JP6568320B2 - 自動変速機用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明はトルクコンバータのロックアップクラッチ制御や自動変速機のシフト制御を行なう自動変速機用制御装置に関するものである。
一般的に、オートマチックトランスミッション(AT:Automatic Transmission)や連続可変トランスミッション(CVT:Continuously Variable Transmission)を備えた自動車には、内燃機関の回転数変動を緩和したり、内燃機関の低回転時のトルクを増大させるためにトルクコンバータが搭載されている。このトルクコンバータは内燃機関側の入力トルクを油等の液体を介して出力軸側にトルクを伝達する構造であり、液体で動力伝達をしているため入力軸と出力軸の回転数に滑りが生じ伝達効率を下げている。
このため通常のトルクコンバータには、入力軸と出力軸を直結させて伝達効率の向上を図るロックアップクラッチを備えている。トルクコンバータのロックアップクラッチは、例えば、車速VSPおよびスロットル開度TVOに応じてその係合状態と解放状態とを切換制御する。また、変速制御については、車速VSPとスロットル開度TVOに応じて、アップシフト、ダウンシフト判定を行い最適な変速段に制御している。
近年では燃費を向上させるために、ロックアップ領域を低速側に設定するようになっており、市街地走行時や渋滞路走行時に低速領域で発進、停止が頻繁に繰り返されると、ロックアップクラッチの係合、解放が頻繁に繰り返される「ビジーロックアップ」が発生してしまい、ロックアップクラッチの摩擦材が磨耗してロックアップクラッチの耐久性が低下する。また、ロックアップクラッチを係合および解放する際のショックが頻繁に起こるので、運転性が悪化する。
この課題に対応するため、例えば、特開2008−57646号公報(特許文献1)では、変速機コントローラによってナビゲーションシステムで得られる位置情報、渋滞情報等の走行情報を取得し、取得した走行情報に基づきロックアップ線を高速側に変更することが行われている。
特開2008−57646号公報
ところで、特許文献1のようにナビゲーションシステムのFM波を利用した交通渋滞情報を利用してロックアップ線を変更する制御において、交通インフラが整備されていない道路では、FM波を利用した交通渋滞情報を取得することができず、また、交通インフラが整備されている道路でも、FM波を利用した交通渋滞情報はリアルタイム性が低い情報のため、ロックアップ線の変更が必要な走行環境を完全に検出することはできない。
このため、本来はロックアップ係合しない方がよい走行環境の場合でも、変速機コントローラが車速VSPとスロットル開度TVO信号に従ってロックアップ係合と解放状態を判断し制御され、ロックアップの係合及び解放を繰り返し「ビジーロックアップ」を発生してしまう場合がある。
又、変速制御においても走行環境によってはシフトアップやシフトダウンを繰り返す、いわゆる「ビジーシフト」が発生し、運転性が悪化する可能性がある。特に近年ではオートマチックトランスミッションは多段化が進んでおり、アップシフト線、ダウンシフト線の間隔が狭く、「ビジーシフト」が発生しやすくなっている。
本発明の目的は、「ビジーロックアップ」や「ビジーシフト」が頻繁に繰り返される運転状況を精度よく検出して「ビジーロックアップ」や「ビジーシフト」の発生を抑制することができる新規な自動変速機用制御装置を提供することにある。
本発明の第1の特徴は、ロックアップクラッチを係合する前において、自車両の走行状態が所定の走行状態になった状態で、先行車両と自車両とが近づいていることを検出した場合に、ロックアップクラッチの解放状態を継続するように制御する、ところにある。
本発明の第2の特徴は、車両の走行状態からシフトアップ条件が成立した状態において、先行車両と自車両とが近づいていることを検出した場合に、自動変速機のシフトアップを実行しないように制御する、ところにある。
本発明によれば、自車両の発進、停止を頻繁に繰り返す走行状態を精度よく検出でき、ロックアップクラッチの係合、解放が頻繁に行われるのを抑制することができる。
また、同様に、自車両の発進、停止を頻繁に繰り返す走行状態を精度よく検出でき、シフトアップ、シフトダウンが頻繁に行われるのを抑制することができる。
本発明が適用される自動変速のシステム構成を示す構成図である。 シフトアップ・シフトダウンのタイミングを示す変速マップである。 ロックアップの係合及び開放タイミングを示すロックアップ判定マップである。 本発明が適用されるロックアップ制御の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の特徴である第1のロックアップ禁止判定処理の制御フローを示すフローチャートである。 図5に示す制御フローを実施した場合の動作を説明する説明図である。 本発明の特徴である第2のロックアップ禁止判定処理の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の特徴である第3のロックアップ禁止判定処理の制御フローを示すフローチャートである。 図8に示す制御で使用する、相対速度と相対距離によるロックアップ係合判定を示す相対速度-相対距離マップを示す図である。 相対速度、相対距離及び相対加速度によるロックアップ係合判定を示す相対速度-相対距離−相対加速度マップを示す図である。 本発明の特徴である第4のロックアップ禁止判定処理の制御フローを示すフローチャートである。 図11に示す制御フローを実施した場合の動作を説明する説明図である。 図11に示す制御で使用する、相対速度、相対距離及び相対加速度によるロックアップ係合判定を示す相対速度-相対距離−相対加速度マップを示す図である。
本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
本発明の実施形態について説明する前に、本発明が適用される自動変速機を備えた自動車の変速制御システムの構成について説明する。
図1は、流体式伝動装置であるトルクコンバータと変速機を備えた車両の概略構成を示しており、駆動ユニット(以下、内燃機関と表記する)1は内燃機関であり、内燃機関1の出力軸の回転力を、トルクコンバータ2へ伝達する。尚、駆動ユニットは電動機であっても差し支えないものである。
トルクコンバータ2は、トルクを伝達する装置であり、内燃機関1の出力軸の回転力を変速機3へ伝達する。また、トルクコンバータ2は、ロックアップクラッチ6を有しており、ロックアップクラッチ6を係合することで、トルクコンバータ2の入出力軸間が直結状態となり、トルクコンバータ2における伝達損失を低減することができる。
変速機3は、例えば、遊星歯車機構、クラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要素からなる有段の自動変速機であり、複数の変速段の中から任意の変速段を選択し、変速段に対応した変速比に変更することができる。そして、変速機3は、トルクコンバータ2の出力回転力を減速または増速して差動装置4へ伝達する。差動装置4は、駆動輪5へ回転力を伝達する動力伝達装置で、変速機3の出力軸の回転力を駆動輪5へ伝達する。
環境認識装置11は、カメラ、レーダなどのセンシングデバイスとセンシングデバイスの出力信号を処理するコントローラであり、自車両と先行車両の相対速度(Vbn←an)、先行車両と自車両の相対距離(Ln)を検出し、変速機コントローラ7へ相対速度(Vbn←an)や相対距離(Ln)の情報を送信する。また、車速センサ8は、変速機3の出力回転から、車速VSPを検出して変速機コントローラ7に送信している。
エンジンコントローラ9は、内燃機関1を制御しており、内燃機関1などから出力されるスロットル開度TVOを検出し、変速機コントローラ7へスロットル開度TVOを出力する。
変速機コントローラ7は、車速センサ8から車速VSP、エンジンコントローラ9からスロットル開度TVO、環境認識装置11からの相対速度(Vbn←an)、相対距離(Ln)等の走行情報が入力され、変速・ロックアップを制御するための信号を油圧制御回路10に設置されているソレノイド12、13に出力して、ロックアップクラッチ6、変速機3の図示しない摩擦係合要素への供給油圧を制御する。尚、環境認識装置11から検出した情報の処理内容の詳細は後述する。
変速機コントローラ7は、スロットル開度TVO、車速VSPに基づき、図2に示す所定の変速マップを参照して目標とする変速段を選択し、環境認識装置11から検出した情報より、最終的な変速段を設定し、変速機3の変速段が目標とする変速段となるように変速機3の図示しない摩擦係合要素への供給油圧を制御する。
また、変速機コントローラ7はロックアップクラッチ制御部を備えており、このロックアップクラッチ制御部は、車速VSP、スロットル開度TVOから決まる自車両の走行状態がロックアップ係合領域、ロックアップ解放領域のいずれにあるかを、環境認識装置11から検出した情報により図3に示すロックアップ判定マップを参照して最終的なロックアップ係合−ロックアップ解放動作を判定する。
ロックアップ係合する必要があるときは、ロックアップクラッチ6への供給油圧を増大し、ロックアップクラッチ6を係合する。ロックアップ解放する必要があるときは、ロックアップクラッチ4への供給油圧を減少させ、ロックアップクラッチ6を解放する。
図2は、自車両の走行状態がどの変速段に対応しているか選択するための、変速マップである。横軸は車速VSP、縦軸はスロットル開度TVOであり、実線と点線とで変速線を示している。実線の(1)1→2から(2)2→3までは2速、実線(2)2→3から高車速側は3速領域であり、点線(3)1←2から低車速側は1速、点線(4)2←3から(3)1←2は2速領域である。
実線と点線の間(1)1→2と(3)1←2、(2)2→3と(4)2←3は自車両の変速段を維持するヒステリシス領域である。そして自車両の車速VSP、スロットル開度TVOの情報により、自車両の走行状態がシフトアップ−シフトダウンのどこに対応しているか判断している。実施例では例示的に3速まで示しているが、この変速段に限るものではなく、4速、5速或いはこれ以上まで設定することができる。
図3は、自車両の走行状態がロックアップ係合領域かロックアップ解放領域かを選択するための、ロックアップ判定マップである。横軸は車速VSP、縦軸はスロットル開度TVOであり、実線と点線とでロックアップ線を示している。実線(1)から高車速側はロックアップ係合領域であり、点線(2)から低車速側はロックアップ解放領域であり、実線(1)と点線(2)の間はロックアップ状態を維持するヒステリシス領域である。自車両の車速VSP、スロットル開度TVOの情報により、自車両の走行状態がロックアップ係合−ロックアップ解放のどこに対応しているか判断している。
次に、図4を用いて、本実施形態によるロックアップ制御の動作について説明する。図4は、変速機コントローラ7が、変速機3、トルクコンバータ2を制御するための制御フローである。ここで、図4の「ロックアップ」を「シフト」に読み替え、「ロックアップ係合」を「シフトアップ」、「ロックアップ解放」を「シフトダウン」に読み替えることで、変速機のシフト制御にも適用することができる。また、デュアルクラッチトランスミッション(DCT:Dual Clutch Transmission)にも適用できるものである。
同様に、図5、図6、図8、図11の「ロックアップ」を「シフト」に読み替え、「ロックアップ係合」を「シフトアップ」、「ロックアップ解放」を「シフトダウン」に読み替えることで、変速機のシフト制御にも適用することができる。したがって、変速機のシフト制御の制御フローはここでは説明を省略する。
図4に示すロックアップ制御のフローチャートは、制御タスク周期で実行されており、例えば所定の時間間隔の時間タイミングでスタート(=起動)されるものである。
ステップS101では、変速機出力軸側の車速(回転)センサ8から検出した車速VSPと、スロットルバルブの回転角度を測定するスロットルポジションセンサーにより検出したスロットル開度TVO、環境認識装置11で検出した相対速度(Vbn←an)、相対距離(Ln)を読み込む。尚、相対速度(Vbn←an)、相対距離(Ln)の求め方については、以下の実施例にて詳細に説明する。
ステップS102では、車速VSPとスロットル開度TVOの値によって、予め設定されたロックアップ判定マップに従って、自車両の最新の車速VSPとスロットル開度TVOでロックアップ状態を判定する。ここで、ステップS102に示す「L/U」は、ロックアップを意味するものであり、他のフローチャートでも同様である。尚、ロックアップ判定マップは、図3に示すようなロックアップ線を備えたものであり、任意の特性に設定されている。変速機のシフト制御の場合は、図2で示した変速線を備えた変速マップを使用すれば良いものである。
そして、現在の実際のロックアップ係合−解放状態と、検出された車速VSPとスロットル開度TVOからロックアップ判定マップに従ったロックアップ係合−解放状態を比較し、ロックアップ状態の変更処理が必要であれば「Yes判定」を選択し、不要であれば「No判定」を選択して夫々選択された次のステップに移行する。ここで、「No判定」の場合は、リターンに抜けてこの制御フローを終了して次の起動タイミングに備えることになる。
一方、「Yes判定」の場合は、ステップS103へと移行する。ステップS103では、ロックアップ状態の変更を行うかどうかの判定を行っており、「ロックアップ変更処理を係合(「Yes判定」)と判定した場合はステップS105へ移行し、ロックアップ変更処理を開放(「No判定」)と判定した場合はステップS104へ移行する。
ステップS104では、ロックアップ解放処理を実行する。具体的には、ロックアップクラッチを解放させるために、油圧を下げる信号を変速機コントローラ7から油圧制御回路10のソレノイド12へ送信し、ロックアップを解放させる。この処理が終わると、ロックアップ制御を終了して、リターンに抜けてこの制御フローを終了して次の起動タイミングに備えることになる。
一方、ステップS103で「Yes判定」されると、ステップS105のロックアップ係合要求禁止判定処理を実行する。このロックアップ係合要求禁止判定処理は本実施例の特徴となる制御処理であり、ロックアップ係合要求禁止判定処理は、環境認識装置11によって求められた走行情報により、ロックアップ係合を実行するか、或いはロックアップ係合を実行しないかを判定する処理である。このロックアップ係合要求禁止判定処理の具体的な内容は、図5(第1の実施形態)、図7(第2の実施形態)、図8(第3の実施形態)、図9(第4の実施形態)を用いて詳細に説明するので、ここではその説明は省略する。
ステップS105によるロックアップ係合要求禁止判定処理の結果、「No判定」つまり、ロックアップ係合を実行して良いと判定した場合にはステップS106へ移行する。一方、ロックアップ係合要求禁止判定の結果、「Yes判定」つまり、ロックアップ係合の禁止と判定した場合には、ロックアップ制御を終了して、リターンに抜けてこの制御フローを終了して次の起動タイミングに備えることになる。
次に、ステップS106では、ステップS105でロックアップ係合が許可されため、ロックアップ係合処理を実行する。具体的には、ロックアップクラッチを結合させるために、油圧を上げる信号を変速機コントローラ7から油圧制御回路のソレノイド12へ送信し、ロックアップ係合を実施する。この処理が終わるとロックアップ制御を終了して、リターンに抜けてこの制御フローを終了して次の起動タイミングに備えることになる。
以上が本実施形態の概略の制御であるが、次に本実施形態の特徴であるロックアップ係合要求禁止判定処理の具体的な制御方法について説明する。
図5では、図4のステップS105のロックアップ係合要求禁止判定処理の第1の実施形態を示している。
ステップS201は、環境認識装置11で検出した先行車両と自車両との間の相対速度(Vbn←an)の情報を読み込む。相対速度(Vbn←an)は以下の(1)式で求められ、ここで、速度(Vbn)は自車両の速度であり、速度(Van)は先行車両の速度である。
(Vbn←an)=(Vbn)−(Van)……(1)
ここで、相対速度(Vbn←an)は、自車両の速度から先行車両の速度を減算したものであり、速度差が「+」の場合は自車両の速度が大きく、自車両が先行車両に接近することを意味し、速度差が「−」の場合は先行車両の速度が大きく、自車両が先行車両から遠ざかることを意味している。変速機コントローラ7はこの相対速度(Vbn←an)を基にして、先行車両に対する自車両の接近状態を判断している。相対速度(Vbn←an)が求まるとステップS202に移行する。
ステップS202では、ステップS201で読み込んだ、自車両と先行車両の相対速度(Vbn←an)を基に、相対速度の時間変化量を演算して相対加速度を求めている。以下の相対加速度を求める(2)式の演算結果が、「0」以下である「No判定」のとき、ステップS203へ移行してロックアップ係合要求禁止判定を「No判定」と判断する。つまり、この場合は先行車両の加速度が自車両の加速度より大きく自車両と先行車両の車間距離が離れて行く、または、先行車両の加速度が自車両の加速度と同じで車間距離が変わらないことを表している。
d(Vbn←an)/dt>0……(2)この「No判定」は図4のステップS105の「No判定」に対応しており、ステップS203でロックアップ係合要求禁止判定が「No判定」されると、図4のステップS106に移行してロックアップ係合を実行するものである。
一方、(2)式の演算結果が「0」より大きい「Yes判定」のとき、ステップS204へ移行してロックアップ係合要求禁止判定を「Yes判定」と判断する。つまり、この場合は自車両の方の加速度が大きく車間距離が縮まることを表している。この「Yes判定」は図4のステップS105の「Yes判定」に対応しており、ステップS203でロックアップ係合要求禁止判定が「Yes判定」されると、ロックアップ制御を終了して、リターンに抜けてこの制御フローを終了して次の起動タイミングに備えることになる。
このように、ロックアップ禁止判定処理を設定することにより、自車両と先行車両との車間距離が縮まる、つまり、「+」側の相対速度の時間変化を検出した場合、ロックアップ係合要求があっても、ロックアップ係合を禁止するものである。
図6に一つの事例としてロックアップ禁止時のタイムチャートを示している。ここで、所定の設定速度(Vup)を自車両のロックアップ係合速度とし、時刻(tn)を現在の時刻とする。そして、先行車両が速度(Van)のように減速し、自車両が速度(Vbn)のように加速している時刻tnで相対速度(Vbn←an)の時間変化が「+」になるときに、自車両がロックアップ係合速度(Vup)に達してロックアップ係合の要求があったとしても、この時刻(tn)ではロックアップ係合が禁止される。つまり、先行車両が速度(Van)を低下させているので、自車両がロックアップ係合速度(Vup)に達してロックアップ係合をしても、先行車両が接近して比較的に短時間でロックアップ解放すべき状態になるので、ロックアップ係合要求を禁止するものである。これによって、頻繁なロックアップ係合やロックアップ解放を抑制することができる。
次に第2の実施形態について図7に基づき説明するが、本実施形態では実施例1にステップS301、S303を新たに追加した点で異なっている。本実施形態では自車両と先行車両の相対距離を判定条件に加えたことで、先行車両が自車両より離れた場所で減速することを検出し、このような走行環境下ではロックアップ係合を実行して、不要なロックアップ係合禁止処理を行なわない、言い換えるとロックアップ係合を実行するようにして運転性の向上を図るようにしている。
ステップS301では、環境認識装置11により検出した先行車両と自車両の相対速度(Vbn←an)と、相対距離(Ln)の情報を読み込む。相対速度(Vbn←an)、相対距離(Ln)が求まるとステップS302に移行する。
ステップS302では、ステップS301で読み込んだ、自車両と先行車両の相対速度(Vbn←an)を基に、相対速度の時間変化量(=相対加速度)を演算し、(2)式の演算結果が「0」以下である「No判定」のとき、ステップS303へ移行してロックアップ係合要求禁止判定を「No判定」と判断する。この「No判定」は図4のステップS105の「No判定」に対応しており、ステップS203でロックアップ係合要求禁止判定が「No判定」されると、ステップS106に移行してロックアップ係合を実行するものである。
一方、(2)式の演算結果が「0」より大きい「Yes判定」のとき、ステップS303へ移行する。ステップS303では、ステップS301で読み込んだ自車両と先行車両の相対距離(Ln)と距離判定閾値(Lth)を比較する。相対距離(Ln)が距離判定閾値(Lth)以下で「Yes判定」のときは、ステップS304へ移行してロックアップ係合要求禁止判定を「Yes判定」とする。この「Yes判定」は図4のステップS105の「Yes判定」に対応しており、ステップ304でロックアップ係合要求禁止判定が「Yes」と判定され、ロックアップ制御を終了して、リターンに抜けてこの制御フローを終了して次の起動タイミングに備えることになる。
ステップS303で相対距離(Ln)が距離判定閾値(Lth)より大きい「No判定」されたのときは、ステップS305へ移行しロックアップ係合要求禁止判定を「No判定」として、図4のステップS106に移行してロックアップ係合を実行するものである。このように、自車両が先行車両より離れた場所で相対加速度が「0」より大きい時、すなわち自車両が先行車両に近づく(車間距離が縮まる)ことを検知したとしても、ロックアップ係合を実行して、不要なロックアップ係合禁止処理を行なわないようにして運転性の向上を図るようにしている。
ここで、距離判定閾値(Lth)は、相対速度(Vbn←an)をパラメータに設定可能であり、例えば、相対速度(Vbn←an)が大きい値だった場合、相対距離(Ln)が離れていたとしても自車両が短期間に先行車両に接近するので、ロックアップ係合を禁止にするため距離判定閾値(Lth)を大きくする。これによってロックアップ係合を行なわず、ロックアップ開放状態を維持するようになる。本実施形態でも、頻繁なロックアップ係合やロックアップ解放を抑制することができる。
次に第3の実施形態について図8に基づき説明するが、本実施形態では実施例1にステップS401、S403を新たに追加した点で異なっている。本実施形態では、予め実験などで相対速度(Vbn←an)と相対距離(Ln)に応じたロックアップ係合してからロックアップ解放するまでのロックアップ状態継続時間を測定しておき、そのロックアップ状態継続時間をもとに図9に示す相対速度(Vbn←an)と相対距離(Ln)に応じて、ロックアップ状態継続時間が長い場合は「L/U係合許可」と、逆に、ロックアップ状態継続時間が短い場合は、「L/U係合禁止」と判定するL/U判定線を設定する。このL/U判定線でロックアップの係合を判定する構成としたものである。
ステップS401では、環境認識装置11により検出した相対速度(Vbn←an)、相対距離(Ln)と、変速機の出力軸側の車速センサ8から自車両の速度(Vbn)を読み込む。これらの情報の読み込みが完了するとステップS402に移行する。
ステップS402では、ステップS401で読み込んだ、自車両と先行車両の相対速度(Vbn←an)を基に、相対速度の時間変化量(=相対加速度)を演算し、(2)式の演算結果が「0」以下である「No判定」のとき、ステップS405へ移行してロックアップ係合要求禁止判定を「No判定」と判断する。この「No判定」は図4のステップS105の「No判定」に対応しており、ステップS203でロックアップ係合要求禁止判定が「No判定」されると、ステップS106に移行してロックアップ係合を実行するものである。
ここで、(2)式の演算結果が「0」より大きい「Yes判定」のとき、ステップS403へ移行する。ステップS403では読み込んだ相対速度(Vbn←an)、相対距離Lnから、図9に示すような「相対速度-相対距離マップ」を参照して、ロックアップ係合禁止か否かを判定する。「相対速度-相対距離マップ」を参照した結果において、ロックアップ係合要求禁止判定を「No判定」と判断した場合は、ステップS405へ移行し、ロックアップ係合要求禁止判定を「No判定」とする。
一方、「相対速度-相対距離マップ」を参照した結果において、ロックアップ係合禁止判定を「Yes判定」と判断した場合は、ステップS404へ移行してロックアップ係合要求禁止判定を「Yes判定」とする。
図9は、相対速度(Vbn←an)と相対距離(Ln)から、ロックアップ係合禁止判定を行う「相対速度−相対距離マップ」であり、(1)ロックアップ判定線より相対距離が大きい側がロックアップ係合を許可する領域であり、(1)ロックアップ判定線より相対距離が小さい側がロックアップ係合を禁止する領域である。
尚、図9では相対速度及び相対距離をパラメータとする「相対速度−相対距離マップ」を示しているが、図10に示すように、これらのパラメータ加えて、自車両と先行車両の間の相対速度の時間的変化量、すなわち相対加速度をロックアップ係合の許可、禁止の判定パラメータを加えて3次元のマップとしても良いものである。(1)ロックアップ判定線-1及び(2)ロックアップ判定線−2からなる判定面でロックアップ係合の許可、禁止の判定が可能となり、自車両の走行環境に更に一致するようにロックアップ係合の許可、禁止の判定が実行できるようになる。
本実施形態でも、頻繁なロックアップ係合やロックアップ解放を抑制することができる。
次に第4の実施形態について説明するが、本実施形態ではロックアップ係合して、現時点の自車両と先行車両の走行状態が今後も継続するとした時、車速VSPとスロットル開度TVOで決まるロックアップ判定マップから、ロックアップ解放を判断するまで比較的長い時間がかかると判断した場合は、ロックアップ係合を許可するものである。この判断は、先行車両の減速度、及び先行車両の速度から判定することができる。
図11において、ステップS501では、先行車両の加速度(αan)と、先行車両の減速時間(Tdec)を初期化する。尚、先行車両の加速度(αan)と、先行車両の減速時間(Tdec)の詳細については後述する。初期化が終了するとステップS502に移行する。
ステップS502では、環境認識装置11により検出した相対速度(Vbn←an)と、変速機の出力軸側の車速センサ8より検出した自車両の速度(Vbn)を読み込む。相対速度(Vbn←an)と自車両の速度(Vbn)の読み込みが終了するとステップS503に移行する。
ステップS503では、ステップS502で読み込んだ、相対速度(Vbn←an)と自車両の速度(Vbn)から先行車両の加速度を演算する。ここで、先行車両の加速度の演算に先立ち、先行車両の速度(Van)は、次の(3)式で求めることができる。
(Van)=(Vbn)−(Vbn←an)……(3)尚、(3)式は現在の先行車両の速度であり、前回の先行車両速度は次の(4)式で表せる。また、前回の先行車両速度は、ロックアップ制御が行われる周期で毎回検出されている。したがって、nは今回のタイミングであり、n−1は前回のタイミングの値として記載している。
(Van-1)=(Vbn-1)−(Vbn-1←an-1)……(4)そして、(3)式と(4)式より1周期での先行車両の加速度(αan)は、次の(5)式で求めることができる
(αan)={(Van)−(Van-1)}/{(tn)−(tn-1)}…(5)このような演算を実行して先行車両の加速度(αan)が求まると、ステップS504に移行する。
ステップS504では、ステップS503にて演算した先行車両の加速度(αan)が「0」以上である「No判定」のとき、ステップS505へ移行してロックアップ係合要求禁止判定を「No判定」と判断する。つまり、この場合は先行車両の加速度が「+」側であることを表している。この「No判定」は図4のステップS105の「No判定」に対応しており、ステップS505でロックアップ係合要求禁止判定が「No判定」されると、ステップS106に移行してロックアップ係合を実行するものである。
一方、ステップS504で、先行車両の加速度(αan)が「0」より小さい「Yes判定」の場合はステップS505に移行する。この場合は先行車両の加速度が「−」側である、つまり、先行車両が減速していることを表している。そして、ステップS505では、「−」側の加速度である減速度を用いて先行車両の減速時間(Tdec)を演算して求める。
先行車両の減速時間(Tdec)は、現在と過去に推定した先行車両の減速度から、先行車両が自車両のロックアップ解放する開放速度(Vrel)に到達する時間を示している。そして、この減速時間(Tdec)は次の(6)式で求めることができる。
(Tdec)={((Vrel)−(Van)}/(αan)……(6)ここで、ロックアップ解放する開放速度(Vrel)は、例えば、図2のスロットル開度TVOが最小値のときの車速VSPとすることができる。減速時間(Tdec)が求まるとステップS506に移行する。
ステップS506では、ステップS505で演算した減速時間(Tdec)が、以下の(7)式によって時間判定閾値(Tth)と比較される。
(Tdec)>(Tth)……(7)時間判定閾値Tthは、ロックアップ解放を判断するまで比較的長い時間がかかるどうかの判断を行う時間であり、この時間判定閾値Tthの値は予め実験などで決められる。要は、頻繁なロックアップ係合やロックアップ解放を行なわないような時間に設定されれば良いものである。
ステップS506で、演算された減速時間(Tdec)が時間判定閾値Tth以下の「No判定」ではステップS507へ移行し、ロックアップ係合要求禁止判定を「No判定」とする。この「No判定」は図4のステップS105の「No判定」に対応しており、ステップS507でロックアップ係合要求禁止判定が「No判定」されると、ステップS106に移行してロックアップ係合を実行するものである。
一方、演算された減速時間(Tdec)が時間判定閾値Tthより大きい「Yes判定」ではステップS508へ移行し、ロックアップ係合要求禁止判定を「Yes判定」とする。したがって、先行車両が減速して自車両のロックアップ解放の開放速度(Vrel)まで減速する時間が短いと判定した場合は、自車両のロックアップ係合を禁止する。一方、先行車両の減速状態を認識することでロックアップの時間を長く確保できそうな場合は、ロックアップ係合させることができるようになる。
図12に一つの事例としてロックアップ禁止時のタイムチャートを示している。ここで、速度(Vup)を自車両のロックアップ係合速度、速度(Vrel)を自車両のロックアップ解放速度、加速度(αan)を先行車両の加速度とし、時刻tnを現在時刻とする。また、時間(Tdec)は先行車両の減速時間、時間(Tth)は時間判定閾値であり、この詳細は上述した通りである。
そして、先行車両が減速し、現在と過去に推定した先行車両の減速度(負側の加速度でもある)から、先行車両の速度が自車両のロックアップ解放速度Vrelまで達する減速時間(Tdec)を算出し、その減速時間が、時間判定閾値(Tth)よりも小さい場合は、自車両にロックアップ要求があったとしてもロックアップ係合を禁止するものである。
この時間判定閾値(Tth)は、予め実験などで測定して設定することができる。例えば、図13が時間判定閾値(Tth)を決定する時間判定閾値マップである。自車両の速度(Vbn)と先行車両の加速度(αan)によって対応する時間判定閾値(Tth)を決定するものである。ここでの時間判定閾値(Tth)は、(1)判定閾値面境界線1と(2)判定閾値面境界線2で囲まれた面が対応する間判定閾値(Tth)である。尚、上述の説明では推定した先行車両の加速度(αan)は、現在と1周期前の過去の先行車両の速度から推定しているが、この方法に限らず、他の方法で求めて良いことはいうまでもないない。
以上の説明はロックアップ制御についてであるが、「ロックアップ」を「シフト」に読み替え、「ロックアップ係合」を「シフトアップ」、「ロックアップ解放」を「シフトダウン」と読み替えると変速機のシフト制御も同様に行うことができる。これによって「ビジーシフト」の発生を抑制することができる。
以上説明した実施形態の特徴的な制御をまとめると以下のようになる。
(1)ロックアップクラッチを係合する前において、自車両の走行状態が所定の走行状態になった場合において、先行車両と自車両とが近づいていることを検知した場合にロックアップクラッチの解放状態を継続するように制御することができる。
(2)環境認識装置などから取得した走行情報に基づき先行車両と自車両の相対速度の時間変化量に基づき先行車両と自車両とが近づいていることを検知することができる。
(3)自車両の走行状態が設定速度以上になった場合にロックアップクラッチを係合するように制御し、ロックアップクラッチを係合する前において、自車両の走行状態が設定速度以上になった場合において、環境認識装置から取得した自車両と先行車両の相対距離が設定値以下であった場合に、ロックアップクラッチの解放状態を継続するように制御することができる。
(4)車両の走行状態がロックアップクラッチを係合する条件になった場合において、環境認識装置で検出した相対速度と相対距離を用いて、自車両のロックアップクラッチを開放する走行状態に達するまでにかかる時間が短いと予想された場合に、ロックアップクラッチの解放状態を継続するように制御することができる。
(5)自車両の走行状態が設定速度以上になった場合にロックアップクラッチを係合するように制御し、ロックアップクラッチを係合する前において、自車両の走行状態が設定速度以上になった場合において、先行車両が現在と過去に推定した加速度又は減速度を用いて自車両のロックアップクラッチを開放する設定速度に車両が達するまでにかかる時間が設定値以下であった場合に、ロックアップクラッチの解放状態を継続するように制御することができる。
(6)車両の走行状態からシフトアップ条件が成立した場合において、先行車両と自車両とが近づいていることを検知した場合に、自動変速機のシフトアップをしないように制御することができる。
(7)車両の走行状態からシフトアップ条件が成立した場合において、環境認識装置から取得した自車両と先行車両の相対距離が設定値以下であった場合に、自動変速機のシフトアップをしないように制御することができる。
(8)車両の走行状態からシフトアップ条件が成立した場合において、環境認識装置で検出した相対速度と相対距離を用いて、自車両のシフトダウンする走行状態に達するまでにかかる時間が短いと予想された場合に、自動変速機のシフトアップをしないように制御することができる。
(9)車両の走行状態からシフトアップ条件が成立した場合において、先行車両が現在と過去に推定した加速度又は減速度を用いて自車両のシフトダウン条件に先行車両が達するまでにかかる時間が設定値以下であった場合に、自動変速機のシフトアップをしないように制御することができる。
以上述べた通り、本発明の第1の特徴によれば、ロックアップクラッチを係合する前において、自車両の走行状態が所定の走行状態になった状態で、先行車両と自車両とが近づいていることを検出した場合に、ロックアップクラッチの解放状態を継続するように制御する構成とした。
これによれば、自車両の発進、停止を頻繁に繰り返す走行状態を精度よく検出でき、ロックアップクラッチの係合、解放が頻繁に行われるのを抑制することができる。
また、本発明の第2の特徴によれば、車両の走行状態からシフトアップ条件が成立した状態において、先行車両と自車両とが近づいていることを検出した場合に、自動変速機のシフトアップを実行しないように制御する構成とした。
これによれば、自車両の発進、停止を頻繁に繰り返す走行状態を精度よく検出でき、シフトアップ、シフトダウンが頻繁に行われるのを抑制することができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
1…内燃機関、2…トルクコンバータ、3…変速機、4…差動装置、5…駆動輪、6…ロックアップクラッチ、7…変速機コントローラ、8…車速センサ、9…エンジンコントローラ、10…油圧制御回路、11…環境認識装置、12…ロックアップクラッチ油圧制御用ソレノイド、13…変速機油圧制御用ソレノイド。

Claims (2)

  1. 内燃機関の動力を自動変速機へ伝達する流体式伝動装置の入出力回転部材間を直結可能なロックアップクラッチを備えた車両( 以下、自車両と表記する) に使用され、前記自車両の走行状態が所定走行状態にあるときに前記ロックアップクラッチを係合するように制御するロックアップクラッチ制御部を備えた自動変速機用制御装置において、
    前記ロックアップクラッチ制御部は、前記ロックアップクラッチを係合する前において、前記自車両の走行状態が前記所定走行状態になった状態で、前記自車両の前を走行している先行車両と前記自車両とが接近していること検出すると前記ロックアップクラッチの解放状態を継続すると共に、
    前記ロックアップクラッチ制御部は、前記自車両の走行状態が前記ロックアップクラッチを係合する条件になった場合において、前記自車両に搭載した環境認識装置から取得した前記先行車両と前記自車両の走行情報に基づき、前記自車両と前記先行車両の間の相対速度と相対距離を求め、
    前記相対速度と前記相対距離から決まるロックアップ係合とロックアップ解放までのロックアップ状態継続時間に基づいてロックアップ係合を許可する領域とロックアップ係合を禁止する領域を設定するロックアップ判定線を基に、前記相対距離と前記相対速度がロックアップ係合を禁止する領域にあると判定された場合は、前記ロックアップクラッチが解放状態にあれば前記ロックアップクラッチの解放状態を継続することを特徴とする自動変速機用制御装置。
  2. 内燃機関の動力を自動変速機へ伝達する流体式伝動装置の入出力回転部材間を直結可能なロックアップクラッチを備えた車両( 以下、自車両と表記する) に使用され、前記自車両の走行状態が所定走行状態にあるときに前記ロックアップクラッチを係合するように制御するロックアップクラッチ制御部を備えた自動変速機用制御装置において、
    前記ロックアップクラッチ制御部は、前記ロックアップクラッチを係合する前において、前記自車両の走行状態が前記所定走行状態になった状態で、前記自車両の前を走行している先行車両と前記自車両とが接近していること検出すると前記ロックアップクラッチの解放状態を継続すると共に、
    前記ロックアップクラッチ制御部は、前記自車両の走行状態が係合設定速度以上になった場合に前記ロックアップクラッチを係合するように制御し、
    前記ロックアップクラッチを係合する前の状態において、前記自車両の走行状態が前記係合設定速度以上になると、前記先行車両の加速度又は減速度を用いて前記自車両の前記ロックアップクラッチを開放する開放設定速度に前記先行車両が達するまでにかかる減速時間が、所定の時間判定閾値より短い場合は前記ロックアップクラッチの解放状態を継続することを特徴とする自動変速機用制御装置。
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