JP6561872B2 - ワイヤーハーネス及び外装部材 - Google Patents

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本発明は、ワイヤーハーネス及び外装部材に関するものである。
特許文献1には、複数本の電線を束ねた導電路を保護する手段として、導電路をコルゲートチューブで一括して包囲する技術が開示されている。コルゲートチューブが導電路に対して長さ方向に位置ずれすると、導電路の一部が露出してしまうため、特許文献1には、その対策として、結束バンドによりコルゲートチューブの一部を縮径させて導電路に固定している。
特開2003−235124号公報
上記の保護手段では、コルゲートチューブと導電路の位置ずれを防止する手段として、コルゲートチューブとは別に結束バンドを用いているため、部品点数が多いという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数を削減することを目的とする。
第1の発明のワイヤーハーネスは、
複数本の電線と、
前記複数本の電線を包囲する弾性シートと、
前記弾性シートに一体に形成され、前記電線に対して弾性的に当接可能な複数の突起部とを備えているところに特徴を有する。
第2の発明の外装部材は、
複数本の電線を包囲する弾性シートと、
前記弾性シートに一体に形成され、前記電線に対し弾性的に当接可能な複数の突起部とを備えているところに特徴を有する。
複数本の電線は、弾性シートで包囲することによって保護される。電線と突起部が弾性的に当接することにより、電線と弾性シートの長さ方向における相対変位が規制される。突起部は弾性シートに一体に形成されているので、突起部と弾性シートを別体部材とした場合に比べると、部品点数が少なくて済む。
実施例1において複数本の電線を外装部材で保護した状態をあらわす断面図 弾性シートに複数本の電線を仮保持した状態をあらわす平面図 図2のX−X線断面図 図2のY−Y線断面図
第1及び第2の発明は、前記弾性シートが前記複数本の電線を包囲していない状態では、前記突起部が前記電線に対し非弾性的に当接可能であってもよい。この構成によれば、弾性シートが電線を包囲していない状態で、突起部の間に電線をセットすると、電線が弾性シートに対して仮保持される。このとき、突起部は電線に対して非弾性的に当接しているので、電線の長さ方向において電線と弾性シートの相対位置関係を容易に調節することができる。
第1及び第2の発明は、前記突起部の突出端部には、隣り合う前記突起部の間に挟まれた前記電線が離脱することを規制可能な抜止め部が形成されていてもよい。この構成によれば、弾性シートが導電路を包囲していない状態において、電線を突起部の間に挟んだ状態に保持することができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図4を参照して説明する。本実施例1のワイヤーハーネス10は、複数本の電線12からなる導電路11と、導電路11(複数本の電線12)を一括して包囲する外装部材20とを備えて構成されている。電線12は、芯線13を絶縁被覆14で包囲した周知形態のものである。複数本の電線12は、その長さ方向(軸線方向)を互いに平行に向けて配索されるものである。
外装部材20は、ゴム材料(例えば、アクリルゴム等)からなる弾性シート21と、弾性シート21に一体に形成された複数の突起部23と、弾性シート21に一体に形成された複数の係止突起26とを備えた単一部材である。弾性シート21は、略方形をなす一定厚さの平板状をなし、自在に湾曲変形させることができる。弾性シート21の長さ寸法(図2における上下方向の寸法)は、電線12(導電路11)のうち長さ方向において保護すべき領域とほぼ同じ長さである。弾性シート21の幅寸法(図2における左右方向の寸法)は、導電路11を一括して包囲するために必要な周長よりも少し大きい寸法とされている。
突起部23は、弾性シート21の表裏両面のうち導電路11を包囲した状態で内周面となる突起形成面22に配されている。突起部23は、突起形成面22から略直角に突出した柱状部24と、柱状部24の突出端に形成された抜止め部25とを有している。柱状部24の突出寸法は、電線12の外径と同じかそれよりも少し大きい寸法である。抜止め部25は、略球形をなしており、抜止め部25の直径は柱状部24の最大直径よりも大きい寸法に設定されている。複数の突起部23は、弾性シート21の長さ方向において一定ピッチで整列して配置されているとともに、弾性シート21の幅方向において一定ピッチで整列して配置されている。
弾性シート21の幅寸法(電線12の軸線方向と略直交する方向)において、隣り合う突起部23の柱状部24同士の最小間隔は、電線12の外径よりも少し大きい寸法に設定されている。したがって、隣り合う突起部23の間に電線12を配置した状態では、電線12が柱状部24に接触しても、柱状部24が弾性変形することはない。また、同じく弾性シート21の幅寸法において、隣り合う突起部23の抜止め部25同士の最小間隔は、電線12の外径よりも少し小さい寸法に設定されている。したがって、隣り合う突起部23(柱状部24)の間に配置された電線12は、隣り合う抜止め部25の隙間を通過し難くなっている。
係止突起26は、突起形成面22から略直角に突出した小径基部27と、小径基部27の突出端に形成された大径係止部28とを有している。小径基部27の突出寸法は、弾性シート21の厚さとほぼ同じ寸法である。大径係止部28は、小径基部27の同軸の柱状をなしており、大径係止部28の直径は小径基部27の直径よりも大きい寸法に設定されている。複数の係止突起26は、弾性シート21の幅方向における一方(図2における左側)の端縁部に沿って配され、弾性シート21の長さ方向において一定ピッチで整列して配置されている。
弾性シート21の幅方向における他方(図2における右側)の端縁部には、複数の係止孔29が係止突起26と同じピッチで形成されている。係止孔29は、円形をなし、弾性シート21を厚さ方向に貫通した形態である。係止孔29の内径は、小径基部27の外径と同じかそれよりも少し大きい寸法であり、大径係止部28の外径よりは小さい寸法に設定されている。
上記構成の外装部材20で導電路11を包囲する際には、弾性シート21を平板状にして、突起形成面22が上向きとなるように作業台等に載置する。そして、弾性シート21の上に複数本の電線12をセットする。このとき、各電線12を、幅方向に隣り合う突起部23の間に押込み、隣り合う柱状部24の間に電線12を配置する。隣り合う抜止め部25の間の最小間隔は、電線12の外径より小さい寸法なので、弾性シート21を上下反転(表裏反転)させても、隣り合う柱状部24の間に配置した電線12が、離脱することはない。したがって、複数本の電線12は、外装部材20(弾性シート21)に仮保持される。
柱状部24の突出寸法は、電線12の外径と同じかそれよりも小さい寸法であり、隣り合う柱状部24の最小間隔は、電線12の外径と同じかそれよりも大きい寸法である。したがって、弾性シート21が平板状をなし、複数本の電線12が外装部材20に仮保持されている状態では、電線12と外装部材20は、電線12の軸線方向(長さ方向)において相対的に移動することが可能である。
上記のように複数本の電線12を外装部材20に仮保持した後は、電線12の長さ方向において、外装部材20と電線12との位置を調整する。調整した後、複数本の電線12を包み込むように弾性シート21を湾曲させる。このとき、隣り合う突起部23の間に仮保持した電線12とは別の複数本の電線12を、束ねるようにして複数の抜止め部25で包囲する。そして、弾性シート21を略円筒形に変形させたところで、複数の係止突起26を、夫々、弾性シート21の外周側から対応する複数の係止孔29に個別に係止する。このとき、大径係止部28を縮径変形させるとともに、係止孔29を拡径変形させる。係止突起26と係止孔29との係止により、弾性シート21は、複数本の電線12を一括して包囲する状態に保持される。これにより、複数本の電線12は、外装部材20により異物の干渉等から保護される。
外装部材20で電線12を保護した状態では、弾性シート21を湾曲させるのに伴って複数の突起部23が周方向に接近する。これにより、隣り合う突起部23の間に配置された電線12は、その隣り合う突起部23によって弾性的に挟み付けられる。このとき、突起部23のうち電線12に当接する部分と、弾性シート21の突起形成面22のうち電線12に当接する部分が、弾性的に変形する。この弾性変形に起因する摩擦抵抗により、電線12と外装部材20は、電線12の長さ方向において相対移動することを規制される。尚、隣り合う突起部23の抜止め部25同士も、互いに弾性変形した状態で密着する。
本実施例1のワイヤーハーネス10は、複数本の電線12と、複数本の電線12を保護する外装部材20とを備えている。外装部材20は、複数本の電線12を一括して包囲する弾性シート21と、弾性シート21に一体に形成され、電線12に対して弾性的に当接可能な複数の突起部23とを備えている。この構成によれば、複数本の電線12は、弾性シート21で包囲することによって保護される。そして、電線12と突起部23が弾性的に当接することにより、電線12と弾性シート21の長さ方向における相対変位が規制される。突起部23は弾性シート21に一体に形成されているので、突起部23と弾性シート21を別体部材とした場合に比べると、部品点数が少なくて済む。
また、弾性シート21が複数本の電線12を包囲していない平板状となっているときには、突起部23が電線12に対し非弾性的に当接可能となっている。この構成によれば、弾性シート21が電線12を包囲していない状態で、突起部23の間に電線12をセットすると、電線12が弾性シート21に対して仮保持される。このとき、突起部23は電線12に対して非弾性的に当接しているので、電線12の長さ方向において電線12と弾性シート21の相対位置関係を容易に調節することができる。
また、突起部23の突出端部には、隣り合う突起部23の間に挟まれた電線12が離脱することを規制可能な抜止め部25が形成されている。この構成によれば、弾性シート21が導電路11を包囲していない状態において、電線12を突起部23の間に挟んだ状態に保持することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、弾性シートが電線を包囲していない状態では、突起部が電線に対し非弾性的に当接するが、突起部が電線に対して弾性的に当接するようにしてもよい。
(2)上記実施例では、突起部の突出端部に抜止め部を形成したが、突起部は抜止め部を有しない形態であってもよい。
(3)上記実施例では、複数の突起部を電線の長さ方向及び周方向において一定ピッチで整列するように配置したが、複数の突起部をランダムに配置して、電線を例えばジクザク状に配索してもよい。
10…ワイヤーハーネス
12…電線
20…外装部材
21…弾性シート
23…突起部
25…抜止め部

Claims (3)

  1. 複数本の電線と、
    前記複数本の電線を包囲する弾性シートと、
    前記弾性シートに一体に形成され、前記電線に対して弾性的に当接可能な複数の突起部とを備え、
    前記弾性シートが前記複数本の電線を包囲していない状態では、隣り合う前記突起部の間に配置した前記電線に対して、前記突起部が非弾性的に当接可能であり、
    前記弾性シートが湾曲して前記複数本の電線を包囲した状態では、隣り合う前記突起部の間に配置された前記電線が、前記隣り合う突起部によって弾性的に挟み付けられるワイヤーハーネス。
  2. 前記突起部の突出端部には、隣り合う前記突起部の間に挟まれた前記電線が離脱することを規制可能な抜止め部が形成されている請求項1に記載のワイヤーハーネス。
  3. 複数本の電線を包囲する弾性シートと、
    前記弾性シートに一体に形成され、前記電線に対し弾性的に当接可能な複数の突起部とを備え、
    前記弾性シートが前記複数本の電線を包囲していない状態では、隣り合う前記突起部の間に配置した前記電線に対して、前記突起部が非弾性的に当接可能であり、
    前記弾性シートが湾曲して前記複数本の電線を包囲した状態では、隣り合う前記突起部の間に配置された前記電線が、前記隣り合う起部によって弾性的に挟み付けられる外装部材。
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