JP6573502B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ Download PDF

Info

Publication number
JP6573502B2
JP6573502B2 JP2015157480A JP2015157480A JP6573502B2 JP 6573502 B2 JP6573502 B2 JP 6573502B2 JP 2015157480 A JP2015157480 A JP 2015157480A JP 2015157480 A JP2015157480 A JP 2015157480A JP 6573502 B2 JP6573502 B2 JP 6573502B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transformer
totem pole
frequency
switch element
pole circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015157480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017038456A (ja
Inventor
健広 清水
健広 清水
松田 善秋
善秋 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2015157480A priority Critical patent/JP6573502B2/ja
Publication of JP2017038456A publication Critical patent/JP2017038456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6573502B2 publication Critical patent/JP6573502B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、DC−DCコンバータに関する。
近年、共振コンバータは小型化の要求を満たすために駆動周波数の高周波化が求められている。ただし、駆動周波数を高周波化すると共振コンバータの損失が増加してしまう。この問題を解決するために、共振コンバータに用いられるトランスをプレーナ構造のトランスとすることで交流抵抗を低減し、銅損を低減する方法がある。
特開2012−090423号公報
一般的に、プレーナ構造のトランスは、基板の同一平面上に巻線としての銅箔のパターンが形成されるため、トランスの1次側に大きな寄生容量Cpが形成される。そのため、共振インダクタLrと寄生容量Cpとが共振回路を構成し、その共振周波数とDC−DCコンバータの周波数とが近い値になる場合には、スイッチング周波数による出力の制御が困難となる。このような問題はプレーナ構造のトランスに限られた問題ではなく、1次側に寄生容量が形成される様々なトランスに共通する問題である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、トランスの寄生容量の影響を従来よりも受けずに出力の制御が可能となるDC−DCコンバータを提供することである。
本発明の一態様は、電源と、前記電源に接続され、第1のスイッチ素子を備える第1のトーテンポール回路と、前記電源に接続され、第2のスイッチ素子を備える第2のトーテンポール回路と、前記第1のトーテンポール回路に接続された第1の一次側巻線と、第1の二次側巻線とを備える第1のトランスと、前記第2のトーテンポール回路に接続されるともに、前記第1の一次側巻線と並列に接続された第2の一次側巻線と、前記第1の二次側巻線に直列に接続された第2の二次側巻線とを備える第2のトランスと、前記第1のトーテンポール回路の出力部と前記第1の一次側巻線との間に接続された第1の共振回路と、前記第2のトーテンポール回路の出力部と前記第2の一次側巻線との間に接続された第2の共振回路と、前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を制御して、前記第1のトランスと前記第2のトランスとを並列動作させる制御部と、を備え、前記制御部は、前記並列動作において、前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を制御する各制御信号の周波数を調整する周波数制御と、前記第1のトーテンポール回路に対して前記第2のトーテンポール回路の前記制御信号の位相をシフトする位相シフト制御と、を切り替えるDC−DCコンバータである。
また、本発明の一態様は、上述のDC−DCコンバータであって、前記周波数制御において前記制御信号の周波数が所定の周波数に達した場合には、前記周波数制御から前記位相シフト制御に切り替える。
また、本発明の一態様は、上述のDC−DCコンバータであって、前記制御部は、前記位相シフト制御において、前記第1のトランス及び第2のトランスの出力に応じて、前記位相のシフト量を変化させる。
以上説明したように、本発明によれば、トランスの寄生容量の影響を従来よりも受けずに出力の制御が可能となるDC−DCコンバータを提供することができる。
本実施形態におけるDC−DCコンバータ1の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態における制御を説明する図である。 本実施形態における制御部30の処理を示すフローチャート図である。 本実施形態の変形例におけるDC−DCコンバータ1の概略構成の一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。また、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
本実施形態におけるDC−DCコンバータは、スイッチ素子を備え、トランスの1次コイルに接続される複数のトーテンポール回路と、複数のトーテンポール回路の各出力部とトランスの一次コイルとの間に接続された共振回路と、トランスの出力に応じてスイッチ素子を制御する制御信号の周波数を調整する制御部と、を備える。制御部は、複数の前記トーテンポール回路の間で前記スイッチ素子の制御信号の位相をシフトする。
以下、実施形態の駆動回路を、図面を用いて説明する。なお、本実施形態では、説明の便宜のために、トーテンポール回路構成のLLC方式のDC−DCコンバータに基づいて駆動回路の構成を説明する。ただし、本明細書に記載された実施形態による構成をハーフブリッジ構成やフルブリッジ構成のLLC方式のDC−DCコンバータ等にも適用できる。
図1は、本実施形態におけるDC−DCコンバータ1の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、DC−DCコンバータ1は、電源5、複数のトーテンポール回路10(第1トーテンポール回路10−1及び第2トーテンポール回路10−2)、制御部30、複数の共振回路40(第1共振回路40−1及び第2共振回路40−2)、複数のトランス50(第1トランス50−1及び第2トランス50−2)及び交直変換回路60を備える。
トーテンポール回路10は、第1スイッチ素子Q1と第2スイッチ素子Q2とを直列接続して構成されている。トーテンポール回路10は、電源5から供給される直流電圧Vinを出力電圧Voutに変換して出力端子70から出力する。
トーテンポール回路10は、複数のスイッチ素子を備える。例えば、図1に示すように、トーテンポール回路10は、第1トーテンポール回路10−1及び第2トーテンポール回路10−2を備える。第1トーテンポール回路10−1は、一対のスイッチ素子Q1及びスイッチ素子Q2を備える。第2トーテンポール回路10−2は、スイッチ素子Q3及びスイッチ素子Q4を備える。ただし、本実施形態において、トーテンポール回路10は、複数個のスイッチ素子を備えていればよく、偶数個のスイッチ素子を備えていることが望ましい。なお、本実施形態では、第1トーテンポール回路10−1及び第2トーテンポール回路10−2は、互いに並列に接続されている。
例えば、スイッチ素子Q1〜Q4は、Si-FET(Field effect transistor)である。
スイッチ素子Q1及びスイッチ素子Q2は、互いに直列接続されている。具体的には、スイッチ素子Q1のソースとスイッチ素子Q2のドレインとが接続されている。スイッチ素子Q1のドレインが電源5の正端子に接続されている。スイッチ素子Q2のソースが電源5の負端子に接続されている。スイッチ素子Q1のソースとスイッチ素子Q2のドレインとの接続点に第1共振回路40−1が接続されている。スイッチ素子Q1及びスイッチ素子Q2のゲートは、それぞれ制御部30に接続されている。したがって、スイッチ素子Q1及びスイッチ素子Q2は、制御部30から出力される制御信号がそれぞれのゲートに入力されて、交互にオン・オフ駆動される。
スイッチ素子Q3及びスイッチ素子Q4は、互いに直列接続されている。具体的には、スイッチ素子Q3のソースとスイッチ素子Q4のドレインとが接続されている。スイッチ素子Q3のドレインが電源5の正端子に接続されている。スイッチ素子Q4のソースが電源5の負端子に接続されている。スイッチ素子Q3のソースとスイッチ素子Q4のドレインとの接続点に第2共振回路40−2が接続されている。スイッチ素子Q3及びスイッチ素子Q4のゲートは、それぞれ制御部30に接続されている。したがって、スイッチ素子Q3及びスイッチ素子Q4は、制御部30から出力される制御信号がそれぞれのゲートに入力されて、交互にオン・オフ駆動される。なお、本実施形態では、第1トーテンポール回路10−1の出力が第1共振回路40−1に接続され、第2トーテンポール回路10−2の出力が第2共振回路40−2に接続されている。
第1トーテンポール回路10−1のスイッチ素子Q1及びスイッチ素子Q2のスイッチング周波数がf1とする。すなわち、スイッチング周波数f1は、制御部30から第1トーテンポール回路10−1に出力される制御信号の周波数である。
第2トーテンポール回路10−2のスイッチ素子Q3及びスイッチ素子Q4のスイッチング周波数がf2とする。すなわち、スイッチング周波数f2は、制御部30から第2トーテンポール回路10−2に出力される制御信号の周波数である。
第1共振回路40−1及び第2共振回路40−2は、直列接続された共振コンデンサ41−1、41−2及び共振インダクタ42−1、42−2をそれぞれ備えている。
第1共振回路40−1は、一端側が第1トーテンポール回路10−1のスイッチ素子Q1のソース及びスイッチ素子Q2のドレインの接続点に接続されると共に、他端側が第1トランス50−1の一次側巻線50−1aの一端側に接続されている。
第2共振回路40−2は、一端側が第2トーテンポール回路10−2のスイッチ素子Q3のソース及びスイッチ素子Q4のドレインの接続点に接続されると共に、他端側が第2トランス50−2の一次側巻線50−2aの一端側に接続されている。
第1共振回路40−1の共振コンデンサ41−1及び共振インダクタ42−1の各値は、第1共振回路40−1による第1トランス50−1の1次側での共振周波数をスイッチング周波数f1と一致させて、スイッチ素子Q1及びスイッチ素子Q2をソフトスイッチングさせることができるように予め規定されている。
第2共振回路40−2の共振コンデンサ41−2及び共振インダクタ42−2の各値は、第2共振回路40−2による第2トランス50−2の1次側での共振周波数をスイッチング周波数f2と一致させて、スイッチ素子Q3及びスイッチ素子Q4をソフトスイッチングさせることができるように予め規定されている。なお、共振インダクタ42−1又は共振インダクタ42−2は、トランス50の漏洩インダクタンスで構成することもできるし、トランス50とは異なる独立したインダクタで構成することもできる。
第1トランス50−1は、一次側巻線50−1a及び二次側巻線50−1bを備えている。なお、図1に示す第1トランス50−1の●印は、一次側巻線50−1a及び二次側巻線50−1bが発生する起電力の極性を示している。この場合、一次側巻線50−1aは、一端側が第1共振回路40−1に接続され、他端側がスイッチ素子Q2のソースに接続されている。第1トランス50−1は、スイッチ素子Q1及びスイッチ素子Q2のスイッチングに伴い(スイッチ素子Q1及びスイッチ素子Q2が交互にオン・オフ駆動されるのに伴い)、一次側巻線50−1aから二次側巻線50−1bに交流電圧Vac1を誘起させる。
第2トランス50−2は、一次側巻線50−2a及び二次側巻線50−2bを備えている。なお、図1に示す第2トランス50−2の●印は、一次側巻線50−2a及び二次側巻線50−2bが発生する起電力の極性を示している。この場合、一次側巻線50−2aは、一端側が第2共振回路40−2に接続され、他端側がスイッチ素子Q4のソースに接続されている。第2トランス50−2は、スイッチ素子Q3及びスイッチ素子Q4のスイッチングに伴い(スイッチ素子Q3及びスイッチ素子Q4が交互にオン・オフ駆動されるのに伴い)、一次側巻線50−2aから二次側巻線50−2bに交流電圧Vac2を誘起させる。第1トランス50−1及び第2トランス50−2は、二次側で直列に接続されている。なお、第1共振回路40−1及び第2共振回路40−2を一次側に設けてあるが、共振回路を二次側巻線50−1bの一端側又は他端側に設けてもよい。
交直変換回路60は、整流素子61〜64及びコンデンサ65を備える。図1に示すように、整流素子61〜64は、フルブリッジ接続されている。整流素子61〜64の出力側に並列接続されるコンデンサ65は平滑コンデンサである。
交直変換回路60は、トランス50の二次側巻線と一対の出力端子70a、70bとの間に配設されている。交直変換回路60は、二次側巻線50−1bに誘起される交流電圧Vac1と二次側巻線50−2bに誘起されたVac2との和を直流電圧としての出力電圧Voutに変換して一対の出力端子70a、70b間に出力する。なお、本実施形態では、整流素子としてのダイオードで構成されている。
制御部30は、スイッチ素子Q1〜Q4を駆動する。制御部30は、複数のトーテンポール回路(第1トーテンポール回路10−1及び第2トーテンポール回路10−2)の間でスイッチ素子Q1〜Q4の制御信号の位相をシフトする。具体的には、制御部30は、一方のトーテンポール回路に対して他方のトーテンポール回路の制御信号の位相をシフトする。本実施形態では、制御部30は、第1トーテンポール回路10−1に対して第2トーテンポール回路10−2の制御信号の位相をシフトする。これにより、DC−DCコンバータ1は、制御信号の周波数を固定したまま出力電圧Voutを制御することができる。このため、制御信号の周波数が、共振インダクタ42−1又は共振インダクタ42−2とトランス50の1次側の寄生容量とによる共振の共振周波数に対して近い値になることがない。したがって、トランス50の寄生容量の影響を従来よりも受けずにスイッチング周波数による出力の制御が可能となる。
また、制御部30は、制御信号の周波数が所定の周波数(閾値)に達した場合に、第1トーテンポール回路10−1に対して第2トーテンポール回路10−2の制御信号の位相をシフトしてもよい。すなわち、制御部30は、制御信号の周波数が所定の周波数未満である場合には、制御部30は、トランス50の出力に応じてスイッチ素子Q1〜Q4を制御する制御信号の周波数を調整する(以下「周波数制御」という。)ことで、出力電圧Voutを制御する。制御部30は、制御信号の周波数が所定の周波数以上である場合には第1トーテンポール回路10−1に対して第2トーテンポール回路10−2の制御信号の位相をシフトする(以下「位相シフト制御」という。)。ここで、第1トーテンポール回路10−1と第2トーテンポール回路10−2との制御信号の位相が同位相の時に、出力電圧Voutが最大出力となり、位相が180度ずれた時に出力電圧Voutが最小出力となる。なお、シフトさせる量は、トランス50の出力に応じて変化させてもよい。
図3は、本実施形態における制御部30の処理を示すフローチャート図である。
制御部30は、スイッチ素子Q1〜Q4を駆動する。制御部30は、出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しいか否かを判定する(ステップS101)。出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しくない場合は、周波数制御を行う(ステップS102)。一方、出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しい場合は、制御を終了する。
制御部30は、周波数制御を行う際も、出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しいか否かを判定する(ステップS103)。出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しくない場合は、制御信号のスイッチング周波数が閾値に達したか否かを判定する(ステップS104)。一方、出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しい場合は、制御を終了する。制御部30は、制御信号の周波数が閾値に達した場合、制御信号の周波数を固定する。そして、制御部30は、第1トーテンポール回路10−1に対して第2トーテンポール回路10−2の制御信号の位相シフト制御を行う(ステップS105)。一方、制御部30は、制御信号の周波数が閾値に達していない場合、周波数制御を継続する(ステップS102)。
制御部30は、位相シフト制御を行う際も、出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しいか否かを判定する(ステップS106)。出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しくない場合は、位相シフト制御を継続する(ステップS105)。一方、出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しい場合は、制御を終了する。
上述したように、本実施形態のDC−DCコンバータ1は、制御信号が所定の周波数に達した場合に、複数のトーテンポール回路10の間でスイッチ素子Q1〜Q4の制御信号の位相をシフトする。これにより、DC−DCコンバータ1は、制御信号の周波数を固定したまま出力電圧Voutを制御することができる。したがって、トランスの寄生容量の影響を従来よりも受けずにDC−DCコンバータ1の出力の制御が可能となる。
なお、周波数が予め調整できている場合は周波数を固定にすることができる。この場合、周波数制御は行わないため、上記ステップS102〜ステップS104までが省略される。すなわち、出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しいか否かを判定し(ステップS101)、出力電圧Voutが基準電圧Vrefと等しくない場合は、位相シフト制御を行う(ステップS105)。
また、高周波に対応するために、トランス50をプレーナ構造のトランスとする場合がある。ただし、プレーナ構造のトランスは、基板の同一平面上に巻線としての銅箔のパターンが形成されるため、トランスの1次側に大きな寄生容量が形成される。そのため、共振インダクタと寄生容量とが共振してしまい、その共振周波数とDC−DCコンバータの周波数とが近い値になる場合には、スイッチング周波数による出力の制御が困難となる。上述したように、本実施形態のDC−DCコンバータ1は、制御信号の周波数を固定したまま出力電圧Voutを制御する。したがって、共振周波数とDC−DCコンバータの周波数とが近い値になることがないため、高周波(MHz以上)制御においても、トランス50の寄生容量の影響を受けにくくなり、出力電圧Voutを制御することができる。
また、垂下短絡までの制御が必要な場合には共振インダクタ42−1又は共振インダクタ42−2の値を大きくする必要があるが、共振インダクタ42−1又は共振インダクタ42−2に発生する電圧が高くなってしまうため、共振インダクタ42−1又は共振インダクタ42−2の損失が増える場合がある。しかしながら、本実施形態のDC−DCコンバータ1は、垂下短絡までの制御を要求される様な電源に適用される場合でも、共振インダクタ42−1又は共振インダクタ42−2の値を大きくする必要がなくなるため、共振インダクタ42−1又は共振インダクタ42−2に発生する電圧が抑えられ、損失(鉄損)を少なくできる。
図4は、本実施形態の変形例におけるDC−DCコンバータ1の概略構成の一例を示す図である。
本変形例におけるDC−DCコンバータ1は、第1トランス50−1の二次側巻線50−1b及び第2トランス50−2の二次側巻線50−2bを共通化し二次側巻線50bとした構成である。
本変形例における制御部30は、トランス50の出力に応じてスイッチ素子Q1〜Q4を制御する制御信号の周波数及び位相を調整することで、DC−DCコンバータ1の出力電流を制御する。すなわち、本変形例における制御部30は、制御信号の周波数が所定の周波数に達した場合に、第1トーテンポール回路10−1に対して第2トーテンポール回路10−2の制御信号の位相をシフトする。これにより、DC−DCコンバータ1は、制御信号の周波数を固定したまま出力電流を制御することができるため、制御信号の周波数が共振インダクタ42−1又は共振インダクタ42−2とトランス50の1次側の寄生容量とによる共振の共振周波数に対して近い値になることがない。したがって、トランス50の寄生容量の影響を従来よりも受けずにDC−DCコンバータ1の出力の制御が可能となる。
また、本変形例における制御部30は、制御信号の周波数が所定の周波数(閾値)に達した場合に、第1トーテンポール回路10−1に対して第2トーテンポール回路10−2の制御信号の位相をシフトしてもよい。すなわち、制御部30は、制御信号の周波数が所定の周波数未満である場合には、周波数制御で出力電流を制御し、所定の周波数以上である場合には第1トーテンポール回路10−1に対して第2トーテンポール回路10−2の制御信号の位相をシフトする。ここで、第1トーテンポール回路10−1と第2トーテンポール回路10−2との制御信号の位相が同位相の時に、出力電流が最大出力となり、位相が180度ずれた時に出力電流が最小出力となる。上述したように、本実施形態の変形例におけるDC−DCコンバータ1は、第1トランス50−1の二次側巻線50−1b及び第2トランス50−2の二次側巻線50−2bを共通化した二次側巻線50bの構成を備えるため、トランス50の出力を出力電流とし、出力端子70a、70b間に出力することができる。
なお、上述のDC−DCコンバータ1は、トランス50の出力が出力電流又は出力電圧の場合について説明したが、これに限定されない。例えば、トランス50の出力が出力電力であってもよい。
上述の実施形態において、制御部30は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせにより実現されてもよい。また、プログラムが実行されることにより、コンピュータが、制御部30の一部として機能してもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
1 DC−DCコンバータ
5 電源
10 トーテンポール回路
10−1 第1トーテンポール回路
10−2 第2トーテンポール回路
30 制御部
40 共振回路
40−1 第1共振回路
40−2 第2共振回路
50 トランス
50−1 第1トランス
50−2 第2トランス
60 交直変換回路
Q1〜Q4 スイッチ素子

Claims (3)

  1. 電源と、
    前記電源に接続され、第1のスイッチ素子を備える第1のトーテンポール回路と、
    前記電源に接続され、第2のスイッチ素子を備える第2のトーテンポール回路と、
    前記第1のトーテンポール回路に接続された第1の一次側巻線と、第1の二次側巻線とを備える第1のトランスと、
    前記第2のトーテンポール回路に接続されるともに、前記第1の一次側巻線と並列に接続された第2の一次側巻線と、前記第1の二次側巻線に直列に接続された第2の二次側巻線とを備える第2のトランスと、
    前記第1のトーテンポール回路の出力部と前記第1の一次側巻線との間に接続された第1の共振回路と、
    前記第2のトーテンポール回路の出力部と前記第2の一次側巻線との間に接続された第2の共振回路と、
    前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を制御して、前記第1のトランスと前記第2のトランスとを並列動作させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記並列動作において、前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を制御する各制御信号の周波数を調整する周波数制御と、前記第1のトーテンポール回路に対して前記第2のトーテンポール回路の前記制御信号の位相をシフトする位相シフト制御と、を切り替えるDC−DCコンバータ。
  2. 前記制御部は、前記周波数制御において前記制御信号の周波数が所定の周波数に達した場合には、前記周波数制御から前記位相シフト制御に切り替える請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記制御部は、前記位相シフト制御において、前記第1のトランス及び第2のトランスの出力に応じて、前記位相のシフト量を変化させる請求項1又は請求項2に記載のDC−DCコンバータ。
JP2015157480A 2015-08-07 2015-08-07 Dc−dcコンバータ Active JP6573502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015157480A JP6573502B2 (ja) 2015-08-07 2015-08-07 Dc−dcコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015157480A JP6573502B2 (ja) 2015-08-07 2015-08-07 Dc−dcコンバータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017038456A JP2017038456A (ja) 2017-02-16
JP6573502B2 true JP6573502B2 (ja) 2019-09-11

Family

ID=58049642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015157480A Active JP6573502B2 (ja) 2015-08-07 2015-08-07 Dc−dcコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6573502B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3064832B1 (fr) * 2017-04-03 2020-10-30 Valeo Siemens Eautomotive France Sas Systeme de chargeur electrique triphase et monophase pour vehicule electrique ou hybride
JP2019047539A (ja) * 2017-08-29 2019-03-22 新電元工業株式会社 スイッチング電源
JP6898511B2 (ja) * 2018-03-05 2021-07-07 新電元工業株式会社 Dc/dcコンバータの制御装置
TWI678607B (zh) 2019-04-10 2019-12-01 群光電能科技股份有限公司 圖騰柱無橋功率因數轉換裝置及其操作方法
CN111726010B (zh) * 2020-07-07 2021-08-10 漳州科华电气技术有限公司 三相llc电路直流增益控制方法及装置
JP2022101013A (ja) * 2020-12-24 2022-07-06 オムロン株式会社 電力変換装置、電力変換装置の制御装置及び制御方法
JP2022108333A (ja) * 2021-01-13 2022-07-26 富士電機株式会社 電力変換装置、電力変換装置の制御装置、および、電力変換制御方法
WO2022153533A1 (ja) * 2021-01-18 2022-07-21 株式会社安川電機 電解システム及びコンバータ
JPWO2023085028A1 (ja) * 2021-11-15 2023-05-19
JP7520277B1 (ja) 2023-10-26 2024-07-22 新電元工業株式会社 電源装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4951185A (en) * 1989-07-13 1990-08-21 General Electric Company Resonant inverter employing frequency and phase modulation using optimal trajectory control
JP4525817B2 (ja) * 2008-10-30 2010-08-18 サンケン電気株式会社 スイッチング電源装置
EP2811638B1 (en) * 2012-02-03 2017-12-20 Fuji Electric Co., Ltd. Control device for resonance-type dc-dc converter
CN105191100B (zh) * 2013-07-11 2018-05-18 富士电机株式会社 双向dc/dc转换器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017038456A (ja) 2017-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6573502B2 (ja) Dc−dcコンバータ
US10742123B1 (en) Low common mode noise transformers and switch-mode DC-DC power converters
Jang et al. Light-load efficiency optimization method
US7969752B2 (en) Switching power supply device using current sharing transformer
JP4301342B2 (ja) Dc/dcコンバータ
KR20200126911A (ko) 멀티 탭 자동변압기를 갖는 스위치식-캐패시터 변환기
JP2019030219A (ja) 電源変換装置
KR20190098230A (ko) Llc 공진 컨버터
JP2014090656A (ja) 力率改善回路及び力率改善制御方法
JP2011072076A (ja) 直流変換装置
EP3734825A1 (en) Power supply multi-tapped autotransformer
JP2014204660A (ja) シングルエンド形制御、力率補正および低出力リプルを備えた集積コンバータ
US20120049993A1 (en) Transformer integrated with inductor
JP2015002668A (ja) 電源供給装置
JP7501172B2 (ja) 電力変換装置及び電力システム
US20150092455A1 (en) Integrated magnetic circuit and method of reducing magnetic density by shifting phase
CN110024275B (zh) Dc到dc变流器
JP6574636B2 (ja) プレーナトランス及びdc−dcコンバータ
US20150117061A1 (en) Power supply apparatus
JP2017005861A (ja) 共振型双方向dc/dcコンバータ
JP5519562B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2012210028A (ja) スイッチング電源装置
JP2016167968A (ja) 電力変換装置
JP5491075B2 (ja) 電力変換装置
US10985647B2 (en) Multiphase interleaved forward power converters including clamping circuits

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190716

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6573502

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150