JP6563582B2 - 二重接続においてバッファ状態報告又はスケジューリング要求を取り消す方法及びそのための装置 - Google Patents

二重接続においてバッファ状態報告又はスケジューリング要求を取り消す方法及びそのための装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、二重接続(double connectivity)においてバッファ状態報告(buffer status report:BSR)又はスケジューリング要求(scheduling request:SR)を取り消す方法及びそのための装置に関する。
本発明を適用できる無線通信システムの一例として、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;以下、「LTE」という)通信システムについて概略的に説明する。
図1は、無線通信システムの一例として、E―UMTS網の構造を概略的に示した図である。E―UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)は、既存のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進化したシステムであって、現在、3GPPで基礎的な標準化作業を進めている。一般に、E―UMTSは、LTE(Long Term Evolution)システムと称することもできる。UMTS及びE―UMTSの技術規格(technical specification)の詳細な内容は、それぞれ「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network」のRelease 7とRelease 8を参照することができる。
図1を参照すると、E―UMTSは、端末(User Equipment;UE)、基地局(eNode B;eNB)、及びネットワーク(E―UTRAN)の終端に位置し、外部ネットワークと接続される接続ゲートウェイ(Access Gateway;AG)を含む。基地局は、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス及び/又はユニキャストサービスのために多重データストリームを同時に送信することができる。
一つの基地局には一つ以上のセルが存在する。セルは、1.25Mhz、2.5Mhz、5Mhz、10Mhz、15Mhz、20Mhzなどの帯域幅のうち一つに設定され、多くの端末にダウンリンク又はアップリンク送信サービスを提供する。互いに異なるセルは、互いに異なる帯域幅を提供するように設定することができる。基地局は、多数の端末に対するデータ送受信を制御する。ダウンリンク(Downlink;DL)データに対して、基地局は、ダウンリンクスケジューリング情報を送信し、該当端末にデータが送信される時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ(Hybrid Automatic Repeat and reQuest)関連情報などを知らせる。また、アップリンク(Uplink;UL)データに対して、基地局は、アップリンクスケジューリング情報を該当端末に送信し、該当端末が使用可能な時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ関連情報などを知らせる。各基地局間には、ユーザトラフィック又は制御トラフィックの送信のためのインタフェースを使用することができる。核心網(Core Network;CN)は、AG及び端末のユーザ登録などのためのネットワークノードなどで構成することができる。AGは、複数のセルで構成されるTA(Tracking Area)単位で端末の移動性を管理する。
無線通信技術が広帯域符号分割多元接続(WCDMA)に基づくLTEに発展して来たが、使用者及びサービス提供者の要求と期待はずっと増加している。また、開発中の他の無線接続技術を考慮すると、未来の高い競争力を確保するために新しい技術的進化が必要である。ビット当たりコスト減少、サービス効用の増加、周波数帯域の柔軟な使用、簡素化した構造、オープンインターフェース、端末(UE)の適切な電力消費などが要求される。
上記問題を解決するために考案された本発明の目的は、二重接続(double connectivity)においてBSR又はSRを取り消す方法及び装置を提供することである。本発明の課題は以上で言及した課題に制限されず、言及していない他の課題は以下の記載から当業者に明確に理解されるであろう。
本発明の目的は、特許請求の範囲に記載されるような無線通信システムにおいて動作する端末(user equipment:UE)のための方法を提供することによって達成することができる。
本発明の他の態様において、特許請求の範囲に記載されたような通信装置が提供される。
本発明に関する上記の説明と以下の詳細な説明は、例示的なものであり、特許請求の範囲に記載されるような本発明の更なる詳細な説明を提供するためのものである。
二重接続において不要なバッファ状態報告(BSR)/スケジューリング要求(SR)/ランダムアクセス(RA)手順を行うことを防止するために、MAC個体に対するRLC個体及びPDCP個体における全ての送信待機中のデータの量が0になると、MAC個体がeNBからULグラント(grant)を受信しなくても、全てのトリガーされたBSRを取り消すことが提案される。
本発明の効果は以上で言及した効果に制限されず、言及していない他の効果は、請求範囲の記載から当業者に明確に理解できるだろう。
添付の図面は本発明の更なる理解を提供するために含まれる。本出願に含まれてその一部を構成する添付の図面は、本発明の原理を説明する詳細な説明と共に本発明の実施例を示す。
無線通信システムの一例としてE−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)のネットワーク構造を示す図である。 図2Aは、E−UMTSのネットワーク構造を示すブロック図である。 図2Bは、代表的なE−UMTS及び代表的なEPCのアーキテクチャを示すブロック図である。 3GPP(3rd generation partnership project)無線接続ネットワーク標準に基づくUEとE−UTRANとの間の無線インターフェースプロトコルの制御平面とユーザ平面を示す図である。 E−UMTSシステムにおいて用いられる物理チャネル構造の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る通信装置のブロック図である。 マスターセルグループ(MCG)とセカンダリセルグループ(SCG)との間の二重接続(dual connectivity:DC)に対する概念図である。 二重接続のための無線プロトコルアーキテクチャーに対する概念図である。 PDCP個体のアーキテクチャーに対する概念図である。 PDCP個体の機能的な面に対する概念図である。 RLCサブレイヤの概要モデルに対する概念図である。 UE側におけるMAC構造の概要に対する図である。 スケジューリング要求の送信に対する図である。 バッファ状態シグナリングに対する図である。 二重接続において現在のBSR取消条件に関する例示的な問題を説明するための図である。 本発明の例示的な実施例に係る二重接続におけるBSR取消に関するUE動作に対する概念図である。 本発明の例示的な実施例に係る二重接続におけるSR取消に関するUE動作に対する概念図である。 本発明の例示的な実施例に係るUE動作の一例を示す図である。
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)は、ヨーロッパシステム、GSM(Global system for mobile communication)、及びGPRS(General Packet Radio Service)に基盤したWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)で動作する3世代(3rd Generation、3G)非対称移動通信システムである。UMTSのLTE(Long―Term Evolution)は、UMTSを規格化する3GPPによって議論中にある。
3GPP LTEは、高速パケット通信を可能にする技術である。ユーザ及び提供者の費用を減少させ、サービス品質を改善し、カバレッジ(coverage)及びシステム容量を拡張及び改善することを目的とするLTE課題のための多くの方法が提案された。3G LTEは、上位―レベル要求であって、ビット(bit)当たりの費用減少、増加したサービス可用性、周波数帯域の柔軟性、単純な構造、開放型インタフェース、及び端末の適切な電力消耗を要求する。
以下で、添付の図面を参照して説明した本発明の各実施例により、本発明の構成、作用及び他の特徴が容易に理解され得るだろう。以下で説明する各実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された各例である。
本明細書は、LTEシステム及びLTE―Aシステムを用いて本発明の各実施例を説明するが、これは例示に過ぎない。したがって、本発明の各実施例は、前記定義に該当するいずれの通信システムにも適用することができる。また、本明細書は、FDD方式を基準にして本発明の実施例に対して説明するが、これは例示であって、本発明の実施例は、H―FDD方式又はTDD方式にも容易に変形して適用することができる。
図2Aは、E―UTRAN(Evolved―Universal Terrestrial Radio Access Network)網構造を示すブロック図である。E―UMTSは、LTEシステムと称することもできる。通信網は、IMS及びパケットデータを通じたVoIP(Voice over IP)などの多様なサービスを提供するために広く配置される。
図2Aに示したように、E―UMTS網は、E―UTRAN(evolved UMTS terrestrial radio access network)、EPC(Evolved Packet Core)、及び一つ以上の端末を含む。E―UTRANは、一つ以上のeNB(evolved NodeB)20を含むことができ、複数の端末10が一つのセルに位置することができる。一つ以上のE―UTRAN MME(Mobility Management Entity)/SAE(System Architecture Evolution)ゲートウェイ30は、ネットワークの終端に位置し、外部ネットワークに接続することもできる。
本明細書において、「ダウンリンク(downlink)」は、eNB20から端末10への通信を称し、「アップリンク(uplink)」は、端末10からeNB20への通信を称する。端末10は、ユーザによって運搬される通信装置を称し、また、移動局(Mobile Station、MS)、ユーザ端末(User Terminal、UT)、加入者ステーション(Subscriber Station、SS)又は無線デバイスと称することもできる。
図2Bは、一般的なE―UTRANと一般的なEPCの構造を示すブロック図である。
図2Bに示したように、eNB20は、ユーザ平面及び制御平面のエンドポイント(end point)を端末10に提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、セッション及び移動性管理機能のエンドポイントを端末10に提供する。eNB20及びMME/SAEゲートウェイ30は、S1インタフェースを介して接続することができる。
eNB20は、一般に端末10と通信する固定局であって、基地局(BS)又はアクセスポイント(access point)と称することもある。一つのeNB20はセルごとに配置することができる。ユーザトラフィック又は制御トラフィックを送信するためのインタフェースをeNB20間で使用することができる。
MMEは、eNB20に対するNASシグナリング、NASシグナリング保安、AS保安制御、3GPP接続ネットワーク間の移動性のためのインター(inter)CNノードシグナリング、(ページング再送信の制御及び実行を含む)遊休モード(idle mode)端末接近性(Reachability)、(遊休モード及び活性モード(active mode)の端末のための)トラッキング領域リスト管理、PDN GW及びサービングGW選択、MME変化が伴うハンドオーバーのためのMME選択、2G又は3G 3GPP接続ネットワークへのハンドオーバーのためのSGSN選択、ローミング、認証、専用ベアラ設定を含むベアラ管理、(ETWS及びCMASを含む)PWSメッセージ送信のためのサポートを含む多様な機能を行う。SAEゲートウェイホストは、パー―ユーザ(Per―user)ベースのパケットフィルタリング(例えば、深層パケット検査を使用)、適法なインターセプション(Lawful Interception)、端末 IPアドレス割り当て、ダウンリンクでの送信(Transport)レベルパケットマーキング、UL及びDLサービスレベル課金、ゲーティング及びレート強化、APN―AMBRに基づいたDLレート強化を含む多様な機能を提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、明確性のために、本明細書で単純に「ゲートウェイ」と称する。しかし、MME/SAEゲートウェイ30は、MME及びSAEゲートウェイの両者を全て含む。
複数のノードは、eNB20とゲートウェイ30との間でS1インタフェースを介して接続することができる。各eNB20は、X2インタフェースを介して相互接続することができ、各隣接eNBは、X2インタフェースを有するメッシュネットワーク構造(meshed network structure)を有することができる。
図2Bに示したように、eNB20は、ゲートウェイ30に対する選択、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)活性化の間、ゲートウェイに向かうルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、ブロードキャストチャネル(BCCH)情報のスケジューリング及び送信、アップリンク及びダウンリンクの全てにおける各端末10のための動的リソース割り当て、eNB測定の構成及び準備、無線ベアラ制御、無線承認制御(Radio Admission Control、RAC)、及びLTE_ACTIVE状態での接続移動性制御などの各機能を行うことができる。EPCにおいて、ゲートウェイ30は、ページング発信、LTE_IDLE状態管理、ユーザ平面暗号化、システム構造エボリューション(System Architecture Evolution、SAE)ベアラ制御、及び非―接続層(Non―Access Stratum、NAS)シグナリングの暗号化及び無欠性保護などの各機能を行うことができる。
EPCは、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、サービング―ゲートウェイ(serving―gateway、S―GW)、及びパケットデータネットワーク―ゲートウェイ(Packet Data Network―Gateway、PDN―GW)を含む。MMEは、主に各端末の移動性を管理する目的で用いられる接続及び可用性に対する情報を有する。S―GWは、E―UTRANを終端点として有するゲートウェイで、PDN―GWは、パケットデータネットワーク(PDN)を終端点として有するゲートウェイである。
図3は、3GPP無線接続網規格を基盤にした端末とE―UTRANとの間の無線インタフェースプロトコルの制御平面及びユーザ平面の構造を示す図である。制御平面は、端末(User Equipment;UE)とネットワークがコールを管理するために用いる各制御メッセージが送信される通路を意味する。ユーザ平面は、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路を意味する。
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は、上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは送信チャネル(Transport Channel)を介して接続されている。前記送信チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間にデータが移動する。送信側と受信側の物理層間には、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、時間と周波数を無線リソースとして活用する。具体的に、物理チャネルは、ダウンリンクでOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、アップリンクでSC―FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2層のRLC層は、信頼性のあるデータ送信をサポートする。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックで具現することもできる。第2層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インタフェースでIPバージョン4(IP version 4、IPv4)パケットやIPバージョン6(IPv6)パケットのようなIP(internet protocol)パケットを効率的に送信するために不必要な制御情報を減少させるヘッダ圧縮(Header Compression)機能を行う。
第3層の最下部に位置した無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御平面のみで定義される。RRC層は、各無線ベアラ(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re―configuration)及び解除(Release)と関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第2層によって提供されるサービスを意味する。このために、端末とネットワークのRRC層は、互いにRRCメッセージを交換する。
eNBの一つのセルは、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzなどの各帯域のうち一つで動作するように設定することができ、帯域でダウンリンク又はアップリンク送信サービスを提供するように設定することができる。異なる各セルは、異なる各帯域を提供するように設定することもできる。
E―UTRANから端末への送信のためのダウンリンク送信チャネル(Downlink transport Channel)は、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、各ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、及びユーザトラフィック又は各制御メッセージを送信するためのダウンリンク共有チャネル(Shared Channel、SCH)を含む。ダウンリンクマルチキャスト又はブロードキャストサービスのトラフィック又は制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信することもでき、又は別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信することもできる。
端末からネットワークにデータを送信するアップリンク送信チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その他にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。送信チャネルの上位にあり、送信チャネルにマップされる論理チャネルとしては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、及びMTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
図4は、E―UMTSシステムで使用する物理チャネル構造の一例を示した図である。物理チャネルは、時間軸上にある多数のサブフレームと、周波数軸上にある多数のサブキャリア(Sub―carrier)とで構成される。ここで、一つのサブフレーム(Sub―frame)は、時間軸上に複数のシンボル(Symbol)で構成される。一つのサブフレームは、複数のリソースブロック(Resource Block)で構成され、一つのリソースブロックは、複数のシンボル及び複数のサブキャリアで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、すなわち、L1/L2制御チャネルのために該当サブフレームの特定シンボル(例えば、1番目のシンボル)の特定サブキャリアを用いることができる。図4には、L1/L2制御情報送信領域(PDCCH)とデータ領域(PDSCH)を示した。一実施例において、10msの無線フレーム(radio frame)が使用され、一つの無線フレームは10個のサブフレーム(subframe)で構成される。また、一つのサブフレームは二つの連続するスロットで構成される。一つのスロットの長さは0.5msである。また、一つのサブフレームは多数のOFDMシンボルで構成され、多数のOFDMシンボルのうち一部のシンボル(例えば、1番目のシンボル)は、L1/L2制御情報を送信するために使用することができる。データ送信のための時間単位である送信時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)は1msである。
基地局と端末は、一般に特定制御信号又は特定サービスデータを除いては、送信チャネルであるDL―SCHを用いる物理チャネルであるPDSCHを介してデータを送信/受信する。PDSCHのデータがいずれの端末(一つ又は複数の端末)に送信されるもので、前記各端末がどのようにPDSCHデータを受信してデコード(decoding)しなければならないのかに対する情報などは、PDCCHに含まれて送信される。
例えば、特定PDCCHが「A」というRNTI(Radio Network Temporary Identity)でCRCマスク(masking)されており、「B」という無線リソース(例えば、周波数位置)及び「C」という送信形式情報(例えば、送信ブロックサイズ、変調方式、コーディング情報など)を用いて送信されるデータに関する情報が特定サブフレームを介して送信されると仮定する。この場合、セル内の端末は、自身が有しているRNTI情報を用いてPDCCHをモニタし、「A」RNTIを有している一つ以上の端末があると、前記各端末はPDCCHを受信し、受信したPDCCHの情報を介して「B」と「C」によって指示されるPDSCHを受信する。
図5は、本発明の実施例に係る通信装置のブロック図である。
図5に示された装置は、上述したメカニズムを行うように適応されたユーザ装置(User Equipment、UE)及び/又はeNBであってもよいが、同じ作業を行う任意の装置であってもよい。
図5に示したように、装置は、DSP(Digital Signal Processor)/マイクロプロセッサ110及びRF(Radio Frequency)モジュール(送受信機;135)を含むこともできる。DSP/マイクロプロセッサ110は、送受信機135に電気的に接続されて送受信機135を制御する。装置は、設計者の選択によって、電力管理モジュール105、バッテリ155、ディスプレイ115、キーパッド120、SIMカード125、メモリデバイス130、スピーカー145及び入力デバイス150をさらに含むこともできる。
特に、図5は、ネットワークから要求メッセージを受信するように構成された受信機135及びネットワークに送/受信タイミング情報を送信するように構成された送信機135を含む端末を示してもよい。このような受信機と送信機は送受信機135を構成できる。端末は、送受信機(受信機及び送信機、135)に接続されたプロセッサ110をさらに含むこともできる。
また、図5は、端末に要求メッセージを送信するように構成された送信機135及び端末から送受信タイミング情報を受信するように構成された受信機135を含むネットワーク装置を示してもよい。送信機及び受信機は送受信機135を構成することもできる。ネットワークは、送信機及び受信機に接続されたプロセッサ110をさらに含む。このプロセッサ110は、送受信タイミング情報に基づいて遅延(latency)を計算することもできる。
図6は、マスターセルグループ(master cell group:MCG)とセカンダリセルグループ(secondary cell group:SCG)間の二重接続(dual connectivity:DC)に対する概念図である。
二重接続(dual connectivity:DC)は、UEがマスターeNB(MeNB)とセカンダリeNB(SeNB)に同時に接続され得ることを意味する。MCGは、MeNBと関連しているサービングセルのグループであり、PCellと、選択的に一つ以上のSCellとを含む。そして、SCGは、SeNBと関連しているサービングセルのグループであり、特別なSCellと、選択的に一つ以上のSCellとを含む。MeNBは、少なくともS1−MME(制御平面に対するS1)を終了するeNBであり、SeNBは、UEに対して追加の無線リソースを提供し、MeNB以外のeNBである。
二重接続によれば、一部のデータ無線ベアラー(data radio bearer:DRB)がSCGにオフロード(offload)されて、MCGにおけるスケジューリング無線ベアラー(scheduling radio bearer:SRB)又は他のDRBを維持しながら高いスループットを提供することができるので、ハンドオーバー可能性が減少する。MCGはf1周波数でMeNBによって動作し、SCGはf2周波数でSeNBによって動作する。f1周波数とf2周波数は同一であってもよい。MeNBとSeNB間のバックホールインターフェース(backhaul interface:BH)は非理想的(non−ideal)であり(例えば、X2インターフェース)、これは、バックホールに相当な遅延が発生して一つのノードでの集中的なスケジューリングが不可能であることを意味する。
SCGに対して次の原則が適用される。i)SCG内の少なくとも一つのセルは、構成されたUL CCを有し、これらのうちの一つのセルであるPSCellは、PUCCHリソースで構成される。ii)RRC接続再設定手順がトリガーされない。iii)分割ベアラー(split bearer)に対してMeNBによってDLデータ送信が維持される。iv)PSCellが非活性化されることがない。v)PSCellはSCGの変化によってのみ変更可能である(すなわち、保安キー変化及びRACH手順によって)。
MeNBとSeNB間の相互作用に対して次の原則が適用される。i)MeNBはUEのRRM測定構成を維持し、例えば、受信された測定報告又はトラフィックコンディション又はベアラータイプに基づいて、SeNBに、UEに対する追加のリソース(サービングセル)を提供するように要求してもよい。ii)MeNBからの要求が受信されると、SeNBはUEに対する追加のサービングセルの構成を招くコンテナ(container)を生成することができる(又は、このために利用可能なリソースがないと決定することができる。)。iii)UE能力の調整(coordination)のために、MeNBはAS構成(の一部)及びUE能力をSeNBに提供する。iv)MeNBとSeNBはX2メッセージに含まれたRRCコンテナ(ノード間メッセージ(inter−node message))を用いて、UE構成に関する情報を交換する。v)SeNBは、存在する自身のサービングセル(例えば、SeNBに向かうPUCCH)の再構成を開始することができる。vi)SeNBは、どのセルがSCG内のPSCellかを決定する。vii)MeNBはSeNBによって提供されるRRC構成の内容を変えない。
図7は、二重接続のための無線プロトコルアーキテクチャーに対する概念図である。
この例におけるE−UTRANは二重接続動作を支援することができ、これによって、RRC接続された多重受信/送信(RX/TX)UEがX2インターフェースを介して非理想的バックホールを経由して接続された2つのeNB(又は、基地局)に位置する2つの固有の(distinct)スケジューラによって提供される無線リソースを利用するように構成される。一定のUEに対する二重接続に関連した上記eNBは、互いに異なる2つの役割を仮定することができる。すなわち、eNBはMeNB又はSeNBとして動作できる。二重接続において、UEは一つのMeNBと一つのSeNBに接続され得る。
二重接続動作において、特定のベアラーが利用する無線プロトコルアーキテクチャーは、上記ベアラーがどのように設定されるかに依存する。MCGベアラー、分割ベアラー(split bearer)及びSCGベアラーの3つの代案が存在する。この3つの代案を図7に示す。SRB(Signaling Radio Bearer)は常にMCGであるので、MeNBの提供する無線リソースだけを利用する。MCGベアラーは、二重接続である場合にのみMeNBリソースを利用するようにMeNBにのみ位置する無線プロトコルである。そして、SCGベアラーは、二重接続においてSeNBリソースを利用するようにSeNBにのみ位置する無線プロトコルである。
特に、上記分割ベアラーは、二重接続においてMeNBリソースとSeNBリソースの両方を利用するようにMeNBとSeNBの両方に位置する無線プロトコルであり、一つの方向に対して1つのPCDP(Packet Data Convergence Protocol)個体と、2つのRLC(Radio Link Control)個体及び2つのMAC(Medium Access Control)個体を含む無線ベアラーである。図8は、PDCP個体のアーキテクチャーに対する概念図である。
予想される分割ベアラーの長所は次のとおりである。i)CNに対して隠匿されたSeNB移動度、ii)MeNBでのみ要求される暗号化関連保安の影響、iii)SeNBの変更時に、SeNBの間のデータ送信が不要、iv)MeNBからSeNBへのSeNBトラフィックのRLCプロセシングのオフローディング、v)RLCに対する影響がほとんどない、vi)可能な同じベアラーに対するMeNBとSeNBを通した無線リソースの利用、vii)SeNB移動度に対して緩和された必要条件(この時、MeNBは使用可能である。)
一方、LTE−WLAN無線レベル統合において、特定ベアラーが使用する無線プロトコルアーキテクチャーは、LTE−WLAN集成(aggregation)(LWA)バックホールシナリオ、及びどのようにベアラーが設定されるかに依存する。LTE−WLAN無線レベル統合に対して二重接続と類似のアーキテクチャーを使用することができる。唯一の変化は、SeNBをWLANに取り替えることである。これによって、分割ベアラーに依存する全ての機能を、分割ベアラーで利用される全ての技術分野に適用することができる。例えば、分割ベアラーの構造が5Gネットワークで用いられる新しいRATに適用される場合、上記分割ベアラーに依存する全ての機能を上記新しいRATに適用することができる。
図8は、PDCP個体のアーキテクチャーに対する概念図である。
図8は、PDCPサブレイヤに対する可能な一つの構造を示しているが、具現を制限しない。それぞれのRB(すなわち、SRB0を除くDRBとSRB)は一つのPDCP個体と関連している。RB特性(すなわち、一方向性又は両方向性)とRLCモードによってそれぞれのPDCP個体は1つ又は2つの(それぞれの方向に対して1つずつ)RLC個体と関連している。上記PDCP個体はPDCPサブレイヤに位置する。PDCPサブレイヤは上位レイヤによって構成される。
図9は、PDCP個体の機能面に対する概念図である。
いくつかのPDCP個体をUEに対して定義することができる。ユーザ平面データを送信するそれぞれのPDCP個体はヘッダー圧縮を利用するように構成される。それぞれのPDCP個体は一つの無線ベアラーのデータを送信する。本明細書においてはROHC(robust header compression protocol)だけが支援される。全てのPDCP個体は、最大で一つのROHCコンプレッサインスタンスと最大で一つのROHCデコンプレッサインスタンスを使用する。PDCP個体がデータを送信する無線ベアラーによって、PDCP個体は制御平面又はユーザ平面と関連付けられる。
図9は、PDCPサブレイヤに対するPDCP個体の機能的な面を示す図であり、これは具現を制限しない。同図は、無線インターフェースプロトコルアーキテクチャーに基づくものである。
MACバッファ状態報告(reporting)のために、UEは、PDCPレイヤでの送信に利用可能なデータ(DAT)として、下位レイヤにPDUが提供されないSDUに対して、PDCP制御PDUと、i)SDUがPDCPによってまだ処理されていない場合にはSDU、又はii)SDUがPDCPによって処理された場合にはPDUを考慮することができる。
また、RLC AM上にマップされた無線ベアラーに対して、PDCP個体が再設定手順を既に行った場合には、上記PDCP再設定以前に該当のPDUが下位レイヤに提供されたSDUに対して、UEは、PDCPレイヤでの送信に利用可能なデータとして、PDCP状態報告によって成功裏に伝達されるものと指示されるSDUを除いて、該当のPDCUの伝達が下位レイヤによって確認されていない最初のSDUから始まって、受信される場合には、i)PDCPによってまだ処理されていないSDU、又はii)PDCPによって処理されたPDUも考慮することができる。
分割ベアラーに対して、BSRトリガリングのためのMAC個体への送信に利用可能なデータとバッファサイズ計算が指示される時、UEは、上位レイヤがul−DataSplitDRB−ViaSCGを“TRUE”に設定する場合にのみ、SCGに対してのみ構成されるMAC個体への送信に利用可能なデータを指示する。その他の場合、UEは、MCGに対してのみ構成されるMAC個体への送信に利用可能なデータを指示する。
PDCP PDUを下位レイヤに提供する時、上位レイヤがul−DataSplitDRB−ViaSCGを“TRUE”に設定すると、送信PDCP個体は、SCGのために構成されるAM RLC個体と関連しているPDCP PDUを提供する。そうでない場合、上記送信PDCP個体は、MCGのために構成されるAM RLC個体と関連しているPDCP PDUを提供する。
このとき、上記ul−DataSplitDRB−ViaSCGはTS 36.323に明示されたように、UEがSCGを通じてPDCP PDUを送信するかを示す。E−UTRANは分割DRBに対するフィールド(すなわち、“TRUE”値を示す。)を構成する。
図10は、RLCサブレイヤの概要モデルに対する概念図である。
RLCサブレイヤの機能はRLC個体によって実行される。eNB側に構成されたRLC個体に対して、UE側に構成されるピア(peer)RLC個体が存在し、その逆も可能である。サイドリンクトラフィックチャネル(STCH)又はサイドリンク放送制御チャネル(SBCCH)に対して送信UE側に構成されたRLC個体に対して、STCH又はSBCCHに対してそれぞれの受信UE側に構成されたピアRLC個体が存在する。
RLC個体は、上位レイヤから/にRLC SDUを受信/伝達し、下位レイヤを介して自身のピアRLC個体に/からRLC PDUを送信/受信する。RLC PDUは、RLCデータPDU又はRLC制御PDUであってもよい。RLC個体が上位レイヤからRLC SDUを受信する場合、RLC個体は上記RLC SDUを、RLCと上位レイヤ間の単一サービスアクセスポイント(single service access point:SAP)を介して受信し、受信したRLC SDUからRLCデータPDUを形成した後、RLC PDUを、単一論理チャネルを介して下位レイヤに伝達する。RLC個体が下位レイヤからRLCデータPDUを受信する場合、RLC個体は、上記RLCデータPDUを、単一論理チャネルを介して受信し、受信したRLCデータPDUからRLC SDUを形成した後、RLC SDUをRLCと上位レイヤ間の単一SAPを介して上位レイヤに伝達する。RLC個体が下位レイヤに/からRLC制御PDUを伝達/受信する場合、RLC個体は、上記RLCデータPDUを伝達/受信するために用いた同じ論理チャネルを介してRLC制御PDUを伝達/受信する。
RLC個体は、3つのモード、すなわち、TM(Transparent Mode)、UM(Unacknowledged Mode)及びAM(Acknowledged Mode)のいずれか一つでデータ送信を行うように構成することができる。結果的に、RCL個体が提供するデータ送信モードによって、RLC個体は、TM RLC個体、UM RLC個体、又はAM RLC個体に分類される。
MACバッファ状態報告のために、UEは、RLCレイヤにおける送信のために利用可能なデータとして、i)RCLデータPDUにまだ含まれていないRLC SDU又はそのセグメント、ii)再送信のために待機中であるRLCデータPDU又はその一部(RLC AM)を考慮することができる。
また、STATUS PDUがトリガーされ、t−StatusProhibitが動作しなかったり満了した場合、UEは、次の送信機会に送信されるSTATUS PDUのサイズを予想し、それをRLCレイヤにおける送信のために利用可能なデータと見なす。
このとき、t−StatusProhibitは、TS 36.322において状態報告のためのミリ秒(milliseconds)単位のタイマーである。タイマーの値において、“ms0”は0ms、“ms5”は5msなどを表す。
図11は、UE側におけるMAC構造の概要に対する図である。
MACレイヤは、論理チャネル多重化、ハイブリッドARQ再送及び上りリンク及び下りリンクスケジューリングを処理する。また、MACレイヤは、搬送波集成が利用される場合に、複数のコンポーネント搬送波を通じてデータの多重化/逆多重化を行う。
MACは、論理チャネルの形態でRLCにサービスを提供する。論理チャネルは自身が送信する情報のタイプによって定義され、一般的に、LTEシステムを動作させるために必要な制御及び構成情報の送信に用いられる制御チャネル又はユーザデータのために用いられるトラフィックチャネルに分類される。LTEのために明示される論理チャネルタイプの集合は、次を含む。
− セルにおいてネットワークから全端末にシステム情報を送信するために用いられるBCCH(Broadcast Control Channel)。システムに接続する前に、端末は、システムがどのように構成されるか、そして一般的にセル内でどのように適切に動作するかを知るために上記システム情報を取得しなければならない。
− セルレベルでの位置がネットワークに知られていない端末のページングのために用いられるPCCH(Paging Control Channel(PCCH))。これによって、ページングメッセージが複数のセルで送信される必要がある。
− ランダムアクセスと共に制御情報を送信するために用いられるCCCH(Common Control Channel)。
− 端末に/からの制御情報の送信のために用いられるDCCH(Dedicated Control Channel)。このチャネルは、互いに異なるハンドオーバーメッセージのように端末の個別的な構成のために用いられる。
− MTCHの受信に必要な制御情報の送信に用いられるMCCH(Multicast Control Channel)。
− 端末に/からのユーザデータの送信のために用いられるDTCH(Dedicated Traffic Channel)。このチャネルは、全ての上りリンク及び非MBSFN下りリンクユーザデータの送信のために用いられる論理チャネルの類型である。
− MBMSサービスの下りリンク送信のために用いられるMTCH(Multicast Traffic channel)。
二重接続において、2つのMAC個体がUEで構成されるところ、一つはMCGのためのものであり、他の一つはSCGのためのものである。それぞれのMAC個体は、RRCによって、PUCCH送信及び競合ベースランダムアクセスを支援するサービングセルと構成される。
UEにおける互いに異なるMAC個体の機能は原則的には個別的に動作する。それぞれのMAC個体で用いられるタイマーとパラメータは原則的に個別的に構成される。それぞれのMAC個体によって考慮されるサービングセル、C−RNTI、無線ベアラー、論理チャネル、上位及び下位レイヤ個体、LCG及びHARQ個体は、原則的に該当のMAC個体にマップされるものを意味する。例外的に、特別に指示があれば、互いに異なるMAC個体は依存的に行われてもよい。
図12は、スケジューリング要求の送信に対する図である。
スケジューラは、適度な量の上りリンクリソースを割り当てるために、端末からの送信を待つデータの量に関して知る必要がある。明らかに、送信するデータを有しない端末に上りリンクリソースを提供すると、当該端末が承認されたリソースを満たすためにパディングを行う結果を招くので、送信するデータを有しない端末に上りリンクリソースを提供する必要はない。したがって、スケジューラは、少なくとも、端末が送信するデータを有するか、承認を受けたかを知る必要がある。これは、スケジューリング要求(SR)と知られている。
SRは、上りリンクスケジューラからの上りリンクリソースを要求するために端末が提供する単純なフラグである。リソースを要求する端末はPUSCHリソースがないので、SRがPUCCHで送信される。図12に示すように、n番目のサブフレームごとに発生する専用のPUCCHスケジューリング要求リソースをそれぞれの端末に割り当てることができる。
送信バッファに既に存在するデータより高い優先順位を有するデータが端末に到達し、端末がこの承認されていないデータを送信できない場合、図12に示すように、端末は可能な次のインスタント(instant)にSRを送信する。この要求を受信すると、スケジューラは端末にグラント(grant)を割り当てることができる。端末が可能な次のスケジューリング要求インスタントまでスケジューリンググラントを受信できないと、SRが反復される。
多重ビットSRのコストが増加するので、上りリンクオーバーヘッドを小さく維持するためにSRに単一ビットを使用する。単一ビットSRの使用は、このような要求を受信する時にeNB側にとって端末側のバッファ状況に対する制限された知識だけを有する結果を招く。別個のスケジューラ具現によってこのような問題を別々に処理する。一つの可能性は、少ない量のリソースを割り当て端末が電力制限無しで有効に上記リソースを利用できるように保障することである。端末がUL−SCHで送信を始めると、図13を参照して説明するように、バッファ状態とパワーヘッドルーム(power headroom)に対するさらに詳細な情報をインバンドMAC制御メッセージで提供することができる。
LTEのためのスケジューリング要求設計は専用のリソースに依存するが、このようなリソースが割り当てられていない端末はSRを送信することができない。代わりに、スケジューリング要求リソースが構成されていない端末はランダムアクセスメカニズムに依存する。
SRがトリガーされると、取り消されるまでSRは待機するものと見なされる。MAC PDUが組み合わせられ、このPDUがBSRをトリガーした最後のイベントまでの(及び、を含む)バッファ状態を有するBSRを含んだり、ULグラントが送信のために利用可能な全ての待機中のデータを収容できれば、全ての待機中のSRは取り消され、sr−ProhibitTimerは中断される。
SRがトリガーされ、待機中の他のSRがないと、MAC個体はSR_COUNTERを0に設定する。
それぞれのTTIに対して一つのSRが待機中である限り、このTTIにおける送信のために利用可能なUL−SCHリソースがないか、又はMAC個体がいかなるTTIにおいても構成されたSRに対して有効なPUCCHリソースを有しない場合、MAC個体はSpCell上でのランダムアクセス手順を開始し、全ての待機中のSRを取り消す。
逆に、MAC個体がこのTTIにおいて構成されたSRに対して有効なPUCCHリソースを有しており、このTTIが測定ギャップ(measurement gap)の一部でなく、sr−ProhibitTimerが動作しないと、SR_COUNTER<dsr−TransMaxのとき、MAC個体はSR_COUNTERを1増加させ、物理層にSRをPUCCHでシグナリングするように指示し、sr−ProhibitTimerを起動することができる。そうでないと、MAC個体は、RRCを通報して全てのサービングセルに対してPUCCH/SRSを解除し、全ての構成された下りリンク割り当て及び上りリンクグラントを取り消し、SpCell上でのランダムアクセス手順を開始し、全ての待機中のSRを取り消すことができる。
一方、既に有効なグラントを受信した端末は、上りリンクリソースを要求する必要がない。しかし、スケジューラが将来のサブフレームでそれぞれの端末に承認されるリソースの量を決定するようにするためには、上述したように、バッファ状態と電力利用可能性に関する情報が有用である。この情報はMAC制御要素を用いた上りリンク送信の一部としてスケジューラに提供される。MAC制御要素は、図13に示す。
図13は、バッファ状態のシグナリングに対する図である。
MACサブヘッダーのうちの一つにおけるLCIDフィールドは、図13に示すように、バッファ状態報告の存在を示す留保された値(reserved value)に設定される。
スケジューリング観点で、相当なオーバーヘッドを招くが、それぞれの論理チャネルに対するバッファ情報が有利である。これによって、論理チャネルを論理チャネルグループに束ね、グループごとに報告を行う。バッファ状態報告におけるバッファサイズフィールドは、論理チャネルグループ内の全ての論理チャネルを用いた送信に利用可能なデータの量を示す。
バッファ状態報告(buffer status reporting:BSR)手順は、UEのULバッファにおけるDATの量に関する情報をサービングeNBに提供するために用いられる。RRCは、3個のタイマー(periodicBSR−Timer、retxBSR−Timer、logicalChannelSR−ProhibitTimer)を構成し、それぞれの論理チャネルに対して、上記論理チャネルをLCG( Logical Channel Group)に割り当てるLCGを選択的にシグナリングすることによってBSRを制御することができる。
BSR手順に対して、MAC個体は中止していない全ての無線ベアラーを考慮し、中止した無線ベアラーを考慮してもよい。
バッファ状態報告は、4個の論理チャネルグループのうちの一つ又は全てを示し、次の理由でトリガーされ得る。
i)現在送信バッファ内のデータに比べて高い優先順位(priority)を有するデータ、すなわち、現在送信中のデータの優先順位より高い優先順位の論理チャネル内のデータの到着。これはスケジューリング決定に影響を与え得る。LCGに属した論理チャネルに対してULデータはRLC個体内での送信又はPDCP個体内での送信に利用可能になり、上記データは任意のLCGに属する論理チャネルの優先順位より高い優先順位を有し、これに対してデータが既に送信可能な状態である論理チャネルに属したり、LCGに属するいかなる論理チャネルに対しても利用可能なデータがない場合、BSRを以下、“正常のBSR”という。
ii)サービングセルの変更。この場合、バッファ状態報告は端末機の状況に関する情報を新しいサービングセルに提供するのに有用である。
iii)タイマーによって制御されるかのように周期的。retxBSR−Timerが満了し、UEがLCGに属する論理チャネルのいずれかのチャネルに対する送信に利用可能なデータを有する場合、BSRを以下“正常のBSR”といったり、periodicBSR−Timerが満了する場合、BSRを以下“周期的なBSR”という。
iv)パディングの代替。ULリソースが割り当てられ、パディングビットの数がBSR MAC制御要素のサイズとそのサブヘッダーを合算した値と等しい場合、BSRを以下では“パディングBSR”という。スケジューリングされた伝送ブロックサイズに整合するために必要なパディングの量がバッファ状態報告より大きいと、バッファ状態報告が挿入される。可能であれば、有用なスケジューリング情報のためには、パディングの代わりに利用可能なペイロードを用いることが良い。
正常のBSRに関して、上位レイヤによってlogicalChannelSR−ProhibitTimerが構成される論理チャネルに対する送信に利用可能なデータによってBSRがトリガーされる場合、MAC個体はlogicalChannelSR−ProhibitTimerが動作しないとそれを始動し、動作中であればそれを中止させる。
正常且つ周期的なBSRに関して、一つ以上のLCGが、BSRが送信されるTTIで送信に利用可能なデータを有する場合、UEは長い(long)BSRを報告する。そうでないと、UEは短い(short)BSRを報告する。
パディングBSRに関して、パディングビットの数が、短いBSRとこれのサブヘッダーを合算した値以上であり、長いBSRとこれのサブヘッダーを合算した値未満である場合、一つ以上のLCGがBSRの送信されるTTIにおける送信のために利用可能なデータを有すると、送信のために利用可能なデータを有する高い優先順位の論理チャネルのLCGのトランケートされたBSRを報告することができる。
パディングビットの数が長いBSRとこれのサブヘッダーを合算した値以上であれば、UEは長いBSRを報告することができる。
上記バッファ状態報告手順によって少なくとも一つのBSRがトリガーされ、取り消されなかったものと判断されると、UEは、BSR MAC制御要素を生成し、生成された全てのBSRがトランケートされたBSRである場合以外の場合にperiodicBSR−Timerを始動又は再始動し、且つUEが当該TTIにおける新しい送信のために割り当てられるULリソースを有する場合にretxBSR−Timerを始動又は再始動するように、多重化及びアセンブリー手順を指示する。正常のBSRがトリガーされ、logicalChannelBSR−ProhibitTimerが動作しないと、上りリンクグラントが構成されないか、上位レイヤによって論理チャネルSRマスキング(logicalChannelSR−Mask)が設定された論理チャネルのための送信に利用可能になるデータによって正常のBSRがトリガーされない場合、スケジューリング要求がトリガーされる。
BSRが送信され得る時までには複数のイベントがBSRをトリガーする場合にも、MAC PDUは最大で一つのMAC BSR制御要素を有することができ、この場合、正常のBSRと周期的なBSRは、パディングBSRより優先順位を有する。
UEは任意のUL−SCH上の新しいデータの送信に対するグラント(grant)が指示されると、retxBSR−Timerを再始動することができる。
このサブフレーム内のULグラントが送信に利用可能な全ての待機中のデータを収容することができるが、BSR MAC制御要素とそのサブヘッダーを追加的に収容するには十分でない場合、トリガーされた全てのBSRは取り消されてもよい。トリガーされた全てのBSRは、BSRが送信のためのMAC PDUに含まれる場合に取り消される。
UEは、一つのTTIで最大で一つの正常/周期的BSRを送信する。UEが一つのTTIで複数のMAC PDUを送信するような要求を受けると、正常/周期的なBSRを含まないMAC PDUのいずれかのMAC PDUにパディングBSRを含めることができる。
TTIで送信される全てのBSRは、全てのMAC PDUがこのTTIで生成された後に常にバッファ状態を反映する。それぞれのLCGは、毎TTIで最大で一つのバッファ状態値を報告し、この値は、このLCGに対してバッファ状態を報告する全てのBSRで報告される。
パディングBSRはトリガーされた正常の/周期的なBSRを取り消すように許容されない。パディングBSRは特定のMAC PDUに対してのみトリガーされ、このMAC PDUが構成された時、上記トリガーが取り消される。
上述したように、適切なULリソースの量を有するULグラントを要求するために、UEは少なくとも一つのeNBにBSR及び/又はSRを送信することができる。BSR及び/又はSRをトリガーするために、PDCP個体はPDCP個体(DATP)での送信に利用可能なデータの量を、少なくとも一つのMAC個体に指示することができる。UEはULグラントを受信すると、このULグラントを用いてULデータを送信することができる。
Rel−12におけるUL分割ベアラーに関して、UEは構成(ul−DataSplitDRB−ViaSCG)によって一つのMAC個体にのみDATPを指示する。他のMAC個体に対してUEはDATPを指示しない。
Rel−3において、次のように、閾値の導入によってPDCP個体の指示動作は変更される。
PDCPデータの量が閾値以上であれば、両側MAC個体がBSRをトリガーし、PDCPデータの量が閾値未満であれば、一つのMAC個体のみがBSRをトリガーする。上位レイヤがul−DataSplitDRB−ViaSCGを“TRUE”に設定すると、PDCP個体は、SCGだけのために構成されたMAC個体にDATPを指示する。その他の場合、PDCP個体はMCGだけのために構成されたMAC個体にDATPを指示する。
上述したように、二重接続におけるULデータ送信に関するUE動作について、次のようないくつの協議事項がある。(1)DATPの量が閾値より小さい場合、MeNBとSeNB中のeNBがBSRをトリガーするul−DataSplitDRB−ViaSCG−r12がPDCP個体を示す。(2)DATPの量が閾値より小さい場合、PDCP個体は、ul−DataSplitDRB−ViaSCG−r12によって指示されるeNBにのみULベアラー分割に対するバッファ状態を報告する。(2a)DATPの量が閾値より大きい場合、PDCP個体は、MeNBとSeNBの両方にULベアラー分割に対するバッファ状態を報告する。(3)DATPの量が閾値より小さい場合、PDCP個体は、ul−DataSplitDRB−ViaSCG−r12によって指示されるeNBにのみULベアラー分割に対するPDCP PDUを送信する。(4)BSRトリガリング、バッファサイズ計算及びデータ送信が割り当てられ、(0)それぞれの無線ベアラーに対して閾値が構成される。
次に、上述したような協議によるUE動作の例を説明する。
第1の場合において、PDCPバッファが空いているとき、PDCP SDU(サイズはXであり、X<閾値(Th))が到着すると、PDCP個体は、SeNB(S−MAC)に対するMAC個体にXを指示し、S−MACはBSRをトリガーする。この場合、XはS−MACでのバッファ状態(BS)計算のためにS−MACに報告され、M−MACでのバッファ状態計算のためにMeSB(M−MAC)に対するMAC個体に0が報告される。
第2の場合において、PDCPバッファが空いているとき、PDCP SDU(サイズはXであり、X>Th)が到着すると、PDCP個体はM−MACとS−MACの両方にXを指示し、M−MAC及びS−MACはBSRをトリガーする。この場合、XはS−MACでのBS計算のためにS−MACに報告され、M−MACでのBS計算のためにM−MACに報告される。
第3の場合において、PDCPバッファ内のデータのサイズがY(Y<Th、X+Y<Th)のとき、PDCP SDU(サイズはX)が到着すると、BSRトリガリングは起きない。
第4の場合において、PDCPバッファ内のデータのサイズがY(Y<Th、X+Y>Th)のとき、PDCP SDU(サイズはX)が到着すると、PDCP個体はM−MACにX+Yを指示し、M−MACはBSRをトリガーする。
第5の場合において、PDCPバッファ内のデータ量がY(Y<Th、X+Y>Th)のとき、PDCP SDU(サイズはX)が到着すると、BSRトリガリングは起きない。
第6の場合において、PDCPバッファ内のデータ量がYからX(Y>Th、X<Th)に変更されると、BSRトリガリングは起きない。
上記の協議によれば、DATPの量が閾値未満であれば、BSRのために、PDCP個体はDATPの量を、MAC個体の一つ(例えば、ul−DataSplitDRB−ViaSCG−r12が指示するeNBのために構成されたMAC個体;以下、‘X−MAC個体’という。)に指示する。これは、DATPの量が他のMAC個体(例えば、ul−DataSplitDRB−ViaSCG−r12が指示しないeNBのために構成されたMAC個体;以下、‘Y−MAC個体’という。)に0と指示されるということを暗示する。DATPの量が閾値を超えると、PDCPはDATPの量を両MAC個体(すなわち、X−MAC個体及びY−MAC個体)ともに指示する。
結果的に、DATPの量が閾値を超えると、Y−MAC個体の観点で見れば、ULデータが、送信のために利用可能なデータがなかったPDCP個体における送信のために利用可能になるので、Y−MAC個体はBSRをトリガーする。一方、Y−MAC個体がY−MAC個体でのBSR動作のために構成されたタイマーによってBSRをトリガーすることができる。
閾値を超える量のDATPによってY−MAC個体でBSRがトリガーされた後、UEは、X−MAC個体と関連しているeNB(以下、‘XeNB’という。)からULグラントを受信することができる。Y−MAC個体と関連しているRLC個体での送信のための利用可能なデータがない場合に上記ULグラントが全てのDATPを収容できれば、Y−MAC個体の観点で見れば、待機中のデータがないこととなる。
要するに、分割ベアラーに対して、Y−MAC個体と関連しているeNB(以下、‘Y−eNB’という。)からULグラントが受信されなくても、Y−MAC個体に対する待機中のデータの量が0になり得る。
一方、現在のBSR取消条件によれば、当該サブフレームでULグラントが送信のための利用可能な全ての待機中のデータを収容することができるが、BSR MAC制御要素とそのサブヘッダーを追加的に収容するには不十分であるか、又はBSRが送信のためのMAC PDUに含まれる場合、トリガーされた全てのBSRが取り消される。
上述した条件に基づくBSR取消は、Rel−12までは、当該eNBからULグラントを受信しなければ待機中のデータの量が0にならないため、正しく行われた。しかし、分割ベアラーがRel−13で導入されて以来、XeNBからULグラントが受信され得るので、Y−MAC個体の観点では、Y−eNBからULグラントを受信しなくとも待機中のデータの量が0になることがある。この問題に関する具体的な例を、図14を参照して説明する。
図14は、二重接続において現在のBSR取消条件に関する例示的な問題を示している。
図14で、Y−RLC個体(すなわち、Y−MAC個体と関連しているRLC個体)における送信のための利用可能なデータがないと仮定する。
図14を参照すると、Y−MAC個体と関連しているPDCP個体における送信のための利用可能なデータの量が閾値(300バイト)未満であれば、UEは、Y−MAC個体がDATPがないと見なす(すなわち、DATP=0)ネットワークによって構成される。上記閾値はネットワークによって構成される。
t1で、Y−MAC個体の観点でDATPが存在しない。
t2で、DATPの量が500バイトとなる。したがって、DATPの量は閾値(300バイト)を超える。これによって、Y−MAC個体はBSR及び/又はスケジューリング要求(SR)をトリガーする。この時、DATPの量(500バイト)が閾値(300バイト)を超えるので、Y−MAC個体と関連しているPDCP個体はDATPの量をY−MAC個体に指示することができる。
t3で、UEはX−MAC個体(以下、XeNB)と関連しているeNBからULグラント(400バイト)を受信し、X−MAC個体はXeNBに400バイトのMAC PDUを送信する。これによって、PDCP個体において全データ量は閾値(300バイト)より小さい100バイトとなる。したがって、Y−MAC個体の観点で見れば、DATPの量は0となる。しかし、現在のBSR取消条件によれば、Y−MAC個体の観点でDATPの量が0になっても、Y−MAC個体は、トリガーされたいかなるBSRも待機中のいかなるSRも取り消さない。
t4で、Y−MAC個体はY−MAC個体と関連しているeNB(すなわち、YeNB)にSRを送信することができる。
t5で、UEはSRに応答して、YeNBからULグラント(10バイト)を受信する。Y−MAC個体は上記ULグラント(10バイト)を用いてBSRをYeNBに送信し、Y−MAC個体は待機中のSRを取り消す。
要するに、現在のBSR取消条件によれば、ULグラントがYeNB個体から受信されるまで、Y−MAC個体においてトリガーされた全てのBSRがトリガーされた状態で維持され、Y−MAC個体はY−MAC個体の観点で待機中のデータがなくてもSR及び/又はランダムアクセス(RA)手順を開始することができる。
したがって、Y−MAC個体の観点でDATPの量の変動を考慮して、Y−MAC個体においてBSR/SRを適切に取り消す新しいメカニズムが要求される。二重接続において、BSR/SRを適切に取り消すためのUE動作を、図15及び図16を参照して説明する。
図15は、本発明の例示的な実施例に係る二重接続におけるBSR取消に関するUE動作に対する概念図である。
二重接続における分割ベアラーに対して、Y−MAC個体に対するRLC個体とPDCP個体での全ての待機中のデータの総量が0になると、Y−MAC個体はYU−MACに対して全ての待機中のデータの量が0になる時、Y−eNBからULグラントを受信しなくても、トリガーされた全てのBSRを取り消す。
本発明において、分割ベアラーに対して、2つのMAC個体、2つのRLC個体及び1つのPDCP個体が存在すると仮定する。2つのMAC個体は、X−MAC個体とY−MAC個体である。上述したように、X−MAC個体は、ul−DataSplitDRB−ViaSCG−r12が指示するeNBに対して構成されるMAC個体であり、Y−MAC個体は、ul−DataSplitDRB−ViaSCG−r12が指示しないeNBに対して構成されるMAC個体であってもよい。2つのRLC個体は、X−MAC個体と関連しているX−RLC個体とY−MAC個体と関連しているY−RLC個体である。また、DATPの量が閾値未満であれば、X−MAC個体は、PDCP個体での送信のための利用可能なデータが存在すると見なすが、Y−MAC個体は、PDCP個体での送信のための利用可能なデータが存在しないと見なすと仮定する。
X−はネットワークによって構成されるMCG又はSCGと関連し、Y−はネットワークによって構成されるSCG又はMCGと関連し得る。
また、図9及び図10を参照して明示したように、RLC個体又はPDCP個体での全ての待機中のデータは、RLC個体又はPDCP個体における送信のために利用可能なデータであると仮定する。図13を参照して明示したように、Y−MAC個体はBSRトリガー条件に基づくBSRをトリガーする。
Y−MAC個体が少なくとも一つのBSRをトリガーし、上記少なくとも一つのBSRを取消さなかった場合、Y−MAC個体と関連しているPDCP個体及びY−MAC個体と関連しているY−RLC個体における送信のために利用可能なデータの総量が0であれば、Y−MAC個体は、PDCP個体における送信のために利用可能なデータが存在しなく、Y−RLC個体における送信のために利用可能なデータが存在しないと見なす。
図15を参照すると、UEは上位レイヤからULデータを受信する(S1501)。ULデータは、PDCP個体又はRLC個体で受信できる。
その後、UEのY−MAC個体はULデータによって第1eNBに対してBSRをトリガーすることができる(S1503)。第1eNBは、Y−MAC個体と関連しているeNB(すなわち、YeNB)であってもよい。この例示的な実施例において、送信のために利用可能なデータの量が閾値を超えるので、送信のために利用可能なデータの量をX−MAC個体とY−MAC個体の両方に指示することができる。
BSRがトリガーされた後、UEは、第2eNBから受信されるULグラントを用いて上記ULデータの少なくとも一部を第2eNBに送信する(S1505)。第2eNBは、X−MAC個体と関連しているeNB(すなわち、XeNB)であってもよい。
ULデータの少なくとも一部が送信されるので、第1eNBに送信される送信のために利用可能なデータの量(すなわち、Y−MAC個体の観点で送信のために利用可能なデータの量)は0に変更される。したがって、トリガーされたBSRに応答してULグラントが第1eNBから受信されなくても、Y−MAC個体はトリガーされたBSRを取り消す(S1507)。PDPC個体における送信のために利用可能なデータの量が閾値以下であり、第1eNBのために構成されるRCL個体における送信のために利用可能なデータの量が0であれば、第1eNBに送信される送信のために利用可能なデータは0である。言い換えると、Y−MAC個体が少なくとも一つのBSRをトリガーし、上記少なくとも一つのBSRを取り消さなく、PDCP個体とY−RLC個体の両方での送信のために利用可能なデータが存在しないと見なす場合、Y−MAC個体はトリガーされた全てのBSRを取り消す。
Y−MAC個体がトリガーされたBSRを取り消す時、Y−MAC個体は第1eNBに対する他のトリガーされたBSRも取り消してもよい。しかし、上記トリガーされたBSRが取り消される時、Y−MAC個体は第2eNBに対する他のトリガーされたBSRを取り消さなくてもよい。言い換えると、Y−MAC個体がトリガーされた全てのBSRを取り消す時、X−MAC個体は、X−MAC個体によってトリガーされたBSRを取り消さない。
図16は、本発明の例示的な実施例に係る二重接続におけるSR取消に関するUE動作に対する概念図である。
二重接続における分割ベアラーに対して、Y−MAC個体に対するRLC個体とPDCP個体における全ての待機中のデータの総量が0になると、Y−MAC個体は、YU−MACに対して全ての待機中のデータの量が0になる時、Y−eNBからULグラントを受信しなくても、待機中の全てのSRを取り消す。
本発明において、分割ベアラーに対して、2つのMAC個体、2つのRLC個体及び1つのPDCP個体が存在すると仮定する。2つのMAC個体は、X−MAC個体とY−MAC個体である。上述したように、X−MAC個体は、ul−DataSplitDRB−ViaSCG−r12が指示するeNBに対して構成されるMAC個体であり、Y−MAC個体は、ul−DataSplitDRB−ViaSCG−r12が指示しないeNBに対して構成されるMAC個体であってもよい。2つのRLC個体は、X−MAC個体と関連しているX−RLC個体、及びY−MAC個体と関連しているY−RLC個体である。また、DATPの量が閾値未満であれば、X−MAC個体は、PDCP個体での送信のための利用可能なデータが存在すると見なすが、Y−MAC個体は、PDCP個体での送信のための利用可能なデータが存在しないと見なすと仮定する。
X−は、ネットワークによって構成されるMCG又はSCGと関連し、Y−は、ネットワークによって構成されるSCG又はMCGと関連し得る。
また、図9及び図10を参照して明示したように、RLC個体又はPDCP個体における全ての待機中のデータは、RLC個体又はPDCP個体における送信のために利用可能なデータであると仮定する。図12を参照して明示したように、Y−MAC個体は、SRトリガー条件に基づくBSRをトリガーする。
Y−MAC個体が少なくとも一つのSRをトリガーし、上記少なくとも一つのSRを取消さなかった場合、Y−MAC個体と関連しているPDCP個体及びY−MAC個体と関連しているY−RLC個体における送信のために利用可能なデータの総量が0であれば、Y−MAC個体は、PDCP個体における送信のために利用可能なデータが存在しなく、Y−RLC個体における送信のために利用可能なデータが存在しないと見なす。
図16を参照すると、UEは上位レイヤからULデータを受信する(S1601)。ULデータは、PDCP個体又はRLC個体で受信できる。
その後、UEのY−MAC個体は、ULデータによって第1eNBに対してSRをトリガーすることができる(S1603)。第1eNBは、Y−MAC個体と関連しているeNB(すなわち、YeNB)であってもよい。この例示的な実施例において、送信のために利用可能なデータの量が閾値を超えるので、送信のために利用可能なデータの量をX−MAC個体とY−MAC個体の両方に指示することができる。
SRがトリガーされた後、上記トリガーされたSRが待機している間に、UEは、第2eNBから受信されるULグラントを用いて上記ULデータの少なくとも一部を第2eNBに送信する(S1605)。第2eNBは、X−MAC個体と関連しているeNB(すなわち、XeNB)であってもよい。
ULデータの少なくとも一部が送信されるので、第1eNBに送信される送信のために利用可能なデータの量(すなわち、Y−MAC個体の観点で送信のために利用可能なデータの量)は0に変更される。したがって、待機中のSRに応答してULグラントが第1eNBから受信されなくても、Y−MAC個体は待機中のSRを取り消す(S1607)。PDPC個体における送信のために利用可能なデータの量が閾値以下であり、第1eNBのために構成されるRCL個体における送信のために利用可能なデータの量が0であれば、第1eNBに送信される送信のために利用可能なデータは0である。言い換えると、Y−MAC個体が少なくとも一つのSRをトリガーし、上記トリガーされた少なくとも一つのSRが待機中であり、Y−MAC個体がPDCP個体とY−RLC個体の両方における送信のために利用可能なデータが存在しないと見なす場合、Y−MAC個体は、待機中の全てのSRを取消し、sr−ProhibitTimerを中止させる。
Y−MAC個体が待機中のSRを取り消す時、Y−MAC個体は第1eNBに対する他の待機中のSRも取り消してもよい。しかし、上記待機中のSRが取り消される時、Y−MAC個体は第2eNBに対する他の待機中のSRを取り消さなくてもよい。言い換えると、Y−MAC個体が待機中の全てのSRを取り消す時、X−MAC個体は、X−MAC個体によってトリガーされたSRを取り消さない。上述したBSR/SRを取り消すためのUE動作のより具体的な例を、図17を参照して説明する。
図17に、本発明の例示的な実施例に係るUE動作の一例を示す。
図17で、Y−RLC個体(すなわち、Y−MAC個体と関連しているRLC個体)における送信のために利用可能なデータが存在しないと仮定する。
図17を参照すると、Y−MAC個体と関連しているPDCP個体における送信のための利用可能なデータの量が閾値(300バイト)未満であれば、UEは、Y−MAC個体がDATPがないと見なす(すなわち、DATP=0)ネットワークによって構成される。上記閾値はネットワークによって構成される。
t1で、Y−MAC個体の観点でDATPが存在しない。
t2で、DATPの量が500バイトとなる。したがって、DATPの量は閾値(300バイト)を超える。これによって、Y−MAC個体はBSRとSRをトリガーする。この時、DATPの量(500バイト)が閾値(300バイト)を超えるので、Y−MAC個体と関連しているPDCP個体はDATPの量をY−MAC個体に指示することができる。
t3で、UEはX−MAC個体(以下、XeNB)と関連しているeNBからULグラント(400バイト)を受信し、X−MAC個体はXeNBに400バイトのMAC PDUを送信する。これによって、PDCP個体において全データ量は閾値(300バイト)より小さい100バイトとなる。したがって、Y−MAC個体の観点で見れば、DATPの量は0となる。したがって、Y−MAC個体は全てのトリガーされたBSR及び待機中のSRを取り消す。
上述したように、本発明の実施例によれば、二重接続において不要なBSR/SR/RA手順を行うことを避けるために、MAC個体においてBSR及び/又はSRを適切に取り消すことができる。
以上で説明された本発明の実施例は、本発明の構成要素及び特徴が結合されたものである。各構成要素及び特徴は、別の言及がない限り、選択的なものと考慮される。各構成要素又は特徴は他の構成要素又は特徴と結合されない形態で実施され得る。また、本発明の一実施例は、一部の構成要素及び/又は特徴と結合することによって構成されてもよい。本発明の実施例で説明される動作順序は再配列されてもよい。実施例の一部の構成は他の実施例に含まれてもよく、他の実施例の対応する構成にとって代わってもよい。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成してもよく、出願後の補正によって新しい請求項として含めてもよいことは明らかである。
本発明の実施例において、基地局によって行われると説明した特定動作は、場合によっては、その上位ノードによって行われてもよい。すなわち、基地局を含む複数のネットワークノードからなるネットワークにおいて端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局又は基地局以外の他のネットワークノードによって行われ得ることは明らかである。基地局は、固定局(fixed station)、Node B、eNodeB(eNB)、アクセスポイントなどの用語によって代えてもよい。
上述した本発明の実施例は、様々な手段、例えば、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの結合によって具現することができる。
ハードウェア構成において、本発明の実施例に係る方法は、1つ又はそれ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuits)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェア構成において、本発明の実施例に係る方法は、以上で説明した機能又は動作を実行するモジュール、手順又は関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードはメモリーユニットに記憶され、プロセッサによって駆動され得る。上記メモリーユニットは上記プロセッサの内部又は外部に位置し、既に公知の様々な手段によって上記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者には、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施され得るということが理解できるだろう。したがって、以上に記述した実施例は、いずれの面においても例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。本発明の範囲は、上記の詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲で表され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその同等概念から導出される全ての変更又は変形された形態は本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
上述した方法は3GPP LTEシステムに適用される例を中心に説明したが、本発明は、3GPP LTEシステム以外の様々な無線通信システムにも適用可能である。

Claims (16)

  1. 無線通信システムにおけるUE(User Equipment)の動作方法であって、
    上位レイヤからUL(Uplink)データを受信するステップと、
    前記ULデータによって第1基地局に対するBSR(Buffer Status Report)をトリガーするステップと、
    第2基地局から受信されるULグラントを用いて前記ULデータの少なくとも一部を前記第2基地局に送信するステップと、
    前記第1基地局から前記トリガーされたBSRに応答するULグラントが受信されなくても、前記ULデータの前記少なくとも一部の前記送信によって前記第1基地局に送信される送信に利用可能なデータの量が0に変化した時前記トリガーされたBSRを取り消すステップと、を含む、方法。
  2. PDCP(Packet Data Convergence Protocol)個体における送信に利用可能なデータの量が閾値未満であり、前記第1基地局に対して構成されるRLC(Radio Link Control)個体における送信に利用可能なデータの量が0の時前記第1基地局に送信される送信に利用可能な前記データの前記量が0である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記トリガーされたBSRが取り消される時、前記第1基地局に対する全てのトリガーされたBSRを取り消すステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記トリガーされたBSRが取り消される時、前記第2基地局に対するトリガーされたBSRは取り消されない、請求項1に記載の方法。
  5. 無線通信システムにおけるUE(User Equipment)の動作方法であって、
    上位レイヤからUL(Uplink)データを受信するステップと、
    前記ULデータによって第1基地局に対するSR(Scheduling Request)をトリガーするステップと、
    前記トリガーされたSRが待機中である間に、第2基地局から受信されるULグラントを用いて前記ULデータの少なくとも一部を前記第2基地局に送信するステップと、
    前記第1基地局から前記待機中のSRに応答するULグラントが受信されなくても、前記ULデータの前記少なくとも一部の前記送信によって前記第1基地局に送信される送信に利用可能なデータの量が0に変化した時前記待機中のSRを取り消すステップと、
    を含む、方法。
  6. PDCP(Packet Data Convergence Protocol)個体における送信に利用可能なデータの量が閾値未満であり、前記第1基地局に対して構成されるRLC(Radio Link Control)個体における送信に利用可能なデータの量が0の時前記第1基地局に送信される送信に利用可能な前記データの前記量が0である、請求項に記載の方法。
  7. 前記待機中のSRが取り消される時、前記第1基地局に対する全ての待機中のSRを取り消すステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記待機中のSRが取り消される時、前記第2基地局に対する待機中のSRは取り消されない、請求項に記載の方法。
  9. 無線通信システムにおいて動作するUE(User Equipment)であって、
    高周波(RF(Radio Frequency))モジュールと、
    前記高周波モジュールと動作可能に接続され、
    上位レイヤからUL(Uplink)データを受信し、
    前記ULデータによって第1基地局に対するBSR(Buffer Status Report)をトリガーし、
    第2基地局から受信されるULグラントを用いて前記ULデータの少なくとも一部を前記第2基地局に送信し、
    前記第1基地局から前記トリガーされたBSRに応答するULグラントが受信されなくても、前記ULデータの前記少なくとも一部の前記送信によって前記第1基地局に送信される送信に利用可能なデータの量が0に変化した時前記トリガーされたBSRを取り消すように構成されたプロセッサと、を備える、UE。
  10. PDCP(Packet Data Convergence Protocol)個体における送信に利用可能なデータの量が閾値未満であり、前記第1基地局に対して構成されるRLC(Radio Link Control)個体における送信に利用可能なデータの量が0の時前記第1基地局に送信される送信に利用可能な前記データの前記量が0である、請求項9に記載のUE。
  11. 前記プロセッサは、前記トリガーされたBSRが取り消される時、前記第1基地局に対する全てのトリガーされたBSRを取り消すようにさらに構成される、請求項9に記載のUE。
  12. 前記トリガーされたBSRが取り消される時、前記第2基地局に対するトリガーされたBSRは取り消されない、請求項9に記載のUE。
  13. 無線通信システムにおいて動作するUE(User Equipment)であって、
    高周波(RF(Radio Frequency))モジュールと、
    前記高周波モジュールと動作可能に接続され、
    上位レイヤからUL(Uplink)データを受信し、
    前記ULデータによって第1基地局に対するSR(Scheduling Request)をトリガーし、
    前記トリガーされたSRが待機中である間に、第2基地局から受信されるULグラントを用いて前記ULデータの少なくとも一部を前記第2基地局に送信し、
    前記第1基地局から前記待機中のSRに応答するULグラントが受信されなくても、前記ULデータの前記少なくとも一部の前記送信によって前記第1基地局に送信される送信に利用可能なデータの量が0に変化した時前記待機中のSRを取り消すように構成されたプロセッサと、を備える、UE。
  14. PDCP(Packet Data Convergence Protocol)個体における送信に利用可能なデータの量が閾値未満であり、前記第1基地局に対して構成されるRLC(Radio Link Control)個体における送信に利用可能なデータの量が0の時前記第1基地局に送信される送信に利用可能な前記データの前記量が0である、請求項13に記載のUE。
  15. 前記プロセッサは、前記待機中のSRが取り消される時、前記第1基地局に対する全ての待機中のSRを取り消すようにさらに構成される、請求項13に記載のUE。
  16. 前記待機中のSRが取り消される時、前記第2基地局に対する待機中のSRは取り消されない、請求項13に記載のUE。
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