JP6566699B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP6566699B2
JP6566699B2 JP2015081919A JP2015081919A JP6566699B2 JP 6566699 B2 JP6566699 B2 JP 6566699B2 JP 2015081919 A JP2015081919 A JP 2015081919A JP 2015081919 A JP2015081919 A JP 2015081919A JP 6566699 B2 JP6566699 B2 JP 6566699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind direction
straight line
opening
direction plate
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015081919A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016200353A (ja
Inventor
中川 直紀
直紀 中川
大舘 一夫
一夫 大舘
羽生 博之
博之 羽生
吉田 和正
和正 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Original Assignee
Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc filed Critical Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Priority to JP2015081919A priority Critical patent/JP6566699B2/ja
Publication of JP2016200353A publication Critical patent/JP2016200353A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6566699B2 publication Critical patent/JP6566699B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

本発明は、空気調和機に関する。
従来、空気調和機の室内機は、吸込口と吹出口を有した筺体に冷凍サイクルを構成する熱交換器やファン等を備えている。ファンによって室内機に取り込まれた空気は、熱交換器により熱交換され、室内に供給される。
空気調和機は、上下方向の風向を制御する上下風向板、左右方向の風向を制御する左右風向板を備えている。空気調和機は、使用者の要求に応じて上下風向板や左右風向板を制御し、所望の温度に設定した空気流を制御している。左右風向板は、複数枚の羽根で構成され、通風路内に設置されていることが多い。
また、近年では快適性の向上を目指して、可視光線センサやサーモパイルなどの各種センサが室内機に導入されている。各種センサによって様々な物体の検出や状態の検出が可能となった。しかし、検知された物体や検出された状態に適した空調運転を行うためには、広範囲の気流制御が必要である。このため、上下風向は勿論のこと、左右風向に対しても高い風向性能を備えた左右風向板が要求されている。
風向性能を向上させる技術として、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1では、室内機の左右風向板の面積を拡大させている。
なお、特許文献2では、空気流が室内機の下部ケーシングに沿って流れることが記載されている。
特開2012−117742号公報 特開平9−287807号公報
特許文献1では、左右風向板の長さを通風路の上部壁の奥行き方向より長く設定し、左右風向板の面積拡大を図っている。しかしながら、このような構成とした場合、左右風向板は、上下風向板の可動範囲や、露受け部品、ファン等の他部品との設置場所の兼ね合い等によって大きさの制約を受け易く、左右風向板に十分な面積を確保することが難しいという課題があった。
また、特許文献2に記載のように、空気流は下部ケーシングに沿って流れることが明らかであるところ、特許文献1では、左右風向板が通風路の上部壁に支持されて主として通風路内の上部側に配置されるものであるため、風向性能を向上させることが難しいという課題があった。
本発明の目的は、小空間を有効活用して風向性能を向上させることできる空気調和機を提供することを課題とする。
本発明は、上部ケーシング、および前記上部ケーシングに対向する下部ケーシングを備えた筺体と、前記上部ケーシングと前記下部ケーシングとの間に形成される通風路と、前記通風路に配置される左右風向板と、を備え、前記上部ケーシングの前記通風路の吹出口側の端部と前記下部ケーシングの前記通風路の吹出口側の端部とを結ぶ直線を第一直線とし、前記上部ケーシングの前記通風路のファン側の端部を通り、前記第一直線に平行な直線を第二直線とし、前記第一直線の中点と前記第二直線の中点とを結ぶ直線を第三直線とし、前記上部ケーシングと前記第一直線と前記第二直線と前記第三直線とで囲われた領域を第一領域とし、前記下部ケーシングと前記第一直線と前記第二直線と前記第三直線とで囲われた領域を第二領域とした場合に、前記左右風向板は、前記第二領域に配置される部分の面積の割合が前記第一領域に配置される部分の面積の割合よりも大きくなっており、前記左右風向板の先端部は、前記通風路の吹出口側の開口部において前記筺体の外形線から突出しており、前記通風路の吹出口側の開口部には、開口部の開度を小さくする状態と開口部の開度を大きくする状態とに開かれる上下風向板が備わり、前記上下風向板は、前側上下風向板と後側上下風向板とを備えており、前記後側上下風向板の後端部は、前記上下風向板が開口部の開度を大きくする状態において、前記第一直線よりも下側に配置されるとともに、前記下部ケーシングにおける前記通風路の吹出口側の端部よりも後側に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、小空間を有効活用して風向性能を向上させることできる空気調和機を提供できる。
本発明の実施形態に係る空気調和機を示す構成図である。 室内機の内部概略構造を示す一部を断面にした側面図である。 通風路の開口部が上下風向板で閉じられた状態を示す側面図である。 冷房運転時の左右風向板および上下風向板を示す側面図である。 暖房運転時の左右風向板および上下風向板を示す側面図である。 本体ケーシングの外形線に対する左右風向板の位置関係を示す側面図である。 左右風向板と上下風向板との配置関係を示す側面図である。 隣接する左右風向板同士の関係を示す模式説明図である。 (a)〜(d)は左右風向板の停止位置を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和機を示す構成図である。
図1に示すように、空気調和機は、室外機(室外ユニット)8と室内機(室内ユニット)9とが、接続配管10,11によって接続されることで冷房および暖房が可能な冷凍サイクルを構成している。室外機8は、圧縮機1と、流路切替手段としての四方弁2と、室外熱交換器3と、冷暖房運転用の絞り装置(膨張弁)4と、室外機ファン6と、を備えて構成されている。室内機9は、室内熱交換器5と、室内機ファン7と、を備えて構成されている。冷凍サイクル内には、熱の授受を行うための作動流体として冷媒が充填されている。冷媒の種類としては、R410aやR32等が使用される。
空気調和機において冷房運転する場合には、破線矢印で示すように、圧縮機1で圧縮された高温・高圧のガス冷媒が四方弁2を通って室外熱交換器3に流れ、外気(空気)と熱交換することで凝縮し、高圧の液冷媒となる。液冷媒は、膨張弁4の作用で減圧され、低温低圧の気液二相状態となり、接続配管11を通じて室内機9に流れる。室内機9に入った冷媒は、室内熱交換器5に流れ、室内機ファン7によって取り込まれた空気と熱交換することで蒸発する。室内熱交換器5で蒸発した冷媒は、接続配管10を通じて、室外機8に戻り、四方弁2を通って再び圧縮機1で圧縮される。
空気調和機において暖房運転する場合には、実線矢印で示すように、圧縮機1で圧縮された高温・高圧のガス冷媒が四方弁2および接続配管10を通って室内機9に流れる。室内機9に入ったガス冷媒は、室内熱交換器5に流れ、室内機ファン7によって取り込まれた空気と熱交換することで凝縮し、高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、接続配管11を通って室外機8に流れる。室外機8に入った高圧の液冷媒は、膨張弁4の作用で減圧され、低温低圧の気液二相状態となり、室外熱交換器3に流れ、室外空気の熱と熱交換することで蒸発し、ガス冷媒となる。室外熱交換器3でガス状となった冷媒は、四方弁2を通って再び圧縮機1で圧縮される。
図2は室内機9の概略構造を示す一部を断面にした側面図である。
図2に示すように、室内機9の筺体15には、前面と上面に空気吸込口16,17が設けられ、下部に空気吹出口となる開口部18が設けられている。筺体15の前面には可動パネル15aが設けられている。筺体15の内部には、室内機ファン(貫流ファン)7が配設されており、空気吸込口16,17から室内機ファン7までの風路の途中にクロスフィンチューブ型の室内熱交換器5が配設されている。
室内熱交換器5の下方には、露受け部品としても機能する上部ケーシング21が配置されている。上部ケーシング21は、冷房運転時および除湿運転時等に発生する露を受ける。
筺体15内には、室内機ファン7の下方から開口部18に向けて通風路20が形成されている。通風路20は、上部ケーシング21と下部ケーシング22とによって仕切られている。通風路20内には、左右風向板30が配置されている。また、通風路20の開口部18には、上下風向板40が配置されている。符号CLで示す一点鎖線は、筺体15(製品)の外形線である。
左右風向板30は、筺体15の左右方向に間隔を空けて複数枚配置されている(図8,図9参照)。左右風向板30は、図2に示すように、下部に設けた回動軸30a(下部ケーシング22に支持)を支点にして、公知の駆動機構を備えた駆動部30b(下部ケーシング22内において破線で図示)によって左右に回動可能である。なお、駆動部30bは、下部ケーシング22内に設けられたものを示したが、これに限られることはなく、室内機9の左右側部のスペース等を利用して設けてもよい。
左右風向板30は、図2に示すように、空気調和機が停止している状態(上下風向板40が閉じられた状態)で、回動軸30aを支点にして左右方向に回動した位置で停止される。つまり、左右風向板30は、上下風向板40に干渉しない位置に回動される。
また、左右風向板30は、図4,図5に示すように、空気調和機が運転されると、回動軸30aを支点にして回動し、先端下部31が開口部18を通じて筺体15の外形線CLから突出可能となっている。つまり、左右風向板30は、図6に示すように、閉じられた状態の上下風向板40を含めた筺体15の外形線CLと交わるように、先端下部31が下方向に(開口部18の鉛直方向に)延在する形状(上下風向板40に干渉する形状)を備えている。図4〜図6では、左右風向板30が前方を向いた状態でその先端下部31が外形線CLから突出する(外形線CLに交わる)状態を示している。
このような左右風向板30の形状は、暖房運転や冷房運転の上下風向板40の開度位置を考慮したものとなっている。暖房運転時には、図5に示すように、冷房運転時(図4参照)に比べて上下風向板40の開度が大きく設定される。これは、暖房運転時に暖気が室内の天井付近に溜まりやすく足元が冷える原因となって使用者の快適性が損なわれるためであり、使用者の足元へ送風を行うため、上下風向板40の開度が大きく設定される。左右風向板30は、このように開かれる上下風向板40に干渉しないように、先端部32の長さが設定されている。具体的に、上下風向板40の先端部32は、上部ケーシング21に沿って長く延在することなく、上下風向板40の前側上下風向板41に干渉しない長さに設定されている。
一方、冷房運転時は、暖房運転時と同程度に上下風向板40の開度を大きくしてしまうと、手足の冷えによる快適性の低下および上下風向板40に露付きが発生するおそれがある。このため、図4に示すように、冷房運転時は開度が小さく設定されている。左右風向板30は、このように開かれる上下風向板40に干渉しないように、下縁部33の形状が設定されている。具体的に、左右風向板30の下縁部33は、上下風向板40の後側上下風向板42に干渉しないように、開度の小さい状態の後側上下風向板42の上面に沿う形状に設定されている。通風路20における左右風向板30の配置関係の詳細については後記する。
上下風向板40は、前側上下風向板41および後側上下風向板42を備え、これらが協働して開口部18を開閉するように構成されている。前側上下風向板41と後側上下風向板42とは開口部18の前後方向に並設されている。前側上下風向板41および後側上下風向板42は、図3に示すように、空気調和機が主として停止している状態で開口部18を閉じる。この場合、前側上下風向板41および後側上下風向板42は、筺体15の外形線CLよりも内側に配置されている。なお、前側上下風向板41および後側上下風向板42は、筺体15の外形線CLに重なるように設けてもよい。
開口部18が上下風向板40で閉じられた状態で、後側上下風向板42の上面と左右風向板30の先端下部31との間には、隙間が形成されている。つまり、開口部18が上下風向板40で閉じられた状態で、後側上下風向板42と左右風向板30とが非接触状態とされ、左右風向板30が上下風向板40に干渉しない位置に配置される。なお、空気調和機が運転されると、図4,5に示すように、左右風向板30が回動して左右風向板30が前方を向いた状態で、その先端下部31が筺体15の外形線CLから突出し、前側上下風向板41と後側上下風向板42との間に左右風向板30の先端下部31が配置される。なお、左右風向板30は、前方を向いた状態から左右方向に若干回動させた所定の範囲内で、先端下部31が筺体15の外形線CLから突出するように構成されている。
次に、通風路20における左右風向板30の配置関係について説明する。図3,図4に示すように、左右風向板30は、通風路20の開口部18に近付けて配置されている。左右風向板30は、以下のように通風路20を上下二つの第一領域A1と第二領域A2とに分けた場合に、第二領域A2に配置される部分の面積の割合が第一領域A1に配置される部分の面積の割合よりも大きくなるように配置されている。
第一領域A1は、上部ケーシング21と第一直線L1と第二直線L2と第三直線L3とで囲われる領域である。第一直線L1は、上部ケーシング21の空気流下流側(通風路20の開口部18側)の端部21aと下部ケーシング22の空気流下流側の端部22aとを結ぶ直線である。第二直線L2は、上部ケーシング21の空気流上流側(通風路20の室内機ファン7側)の端部21bを通り、第一直線L1に平行な直線である。第三直線L3は、第一直線L1の中点P1と第二直線L2の中点P2とを結ぶ直線である。
第二領域A2は、下部ケーシング22と第一直線L1と第二直線L2と第三直線L3とで囲われる領域である。
室内機ファン7により通風路20を流れる空気は、前記したように、下部ケーシング22に沿って、主として通風路20の下側の領域を開口部18に向けて流れる。したがって、左右風向板30は、風向制御に寄与率が極めて高い通風路20の中央部から下部ケーシング22に亘る第二領域A2の風向制御を主として行うことが可能である。
また、図5に示すように、左右風向板30の奥行方向の長さC1は、上部ケーシング21の奥行方向の長さC2よりも短くされている(C1<C2)。なお、奥行方向の長さC1は、風向制御に寄与する部分の最大長さである。
また、左右風向板30の先端部32は、第二領域A2(図3,4参照)において、通風路20の開口部18へ延在している(開口部18まで延びて開口部18に配置されている)。これによって、図5に示すように、暖房運転時には、前側上下風向板41の側面に左右風向板30の先端部32を近接して対向配置することができる。これによって、通風路20を流れてきた空気を左右風向板30から前側上下風向板41へ連続して導くことができる。
また、図4に示すように、冷房運転時には、後側上下風向板42の上面に左右風向板30の下縁部33を近接して対向配置することができる。これによって、通風路20を流れてきた空気を、左右風向板30から後側上下風向板42へ連続して導くことができる。なお、後側上下風向板42上を流れた空気流は、その下流側の前側上下風向板41に導かれ、前側上下風向板41によって前方斜め下方等に風向制御される。
さらに、左右風向板30は、図7に示すように、後側上下風向板42の奥行方向の長さC3の半分以上の長さC4に亘ってオーバーラップするように(開口部18の下方から見て重なるように)配置されている。
図8は隣接する左右風向板30同士の関係を示す模式説明図である。図8では左右風向板30をデフォルメしてある。隣接する左右風向板30同士は、風向制御による回動で左右方向に姿勢を変更した際に、空気流の流れ方向の下流側から見て(室内機9の前方斜め下方から見て)一部が重なり合うように配置されている。図8に示す例では、左右方向に姿勢を変更した際に、先端部32が隣接する左右風向板30の胴部34に重なるように、所定の間隔を空けて左右風向板30同士が配置されている。
図9(a)〜(d)は左右風向板30の停止位置(収容位置)を示す模式図である。図9(a)では、複数の左右風向板30を左右半分ずつ右側と左側の異なる方向に回動させて停止したものである。図9(b)では、複数の左右風向板30の全体を右方向に回動させて停止したものである。図9(c)では、反対側となる左方向に複数の左右風向板30の全体を回動させて停止したものである。図9(d)は、左右風向板30の一部を右方向に回動させ、残りの全てを左方向に回動させて停止したものである。
このように、空気調和機の停止時には、前記のような種々のパターンで左右風向板30を回動させて停止することができる。なお、左右風向板30を回動させる角度は、左右風向板30が上下風向板40に干渉しないものであれば適宜設定することができる。
以上説明した本実施形態の空気調和機によれば、風向制御の寄与率が極めて高い通風路20の中央部から下部ケーシング22に亘る第二領域A2の風向制御を主として行うことが可能であるので、効率よく左右の風向を変更することができる。したがって、小空間を有効活用して風向性能を向上させることできる。
また、左右風向板30の奥行方向の長さC1は、上部ケーシング21の奥行方向の長さC2よりも短くされており、第二領域A2において左右風向板30の先端部32が、通風路20の吹出口側の開口部18へ延在しているので、小空間を有効活用して左右風向板30の面積を拡大しつつ左右風向板30を効果的に配置することができる。これによって、風向性能を向上させることができる。
例えば、冷房運転時には風量が多い下部ケーシング22および後側上下風向板42に近い範囲(図4参照)で、効率良く左右の風向制御を行うことが可能となる。
また、暖房運転時には、前側上下風向板41の開度が大きくなるため、下部ケーシング22に沿って流れてきた空気流のほとんどは前側上下風向板41によって遮られる。これによって、空気流が下向きに風向制御され、使用者の足元へ好適に送風を行うことが可能となる。
なお、左右風向板30の先端部32が、開口部18へ延在していることにより、左右風向板30の重心(不図示)が開口部18側へ移動する。これにより、面積拡大に伴う風抵抗増加による振動を好適に軽減することができる。したがって、異常振動等の発生を抑制することができる。
また、運転時、左右風向板30の先端部32の先端下部31は、筺体15の外形線CLから突出しているので、その分、左右風向板30の奥行方向の全長C1を長く形成することができる。したがって、小空間を有効活用して左右風向板30の面積を拡大させ、風向性能を向上させることができる。また、外形線CLからの突出によって左右風向板30と上下風向板40とを近接配置するレイアウトが可能となるので、左右風向板30から上下風向板40に空気流がスムーズに導かれ、風向性能が向上する。さらに、前側上下風向板41と後側上下風向板42との間に、左右風向板30の先端部32を配置することも可能であるので、左右風向板30から上下風向板40に空気流がスムーズに導かれ、風向性能が向上する。
また、左右風向板30は、上下風向板40が開口部18に閉じられた状態で、上下風向板40に干渉しない位置に配置されるので、左右風向板30の面積を拡大しつつ、小空間に左右風向板30を好適に配置(収容)することができる。
また、左右風向板30と上下風向板40とは、空気流の流れ方向と交差する方向に隣接配置されており、上下風向板40の奥行方向の長さC3の半分以上の長さC4に亘って、左右風向板30が後側上下風向板42にオーバーラップしているので、左右風向板30から後側上下風向板42に空気流がスムーズに導かれ、風向性能が向上する。
また、隣接する左右風向板30同士は、風向制御による姿勢変更時に、空気流の流れ方向下流側から見て一部が重なるので、隣接する左右風向板30同士の隙間を小さくすることができる。したがって、隙間からの空気流の漏れを抑制し、風向性能が向上する。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更することができる。例えば、左右風向板30は、前記したように、通風路20内において第二領域A2に配置される部分の面積の割合が第一領域A1に配置される部分の面積の割合よりも大きいものであれば、種々の形状のものを採用することができる。
また、左右風向板30は、下部ケーシング22に支持したものを示したが、これに限られることはなく、上部ケーシング21に支持してもよい。
また、左右風向板30は、先端下部31を筺体15の外形線CLから突出させたものを示したが、これに限られることはなく、左右風向板30の先端部32を筺体15の外形線CLから突出させてもよい。
21 上部ケーシング
22 下部ケーシング
15 筺体
20 通風路
21a 上部ケーシングの吹出口側の端部
21b 上部ケーシングの室内機ファン側の端部
22a 下部ケーシングの吹出口側の端部
30 左右風向板
40 上下風向板
L1 第一直線
L2 第二直線
L3 第三直線
C1 左右風向板の奥行方向の長さ
C2 上部ケーシングの奥行方向の長さ
C3 上下風向板の奥行方向の長さ
C4 半分以上の長さ(オーバーラップ長さ)
P1 中点
P2 中点
A1 第一領域
A2 第二領域

Claims (5)

  1. 上部ケーシング、および前記上部ケーシングに対向する下部ケーシングを備えた筺体と、前記上部ケーシングと前記下部ケーシングとの間に形成される通風路と、前記通風路に配置される左右風向板と、を備え、
    前記上部ケーシングの前記通風路の吹出口側の端部と前記下部ケーシングの前記通風路の吹出口側の端部とを結ぶ直線を第一直線とし、
    前記上部ケーシングの前記通風路のファン側の端部を通り、前記第一直線に平行な直線を第二直線とし、
    前記第一直線の中点と前記第二直線の中点とを結ぶ直線を第三直線とし、
    前記上部ケーシングと前記第一直線と前記第二直線と前記第三直線とで囲われた領域を第一領域とし、
    前記下部ケーシングと前記第一直線と前記第二直線と前記第三直線とで囲われた領域を第二領域とした場合に、
    前記左右風向板は、前記第二領域に配置される部分の面積の割合が前記第一領域に配置される部分の面積の割合よりも大きくなっており、
    前記左右風向板の先端部は、
    前記通風路の吹出口側の開口部において前記筺体の外形線から突出しており、
    前記通風路の吹出口側の開口部には、開口部の開度を小さくする状態と開口部の開度を大きくする状態とに開かれる上下風向板が備わり、
    前記上下風向板は、前側上下風向板と後側上下風向板とを備えており、
    前記後側上下風向板の後端部は、前記上下風向板が開口部の開度を大きくする状態において、前記第一直線よりも下側に配置されるとともに、前記下部ケーシングにおける前記通風路の吹出口側の端部よりも後側に配置されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機であって、
    前記左右風向板の奥行方向の長さは、前記上部ケーシングの奥行方向の長さよりも短くされており、前記第二領域において前記左右風向板の先端部が、前記通風路の吹出口側の開口部へ延在していることを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機であって
    記左右風向板は、前記上下風向板が前記開口部に閉じられた状態で、前記上下風向板に干渉しない位置に配置されることを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項1に記載の空気調和機であって
    記左右風向板と前記上下風向板とは、隣接配置されており、
    前記上下風向板の奥行方向の長さの半分以上の長さに亘って、前記左右風向板が前記上下風向板にオーバーラップしていることを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項1に記載の空気調和機であって、
    隣接する前記左右風向板同士は、風向制御による姿勢変更時に、吹出口側から見て一部が重なることを特徴とする空気調和機。
JP2015081919A 2015-04-13 2015-04-13 空気調和機 Active JP6566699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015081919A JP6566699B2 (ja) 2015-04-13 2015-04-13 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015081919A JP6566699B2 (ja) 2015-04-13 2015-04-13 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016200353A JP2016200353A (ja) 2016-12-01
JP6566699B2 true JP6566699B2 (ja) 2019-08-28

Family

ID=57424038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015081919A Active JP6566699B2 (ja) 2015-04-13 2015-04-13 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6566699B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121731A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Sharp Corp 空気調和機
JP4945678B1 (ja) * 2010-11-30 2012-06-06 パナソニック株式会社 空気調和機
JP2014009826A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Sharp Corp 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016200353A (ja) 2016-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100809784B1 (ko) 횡류팬을 포함하는 공기 조화기
JP5447569B2 (ja) 空気調和装置の熱交換器及び空気調和装置
EP3081875A1 (en) Indoor unit and air conditioning device
JP2008196811A (ja) 空気調和装置
US11067298B2 (en) Air conditioner
JP6639654B2 (ja) 空気調和機
US20170276392A1 (en) Indoor unit for air conditioning device
US10895388B2 (en) Indoor unit air-conditioning apparatus
WO2017168834A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP3977823B2 (ja) 空気調和装置
JPWO2019171462A1 (ja) 室内機および空気調和機
JP2017172868A (ja) 空気調和機
CN211041167U (zh) 空调装置的室内机
JP6541881B2 (ja) 空気調和機、空気調和装置および冷凍サイクル装置
JP5516666B2 (ja) 空調室内機
JP6566699B2 (ja) 空気調和機
JPWO2019146036A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP7403651B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP6614876B2 (ja) 空気調和機の室内機
WO2018073894A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP7022739B2 (ja) 空気調和機
CN209445499U (zh) 空调机的室内机
JP5195135B2 (ja) 空気調和機
JP2020063861A (ja) 空気調和装置及び空気調和装置の熱源ユニット
JP6640492B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160407

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171011

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6566699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150