JP6563022B2 - パターン化された照射を生成するための装置 - Google Patents

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Description

本開示は、光学の分野に関し、特に、構造化光およびパターン化された照射の生成に関する。それは対応する装置に関する。さらに、本開示は、例えば、距離測定または深度マッピングの目的で、構造化光を生成および検出するデバイスに関する。
用語の定義
「能動光学部品」:光感知または発光部品。例えば、フォトダイオード、画像センサ、LED、OLED、レーザチップなどがある。能動光学部品は、裸のダイとして、またはパッケージ内に、すなわちパッケージ化された部品として存在することができる。
「受動光学部品」:レンズ、プリズム、ミラー(平面または曲面)、または光学系のような、屈折および/または回折および/または(内部および/または外部の)反射によって光を向け直す光学部品であって、光学システムは、場合によっては開口絞り、画像スクリーン、ホルダなどの機械的要素も含む光学部品の集合体である。
「複製」:所与の構造またはそのネガを再現する技術。例えば、エッチング、エンボス加工(インプリンティング)、鋳造、成形。
「光」:最も一般的な電磁放射;より具体的には、電磁スペクトルの赤外、可視または紫外部分の電磁放射である。
構造化光は、例えば、場内に存在する対象物までの距離を判断する用途に使用することができる。そこでは、構造化光によって場内に生成される光パターンが、物体を、構造化光を発光する装置からの物体の距離に応じて区別することを可能にする。ゲームコンソールは、例えば、プレイヤが存在する場を構造化光で照射するためのパターンプロジェクタを備えてもよく、そのように照射された場は、深度マッピングとも呼ばれる、場の3Dマッピングを達成するように画像化され、解析される。
構造化光は、しばしば符号化された光またはパターン化された光とも呼ばれ、これらの用語は、本特許出願では互換的に使用される。「構造化光」という用語は、光が三角測量技術によって距離を判断するために評価されるときに、主に使用される。一方、「パターン化された光」は、ステレオビジョンを使用して距離を判断するために光が評価される場合に主に使用され、光はこの場合典型的にはコントラスト強調に使用される。
関連技術のいくつかの例を以下に簡単に説明する。
例えば、米国特許第7,970,177B2号は、回折光学素子を用いた構造化光の生成に基づく距離計算のための装置を記載している。
US 2012/038986 A1には、回折光学素子を使用するパターンプロジェクタが記載されている。
US 2010/118123 A1には、スポットの固定パターンを含む単一の透明体を含む照射アセンブリを含む、物体をマッピングするための装置が記載されている。そこでは、光源は、パターンを物体上に投影するように単一の透明体を光放射で透過照射する。
US 2013/038941A1には、間に所定の均一な間隔をおいて基板上に配置された光源のマトリクスを含む光学装置が記載されている。同じ均一間隔のマイクロレンズアレイが、マイクロレンズアレイの近くに配置され、光源から発光された光をコリメートし、ビームホモジナイザを確立する。
WO2014/083485A1は、いくつかの半導体レーザのアレイを含む、場に構造化光パターンを投影するためのレーザデバイスを記載している。
米国特許第8320621号は、3−D画像化デバイスで使用するプロジェクタを開示している。プロジェクタは、垂直共振器面発光レーザまたはVCSELアレイで形成された光源を含む。VCSELアレイからの光は、各VCSELに対して1つのレンズである複数のレンズからなるコリメートマイクロレンズアレイを介して集束される。マイクロレンズアレイは、VCSELアレイからのビームを集束させてDOEに向ける働きをする。DOEは、ビームを様々な光パターンのいずれかに形成し、これが3次元画像化を可能にする。
本開示の1つの目的は、発光方向に平行な方向に特に浅い、構造化光を生成するための装置を記載することである。
本開示の別の目的は、特に少数の構成要素のみを必要とする構造化光を生成するための装置を記載することである。
本開示の別の目的は、装置からの距離の特に広い範囲にわたって良好なコントラストを提供する構造化光を生成するための装置を記載することである。
本開示の別の目的は、特に高いコントラストパターンを生成することができる構造化光を生成するための装置を記載することである。
本開示の別の目的は、特に装置内で最初に生成される光の輝度と比較して、特に高い輝度の構造化光を生成するための装置を記載することである。
本開示の別の目的は、比較的単純な光パターンを生成することができる構造化光を生成するための装置を記載することである。
本開示の別の目的は、比較的複雑な光パターンを生成することができる構造化光を生成するための装置を記載することである。
本開示の別の目的は、相対的に緩いアライメント公差で製造することができる、構造化光を生成するための装置を記載することである。
本開示の別の目的は、良好な製造性を有する、構造化光を生成するための装置を記載することである。
本開示の別の目的は、比較的高い収率で製造することができる、構造化光を生成するための装置を記載することである。
本開示の別の目的は、標準化されたモジュールを用いて設計され得るデバイスを記載することである。
本開示の別の目的は、検出された構造化光を評価するための改善された能力を有するデバイスを記載することである。
さらなる目的および様々な利点が、以下の記載および実施形態から明らかになる。
1つ以上の目的は、本開示に記載される主題による装置によって少なくとも部分的に達成される。
本発明者らは、マイクロレンズアレイ(MLA)のレンズピッチPおよびMLAを照射する光源に対するMLAの距離D(「照射ユニット」と呼ぶことにしたい)のある種の選択について、それによって生成される構造化光のコントラストが特に強く、この選択は照射ユニットによって発光される光の波長にも依存することを発見した。したがって、これらの特定のケースでは、特に高コントラストのパターンを場に投影することができる。
発明者らの発見は、1948年にエルンスト・ラウ(Ernst Lau)によって発見された光学的効果(「Lau Effect」)にいくらか類似している。Lau効果は、例えば、1979年3月に「光通信」第28巻第3号において公開された、「Lau効果(コヒーレント照射中の回折実験)」と題されたJ.JahnsおよびA.W.Lohmannの論文に記載されている。Lauの最初の実験装置は、第1格子と同じスリット分離を有する別の格子が後にある第1格子を照射する拡張白色光源を含み、最終的に収束レンズが第2の格子を出る光を観察面に結像する。Lauは、次の式が満たされている場合に対して縞模様を観察することができた:
z0=‥‥n d/2λ、(n=1、2、3、4、…)であり式中、
z0は2つの格子の間の距離、dは格子の格子定数(スリット分離)、λは光源によって発光される波長、すなわち観察される縞パターンを形成する光の波長を示す。
本発明との大きな相違点にもかかわらず、Lau効果の理解は、本発明の装置および技術の機能の理解をある程度助けることができる。
他の、しかし周知の光学的効果は、Henry Fox Talbotによって1836年に発見されたTalbot効果(またはTalbot自己像形成(「Talbot self−imaging」))と呼ばれるコヒーレント光学の効果である。Talbot効果も、J.JahnsおよびA.W.Lohmannによる上記の論文に記載されている。Lau効果およびTalbot効果は、いずれも格子の自己像形成に関連すると考えられ得るが、(Lauによって採用された拡張された白色光源の代わりに)Talbotは単色点光源の使用を記載したこと、およびLauは2つの格子を互いの背後に置くが、Talbotは単一の格子のみを使用する点で異なる。
Talbotは、単色光源によって照射された格子の後ろにおいて、干渉パターンが、格子に平行に整列され、格子から特定の距離にある平面で観察可能であることを発見した。格子の後ろの特定の距離は
2d/λ
およびそれの整数倍数であり、dは格子の格子定数を示し、λは単色光源の波長を示す。
本発明者らは、照射ユニットの光源のアパーチャが発光面と呼ばれる共通面内にある場合、特に高いコントラストが達成され得ることを発見した。
本発明者らはまた、照射ユニットが周期的な光源である場合に特に高いコントラストが達成され得ることを認識した。
本発明者らが提案した対応する装置は、構造化光を生成するための装置として記載することができ、それは、第1の光学的構成を含み、それは、
−レンズピッチPで規則的に配列された複数のマイクロレンズを含むマイクロレンズアレイを含み、マイクロレンズは、透過型マイクロレンズまたは反射型マイクロレンズであり得、第1の光学的構成はさらに、
−マイクロレンズアレイを照射するための照射ユニットを含み、
照射ユニットは、各々が波長Lの光を発し、各々がアパーチャを有する光源のアレイ(LSA)を含む。アパーチャは共通面(発光面)に位置し、発光面はマイクロレンズアレイから距離Dに位置する。生成された構造化光(およびパターン化された照射)における特に高いコントラストに対する特別な条件は、レンズピッチP、距離Dおよび波長Lを以下のように相互にリンクする:
=2LD/Nであり、
Nは整数であり、N≧1である。
小さなN、例えば、N≦8、特にN≦5に対しては、距離Dは比較的小さく、第1の光学的構成(したがってしばしば装置も)はかなり浅い。本発明者らによってさらに発見されたように、達成可能なコントラストは、このような低いNに対して明らかに非常に高い。いくつかの実験では、1〜4の範囲のN、特にN=2は、非常に良好なコントラストを提供することができる。
この装置は、パターン化された照射を生成するための装置と考えることもできる。
アパーチャは、光源から分離可能である必要はない。例えば、半導体レーザの場合、光が発光される活性領域はアパーチャを確立する。
アパーチャは、主に、それらによって発光の位置が規定され、したがってMLAからの距離Dを規定することを可能にするという理由で言及されている。
発光面は、マイクロレンズアレイに対して平行に整列させることができる。
波長Lは、光源によって発光される光の波長である。光源がレーザである場合、それは単に放射されるレーザ放射の(中間)波長である。混合波長を放射する光源の場合、波長Lは、原則として、放射される波長のいずれかであり得る。しかしながら、いずれにしても、上記の式が満たされる波長Lについては特に良好なコントラストが存在し、一方、他の波長は波長Lで生成されたパターンを重ね合わせ、結果として、波長Lでパターンのぼけが生じる可能性がある。したがって、波長Lは、それぞれの光源の波長スペクトルにおけるピーク波長とすることができる。
波長Lは、特に赤外光範囲内の不可視光範囲にあることができる。
いくつかの実施形態では、複数のマイクロレンズのすべてのマイクロレンズは、同種(congeneric)のマイクロレンズである。
レンズピッチPは、例えば、5μm〜250μm、例えば10μm〜150μmである。
いくつかの実施形態では、光源のアレイのすべての光源は、同種の光源である。
上述したように、マイクロレンズは、透過型または反射型であり得る。
透過型マイクロレンズは、照射ユニットから発光される光の少なくとも一部に対して透明であり;したがって、照射ユニットから発光された光は、少なくとも部分的にマイクロレンズを通して伝搬してもよい。透過型マイクロレンズは、回折型および/または屈折型のマイクロレンズとすることができる。例えば、透過型マイクロレンズは、断熱化されたマイクロレンズまたは他のハイブリッドレンズであってもよい。
反射型マイクロレンズは、照射ユニットから発光された光の少なくとも一部を反射する。それらは、構造化された(したがって、平らではない)マイクロミラー、例えば湾曲したマイクロミラーとしても理解することができる。反射型マイクロレンズの場合、マイクロレンズアレイ(MLA)は、したがって、マイクロミラーアレイと考えることができる。しかしながら、マイクロレンズ/マイクロミラーは、通常、個々に可動ではなく、むしろ、マイクロレンズアレイ/マイクロミラーアレイの残りの部分に対して固定位置にあり得る。反射型マイクロレンズの各々は、滑らかで湾曲した(屈折レンズのような)表面を有していてもよく、および/または回折構造(透明な回折レンズのような)で構造化されていてもよい。
いくつかの実施形態では、マイクロレンズは、透過屈折型マイクロレンズである。
一実施形態では、マイクロレンズは集光レンズ(収束レンズ)、例えば凸レンズである。
別の実施形態では、マイクロレンズは分散レンズ、例えば凹レンズである。
マイクロレンズのレンズアパーチャは、円形であってもよいが、(非円形の)楕円であってもよい。さらに、多角形のレンズアパーチャまたはさらに他のレンズアパーチャ形状、例えば矩形、特に正方形、六角形、または他のものも可能である。好適なレンズアパーチャ形状を選択することによって、生成される照射パターンに最終的に寄与するよう、MLAによって透過および反射される光の割合を最適化(最大化)することが可能である。
構造化光が、マイクロレンズのうち異なるものから伝搬する光の干渉によって生成される干渉パターンから生じるという事実は、構造化光のコントラストがMLAから広い距離範囲にわたって、通常は遠距離場全体において、実質的に一定のままであることを可能にし、それは、少なくとも、例えば、5cmまたは10cmから無限大までである。本明細書に記載の装置は、パターン化された照射を達成するためにパターン付きスライドを必要としない。また、結像レンズ(または多レンズ結像系さえも)を省略することもできる。
マイクロレンズ、すなわちそれらの形状は、第1の光学的構成の視野、すなわち、構造化光が(主に)第1の光学的構成によって発光される角度範囲を規定する(第1の光学的構成から発光された光の経路に影響を及ぼす追加の光学部品がないことが仮定される)。
したがって、様々な用途のために、マイクロレンズを非球面レンズとして提供することは有利であり得る。例えば、マイクロレンズは、構造化光のために矩形のエンベロープを作成するために構造化することができる。例えば、マイクロレンズは、マイクロレンズの光軸に垂直でありかつ第1の軸に垂直な第2の軸に沿った焦点距離f2よりも小さい、マイクロレンズの光軸に垂直な第1の軸に沿った焦点距離f1を有することができる。
いくつかの実施形態では、光源の各々は、複数のマイクロレンズのそれぞれのサブセットを照射するように構成され、サブセットの各々は、複数の隣接するマイクロレンズを含み、各特定の光源からの光は、それぞれのサブセットの異なるマイクロレンズを通過して、干渉パターンを生成する。
いくつかの実施形態では、MLAは2次元MLAである。しかしながら、他の実施形態では、MLAは1次元MLAである。後者の場合、マイクロレンズは線に沿って配置され、この場合シリンドリカルレンズが特に適している。
2次元MLAの場合、互いに異なる2つのレンズピッチ、すなわち2つの対称軸のような2つの異なる方向の各々に対して1つのピッチが存在してもよい。矩形レンズ構成の場合、2つの方向は相互に垂直であり、六角形構成の場合、それらの方向は60度の角度を囲む。しかしながら、2次元MLAを有するいくつかの実施形態では、これらの2つのレンズピッチは同一である。
一実施形態では、光源のアレイ(LSA)は、ピッチQ(光源ピッチQ)で規則的に配列された光源を含む。
光源ピッチQは、例えば、5μm〜250μm、例えば10μm〜150μmとすることができる。
いくつかの実施形態では、LSAは2次元LSAである。しかしながら、他の実施形態では、LSAは1次元LSAである。後者の場合、光源は線に沿って配置される。
いくつかの実施形態では、LSAの光源は、共通の板状の基板上に配置され、光源の発光方向(およびしたがって光軸)は、基板によって規定される板に対して垂直である。
原理的には、ピッチQはレンズピッチPとは無関係に選択することができる。しかしながら、ピッチPおよびピッチQが、それぞれ、互いに平行な線に沿って位置決めされたマイクロレンズおよび光源の距離である場合(「相互に平行なMLAとLSA」)、P=Qが適用される場合には、構造化光における特に高いコントラストが達成され得ることが判明した。
良好なコントラストは、pおよびqが共通因子のない少なくとも1の整数(p≧1、q≧1)であるpP=qQの場合にも得られる。本発明者らは、この場合、増大した複雑さを有する照射パターン、特に(P=Qの場合に対して)拡大されたより複雑な単位セルを形成できる、と判断した。
しかしながら、pおよびqの値が比較的高いと、構造化光のコントラストが低下する傾向があり、p≦8およびq≦8がしばしば好ましい。
いくつかの実施形態では、LMAのマイクロレンズは、矩形のグリッド上、または正方形のグリッド上にでも配置されるが、他の幾何学的形状、例えば、六角形の周期的な配置も可能である。
いくつかの実施形態では、LSAの光源は、矩形のグリッド上、または正方形のグリッド上にでも配置されるが、他の幾何学的形状、例えば、六角形の周期的な配置も可能である。それらはすべての格子点を占めることができるが、代替的に、いくつかの実施形態では、いくつかの格子点は光源によって占められない。
本発明者らは、互いに平行に整列された同じ幾何学的形状の規則的な配置をともに有するMLAおよびLSAの提供、例えば、MLAとLSAとの両方に対して同じアスペクト比の矩形配置であって、MLAおよびLSAの矩形の対応する辺は、互いに平行に整列されている配置の提供(「相互に平行なMLAおよびLSA」)は、特に高いコントラストを達成することを可能にすることを発見した。
同様に、マイクロレンズアレイおよび光源のアレイの相互に平行に配置された六角形(または他の)幾何学的形状は、コントラストを高める傾向がある。
特に、上述のpP=qQ(整数p、qは共通因子なし)の場合、単位セルが大きく、周期性の高い有用な照射パターンを得ることができる。同様に、少なくともp1P1=q1Q1かつp2P2=q2Q2であり、整数p1、q1は共通因子を持たず、整数p2、q2は共通因子を持たない場合には、異なる軸に沿ったレンズの2つの潜在的に異なるピッチ(P1、P2)と、異なる軸に沿った光源の2つの潜在的に異なるピッチ(Q1、Q2)とが存在する場合にも同じことが言え;より詳細には、レンズがピッチP1を有する軸は、光源がピッチQ1を有する軸に平行に整列され、レンズがピッチP2を有する軸は、光源がピッチQ2を有する軸に平行に整列している(「相互に平行なMLAおよびLSA」)。
本発明者らは、生成された照射パターンにおける潜在的(すなわち可能な)光輝度最大値の位置は、MLAの周期性によって決定されるが、LSAの周期性を、照射パターンにおける潜在的な光輝度の最大値の前記位置における相対的な輝度を調整するために使用することができる。
一実施形態では、照射ユニットは、空間的にインコヒーレントな光を発光することのために構造化および構成される。代替的に、照射ユニットが空間的にコヒーレントな光を発光するようにすることも可能である。
例えば、1つのレーザのようなたった1つの光生成器に格子を加えたものを提供し、レーザは格子を照射し、格子のスリットを介して放射される光が、光源を構成し(その結果、空間的にコヒーレントな光が照射ユニットから発光される)こととは対照的に、例えば、光源は、互いに離れている(そして、全体として、空間的にインコヒーレントな光を生成する)光生成器であってもよい。
いくつかの実施形態では、照射ユニットは、VCSELのアレイ、すなわち垂直共振器面発光レーザのアレイを含む。VCSELのアレイは、非常に高い輝度で空間的にインコヒーレントな光の発光を可能にすることができる。
いくつかの実施形態では、照射ユニットは、VCSELのアレイである。
VCSELを発光体として設けることにより、垂直方向に、すなわち光軸に沿って、発光方向に沿って、非常に小型の装置の設計を可能にすることができる。また、小さなピッチQも、エッジ発光レーザを使用するよりもVCSELを使用して実現する方が簡単である。
一実施形態では、VCSELのアレイのVCSELの発光方向は、MLAの光軸に平行である。
一実施形態では、照射ユニットとMLAとの間の光路には、追加の光学素子がなく、光出力を有する光学素子が少なくともない。
一実施形態では、距離Dを判断するためのMLAにおける基準面は、レンズ面と呼ばれ、レンズ面は、マイクロレンズの周辺点を含む。マイクロレンズの周辺点のすべてが同一平面内にあるわけではない場合、レンズ面は、照射ユニットから最も遠いマイクロレンズの周辺点を含む平面と定義される。
実際には、距離Dは、マイクロレンズの垂直方向の延在(光軸に沿った延在)よりもはるかに大きくあり得るので、レンズ面を、マイクロレンズが位置する平面として画定することは、十分に正確である。
もちろん、距離Dは常にMLAに垂直な方向において判断され、特に前記発光面に垂直な方向であってもよい。これは、上記の式で使用される距離Dがアパーチャ(発光面)とMLAとの間の幾何学的距離と同一である場合に当てはまり得る。言い換えれば、光の光路長が、アパーチャとMLAとの間の直接的な直線接続の長さと一致する場合。しかしながら、これは必ずしもそうであるとは限らない。以下でさらに説明するように、光路長(上記の式において距離Dとして使用される)はそれとは異なる実施形態が存在する。
一実施形態では、光源の各々は、複数の隣接するマイクロレンズを含む、前記複数のマイクロレンズの組を照射するように構造化および構成される。このようにして、単一の光源からの光が、結果として、干渉パターンが展開するように、マイクロレンズの(異なる)いくつかから光が伝搬することが保証され得る。例えば、各マイクロレンズは、光源の少なくとも2つ、またはむしろ少なくとも10個によって照射されてもよい。
さらに、光源のうち隣接する光源によって照射されるマイクロレンズの組が重なり合う、すなわち、第1の光源によって照射されるマイクロレンズの組と、第1の光源に隣接する第2の光源によって照射されるマイクロレンズの組とは、少なくとも1つのマイクロレンズを共通に有する。隣接する光源から発光された光のMLA上におけるそのような重なりは、特に、VCSELのようなレーザが光源として使用される場合には、構造化光によって生成されるパターン、すなわち照射パターンにおけるスペックル形成を低減するかまたは除去しさえできる。
いくつかの実施形態では、光源の各々は、少なくとも5度またはむしろ少なくとも10度の平均開き角の発光円錐(発光円錐が回転対称でない場合の「平均」)を有する。
より複雑な照射パターンを生成するように、より複雑な組成の構造化光を生成するために、記載された装置に様々な変形を適用することが可能である。例えば、記載された種類の2つ以上の光学的構成を単一の装置に組み合わせることが可能である。例えば、2つまたは3つの構成を組み合わせることができ、または4つの構成(例えば、各々が矩形の角に位置する)を組み合わせることができる。また、光学的構成において、同一のMLAが2つ以上のLSAによって照射されるか、または同一のLSAが2つ以上のMLAを照射することも可能であり、これは、MLAまたはLSAを共有する2つの光学的構成と考えることもできる。
一実施形態では、装置は第2の光学的構成を含み、それは、
−レンズピッチP2で規則的に配列された複数の透過型または反射型の第2のマイクロレンズを含む第2のマイクロレンズアレイ(第2のMLA)と、
−第2のマイクロレンズアレイを照射するための第2の照射ユニット(第2のLSA)とを含み、
第2の照射ユニットは、各々が波長L2の光を発し、各々が第2のアパーチャと称されるアパーチャを有する第2の光源のアレイを含み、第2のアパーチャは、第2のマイクロレンズアレイから距離D2に位置する第2の発光面と称される共通面に位置し、レンズピッチP2、距離D2および波長L2について、
(P2)=2*L2*D2/N2が適用され、
N2は整数であり、N2≧1であり、
−第2のマイクロレンズアレイおよび第1の光学的構成のマイクロレンズアレイは同一ではなく(言い換えれば、第2のマイクロレンズアレイおよび第1の光学的構成のマイクロレンズアレイは異なる実体であり、または第2のマイクロレンズアレイは、−任意選択的に第1の光学的構成のマイクロレンズアレイと同種であるが−第1の光学的構成のマイクロレンズアレイとは異なり)、または
−第2の照射ユニットおよび第1の光学的構成の照射ユニットは、同一ではなく(言い換えれば、第2の照射ユニットおよび第1の光学的構成の照射ユニットは異なる実体であり、または第2の照射ユニットは、−任意選択的に第1の光学的構成の照射ユニットと同種であるが−第1の光学的構成の照射ユニットとは異なり)、または
−第2のマイクロレンズアレイと第1の光学的構成のマイクロレンズアレイとは同一ではなく、第2の照射ユニットと第1の光学的構成の照射ユニットとは同一ではない。
以下においていくつかの例では、
−第1の光学的構成のMLAは第1のMLAと呼ばれ;
−第1の光学的構成のLSAは第1のLSAと呼ばれ;
−第1の光学的構成のマイクロレンズは第1のマイクロレンズと呼ばれ;
−第1の光学的構成の光源は第1の光源と呼ばれ;
−第1の光源のアパーチャは第1のアパーチャと呼ばれ;
−レンズピッチPはレンズピッチP1と呼ばれ;
−波長Lは波長L1と呼ばれ;
−距離Dは距離D1と呼ばれ;
−整数Nは整数N1と呼ばれる。
一実施形態では、第2のMLAと第1のMLAとは同一ではなく、第2のMLAは第1のMLAに対してシフトされる。この実施形態では、第1および第2のMLAは任意選択的に同種のMLAである。さらに、任意選択的に、距離D1、D2は同一である。第1のLSAと第2のLSAとは同一であってもよいし、第1のLSAと第2のLSAとは同一でなくてもよく、第1および第2のLSAがそれらの光源の共通の組を共有することが可能である。任意選択的に、この実施形態では、波長L1、L2は同一である。
この実施形態において、第1および第2のMLAは、互いに平行であり、第1および第2のLSAの発光方向に平行な光軸を有することができる。
第1および第2のMLAの両方が、単一の光学部品に含まれてもよい。
別の実施形態では、レンズピッチP1およびP2は互いに異なっている。この場合、(上記の式を満たしながら)距離D1およびD2が同一であることを提供することが依然として可能である。これは、例えば、波長L1、L2および/または整数N1、N2がそれに応じて選択されることを提供することによって達成され得る。しかしながら、この場合、距離D1およびD2が同一でないことがあり得る。本実施形態では、第1および第2の光源がそれぞれ配置される光源ピッチQ1、Q2を互いに異ならせてもよい。
さらに別の実施形態では、波長L1およびL2は互いに異なっている。この場合、距離D1とD2も互いに異なってもよく、および/またはレンズピッチP1、P2も互いに異なっていてもよい。
さらに別の実施形態では、第1および第2のMLAは、互いに対して回転される。より詳細には、第1のMLAと第2のMLAとの両方は、各々、相互に垂直な2つの対称軸を有する矩形形状(これは正方形形状の場合も含む)であり、第2のMLAの対称軸は、第1のMLAの対称軸と角度φをなし、それに対しては、0度<φ≦45度、例えば、1度<φ≦10度が適用される。同様に、六角形の幾何学的形状の2つのMLAも互いに対して回転されてもよい。
いくつかの実施形態では、光源のアレイは、第1の格子の格子点上に各々が位置する第1の光源のグループと、さらに、第2の格子の格子点上に各々が位置する第2の光源のグループとを含み、第1のグループの発光体と第2のグループの発光体とは散在する。第1格子と第2格子とは同一ではないが、それらは同種であることができ、その場合、それらは相互にシフトまたは回転させることができる。
同様に、第1のグループの発光体および第2のグループの発光体は、交錯しているか、または交錯する態様で位置決めされると言える。
第1および第2の格子は、相互に重ね合わされた格子と考えることができる。
これはスペースを節約し、および/またはMLAのより均一な照射に寄与することができる。
第1の光源グループの光源および第2の光源グループの光源は、同種の光源とすることができる。しかしながら、代替的に、それらは異なる特性を有することができる。
各グループは、例えば少なくとも10個の発光体、または例えば少なくとも40個の発光体を含むことができる。
第1および第2の格子は、同じ寸法であり、互いに平行に整列させることができ、場合によっては、第2の格子は第1の格子に対してシフトする。
一例では、第1および第2の格子は、両方とも、x軸に沿って格子定数Qxを有し、y軸に沿って格子定数Qyを有する矩形格子である。x軸は、y軸に垂直に整列させることができる。
QxおよびQyは光源のピッチに対応すると考えることができるが、光源の各グループはそのときは他のグループとは別個に見なければならないであろう。
いくつかの実施形態では、第2の格子は、x軸に沿ってQxの非整数倍および/またはy軸に沿ってQyの非整数倍であるシフトだけ、例えば、x軸に沿った(nx+0.01)×Qxと(nx+0.99)×Qxとの間のシフトだけ、および任意選択肢的に、さらに、y軸に沿った(ny+0.01)×Qyと(ny+0.99)×Qyとの間の距離だけ、第1の格子に対してシフトされ、ここで、nx≧0およびny≧0は整数である。
いくつかの実施形態では、第1の格子の複数の格子点は、第1のグループの光源によって占められていない。これにより、LSAの製造性を向上させることができる。例えば、製造上の制約は、(隣接する)光源間の最小距離を必要とすることがあり、光源がすべての格子の各格子点に存在する場合には、この最小距離はアンダーカットされなければならないであろう。
「光源によって占められていない」というフレーズは、「光源がない」ということもできる。換言すれば、前記複数の(占められていない)格子点のいずれにも光源が存在しない。
同様に、代替的に、または加えて、第2の格子の複数の格子点が(第2のグループの)光源によって占められないことが可能である。
いくつかの実施形態では、(明瞭にするために)マイクロレンズアレイについて「第1のマイクロレンズアレイ」として言及したく、第1の光学的構成は、第1のマイクロレンズアレイに加えて、第2のマイクロレンズアレイを含み、第1および第2のマイクロレンズアレイは、同一の単一部品の基板に含まれる。このようにして、省スペースおよび/または改善された製造可能性を達成することができる。
第2のマイクロレンズアレイは、共通の発光面から前述の距離Dに位置することができる。
場合によっては、第1および第2のマイクロレンズアレイは、発光面に平行な方向に互いにシフトされた同種のマイクロレンズアレイである。
第1のマイクロレンズアレイのマイクロレンズおよび第2のマイクロレンズアレイのマイクロレンズが両方ともピッチPを有する軸に沿ったシフトの成分は、ピッチPの非整数倍であり得る。つまり、前記成分は、例えばPの(n+0.01)倍とPの(n+0.99)倍との間であり得、n≧0は整数である。
第2のマイクロレンズアレイは、レンズピッチPとは異なるレンズピッチPPで規則的に配列された複数の透過型または反射型マイクロレンズを含むことができる。しかしながら、他の実施形態では、第1および第2のMLSのレンズピッチは等しい。
第1および第2のMLAについて上述したのと同様に、照射ユニットは、(代替的に、または加えて)2つの(またはそれより多い)LSAを含むことができる。したがって:
いくつかの実施形態では、光源のアレイは、(より明瞭にするために)「第1の光源のアレイ」と呼ばれ得、照射ユニットは、第1の光源のアレイに加えて、第2の光源のアレイを含み、第1および第2の光源のアレイは、同一の単一部品の基板に含まれる。
場合によっては、第2の光源のアレイの光源の各々は、共通の発光面に位置するアパーチャを有する。
場合によっては、第2の光源のアレイの各光源は、波長Lの光を発光するように動作可能である。しかしながら、代替的に、第2の光源のアレイの光源は、波長Lとは異なる波長の光を発光するように動作可能であってもよい。
いくつかの実施形態では、第1および第2の光源のアレイは、発光面に平行な方向に互いに対してシフトされた同種の光源のアレイである。例えば、第1のマイクロレンズアレイの光源および第2のマイクロレンズアレイの光源が両方ともピッチQを有する軸に沿ったシフトの成分は、ピッチQの非整数倍であり得る。つまり、前記成分は、例えばQの(n+0.01)倍とQの(n+0.99)倍との間であり得、n≧0は整数である。
場合によっては、第2の光源のアレイは、光源ピッチQとは異なる光源ピッチQQで規則的に配列された複数の光源を含む。しかしながら、他の実施形態では、第1および第2のLSAの光源ピッチは等しい。
さらに、ある実施形態では、第1の光学的構成は、マイクロレンズアレイに加えて、さらに(m−1)個のマイクロレンズアレイを含み、mはm≧3の整数である。
場合によっては、m個のマイクロレンズアレイの各々は、m個のマイクロレンズアレイのうちの2つの隣接するマイクロレンズアレイにそれぞれの境界線で隣接している。これは、MLAによって取られるスペースを節約することに貢献することができ、および/またはMLAの均一な照射を簡単に達成することができる。
境界線は、例えば、直線であってもよい。
いくつかの実施形態では、すべてのm個のマイクロレンズアレイの境界線は、共通点で隣接している。
場合によっては、m個のマイクロレンズアレイの各々のそれぞれの境界線は、互いに対して360度/mの角度をなしている。
場合によっては、マイクロレンズアレイの少なくとも第1および第2のマイクロレンズアレイは、互いに対して回転された同種のマイクロレンズアレイである。
場合によっては、マイクロレンズアレイの少なくとも第1のマイクロレンズアレイは、ピッチPとは異なるピッチPPを有する。
場合によっては、マイクロレンズアレイの少なくとも第1および第2のマイクロレンズアレイは、互いに対して回転された同種のマイクロレンズアレイである。例えば、第1のマイクロレンズアレイのマイクロレンズおよび第2のマイクロレンズアレイのマイクロレンズがピッチPを有する軸に沿ったシフトの成分は、ピッチPの非整数倍であり得る。つまり、前記成分は、例えばPの(n+0.01)倍とPの(n+0.99)倍との間であり得、n≧0は整数である。
m≧3のMLAについて上述したのと同様に、照射ユニットは、(代替的に、または加えて)m≧3のLSAを含むことができる。(「m」と「M」とは異なる整数でも構わないが、場合によっては等しいこともある)。したがって、
いくつかの実施形態では、照射ユニットは、光源のアレイに加えて、(M−1)個の光源のアレイをさらに含み、Mは、M≧3の整数である。
場合によっては、M個の光源のアレイの各々は、M個の光源のアレイのうちの2つの隣接する光源のアレイに、それぞれの境界線で隣接している。境界線は、例えば、直線であってもよい。
すべてのM個の光源のアレイの境界線は、共通点で隣接し得る。
m個の光源のアレイの各々のそれぞれの境界線は、互いに対して360度/Mの角度にあり得る。
場合によっては、光源のアレイの少なくとも第1および第2の光源のアレイは、互いに対して回転された同種の光源のアレイである。
場合によっては、光源のアレイの少なくとも第1の光源のアレイは、ピッチQとは異なるピッチQQを有する。
場合によっては、光源のアレイの少なくとも第1および第2の光源のアレイは、互いに対してシフトされた同種の光源のアレイである。例えば、第1の光源のアレイの光源および第2の光源のアレイの光源がピッチQを有する軸に沿ったシフトの成分は、ピッチQの非整数倍であり得る。つまり、前記成分は、例えばQの(n+0.01)倍とQの(n+0.99)倍との間であり得、n≧0は整数である。
MLAの特に均一な照射を達成するため、および/または構造化光の複雑さを高めるために、すなわち、最初に説明された装置が、加えて、第2の光学的構成をさらに含む実施形態を使用することができ、第2の光学的構成は、
−レンズピッチP2で規則的に配列された複数の透過型または反射型の第2のマイクロレンズを含む第2のマイクロレンズアレイと、
−第2のマイクロレンズアレイを照射するための第2の照射ユニットとを備える。
第2の照射ユニットは、各々波長L2の光をそれぞれ発し、各々第2のアパーチャと呼ばれるアパーチャを有する第2の光源のアレイを含む。第2のアパーチャは、第2のマイクロレンズアレイから距離D2に位置する第2の発光面と呼ばれる共通の平面内に位置し、
(P2)=2*L2*D2/N2であり、
N2は整数であり、N2≧1である。第2のマイクロレンズアレイおよび第1の光学的構成のマイクロレンズアレイは別々のマイクロレンズアレイであり、第2の光源のアレイおよび第1の光学的構成の光源のアレイは別々の光源のアレイである。つまり、光源のアレイは同一ではなく、マイクロレンズアレイは同一ではない。
マイクロレンズアレイは、同一の単一部品に含めることができるが、必ずしもそのようにする必要はない。
光源のアレイは、同一の単一部品に含まれていてもよいが、必ずしもそうである必要はない。
場合によっては、第1の光学的構成の光源は、第2のマイクロレンズアレイを照射しないように構造化および構成され、第2の光源のアレイの光源は、第1の光学的構成のマイクロレンズアレイを照射しないように構造化および構成される。このようにして、装置は別々の独立したチャネルを有することができる。
いくつかの実施形態では、第2のマイクロレンズアレイおよび第1の光学的構成のマイクロレンズアレイは、同種のマイクロレンズのアレイであってもよい。
いくつかの実施形態では、第2の光源のアレイおよび第1の光学的構成の光源のアレイは、同種の光源のアレイであってもよい。
いくつかの実施形態では、第1の光学的構成のマイクロレンズアレイのマイクロレンズがピッチPを有する軸と、第2のマイクロレンズアレイのマイクロレンズがピッチP2を有する軸とは、互いに平行に整列される。
いくつかの実施形態では、P2はPに等しく、第2のマイクロレンズアレイは、第1の光学的構成のマイクロレンズアレイに対して、発光面に平行な方向にシフトされる。このようなMLAの相互シフトは、より複雑な構造化光を生成することを可能にする。特に、第1および第2のマイクロレンズアレイのマイクロレンズがピッチPを有する軸に沿ったシフトの成分が、ピッチPの非整数倍である場合。つまり、前記成分は、例えばPの(n+0.01)倍とPの(n+0.99)倍との間であり得、n≧0は整数である。
いくつかの実施形態では、さらに、第1の光学的構成の光源は光源ピッチQで規則的に配列され、第2の光源のアレイの光源は光源ピッチQ2で規則的に配列され、第1の光学的構成の光源がピッチQで配列される軸は、第2の光源のアレイの光源がピッチQ2で配列される軸に平行に整列される。場合によっては、Q=Q2を提供することができる(が、必ずしもその必要はない)。
いくつかの実施形態では、PはQに等しい。したがって、P=Q=P2=Q2を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第1の光学的構成の光源のアレイの光源がピッチQを有する軸と、第2の光源のアレイの光源がピッチQを有する軸とは、互いに平行に整列される。
いくつかの実施形態では、第2の光源のアレイは、第1の光学的構成の光源のアレイに対して、発光面に平行な方向にシフトされる。
例えば、第1の光学的構成のマイクロレンズアレイに対してシフトされた第1の光学的構成の光源のアレイがそうであるように、第2の光源のアレイは、第2のマイクロレンズアレイに対して同様に(すなわち、同じ方向に同じ距離だけ)シフトされることができる。代替的に、第1の光学的構成のマイクロレンズアレイに対してシフトされた第2のマイクロレンズアレイがそうであるように、第2の光源のアレイは、第2のマイクロレンズアレイに対して同様に(すなわち、同じ方向に同じ距離だけ)シフトされることができる。
したがって、例えば、第1および第2の光学的構成は、第1の光学的構成の発光面が第2の発光面と一致し、第1および第2の光学的構成が互いに対してシフトされた、同種の光学的構成とすることができる。
シフトは、第1および第2のマイクロレンズアレイのマイクロレンズがピッチPの整数倍とは異なるピッチPを有する軸に沿った成分を有するシフトであり得る。
MLAの相対的なシフトだけでなく、MLAの相互回転も、構造化光の複雑性を高めるために提供することができる。例えば:
ある実施形態では、P2=Pであり、第2のマイクロレンズアレイは、第1の光学的構成のマイクロレンズアレイに対して角度φだけ回転される。回転軸は、発光面に対して垂直に整列させることができ;装置のすべての光源のアレイに対する発光面は互いに平行であり、互いに一致させることもできる。
いくつかの実施形態では、第1の光学的構成の光源は光源ピッチQで規則的に配列され、第2の光源のアレイの光源は光源ピッチQ2で規則的に配列され、第1の光学的構成の光源がピッチQで配列される軸は、第2の光源のアレイの光源がピッチQ2で配列される軸と、角度φになる角度にある。
場合によっては、Q=Q2が適用される。
さらに、P=Qを適用することができる。
したがって、例えば、第1および第2の光学的構成は、第1の光学的構成の発光面が第2の発光面と一致し、第1および第2の光学的構成が互いに対して回転される、同種の光学的構成とすることができる。
角度φは5度と40度との間になり得る。
例えば、2つ以上のMLAを使用して、特にこれらが相互に回転されるとき、複雑さが増大した構造化光を生成することができ、特に小さい回転角が場合によっては有用であり得る。
ある実施形態では、マイクロレンズアレイは、(明瞭にするため)第1のマイクロレンズアレイと呼ばれ、第1の光学的構成は、第1のマイクロレンズアレイに加えて、
−レンズピッチP’で規則的に配列された複数の透過型または反射型の第2のマイクロレンズを含む第2のマイクロレンズアレイを含み、
第2のマイクロレンズアレイは、第1のマイクロレンズアレイに対して回転され、光源のアレイの光源は、第2のマイクロレンズアレイを照射するように構造化および構成される。
第1および第2のマイクロレンズアレイの両方は、光源のアレイによって照射することができる。
場合によっては、第1および第2のマイクロレンズアレイの両方は、別々の実体として、または同一の単一部品の光学部品内に実施することができる。例えば、それらは、まさに同一のプロセスステップによって、および/または同一の基板内に同時に製造することができる。
いくつかの実施形態では、第1および第2のマイクロレンズアレイは、同種のマイクロレンズアレイである。
いくつかの実施形態では、PはP’に等しい。
いくつかの実施形態では、光源のアレイの光源は、光源ピッチQで規則的に配列される。そこでは、P=Qが当てはまり得る(が、必ずしもそうである必要はない)。
いくつかの実施形態では、光源がピッチQで配列される軸は、第1のマイクロレンズアレイのマイクロレンズがピッチPで配列される軸と、第2のマイクロレンズアレイのマイクロレンズがピッチP’で配列される軸との両方に、5度以内で平行に整列されている。そこでは、例えば、光源がピッチQで配列される軸は、第1のマイクロレンズアレイのマイクロレンズがピッチPで配列される軸に平行に整列させることができる。
いくつかの実施形態では、第2のマイクロレンズアレイは、第1のマイクロレンズアレイに対して0度を超えて最大5度だけ回転される。例えば、第2のマイクロレンズアレイは、第1のマイクロレンズアレイに対して少なくとも0.1度および最大4度だけ回転され得る。
いくつかの実施形態では、第1のマイクロレンズアレイと第2のマイクロレンズアレイとは、両方とも、各々、相互に垂直な2つの対称軸を有する矩形形状であり、第1のマイクロレンズアレイの対称軸と第1のマイクロレンズアレイの対称軸との間の角度φは、0度より大きく最大5度になる。
角度φは、少なくとも0.1度に達することができる。
角度φは最大4度に達することができる。
相対的に小さな相互回転を有するMLAと同様に、相対的に小さな相互回転を有するLSAも装置内に設けることができる。例えば、アレイの光源が光源ピッチQで規則的に配列される実施形態では、(明確にするために)光源のアレイは、第1の光源のアレイと呼ばれ、照射ユニットは、第1の光源のアレイに加えて、
−第1の光源のアレイと同種である第2の光源のアレイを含み、
第2の光源のアレイは、第1の光源のアレイに対して回転され、第2の光源のアレイの光源は、マイクロレンズアレイを照射するように構造化および構成される。
第1および第2の光源のアレイの両方の光源は、マイクロレンズアレイを照射することができる。
第2の光源のアレイは、第1の光源のアレイに対して、例えば、0度より大きく、最大で5度、例えば、少なくとも0.1度、最大で4度だけ回転させることができる。
追加のMLAおよび/またはLSAを提供する必要なく、より複雑なパターンを生成する構造化光を得ることが可能である。例えば、第1の光学的構成は、追加の光学部品、特に、少なくとも1つのプリズムを含む追加の光学部品を含むことができる。追加の光学部品は、受動光学部品のアレイ、例えば、プリズムアレイであってもよい。
MLAは、(光路上において)LSAと追加の光学部品との間に配置することができる。
追加の光学部品は、例えば、プリズムアレイであってもよい。プリズムアレイは、複数のプリズムを含み、例えば、射出成形またはエンボス加工などの複製プロセスを使用して製造される単一の光学部品に含めることができる。
例えば、プリズムアレイは、板状であり、MLAに平行に配置されてもよい。
追加の光学部品は回折光学部品を含み得る。
場合によっては、回折光学部品は、マイクロレンズアレイを出る各入射光線から少なくとも2つの出射光線を形成するように構造化および構成され得る。
もちろん、複雑さが増大したパターン化された照射を生成するための上記の改良は、対状に組合されてもよく、または3つ以上のグループで組み合わされてもよい。例えば、追加の光学部品の提供は、第2のMLAおよび/または第2のLSAが提供される実施形態の1つ以上と組み合わせることができる。
複雑さが増大した構造化光、より詳細には、装置によって生成されるより複雑なパターンは、構造化光によって照射される場の3次元解析を単純化し得る。より具体的には、装置から場の異なる部分までの距離の判断を単純化することができる。
記載された装置はまた、光パターンを視野内に投影するためのパターンプロジェクタまたは光学投影システムまたは光学装置と考えることができる。
少なくとも1つの光源のアレイを含む装置について説明したが、単一の光源のみを含む装置を動作させることも可能である。例えば、構造化光を生成するための装置であって、第1の光学的構成を備え、第1の光学的構成は、
−レンズピッチPで規則的に配列された複数の透過型または反射型マイクロレンズを含むマイクロレンズアレイと、
−マイクロレンズアレイを照射するための照射ユニットとを含む。
照射ユニットは、波長Lの光を発するためのわずか1つの光源を備え、光源は、マイクロレンズアレイから距離Dに位置するアパーチャを有し、
=2LD/Nであり、
Nは整数であり、N≧1である。
MLAは、本開示に記載された任意のMLAとすることができ、本明細書に記載されているように、さらにMLAを含めることができる。
MLAが単一の光源のみによって照射されることが可能である。
光源は、(光が発光される)わずか単一のアパーチャを有することによって特徴付けることができる。
アパーチャは、(距離Dがそこから判断される)発光面に位置することができる。
光源は、ある範囲のマイクロレンズを照射するように構造化および構成することができる。この範囲は、サブセットであってもよく、またはMLAのすべてのマイクロレンズを含むことができる。
ある実施の形態では、光源は、光源からの光が異なるマイクロレンズを通過して干渉パターンを生成するように、複数の隣接するマイクロレンズを含む複数のマイクロレンズのある範囲を照射するように配置される。
構造化光は、干渉パターンに由来し得る。
いくつかの実施形態では、光源はレーザである。
いくつかの実施形態では、光源は垂直共振器面発光レーザである。
いくつかの実施形態では、光源はLEDである。
いくつかの実施形態では、光源は超発光性発光ダイオードである。
上記の例は、光がアパーチャからMLAに伝搬する光路の光路長が、アパーチャからMLAまでの幾何学的距離と同一である実現例に対応する。しかしながら、これまでに発表したように、必ずしもそうとは限らない。いくつかの実現例では、前記幾何学的距離は光路長とは異なり、一般に、上記の式で使用される距離Dは前記光路長である。
例えば、いくつかの実施形態では、1とは異なる屈折率を有するなんらかの材料が光路に沿って存在してもよい。および/または光がアパーチャからMLAに伝搬する光路は、折り曲げられた光路であり得る。
したがって、我々は、構造化光を生成するための装置を開示し、この装置は第1の光学的構成を備え、第1の光学的構成は、
−レンズピッチPで規則的に配列された複数の透過型または反射型マイクロレンズを含むマイクロレンズアレイと、
−マイクロレンズアレイを照射するための照射ユニットとを含む。
照射ユニットは、各々波長Lの光を発し、各々アパーチャを有する1つ以上の光源を含み、1つ以上の光源の各々に対して、それぞれの光源から発光される光の、それぞれのアパーチャからマイクロレンズアレイまでの光路長は、同一の距離Dとなり、
=2LD/Nであり、
Nは整数であり、N≧1である。
ある実施形態では、1つ以上の光源の各々から発せられた光は、それぞれのアパーチャから光路に沿ってマイクロレンズアレイに伝搬し、光路の少なくとも一部は、1とは異なる屈折率を有する材料を通って走る。
ある実施形態では、装置は、少なくとも1つの反射素子を備え、1つ以上の光源の各々から発せられた光は、それぞれのアパーチャから、少なくとも1つの反射素子によって少なくとも1回反射される光路に沿って、マイクロレンズアレイに、伝搬する。例えば、光路に沿って伝搬する光を反射する1つ以上のミラーを装置に含めることができる。
もちろん、1つ以上の光源は、光源のアレイを含むことができる。
光路長が幾何学的距離と同一である場合に対して上述した様々な実施形態および特徴は、もちろん、これらの2つの大きさが互いに異なる場合にも適用することができる。
本開示はまた、本明細書に記載されるような2つ以上の装置を含むデバイスを記載する。例えば、デバイスは装置のアレイを含むことができる。
装置は、例えば、矩形のグリッド上に、互いに隣接して配置することができる。
ある実施形態では、デバイスは、各々が装置の1つ以上を含む1つまたは複数のサブグループの装置のそれぞれの照射ユニットを選択的にオンまたはオフに切り替えるためのコントローラを備える。
装置は、同種の装置とすることができる。代替的に、装置の少なくとも2つは同種ではない。
ある実施形態では、装置のうち少なくとも第1の装置および第2の装置は、
−それぞれの装置のそれぞれのピッチP、
−それぞれの装置のそれぞれの波長L、
−それぞれの装置のそれぞれの距離D、
−それぞれの装置のそれぞれの整数N、のうちの少なくとも1つにおいて異なる。
ある実施形態では、装置のそれぞれの発光面は互いに平行に整列している。例えば、それらの発光面は一致することができ、例えば、装置は同種の装置であってもよい。
ある実施形態では、装置のうちの第1の装置のマイクロレンズがピッチPを有する軸は、装置のうちの第2の装置のマイクロレンズがピッチPを有する軸に平行に整列される。例えば、第1の装置のMLAは第2の装置のMLAに対してシフトされることを提供することができる。そのようなMLAシフトは先に記載されている。それらは、例えば、より複雑な構造化光の生成に寄与することができる。
他の実施形態では、装置のうちの第1の装置のマイクロレンズがピッチPを有する軸は、装置のうちの第2の装置のマイクロレンズがピッチPを有する軸に、ある角度で整列される。角度は、例えば0.1度と42度との間であり得る。そのような相互のMLA回転は先に記載されている。それらは、例えば、より複雑な構造化光の生成に寄与することができる。
各装置は、他の装置とは別体であることが可能である。
例えば、装置は、別個のデバイスとして、例えばモジュールとして、製造することができる。デバイスを設計する場合、2つ以上の装置を単一のデバイスに実装することを計画することができる。これは、新しいデバイスを設計するときに新しい装置を設計する必要性を取り除くことができる。デバイスおよび装置のコストを低く抑えることができる。
このデバイスは、例えば、ゲームコンソール、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ポータブルコンピューティングデバイス、距離測定装置とすることができる。
本開示はまた、本明細書に記載の1つ以上の装置と、さらに検出器とを含むデバイスを記載する。そのようなデバイスは、例えば距離測定を実行するために、および/または深度マッピングのために使用することができる。
より具体的には、デバイスは、本明細書に記載の装置を含むことができ、さらに、2つの軸を規定するグリッド上に規則的に配列された光感知素子のアレイを含む検出器をさらに含むことができ、2つの軸のうちの1つ(または2つ)は、マイクロレンズがピッチPを有する軸に対して角度をなして整列している。
この角度は、検出器によって得られるデータの評価がより良好に評価されるようにすることができる。
検出器は、装置から発光された構造化光によって照射される場から反射された光を検出するように動作可能であり得る。
検出器は、例えば画像センサとすることができる。
光感知素子は、例えば、感光性画素であってもよい。
グリッドは、矩形のグリッドにすることができる。グリッドは、六角形などの別の幾何学的形状を持つこともできる。
検出器の2つの軸は、相互に矩形の軸であってもよい。
デバイスは光学装置であってもよい。
デバイスは距離測定装置であってもよい。
角度は、5度と40度との間となり得る。さらなる実施形態および利点は、従属請求項および図面から明らかになる。
以下、実施例および添付図面により、本発明をより詳細に説明する。図は概略的に示す。
構造化光を生成するための装置の側面図を示す。 図1の装置によって生成される構造化光によって生成されるパターンの図である。 異なる数N1について得られるパターンにおけるコントラストを示すグラフである。 構造化光を生成するための装置の一定の比率の側面図である。 MLAおよびLSAの上面図である。 MLAおよびLSAの上面図である。 図6のLSAに対する代替のLSAの上面図である。 複雑さの増大した構造化光を生成するための装置の側面図である。 図8によるMLAの上面図である。 円形領域を占める5つのMLAの上面図である。 矩形領域を占める3つのMLAの上面図である。 矩形領域を占める3つのMLAの上面図である。 図8の装置によって生成される構造化光によって生成されるパターンの図である。 複雑さの増大した構造化光を生成するためのMLAの上面図である。 図11のMLAを用いて形成されるパターンの図である。 複雑さの増大した構造化光を生成するためのMLAの上面図である。 図13のMLAを用いて形成されるパターンの図である。 図13のMLAを用いて複雑さの増大した構造化光を生成するための装置の側面図である。 図13のMLAを用いて複雑さの増大した構造化光を生成するための代替装置の側面図である。 プリズムアレイを用いて複雑さの増大した構造化光を生成するための装置の側面図である。 図17の装置を用いて形成されるパターンの図である。 並んで配置された2つの相互にシフトされたLSAの詳細を示す上面図である。 異なるグループの相互分散された光源を有するLSAの詳細を示す上面図である。 白抜きの光源がいくつかの格子点から除去された図19BのLSAの詳細の上面図である。 3つの異なるグループの相互分散された光源を有するLSAの詳細を示す上面図である。 図20Aの光源の格子の上面図である。 図20AのLSAから格子点のうちの特定の格子点において光源を除くことによって得ることができるLSAの詳細の上面図である。 図20AのLSAから格子点のうちの特定の格子点において光源を除くことによって得ることができるLSAの詳細の上面図である。 図20AのLSAから格子点のうちの特定の格子点において光源を除くことによって得ることができるLSAの詳細の上面図である。 図20AのLSAから格子点のうちの特定の格子点において光源を除くことによって得ることができるLSAの詳細の上面図である。 2つの相互にシフトされたMLAが、同一のLSAによって照射される光学的構成の上面図である。 2つの相互にシフトされたMLAが、同一のLSAによって照射される光学的構成の側面図である。 LSA対MLAの整列ずれが示される図22A、図22Bの光学的構成の上面図である。 LSA対MLAの整列ずれが示される図22A、図22Bの光学的構成の側面図である。 2つの相互にシフトされたMLAが、2つLSAによって照射される光学的構成の上面図である。 2つの相互にシフトされたMLAが、2つLSAによって照射される光学的構成の側面図である。 単一の光源のみがMLAを照射する構造化光を生成するための装置の側面図である。 各々構造化光を生成するための装置のアレイを含むデバイスの図である。 装置および検出器を含むデバイスの図である。 図27Aのデバイスの検出器によって得られるデータセットの説明図である。 MLAが材料のブロックを通して照射される構造化光を生成するための装置の側面図である。 側面図において、折り曲げられた経路に沿って伝搬する光によってMLAが照射される構造化光を生成するための装置を示す側面図である。
記載される実施形態は、本発明を明確にするための例であることを意味し、本発明を限定するものではない。
図1は、構造化光5を生成するための装置の概略側面図を示す。同時に、図1は、構造化光5を生成するための光学的構成の概略図を示す。装置(および光学的構成)は、ピッチP1で規則的に配列された複数のマイクロレンズ2を含むマイクロレンズアレイL1(MLA L1)を含む。典型的には、マイクロレンズ2は、同種のマイクロレンズである。この装置はさらに、MLA L1が照射される光源のアレイS1(LSA S1)を含む。LSA S1は、ピッチQ1で規則的に配列された複数の光源1を含む。典型的には、光源1は同種の光源である。そして、通常、光源1から発せられた光は、光出力を有する介在面を有さないMLA L1への光路上を伝わる。
図1に示される例および他の大部分の図において、マイクロレンズ2は、透明な屈折型の半凹型マイクロレンズである。しかしながら、マイクロレンズ2は、代わりに凹型マイクロレンズまたは凸型マイクロレンズまたは半凸型マイクロレンズであってもよい。さらに、それらは、回折型マイクロレンズまたは回折および屈折型マイクロレンズであってもよく、後者はハイブリッドマイクロレンズとも呼ばれる。また、マイクロレンズ2は、反射型マイクロレンズであってもよい。後者の場合、マイクロレンズの構造化された表面は、マイクロレンズに当たる光を反射する。
図1に示される例およびほとんどの他の図では、少数のマイクロレンズ2のみが示されている。しかしながら、実際には、より多くのマイクロレンズが提供されてもよく、描かれた比較的少数の図示された光源についても同様である。例えば、隣接するマイクロレンズのラインには、20個より多いマイクロレンズが存在し、隣接する光源のラインには、10個より多い光源が存在してもよい。
特に、LSA S1は、光源1の各々がVCSELであるように、VCSELのアレイとすることができる。
光源1は、図1に示すように、波長Lの光(図には示されていない)を各々発光円錐形に発光し、円錐は円形の断面を有するが、必ずしも円形の断面を有する必要はない。円錐の開き角は、典型的には2度と120度との間、またはむしろ5度と25度との間、例えば約10度である。発光円錐は、図1に見られ得るように、重なっていない(破線)。発光円錐は、典型的には少なくとも隣接する光源1に関して、重なり合っており、むしろ任意選択的に、各マイクロレンズ2は、少なくとも6つの光源1によって照射される。
光源1は、例えば、赤外光を発光することができる。
各光源1は、複数のマイクロレンズ2を照射する。単一の光源1によって照射されるマイクロレンズのサブセットは、例えば、6または10個より多いマイクロレンズを含むことができる。
このようにして、特定の光源1から発光されるが異なるマイクロレンズ2を通過した光は、干渉パターンを生成するように干渉することができる。同様に、別の光源1から発光された光は、同じ干渉パターンを生成し、MLA L1と相互作用した後の例えば2cmまたは5cmを超える遠距離場において、すべての干渉パターンが重畳する。このようにして、構造化光5は、場を照射したり、スクリーン上で求められるよう使用できる高輝度干渉パターンを生成する。
上述した種類の装置の製造は、高コントラストの照射パターンを生成するためにMLA L1およびLSA S1の精密な横方向整列が必要でないという事実によって単純化される。x−y公差(MLA平面/発光面に平行な平面内におけるシフト)は非常に高く;z公差(MLAと照射ユニットとの間の距離)は相対的に緩く;回転整列要件もあまり高くない。
LSA S1(および、より具体的には、光源1であり、むしろそれらのアパーチャ)とMLA L1(および、より具体的には、マイクロレンズ2)との間の距離をD1と呼ぶ。
図2は、図1の装置によって生成される構造化光5によって生成されるパターン8の図である。パターン8は遠距離場に記録される。黒い点は高い光輝度の位置を示し、白色領域は低い光輝度の領域を示す。
ピッチP1、波長L1および距離D1の特定の選択に対して、そのようなパターンに存在するコントラストは特に高く、他の距離に対しては、生成されたパターンにははるかに低いコントラストしか存在しないことが判明した。
パターン8における特に鮮明なコントラストが得られるトリプレットP1、L1、D1を得るために決定的な大きさP1、L1およびD1が相互接続された式は次のようになる:
(P1)=2*(L1)*(D1)/(N1)。
ここで、N1は少なくとも1の整数を示す。つまり、N1=1または2または3または4、...の場合、上記の式を満たすトリプレットP1、L1、D1を選択することができ、したがって、高コントラストパターン生成のための装置のためのパラメータが判断される。
図3は、異なる数N1について得られるパターン8におけるコントラストを示すグラフを示し、図3のグラフにおいて、N1は連続する正の数であり、横軸に割り当てられている。縦軸には、パターン8で得られるコントラストを示す大きさが示されている。
図3から明らかなように、(小矢印参照)、N1が整数である場合に特に高いコントラストが存在する。図3のグラフの基礎をなすセットアップについては、N1=2が最も高いコントラストを保証し、N1が1または3または4の場合にも、非常に高いコントラストパターン得ることができる。より高い整数N1に対しては、依然として高いコントラストが得られ、これはその間の非整数に対するコントラストより明らかに高い。しかしながら、照射パターンは、整数Nの代わりに、例えば0.5または1.5の非整数因子に対して生成されてもよい。
P1とL1が与えられる(固定されている)場合、N1=1は、装置がかなり浅く、すなわち発光方向において小さくあり得るように、D1に関して小さな値をもたらすけ結果となる。
図4は、構造化光を生成するための装置の一定の比率の側面図である。図4は、例えばN1=2、L1=833nmの場合のP1=Q1=50μmの場合を示している。パターン8が観察および記録され得る遠距離場は、図4に示されるにははるかに遠く離れすぎている。
LSA S1は、必須ではないが、通常の配列でもよい。そして、特に高コントラストのパターンは、MLA L1とLSA S1とが同じ幾何学的形状の相互に平行なアレイであり、P1=Q1が適用されるときに得られ得ることが判明した。P1/Q1が、2または3または4に、または3/2または4/3または5/2または5/4になるか、またはQ1/P1が、2または3または4に、または3/2または4/3または5/2または5/4になる場合に、依然として非常に高いコントラストのパターンを達成することができる。実際、p1P1=q1Q1(p1≧1およびq1≧1、p1およびq1は整数を指定する)では、複雑さが増大した照射パターン、特により大きい単位セルを有する照射パターンを生成することができ、より大きい単位セルは、P1=Q1の場合よりも大きな周期性で繰り返される。
MLA L1および/またはLSA S1は、1次元(すなわち線形)アレイであってもよいが、多くの用途では、MLA L1および/またはLSA S1は2次元アレイである。
図5は、高コントラストパターン生成に使用することができるMLA L1およびLSA S1の上面図の概略図であり、MLA L1およびLSA S1は、両方の横方向(マイクロレンズの光軸に沿って典型的には光源の発光方向に沿ったzに対するxおよびy)において、それぞれ同じピッチP1およびQ1を有する。さらに、図5ではP1=2Q1が適用される。
図6は、MLA L1およびLSA S1の両方がx方向およびy方向に異なるピッチを有する高コントラストパターン生成のために使用され得るMLA L1およびLSA S1の上面図の概略図であり、特にP1x=2P1yおよびQ1x=2Q1yが適用される。
そしてさらに、図6では、P1x=Q1xおよびP1y=Q1yが適用される。しかしながら、上に示したように、これは必ずしもそうである必要はない。図7は、図6のLSA S1に対する代替LSA S1を示す上面図であり、P1x=Q1xおよび2P1y=Q1yが適用されている。
図6はさらに、回転対称のマイクロレンズ2だけでなく、非球面のマイクロレンズ2もMLA L1に設けられてもよいことを示している。非球面マイクロレンズは、図6に示されるように、異なる方向に異なるピッチP1x、P1yを有するパターンで配置されてもよく(しかしながら、必ずしもそうである必要はなく)、これは、LSA S1によって発光される光のほとんどを使用することを可能にする。
マイクロレンズの形状は、装置の視野、すなわち、構造化光が発光される角度範囲を決定する。様々な用途のために、非円形領域、例えば矩形領域を照射することが望ましくてもよい。このような場合、光源によって生じた光輝度をより効率的に利用することができるので、ほぼ矩形の視野を形成することが有利であり得る。なぜなら、望ましくない方向(所望の視野の外側)には輝度が全く(またはわずかしか)放射されないからである。非球面レンズは、調節された視野を形成するのによく適している。
今まで説明した高コントラストパターンは、通常、単位セルが小さい非常に単純なパターンである。しかしながら、用途によっては、それぞれ、より複雑なパターンおよびより大きな単位セルを有するパターンを形成することが有利であり得る。
図8は、複雑さが増大したパターン化された照射を生じさせるための装置の側面図の概略図である。この場合、装置は構造化光を生成するための少なくとも2つの光学的構成を含み、第1の構成は第1のMLA L1を含み、第2の構成は第2のMLA L2を含む。すべての構成は、図8に示すように、少なくとも部分的に1つのLSAを共有してもよく、光源1の少なくとも一部は、少なくとも2つのMLAを照射する。代替的に、図8の実施形態は、2つのMLA L1、L2およびLSA S1を含む1つの光学的構成を示すものと考えることができる。
MLA L1とMLA L2とは距離dyだけ互いにシフトしている。そのようなシフトは、各光学的構成が1つのパターンを生成する装置の構造化光によって生成される相互にシフトされた照射パターンの重ね合わせに変換することができる。図10は、図8および図9による装置によって生成される構造化光によって形成されるパターン8の概略図である。
図9は、図8によるMLAの概略上面図である。図8では、2つのMLA(MLA L1、MLA L2)のみが見えるが、図9は、例えば、4つのMLA(L1、L2、L3、L4)を装置に含めることができることを示しているので、装置は4つの光学的構成を含むと考えることができる。図8に示唆されるように、4つの光学的構成はすべて、少なくとも部分的に1つのLSA S1を共有することができる。
図9の角では、シフトは矢印で記号化され、示されたパターン8のどの部分がどのMLAに由来するかを示すために図10において用いられる記号もそこに示されている。記号の形状および視覚的外観は、パターン8の構造の形状および視覚的外観とは関係はない。それらは、照射パターンにおける高輝度の位置を示すだけである。
図8〜図10において、P1=P2=Q1とする。しかしながら、これは必ずしもそうである必要はない。
しかしながら、上記の式はもちろん、各光学的構成に対して有効であると仮定される。
上述したように、図8〜図10の実施形態ついて上で提案されるように、2つ以上のMLAおよび1つ以上の共有LSAを有する実施形態(または同様に、2つ以上のLSAおよび1つ以上の共有MLAを有する実施形態)を、2つ以上の光学的構成を含むとして解釈する代わりに、そのような実施形態を、前記MLAおよび前記LSAを含む光学的構成を含むとして見ることも可能である。
図9は、全体として矩形領域を占めるm=4個のMLAの場合を示しているが、装置は、全体として異なる形状の領域を占めるm個のMLA(mは少なくとも2、例えば少なくとも3の整数)を含むことも可能である。
図9Aは、全体として円形領域を占めるm=5個のMLAを示す。
図9Bは、全体として矩形領域を占めるm=3のMLAを示す。
さらに、図9、図9A、図9Bの実施形態では、m個のMLAの各々は、m個のMLAのうちの2つの隣接するMLAにそれぞれの直線状の境界線で隣接しており、すべてのm個のMLAの境界線はある共通点で隣接しており、m個のMLAの各々のそれぞれの境界線は、互いに対して360度/mの角度にある。これにより、それらは、(必ずしも円形ではないパイの)パイスライスに似た形状になる。
図9Cは、全体で矩形領域を占めるm=3のMLAを示す。しかしながら、図9Bの実施形態とは対照的に、MLAの境界線の間の角度は、360度/m(即ち360度/3=120度)にはならず、それぞれ180度および90度である。
マイクロレンズ(および光源それぞれ)は図9A、図9B、図9Cには描かれていない。
もちろん、m個のMLAの他の様々な構成も可能である。
しかしながら、いくつかの実施形態では、例えば、上述のパイスライスのような構成は、構造化光の生成において異なるMLAの特に均一な関与を提供することができる。
異なるMLAは、例えば、図8および図9に示すように、互いに対してシフトされることができる。しかしながら、それらはまた、例えば、図11および図12で後述するように、互いに対して回転されることができる。
代替的または追加的に、MLAのいくつかはレンズピッチが異なっていてもよい。
いくつかの実施形態では、すべてのm個のMLAが、同一の単一部品の光学部品に含まれる。例えば、すべてのm個のMLAは、まさに同じプロセスステップによって同時に製造することができる。
図11は、複雑さが増大した構造化光を生成するためのMLA L1、L2の上面図の概略図を示す。この場合、MLA L1およびL2の主軸は、(側面、x−y面において)互いに対して角度φで回転される。角度φは、典型的には12度より小さく、例えば6度より小さい。角度φは、例えば0.1度と4度との間であり得る。しかしながら、事実上任意の角度φを使用することができる。
2つのMLAを、例えば、2つの相互に回転されたLSAとともに使用することができる。そして、各LSAを、例えば、それの関連付けられるMLAと平行に整列させることができる。しかしながら、代わりに、単一のLSAを使用して、両方のMLA L1、L2を照射することができる。
図12は、図11のMLA L1、L2を使用して作成されたパターン8の概略図である。
もちろん、さらなるMLAおよびLSA、ひいてはさらなる光学的構成が装置に含まれてもよい。
図11の両側には図10と同様に、示されたパターン8のどの部分がどのMLAに由来するかを示すために図12において用いられる記号が示されている。
図11、図12において、P1=P2=Q1とする。しかしながら、これは必ずしもそうである必要はない。
しかしながら、上記の式はもちろん、各光学的構成に対して有効であると仮定される。
より複雑な光パターンを形成するさらに別の方法を図13〜図16に示す。この場合、異なるレンズピッチを有する少なくとも2つ、例えば4つのMLAを選択することによって、複雑な単位セルが形成される。
図13は、4つの異なるレンズピッチP1、P2、P3、P4を提供することによって複雑さが増大した構造化光を生成するためのMLA L1、L2、L3、L4の上面図の概略図である。マイクロレンズは、異なるMLAに対して参照符号2,2’,2’’,2’’’と参照付けられる。
図8と関連して図10と同様に、図14は、図13に示すようにMLAを使用して得られ得るパターン8を記号で示す。
図9、図9A、図9B、図9Cおよび図13との関連においてMLAの構成について論じたが、同じタイプの構成でM個のLSA(整数M≧2またはM≧3)を配置することも可能である。これらの図では、L1、L2...をS1、S2...に、およびP1、P2...をQ1、Q2...に置き換えるだけでよい。)
MLAについて上述したのと同様に、LSAもQ1、Q2、Q3、Q4となる同一の(レンズ源)ピッチを有することができる。そして、異なるLSAを、例えば図9においてMLAに対して示すように、互いに対してシフトさせることができる。そして、それらを、MLAについて上述したように(図11,12参照)、例えば0.1度と4度との間のような小さな角度で互い関して回転させることもできる。2つ以上のLSA、例えばそれらのすべては、同種のLSAであってもよい(が、ただしそうする必要はない)。
代替的または追加的に、LSAのいくつかは、それぞれの光源によって発光される光の波長が異なってもよい。
いくつかの実施形態では、すべてのM個のLSAが、同一の単一部品に含まれる。例えば、すべてのM個のLSAは、まさに同じプロセスステップによって同時に製造することができ、および/またはすべてのLSAは、同一の単一基板に設けられる。
図15および図16は、図13のMLAのようなMLAを使用して複雑さの増大した構造化光を生成するための装置の側面図の概略図を示す。
4つの光学的構成のすべてについて上述した式を満たすために(同じ整数N1=N2=N3=N4とし、同じ波長L1=L2=L3=L4とする)、距離D1、D2(およびD3およびD4)は異なっていなければならない。これは、例示的に差距離dzによって示される。
図15では、MLAは共通のレンズ面を共有している。したがって、LSAは、上記の式を満たすために異なる発光面を有し得る。距離D1、D2、D3、D4は、共通レンズ面とそれぞれのLSAの発光面との間の距離である。
図16では、LSAは共通の発光面を共有している。したがって、MLAは、上記の式を満たすよう異なるレンズ面を有して得る。距離D1、D2、D3、D4は、共通発光面とそれぞれのMLAのレンズ面との間の距離である。
すべての発光面が共通の発光面と一致し、すべてのレンズ面が共通のレンズ面と一致するように、図13および図14で説明した装置を実現することができる。これは、整数N1、N2、N3、N4、および/またはそれぞれのLSA S1、S2、...の発光体1,1’...から発光された波長L1、L2、L3、L4を好適に選択することによって達成することができる。
複雑な照射パターンを形成するさらに別の方法が、図17,図18に示される。この場合、追加の光学部品、例えば受動光学部品のアレイが(MLAと場との間の)光路に挿入される。
そのMLA(または複数のMLA)の後の光路に回折光学素子(DOE)を設けることによって、より複雑な構造化光を生成することができる。例えば、DOEは、マイクロレンズアレイから出てくる各入射光線から少なくとも2つの出射光線を形成することができる。
図17は、プリズムアレイ3を使用して複雑さが増大した構造化光を生成するための装置の側面図の概略図である。プリズムアレイは、複数のプリズム4を含む。プリズム4によって、MLA L1からの光は、パターンの重ね合わせを形成するように向け直される。
図18は、図17の装置を使用して作成されたパターンの概略図である。
付加的な光学部品、例えばDOEおよびプリズムアレイ3は、それぞれ、MLAとともに単一部品の光学部品で実現されてもよい(または2つ以上の場合にはおそらくはm個のMLA)。
上述の実施形態では、2つ以上のLSA(存在する場合)が、別々の領域を占めるように、並んで配置されている。説明したように、LSAのいくつかは、互いに対してシフトされるか、または互いに対して回転されることができる。および/またはそれらはそれらのそれぞれの光源ピッチにおいて異なることができる。および/またはそれらはそれらのそれぞれの発光の波長において異なることができる。
図19Aは、並んで配置され、相互にシフトされた2つのLSAの詳細の上面図である。第1のLSA S1の光源は、白抜き楕円で表され、第2のLSA S2の光源は、塗りつぶされた楕円によって表される。LSA S1およびS2は、第1の主軸に沿って同じピッチを有し第2の主軸に沿って同じピッチを有する矩形グリッド上に規則的に存在する光源を有する同種のLSAであるが、それは必須ではない。LSA S1とS2とは、発光面内で互いに対してシフトされる。このシフトは、図19Aにおいて白抜き矢印で表され、2つの主軸に沿ってそれぞれ成分dxおよびdyを有する。
LSAの並列配置は、場合によっては望ましくない可能性があるMLAの不均一な照射につながる可能性がある。照射の不均一性は、生成された構造化光の高輝度光点のような特徴の光輝度の変動を生じさせる可能性がある。
しかしながら、MLAの照射の改善された均一性を提供することができ、および/または並列配置の場合よりも小さな領域を占めるLSAを提供することが可能である。そしてそれにもかかわらず、そのようなLSAは、並列配置でLSAによって実現される機能を果たすことができる。
そのようなLSAの詳細が図19Bに上面図で示されている。図19BのLSA S*は、図19AのLSA S1およびS2を重ねることによって導出可能であると想像することができる。白抜き楕円で表されるLSA S*の光源は第1のグループを形成し、LSA S*の塗りつぶされた楕円で表される光源は第2のグループを形成し、これらの光源は相互分散される。したがって、異なるグループの光源のそれぞれのアレイは、(実質的に)同一の領域を占める。
場合によっては、図19Bのような実施形態は、隣接する光源間により多くのスペースを必要とする製造上の制約のために、実現できない。
例えば、MLAが重ねられたMLAからなるような場合、図19Cに示すように、いくつかの位置において光源を除くことが可能である。一方、図19Bにおいて、第1の格子の各格子点は第1のグループの光源によって占められ、第2の格子の各格子点は第2のグループの光源によって占められている一方で、図19Cに示すように、第1の格子のいくつかの格子点および第2の格子のいくつかの点は、光源によって占められていない。それらの空の位置は小さな菱形で印される。
占められるべき格子点および占められない格子点を選択する様々な方式を適用することができる。
図20A−図20Bおよび図21A−図21Dは、いくつかの例を示す。
図20Aは、3つの相互にシフトされたLSAを単純に重ねた結果を示す。同一のLSAの光源は、同様の記号、すなわち第1のLSAの場合は菱形、第2のLSAの場合は円形、第3のLSAの場合は四角形で表される。
図20Bは、下にある格子を示す。第1の格子(菱形参照)は実線で示され、第2の格子(円形参照)は破線で示され、第3の格子(四角形参照)は点線で示されている。
例えば、製造上の制約または他の要因に応じて、特定の格子点において光源を除くことができ、その結果、例えば図21A−図21Dのうちの1つの光源の構成またはさらに別の構成が得られる。
占められていない格子点を有するにもかかわらず、生成された構造化光の特徴(輝度最大点の位置のような特徴の位置の意味において)は、図20A、図21A、図21B、図21C、図21Dのいずれの場合も同じである。しかしながら、占められない格子点の選択によっては、構造化光パターンにおける生成された特徴の相対的輝度におけるなんらかの変動が起こり得る。
光源が周期的に配置されることは必要ではないが、提供することができ、例えば、図21Dは、それらのそれぞれの格子の格子点上の光源のランダムな分布を示すことを意図している。生成された構造化光の特徴の鮮明さのために、(他の場所ではなく、)関連付けられる格子の格子点上にのみ光源を配置することは有利であり得る。
もちろん、シフトされたLSAの場合について説明したのと同じ方法で、相互に回転されたLSAを有するケースを処理することが可能である。
さらに、格子は、矩形格子の代わりに、例えば六方格子の場合に、他の幾何学的形状を有してもよい。
図22A、図22B、図23A、図23B、図24A、および図24Bを参照して、本発明者は、MLA L1、L2のうちの異なるものを出る光の間、ひいては生成された特徴の異なる組間の輝度差を回避するかまたは少なくとも最小にするように試みながら、2つ以上のMLAを使用して生成された構造化光の複雑さを増大させる別の方法を説明する。
いくつかの実現例では、例えば、相互にシフトまたは回転された2つのMLAを使用する場合に、より複雑な特徴の配置などのようなより複雑なパターンが生成されてもよく、それは2つ以上のサブ領域からなるMLAと見なすことができ、マイクロレンズの位置は、1つのサブ領域において、他のサブ領域に対してシフトまたは回転される)。各MLAは、隣接するMLAに関して、および任意選択的に、LSA内の光源位置(これは、例えばVCSELアレイとすることができる)に関して、シフトまたは回転させることができる。いくつかの実現例では、光源ピッチとMLAレンズピッチとは同じである。また、両方のMLAのレンズピッチも同じであり得る。
図22Aおよび図22Bは、2つの相互にシフトされたMLAが同一のLSA S1によって照射される光学的構成を上面図および側面図でそれぞれ示している。
例えば、図22Aおよび図22Bに示すように、MLA L1およびMLA L2は同じレンズピッチを有することができ、これはLSA S1の光源ピッチと同じであり得、一方、MLA L2は、MLA L1に対してシフトされ(シフトdx)、およびLSA S1に対してシフトされる。(例えばMLAのうちの1つだけが使用された場合に生成されるものの2倍の数の特徴を示すなど、)より複雑な特徴の構成がこれにより結果として生じることができる。ハッシュ付き円は、MLA上のLSA S1の照射領域を示す。
図22A、図22Bから明らかなように、シフトdxのため、不均一な照射領域が生じることがある。
例えば、LSA S1によって照射されたMLA L1の一部は、MLA L2の照射された部分よりも大きくなり得る。その結果、MLA L2によって生成される特徴は、MLA L1によって生成される特徴よりも輝度が低い可能性がある。
言い換えれば、照射領域は、MLA間のシフトのために2つのMLAにわたって均一に分布していないため、MLA L1によって生成される特徴(例えば、ドット)の輝度は、MLA L2によって生成される特徴の輝度よりも大きくなる。
図23A、図23Bは、図22Aおよび図22Bと同じ態様で、図22Aおよび図22BのMLAおよびLSAを示し、MLA L1、L2に対するLSA S1の整列ずれDXが示されている。
図22A、図22Bの下で述べたMLAの不均一照射の問題は、この場合、VCSELアレイの追加のシフト(整列ずれ)DXによって悪化する。
一層強い照射の不均一性が生じ得る。
いくつかの実現例では、そのような輝度の変動が望ましい場合がある(例えば、輝度変動それ自体がパターンおよび特徴の複雑さにそれぞれ寄与し得る)。しかしながら、他の実現例では、そのような輝度の変動は望ましくない。
図24A、図24Bでは、
1)(図22A、図22Bおよび図23A、図23Bにそれぞれ示されたMLA L1、L2からの複雑さに対応する)より大きな複雑さを生じさせ、および
2)特徴輝度の変動を克服するか、少なくとも強く低減する実現例が示される。
図24A、図24Bに示されている実現例は、複数のLSA(複数のVCSELアレイなど)および複数のMLAを使用する。例えば、各MLAは、1つの関連付けられるLSAによって照射される。
さらに、特徴の出力または光輝度は、複数のLSAの使用のため、(単一のLSAのみを用いた照射と比較した場合、)増大され得る。
図24Aおよび図24Bは、2つの相互にシフトされたMLA L1およびL2が、各々2つのLSA S1、S2の一方によって照射される光学的構成を、それぞれ上面図および側面図において示す。
図24Aおよび図24Bに示す実現例は、複数のMLA L1、L2を含むかまたはそれらから構成され、各々、対応するLSA S1およびLSA S2をそれぞれ伴う。この実現例では、MLAレンズのピッチP1およびP2とLSA光源のピッチQ1およびQ2とはすべて同じであり、すなわち、それらは、各チャネル内(LSAおよびそれに関連するMLAがチャネルを形成する)、および他のチャネルに関して、同じである。例えば、(MLA L1の)レンズピッチP1は(LSA L1の)光源ピッチQ1と同じであり、レンズピッチP2と同じであり、光源ピッチQ2と同じである。しかしながら、他の実現例では、これは必ずしも必要ではない。
図24A、図24Bに示す実現例では、MLA L2は、MLA L1に対してdxのシフトだけシフトされる(注:この実現例では、レンズピッチP1、P2および光源ピッチQ1、Q2は同じである)。さらに、図24A、図24Bでは、MLA L2もLSA S2に対してシフトされるオプションが示されており、すなわち、この場合、左チャンネルと右チャンネルとは同種のチャンネルではなく、関連するMLAに対するそれぞれのLSAのそれぞれの相対的整列が異なる。これは、2つの相互にシフトされたLSA S1、S2を提供するものと見なすことができる。
代替的な任意選択肢(図24A、図24Bには図示せず)において、チャネルは、同種のチャネルである。つまり、MLA L1のLSA S1に対する相対的位置とMLA L2のLSA S2に対する相対的位置とは同じである。対応する図は、例えば、図24A、図24Bの左チャネルの2倍を、当然、説明したように、MLA L1およびMLA L2が相互にシフトされる状態で示すであろう。
図24Aおよび図24Bの点線の四角形は、単にMLA間のシフトを説明するために描かれている。
MLA L1およびMLA L2は各々、対応する(関連する)LSAに対して位置決めされるので、生成された特徴輝度の差は、各チャネルで生成される特徴間、すなわちMLA L1に由来する特徴とMLA L2に由来する特徴との間に存在しない(またはごくわずかである)ことが予想される。もちろん、LSA S1およびLSA S2が異なる輝度を有する光を発光する場合には、不均衡が生じることがある。
上に例示した実施形態は、光源の1つ以上のアレイ、したがってMLAを照射するための複数の光源を含むが、MLA(または複数のMLA)を照射するために単一の光源を使用することも可能である。
図25は、単一の光源1のみがMLA L1を照射する構造化光を生成するための装置の図である。場合によっては、これは、周期的な配列の光源が、例えばレンズピッチP1が光源ピッチに等しい状態でMLAを照射する場合よりも、生成された構造化光のコントラストが低下する可能性がある。
図28および図29は、これまでに示した例における場合のように、議論された式で使用される距離DがアパーチャとMLAとの間の幾何学的距離に対応しない場合を示しており、各光源からの光は、アパーチャから1.0の屈折率を有する媒体を通ってMLAまでの直線経路に沿って伝搬すると仮定する。しかしながら、図28、図29においては、距離Dはそれとは異なる光路長である。
さらに、図28および図29は、装置の垂直方向の延在を最小にする方法を示す。言い換えれば、図28および図29に示すような技術によって、装置は、前記技術がない場合よりもより浅くなり得、それにもかかわらず、(少なくとも実質的に)同じ構造化光を生成することができる。
説明を簡略化するために、図28および図29では、単一の光源の場合を描いているが、光源のアレイを含む照射ユニットも使用できることは容易に理解される。図29では、簡略化の理由から、発光の円錐は描かれていない。しかしながら、円錐が存在し、MLAの複数のマイクロレンズが光源によって照射される。
さらに、図28および図29を用いて説明される技術は、例えば、2つ以上のMLAを設けること、MLAおよび/もしくはLSAを相互にシフトならびに/または回転することによって、他の実施形態と組み合わせることができることは、当然である。
図28は、1とは異なる屈折率nを有する材料のブロック60を介してMLA L1が照射される、構造化光を生成するための装置の側面図を示す。光源1のアパーチャとMLA L1との間の幾何学的距離Δが図28に示されている。議論された式で使用される光路長Dは、n×Δ(すなわち、D=nΔ)であり、nはブロック60の材料の屈折率を示す。したがって、適切に選択された材料(および屈折率)によって、浅い装置を設計することができる。
もちろん、材料のブロック60は、必ずしもMLA L1と光源1との間の幾何学的距離の全体にわたって延在する必要はなく、単にその一部に沿って存在していてもよい。
図29は、側面図において、折り曲げられた経路に沿って伝搬する光によってMLAが照射される構造化光を生成するための装置を示す図である。この装置は、光源1からMLA L1までの光路内に、例えばマイクロミラーのような2つの反射素子71,72を含む。この場合、光は光源1から3つの部分経路Δ1、Δ2、Δ3に沿ってMLA L1に伝搬し、上の式で使用される光路長DはD=Δ1+Δ2+Δ3となる。折り曲げられた光路を形成するために、より少ない反射素子(すなわち、1つ以下の反射素子)または3つ以上の反射素子を使用することが考えられる。再び、装置の厚さ(垂直方向の延在)を一定に保ちながら、より長い光路(すなわち、より大きな光路長)を達成することができる。
もちろん、材料のブロック60(屈折率が1とは異なる、例えば図28を参照)を有する実施形態と、折り曲げられた光路(例えば図29など)を有する実施形態とを、互いに組み合わせることができる。
図26は、いくつかの装置10a、10b、10c、10dを含むデバイス20を示す。装置の各々は、ここにおいて前に説明した装置とすることができる。装置は、同種の装置とすることができる。他の実施形態では、装置の少なくともいくつかは異なる特性を有し、例えば、それらは異なる波長の光を発光するか、または異なるように構造化光を生成するように構造化および構成される。
デバイス20は、装置のうちの単一の装置および/またはそれらのグループを選択的にオンまたはオフに切り替えることができるコントローラ15を含むことができる。このようにして、例えば、デバイス20から発光される構造化光の輝度を変化させることができ、および/または発光される光のパターンを変化させることができる。
このデバイスでは、装置は、それらのそれぞれの発光面が一致するように、互いの隣に配置することができる。
装置は、グリッド上、例えば矩形のグリッド上に規則的に配列することができる。
装置のいくつかが含まれている場合にデバイスによって比較的高い光輝度を生成することができ、一方で、それにもかかわらず、装置の配置は非常に浅くあることができる。
各装置は、デバイスが1つのチャネルにつき1つのモジュールを有するマルチチャネルデバイスであるように、モジュールまたはチャネルを表すと見なすことができる。各チャネルは、他のチャネルとは独立して動作可能であり得る。
マルチチャネルデバイスを提供することにより、装置のカスタマイズ作業を大幅に削減することができる。例えば、用途およびデバイスそれぞれに応じて、デバイスに実装する同種のモジュール(したがってチャネル)の数について判断することができる。そして、複雑なパターンを生成する可能性を有するように、例えば、可能なシフトおよび/または回転の観点から、それらの相対的位置について判断することができる。
新しい種類のデバイスごとに新しい装置を設計する代わりに、新しい種類のデバイスごとにいくつかが好適に構成されることができるわずかな範囲の異なる装置を提供することで十分であり得る。
実装されたモジュールの1つまたは複数をオンまたはオフに切り替えることによって、デバイスの照射野を変更することが可能である。
相互の回転および相互のシフトが実質的にないように配置された同種のモジュールがデバイスに実装されている場合、モジュールのうちの1つまたは複数をオンまたはオフに切り替えることにより、発光される構造化光の輝度を制御することができる。
いくつかの用途では、本明細書に記載の装置は、装置から発光された構造化光によって照射された場から反射された光を検出する検出器を含むデバイスにおいて使用することができる。これは、例えば距離測距のために行うことができる。
検出器、例えば画像センサは、2つの軸を描くグリッド上に規則的に配列された画素のような光感知素子のアレイを含むことができる。それらの軸は、例えば、矩形のグリッドの場合のように互いに直交していてもよい。
光感知素子によって検出された信号は、ラインごとのようなラスタ形式で検出器から読み出すことができ、ここでは、ラインは軸の1つに平行である。
図27Aは、装置10および検出器33を含むデバイス30を示す。装置は、本明細書に記載される任意の装置とすることができ、MLA L1を含む。検出器は画像センサとすることができる。デバイス30は、検出器33からデータを読み出して評価するためのコントローラ35を含むことができる。
図27Bは、図27Aのデバイス30の検出器33によって取られたデータセットを示す。塗りつぶされた円は輝度の最大値を表す。点線の矢印は、読出しサイクルの間に検出器33が読み出される最初の4つのラインを示す。
検出器33およびMLA L1は、MLA L1の対称軸が検出器33の両方の軸とある角度をなすように相互に位置決めされる。図27A中の破線はこれを示している。
検出器33が読み取られるラインがMLA L1の対称軸に平行である場合、輝度の最大値はこれらのラインに平行に整列されるであろう。これは、データの評価を困難にする可能性があり、というのも、多くの高輝度イベントを伴うラインが存在する一方、他のラインは非常に低い輝度しか検出しないであろうからである。
しかしながら、検出器33とMLA L1との上述の角度付けられた整列で、読み出しラインに沿った輝度分布は、多くの異なるラインについて、はるかにより類似している(図27B参照)。これにより、検出されたデータの評価が簡単になり得る。
記載される装置に戻って、2つ以上のMLAを含む装置(例えば、図9,図11参照)では、すべてのMLAを単一部品の光学部品で実現してもよいことに注目されたい。
単一部品の光学部品は、例えば、射出成形もしくはエンボス加工などの複製技術によって、またはガラス板などの基板の片面または両面にMLAおよび/またはさらなる光学部品を複製することによって、製造することができる。
また、2つ以上のLSAを含む装置(例えば、図13,図16参照)において、すべてのLSAは、単一部品で実現されてもよい。
記載された、MLAの互いに対する回転、LSAの互いに対する回転、またはMLAの関連のLSAに対する回転は、いずれの場合においても、発光面に対して垂直な軸の周りの回転であり得る。
記載された、MLAの互いに対するシフトまたはLSAの互いに対するシフトは、記載されたいずれの場合においても、例えばx軸に沿うような第1の対称軸に沿った対応するピッチの(n1+0.2±0.1)倍の範囲内における、y軸に沿うような第2の対称軸に沿った対応するピッチの(n2+0.35±0.1)倍の範囲の距離のシフトであり得、ここで、n1≧0およびn2≧0は整数である。
示されたレンズのレンズアパーチャが円形であることを示唆する様々な図にもかかわらず、他のレンズアパーチャ、例えば多角形アパーチャを有するマイクロレンズを有するMLAを使用することは十分可能である。
もちろん、構造化光および生成可能なパターンをより複雑にする様々な方法を互いに組み合わせることができる。
他の実現例も特許請求の範囲内にある。

Claims (30)

  1. 構造化光を生成するための装置であって、第1の光学的構成を備え、前記第1の光学的構成は、
    レンズピッチPで規則的に配列された複数の透過型または反射型マイクロレンズを含むマイクロレンズアレイと、
    前記マイクロレンズアレイを照射するための照射ユニットとを含み、
    前記照射ユニットは、各々が波長Lの光を発し、各々がアパーチャを有する光源のアレイを含み、前記アパーチャは、前記マイクロレンズアレイから距離Dに位置する共通発光面に位置し、
    =2LD/Nであり、
    Nは整数であり、N≧1であり、
    前記光源の各々は、前記複数のマイクロレンズのそれぞれのサブセットを照射するように構成され、前記サブセットの各々は複数の隣接するマイクロレンズを含み、前記光源の各特定の1つからの光が、干渉パターンを生成するように、それぞれのサブセット内の異なるマイクロレンズを通過する、構造化光を生成するための装置。
  2. 前記マイクロレンズは非球面マイクロレンズである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記マイクロレンズアレイは2次元マイクロレンズアレイである、請求項1に記載の装置。
  4. 前記光源のアレイは、光源の2次元アレイである、請求項1に記載の装置。
  5. 前記照射ユニットは、空間的にインコヒーレントな光を発光するように構造化および構成されている、請求項1に記載の装置。
  6. 前記光源のアレイは、垂直共振器面発光レーザのアレイを備える、請求項1に記載の装置。
  7. 前記アレイの光源は、光源ピッチQで規則的に配列されており、P=Qである、請求項1に記載の装置。
  8. 前記マイクロレンズが前記ピッチPで配列される軸は、前記光源が前記ピッチQで配列される軸に平行に整列される、請求項7に記載の装置。
  9. 前記アレイの前記光源は、光源ピッチQで規則的に配列され、PおよびQについてpP=qQが適用され、pおよびqは共通因子を持たない整数であり、p≧1およびq≧1である、請求項1に記載の装置。
  10. 前記マイクロレンズが前記ピッチPで配列される軸は、前記光源が前記ピッチQで配列される軸と平行に整列される、請求項9に記載の装置。
  11. 前記装置は、第2の光学的構成を備え、前記第2の光学的構成は、
    レンズピッチP2で規則的に配列された複数の透過型または反射型の第2のマイクロレンズを含む第2のマイクロレンズアレイと、
    前記第2のマイクロレンズアレイを照射するための第2の照射ユニットとを備え、
    前記第2の照射ユニットは、各々が波長L2の光を発し、各々が第2のアパーチャと称されるアパーチャを有する第2の光源のアレイを含み、前記第2のアパーチャは、前記第2のマイクロレンズアレイから距離D2に位置する第2の発光面と称される共通面に位置し、
    (P2)=2*L2*D2/N2であり、
    N2は整数であり、N2≧1であり、
    前記第2のマイクロレンズアレイは前記第1の光学的構成の前記マイクロレンズアレイとは異なるか、または
    第2の照射ユニットは、前記第1の光学的構成の照射ユニットとは異なるか、または
    前記第2のマイクロレンズアレイは前記第1の光学的構成の前記マイクロレンズアレイとは異なり、かつ前記第2の照射ユニットは前記第1の光学的構成の照射ユニットとは異なる、請求項1に記載の装置。
  12. 前記第2のマイクロレンズアレイは、前記第1の光学的構成の前記マイクロレンズアレイとは異なり、前記第2のマイクロレンズアレイは、前記第1の光学的構成の前記マイクロレンズアレイに対して、前記発光面に平行な方向にシフトされる、請求項11に記載の装置。
  13. 前記レンズピッチPと前記レンズピッチP2とは互いに異なる、請求項11に記載の装置。
  14. 前記波長Lと前記波長L2とは互いに異なる、請求項11に記載の装置。
  15. 前記第2のマイクロレンズアレイは、前記第1の光学的構成の前記マイクロレンズアレイに対して回転される、請求項11に記載の装置。
  16. 前記第2のマイクロレンズアレイと前記第1の光学的構成の前記マイクロレンズアレイとは、両方とも、各々、相互に垂直な2つの対称軸を有する矩形形状であり、前記第2のマイクロレンズアレイの前記対称軸と、前記第1の光学的構成の前記マイクロレンズアレイの前記対称軸との間の角度φは、少なくとも1度から最大20度となる、請求項15に記載の装置。
  17. 前記第2のマイクロレンズアレイおよび前記第1の光学的構成の前記マイクロレンズアレイは、単一部品光学部品において実施される、請求項11に記載の装置。
  18. 前記光学的構成は、追加の光学部品を含み、前記マイクロレンズアレイは、前記照射ユニットと前記追加の光学部品との間に配置される、請求項1に記載の装置。
  19. 前記追加の光学部品は、少なくとも1つのプリズムを含む、請求項18に記載の装置。
  20. 前記追加の光学部品はプリズムアレイを含む、請求項18に記載の装置。
  21. 前記構造化光は、前記干渉パターンに由来する、請求項1に記載の装置。
  22. 前記光源のうちの隣接する光源によって照射されるそれぞれのサブセットは、部分的に重なっている、請求項1に記載の装置。
  23. 前記光源の各々は、前記波長Lの光を円形または非円形の断面を有する発光円錐形に発光し、隣接する光源の発光円錐は部分的に重なっている、請求項1に記載の装置。
  24. 構造化光を生成するための装置であって、光学的構成を備え、前記光学的構成は、
    レンズピッチP1で規則的に配列された複数の透過型または反射型のマイクロレンズを含む第1のマイクロレンズアレイと、
    レンズピッチP2で規則的に配列された複数の透過型または反射型のマイクロレンズを含む第2のマイクロレンズアレイと、
    前記第1のマイクロレンズアレイおよび前記第2のマイクロレンズアレイを照射するための照射ユニットとを含み、
    前記照射ユニットは、
    各々が波長L1の光を発し、各々がアパーチャを有する第1の光源のアレイを含み、前記アパーチャは、前記第1のマイクロレンズアレイから距離D1に位置する共通の第1の発光面に位置し、
    (P1)=2*(L1)*(D1)/(N1)であり、
    N1は整数であり、N≧1であり、前記照射ユニットはさらに、
    各々が波長L2の光を発し、各々がアパーチャを有する第2の光源のアレイを含み、前記アパーチャは、前記第1のマイクロレンズアレイから距離D2に位置する共通の第2の発光面に位置し、
    (P2)=2*(L2)*(D2)/(N2)であり、
    N2は整数であり、N≧1である、構造化光を生成するための装置。
  25. 前記第1の光源のアレイは、前記第2の光源のアレイと同一である、請求項24に記載の装置。
  26. 前記第1の光源のアレイは、前記第2の光源のアレイとは異なる、請求項24に記載の装置。
  27. 距離D1は距離D2と異なる、請求項26に記載の装置。
  28. 波長L1は波長L2と異なる、請求項26に記載の装置。
  29. レンズピッチP1はレンズピッチP2と異なる、請求項24に記載の装置。
  30. 前記第1の発光面は、前記第2の発光面と同一である、請求項24に記載の装置。
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