JP6566815B2 - 吸引制御部材、バキュームロールの吸引構造、及びウエブ巻取機 - Google Patents
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Description
(手段1)
ロール本体の表面に幅方向に延在する吸引口が備わり、かつウエブを供給しながら巻取中の紙管を回転させるバキュームロールに取り付けられる吸引制御部材であり、
前記幅方向に間隔をあけて複数の凸部が備わり、
この凸部は、前記吸引口を塞ぎ、この塞いだ部分を吸引力が作用しない非吸引部にし、
前記凸部間の凹部は、前記吸引口を塞がず、この塞がない部分を吸引力が作用する吸引部にする、
ことを特徴とする吸引制御部材。
前記凹部が、
端部側の凹部の深さ≧中心側の凹部の深さ、の関係を満たす、
前記手段1の吸引制御部材。
前記凸部の前記幅方向の両端部が、所定の曲率半径の曲面である、
前記手段1又は前記手段2の吸引制御部材。
前記曲率半径が、0.75mmを上回り、3.9mmを下回る、
前記手段3の吸引制御部材。
ロール本体の表面に幅方向に延在する吸引口が備わり、かつウエブを供給しながら巻取中の紙管を回転させるバキュームロールの吸引構造であって、
前記手段1〜4のいずれか1項に記載の吸引制御部材と、この吸引制御部材を押さえる押さえ部材と、が備わり、
この押さえ部材が、前記幅方向に延在し、かつ前記吸引口の前記幅方向に延在する両端縁の一方を構成し、
当該両端縁の他方を、前記ロール本体が構成する、
ことを特徴とするバキュームロールの吸引構造。
前記吸引制御部材は、
前記凸部及び前記凹部が備わる本体部と、
この本体部から延出し、前記押さえ部材によって押さえられるつば部と、を有し、
前記吸引制御部材と前記押さえ部材との間に、前記吸引部に連通する連通空間が備わる、
前記手段5のバキュームロールの吸引構造。
ウエブを供給しながら巻取中の紙管を回転させる第1巻取ロールと、
前記巻取中の紙管を支えながら回転させる第2巻取ロールと、
前記巻取中の紙管を抑える第3巻取ロールと、
前記第1巻取ロール、前記第2巻取ロール、及び前記第3巻取ロールで囲まれた巻取空間に紙管を供給する紙管供給手段と、
が備わるウエブ巻取機であって、
前記第1巻取ロールが、ロール本体の表面に幅方向に延在する吸引口が備わるバキュームロールであり、
このバキュームロールに、前記手段1〜4のいずれかの吸引制御部材が取り付けられている、
ことを特徴とするウエブ巻取機。
(定義・用途等)
巻取りの客体となるウエブとは、連続する帯状のシートを意味する。ウエブの坪量、密度、引裂強さ、引張強さ等の強度、等は特に限定されない。ただし、ウエブがトイレットペーパー等の薄葉紙である場合には、薄葉紙はコシが弱く、厚薄により透気性が異なるから幅方向に吸引制御が不均一になり操業に影響が生じ易い。つまり、ウエブが破れたり、ウエブにしわが入ったりしやすい。したがって、ウエブが薄葉紙である場合は、本形態が特に有用である。
坪量(JIS P 8124:2011):11.0〜25.0g/m2
紙厚(JIS P 8111:1998で調湿後、JIS P 8111:1998環境下において、尾崎製作所製ダイヤルシックネスゲージ ピーコックG型 により測定した値、1m2中の任意の10点平均):1プライ当たり120〜180μm
乾燥引裂強さ(JIS P 8113:2006):縦方向220〜370cN/25mm、横方向50〜150cN/25mm
伸び率(JIS P 8113:2006):12.0〜20.0%
図1に示すように、本形態のウエブ巻取機1には、第1巻取ロール10、第2巻取ロール20、及び第3巻取ロール30が備わる。これら第1巻取ロール10、第2巻取ロール20、及び第3巻取ロール30で囲まれた空間は、ウエブWを紙管C(図中においては、符号C1,C2で示す。)に巻き取るための巻取空間Sである。なお、図中において、符号C1は先に巻取りの対象となる紙管を示し、符号C2は次に巻取りの対象となる紙管を示す。図1の(1)においては、紙管C1が巻取中、紙管C2が巻取前の状態にある。図1の(2)においては、紙管C1が巻取終了、紙管C2が巻取空間Sへ移動中の状態にある。図1の(3)においては、紙管C1が巻取後、紙管C2が巻取開始の状態にある。
第1巻取ロール10は、ウエブWを巻取空間Sに供給しながら巻取中の紙管Cを回転させる機能を有する。第1巻取ロール10としては、吸引構造部10Xを有するバキュームロールを使用している(バキュームロールは、サクションロール等と呼ばれることもある。以下、バキュームロールと表現するときも符号10を使用する。)。バキュームロール10の詳細については、後述する。
第2巻取ロール20は、巻取中の紙管Cを支えながら回転させる機能を有する。第2巻取ロールは20としては、ワインディングドラムを使用している(以下、ワインディングドラムと表現するときも符号20を使用する。)。
第3巻取ロール30は、巻取中の紙管Cを上から抑える機能を有する。第3巻取ロール30としては、ライダーロールを使用している(以下、ライダーロールと表現するときも符号30を使用する。)。
ウエブWは、図示しないアンワインダー等において一次原反ロールから繰り出される。繰り出されたウエブWは、適宜、エンボスの付与、ミシン目の形成等が行われた後、ウエブ巻取機1に到達する。ウエブ巻取機1において、ウエブWは、トゥーイングロール50の表面に沿って流された後、バキュームロール10の表面に沿って流されて、巻取空間Sに供給される。この巻取空間Sには、図示しない紙管供給手段によって紙管Cが供給される。
次に、バキュームロール10の詳細について、説明する。
図2〜図4に模式的に示すように、バキュームロール10は、ロール本体(いわゆるロールセル)11及び内部ボックス12を、主な構成要素とする。
次に、バキュームロール10の表面に備わる吸引構造部10Xについて説明する。
吸引構造部10Xには、図9〜図12に示すように、吸引制御部材60及び押さえ部材70が備わる。吸引構造部10Xは、図3に示すように、ロール本体11の窪んだ部分に嵌め込まれた状態にある。つまり、当該窪んだ部分の底面と、吸引制御部材60及び押さえ部材70の底面とが当接した状態にある。吸引制御部材60及び押さえ部材70をも利用して、ロール本体11の表面に吸引口D(図2参照)が形成されている。吸引口Dの詳細は、後述する。
まず、図9、図12に示すように、押さえ部材70は、吸引制御部材60を構成する本体部61側の端面71が吸引口から内側方向に傾斜している。端面71は、上端部(ロール本体11の周面側端部)において吸引制御部材の本体部61に当接し、下端部(ロール本体11の軸心側端部)において吸引制御部材の本体部61から離間している。これにより、押さえ部材70と吸引制御部材60との間が、つまり端面71、本体部61、及びつば部65で囲まれた部位が空間(以下、「連通空間」という。)70Aになっている。この連通空間70Aは、ロール本体11の幅方向(CD方向)に延在する。連通空間70Aの断面形状は、三角形状である。連通空間70Aは、吸引部D2及びロール本体11の貫通孔11Cに連通する。
Claims (7)
- ロール本体の表面に幅方向に延在する吸引口が備わり、かつウエブを供給しながら巻取中の紙管を回転させるバキュームロールに取り付けられる吸引制御部材であり、
前記幅方向に間隔をあけて複数の凸部が備わり、
この凸部は、前記吸引口を塞ぎ、この塞いだ部分を吸引力が作用しない非吸引部にし、
前記凸部間の凹部は、前記吸引口を塞がず、この塞がない部分を吸引力が作用する吸引部にする、
ことを特徴とする吸引制御部材。 - 前記凹部が、
端部側の凹部の深さ≧中心側の凹部の深さ、の関係を満たす、
請求項1記載の吸引制御部材。 - 前記凸部の前記幅方向の両端部が、所定の曲率半径の曲面である、
請求項1又は請求項2記載の吸引制御部材。 - 前記曲率半径が、0.75mmを上回り、3.9mmを下回る、
請求項3記載の吸引制御部材。 - ロール本体の表面に幅方向に延在する吸引口が備わり、かつウエブを供給しながら巻取中の紙管を回転させるバキュームロールの吸引構造であって、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸引制御部材と、この吸引制御部材を押さえる押さえ部材と、が備わり、
この押さえ部材が、前記幅方向に延在し、かつ前記吸引口の前記幅方向に延在する両端縁の一方を構成し、
当該両端縁の他方を、前記ロール本体が構成する、
ことを特徴とするバキュームロールの吸引構造。 - 前記吸引制御部材は、
前記凸部及び前記凹部が備わる本体部と、
この本体部から延出し、前記押さえ部材によって押さえられるつば部と、を有し、
前記吸引制御部材と前記押さえ部材との間に、前記吸引部に連通する連通空間が備わる、
請求項5記載のバキュームロールの吸引構造。 - ウエブを供給しながら巻取中の紙管を回転させる第1巻取ロールと、
前記巻取中の紙管を支えながら回転させる第2巻取ロールと、
前記巻取中の紙管を抑える第3巻取ロールと、
前記第1巻取ロール、前記第2巻取ロール、及び前記第3巻取ロールで囲まれた巻取空間に紙管を供給する紙管供給手段と、
が備わるウエブ巻取機であって、
前記第1巻取ロールが、ロール本体の表面に幅方向に延在する吸引口が備わるバキュームロールであり、
このバキュームロールに、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸引制御部材が取り付けられている、
ことを特徴とするウエブ巻取機。
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JP2015191239A JP6566815B2 (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | 吸引制御部材、バキュームロールの吸引構造、及びウエブ巻取機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017065841A JP2017065841A (ja) | 2017-04-06 |
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Family Applications (1)
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