JP6575882B2 - 入力システム、情報処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

入力システム、情報処理装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、接触物による画面への接触により入力操作を行う入力システムに関する。
タッチパネルは、モニタに表示された画面に指、指し棒等の接触物を接触させることにより入力操作を行うものである。タッチパネルは、感覚的な入力操作が可能であるため、ユーザの作業が利便化する等の利点がある。
最近は、タッチパネル機能を備えていないモニタをタッチパネル化するための技術、すなわち、タッチパネル機能を備えていないモニタに表示された画面に接触物を接触させることにより入力操作を可能とするための技術が提案されている(例えば、特許文献1,2)
特許文献1に記載の技術は、レーザビームポインタの先端部から照射したレーザビームで表示装置のポインティング位置を指し示す一方で、レーザビームポインタの後端部からもレーザビームを照射し、この後端部から照射されたレーザビームを検出板で受光する。この検出板は、表示装置の画面に対応した座標を有しており、検出板で受光された座標位置を基に、表示装置のポインティング位置を検出する。
また、特許文献2に記載の技術は、対象のモニタの下部に赤外線バーを設置する。モニタに表示された画面に接触物が接触すると、赤外線バーから照射された赤外線が接触物で遮られる。このことを利用して、接触物の座標位置を特定する。
その他、関連技術として、特許文献3〜5に記載された技術が挙げられる。
特許文献3に記載の技術は、指示棒と、画面上に取り付けられた2つの超音波センサと、受信アンテナと、を備える。指示棒は、超音波発信器及び基準信号発信器を内部に持ち、超音波及び基準信号を発射し、この超音波及び基準信号を、超音波センサ及び受信アンテナの各々で受信する。そして、超音波センサ及び受信アンテナで受信された基準信号及び超音波を基に、指示棒の位置を検出する。
また、特許文献4に記載の技術は、1つ以上の超音波発信素子と、2つ以上の超音波受信素子と、を備え、超音波受発信素子の超音波場内で超音波反射体を移動させる。そして、超音波発信素子から超音波が発信されて超音波反射体で反射して各超音波受信素子で受信されるまでの時間をそれぞれ求め、求めた時間の時間差を基に、超音波反射体の座標位置を演算する。
また、特許文献5に記載の技術は、ホワイトボードの周囲に少なくとも2つの超音波検出器を備える。スタイラスは、先端のチップが押圧されると、超音波パルスを発信し、その超音波パルスを超音波検出器で受信する。そして、超音波検出器で受信された超音波パルスを基に、スタイラスの位置を検出する。
特開2009−244578号公報 米国特許出願公開第2016/0154475号明細書 特開平7−191797号公報 特開平8−129445号公報 特表2010−515195号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、レーザビームポインタで入力操作を行う必要がある。また、特許文献3に記載の技術は、超音波発信器及び基準信号発信器を内部に持つ指示棒で入力操作を行う必要がある。また、特許文献5に記載の技術は、先端のチップが押圧されると超音波パルスを発信する機能を備えるスタイラスで入力操作を行う必要がある。そのため、特許文献1,3,5に記載の技術は、特定の手段でのみ入力操作が可能であり、指で入力操作ができないという問題がある。
また、特許文献2に記載の技術は、モニタの下部に赤外線バーを設置する必要がある。そのため、特許文献2に記載の技術は、赤外線バーのサイズとモニタサイズが一致するモニタのみが利用可能であり、モニタサイズの制限を受けるという問題がある。
また、特許文献4に記載の技術は、1つ以上の超音波発信素子(超音波センサ)と、2つ以上の超音波受信素子(超音波センサ)と、を設ける必要がある。そのため、特許文献4に記載の技術は、超音波センサが3つ以上必要であり、コスト面等で不利であるという問題がある。
本開示の目的は、上述した課題のいずれかを解決する入力システム、情報処理装置、制御方法、及びプログラムを提供することにある。
一態様による入力システムは、
情報処理装置と、
前記情報処理装置の画面を表示する表示装置と、
前記画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサと、を備え、
前記超音波センサは、
前記画面上に、前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射した超音波を受信し、受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、
前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
前記接触物について特定した座標を基に、前記接触物による前記画面に対する操作内容を特定する。
一態様による情報処理装置は、
情報処理装置の画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記超音波センサから受信し、前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する座標特定部と、
前記接触物について特定された座標を基に、前記接触物による前記画面に対する操作内容を特定する操作内容特定部と、を備える。
一態様による制御方法は、
情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置の画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記超音波センサから受信する受信ステップと、
前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する座標特定ステップと、
前記接触物について特定した座標を基に、前記接触物による前記画面に対する操作内容を特定する操作内容特定ステップと、を含む。
一態様によるプログラムは、
コンピュータに、
情報処理装置の画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記超音波センサから受信する受信手順と、
前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する座標特定手順と、
前記接触物について特定した座標を基に、前記接触物による前記画面に対する操作内容を特定する操作内容特定手順と、
を実行させるためのプログラムである。
上述の態様によれば、上述した課題のいずれかの解決に寄与し得る入力システム、情報処理装置、制御方法、及びプログラムを提供できるという効果が得られる。
実施の形態1に係る入力システムの構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る超音波センサ及び情報処理装置の機能ブロック構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る入力システムにおいて、モニタをタッチパネル化する際の超音波の有効範囲の特定方法の一例を示す図である。 実施の形態1に係る超音波センサの処理フローの一例を示すフロー図である。 実施の形態1に係る情報処理装置の処理フローの一例を示すフロー図である。 実施の形態2に係る入力システムの構成の一例を示す図である。 実施の形態2に係る超音波センサ及び情報処理装置の機能ブロック構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態2に係る情報処理装置の処理フローの一例を示すフロー図である。 実施の形態2に係る入力システムの変形例1の構成の一例を示す図である。 実施の形態2に係る入力システムの変形例2の構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の記載及び図面は、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(1)実施の形態1
<実施の形態1の構成>
図1は、本実施の形態1に係る入力システムの構成の一例を示す図である。
図1に示されるように、本実施の形態1に係る入力システムは、超音波センサ1と、モニタ2と、情報処理装置3と、ケーブル4と、を備えている。
本実施の形態1に係る入力システムは、タッチパネル機能を備えていないモニタ2をタッチパネル化するもの、すなわち、モニタ2が表示する画面に指、指し棒等の接触物を接触させることにより情報処理装置3への入力操作を可能とするものである。以下では、入力操作に用いる接触物が、指fであるものとして説明する。
情報処理装置3は、指fによる入力操作に応じて情報処理を行う装置であり、例えば、PC(Personal Computer)、サーバ、パネルコンピューター等である。
ケーブル4は、モニタ2と情報処理装置3とを有線接続し、情報処理装置3の画面をモニタ2に伝送する映像出力ケーブルであり、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface。登録商標)ケーブル、DVI(Digital Visual Interface)ケーブル等である。
モニタ2は、タッチパネル機能を備えていないモニタであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)モニタ等である。モニタ2は、表示装置の一例である。モニタ2は、情報処理装置3の画面を、ケーブル4を介して受信し、表示する。なお、モニタ2は、情報処理装置3と無線接続し、情報処理装置3の画面を無線で受信しても良い。この構成の場合、ケーブル4は不要になる。
超音波センサ1は、超音波を発信及び受信する機能を備えた小型のセンサ装置であり、モニタ2における画面の表示領域の四隅のいずれかに設置される。図1においては、超音波センサ1は、左上の隅に設置されている。
超音波センサ1は、モニタ2に表示されている画面上に、画面に略平行に超音波を発信する。すなわち、超音波センサ1は、画面に略平行に平面状に超音波を発信する。超音波センサ1から発信された超音波は、画面に接触している指fで反射し、反射した超音波が超音波センサ1で受信される。超音波センサ1は、受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を情報処理装置3に送信する。なお、図1においては、超音波受信情報は、超音波センサ1から情報処理装置3へ、無線で送信しているが、不図示のケーブルを介して有線で送信しても良い。
情報処理装置3は、超音波センサ1から受信した超音波受信情報を基に、指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定し、さらに、特定した座標を基に、指fによる画面に対する操作内容(例えば、クリック操作、ドラッグ操作等)を特定する。
従って、ユーザは、モニタ2に表示されている画面に指fを接触させることにより、情報処理装置3への入力操作が可能となる。そのため、モニタ2をタッチパネル化することが可能となる。
図2は、本実施の形態1に係る超音波センサ1及び情報処理装置3の機能ブロック構成の一例を示すブロック図である。なお、図2においては、超音波センサ1及び情報処理装置3の機能ブロックとして、モニタ2のタッチパネル化に係る機能ブロックのみを抜粋して図示しており、その他の機能ブロックの図示は省略している。
図2に示されるように、超音波センサ1は、超音波管理部11と、超音波発信器12と、超音波受信器13と、を備えている。また、情報処理装置3は、モニタ情報処理部31と、座標特定部32と、操作内容特定部33と、を備えている。
モニタ情報処理部31は、ユーザにより、センサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報が入力される。
センサ設置位置情報は、モニタ2における画面の表示領域の四隅のうちどの隅に超音波センサ1が設置されているかを示す情報である。ユーザは、センサ設置位置情報として、例えば、「左上」、「左下」、「右上」、「右下」のいずれかを選択入力する。
モニタサイズ情報は、モニタ2における画面の表示領域のサイズを示す情報である。ユーザは、モニタサイズ情報として、例えば、縦横のサイズを直接入力するか、一般的なモニタにおける画面の表示領域のサイズの中から選択入力する。
センサ設置位置補正情報は、センサ設置位置情報が示す超音波センサ1の設置位置を補正するための情報である。センサ設置位置情報は、超音波センサ1の設置位置を、モニタ2における画面の表示領域の四隅のいずれかとして示す情報である。これに対して、センサ設置位置補正情報は、センサ設置位置情報が示す隅において、画面の角部と超音波センサ1の設置位置との間の上下方向及び左右方向の距離を示す情報である。センサ設置位置情報が示す超音波センサ1の設置位置を、センサ設置位置補正情報を用いて補正することにより、超音波センサ1の設置位置をより高い精度で特定することができる。
モニタ情報処理部31は、センサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を、超音波センサ1の超音波管理部11に送信すると共に、情報処理装置3の座標特定部32に出力する。
超音波管理部11は、情報処理装置3のモニタ情報処理部31から受信したセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を基に、超音波センサ1の設置位置を特定すると共に、モニタ2をタッチパネル化する際の超音波の有効範囲を特定する。
図3は、モニタ2をタッチパネル化する際の超音波の有効範囲の特定方法の一例を示す図である。
図3に示されるように、モニタ2における画面の表示領域の左上に超音波センサ1を設置したとする。この場合、センサ設置位置情報は「左上」を示している。そのため、超音波管理部11は、センサ設置位置情報及びセンサ設置位置補正情報を基に、モニタ2における画面の表示領域の左上に設置された超音波センサ1の設置位置を特定する。そして、超音波管理部11は、超音波センサ1の設置位置の右下90度の範囲であって、モニタサイズ情報が示すモニタサイズに応じた範囲を、有効範囲R1として特定する。
また、超音波管理部11は、有効範囲に超音波を発信するように、超音波発信器12から発信する超音波の強度及び角度を調整する。また、超音波管理部11は、有効範囲から超音波を受信するように、超音波受信器13が受信する超音波の強度及び角度を調整する。図3の例においては、超音波発信器12による超音波の発信範囲及び超音波受信器13による超音波の受信範囲は、範囲R2となるように調整される。
超音波発信器12は、モニタ2に表示されている画面上の有効範囲内に、画面に略平行に超音波を発信する。超音波受信器13は、超音波発信器12から発信されて、有効範囲内にある指fで反射された超音波を受信する。
超音波管理部11は、超音波受信器13で受信された超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、情報処理装置3の座標特定部32に送信する。なお、超音波受信器13が同時に複数の超音波を受信した場合(例えば、複数の指fで画面に接触した場合)、超音波管理部11は、複数の超音波の各々の超音波受信情報を送信する。
座標特定部32は、モニタ情報処理部31から入力されたセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を基に、超音波センサ1の設置位置を特定すると共に、モニタ2をタッチパネル化する際の超音波の有効範囲を特定する。なお、超音波センサ1の設置位置及び超音波の有効範囲の特定方法は、超音波管理部11で説明したものと同様である。
また、座標特定部32は、超音波センサ1の超音波管理部11から受信した超音波受信情報を基に、指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する。なお、座標特定部32は、超音波管理部11から複数の超音波受信情報を受信した場合、複数の超音波受信情報の中から強度が最も高い超音波受信情報(すなわち、超音波センサ1から最も近い位置で反射した超音波に係る超音波受信情報)を選択する。そして、座標特定部32は、選択した超音波受信情報を基に、指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する。
操作内容特定部33は、座標特定部32で指fについて特定された座標を基に、指fによる画面に対する操作内容(例えば、クリック操作、ドラッグ操作等)を特定する。
<実施の形態1の動作>
以下、本実施の形態1に係る入力システムの動作について説明する。
図4は、本実施の形態1に係る超音波センサ1の処理フローの一例を示すフロー図である。
図4に示されるように、超音波管理部11は、情報処理装置3のモニタ情報処理部31から、センサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を受信する(ステップS101)。
続いて、超音波管理部11は、ステップS101で受信したセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を基に、超音波センサ1の設置位置を特定すると共に、モニタ2をタッチパネル化する際の超音波の有効範囲を特定する(ステップS102)。
続いて、超音波管理部11は、ステップS102で特定した有効範囲を基に、超音波発信器12による超音波の発信範囲及び超音波受信器13による超音波の受信範囲を調整する(ステップS103)。
続いて、超音波発信器12は、モニタ2に表示されている画面上に、画面に略平行に超音波を発信する(ステップS104)。
以降、超音波管理部11は、超音波受信器13が、超音波発信器12から発信されて、指fで反射された超音波を受信したか否かを判断する(ステップS105)。
超音波受信器13が超音波を受信した場合(ステップS105のYes)、超音波管理部11は、超音波受信器13で受信された超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、情報処理装置3の座標特定部32に送信する(ステップS106)。その後、ステップS105に戻る。なお、ステップS105において、超音波受信器13が同時に複数の超音波を受信した場合(例えば、複数の指fで画面に接触した場合)、超音波管理部11は、複数の超音波の各々の超音波受信情報を送信する。
図5は、本実施の形態1に係る情報処理装置3の処理フローの一例を示すフロー図である。
図5に示されるように、モニタ情報処理部31は、超音波センサ1の超音波管理部11へ、センサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を送信する(ステップS201)。このとき、モニタ情報処理部31は、センサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を、座標特定部32にも出力する。
続いて、座標特定部32は、モニタ情報処理部31から入力されたセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を基に、超音波センサ1の設置位置を特定すると共に、モニタ2をタッチパネル化する際の超音波の有効範囲を特定する(ステップS202)。
以降、座標特定部32は、超音波センサ1の超音波管理部11から、超音波受信情報を受信したか否かを判断する(ステップS203)。
超音波センサ1の超音波管理部11から超音波受信情報を受信した場合(ステップS203のYes)、座標特定部32は、ステップS203で受信した超音波受信情報が複数であるか否かを判断する(ステップS204)。
ステップS203で受信した超音波受信情報が複数でない場合(ステップS204のNo)、座標特定部32は、ステップS203で受信した超音波受信情報を基に、指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する(ステップS206)。
一方、ステップS203で受信した超音波受信情報が複数である場合(ステップS204のYes)、座標特定部32は、ステップS203で受信した複数の超音波受信情報の中から強度が最も高い超音波受信情報を選択する(ステップS205)。そして、座標特定部32は、ステップS205で選択した超音波受信情報を基に、指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する(ステップS206)。
その後、操作内容特定部33は、ステップS206で指fについて特定された座標を基に、指fによる画面に対する操作内容(例えば、クリック操作、ドラッグ操作等)を特定する(ステップS207)。その後、ステップS203に戻る。
なお、ステップS207において、操作内容特定部33は、ステップS206で指fについて特定された1つの座標だけでは操作内容を特定することができない場合が多いと考えられる。そのため、操作内容特定部33で操作内容を特定できない場合は、ステップS207をスルーしてステップS203に戻り、ステップS206が複数回実行されて、操作内容を特定できるようになった後に、ステップS207において、操作内容特定部33が操作内容を特定しても良い。
<実施の形態1の効果>
上述のように本実施の形態1によれば、モニタ2における画面の表示領域の四隅のいずれかに超音波センサ1を設置する。超音波センサ1は、画面上に、画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が画面に接触している接触物で反射した超音波を受信し、受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を情報処理装置3に送信する。情報処理装置3は、超音波センサ1から受信した超音波受信情報を基に、接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、接触物について特定した座標を基に、接触物による画面に対する操作内容を特定する。
従って、ユーザは、モニタ2に表示されている画面に接触物を接触させることにより、情報処理装置3への入力操作が可能となる。そのため、モニタ2をタッチパネル化することが可能となる。
また、モニタ2をタッチパネル化するに際しては、入力操作に用いる接触物は、超音波を反射する棒状のものであれば良いことから、指でも良い。そのため、本実施の形態1は、特許文献1,3,5に記載の技術とは異なり、ユーザが指で入力操作を行うことが可能となる。
また、モニタ2をタッチパネル化するに際しては、モニタ2における画面の表示領域の四隅のいずれかに超音波センサ1を設置すれば良い。そのため、本実施の形態1は、特許文献2に記載の技術のように、モニタサイズの制限を受けることがない。
また、モニタ2をタッチパネル化するに際しては、1つの超音波センサ1が必要なだけである。そのため、本実施の形態1は、3つ以上の超音波センサが必要な特許文献4に記載の技術と比較して、コスト面で有利となる。
また、情報処理装置3内の各機能ブロックは、後述のように、プロセッサによりメモリから読み出されて実行されるプログラムによって実現することが可能である。そのため、このプログラムをインストールすれば、既存の情報処理装置3であっても、モニタ2をタッチパネル化して利用することができる。
(2)実施の形態2
<実施の形態2の構成>
図6は、本実施の形態2に係る入力システムの構成の一例を示す図である。
図6に示されるように、本実施の形態2に係る入力システムは、2個の超音波センサ1,5を使用する点が、1個の超音波センサ1を使用する実施の形態1とは異なる。
超音波センサ5は、超音波センサ1と同様の機能を備えた小型のセンサ装置である。超音波センサ5は、モニタ2における画面の表示領域の四隅のうち超音波センサ1を設置した隅の対角となる隅に設置される。図6においては、超音波センサ1は、左上の隅に設置され、超音波センサ1は、左上の隅の対角となる右下の隅に設置されている。
ここで、超音波センサ5は、超音波センサ1の超音波とは周波数帯域が異なる超音波を発信及び受信する。そのため、超音波センサ1の超音波と超音波センサ5の超音波とは区別可能とされている。従って、超音波センサ1は、超音波センサ5から発信された超音波を受信せず、超音波センサ1が発信し接触物で反射した超音波のみを受信することができる。同様に、超音波センサ5は、超音波センサ1から発信された超音波を受信せず、超音波センサ5が発信し接触物で反射した超音波のみを受信することができる。
本実施の形態2は、2個の超音波センサ1,5を使用することにより、2つの接触物による情報処理装置3への入力操作を可能とするものである。以下では、入力操作に用いる接触物が、指fであるものとして説明する。図6においては、指fの例として、指f1,f2が示されている。
例えば、実施の形態1のように1個の超音波センサ1を使用するときに、超音波センサ1と2本の指fが直線上に並んだとする。この場合、超音波センサ1から遠い方の指fは、超音波センサ1から近い方の指fのせいで、超音波センサ1から超音波が届かず超音波を反射できないため、接触位置の座標を特定することができないという問題がある。
そこで、本実施の形態2は、対角に2個の超音波センサ1,5を設置している。そのため、超音波センサ1と2本の指fが直線上に並んだ場合でも、超音波センサ1から遠い方の指は、超音波センサ5からは超音波が届き、超音波を反射できる。従って、上記の問題を回避することができる。
図7は、本実施の形態2に係る超音波センサ1,5及び情報処理装置3の機能ブロック構成の一例を示すブロック図である。なお、図7においては、超音波センサ1,5及び情報処理装置3の機能ブロックとして、モニタ2のタッチパネル化に係る機能ブロックのみを抜粋して図示しており、その他の機能ブロックの図示は省略している。
図7に示されるように、超音波センサ1は、図2と同様に、超音波管理部11と、超音波発信器12と、超音波受信器13と、を備えている。また、超音波センサ5は、超音波管理部51と、超音波発信器52と、超音波受信器53と、を備えている。また、情報処理装置3は、図2と同様に、モニタ情報処理部31と、座標特定部32と、操作内容特定部33と、を備える他、座標特定部34を備えている。
モニタ情報処理部31は、ユーザにより、超音波センサ1,5に係るセンサ設置位置情報、モニタ2に係るモニタサイズ情報、及び、超音波センサ1,5に係るセンサ設置位置補正情報が入力される。なお、センサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及び、センサ設置位置補正情報は、実施の形態1で説明したものと同様である。
モニタ情報処理部31は、超音波センサ1に係るセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及び、超音波センサ1に係るセンサ設置位置補正情報を、超音波センサ1の超音波管理部11に送信する。また、モニタ情報処理部31は、超音波センサ5に係るセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及び、超音波センサ5に係るセンサ設置位置補正情報を、超音波センサ5の超音波管理部51に送信する。また、モニタ情報処理部31は、超音波センサ1,5に係るセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及び、超音波センサ1,5に係るセンサ設置位置補正情報を、情報処理装置3の座標特定部32,34に出力する。
超音波管理部11は、情報処理装置3のモニタ情報処理部31から受信したセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を基に、超音波センサ1の設置位置を特定すると共に、モニタ2をタッチパネル化する際の超音波の有効範囲を特定する。なお、超音波センサ1の設置位置及び超音波の有効範囲の特定方法は、実施の形態1で説明したものと同様である。
また、超音波管理部11は、有効範囲に超音波を発信するように、超音波発信器12から発信する超音波の強度及び角度を調整する。また、超音波管理部11は、有効範囲から超音波を受信するように、超音波受信器13が受信する超音波の強度及び角度を調整する。
超音波発信器12は、モニタ2に表示されている画面上の有効範囲内に、画面に略平行に超音波を発信する。超音波受信器13は、超音波発信器12から発信されて、有効範囲内にある指fで反射された超音波を受信する。
超音波管理部11は、超音波受信器13で受信された超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、情報処理装置3の座標特定部32に送信する。なお、超音波受信器13が同時に複数の超音波を受信した場合(例えば、複数の指fで画面に接触した場合)、超音波管理部11は、複数の超音波の各々の超音波受信情報を送信する。
図6の例においては、超音波センサ1は、2本の指f1,f2でそれぞれ反射した超音波を受信する。そのため、超音波管理部11は、2本の指f1,f2でそれぞれ反射した超音波に係る2つの超音波受信情報を送信する。
超音波管理部51は、情報処理装置3のモニタ情報処理部31から受信したセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を基に、超音波センサ5の設置位置を特定すると共に、モニタ2をタッチパネル化する際の超音波の有効範囲を特定する。なお、超音波センサ5の設置位置及び超音波の有効範囲の特定方法は、実施の形態1で説明したものと同様である。
また、超音波管理部51は、有効範囲に超音波を発信するように、超音波発信器52から発信する超音波の強度及び角度を調整する。また、超音波管理部51は、有効範囲から超音波を受信するように、超音波受信器53が受信する超音波の強度及び角度を調整する。
超音波発信器52は、モニタ2に表示されている画面上の有効範囲内に、画面に略平行に超音波を発信する。超音波受信器53は、超音波発信器52から発信されて、有効範囲内にある指fで反射された超音波を受信する。
超音波管理部51は、超音波受信器53で受信された超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、情報処理装置3の座標特定部34に送信する。なお、超音波受信器53が同時に複数の超音波を受信した場合(例えば、複数の指fで画面に接触した場合)、超音波管理部51は、複数の超音波の各々の超音波受信情報を送信する。
図6の例においては、超音波センサ5は、2本の指f1,f2でそれぞれ反射した超音波を受信する。そのため、超音波管理部51は、2本の指f1,f2でそれぞれ反射した超音波に係る2つの超音波受信情報を送信する。
座標特定部32,34は、モニタ情報処理部31から入力されたセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を基に、超音波センサ1,5の設置位置を特定すると共に、モニタ2をタッチパネル化する際の超音波の有効範囲を特定する。なお、超音波センサ1,5の設置位置及び超音波の有効範囲の特定方法は、実施の形態1で説明したものと同様である。
座標特定部32は、超音波センサ1の超音波管理部11から受信した超音波受信情報を基に、第1の指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する。なお、座標特定部32は、超音波管理部11から複数の超音波受信情報を受信した場合、複数の超音波受信情報の中から強度が最も高い超音波受信情報(すなわち、超音波センサ1から最も近い位置で反射した超音波に係る超音波受信情報)を選択する。そして、座標特定部32は、選択した超音波受信情報を基に、第1の指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する。
図6の例においては、超音波センサ1は、2本の指f1,f2でそれぞれ反射した超音波を受信するが、超音波センサ1から最も近い指fは指f1であり、指f1で反射した超音波の強度が最も高い。そのため、座標特定部32は、第1の指fとして指f1の接触位置の座標を特定する。
座標特定部34は、超音波センサ5の超音波管理部51から受信した超音波受信情報を基に、第2の指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する。なお、座標特定部34は、超音波管理部51から複数の超音波受信情報を受信した場合、複数の超音波受信情報の中から強度が最も高い超音波受信情報(すなわち、超音波センサ5から最も近い位置で反射した超音波に係る超音波受信情報)を選択する。そして、座標特定部34は、選択した超音波受信情報を基に、第2の指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する。
図6の例においては、超音波センサ5は、2本の指f1,f2でそれぞれ反射した超音波を受信するが、超音波センサ5から最も近い指fは指f2であり、指f2で反射した超音波の強度が最も高い。そのため、座標特定部34は、第2の指fとして指f2の接触位置の座標を特定する。
操作内容特定部33は、座標特定部32で第1の指fについて特定された座標と、座標特定部34で第2の指fについて特定された座標と、を基に、第1の指f及び第2の指fの少なくとも1つによる画面に対する操作内容(例えば、クリック操作、ドラッグ操作、ピンチイン・ピンチアウト操作、画面スクロール操作等)を特定する。
このとき、操作内容特定部33は、座標特定部32で第1の指fについて特定された座標と、座標特定部34で第2の指fについて特定された座標と、の間の距離が閾値以上である場合、第1の指fと第2の指fとは異なるものであると判断する。そして、操作内容特定部33は、座標特定部32で第1の指fについて特定された座標と、座標特定部34で第2の指fについて特定された座標と、を基に、第1の指f及び第2の指fによる画面に対する操作内容(例えば、ピンチイン・ピンチアウト操作、画面スクロール操作等)を特定する。
また、操作内容特定部33は、座標特定部32で第1の指fについて特定された座標と、座標特定部34で第2の指fについて特定された座標と、の間の距離が閾値未満である場合、第1の指fと第2の指fとは同じもの(例えば、同じ指fの表と裏)であると判断する。そして、操作内容特定部33は、座標特定部32で第1の指fについて特定された座標を選択し、選択した座標を基に、第1の指fによる画面に対する操作内容(例えば、クリック操作、ドラッグ操作等)を特定する。
<実施の形態2の動作>
以下、本実施の形態2に係る入力システムの動作について説明する。なお、超音波センサ1,5の処理フローは、図4で説明した実施の形態1の処理フローと同様であるため、以下では、情報処理装置3の処理フローについてのみ説明する。
図8は、本実施の形態2に係る情報処理装置3の処理フローの一例を示すフロー図である。
図8に示されるように、モニタ情報処理部31は、超音波センサ1に係るセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及び、超音波センサ1に係るセンサ設置位置補正情報を、超音波センサ1の超音波管理部11に送信すると共に、超音波センサ5に係るセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及び、超音波センサ5に係るセンサ設置位置補正情報を、超音波センサ5の超音波管理部51に送信する(ステップS301)。このとき、モニタ情報処理部31は、超音波センサ1,5に係るセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及び、超音波センサ1,5に係るセンサ設置位置補正情報を、座標特定部32,34にも出力する。
続いて、座標特定部32,34は、モニタ情報処理部31から入力されたセンサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を基に、超音波センサ1,5の設置位置を特定すると共に、モニタ2をタッチパネル化する際の超音波の有効範囲を特定する(ステップS302)。
以降、座標特定部32は、超音波センサ1の超音波管理部11から、超音波受信情報を受信したか否かを判断する(ステップS303)。また、座標特定部34は、超音波センサ5の超音波管理部51から、超音波受信情報を受信したか否かを判断する(ステップS307)。
座標特定部32は、超音波センサ1の超音波管理部11から超音波受信情報を受信した場合(ステップS303のYes)、ステップS303で受信した超音波受信情報が複数であるか否かを判断する(ステップS304)。
ステップS303で受信した超音波受信情報が複数でない場合(ステップS304のNo)、座標特定部32は、ステップS303で受信した超音波受信情報を基に、第1の指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する(ステップS306)。
一方、ステップS303で受信した超音波受信情報が複数である場合(ステップS304のYes)、座標特定部32は、ステップS303で受信した複数の超音波受信情報の中から強度が最も高い超音波受信情報を選択する(ステップS305)。そして、座標特定部32は、ステップS305で選択した超音波受信情報を基に、第1の指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する(ステップS306)。
また、座標特定部34は、超音波センサ5の超音波管理部51から超音波受信情報を受信した場合(ステップS307のYes)、ステップS307で受信した超音波受信情報が複数であるか否かを判断する(ステップS308)。
ステップS307で受信した超音波受信情報が複数でない場合(ステップS308のNo)、座標特定部34は、ステップS307で受信した超音波受信情報を基に、第2の指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する(ステップS310)。
一方、ステップS307で受信した超音波受信情報が複数である場合(ステップS308のYes)、座標特定部34は、ステップS307で受信した複数の超音波受信情報の中から強度が最も高い超音波受信情報を選択する(ステップS309)。そして、座標特定部34は、ステップS309で選択した超音波受信情報を基に、第2の指fが接触した画面上の接触位置の座標を特定する(ステップS310)。
続いて、操作内容特定部33は、ステップS306で第1の指fについて特定された座標と、ステップS310で第2の指fについて特定された座標と、の間の距離が閾値以上であるか否かを判断する(ステップS311)。
座標間の距離が閾値以上である場合(ステップS311のYes)、操作内容特定部33は、第1の指fと第2の指fとは異なるものであると判断し、ステップS306で第1の指fについて特定された座標と、ステップS310で第2の指fについて特定された座標と、を基に、第1の指f及び第2の指fによる画面に対する操作内容(例えば、ピンチイン・ピンチアウト操作、画面スクロール操作等)を特定する(ステップS312)。その後、ステップS303,S307に戻る。
一方、座標間の距離が閾値未満である場合(ステップS311のNo)、操作内容特定部33は、第1の指fと第2の指fとは同じもの(例えば、同じ指fの表と裏)であると判断し、ステップS306で第1の指fについて特定された座標を基に、第1の指fによる画面に対する操作内容(例えば、クリック操作、ドラッグ操作等)を特定する(ステップS313)。その後、ステップS303,S307に戻る。
なお、ステップS312,S313において、操作内容特定部33は、ステップS306で第1の指fについて特定された1つの座標とステップS310で第2の指fについて特定された1つの座標だけでは操作内容を特定することができない場合が多いと考えられる。そのため、操作内容特定部33で操作内容を特定できない場合は、ステップS312,S313をスルーしてステップS303,S307に戻り、ステップS306,S310が複数回実行されて、操作内容を特定できるようになった後に、ステップS312,S313において、操作内容特定部33が操作内容を特定しても良い。
<実施の形態2の効果>
上述のように本実施の形態2によれば、超音波センサ1と同様の機能を備える超音波センサ5を、モニタ2における画面の表示領域の四隅のうち超音波センサ1とは対角の隅に設置する。情報処理装置3は、超音波センサ1から受信した超音波受信情報を基に、第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、超音波センサ5から受信した超音波受信情報を基に、第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、第1の接触物について特定した座標と、第2の接触物について特定した座標と、を基に、第1の接触物及び第2の接触物の少なくとも1つによる画面に対する操作内容を特定する。
従って、ユーザは、モニタ2に表示されている画面に1つ又は2つの接触物を接触させて、情報処理装置3への入力操作を行うことが可能となる。そのため、例えば、1つの指による入力操作(例えば、クリック操作、ドラッグ操作等)だけでなく、2つの指による入力操作(例えば、ピンチイン・ピンチアウト操作、画面スクロール操作等)を行うことも可能になる。
その他の効果は、実施の形態1と同様である。
(3)他の実施の形態
実施の形態1,2は、モニタをタッチパネル化していたが、タッチパネル化する対象はモニタに限定されない。
本発明は、超音波センサを配置し、超音波センサから、画面上に画面に略平行に超音波を発信及び受信するものである。そのため、モニタだけでなく、「スクリーン」や「空中」もタッチパネル化することが可能である。
<変形例1>
図9は、実施の形態2に係る入力システムの変形例1の構成の一例を示す図である。
図9の例においては、スクリーン7には、プロジェクタ6により情報処理装置3の画面が投影表示される。プロジェクタ6は、表示装置の一例である。そして、スクリーン7における画面の表示領域の対角となる隅に超音波センサ1,5をそれぞれ設置する。これにより、スクリーン7がタッチパネル化され、ユーザは、スクリーン7に投影表示されている画面に接触物を接触させることにより、情報処理装置3への入力操作が可能となる。なお、スクリーン7は、画面が投影されていなくても、タッチパネル化されている。
<変形例2>
図10は、実施の形態2に係る入力システムの変形例2の構成の一例を示す図である。
図10の例においては、空中には、ホログラフィプロジェクタ8により情報処理装置3の画面がホログラフィ画面Hとして投影表示される。ホログラフィプロジェクタ8は、表示装置の一例である。そして、ホログラフィ画面Hが投影表示される予定の表示領域の対角となる隅に超音波センサ1,5をそれぞれ設置する。これにより、空中のホログラフィ画面Hの表示領域がタッチパネル化され、ユーザは、空中に投影表示されているホログラフィ画面Hに接触物を接触させることにより、情報処理装置3への入力操作が可能となる。
その他にも、机等をタッチパネル化することが考えられる。この場合、机等の上に、モニタ等に表示される情報処理装置の画面の表示領域と同サイズの領域を確保し、確保した領域の四隅のいずれかに超音波センサを設置する。これにより、机等がタッチパネル化され、ユーザは、机等の上に接触物を接触させることにより、情報処理装置への入力操作が可能となる。
なお、本開示は上記の実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、センサ設置位置情報、モニタサイズ情報、及びセンサ設置位置補正情報を用いて、モニタをタッチパネル化する際の超音波の有効範囲を特定していたが、ズレ防止等のために、有効範囲をさらに調整しても良い。例えば、超音波センサの設置位置から画面上の一番近い場所(例えば、図1の例では画面左上)と一番遠い場所(例えば、図1の例では画面右下)とをユーザにタッチさせることで、有効範囲を調整することが考えられる。
また、上記の実施の形態においては、情報処理装置から超音波センサに対し、センサ設置位置補正情報も送信し、超音波センサにおける超音波の有効範囲の特定にセンサ設置位置補正情報を使用していた。情報処理装置は、接触物の接触位置の座標を高精度に特定するために、有効範囲を高精度に特定する必要がある。これに対して、超音波センサは、超音波の発信範囲及び受信範囲を調整するために、有効範囲を特定するが、超音波の発信範囲及び受信範囲にはそれほどの精度は要求されない。そのため、情報処理装置から超音波センサに対し、センサ設置位置補正情報を送信せず、超音波センサは、センサ設置位置情報及びモニタサイズ情報のみを用いて、有効範囲を特定しても良い。
また、上記の実施の形態において、情報処理装置内の各機能ブロックは、ハードウェア的には、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、メモリ、その他の回路で実現することができ、ソフトウェア的には、プロセッサによりメモリから読み出されて実行されるプログラム等によって実現することができる。したがって、これらの各機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
また、上記のプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、CD−R(CD-Recordable)、CD−R/W(CD-ReWritable)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されても良い。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
情報処理装置と、
前記情報処理装置の画面を表示する表示装置と、
前記画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサと、を備え、
前記超音波センサは、
前記画面上に、前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射した超音波を受信し、受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、
前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
前記接触物について特定した座標を基に、前記接触物による前記画面に対する操作内容を特定する、
入力システム。
(付記2)
前記情報処理装置は、
前記超音波センサから複数の前記超音波受信情報を受信した場合、複数の前記超音波受信情報のうち強度が最も高い前記超音波受信情報を選択し、選択した前記超音波受信情報を基に、前記接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する、
付記1に記載の入力システム。
(付記3)
前記画面の表示領域の四隅のうち前記超音波センサとは対角の隅に設置された第2の超音波センサをさらに備え、
前記第2の超音波センサは、
前記画面上に、前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している前記接触物で反射した超音波を受信し、受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を前記情報処理装置に送信し、
前記情報処理装置は、
前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
前記第2の超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物の少なくとも1つによる前記画面に対する操作内容を特定する、
付記1に記載の入力システム。
(付記4)
前記情報処理装置は、
前記超音波センサから複数の前記超音波受信情報を受信した場合、複数の前記超音波受信情報のうち強度が最も高い前記超音波受信情報を選択し、選択した前記超音波受信情報を基に、前記第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
前記第2の超音波センサから複数の前記超音波受信情報を受信した場合、複数の前記超音波受信情報のうち強度が最も高い前記超音波受信情報を選択し、選択した前記超音波受信情報を基に、前記第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する、
付記3に記載の入力システム。
(付記5)
前記情報処理装置は、
前記第1の接触物について特定した座標と前記第2の接触物について特定した座標との間の距離が閾値以上である場合、前記第2の接触物は、前記第1の接触物とは異なるものであると判断し、前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物による前記画面に対する操作内容を特定し、
前記第1の接触物について特定した座標と前記第2の接触物について特定した座標との間の距離が前記閾値未満である場合、前記第2の接触物は、前記第1の接触物とは同じものであると判断し、前記第1の接触物について特定した座標を基に、前記第1の接触物による前記画面に対する操作内容を特定する、
付記3又は4に記載の入力システム。
(付記6)
情報処理装置の画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記超音波センサから受信し、前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する座標特定部と、
前記接触物について特定された座標を基に、前記接触物による前記画面に対する操作内容を特定する操作内容特定部と、を備える、
情報処理装置。
(付記7)
前記画面の表示領域の四隅のうち前記超音波センサとは対角の隅に設置された第2の超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記第2の超音波センサから受信し、前記第2の超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する第2の座標特定部をさらに備え、
前記座標特定部は、前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
前記操作内容特定部は、前記第1の接触物について特定された座標と、前記第2の接触物について特定された座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物の少なくとも1つによる前記画面に対する操作内容を特定する、
付記6に記載の情報処理装置。
(付記8)
情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置の画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記超音波センサから受信する受信ステップと、
前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する座標特定ステップと、
前記接触物について特定した座標を基に、前記接触物による前記画面に対する操作内容を特定する操作内容特定ステップと、を含む、
制御方法。
(付記9)
前記画面の表示領域の四隅のうち前記超音波センサとは対角の隅に設置された第2の超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記第2の超音波センサから受信する第2の受信ステップと、
前記第2の超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する第2の座標特定ステップと、をさらに含み、
前記座標特定ステップでは、前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
前記操作内容特定ステップでは、前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物の少なくとも1つによる前記画面に対する操作内容を特定する、
付記8に記載の制御方法。
(付記10)
コンピュータに、
情報処理装置の画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記超音波センサから受信する受信手順と、
前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する座標特定手順と、
前記接触物について特定した座標を基に、前記接触物による前記画面に対する操作内容を特定する操作内容特定手順と、
を実行させるためのプログラム。
(付記11)
前記コンピュータに、
前記画面の表示領域の四隅のうち前記超音波センサとは対角の隅に設置された第2の超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記第2の超音波センサから受信する第2の受信手順と、
前記第2の超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する第2の座標特定手順と、をさらに実行させ、
前記座標特定手順では、前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
前記操作内容特定手順では、前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物の少なくとも1つによる前記画面に対する操作内容を特定する、
付記10に記載のプログラム。
f,f1,f2 指
1 超音波センサ
11 超音波管理部
12 超音波発信器
13 超音波受信器
2 モニタ
3 情報処理装置
31 モニタ情報処理部
32,34 座標特定部
33 操作内容特定部
4 ケーブル
5 超音波センサ
51 超音波管理部
52 超音波発信器
53 超音波受信器
6 プロジェクタ
7 スクリーン
8 ホログラフィプロジェクタ
H ホログラフィ画面

Claims (5)

  1. 情報処理装置と、
    前記情報処理装置の画面を表示する表示装置と、
    前記画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサと、
    前記画面の表示領域の四隅のうち前記超音波センサとは対角の隅に設置された第2の超音波センサと、を備え、
    前記超音波センサは、
    前記画面上に、前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射した超音波を受信し、受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を前記情報処理装置に送信し、
    前記第2の超音波センサは、
    前記画面上に、前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している前記接触物で反射した超音波を受信し、受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置は、
    前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
    前記第2の超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
    前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物の少なくとも1つによる前記画面に対する操作内容を特定
    前記第1の接触物について特定した座標と前記第2の接触物について特定した座標との間の距離が閾値以上である場合、前記第2の接触物は、前記第1の接触物とは異なるものであると判断し、前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物による前記画面に対する操作内容を特定し、
    前記第1の接触物について特定した座標と前記第2の接触物について特定した座標との間の距離が前記閾値未満である場合、前記第2の接触物は、前記第1の接触物とは同じものであると判断し、前記第1の接触物について特定した座標を基に、前記第1の接触物による前記画面に対する操作内容を特定する、
    入力システム。
  2. 前記情報処理装置は、
    前記超音波センサから複数の前記超音波受信情報を受信した場合、複数の前記超音波受信情報のうち強度が最も高い前記超音波受信情報を選択し、選択した前記超音波受信情報を基に、前記第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定し、
    前記第2の超音波センサから複数の前記超音波受信情報を受信した場合、複数の前記超音波受信情報のうち強度が最も高い前記超音波受信情報を選択し、選択した前記超音波受信情報を基に、前記第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する、
    請求項に記載の入力システム。
  3. 情報処理装置の画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記超音波センサから受信し、前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する座標特定部と、
    前記画面の表示領域の四隅のうち前記超音波センサとは対角の隅に設置された第2の超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記第2の超音波センサから受信し、前記第2の超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する第2の座標特定部と、
    前記第1の接触物について特定された座標と、前記第2の接触物について特定された座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物の少なくとも1つによる前記画面に対する操作内容を特定する操作内容特定部と、を備
    前記操作内容特定部は、
    前記第1の接触物について特定した座標と前記第2の接触物について特定した座標との間の距離が閾値以上である場合、前記第2の接触物は、前記第1の接触物とは異なるものであると判断し、前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物による前記画面に対する操作内容を特定し、
    前記第1の接触物について特定した座標と前記第2の接触物について特定した座標との間の距離が前記閾値未満である場合、前記第2の接触物は、前記第1の接触物とは同じものであると判断し、前記第1の接触物について特定した座標を基に、前記第1の接触物による前記画面に対する操作内容を特定する、
    情報処理装置。
  4. 情報処理装置の制御方法であって、
    前記情報処理装置の画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記超音波センサから受信する受信ステップと、
    前記画面の表示領域の四隅のうち前記超音波センサとは対角の隅に設置された第2の超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記第2の超音波センサから受信する第2の受信ステップと、
    前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する座標特定ステップと、
    前記第2の超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する第2の座標特定ステップと、
    前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物の少なくとも1つによる前記画面に対する操作内容を特定する操作内容特定ステップと、を含
    前記操作内容特定ステップでは、
    前記第1の接触物について特定した座標と前記第2の接触物について特定した座標との間の距離が閾値以上である場合、前記第2の接触物は、前記第1の接触物とは異なるものであると判断し、前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物による前記画面に対する操作内容を特定し、
    前記第1の接触物について特定した座標と前記第2の接触物について特定した座標との間の距離が前記閾値未満である場合、前記第2の接触物は、前記第1の接触物とは同じものであると判断し、前記第1の接触物について特定した座標を基に、前記第1の接触物による前記画面に対する操作内容を特定する、
    制御方法。
  5. コンピュータに、
    情報処理装置の画面の表示領域の四隅のいずれかに設置された超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記超音波センサから受信する受信手順と、
    前記画面の表示領域の四隅のうち前記超音波センサとは対角の隅に設置された第2の超音波センサが、前記画面上に前記画面に略平行に超音波を発信し、発信した超音波が前記画面に接触している接触物で反射されて受信した超音波の強度及び角度を示す超音波受信情報を、前記第2の超音波センサから受信する第2の受信手順と、
    前記超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第1の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する座標特定手順と、
    前記第2の超音波センサから受信した前記超音波受信情報を基に、前記接触物のうち第2の接触物が接触した画面上の接触位置の座標を特定する第2の座標特定手順と、
    前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物の少なくとも1つによる前記画面に対する操作内容を特定する操作内容特定手順と、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記操作内容特定手順では、
    前記第1の接触物について特定した座標と前記第2の接触物について特定した座標との間の距離が閾値以上である場合、前記第2の接触物は、前記第1の接触物とは異なるものであると判断し、前記第1の接触物について特定した座標と、前記第2の接触物について特定した座標と、を基に、前記第1の接触物及び前記第2の接触物による前記画面に対する操作内容を特定し、
    前記第1の接触物について特定した座標と前記第2の接触物について特定した座標との間の距離が前記閾値未満である場合、前記第2の接触物は、前記第1の接触物とは同じものであると判断し、前記第1の接触物について特定した座標を基に、前記第1の接触物による前記画面に対する操作内容を特定する、
    プログラム。
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