JP6569089B2 - 天井扇風機 - Google Patents

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Description

本発明は、センサレスブラシレスDCモータを用いた天井扇風機に関する。
近年、天井扇風機は、夏場には涼風を発生させ、冬場には天井付近に集まる暖気を循環させることにより、冷房効率や暖房効率を高める手段として利用されることが多くなってきている。また、天井扇風機に用いられる電動機は制御性、省エネ性、小型化、軽量化などの目的のために、ブラシレスDCモータが用いられることが多くなってきている。
この種のブラシレスDCモータを使用した天井扇風機を一般住宅の他、学校、公共、商業施設などの広い空間に複数設置した場合、天井扇風機の回転数に違いがあると、使用者に違和感を与えるなどの理由から、回転数を一定にするように制御するものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
以下、その天井扇風機について図7を参照しながら説明する。図7は、従来の天井扇風機を示す構成図である。
図7に示すように、天井扇風機101は、羽根102と羽根を回転させるブラシレスDCモータ103と、ブラシレスDCモータ103を制御する制御回路104と、天井扇風機101の下部に取り付けられた照明器105からなる。また、制御回路104は、ブラシレスDCモータ103に取り付けられた羽根102の回転数を一定に保つように制御している。
また、風量の算出方法として、電流と回転数を用いる方法がある(例えば、特許文献2を参照)。
特許文献2において、電流検出部は、インバータ回路の下段を構成するスイッチング素子の負電位側端子を1本にまとめた箇所と回路グランドとの間に接続される構成になっていた。
特許第4649934号公報 特開2002−165477号公報
特許文献1に示されるような、従来のブラシレスDCモータを使用した天井扇風機における、問題について説明する。
一般流体の相似則から、風量Qと回転数Nは羽根径をDとすると次式のような比例関係が知られている。
Q∝N×D
羽根径が一定であれば、風量は回転数に比例する。しかし、取付ポールの長さを変えて、天井から近接した状態で設置された場合と、ある程度天井から離れた状態で設置された場合とでは、同じ回転数であっても羽根の仕事量の増減によって、風量が変わる。
羽根と天井との距離が接近していると、羽根の内周部まで空気がまわり込む空間が狭くなり、羽根の外周部でのみ気流を送り出すようになる。このため、天井に接近する程、風量が低下していく。また、羽根から天井までの距離を長くすると、羽根の内周部まで空気がまわり込む空間が広くなり、羽根の内周部でも気流を送り出すようになる。このため、天井から離れる程、風量が増加していく。
羽根の内周部まで空気がまわり込む空間が十分確保できる距離以上離れると、それ以降は風量の変化はみられなくなる。
例えば、取付ポールを介して羽根から天井までの距離が200mmに設置された比較的羽根径が大きい天井扇風機の場合で説明する。図8は、従来の天井扇風機の目標風量における羽根から天井までの距離と風量、回転数との関係を示す関係図である。図9は、同天井扇風機の目標風量における羽根から天井までの距離と回転数、消費電力との関係を示す関係図である。図8および図9に示すように、この状態で、かつ、羽根の回転数が230r/minで一定になるように運転を行うと、風量は284m/min、消費電力は39Wとなった。この状態を風量設定強とし、このときの風量284m/minを強設定時における「強風量」とする。
羽根から天井までの距離を300mmに変更し、回転数230r/minで運転すると、風量は307m/minとなり、強風量よりも多くなり、消費電力は32Wである。このため、強設定時における強風量で運転するためには、回転数を220r/minにする必要がある。すなわち、目標とする強風量より多く、余分に消費電力を消費していることになる。
また、羽根から天井までの距離を150mmで回転数230r/minで運転すると、風量は273m/minとなり、強風量よりも少なく、消費電力は、44Wである。このため、強風量で運転するためには、回転数を245r/minにする必要がある。
このように回転数を一定に保つように制御を行うと、羽根から天井までの距離によって、風量が変化するという問題があった。
また、特許文献2に示されるような構成においては、モータの電流を電流検出部で測定する。しかし、回路のグランドに接続されているため、モータ電流を3相合成電流でしか検出できない。また、スイッチング素子がドライバ組みになっている場合は、ドライバに必要な電流を検出してしまう。よって、正確なモータの相電流が検出できないという問題があった。
そこで本発明は、上記従来の問題を解決する。本発明は、モータに流れる電流を精度よく検出し、目標風量に対して精度よく風量制御を行う。本発明は、羽根から天井までの距離に関わらず、風量が略一定で、複数台の天井扇風機が設置された場合においても、各天井扇風機の回転数を略同一で運転できる天井扇風機を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の天井扇風機は、羽根と、羽根を駆動するモータと、モータを制御する制御回路を備え、取付ポールを介して天井に取り付けられ、室内の空気を循環させる天井扇風機である。また、制御回路は、交流電圧を直流電圧に変換する交直変換回路と、上段と下段からなり、相反するON/OFF動作を行う2つのスイッチング素子を直流電圧に直列に接続して成る三つのアームを三相ブリッジ状に結線し、かつ、三相PWM方式により直交変換された電圧が印加され、モータを駆動するインバータ回路とを備える。また、制御回路は、インバータ回路の各相の下段と負電位側の間に相ごとに挿入したシャント抵抗と、シャント抵抗の端子間電圧を増幅する増幅部と、増幅部の出力からモータに流れる各相の電流値を検出する電流検出部とを備える。また、制御回路は、電流検出部で検出された電流に基づいてモータの回転数と位置を算出する回転検出部と、羽根から天井までの距離の算出と、目標風量と現在の出力風量との比較を行う風量演算部とを備える。また、制御回路は、風量演算部の比較結果に基づいて、風量が実質的に一定となるように、インバータ回路に対してデューティを出力してモータの回転数を制御する速度制御部を備える。また、風量演算部は、電流検出部で検出した各相の電流値のうちいずれか1相の電流値と、回転検出部が算出した回転数とを入力し、入力した電流値および回転数から羽根から天井までの距離を算出し、入力した電流値および回転数を、算出した羽根から天井までの距離に基づいて決定された目標風量に対応する電流値および回転数を設定することによって、現在の出力風量を算出した羽根から天井までの距離に基づいて決定された目標風量に設定する。これにより、所期の目的を達成する。
また、本発明の天井扇風機は、制御回路には、増幅部の増幅率を変更する増幅率変更部を備え、増幅率変更部は、目標風量に基づいて風量演算部に入力する電流値を検出するための増幅部の増幅率を切り替える。これにより、所期の目的を達成する。
また、本発明の天井扇風機は、制御回路には、増幅部の増幅率を変更する増幅率変更部を備え、増幅率変更部は、電流検出部が検出する電流に基づいて、風量演算部に入力する電流値を検出するための増幅部の増幅率を切り替える。これにより、所期の目的を達成する。
以上のように本発明は、モータの巻線に流れる電流を正確に検出することが可能になる。よって、羽根から天井までの距離によらず風量を略一定に保ち、且つ消費電力の増加を抑えることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機を示す構成図である。 図2は、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機の制御回路の構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機の運転動作を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機の羽根から天井までの距離と電流、回転数との関係を記憶した図である。 図5Aは、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機の設定風量、目標風量、初期回転数を記憶したテーブルの図である。 図5Bは、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機の羽根から天井までの距離を算出するためのテーブルの図である。 図5Cは、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機の羽根から天井までの距離を算出するための電流のしきい値テーブルの図である。 図6Aは、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機の目標風量における羽根から天井までの距離と電流、回転数との関係図である。 図6Bは、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機の目標風量における制御動作を示す羽根から天井までの距離と電流、回転数との関係図である。 図7は、従来の天井扇風機を示す構成図である。 図8は、従来の天井扇風機の目標風量における羽根から天井までの距離と風量、回転数との関係を示す関係図である。 図9は、従来の天井扇風機の目標風量における羽根から天井までの距離と回転数、消費電力との関係を示す関係図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
本実施の形態の天井扇風機1は、建物内の天井に取付けられる。天井扇風機1は、DC(Direct Current)モータの特徴を生かし、低い回転数から高い回転数までの制御を行い、小風量から大風量までをまかなう。
図1は、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機1を示す構成図である。図1に示すように、天井扇風機1は、羽根2と、センサレスブラシレスDCモータ3と、制御回路4と、リモコン5と、リモコン受光部6を有している。センサレスブラシレスDCモータ3は、羽根2を回転させる。リモコン5は、天井扇風機1の動作を設定する。リモコン受光部6は、リモコン5の信号を受信する。リモコン5は、使用者が操作して、天井扇風機1の運転入/切を行う運転入/切ボタン5a、風量切替を行う風量設定ボタン5bを有している。天井扇風機1は取付ポール7により天井から吊り下げられて設置されている。
制御回路4は、センサレスブラシレスDCモータ3を駆動し、センサレスブラシレスDCモータ3に取り付けられた羽根2を回転させている。
図2は、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機1の制御回路4の構成を示すブロック図である。図2において、商用電源8から供給される交流電圧は、交直変換回路9にて直流変換される。その後、直流変換された直流電圧は、平滑コンデンサ10にて平滑化され、平滑化された直流電圧はインバータ回路11に印加される。インバータ回路11は、上段と下段からなり、相反するON/OFF動作を行う2つのスイッチング素子を直流電圧に直列に接続して成る三つのアームが三相ブリッジ状に結線され、三相PWM(Pulse Width Modulation)方式により直交変換され、センサレスブラシレスDCモータ3を駆動する。センサレスブラシレスDCモータ3は、巻線を巻装した固定子12と、永久磁石を備えた回転子13からなる。
また、インバータ回路11の各相の下段と負電位側の間には、相ごとにシャント抵抗14が挿入されている。シャント抵抗14に流れる電流により発生するシャント抵抗14の両端の電圧を、増幅部15で増幅する。増幅部15の出力から、電流検出部16は、センサレスブラシレスDCモータ3に流れる各相の電流を検出する。回転検出部17は、電流検出部16で検出された電流に基づいて、センサレスブラシレスDCモータ3の回転数と位置を算出する。
詳しくは後述するが、風量演算部18は、電流検出部16で検出した各相の電流値のうちいずれか1相の電流値および回転検出部17が算出した回転数と、後述する目標風量Qsに対応する電流値および回転数をそれぞれ比較する。風量演算部18は、その比較結果に基づいて、現在の出力風量が目標風量Qsに対して高いか低いかを判断する。
リモコン信号判断部19は、リモコン5の運転入/切ボタン5a、風量設定ボタン5bの操作により、リモコンから送信された信号をリモコン受光部6で受信する。リモコン信号判断部19は、リモコン5からの信号を解析する。リモコン信号判断部19は、解析結果から設定風量を得て、目標風量演算部20に目標風量Qsを出力する。
詳しくは後述するが、目標風量演算部20は、電流検出部16で検出した各相の電流値のうちいずれか1相の電流値、および回転検出部17が算出した回転数から、羽根2から天井までの距離を算出する。算出された羽根2から天井までの距離に基づいて、目標風量演算部20は、決定された目標風量Qsを算出し、目標風量Qsを風量演算部18に対して指示する。
増幅率変更部21は、目標風量演算部20が算出した目標風量Qsを入力し、目標風量Qsの大きさに応じて所定の相の増幅部15の増幅率を変更する。
速度制御部22は、インバータ回路11に対してデューティを出力して、センサレスブラシレスDCモータ3の回転数を可変する。
センサレスブラシレスDCモータ3の回転数が可変することにより、センサレスブラシレスDCモータ3に取付けられた羽根2の回転数が可変する。これにより、天井扇風機1から必要な風量が出力される。
以下、図3を用いて、本実施の形態の天井扇風機1の動作を説明する。図3は、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機1の運転動作を示すフローチャートである。
使用者が、天井扇風機1の運転を開始するために、リモコン5の運転入/切ボタン5aを操作して天井扇風機1の運転を開始する。その後、風量設定ボタン5bを操作して、風量設定を例えば強ノッチに設定する。そうすると、リモコン信号判断部19は、リモコン5からの信号を解析し、解析結果から設定風量を得て、目標風量Qsを得る。目標風量Qsの決定方法は、例えば、メモリに記憶されたテーブルを参照してもよいし、予め設定された算出式に基づいたものでもよい。
目標風量Qsが決定されると、目標風量演算部20は、羽根2から天井までの距離が判定できているかどうかを判断する(ステップS101)。羽根2から天井までの距離が判定できていない場合(ステップS101においてNO)について説明する。羽根2から天井までの距離が判定できていない場合、例えば、後述する図5Aに示すような、メモリに記憶されたテーブルから、目標風量Qsに対応する初期回転数を決定する(ステップS102)。速度制御部22は、インバータ回路11にデューティを出力する。
インバータ回路11にデューティが出力されると、インバータ回路11は、6個のスイッチング素子を順番に導通させ、センサレスブラシレスDCモータ3を駆動する。センサレスブラシレスDCモータ3が駆動すると、シャント抵抗14に電流が流れる。増幅部15は、それぞれのシャント抵抗14の両端の電圧を増幅する。電流検出部16では、増幅したそれぞれのシャント抵抗14の両端の電圧を検出し、この電位をもとにセンサレスブラシレスDCモータ3の巻線に流れる電流(巻線電流)を相ごとに検出する(ステップS103)。検出された巻線電流のうち、2相分を回転検出部17に入力する。
詳しくは後述するが、残りの1相分の巻線電流は、風量演算部18に入力する。回転検出部17では、2相分の巻線電流からセンサレスブラシレスDCモータ3の回転数と位置を検出する(ステップS104)。
次に、風量演算部18では、目標風量演算部20で決定された初期回転数と回転検出部17によって検出された回転数、すなわち現在回転数とを比較する(ステップS105)。現在回転数が初期回転数と異なる時(ステップS105においてNO)、すなわち、現在回転数が初期回転数に対して小さい場合は、風量演算部18は、速度制御部22にデューティを大きく出力する指示を行う(ステップS106)。
一方、現在回転数が初期回転数に対して大きい場合は、風量演算部18は速度制御部22にデューティを小さく出力する指示を行う(ステップS106)。
これにより、次第にセンサレスブラシレスDCモータ3の回転数が初期回転数に近づいていく。
現在回転数が初期回転数と等しい時(ステップS105においてYES)、風量演算部18は、電流検出部16で検出された1相分の電流値と回転検出部17で検出された回転数から、羽根2から天井までの距離を算出する。羽根2から天井までの距離を算出する方法は、例えば、メモリに記憶されたテーブルを参照して決定してもよいし、予め設定された算出式に基づいたものでもよい。
例として、羽根2から天井までの距離と電流、回転数との関係を記憶した図4、図5A、図5B、および図5Cを用いて、羽根2から天井までの距離を算出する方法を説明する。図4は、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機の羽根2から天井までの距離と電流、回転数との関係を記憶した図である。図5Aは、同天井扇風機の設定風量、目標風量Qs、初期回転数を記憶したテーブルの図である。図5Bは、同天井扇風機の羽根2から天井までの距離を算出するためのテーブルの図である。図5Cは、同天井扇風機の羽根2から天井までの距離を算出するための電流のしきい値テーブルの図である。
まず、天井まので距離を200mmとして、設定風量(すなわち、風量ノッチ)に対する目標風量Qsと目標風量Qsに対する初期回転数の関係を図5Aに示す。この関係はテーブル化して記憶させておく。以降、風量設定を強ノッチに設定した場合について説明する。
風量設定を強ノッチに設定した場合、目標風量Qsは284m/min、初期回転数は230r/minである。
天井扇風機1を、羽根2から天井までの複数の距離において、初期回転数230r/min一定で運転し、そのときの羽根2から天井までの距離、羽根の回転数と電流検出部16で検出された1相分の電流値を測定する。その測定結果を図4に示す。
この測定結果、すなわち、初期回転数230r/minにおける羽根2から天井までの距離と電流値の関係を、テーブル化(図5Bおよび図5C)し、メモリに記憶しておく。
次に、記憶したテーブルを用いて、天井に取り付けられた天井扇風機1から羽根2から天井までの距離を算出する。まず、取り付けられた天井扇風機1を初期回転数230r/minで運転させる。そして、その時のセンサレスブラシレスDCモータ3に流れる1相分の電流値を、電流検出部16で検出する。その1相分の電流値から、図5Bで示されるテーブルに基づいて、羽根2から天井までの距離を算出する。例えば、検出された1相分の電流値が260mAの場合、図5Cから電流記号I2からI3の範囲を選択し、図5Bで示されるテーブルから、羽根2から天井までの距離は250mmとなる(ステップS107)。
ここで、羽根2から天井までの距離を算出できたので、距離判定完了をセットし、羽根2から天井までの距離を算出したことを記憶する(ステップS108)。
次に、羽根2から天井からの距離が判定できている場合について説明する。
風量設定ボタンで設定した風量ノッチに対応する設定風量に基づいて、風量演算部18に対して、強ノッチに対する目標風量Qsを決定し指示する(ステップS109)。目標風量Qsの決定方法は、メモリに記憶されたテーブルを参照して決定してもよいし、予め設定された算出式に基づいたものでもよい。
目標風量Qsが決定されると、目標風量Qsに従って、3相のうちいずれか1相の増幅率を増幅率変更部21で変更する(ステップS110)。
ここで、出力風量Qnが目標風量Qsに対して風量が小さくなると、シャント抵抗14に流れる電流が小さくなる。これにより、電流検出部16では、巻線電流に流れる電流を正確に検出し難くなる。そこで、目標風量Qsが所定の風量Qaよりも小さい場合には、増幅率変更部21は、風量演算部18に入力する電流値を検出するための増幅部15の増幅率を上げる処理を行なう。所定の風量Qaは、予め記憶された風量の値である。所定の風量Qaは、目標風量Qsに対して十分小さく、増幅率を切り替えて検出しないと電流検出部16で正確な巻線電流の検出ができなくなるような値を設定しておく。
速度制御部22は、目標風量Qsで決定された値に基づいて、インバータ回路11にデューティを出力する。
インバータ回路11にデューティを出力すると、インバータ回路11は、6個のスイッチング素子を順番に導通させ、センサレスブラシレスDCモータ3を駆動する。センサレスブラシレスDCモータ3が駆動すると、シャント抵抗14に電流が流れる。増幅部15は、各シャント抵抗14の両端の電圧を増幅する。電流検出部16では、増幅した各シャント抵抗14の両端の電圧を検出し、この電圧をもとにセンサレスブラシレスDCモータ巻線に流れる電流(巻線電流)を相ごとに検出する(ステップS111)。
電流検出部16は、検出された巻線電流のうち、2相分の巻線電流を回転検出部17に入力する。残りの1相分の巻線電流は、後述するように風量演算部18に入力する。回転検出部17では、2相分の巻線電流からセンサレスブラシレスDCモータ3の回転数と位置を算出する(ステップS112)。
次に、風量演算部18では、電流検出部16で検出された1相分の電流値と回転検出部17によって検出された回転数から、現在の出力風量Qnを算出する(ステップS113)。
ここで、同じ回転数であっても羽根2から天井までの距離によって、風量が異なる。異なる羽根2から天井までの距離における電流と回転数の関係は、予め測定し、テーブル化しておく。すなわち、天井扇風機1を、目標風量Qsで一定になるように運転し、羽根2から天井までの距離を変更して、羽根の回転数と電流検出部16で検出された1相分の電流値を測定する。測定結果から、回転数と電流値の関係をテーブル化しておく(図6A)。図6Aは、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機1の目標風量Qsにおける羽根2から天井までの距離と電流、回転数との関係図である。図6Aから、目標風量Qsと羽根2から天井までの距離に基づいて、回転数と電流の値を得る。
具体的に説明する。ステップS107で得られた羽根2から天井までの距離は250mmである。目標風量Qsにおける、羽根2から天井までの距離250mmの時の回転数と電流の関係は、図6Bのとおりである。図6Bは、本発明の実施の形態にかかる天井扇風機1の目標風量における制御動作を示す羽根2から天井までの距離と電流、回転数との関係図である。
図6Bから、羽根2から天井までの距離250mmの時、目標風量Qsを満足する運転状態は、回転数N1、電流I1となる。電流検出部16で検出された1相分の電流値がI2、回転検出部で検出された回転数がN2である時(点A)、目標風量Qsに対して、現在の出力風量Qnは、風量が少ない状態である。また、1相分の電流値がI3、回転検出部で検出された回転数がN3である時(点B)、目標風量Qsに対して、現在の出力風量Qnは、風量が多い状態である。1相分の電流値がI1、回転検出部で検出された回転数がN1の時、現在の出力風量Qnは目標風量Qsと等しい状態である。風量演算部18は、算出された出力風量Qnと目標風量Qsとを比較する(ステップS114)。
出力風量Qnが目標風量Qsに対して小さい場合は、風量演算部18は、速度制御部22にデューティを大きく出力する指示を行い、回転数を上昇させるように制御する。出力風量Qnが目標風量Qsに対して大きい場合は、風量演算部18は速度制御部22にデューティを小さく出力する指示を行う。これによって、羽根2の回転数を下降させるように制御し、出力風量Qnと目標風量Qsとの偏差を小さくするように制御する。
以上のように構成した天井扇風機1は、センサレスブラシレスDCモータ3に流れる電流をインバータ回路11の各相の下段と負電位側の間に相ごとにシャント抵抗14を挿入し、シャント抵抗14に流れる電流を検出することにより精度よく巻線電流を検出することができる。また、各相のうちいずれか1相の増幅率を増幅率変更部21で変更することで巻線電流を正確に検出することができる。従って、DCモータの特徴を生かした小さい風量から大きい風量まで運転が可能となる。よって、羽根2から天井までの距離によらず風量を実質的に一定に保ち、且つ風量の出すぎによる消費電力の増加を抑えることができる。
本実施の形態では、風量設定が強ノッチに設定した時の例を示したが、同様に設定する風量毎に行えば、すべての風量設定において、風量を実質的に一定に保つ制御ができ、その効果は同じである。
また、本実施の形態では、増幅率変更部21は、目標風量Qsに対応して増幅率を切り替える構成としたが、電流検出部16が検出した電流値に基づいて増幅率を切り替えてもよい。
以上のように、本実施の形態の天井扇風機1は、羽根2と、羽根2を駆動するセンサレスブラシレスDCモータ3に相当するモータと、モータを制御する制御回路4を備え、取付ポールを介して天井に取り付けられ、室内の空気を循環させる。また、制御回路4は、交流電圧を直流電圧に変換する交直変換回路9と、上段と下段からなり、相反するON/OFF動作を行う2つのスイッチング素子を直流電圧に直列に接続して成る三つのアームを三相ブリッジ状に結線し、かつ、三相PWM方式により直交変換された電圧が印加され、モータを駆動するインバータ回路11とを備える。また、制御回路4は、インバータ回路11の各相の下段と負電位側の間に相ごとに挿入したシャント抵抗14と、シャント抵抗14の端子間電圧を増幅する増幅部15と、増幅部15の出力からモータに流れる各相の電流値を検出する電流検出部16とを備える。また、制御回路4は、電流検出部16で検出された電流に基づいてモータの回転数と位置を算出する回転検出部17と、羽根から天井までの距離の算出と、目標風量と現在の出力風量との比較を行う風量演算部18とを備える。また、制御回路4は、風量演算部18の比較結果に基づいて、風量が実質的に一定となるように、インバータ回路11に対してデューティを出力してモータの回転数を制御する速度制御部22を備える。また、風量演算部18は、電流検出部16で検出した各相の電流値のうちいずれか1相の電流値と、回転検出部17が算出した回転数とを入力し、入力した電流値および回転数から羽根から天井までの距離を算出し、入力した電流値および回転数を、算出した羽根から天井までの距離に基づいて決定された目標風量に対応する電流値および回転数を設定することによって、現在の出力風量を算出した羽根から天井までの距離に基づいて決定された目標風量に設定する。
これにより、モータの巻線に流れる電流を正確に検出することが可能になり、羽根から天井までの距離によらず風量を略一定に保ち、且つ消費電力の増加を抑えることができる。
また、制御回路4は、増幅部15の増幅率を変更する増幅率変更部21を備えてもよい。増幅率変更部21は、目標風量に基づいて風量演算部18に入力する電流値を検出するための増幅部15の増幅率を切り替えてもよい。
これにより、目標風量に応じて増幅率変更部21の大きさを変更し、モータの巻線に流れる電流を正確に検出することが可能になり、目標風量が小さい場合においても換気風量を常に一定に保つことができる。
また、制御回路4は、増幅部15の増幅率を変更する増幅率変更部21を備えてもよい。増幅率変更部21は、電流検出部16が検出する電流に基づいて、風量演算部18に入力する電流値を検出するための増幅部15の増幅率を切り替えてもよい。
これにより、電流検出部16が検出する電流に応じて増幅変更部21の大きさを変更し、モータの巻線に流れる電流を正確に検出することが可能になり、目標風量が小さい場合においても風量を略一定に保つことができる。
本発明にかかる天井扇風機は、取付ポールを介して天井に取り付けられて室内の空気を循環させる。羽根径が大きいものであっても、羽根から天井までの距離によらず、所定の風量が得られる製品において広く有用である。
1 天井扇風機
2 羽根
3 センサレスブラシレスDCモータ
4 制御回路
5 リモコン
5a 運転入/切ボタン
5b 風量設定ボタン
6 リモコン受光部
7 取付ポール
8 商用電源
9 交直変換回路
10 平滑コンデンサ
11 インバータ回路
12 固定子
13 回転子
14 シャント抵抗
15 増幅部
16 電流検出部
17 回転検出部
18 風量演算部
19 リモコン信号判断部
20 目標風量演算部
21 増幅率変更部
22 速度制御部

Claims (3)

  1. 羽根と、前記羽根を駆動するモータと、前記モータを制御する制御回路を備え、
    取付ポールを介して天井に取り付けられ、室内の空気を循環させる天井扇風機であって、
    前記制御回路は、
    交流電圧を直流電圧に変換する交直変換回路と、
    上段と下段からなり、相反するON/OFF動作を行う2つのスイッチング素子を前記直流電圧に直列に接続して成る三つのアームを三相ブリッジ状に結線し、かつ、三相PWM方式により直交変換された電圧が印加され、前記モータを駆動するインバータ回路と、
    前記インバータ回路の各相の下段と負電位側の間に相ごとに挿入したシャント抵抗と、
    前記シャント抵抗の端子間電圧を増幅する増幅部と、
    前記増幅部の出力から前記モータに流れる各相の電流値を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部で検出された電流に基づいて前記モータの回転数と位置を算出する回転検出部と、
    前記羽根から前記天井までの距離の算出と、目標風量と現在の出力風量との比較を行う風量演算部と、
    前記風量演算部の比較結果に基づいて、風量が実質的に一定となるように、前記インバータ回路に対してデューティを出力して前記モータの回転数を制御する速度制御部とを備え、
    前記風量演算部は、
    前記電流検出部で検出した各相の電流値のうちいずれか1相の電流値と、前記回転検出部が算出した回転数とを入力し、
    入力した前記電流値および前記回転数から前記羽根から前記天井までの前記距離を算出し、
    前記入力した前記電流値および前記回転数を、前記算出した前記羽根から前記天井までの前記距離に基づいて決定された前記目標風量に対応する電流値および回転数を設定することによって、前記現在の前記出力風量を算出した前記羽根から前記天井までの前記距離に基づいて決定された前記目標風量に設定する天井扇風機。
  2. 前記制御回路は、前記増幅部の増幅率を変更する増幅率変更部を備え、
    前記増幅率変更部は、前記目標風量に基づいて前記風量演算部に入力する電流値を検出するための前記増幅部の増幅率を切り替える請求項1記載の天井扇風機。
  3. 前記制御回路は、前記増幅部の増幅率を変更する増幅率変更部を備え、
    前記増幅率変更部は、前記電流検出部が検出する電流に基づいて、前記風量演算部に入力する電流値を検出するための前記増幅部の増幅率を切り替える請求項1記載の天井扇風機。
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