取り除く。
図6(a)では、切断溝DTが全体的に傾くことなく上下方向に延びており、切断溝DTの一部で「L」字状で鍵形状な凸状の部位S1が形成されている。これにより、干渉部H1(図10(d)も併せて参照)が存在する。この場合も、図4を用いて説明した場合と同様にして、残りの素材W1の除去部HA(図6(a)参照)を取り除く。
図6(b)では、切断溝DTが全体的に傾くことなく上下方向に延びており、切断溝DTの一部で「T」字状で鍵形状な凸状の部位S1が形成されている。これにより、干渉部H1(図10(e)も併せて参照)が存在する。この場合も、図4を用いて説明した場合と同様にして、残りの素材W1の除去部HA(図6(b)参照)を取り除く。なお、図6(c)は、図6(a)、図6(b)の態様で形成された凸状の部位S1が設けられている製品Sの斜視図である。
図7では、切断溝DTが全体的に傾くことなく上下方向に延びており、切断溝DTの一部で平行四辺形状で凸状の部位S1が形成されている。これにより、干渉部H1(図9(c)(d)も併せて参照)が存在する。この場合も、図4を用いて説明した場合と同様にして、残りの素材W1の除去部HA(図7参照)を取り除く。
図8では、切断溝DTが全体的に傾くことなく上下方向に延びており、切断溝DTの一部でアリ溝状で凸状の部位S1が形成されている。これにより、干渉部H1(図10(c)も併せて参照)が存在する。この場合も、図4を用いて説明した場合と同様にして、残りの素材W1の除去部HA(図8参照)を取り除く。
ところで、図8では、除去部HAのみを残りの素材W1から除去しているが、上述したように、また、図11、図13で示すように、除去部HAを含み除去部HAよりも広い台形状の領域(三角形状等の他の形状でもよい)AE3を、残りの素材W1から除去してもよい。
さらに、図12で示す態様では、壁部W11,W13において、除去部を含む領域AE3が凸部S1の一方の側(上側)にしか存在していないが、除去部が不存在である箇所にも領域AE3を設け、領域AE3を除去してもよい。すなわち、凸部S1の上側に領域AE3を設け除去するだけでなく、凸部S1の下側にも領域AE3を設け、これらの領域AE3を除去してもよい。
ところで、図13(b)で示す干渉部を含む領域(部位)AE3が、図14で示すように、ミクロジョイントMJにより製品Sに接続されていてもよい。すなわち、部位AE3がくっついている製品Sを残りの素材W1から分離してもよい。この後、ミクロジョイントMJのところに力を加えて製品Sから部位AE3を取り外す(製品Sと部位AE3とを分割する)ようにしてもよい。このような加工は、端材になる部分を微細な支持部で製品につないでおき後で端材を取り除くミクロジョイント加工である。
また、図15で示すように、残りの素材W1にレーザヘッド13からのレーザ光の照射によってスリットSTを設け(スリット加工をし)、また、切断溝DTを設けることで、干渉部を含む領域(部位)AE3を分離してもよい。この場合、パイプWから製品Sを分離する前に、スリットSTと切断溝DTの一部とをパイプWに設けてパイプWから部位AE3を除去し、この後、残りの切断溝DTをパイプWに設け、残りの素材W1から製品Sを分離してもよい。
なお、図15で示す態様において、切断溝DTとスリットSTとによって、パイプWを、残りの素材W1と製品Sと部位AE3とに同時に分離してもよい。
ところで、図3〜図8で示す態様では、切断溝DTによって、製品Sに凸部S1が形成されているが、図16、図17では、切断溝DTによって、製品Sに凹部(残りの素材W1では凸部)S3が形成されている。この場合、干渉部を含む領域AE3が、残りの素材W1から除去される。
図16で示す態様では、残りの素材W1にアリミゾ状(等脚台形状)の凸部S3(領域AE3)が形成されており、領域AE3が残りの素材W1から除去される。
図17で示す態様では、残りの素材W1にT字状の凸部S3(領域AE3)が形成されており、領域AE3が残りの素材W1から除去される。
ここで、パイプ加工機1の動作について、図3、図4で示す場合を例に掲げて説明する。
初期状態として、メインチャック7とサポートチャック9とでパイプWをクランプしており、クランプ11は、パイプWをクランプしていない。
上記初期状態から、レーザヘッド13を適宜移動位置決めし、パイプWを適宜回転位置決めし、レーザヘッド13からのパイプWに向けてのレーザ光の照射を開始する。
続いて、レーザヘッド13を適宜移動し、パイプWを適宜回転して、パイプWの4つの壁部W11,W12,W13,W14にスリットDTCを形成するとともに、切断溝DTを形成する。
続いて、レーザヘッド13からのレーザ光の射出を停止し、クランプ11で製品3をクランプし、本体コンベヤ5で搬送する。
パイプ加工機1によれば、パイプWにレーザによる切断加工を行って生成された製品SをX軸方向にのみ移動して残りのパイプW1から分離するときに、残りのパイプW1と干渉する干渉部H1が製品Sに形成されていても、残りのパイプW1から除去部HAが取り除されるので、製品Sを残りの素材W1から分離することができる。
また、除去部HAをミクロジョイント加工で製品S側に残しておけば、除去部HAが、パイプ加工機1内で散乱する事態を防ぐことができる。
また、除去部HAをスリット加工で除去すれば、本体コンベヤ5に製品のみを取り出すことができる。
ところで、上記説明はパイプ加工機のものであるが、上記説明内容を、パイプ加工方法としても実施することが可能である。すなわち、レーザ加工によりパイプを切断し、所定の方向へ製品を切り離すパイプ加工方法において、前記パイプの切断形状を記憶する記憶工程と、前記記憶工程に基づき、前記パイプから前記製品を切り離すときに、前記製品の、前記パイプと干渉する干渉部を特定する特定工程と、前記干渉部に対する干渉解消加工を行う干渉解消加工工程とを含むパイプ加工方法として把握することができる。
また、パイプ加工機1のプログラム発明として把握することが可能である。
すなわち、レーザ加工によりパイプを切断し、所定の方向へ製品を切り離す制御をパイプ加工機に実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、前記パイプの切断形状を記憶する記憶手段と、前記記憶手段を参照し、前記パイプから前記製品を切り離すときに、前記製品の、前記パイプと干渉する干渉部を特定する特定手段と、前記干渉部に対する干渉解消加工を行う干渉解消加工手段として機能させるコンピュータプログラムとして把握することができる。
この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
1 パイプ加工機
3 本体
5 本体コンベア
5a ローラ
7 メインチャック
7a チャック部
9 サポートチャック
11 クランプ
13 レーザヘッド
15 制御装置
W パイプ
S 製品

Claims (5)

  1. レーザ加工によりパイプを切断し、所定の方向へ製品を切り離すパイプ加工機において、
    前記パイプの切断形状を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段を参照し、前記パイプから前記製品を切り離すときに、前記製品の、前記パイプと干渉する干渉部を特定する特定手段と、
    前記干渉部に対する干渉解消加工を行う干渉解消加工手段とを備えたことを特徴とするパイプ加工機。
  2. 前記干渉解消加工は、前記干渉部と干渉する部位をスリット加工またはミクロジョイント加工で除去することを特徴とする請求項1記載のパイプ加工機。
  3. 前記パイプの断面形状は矩形または円形であることを特徴とする請求項1又は2記載のパイプ加工機。
  4. レーザ加工によりパイプを切断し、所定の方向へ製品を切り離すパイプ加工方法において、
    前記パイプの切断形状を記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程に基づき、前記パイプから前記製品を切り離すときに、前記製品の、前記パイプと干渉する干渉部を特定する特定工程と、
    前記干渉部に対する干渉解消加工を行う干渉解消加工工程とを含むことを特徴とするパイプ加工方法。
  5. レーザ加工によりパイプを切断し、所定の方向へ製品を切り離す制御をパイプ加工機に実行させるためのコンピュータプログラムであって
    記憶手段に対して前記パイプの切断形状を記憶させ、
    特定手段に対して、前記記憶手段を参照し、前記パイプから前記製品を切り離すときに、前記製品の、前記パイプと干渉する干渉部を特定させ、
    干渉解消加工手段に対して、前記干渉部に対する干渉解消加工を行わせるように機能させるコンピュータプログラム。
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