JP6574880B1 - 醗酵処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】、テンション調節機構の軸受周辺の強度を簡易に向上させることができる攪拌機を備えた醗酵処理装置を提供する。【解決手段】攪拌機を備えた醗酵処理装置において、攪拌機は、第1回転軸33に固定された第1回転輪と、第2回転輪と、無端状の回動体と、テンション調節機構とを備える。このテンション調節機構は、ハウジング51と、ガイド部材53と、ハウジング55に摺動可能に設けられた収容部材55と、収容部材55に収容された軸受57と、収容部材55用の操作部材とを有する。収容部材55は、第1回転軸33を貫通させて軸受57の少なくとも一部を収容する第1の構成部材81と、第1回転軸33を貫通させて第1の構成部材81に取り付けられた第2の構成部材83と、第1回転軸33を貫通させて第1の構成部材81及び第2の構成部材83を覆うとともにガイド部材53により案内されつつ摺動可能に構成されたカバー部材85とを含む。【選択図】図3

Description

本発明は、醗酵処理装置に関する。
従来、処理槽に蓄えられ処理物を撹拌するための攪拌機を備えた醗酵処理装置が知られている。この種の醗酵処理装置は、例えば、特許文献1に示すように、攪拌用コンベア(攪拌機)にテンション調節機構を備えている。
テンション調節機構は、攪拌用コンベアにおいて、第1回転軸上の第1スプロケットと第2回転軸上の第2スプロケットとの間に巻き掛けられた無端チェーンのテンションを調節することができるように構成されている。
テンション調節機構においては、ハウジングと、このハウジンに上下摺動自在に設けられた軸受とが設けられている。そして、この軸受に、第1回転軸が回転自在に保持されている。
ここで、第1回転軸は、第2回転軸と所定間隔を隔てて設けられており、攪拌用コンベアを駆動するための電動モータからの駆動力を受け、これにより回転するようになっている。
特開平9−174016公報
しかしながら、従来のような醗酵処理装置の攪拌機においては、テンション機調節機構の軸受周辺に十分な強度を確保することができず、第1回転軸の軸系に作用する荷重によって軸受周辺の破損が生じやすくなっていた。
強度の向上を図る手段としては、テンション機調節機構の軸受周辺を大型化することが考えられるが、この場合には軸受に対応するハウジングも大型化せざるを得ず、既存のハウジングを使用できなくなるという問題がある。
すなわち、軸受を大型化するだけでなく、それに応じてハウジングを大型化する場合には、攪拌機(場合によっては醗酵処理装置)全体の設計変更が必要となり、製造に関して大きなコストや手間がかかる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、テンション調節機構の軸受周辺の強度を簡易に向上させることができる攪拌機を備えた醗酵処理装置の提供を目的とする。
本発明は、
走行可能な台車と前記台車に設けられた攪拌機とを備え、前記台車の走行時に前記攪拌機が処理槽に蓄えられた処理物を撹拌することができるように構成された醗酵処理装置において、
前記攪拌機は、
駆動源からの駆動力を受ける第1回転軸に固定された第1回転輪と、
前記第1回転軸と所定間隔を隔てて設けられた第2回転軸に固定された第2回転輪と、
前記第1回転輪と前記第2回転輪とに巻き掛けられた無端状の回動体と、
前記回動体のテンションを調節するために、前記第1回転輪を前記第2回転輪に対して近接する方向又は離間する方向に移動させることができるように構成されたテンション調節機構とを備え、
前記テンション調節機構は、
前記攪拌機のうち前記第1回転輪側に設けられたハウジングと、
前記ハウジングに設けられたガイド部材と、
前記ハウジングに、前記第2回転輪に対して近接する方向又は離間する方向に前記ガイド部材に沿って摺動可能に設けられた収容部材と、
前記収容部材に、前記第1回転軸を支持した状態で収容された軸受と、
前記収容部材を前記ハウジングに対して摺動させる操作を実行可能な操作部材とを有し、
前記収容部材は、
前記第1回転軸を貫通させた第1貫通孔を有し、前記軸受の少なくとも一部を収容する第1の構成部材と、
前記第1回転軸を貫通させた第2貫通孔を有し、前記第1の構成部材に取り付けられた第2の構成部材と、
前記第1回転軸を貫通させた第3貫通孔を有し、前記第1の構成部材及び前記第2の構成部材を覆うとともに、前記ガイド部材により案内されつつ摺動可能に構成されたカバー部材とを含む、醗酵処理装置である。
この構成によれば、前記収容部材の製造時に、従来品に使用される材料に比べて強度がより大きい材料(金属等)を前記第1の構成部材及び前記第2の構成部材の少なくとも一方に使用することが可能となる。よって、前記収容部材の強度、ひいては前記軸受周辺の強度を簡易に向上させることができるとともに、前記収容部材、更には前記ハウジングを大型化させずに済む。
すなわち、前記攪拌機のテンション調節機構における前記収容部材に関して、前記攪拌機の駆動(前記第1回転軸の回転)に起因して、前記第1回転軸を支持する前記軸受周辺が損傷することを抑制することができる。しかも、このように強度を向上させた前記収容部材に対して既存のハウジングを利用することができる。結果、前記軸受周辺の強度の向上を低コストで実現することが可能となる。
本発明の別の態様によれば、
前記軸受は、その全体を前記第1の構成部材に収容された状態で、前記第2の構成部材と対向するように配置される。
この構成によれば、前記収容部材において、前記第2の構成部材を前記第1の構成部材から取り外すだけで、前記軸受を前記第1の構成部材に対して簡単に収容する又は取り出すことが可能となる。したがって、前記収容部材に対する前記軸受の着脱作業を容易なものにすることができる。
本発明の更なる態様によれば、
前記軸受は、前記第1の構成部材と前記第2の構成部材とに跨って収容される。
この構成によれば、前記収容部材において、前記第2の構成部材を前記第1の構成部材から取り外すだけで、前記軸受を前記第1の構成部材及び前記第2の構成部材に対して簡単に収容する又は取り出すことが可能となる。したがって、前記収容部材に対する前記軸受の着脱作業を容易なものにすることができる。
本発明によれば、テンション調節機構の軸受周辺の強度を簡易に向上させることができる攪拌機を備えた醗酵処理装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る醗酵処理装置の概略側面図である。 図1の醗酵処理装置におけるテンション調節機構の側面図である。 図2のA−A矢視断面図(一部省略)である。 (a)は、図3のテンション調節機構における収容部材の第1の構成部材を示す図である。(b)は、(a)の第1の構成部材の側面図である。 (a)は、図3のテンション調節機構における収容部材の第2の構成部材を示す図である。(b)は、(a)の第2の構成部材の側面図である。 (a)は、図3のテンション調節機構における収容部材のカバー部材を示す図である。(b)は、(a)のカバー部材の側面図である。 (a)は、図6のカバー部材を図2のテンション調節機構の側方から見た図である。(b)は、図6のカバー部材を図2のテンション調節機構の上側から見た図である。
まず、本発明の一実施形態に係る醗酵処理装置1の全体構成について説明する。
図1は、醗酵処理装置1の概略側面図である。
図1に示すように、醗酵処理装置1は、処理槽3に蓄えられた処理物5に対して醗酵乾燥処理を施すために用いられる。処理物5としては、例えば、牛、馬、豚及び鶏などの糞尿、又は、残飯を含むなどの汚泥を挙げることができる。
醗酵処理装置1は、走行可能な台車7と、この台車7に設けられた攪拌機9とを備えている。そして、醗酵処理装置1は、台車7の走行時に攪拌機9が処理槽3内の処理物5を撹拌することができるように構成されている。
台車7は、処理槽3の側壁の上に敷設されたレール11上を図1の矢印13方向に走行することができるように構成されている。なお、以下では、矢印13方向を醗酵処理装置1の前方向(台車7の走行方向)とする。
本実施形態において、台車7は、台車枠15と、複数の車輪17と、走行用駆動モータ19とを有している。
複数の車輪17は、それぞれ、レール11上で回転することができるように、台車枠15に回転自在に支持されている。走行用駆動モータ19は、複数の車輪17のうちの少なくとも1つを回転させ得るように設けられている。
そして、台車7が、走行用駆動モータ19を駆動源として車輪17を回転させて、レール11上を前方に向かって走行することができるようになっている。なお、台車7は、レール11上を自走可能なものであればよい。
また、攪拌機9は、台車7がレール11上を走行するとき、台車7の走行方向に一体的に移動しつつ、処理槽3内の処理物5を撹拌するように駆動し得る構成とされている。攪拌機9は、本実施形態においてはコンベア型攪拌機である。
攪拌機9は、台車7に対して前下方に向かって斜めに延びるように設けられ、台車7に前下がりの姿勢で装着されている。この前下がりの姿勢は、台車7の走行中、常に保たれるようになっている。
詳しくは、攪拌機9は、第1回転輪21と、第2回転輪23と、無端状の回動体25と、テンション調節機構27とを備えている。ここで、攪拌機9は、醗酵処理装置1の左右方向に所定幅を有している。
第1回転輪21は、駆動源としての撹拌用駆動モータ31からの駆動力を受ける第1回転軸33に固定されている。本実施形態において、第1回転輪21は、第1回転軸33の軸方向の両端部に設けられたスプロケットからなる。
第1回転軸33は、醗酵処理装置1の左右方向に延びた状態で、攪拌機9の機枠の上部に回転自在に支持されている。第1回転軸33は、台車7の台車枠15よりも上方に配置されている。
そして、第1回転軸33が、台車7に設けられた撹拌用駆動モータ31の駆動力を別の回転輪39等を介して受けた場合に回転し、これにより第1回転輪21を一体的に回転させるようになっている。
なお、第1回転軸33を回転させるための(即ち攪拌機9を駆動させるための)駆動源は、本実施形態においては電動モータからなる撹拌用駆動モータ31としているが、これに限定するものではない。
第2回転輪23は、第1回転軸33と所定間隔を隔てて設けられた第2回転軸35に固定されている。本実施形態において、第2回転輪23は、第2回転軸35の軸方向の両端部に設けられたスプロケットからなる。
第2回転軸35は、第1回転軸33と同じ方向に延びた状態で、攪拌機9の機枠の下部に回転自在に支持されている。第2回転軸35は、第1回転軸33に対してその前下方に略平行に配置されている。
無端状の回動体25は、第1回転輪21と第2回転輪23とに巻き掛けられている。本実施形態において、無端状の回動体25は、攪拌機9の延長方向に延びるように設けられた無端チェーンからなる。
回動体25には、掻上げ板37が取り付けられている。掻上げ板37は、第1回転軸33と同じ方向に延びた状態で、回動体25の巻回方向(矢印41方向及び矢印43方向を含む)に所定間隔ごとに設けられている。
テンション調節機構27は、回動体25のテンションを調節するために、第1回転輪21をこれが第2回転輪23に対して近接する方向(矢印43方向)又は離間する方向(矢印41方向)に移動させることができるように構成されている。
以上のような構成において、醗酵処理装置1が使用される場合には、台車7がレール11上に設置される。そして。台車7が矢印13方向に走行させられ、このときに攪拌機9が駆動させられる。
その駆動時、攪拌機9は、台車7の走行に伴って矢印13方向に移動しつつ、処理槽3内の処理物5のうち、当該攪拌機9の前方にある処理物5を矢印41方向に掻き上げ、その後に当該攪拌機9の概ね後下方(矢印45方向)に送る。
このような攪拌機9の駆動が台車7の走行中に継続する、即ち攪拌機9による撹拌作業が台車7の走行中に連続して行われる。よって、処理槽3内の処理物5に対して醗酵乾燥処理を施すことができる。
次に、攪拌機9のテンション調節機構27について詳細に説明する。
図2は、テンション調節機構27の側面図である。図3は、図2のA−A矢視断面図(一部省略)である。なお、図2においては、説明の便宜上、図1のテンション調節機構27の傾きを変えている。
図2、図3に示すように、テンション調節機構27は、ハウジング51と、ガイド部材53と、収容部材55と、軸受57と、操作部材59とを有している。テンション調節機構27は、攪拌機9の延長方向一端部に設けられている。
詳しくは、攪拌機9は、斜め方向に延びた状態で設けられており、斜め方向(延長方向)一端部として後上端部を有するとともに、斜め方向(延長方向)他端部として前下端部とを有している。そして、この攪拌機9の後上端部に、テンション調節機構27が設けられている。
ハウジング51は、攪拌機9のうち第1回転輪21側(後上端部側)に設けられている。詳しくは、ハウジング51は、攪拌機9の後上端部をなすように、攪拌機9の後上端部において台車7の台車枠15よりも上方に配置されている。
ハウジング51は、ガイド部材53及び収容部材55を収容し得る内部空間60を有している。この内部空間60は、矢印61方向又は矢印63方向への収容部材55の変位を許容可能な大きさをもつ。
ここで、矢印61方向は、第1回転輪21を第2回転輪23に対して近接する方向(矢印43方向)と同じ方向である。矢印63方向は、第1回転輪21を第2回転輪23に対して離間する方向(矢印41方向)と同じ方向である。
ガイド部材53は、ハウジング51に設けられている。本実施形態において、ガイド部材53は、ハウジング51の内部空間60に臨むように、ハウジング51の内側に設けられている。
ガイド部材53は、角棒状体からなり、攪拌機9の延長方向(即ち矢印61・63方向)に延びるように配置されている。ガイド部材53は、この延長方向と直交する方向において互いに対向するように複数(2つ)設けられている。
収容部材55は、ハウジング51に、第2回転輪23に対して近接する方向(矢印61方向)又は離間する方向(矢印63方向)にガイド部材53に沿って摺動可能に設けられている。本実施形態において、収容部材55は箱状体からなる。
収容部材55は、ガイド部材53と嵌合可能な案内部65を外周部に有している。案内部65は、ガイド部材53と同数設けられ、ガイド部材53に対してその延長方向(矢印61・63方向)に相対移動可能に嵌合している。
軸受57は、収容部材55に、第1回転軸33を支持した状態で設けられている。本実施形態において、軸受57は自動調心ころ軸受からなる。なお、軸受57の種類は、これに限定するものではない。
操作部材59は、収容部材55をハウジング51に対して摺動させる操作を実行可能に構成されている。本実施形態において、操作部材59は、収容部材55と一体的に移動し得る操作軸67を有している。
操作軸67は、ガイド部材53の延長方向(矢印61・63方向)に延びている。操作軸67はハウジング51の上部に相対移動可能に設けられ、ハウジング51の内部空間60との外部空間69とにわたって配されている。
操作軸67は、ハウジング51の上部に固定されたナット71に螺合され、当該操作軸67の回転によってハウジング51の上部に対しガイド部材53の延長方向(矢印61方向又は矢印63方向)に移動し得るようになっている。
そして、このような操作軸67の回転時に、収容部材55を操作軸67と一体的に同じ方向に移動させるべく、内部空間60側に配置された操作軸67の軸方向一端部(下端部)が収容部材55(後述の連結部115)に固定されている。
以上のような構成により、テンション調節機構27においては、操作軸67の一方への回転によって、収容部材55を第2回転軸35に対して近接する方向(矢印61方向)にガイド部材53で案内しながら摺動させることが可能となる。
または、操作軸67の他方への回転によって、収容部材55を第2回転軸35に対して離間する方向(矢印63方向)にガイド部材53で案内しながら摺動させることが可能となる。
したがって、操作部材59によって収容部材55を介して軸受57ひいては第1回転軸33を収容部材55の摺動方向に移動させることが可能となる。よって、第2回転輪23に対する第1回転輪21の相対位置を変化させることができる。
そのため、テンション調節機構27を用いて第1回転輪21と第2回転輪23との相対距離を調整して、これらの回転輪21・23に巻回された無端状の回動体25のテンションを調節することが可能となる。
次に、テンション調節機構27の収容部材55について詳細に説明する。
図4(a)は、図3における収容部材55の第1の構成部材81を示す図である。図4(b)は、第1の構成部材81の側面図(図3の矢印73の方向から見た図)である。図5(a)は、図3における収容部材55の第2の構成部材83を示す図である。図5(b)は、第2の構成部材83の側面図である。
図6(a)は、図3における収容部材55のカバー部材85を示す図である。図6(b)は、カバー部材85の側面図である。図7(a)は、カバー部材85をテンション調節機構27の側方、即ち前側(又は後側)から見た図である。図7(b)は、カバー部材85をテンション調節機構27の上側から見た図である。
図3に示すように、収容部材55は、第1の構成部材81と、第2の構成部材83と、カバー部材85とを含んでいる。収容部材55は、軸受57を第1の構成部材81及び第2の構成部材83から構成された箱状体に収容し、その箱状体をカバー部材85により覆うことができるように構成されている。
図4(a)及び図4(b)にも示すように、第1の構成部材81は、第1回転軸33を貫通させた第1貫通孔91を有し、軸受57の少なくとも一部を収容するものである。本実施形態において、第1の構成部材81は、軸受57の略全部を収容し得るように構成されている。‘
第1の構成部材81は、直方体形状を有している。そして、この第1の構成部材81に、第1貫通孔91が第1回転軸33の軸方向に延びるように設けられている。第1貫通孔91は、本実施形態においては、第1回転軸33を挿通可能な丸孔状に形成されている。
第1の構成部材81は、第1貫通孔91によって、当該第1の構成部材81の一方側の外周部に第1開口部93を形成している。第1の構成部材81は、第1貫通孔91によって、当該第1の構成部材81の他方側の外周部に第1開口部93よりも大きく開口する第2開口部95を形成している。
第1の構成部材81は、また、当該第1の構成部材81の内周部に段状部97を有している。段状部97は、本実施形態においては、第1開口部93に連続する小径部分97aと、第2開口部95に連続する大径部分97bと、小径部分97aと大径部分97bとの間に位置する中径部分97cとから構成されている。
段状部97は、即ち小径部分97a、中径部分97c及び大径部分97bは、第1貫通孔91に臨むように設けられている。小径部分97aは、第1開口部93の径と略同じ寸法の径を有している。大径部分97bは、第2開口部95の径と略同じ寸法の径を有している。
そして、大径部分97bの径が、大径部分97bに軸受57(略全体)を嵌合することができるように、軸受57の外径と略同じに(又は大きく)設定されている。中径部分97cの径は、軸受57が大径部分97bに嵌合された後に中径部分97cに侵入しないように、軸受57の外径よりも小さく設定されている。
図5(a)及び図5(b)にも示すように、第2の構成部材83は、第1回転軸33を貫通させた第2貫通孔101を有し、第1の構成部材81に取り付けられるものである。本実施形態において、第2の構成部材83は、第1の構成部材81と協動して軸受57を保持し得るように構成されている。
第2の構成部材83は、板形状を有している。そして、この第2の構成部材83に、第2貫通孔101が第1回転軸33及び第1貫通孔91の軸方向に延びるように設けられている。第2貫通孔101は、本実施形態においては第1回転軸33を挿通可能な丸孔状に形成されている。
第2の構成部材83は、第2貫通孔101によって、当該第2の構成部材83の一方側の外周部に第3開口部103を形成している。第2の構成部材83は、第2貫通孔101によって、当該第2の構成部材83の他方側の外周部に第3開口部103よりも小さく開口する第4開口部105を形成している。
第3開口部103は、第4開口部105と連続的に設けられている。第3開口部103は、第1の構成部材81における中径部分97cの径と略同じ寸法の径を有している。第4開口部105は、第1の構成部材81における第1開口部93の径と略同じ寸法の径を有している。
そして、第2の構成部材83は、第3開口部103が第2開口部95と連通するように当該第2の構成部材83の一方側の外周部を第1の構成部材81の他方側の外周部に接触させた状態で、カバー部材85により第1の構成部材81と共に覆われている。
この状態においては、第1の構成部材81の大径部分97bに嵌合された軸受57の一部に第2の構成部材83の他方側の外周部の一部が当たり、第2の構成部材83が第1の構成部材81と協動して軸受57を挟み、第1の構成部材81と第2の構成部材83との間で位置決めするようになっている。
なお、図3に示すように、収容部材55内においては、第1の構成部材81の中径部分97cと第2の構成部材83の第3開口部103とに、それぞれ、第1の構成部材81の大径部分97bに嵌合された軸受57を挟むように、複数の環状のオイルシール107・109が設けられている。
図6(a)、図6(b)、図7(a)及び図7(b)にも示すように、カバー部材85は、第1回転軸33を貫通させた第3貫通孔111を有し、第1の構成部材81及び第2の構成部材83を覆うとともに、ガイド部材53により案内されつつ摺動可能に構成されている。
カバー部材85は、凹状に形成されており、延長部113と、連結部115を有している。延長部113は、矩形状の板体からなり、連結部115の周方向に複数設けられている。そして、第3貫通孔111が、互いに対向配置された2つの延長部113の各々に設けられている。
第3貫通孔111のうち一方の貫通孔は、第1の構成部材81における第1開口部93と連通するように配置されている。第3貫通孔111のうち他方の貫通孔は、第2の構成部材83における第4開口部105と連通するように配置されている。
本実施形態において、第3貫通孔111は、第1回転軸33を挿通可能な丸孔状に形成されている。そして、第3貫通孔111は、第1の構成部材81における第1開口部93及び第2の構成部材83における第4開口部105の各々から延出する第1回転軸33を通過させている。
連結部115は、矩形状板体からなり、延長部113の延長方向一端部(上端部)に設けられている。連結部115は、その四辺部の各々で延長部113と連結されている。連結部115の中央部付近には、操作部材59の操作軸67を挿通可能な挿通孔117が形成されている。
カバー部材85は、また、その外周部に、溝部を備えている。溝部119は、前述の案内部65を構成するためのものであり、ガイド部材53に応じて構成されている。詳しくは、溝部119は、ガイド部材53と同数設けられて、ガイド部材53を嵌合可能な平面視凹状に形成されている。
溝部119は、延長部113の延長方向に延びるように設けられている。溝部119は、ハウジング51から突出するガイド部材53の一部と相対移動可能に嵌合している。ここで、溝部119は、ガイド部材53との嵌合が保たれた状態で、ガイド部材53に対して相対移動する。
また、カバー部材85は、第1の構成部材81及び第2の構成部材83と接触するように、収容部材55を延長部113の内側に連結部115と反対側(下側)から嵌め入れている。そして、この状態で、カバー部材85が、第1の構成部材81及び第2の構成部材83の各々と一体的に移動可能とされている。
具体的には、カバー部材85、第1の構成部材81及び第2の構成部材83の各々に形成されたボルト孔121・123・125に通されたボルト127がナット129と螺合されることによって、カバー部材85と第1の構成部材81及び第2の構成部材83とが固定されている。
このような構成により、回動体25のテンションを調節するとき、テンション調節機構27において、収容部材55をハウジング51内でガイド部材53に沿って摺動させることが可能となる。この際、収容部材55の摺動によって、即ち第1の構成部材81及び第2の構成部材83を移動させて、これらに保持される第1回転軸33用の軸受57を移動させることができる。
つまり、軸受周辺の強度向上のための手段として軸受を収容する収容部材の拡大化を採用せずとも、攪拌機9のテンション調節機構27を機能させることができる。そして、このテンション調節機構27においては、軸受57を収容する収容部材55の強度(第1の構成部材81及び第2の構成部材83の少なくとも一方の強度)を容易に向上させることが可能となる。
収容部材55の容易な強度向上の手段としては、収容部材55の製造時に、従来品に使用される材料に比べて強度がより大きい材料(金属等)を第1の構成部材81及び第2の構成部材83の少なくとも一方に使用することが挙げられる。よって、収容部材55の強度、ひいては軸受57周辺の強度を簡易に向上させることができる一方、収容部材55、更にはハウジング51を大型化させずに済む。
結果、攪拌機9のテンション調節機構27における収容部材55に関して、攪拌機9の駆動(第1回転軸33の回転)に起因して、第1回転軸33を支持する軸受57周辺が損傷することを抑制することができる。しかも、このように強度を向上させた収容部材55に対して既存のハウジングを利用することができる。結果、軸受57周辺の強度の向上を低コストで実現することが可能となる。
また、本実施形態においては、図3に示すように、軸受57が、その全体を第1の構成部材81に収容された状態で、第2の構成部材83と対向するように配置されている。詳しくは、軸受57は、第2の構成部材83が第1の構成部材81から取り外された場合には外部に露出するように構成されている。
このような構成により、収容部材55において、第2の構成部材83を第1の構成部材81から取り外すだけで、軸受57を第1の構成部材81に対して簡単に収容する又は取り出すことが可能となる。したがって、収容部材55に対する軸受57の着脱作業を容易なものにすることができる。
なお、本発明における軸受は、本実施形態においては第1の構成部材81に全体が収容される軸受57としているが、第1の構成部材81と第2の構成部材83とに跨って収容される軸受としてもよい(即ち、本実施形態のように、第1の構成部材81のみに収容されるものでなくてもよい。)。
なお、上述の教示を考慮すれば、本発明が多くの変更形態および変形形態をとり得ることは明らかである。したがって、本発明が、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に記載された以外の方法で実施され得ることを理解されたい。
1 醗酵処理装置
3 処理層
5 処理物
7 台車
9 攪拌機
21 第1回転輪
23 第2回転輪
25 回動体
27 テンション調節機構
31 撹拌用駆動モータ(駆動源)
33 第1回転軸
35 第2回転軸
51 ハウジング
53 ガイド部材
55 収容部材
57 軸受
59 操作部材
81 第1の構成部材
83 第2の構成部材
85 カバー部材
91 第1貫通孔
101 第2貫通孔
111 第3貫通孔

Claims (3)

  1. 走行可能な台車と前記台車に設けられた攪拌機とを備え、前記台車の走行時に前記攪拌機が処理槽に蓄えられた処理物を撹拌することができるように構成された醗酵処理装置において、
    前記攪拌機は、
    駆動源からの駆動力を受ける第1回転軸に固定された第1回転輪と、
    前記第1回転軸と所定間隔を隔てて設けられた第2回転軸に固定された第2回転輪と、
    前記第1回転輪と前記第2回転輪とに巻き掛けられた無端状の回動体と、
    前記回動体のテンションを調節するために、前記第1回転輪を前記第2回転輪に対して近接する方向又は離間する方向に移動させることができるように構成されたテンション調節機構とを備え、
    前記テンション調節機構は、
    前記攪拌機のうち前記第1回転輪側に設けられたハウジングと、
    前記ハウジングに設けられたガイド部材と、
    前記ハウジングに、前記第2回転輪に対して近接する方向又は離間する方向に前記ガイド部材に沿って摺動可能に設けられた収容部材と、
    前記収容部材に、前記第1回転軸を支持した状態で収容された軸受と、
    前記収容部材を前記ハウジングに対して摺動させる操作を実行可能な操作部材とを有し、
    前記収容部材は、
    前記第1回転軸を貫通させた第1貫通孔を有し、前記軸受の少なくとも一部を収容する第1の構成部材と、
    前記第1回転軸を貫通させた第2貫通孔を有し、前記第1の構成部材に取り付けられた第2の構成部材と、
    前記第1回転軸を貫通させた第3貫通孔を有し、前記第1の構成部材及び前記第2の構成部材を覆うとともに、前記ガイド部材により案内されつつ摺動可能に構成されたカバー部材とを含む、醗酵処理装置。
  2. 前記軸受は、その全体を前記第1の構成部材に収容された状態で、前記第2の構成部材と対向するように配置される、請求項1に記載の醗酵処理装置。
  3. 前記軸受は、前記第1の構成部材と前記第2の構成部材とに跨って収容される、請求項1に記載の醗酵処理装置。
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