JP6572240B2 - 培養フラスコ - Google Patents

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Description

本発明は、細胞培養、あるいは組織培養等に用いられる培養フラスコに関する。
培養フラスコは、細胞培養や組織培養に広く用いられており、培養はフラスコ内の培地中で行われる。培養フラスコは、一般に、細胞や培地を収容する容器部と、容器部に対して細胞や培地の出し入れを行うためのネック部とを備えている(例えば特許文献1を参照)。容器部は、底壁と、この底壁の周縁から各々が起立し、前後方向に離間する前壁および後壁と、上記前壁と後壁とに繋がり、左右方向に離間する一対の側壁と、底壁に対向する天井壁と、を有し、概略中空の箱状とされている。ネック部は、前壁に繋がり、先端が開口する円筒状とされている。ネック部は、先端に向かうほど上方に変位するように傾斜している。ネック部にはキャップが装着される。
特許文献1に示されるように、底壁は例えば概略長矩形状とされており、前壁と底壁との間には、底壁に向かうにつれて下方に変位するように傾斜する底部傾斜壁(傾斜面36)が形成されている。底部傾斜壁は、前壁におけるネック部の接続部下端付近の高さ位置部分から底壁に至っている。培地を容器部内に入れる際には、ネック部を通じて底部傾斜壁付近まで挿入したピペットから培地(液体)を注入する。一方、底部傾斜壁はネック部側が高い位置にあるので、底壁を下面にして置いた場合には溜まった培地がネック部側に逆流しにくい。一対の側壁は、前壁寄りの部分が先窄み状とされている。このような容器部の形状により、培地吸引用のピペットや細胞を剥がすためのスクレイパーを底壁上の隅々まで到達させることが可能である。
天井壁は、前壁におけるネック部の接続部上端よりも上位に位置しており、天井壁上に他の培養フラスコの底壁を載置することにより、複数の培養フラスコを積み重ねることが可能とされている。
接着性細胞を培養する場合、この細胞は、必要量の培地で覆われた培養フラスコの培養面(底壁)に付着した状態で増殖する。培養細胞の輸送に際し、従来は凍結輸送が主流で、この場合、凍結保存用の専用容器に移し替えて凍結させた上で輸送、その後に解凍し再び必要量の培地を注入した培養容器に移す必要がある。容器を移し替えることによるコンタミネーションや細胞損失のリスクや、凍結・解凍など、細胞を利用できる状態にするために多くの時間と技術を要するという不都合があった。近年では、細胞を凍結させず培養に適した温度を保ちながら輸送することが定温輸送技術の進歩によって可能となっている。培養状態を維持しながら輸送することで届け先においてすぐに実験、研究等に利用できる。この培養状態維持輸送の際には、培地が波打つことによって底壁に付着した細胞が剥がれるのを防止するため、フラスコ内部全体に培地を満たし培地の動きを抑える必要がある。したがって、培養状態維持輸送に際しては、培地の使用量が多くなる。
しかしながら、培養細胞の種類によっては、培地の単位量あたりの金額が高額なものがある。そして、培養状態維持輸送に際して、高額な培地の使用量が多くなるのでは、輸送コストの高騰化を招いてしまう。
特許第2683732号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、培養状態維持輸送時のコストを削減するのに適した培養フラスコを提供することをその課題とする。
本発明によって提供される培養フラスコは、底壁、この底壁の周縁から起立する起立壁、および上記底壁の上方に位置し、上下方向に見て上記起立壁で囲まれた領域を覆う天井壁、を有する容器部と、上記起立壁の所定部位に繋がり、先端が開口する筒状のネック部と、を備えた培養フラスコであって、上記天井壁は、上記起立壁における上記ネック部の接続部上端よりも上下方向において上記底壁寄りに位置する低位領域を有することを特徴としている。
好ましい実施の形態においては、上記天井壁全体に占める上記低位領域の割合は、上下方向における投影面積にして60%以上である。
好ましい実施の形態においては、上記低位領域は、上下方向における高さ位置が上記起立壁の上下方向における寸法に対して当該起立壁の下端から1/2以下である第1部分を含む。
好ましい実施の形態においては、上記天井壁全体に占める上記第1部分の割合は、上下方向における投影面積にして50%以上である。
好ましい実施の形態においては、上記起立壁は、前後方向に離間する前壁および後壁と、上記前壁と後壁とに繋がり、左右方向に離間する一対の側壁と、を含み、上記ネック部は、上記前壁に繋がっている。
好ましい実施の形態においては、上記天井壁は、上記底壁と概略対向する主要天井壁部、および、上記前壁と上記主要天井壁部とに繋がり、上記後壁に向かうにつれて下方に変位するように傾斜する天井側傾斜壁部、を有する。
好ましい実施の形態においては、上記天井側傾斜壁部は、上記左右方向において上記主要天井壁部の間に挟まれた部分を有する。
好ましい実施の形態においては、上記主要天井壁部は、他の部位より相対的に上位に位置し、かつ上記後壁に向かうにつれて上記左右方向の寸法が大となる凸状部を有する。
好ましい実施の形態においては、上記底壁は、平坦状の主要底壁部、および、上記前壁における上記ネック部の接続部下端付近の高さ位置部分と、上記主要底壁部とに繋がり、上記前壁から上記主要底壁部に向かうにつれて下方に変位するように傾斜する傾斜底壁部、を有する。
好ましい実施の形態においては、上記起立壁から下方に突出したリブを備え、上記起立壁の上端により構成された係止部と、上記リブとが係合可能である。
好ましい実施の形態においては、上記底壁の周縁部と、上記起立壁の下端とが、全周にわたって溶着により接合されている。
好ましい実施の形態においては、上記容器部および上記ネック部は、透明プラスチック材料により形成される。
本発明に係る培養フラスコの一例を示す斜視図である。 図1に示す培養フラスコの平面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図1に示す培養フラスコを底面側から見た斜視図である。 溶着前の上側の部材を底面側から見た斜視図である。 作用説明図である。 作用説明図である。 作用説明図である。 本発明に係る培養フラスコの他の例を示す斜視図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図である。 本発明に係る培養フラスコの他の例を示す斜視図である。 図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1〜図5は、本発明に係る培養フラスコの一例を示している。本実施形態の培養フラスコA1は、容器部1と、ネック部2と、ネック部2に装着されるキャップ3とを備えている。なお、図2〜図5においては、キャップ3を省略している。
本実施形態において、容器部1は、底壁11と、この底壁11の周縁から各々が立ち上がる、前壁12、後壁13、および一対の側壁14と、天井壁15と、を有する。容器部1は、これら要素によって囲まれた所定の内部空間をもつ。
前壁12および後壁13は、前後方向(図2における方向x)に離間しており、互いに対向している。前壁12は容器部1の前方端に位置し、後壁13は容器部1の後方端に位置する。前壁12は、後壁13よりも左右方向(方向xに対して直角である方向y)における寸法が小さく、例えば前壁12の当該寸法は後壁13の0.4〜0.5倍程度である。前壁12の中央は開口しており、前壁12の中央部にはネック部2が繋がっている。
図3〜図5に表れているように、底壁11は、平坦状の主要底壁部111と、この主要底壁部111に対して傾く傾斜底壁部112とを有する。主要底壁部111は、容器部1の後端から前方に延びており、概略長矩形状とされる。傾斜底壁部112は、前壁12におけるネック部2の接続部下端付近の高さ位置部分と、主要底壁部111とに繋がり、前壁12から主要底壁部111に向かうにつれて下方に変位するように傾斜している。
図1〜図4に表れているように、一対の側壁14は、左右方向(図2において方向xに対して直角である方向y)に離間しており、各々の両端が前壁12と後壁13とに繋がっている。本実施形態では、各側壁14は、後壁13に繋がる主要側壁部141と、前壁12に繋がる境界壁部142とからなる。主要側壁部141は、主要底壁部111の周縁に沿っている。左右一対の主要側壁部141は互いに対向している。その一方、左右一対の境界壁部142は、前壁12から後方に向かうにつれて互いの距離が大きくなって広がっている。なお、上記前壁12、後壁13、および一対の側壁14は、本発明でいう起立壁を構成する。
図1〜図4に表れているように、天井壁15は、底壁11の上方に位置しており、上下方向(方向xおよび方向yのいずれにも直角である方向z)に見て前壁12、後壁13、および一対の側壁14で囲まれた領域の全体を覆っている。本実施形態においては、天井壁15は、主要底壁部111(底壁11)と概略対向する主要天井壁部151と、天井側傾斜壁部152とを有する。本実施形態においては、図3によく表れているように、天井壁15(主要天井壁部151および天井側傾斜壁部152)は、前壁12におけるネック部2の接続部上端P1よりも下位(上下方向において底壁11寄り)に位置する。
本実施形態においては、主要天井壁部151は、他の部位より相対的に上位に位置する凸状部153を有する。凸状部153は、主要天井壁部151の前後方向長さの大半にわたって設けられている。また、凸状部153は、前後方向の位置によって左右方向の寸法が異なっており、後壁13(奥方)に向かうにつれて左右方向の寸法が大となっている。
また、本実施形態においては、主要天井壁部151のうち凸状部153以外の部分は、主要底壁部111に対向しており、平坦状である。その一方、凸状部153は、後壁13(奥方)に向かうにつれて下方に変位するように僅かに傾斜している。
天井側傾斜壁部152は、前壁12と主要天井壁部151(凸状部153)とに繋がっており、後壁13(奥方)に向かうにつれて下方に変位するように傾斜している。本実施形態において、天井側傾斜壁部152は、概略部分円筒状とされている。図3に表れているように、水平面に対する天井側傾斜壁部152の傾斜角度は、水平面に対する凸状部153の傾斜角度よりも大きい。また、本実施形態において、図2に示すように、天井側傾斜壁部152は、左右方向(方向y)において主要天井壁部151によってその間に挟まれている。主要天井壁部151は、天井側傾斜壁部152を間に挟みつつ前壁12まで延びている。図2によく表れているように、天井側傾斜壁部152の左右方向(方向y)における寸法は、ネック部2の左右方向における寸法と同程度あるいはそれ以下である。本実施形態では、天井側傾斜壁部152が概略部分円筒状であることから、前後方向(方向x)において後壁13に向かうにつれて、天井側傾斜壁部152の左右方向の寸法が小さくなっている。
天井壁15において、上記の接続部上端P1よりも下位に位置する領域は、本発明でいう低位領域に相当する。天井壁15全体に占める上記低位領域の割合は、例えば上下方向における投影面積にして60%以上であり、好ましくは80%以上であり、より好ましくは90%以上である。本実施形態においては、天井壁15(主要天井壁部151および天井側傾斜壁部152)の全体が接続部上端P1よりも下位に位置しており、天井壁15全体に占める上記低位領域の割合は100%である。
上記した低位領域は、上下方向における高さが意図して低くされた部分を含む。当該高さが意図して低くされた部分の高さ位置は、例えば前壁12、後壁13、および一対の側壁14の上下方向における寸法に対してこれら前壁12、後壁13、および一対の側壁14の下端から1/2以下である。本実施形態においては、主要天井壁部151の全体が、高さが意図して低くされた部分に該当する。当該高さが意図して低くされた部分は、本発明でいう第1部分に相当し、天井壁15全体に占める上記高さが意図して低くされた部分の割合は、例えば上下方向における投影面積にして50%以上であり、好ましくは80%以上である。本実施形態においては、天井壁15全体に占める上記高さが意図して低くされた部分(主要天井壁部151)の割合は、95%程度である。
図2〜図4から理解されるように、上記の前壁12、後壁13、および一対の側壁14は、上下方向視において底壁11の周縁を囲っており、環状をなしている。本実施形態においては、前壁12、後壁13、および一対の側壁14の上端は、略同一の高さであり、これら前壁12、後壁13、一対の側壁14の上端により構成された係止部17は、主要底壁部111(底壁11の平坦状部分)から所定の距離離れた位置にある。また、係止部17には、内側に窪む凹部171が形成されている。
また、本実施形態においては、前壁12、後壁13、および一対の側壁14の各々から下方に突出するリブ18が設けられている。図3〜図5から理解されるように、リブ18は、上下方向視において底壁11の周縁を囲っており、環状をなしている。リブ18は、主要底壁部111(底壁11の平坦状部分)から下方に所定距離延びている。
詳細は後述するが、図9に示すように、複数の培養フラスコA1を積み重ねる際、リブ18が係止部17の凹部171に嵌入可能となっている。これにより、係止部17とリブ18とが係合可能となっている。
ネック部2は、容器部1に対して細胞や培地の出し入れを行う部分である。ネック部2は、円筒状であり、先端が開口している。また、ネック部2は、先端に向かうほど(前壁12から遠ざかるほど)上方に変位するように傾斜している。ネック部2の外周面には雄ねじ21が形成されている。
キャップ3は、当該キャップ3の内周面に形成された雌ねじ(図示略)をネック部2の雄ねじ21に螺合させて、ネック部2の先端開口を塞ぐものである。キャップ3は、通気性を有するものと、密閉式のものとがあり、これらは使用状況に応じて使い分けられる。例えば、細胞培養時には通気性を有するキャップ3が用いられるか、もしくは密閉式のキャップが緩めた状態で用いられる。輸送時には密閉式のキャップ3が締めた状態で用いられる。
上記した容器部1およびネック部2は、いずれも透明プラスチック材料により形成されている。透明プラスチック材料としては、例えば医療用プラスチックとして一般的なポリスチレンやメチルペンテンのほか、シクロオレフィンポリマー、シクロオレフィンコポリマーなどの、好適には透明性を有する材料が用いられるが、これらに限定されない。
また、本実施形態において、容器部1およびネック部2は、上下に分割された2部材を溶着によって接合することにより一体とされたものである。本実施形態においては、底壁11の周縁部と、前壁12、後壁13、および一対の側壁14の各々の下端とが、全周にわたって溶着されている。図6は、上側の部材を底面側から見た斜視図である。図3、図4、図6から理解されるように、溶着面wは、全周にわたって平坦な同一平面上にある。なお、図示しないが、溶着前の上側の部材または下側の部材のいずれか一方には、溶着面wの全周にわたって溶着時に溶融する小さな突起が形成されている。
なお、培養フラスコA1において接着性細胞を培養する場合、細胞を付着させる培養面(主要底壁部111の上面)には、例えばコロナ放電やプラズマ放電による親水化処理が施される。
次に、上記構成の培養フラスコA1の作用について説明する。
培養フラスコA1において、容器部1の天井壁15は、前壁12におけるネック部2の接続部上端P1よりも下位に位置する低位領域を有する。これにより、底壁11と天井壁15とに挟まれた、容器部1の内部空間の体積は、実質的に減少する。例えばiPS細胞などの接着性細胞を培養状態維持輸送する際、培地が波打つことによって底壁に付着した細胞が剥がれるのを防止するため、培養フラスコA1の内部全体に培地を満たし培地の動きを抑える必要がある。天井壁15が相対的に低くされた本実施形態の構成によれば、培養状態維持輸送に際して、高額な培地の使用量を大幅に減らすことができる。また、天井壁15における低位領域は、天井壁15全体の平面視サイズに対して高い割合(本実施形態では100%)を占めており、低位領域のうち高さが意図して低くされた部分についても所定の高い割合(本実施形態では約95%)を占めている。このような構成によれば、容器部1の内部空間の体積を従来の構成よりも大幅に減少させることができ、培養状態維持輸送に際しての培地の使用量削減について特に大きな効果が見込める。培養状態維持輸送は、iPS細胞の培養状態を維持しながら輸送することで届け先においてすぐに実験、研究等に利用できるため、iPS細胞を利用する医薬品開発や再生医療の分野で極めて重要な技術である。その際に培養フラスコA1を利用すれば、大幅なコストダウンが見込めることとなる。
本実施形態においては、前壁12と主要天井壁部151とに繋がり、後壁13に向かうにつれて下方に変位するように傾斜する天井側傾斜壁部152を備える。このような構成によれば、図7に示すように、例えば底壁11(主要底壁部111)上の接着性細胞を掻き出す際、スクレイパーS(図7において点線で表す)を利用して、主要底壁部111上の奥方側(後壁13側)から手前側(前壁12側)に至る範囲の細胞を剥がすことが可能である。
本実施形態においては、天井側傾斜壁部152は、左右方向(方向x)において主要天井壁部151によってその間に挟まれている。このような構成によれば、天井壁15における主要天井壁部151の割合を極力高くすることができる。このことは、容器部1の内部空間の体積を減らすうえでより好ましい。
天井壁15(主要天井壁部151)は、他の部位より相対的に上位に位置し、かつ後壁13に向かうにつれて左右方向(図中の方向y)の寸法が大となる凸状部153を有する。このような構成によれば、図7、図8に示すように、例えば底壁11(主要底壁部111)上の接着性細胞を掻き出す際、スクレイパーSを主要底壁部111上の奥方角部まで到達させることができる。また、培地吸引用のピペットも主要底壁部111の奥方角部まで到達させることが可能であり、培地を最後まで残さずに吸引できる。
なお、本実施形態では、凸状部153は、後壁13(奥方)に向かうにつれて下方に変位するように傾斜している。このような構成によれば、天井壁15における凸状部153以外の部分の高さをより低くすることが可能である。その結果、容器部1の内部空間の体積を極力減少させることができ、培養状態維持輸送時のコスト削減を図るうえでより好ましい。
容器部1およびネック部2は、上下に分割された2部材を溶着によって接合することにより一体とされる。そして、底壁11の周縁部と、前壁12、後壁13、および一対の側壁14の各々の下端とを溶着面wとして、全周にわたって溶着される。このように各壁の下端および底壁11の周縁部を溶着面w(平坦な同一平面)において接合する構成によれば、溶着時に溶着面w全体への均等な加圧が可能であり、溶着により接合された容器部1のシール性能を高めることができる。
前壁12、後壁13、および一対の側壁14の各々から下方に突出するリブ18が設けられている。リブ18は、主要底壁部111(底壁11の平坦状部分)から下方に所定距離延びている。前壁12、後壁13、および一対の側壁14の上端によって構成された係止部17は、略同一の高さであり、主要底壁部111(底壁11の平坦状部分)から所定の距離離れた位置にある。そして、係止部17とリブ18とが係合可能となっている。これにより、図9に示すように、複数の培養フラスコA1を積み重ねることができる。ここで、積み重ねられた培養フラスコA1それぞれの主要底壁部111は、互いに平行となっている。したがって、多くの培養フラスコA1を安定姿勢で積み重ねることができる。このことは、例えば培養フラスコA1の培養時のインキュベーター内における占有スペース削減に寄与する。
このように、培養フラスコA1は培養状態維持輸送時の培地の使用量を大幅に削減可能にするため天井壁15を相対的に低くしているものの、フラスコに対して行うスクレイパーやピペットの操作やスタッキング性などは一般的なフラスコと変わりがなく、多くの研究者らが慣れ親しんでいる扱い方を変える必要が全くない。
図10〜図13は、本発明に係る培養フラスコの他の例を示している。なお、これらの図においては、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。また、図10〜図13においては、上記実施形態で示したキャップ3を省略している。
図10、図11に示した培養フラスコA2は、溶着面wの位置が前壁12、後壁13、および一対の側壁14の上端付近とされており、これに伴い培養フラスコA1と比べて種々の変更が施されている。
図11から理解されるように、溶着される2部材のうち下側の部材は、底壁11、前壁12、後壁13、一対の側壁14、およびネック部2を含む。溶着される2部材のうち上側の部材は、天井壁15を含む。天井壁15は、主要天井壁部151、天井側傾斜壁部152および支持周縁部154を有する。主要天井壁部151は、略全体が平坦状となっている。支持周縁部154は、平坦状の主要天井壁部151の周縁から立ち上がって前壁12、後壁13、および一対の側壁14の上端に支持されている。図11から理解されるように、溶着面wは、全周にわたって平坦な同一平面上にある。天井側傾斜壁部152は、後壁13(奥方)に向かうにつれて下方に変位するように傾斜しており、平面状である。
主要天井壁部151の全体、天井側傾斜壁部152の大半、および支持周縁部154の大半は、前壁12におけるネック部2の接続部上端P1よりも下位に位置しており、本発明でいう低位領域に相当する。本実施形態においては、天井壁15全体に占める上記低位領域の割合は、上下方向における投影面積にして92%程度である。また、本実施形態においては、上記低位領域のうち、主要天井壁部151の全体については、上下方向における高さ位置が前壁12、後壁13、および一対の側壁14の上下方向における寸法に対してこれらの下端から1/2以下であり、上下方向における高さが意図して低くされた部分(本発明でいう第1部分に相当)である。本実施形態においては、天井壁15全体に占める上記高さが意図して低くされた部分(主要天井壁部151)の割合は、80%程度である。
培養フラスコA2において、容器部1の天井壁15は、前壁12におけるネック部2の接続部上端P1よりも下位に位置する低位領域(主要天井壁部151の全体、天井側傾斜壁部152の大半、および支持周縁部154の大半)を有する。したがって、天井壁15が相対的に低くされた本培養フラスコA2によれば、培養状態維持輸送に際して培地の使用量を減らすことができ、培養フラスコA2を用いて行う培養状態維持輸送のコスト削減を図ることができる。
図12、図13に示した培養フラスコA3は、溶着面wの位置が上記の培養フラスコA1と異なっており、これに伴い培養フラスコA1と比べて種々の変更が施されている。
図13から理解されるように、溶着される2部材のうち下側の部材は、底壁11、前壁12、後壁13、一対の側壁14、およびネック部2を含む。溶着される2部材のうち上側の部材は、天井壁15を含む。天井壁15は、主要天井壁部151および天井側傾斜壁部152を有する。主要天井壁部151は、略全体が平坦状となっている。
前壁12、後壁13、および一対の側壁14は、各々、高さ方向の中間において段部が設けられており、段部よりも上方にある部位が外側に張り出した形状である。前壁12、後壁13および一対の主要側壁部141において、段部は平坦状である。一対の境界壁部142における段部は、前壁12に向かうにつれて上方に変位するように傾斜しており、前壁12の段部に?がっている。培養フラスコA3においては、前壁12、後壁13、および一対の側壁14の段部が、溶着面wとされている。当該溶着面wは、全周にわたって同一平面上には設けられていない。天井側傾斜壁部152は、後壁13(奥方)に向かうにつれて下方に変位するように傾斜しており、平面状である。
主要天井壁部151の全体、および天井側傾斜壁部152の大半は、前壁12におけるネック部2の接続部上端P1よりも下位に位置しており、本発明でいう低位領域に相当する。本実施形態においては、天井壁15全体に占める上記低位領域の割合は、上下方向における投影面積にして97%程度である。また、本実施形態においては、上記低位領域のうち、主要天井壁部151の全体については、上下方向における高さ位置が前壁12、後壁13、および一対の側壁14の上下方向における寸法に対してこれらの下端から1/2以下であり、上下方向における高さが意図して低くされた部分(本発明でいう第1部分に相当)である。本実施形態においては、天井壁15全体に占める上記高さが意図して低くされた部分(主要天井壁部151)の割合は、85%程度である。
培養フラスコA3において、容器部1の天井壁15は、前壁12におけるネック部2の接続部上端P1よりも下位に位置する低位領域(主要天井壁部151の全体、および天井側傾斜壁部152の大半)を有する。したがって、天井壁15が相対的に低くされた本培養フラスコA3によれば、培養状態維持輸送に際して培地の使用量を減らすことができ、培養フラスコA3を用いて行う培養状態維持輸送のコスト削減を図ることができる。
培養フラスコA2、A3ともに、フラスコに対して行うスクレイパーやピペットの操作やスタッキング性などは一般的なフラスコと変わりがなく、多くの研究者らが慣れ親しんでいる扱い方を変える必要が全くないことは、上述の培養フラスコA1と同様である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は上記した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した事項の範囲内でのあらゆる変更は、すべて本発明の範囲に包摂される。
上記実施形態においては、一対の側壁14が、互いに対向する一対の主要側壁部141と、後方に向かうにつれて互いの距離が大きくなって広がる一対の境界壁部142とによって構成される場合について説明したが、これに限定されない。一対の側壁は、その全体が一様に、後方に向かうにつれて互いの距離が大きくなって広がるように構成してもよい。
上記実施形態においては、起立壁が、前壁12、後壁13、および一対の側壁14により構成される場合について説明したが、起立壁の構成はこれに限定されない。例えば、起立壁は、上下方向視において概略円形状をなすように構成してもよい。
A1,A2,A3 培養フラスコ
P1 接続部上端
w 溶着面
1 容器部
11 底壁
111 主要底壁部
112 傾斜底壁部
12 前壁(起立壁)
13 後壁(起立壁)
14 側壁(起立壁)
141 主要側壁部
142 境界壁部
15 天井壁
151 主要天井壁部
152 天井側傾斜壁部
153 凸状部
154 支持周縁部
17 係止部
171 凹部
18 リブ
2 ネック部
21 雄ねじ
3 キャップ

Claims (11)

  1. 底壁、この底壁の周縁から起立する起立壁、および上記底壁の上方に位置するとともに上記底壁と間隔を隔てて離間し、上下方向に見て上記起立壁で囲まれた領域を覆う天井壁、を有する容器部と、
    上記起立壁の所定部位に繋がり、先端が開口する筒状のネック部と、を備えた培養フラスコであって、
    上記天井壁は、上記起立壁における上記ネック部の接続部上端よりも上下方向において上記底壁寄りに位置する低位領域を有し、
    上記低位領域は、上下方向における高さ位置が上記起立壁の上下方向における寸法に対して当該起立壁の下端から1/2以下である第1部分を含むことを特徴とする、培養フラスコ。
  2. 上記天井壁全体に占める上記低位領域の割合は、上下方向における投影面積にして60%以上である、請求項1に記載の培養フラスコ。
  3. 上記天井壁全体に占める上記第1部分の割合は、上下方向における投影面積にして50%以上である、請求項1または2に記載の培養フラスコ。
  4. 上記起立壁は、前後方向に離間する前壁および後壁と、上記前壁と後壁とに繋がり、左右方向に離間する一対の側壁と、を含み、
    上記ネック部は、上記前壁に繋がっている、請求項1ないしのいずれかに記載の培養フラスコ。
  5. 上記天井壁は、上記底壁と概略対向する主要天井壁部、および、上記前壁と上記主要天井壁部とに繋がり、上記後壁に向かうにつれて下方に変位するように傾斜する天井側傾斜壁部、を有する、請求項に記載の培養フラスコ。
  6. 上記天井側傾斜壁部は、上記左右方向において上記主要天井壁部の間に挟まれた部分を有する、請求項に記載の培養フラスコ。
  7. 上記主要天井壁部は、他の部位より相対的に上位に位置し、かつ上記後壁に向かうにつれて上記左右方向の寸法が大となる凸状部を有する、請求項5または6に記載の培養フラスコ。
  8. 上記底壁は、平坦状の主要底壁部、および、上記前壁における上記ネック部の接続部下端付近の高さ位置部分と、上記主要底壁部とに繋がり、上記前壁から上記主要底壁部に向かうにつれて下方に変位するように傾斜する傾斜底壁部、を有する、請求項4ないし7のいずれかに記載の培養フラスコ。
  9. 上記起立壁から下方に突出したリブを備え、
    上記起立壁の上端により構成された係止部と、上記リブとが係合可能である、請求項1ないしのいずれかに記載の培養フラスコ。
  10. 上記底壁の周縁部と、上記起立壁の下端とが、全周にわたって溶着により接合されている、請求項1ないしのいずれかに記載の培養フラスコ。
  11. 上記容器部および上記ネック部は、透明プラスチック材料により形成される、請求項1ないし10のいずれかに記載の培養フラスコ。
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