JP6555756B2 - バルブアセンブリ - Google Patents

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Description

本発明は、バルブアセンブリに関する。
従来より、バタフライバルブの開度変化によってガス流量を調節するバルブアセンブリが知られている。また、バタフライバルブを全閉状態にすると、バタフライバルブの外縁がガス通路の段差部に当接するバルブアセンブリが存在している(特許文献1参照)。
ところで、このようなバルブアセンブリにおいて、バタフライバルブを少し開けた場合、バタフライバルブの前端側外縁とガス通路の内周面との間に半円弧形状の隙間が形成される。そして、この隙間を通り抜けたガスは、速度を増したままガス通路の中心部へ流れることとなる(図10における矢印Fa参照)。一方で、バタフライバルブの後端側外縁とガス通路の内周面との間にも半円弧形状の隙間が形成される。そして、この隙間を通り抜けたガスは、速度を増したままガス通路の内周面に沿って流れることとなる(図10における矢印Fb参照)。そのため、従来のバルブアセンブリにおいては、バタフライバルブの下流側でガスの流れが偏ってしまうという問題があった。ひいては、バルブアセンブリの下流側にターボチャージャが配置されている場合において、このターボチャージャの性能が十分に発揮できないという問題があった。また、バルブアセンブリの下流側にセンサが配置されている場合において、このセンサの性能が十分に発揮できないという問題もあった。
特許第5279968号公報
バタフライバルブの下流側でガスの流れが偏らずに均一となるバルブアセンブリを提供する。
第一の発明は、
バタフライバルブと、
前記バタフライバルブよりも上流側の第一ガス通路及び前記バタフライバルブよりも下流側の第二ガス通路が形成されたハウジングと、を備え、
前記第一ガス通路の内周面と前記第二ガス通路の内周面のズレによって一方側段差部と他方側段差部が形成されており、
前記バタフライバルブを全閉状態にすると、
前記バタフライバルブの回動軸に対して垂直に交わる方向の一方側で前記バタフライバルブの前端側外縁が前記一方側段差部に当接し、
前記バタフライバルブの回動軸に対して垂直に交わる方向の他方側で前記バタフライバルブの後端側外縁が前記他方側段差部に当接するバルブアセンブリにおいて、
前記第一ガス通路に対して前記他方側へ前記第二ガス通路が偏心されるとともに、
前記一方側段差部を構成する前記第二ガス通路の前端面と前記第二ガス通路の内周面に対してそれぞれ鈍角をなす傾斜面が形成され、
更に当該傾斜面と前記第二ガス通路の内周面に接する円弧面が形成されている、ものである。
第二の発明は、第一の発明に係るバルブアセンブリにおいて、
前記他方側段差部を構成する前記第一ガス通路の後端面と前記第一ガス通路の内周面に対してそれぞれ鈍角をなす傾斜面が形成され、
更に当該傾斜面と前記第一ガス通路の内周面に接する円弧面が形成されている、ものである。
加えて、以下の発明を開示する。
第三の発明は、
前記第一ガス通路の上流側から下流側を見た場合、
前記一方側段差部に形成された前記傾斜面と前記円弧面からなる部分の径方向寸法がバタフライバルブの回動軸から離間するに伴って大きくなっている、ものである。
第四の発明は、
前記第二ガス通路の下流側から上流側を見た場合、
前記他方側段差部に形成された前記傾斜面と前記円弧面からなる部分の径方向寸法がバタフライバルブの回動軸から離間するに伴って大きくなっている、ものである。
第一の発明に係るバルブアセンブリによれば、バタフライバルブの前端側外縁と第一ガス通路の内周面からなる隙間を通り抜けたガスが、一方側段差部の傾斜面と円弧面によって滑らかに案内され、乱れることなく適宜に広がりながら第二ガス通路の内周面に沿って流れることとなる。また、バタフライバルブの後端側外縁と第二ガス通路の内周面からなる隙間を通り抜けたガスも適宜に広がりながら第二ガス通路の内周面に沿って流れることとなる。従って、バタフライバルブの下流側でガスの流れが偏らずに均一となる。ひいては、バルブアセンブリの下流側にターボチャージャが配置されている場合において、このターボチャージャの性能を十分に発揮できる。また、バルブアセンブリの下流側にセンサが配置されている場合において、このセンサの性能を十分に発揮できる。
第二の発明に係るバルブアセンブリによれば、他方側段差部の円弧面と傾斜面によって滑らかに案内されたガスが、バタフライバルブの後端側外縁と第二ガス通路の内周面からなる隙間を通り抜け、乱れることなく適宜に広がりながら第二ガス通路の内周面に沿って流れることとなる。従って、バタフライバルブの下流側でガスの流れが偏らずに均一となる。ひいては、バルブアセンブリの下流側にターボチャージャが配置されている場合において、このターボチャージャの性能を十分に発揮できる。また、バルブアセンブリの下流側にセンサが配置されている場合において、このセンサの性能を十分に発揮できる。
第三の発明に係るバルブアセンブリによれば、バタフライバルブの回動軸から離間した部分においても前端面が広く形成されないので、ガスが更に滑らかに案内されることとなる。従って、バタフライバルブの下流側でガスの流れが偏らずに均一となる。ひいては、バルブアセンブリの下流側にターボチャージャが配置されている場合において、このターボチャージャの性能を十分に発揮できる。また、バルブアセンブリの下流側にセンサが配置されている場合において、このセンサの性能を十分に発揮できる。
第四の発明に係るバルブアセンブリによれば、バタフライバルブの回動軸から離間した部分においても後端面が広く形成されないので、ガスが更に滑らかに案内されることとなる。従って、バタフライバルブの下流側でガスの流れが偏らずに均一となる。ひいては、バルブアセンブリの下流側にターボチャージャが配置されている場合において、このターボチャージャの性能を十分に発揮できる。また、バルブアセンブリの下流側にセンサが配置されている場合において、このセンサの性能を十分に発揮できる。
バルブアセンブリの全体構成を示す図である。 バタフライバルブの動作態様を示す図である。 バタフライバルブの構造を示す図である。 図1における矢印Xから見た図である。 図1における矢印Yから見た図である。 図4及び図5におけるZ−Z断面を示す図である。 図6における領域Raと領域Rbを拡大した図である。 バルブアセンブリにおける排気ガスの流れを示す図である。 バルブアセンブリにおける排気ガスの流れを示す図である。 従来のバルブアセンブリにおける排気ガスの流れを示す図である。
本発明の技術的思想は、以下に説明するバルブアセンブリ1のほか、他のバルブアセンブリにも適用できる。
まず、バルブアセンブリ1の全体構成について簡単に説明する。
図1は、バルブアセンブリ1の全体構成を示す図である。図中の矢印Gは、排気ガスの流動方向を表している。
バルブアセンブリ1は、エンジンに取り付けられ、排気ガスの流量を調節するものである。バルブアセンブリ1は、主にハウジング2と、バタフライバルブ3と、で構成されている。
ハウジング2は、エンジンの排気管に接続される。ハウジング2には、一方から他方まで貫通するガス通路2Pが設けられている。また、ハウジング2には、ガス通路2Pの中心軸に対して直交するシャフト穴2Hが設けられている。なお、ハウジング2は、ステンレス鋼(SCS13若しくはこれに類する構造材料)によって形成されている。これは、高温時における耐力や耐食性を確保するためである。
バタフライバルブ3は、ハウジング2のガス通路2Pに配置される。バタフライバルブ3は、バルブプレート31とバルブシャフト32を組み合わせて構成されている。そして、バタフライバルブ3は、ハウジング2のシャフト穴2Hにバルブシャフト32が挿入された状態で回動自在となっている。なお、バルブプレート31とバルブシャフト32は、ステンレス鋼(SUS310S若しくはこれに類する構造材料)によって形成されている。これは、高温時における耐力や耐食性を確保するためである。
次に、バタフライバルブ3の動作態様について説明する。
図2は、バタフライバルブ3の動作態様を示す図である。図中の矢印Gは、排気ガスの流動方向を表している。また、図中の矢印Rは、バタフライバルブ3の回動方向を表している。
バタフライバルブ3は、図示しないリンク機構に連結されている。また、リンク機構は、図示しないアクチュエータに接続されている。従って、バタフライバルブ3は、アクチュエータの動作に応じて一方又は他方に回動する(矢印R参照)。
図2の(A)に示すように、バタフライバルブ3が一方へ回動すると、ガス通路2Pの流路面積が徐々に小さくなる。こうして、バルブアセンブリ1は、ガス通路2Pを通る排気ガスの流量を減少させることができる。なお、バタフライバルブ3を構成するバルブプレート31が排気ガスの流動方向に対して略垂直となれば、ガス通路2Pの流路面積が最小となる。このとき、排気ガスの流量は、最も小さくなる。
反対に、図2の(B)に示すように、バタフライバルブ3が他方へ回動すると、ガス通路2Pの流路面積が徐々に大きくなる。こうして、バルブアセンブリ1は、ガス通路2Pを通る排気ガスの流量を増加させることができる。なお、バタフライバルブ3を構成するバルブプレート31が排気ガスの流動方向に対して略並行となれば、ガス通路2Pの流路面積が最大となる。このとき、排気ガスの流量は、最も大きくなる。
次に、バタフライバルブ3の構造について説明する。
図3は、バタフライバルブ3の構造を示す図である。図3の(A)は、正面図であり、図3の(B)は、側面図である。
上述したように、バタフライバルブ3は、バルブプレート31とバルブシャフト32を組み合わせて構成されている。
バルブプレート31は、ステンレス鋼の板材から形成される。バルブプレート31の中央部分には、所定の間隔をあけて二つの貫通穴31a・31aが設けられている。一方で、バルブシャフト32は、ステンレス鋼の棒材から形成される。バルブシャフト32の両端部分には、外径が小さい回動軸部32a・32aが設けられている。また、バルブシャフト32の中央部分には、長手方向に沿って一本のスリット32bが設けられている。更に、スリット32bに対して垂直に交わるように、かつ所定の間隔をあけて二つのネジ穴32c・32cが設けられている。このため、バルブプレート31は、バルブシャフト32のスリット32bに差し込まれた状態で二つのネジ33・33によって固定される。
次に、ハウジング2のガス通路2Pについて詳しく説明する。
図4は、図1における矢印Xから見た図である。また、図5は、図1における矢印Yから見た図である。更に、図6は、図4及び図5におけるZ−Z断面を示す図である。そして、図7は、図6における領域Raと領域Rbを拡大した図である。図7の(A)は、領域Raの拡大図であり、図7の(B)は、領域Rbの拡大図である。
ガス通路2Pは、バタフライバルブ3よりも上流側の第一ガス通路21とバタフライバルブ3よりも下流側の第二ガス通路22で構成されている。第一ガス通路21は、その断面形状が略円形であり、ハウジング2の一方の端面から中途部まで設けられている。また、第二ガス通路22は、その断面形状が略円形であり、ハウジング2の他方の端面から中途部まで設けられている。そして、第一ガス通路21と第二ガス通路22は、互いの中心軸A1・A2がズレた状態でつながっている。具体的に説明すると、第一ガス通路21と第二ガス通路22は、互いの中心軸A1・A2がバタフライバルブ3の回動軸A3に対して垂直に交わる方向にズレた状態でつながっている。機能的に説明すると、第一ガス通路21と第二ガス通路22は、第一ガス通路21に対して第二ガス通路22が排気ガスの流れが偏っている方向にズレた状態でつながっている。また、第一ガス通路21と第二ガス通路22は、互いの内径が異なっている。具体的に説明すると、第一ガス通路21は、その内径が第二ガス通路22の内径よりも大きくなっている。換言すると、第二ガス通路22は、その内径が第一ガス通路21の内径よりも小さくなっている。
一方側段差部Saは、第一ガス通路21の内周面21bと第二ガス通路22の内周面22bのズレによって形成されている。一方側段差部Saは、バタフライバルブ3の回動軸A3に対して垂直に交わる方向の一方側に形成されている。本バルブアセンブリ1においては、バタフライバルブ3を全閉状態にすると、バタフライバルブ3を構成するバルブプレート31の前端側外縁が一方側段差部Saに当接する。なお、第二ガス通路22は、第一ガス通路21に対して一方側段差部Saから離間する方向に偏心している。機能的に説明すると、第二ガス通路22は、排気ガスの流れを表す流線が「粗」となる流域(一方側段差部Saの下流側近傍)から離間する方向に偏心している。
他方側段差部Sbも、第一ガス通路21の内周面21bと第二ガス通路22の内周面22bのズレによって形成されている。他方側段差部Sbは、バタフライバルブ3の回動軸A3に対して垂直に交わる方向の他方側に形成されている。本バルブアセンブリ1においては、バタフライバルブ3を全閉状態にすると、バタフライバルブ3を構成するバルブプレート31の後端側外縁が他方側段差部Sbに当接する。なお、第二ガス通路22は、第一ガス通路21に対して他方側段差部Sbに近接する方向に偏心している。機能的に説明すると、第二ガス通路22は、排気ガスの流れを表す流線が「密」となる流域(他方側段差部Sbの下流側近傍)に近接する方向に偏心している。
一方側段差部Saは、第二ガス通路22の前端面22aと第二ガス通路22の内周面22bを構成要素としている。また、本バルブアセンブリ1においては、第二ガス通路22の前端面22aと第二ガス通路22の内周面22bに対してそれぞれ鈍角をなす傾斜面22cが形成されている。つまり、前端面22aに対して90度よりも大きいα度、内周面22bに対して90度よりも大きいβ度でつながる傾斜面22cが形成されている。なお、一方側段差部Saの正面視形状は半円弧形状であるため、傾斜面22cも半円弧状に設けられている(図4参照)。更に、本バルブアセンブリ1においては、上記の傾斜面22cと第二ガス通路22の内周面22bに接する円弧面22dが形成されている。つまり、傾斜面22cと内周面22bの両方に接する半径rmmの円弧面22dが形成されている。なお、一方側段差部Saの正面視形状は半円弧形状であるため、円弧面22dも半円弧状に設けられている(図4参照)。
このような形状とすることで、排気ガスは、バタフライバルブ3を構成するバルブプレート31の前端側外縁と第一ガス通路21の内周面21bとの間に形成された隙間を通り、一方側段差部Saの傾斜面22cと円弧面22dによって滑らかに案内される。その後、排気ガスは、乱れることなく適宜に広がりながら、第二ガス通路22の内周面22bに沿って流れるのである(図8における矢印Fa参照)。また、排気ガスは、バタフライバルブ3を構成するバルブプレート31の後端側外縁と第二ガス通路22の内周面22bとの間に形成された隙間を通り、適宜に広がりながら、第二ガス通路22の内周面22bに沿って流れるのである(図8における矢印Fb参照)。
以上のように、本バルブアセンブリ1は、第一ガス通路21に対して一方側段差部Saから離間する方向(「他方側」と同じ方向)に第二ガス通路22が偏心されている。そして、一方側段差部Saを構成する第二ガス通路22の前端面22aと第二ガス通路22の内周面22bに対してそれぞれ鈍角をなす傾斜面22cが形成されている。更に、この傾斜面22cとこの内周面22bに接する円弧面22dが形成されている。
かかるバルブアセンブリ1によれば、バタフライバルブ3の前端側外縁(バルブプレート31の前端側外縁)と第一ガス通路21の内周面21bからなる隙間を通り抜けたガス(排気ガス)が、一方側段差部Saの傾斜面22cと円弧面22dによって滑らかに案内され、乱れることなく適宜に広がりながら第二ガス通路22の内周面22bに沿って流れることとなる。また、バタフライバルブ3の後端側外縁(バルブプレート31の後端側外縁)と第二ガス通路22の内周面22bからなる隙間を通り抜けたガス(排気ガス)も適宜に広がりながら第二ガス通路22の内周面22bに沿って流れることとなる。従って、バタフライバルブ3の下流側でガス(排気ガス)の流れが偏らずに均一となる。ひいては、バルブアセンブリ1の下流側にターボチャージャが配置されている場合において、このターボチャージャの性能を十分に発揮できる。また、バルブアセンブリ1の下流側にセンサが配置されている場合において、このセンサの性能を十分に発揮できる。
他方側段差部Sbは、第一ガス通路21の後端面21aと第一ガス通路21の内周面21bを構成要素としている。また、本バルブアセンブリ1においては、第一ガス通路21の後端面21aと第一ガス通路21の内周面21bに対してそれぞれ鈍角をなす傾斜面21cが形成されている。つまり、後端面21aに対して90度よりも大きいα度、内周面21bに対して90度よりも大きいβ度でつながる傾斜面21cが形成されている。なお、他方側段差部Sbの背面視形状は半円弧形状であるため、傾斜面21cも半円弧状に設けられている(図5参照)。更に、本バルブアセンブリ1においては、上記の傾斜面21cと第一ガス通路21の内周面21bに接する円弧面21dが形成されている。つまり、傾斜面21cと内周面21bの両方に接する半径rmmの円弧面21dが形成されている。なお、他方側段差部Sbの背面視形状は半円弧形状であるため、円弧面21dも半円弧状に設けられている(図5参照)。
このような形状とすることで、排気ガスは、バタフライバルブ3を構成するバルブプレート31の後端側外縁と第二ガス通路22の内周面22bとの間に形成された隙間を通り、乱れることなく適宜に広がりながら、第二ガス通路22の内周面22bに沿って流れるのである(図9における矢印Fb参照)。
以上のように、本バルブアセンブリ1は、他方側段差部Sbを構成する第一ガス通路21の前端面21aと第一ガス通路21の内周面21bに対してそれぞれ鈍角をなす傾斜面21cが形成されている。更に、この傾斜面21cとこの内周面21bに接する円弧面22dが形成されている。
かかるバルブアセンブリ1によれば、他方側段差部Sbの円弧面21cと傾斜面21dによって滑らかに案内されたガス(排気ガス)が、バタフライバルブ3の後端側外縁(バルブプレート31の後端側外縁)と第二ガス通路22の内周面22bからなる隙間を通り抜け、乱れることなく適宜に広がりながら第二ガス通路22の内周面22bに沿って流れることとなる。従って、バタフライバルブ3の下流側でガス(排気ガス)の流れが偏らずに均一となる。ひいては、バルブアセンブリ1の下流側にターボチャージャが配置されている場合において、このターボチャージャの性能を十分に発揮できる。また、バルブアセンブリ1の下流側にセンサが配置されている場合において、このセンサの性能を十分に発揮できる。
加えて、本バルブアセンブリ1においては、第一ガス通路21の上流側から下流側を見た場合、一方側段差部Saに形成された傾斜面22cと円弧面22dからなる部分の径方向寸法Dasがバタフライバルブ3の回動軸A3から離間するに伴って大きくなっている(図4及び図7の(A)参照)。このため、前端面22aの径方向寸法Dafが周方向で一定となっている(図4及び図7の(A)参照)。つまり、傾斜面22cと円弧面22dからなる部分の径方向寸法Dasがバタフライバルブ3の回動軸A3から離間するに伴って大きくなることにより、前端面22aの径方向寸法Dafが大きくならずに一定を保っているのである。
以上のように、本バルブアセンブリ1は、第一ガス通路21の上流側から下流側を見た場合、一方側段差部Saに形成された傾斜面22cと円弧面22dからなる部分の径方向寸法Dasがバタフライバルブ3の回動軸A3から離間するに伴って大きくなっている。
かかるバルブアセンブリ1によれば、バタフライバルブ3の回動軸A3から離間した部分においても前端面22aが広く形成されないので、ガス(排気ガス)が更に滑らかに案内されることとなる。従って、バタフライバルブ3の下流側でガス(排気ガス)の流れが偏らずに均一となる。ひいては、バルブアセンブリ1の下流側にターボチャージャが配置されている場合において、このターボチャージャの性能を十分に発揮できる。また、バルブアセンブリ1の下流側にセンサが配置されている場合において、このセンサの性能を十分に発揮できる。
更に加えて、本バルブアセンブリ1においては、第二ガス通路22の下流側から上流側を見た場合、他方側段差部Sbに形成された傾斜面21cと円弧面21dからなる部分の径方向寸法Dbsがバタフライバルブ3の回動軸A3から離間するに伴って大きくなっている(図5及び図7の(B)参照)。このため、後端面21aの径方向寸法Dbfが周方向で一定となっている(図5及び図7の(B)参照)。つまり、傾斜面21cと円弧面21dからなる部分の径方向寸法Dbsがバタフライバルブ3の回動軸A3から離間するに伴って大きくなることにより、後端面21aの径方向寸法Dbfが大きくならずに一定を保っているのである。
以上のように、本バルブアセンブリ1は、第二ガス通路22の下流側から上流側を見た場合、他方側段差部Sbに形成された傾斜面21cと円弧面21dからなる部分の径方向寸法Dbsがバタフライバルブ3の回動軸A3から離間するに伴って大きくなっている。
かかるバルブアセンブリ1によれば、バタフライバルブ3の回動軸A3から離間した部分においても後端面21aが広く形成されないので、ガス(排気ガス)が更に滑らかに案内されることとなる。従って、バタフライバルブ3の下流側でガス(排気ガス)の流れが偏らずに均一となる。ひいては、バルブアセンブリ1の下流側にターボチャージャが配置されている場合において、このターボチャージャの性能を十分に発揮できる。また、バルブアセンブリ1の下流側にセンサが配置されている場合において、このセンサの性能を十分に発揮できる。
本バルブアセンブリ1においては、これらの技術的思想を適用することにより、第一ガス通路21の断面積に対して第二ガス通路22の断面積を約80パーセントとしつつ、排気ガスの流量を約2パーセント増加することに成功している。また、圧力損失を低減することに成功している。
1 バルブアセンブリ
2 ハウジング
2P ガス通路
21 第一ガス通路
21a 後端面
21b 内周面
21c 傾斜面
21d 円弧面
22 第二ガス通路
22a 前端面
22b 内周面
22c 傾斜面
22d 円弧面
3 バタフライバルブ
31 バルブプレート
31a 貫通穴
32 バルブシャフト
32a 回動軸部
32b スリット
32c ネジ穴
33 ネジ
G 排気ガスの流動方向
A1 第一ガス通路の中心軸
A2 第二ガス通路の中心軸
A3 バタフライバルブの回動軸
Sa 一方側段差部
Sb 他方側段差部
Daf 前端面の径方向寸法
Dbf 後端面の径方向寸法
Das 傾斜面と円弧面からなる部分の径方向寸法
Dbs 傾斜面と円弧面からなる部分の径方向寸法

Claims (2)

  1. バタフライバルブと、
    前記バタフライバルブよりも上流側の第一ガス通路及び前記バタフライバルブよりも下流側の第二ガス通路が形成されたハウジングと、を備え、
    前記第一ガス通路の内周面と前記第二ガス通路の内周面のズレによって一方側段差部と他方側段差部が形成されており、
    前記バタフライバルブを全閉状態にすると、
    前記バタフライバルブの回動軸に対して垂直に交わる方向の一方側で前記バタフライバルブの前端側外縁が前記一方側段差部に当接し、
    前記バタフライバルブの回動軸に対して垂直に交わる方向の他方側で前記バタフライバルブの後端側外縁が前記他方側段差部に当接するバルブアセンブリにおいて、
    前記第一ガス通路に対して前記他方側へ前記第二ガス通路が偏心されるとともに、
    前記一方側段差部を構成する前記第二ガス通路の前端面と前記第二ガス通路の内周面に対してそれぞれ鈍角をなす傾斜面が形成され、
    更に当該傾斜面と前記第二ガス通路の内周面に接する円弧面が形成されている、ことを特徴とするバルブアセンブリ。
  2. 前記他方側段差部を構成する前記第一ガス通路の後端面と前記第一ガス通路の内周面に対してそれぞれ鈍角をなす傾斜面が形成され、
    更に当該傾斜面と前記第一ガス通路の内周面に接する円弧面が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のバルブアセンブリ。
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