JP6570830B2 - 真空ポンプ - Google Patents
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Description
上記課題を解決する真空ポンプは、回転体を収容したポンプ部と、前記ポンプ部を収容するポンプ室、前記ポンプ室に空気を取り込むポンプ室入口、前記ポンプ室から空気を排出するポンプ室出口、及び前記ポンプ室出口から排出される空気が流入する排気溝を備えるボディと、前記ボディに組み付けられることにより前記排気溝を覆って排気通路を形成するカバーと、を備え、前記排気通路は、前記ポンプ室の外周に設けられた環状の通路であって、前記ボディの出口に連通する排気出口を備え、前記カバー及び前記ボディの少なくとも一方には、前記排気通路を区画する隔壁が備えられ、当該隔壁によって前記排気通路に沿った前記ポンプ室出口から前記排気出口までの最短長さよりも長い通路を形成することを要旨とする。
上記構成では、区画壁は、排気通路の高さよりも低いため、排気通路の途中に設けられることで、排気通路内の流路断面積を縮小する。この区画壁は、排気通路内で上流側と下流側とに圧力差を発生させる絞りとして機能する。排気通路を通過する空気は、区画壁以外の部分で膨張され、区画壁を通過する際に収縮する。このように排気通路内で空気が膨張及び収縮することにより、ポンプ室出口から空気が排出される際に発生する空気の脈動が減衰されるため、騒音の低減効果を高めることができる。
上記構成では、突起部は、排気通路内で上流側と下流側とに圧力差を発生させる絞りとして機能するので、排気通路を通過する空気は、突起部以外の部分で膨張され、突起部を通過する際に収縮する。このように排気通路内で空気が膨張及び収縮することにより、ポンプ室出口から空気が排出される際に発生する空気の脈動が減衰されるため、騒音の低減効果を高めることができる。
上記構成では、カバーの天井部とポンプ部とが離間することで、カバーの天井部とポンプ部との間に空間が設けられる。この空間によって、ポンプ部の振動がカバーの天井部に伝わる際に、振動エネルギーが減衰されるので、天井部の振動による騒音を低減することができる。また、カバーの天井部とポンプ部との間の空間により、カバーによって排気溝が覆われて形成される排気通路の容積を大きくすることができる。このため、空気の膨張効果を高めることができる。
上記構成では、天井部にリブが設けられることによって、天井部自体の強度を高めることができ、ひいては天井部自体の振動による騒音を抑制することができる。
上記構成では、カバーは、金属等に比べ吸音効果のある樹脂から形成されるため、騒音の低減効果を高めることができる。
まず図1及び図2を参照して、真空ポンプの全体構成について詳述する。
図1に示すように、真空ポンプは、モータ11と、モータ11の開口部を閉蓋するボディ12と、ボディ12に組み付けられる外カバー13とを備える。この真空ポンプは、内部に取り込んだ空気を潤滑油と接触させないドライポンプである。
ポンプ室27に収容されるポンプ部60は、シリンダ61と、回転体であるロータ72とを備える。シリンダ61は、鉄等の金属製であり、円筒状に形成されている。シリンダ61には、ポンプ室27のポンプ室入口30に対応する位置に形成された入口側連通孔62と、ポンプ室出口31とに対応する位置に形成された出口側連通孔64とが形成されている。
図5に示すように、外カバー13は、外カバー13の底部を構成する天井部80と、天井部80の縁に沿って設けられた円筒状の円筒部81とを備える。
図8に示すように、モータ11の駆動によりロータ72が回転すると、接続管14を介して、ポンプ室入口30からポンプ室27内へ空気が取り込まれる。ベーン73等によって区画される圧縮室に吸入された空気は、圧縮されて、矢印D1に示すように、ポンプ室出口31から小膨張室91へ排出される。
(1)環状の排気通路110に隔壁90が設けられることによって、ポンプ室出口31から排気出口49までの排気通路110に沿った最短長さよりも長い通路が形成されるため、その最短長さの経路に比べ、排気通路110の経路長を長くすることができる。このため、排気通路110内での空気の振動エネルギーを減衰する効果を高めることができるので、ボディ出口21からの排気に伴う騒音の低減を図ることができる。また、空気を、ポンプ室27の外周方向に沿って回るように通過させて整流することで、ポンプ室出口31から空気が排出される際に発生する空気の脈動や、排気通路110内における空気同士の衝突等を抑制し、騒音の発生を抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・流路断面積を縮小する絞りとして機能する外カバー13の突起部は、1つでもよく、3つ以上の複数でもよい。また、その高さや、外カバー13の径方向に沿った長さは、変更可能である。例えば、突起部は、ボディ12側に差し込まれる高さを有していてもよい。
Claims (5)
- 回転体を収容したポンプ部と、
前記ポンプ部を収容するポンプ室、前記ポンプ室に空気を取り込むポンプ室入口、前記ポンプ室から空気を排出するポンプ室出口、及び前記ポンプ室出口から排出される空気が流入する排気溝を備えるボディと、
前記ボディに組み付けられることにより前記排気溝を覆って排気通路を形成するカバーと、を備え、
前記排気通路は、前記ポンプ室の外周に設けられた環状の通路であって、前記ボディの出口に連通する排気出口を備え、
前記カバーは、前記排気出口から排出された空気を膨張させる膨張室を区画し、前記排気通路の形状に沿って湾曲する湾曲壁部を備え、
前記ボディは、前記排気通路を区画する複数の区画壁を備え、前記区画壁は前記排気通路の高さよりも低く、一方の区画壁は当該区画壁及び前記湾曲壁部によって構成される隔壁によって前記排気通路に沿った前記ポンプ室出口から前記排気出口までの最短長さよりも長い通路を形成し、他方の区画壁は前記カバーと当接せず前記排気通路の流路断面積を縮小する
ことを特徴とする真空ポンプ。 - 請求項1に記載の真空ポンプにおいて、
前記カバーは、前記ボディに組み付けられたときに前記ボディ側となる面に、前記排気通路に突出する突起部を備える
ことを特徴とする真空ポンプ。 - 請求項1又は2に記載の真空ポンプにおいて、
前記カバーは、円筒部と、当該円筒部の一方の開口を閉塞する天井部と、を備え、当該天井部と前記ポンプ部とは離間している
ことを特徴とする真空ポンプ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の真空ポンプにおいて、
前記カバーの天井部にリブを備える
ことを特徴とする真空ポンプ。 - 前記カバーは樹脂からなる
請求項1〜4のいずれか1項に記載の真空ポンプ。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014260929A JP6570830B2 (ja) | 2014-12-24 | 2014-12-24 | 真空ポンプ |
Publications (2)
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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