JP6555690B2 - 散薬円盤集塵機構 - Google Patents

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Description

この発明は、散薬を回転式環状受部材に均等配分し更に分割して区分包装する回転配分式の散薬分包機に搭載される散薬円盤集塵機構に関し、詳しくは、回転式環状受部材の上面の残留散薬を吸い込んで除去する散薬円盤集塵機構に関する。
回転配分式の散薬分包機は(例えば特許文献1,2参照)、散薬を定量で又は量を変えながら少しずつ逐次供給する散薬フィーダと、この散薬フィーダから供給された散薬を回転しながら受けることにより散薬を散薬受部に均等分布させて保持する回転式環状受部材と、この回転式環状受部材の散薬受部から一包分ずつ分割して排出された散薬を分包紙等にて区分包装する包装装置とを備えている。
回転式環状受部材としては、多数の区画室すなわち分割マス体を環状に配列した散剤分割器や、環状の平坦な載置面を有するターンテーブル、さらにはR溝などと呼ばれる凹形弧状溝を環状にした環状受皿を有するターンテーブルが、用いられる。
そのような散薬分包機には、飛散や付着にて散薬が不所望に残留するのを防止・抑制するために、集塵機も付設されている。
集塵機は、概ね集塵機本体(集塵用負圧吸引源)と集塵ホース(集塵用管体部)と集塵ヘッド(集塵用吸気部)とで構成されており(例えば特許文献1参照)、残留散薬を吸い込む集塵ヘッドを手に持って清掃作業を行うベーシックなものの他、集塵ヘッドが包装装置に装着されているものや(例えば特許文献1参照)、集塵ヘッドが回転式環状受部材の散薬受部の上面を臨む所に配設されたものがある(例えば特許文献2参照)。
それらのうち最後に挙げた集塵機の要部が散薬円盤集塵機構であり、これは、回転式環状受部材の散薬受部の形状に吸引口の形状が適合している集塵ヘッドと、その駆動部材と、それらの支持部材とからなる。
特開2008−142205号公報 特開2011−011814号公報
このような従来の散薬円盤集塵機構では、集塵ヘッドが昇降可能になっており、散薬分配分割時には集塵ヘッドを上げて分配散薬を吸わない所まで回転式環状受部材から離し、残留散薬清掃時には集塵ヘッドを回転式環状受部材に軽く接触する所まで下げるようになっていた。そして、そのような可動式の集塵ヘッドに更なる可動部材の開閉弁を装備すると、構造が複雑になるうえ、吸い込んだ散薬が機構内で付着や詰まり易くなって、散薬円盤集塵機構の清掃や保守作業の負担が増すため、集塵ヘッドからの吸気を開閉状態の切り替えで実行/停止させる開閉弁を装備せず、その代わりに集塵ヘッドからの吸気を継続しながら集塵ヘッドを昇降させることで残留散薬清掃の停止/実行を切り替えていた。
しかしながら、残留散薬清掃時より時間の長い非清掃時にまでも吸気を継続するのは負圧吸引の無駄使いに繋がるとして、集塵ヘッドからの吸気実行を残留散薬清掃時に限定することへの要請が高まって来ている。特に、回転式環状受部材や散薬フィーダの組を複数装備した所謂ダブル円盤の散薬分包機にあっては、集塵ヘッドは各組毎に設けられるが、集塵ホースや集塵機本体は共用の一組に纏められることが多く、そうすると、回転式環状受部材に接近や接触して残留散薬を吸引している集塵ヘッドよりも、回転式環状受部材から離れて残留散薬吸引を停止している集塵ヘッドの方が、吸引抵抗が小さくて、吸気量が多いため、常時吸気のままでは負圧吸引の無駄が目につきやすい。
そこで、上述した開閉弁を導入して負圧吸引の無駄を減らすとともに、開閉弁を導入してもそれに係る清掃や保守作業の負担が少なくて済み更には構造も比較的簡素なままで済む散薬円盤集塵機構を実現することが技術的な課題となる。
本発明の散薬円盤集塵機構は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、散薬分包機に共に搭載される回転式環状受部材の散薬受部に吸引口の形状が適合している集塵ヘッドと、前記集塵ヘッドを昇降可能に保持するとともに前記集塵ヘッドの前記吸引口に繋がる吸気経路が形成されているヘッド支持部と、前記ヘッド支持部に装備されて前記集塵ヘッドの昇降駆動を行うヘッド駆動部とを備えた散薬円盤集塵機構において、前記ヘッド支持部に装備される手動操作部材であって前記集塵ヘッドを前記ヘッド支持部に対して着脱自在にする掛止部材と、前記ヘッド支持部の表面のうち前記集塵ヘッドの着脱部の内側に装備されて前記吸気経路を開閉する開閉弁と、前記ヘッド支持部に装備されて前記開閉弁の開閉駆動を行う弁駆動部とを設けたことを特徴とする。
また、本発明の散薬円盤集塵機構は(解決手段2)、上記解決手段1の散薬円盤集塵機構であって、前記ヘッド駆動部が、駆動源と、前記駆動源によって運動させられる原節およびこの運動を前記集塵ヘッドに伝達する従節とからなるヘッド駆動力伝達カム機構とを具備したものであり、前記弁駆動部が、前記駆動源によって運動させられる原節とこの運動を前記開閉弁に伝達する従節とからなる弁駆動力伝達カム機構を具備したものであることを特徴とする。
このような本発明の散薬円盤集塵機構にあっては(解決手段1)、ヘッド支持部に装備された掛止部材を手動操作することで簡便に集塵ヘッドをヘッド支持部から取り外せるようになったことから、集塵ヘッドを丸洗い等にて容易かつ十分に洗浄することができるので、集塵ヘッドに付着した散薬をしっかり落とすことができる。
また、開閉弁と弁駆動部とをヘッド支持部に装備してそこの吸気経路が開閉されるようにしたことにより、吸気を集塵の必要な時に限定できるので、負圧吸引の無駄が減る。しかも、開閉弁にて吸気経路が閉じられた後に集塵ヘッドの取り外しを行うことで、簡便かつ確実に、吸気経路からの散薬の舞い戻りを防止することができる。
さらに、開閉弁の装備位置をヘッド支持部の表面のうち集塵ヘッドの着脱部の内側にしたことにより、集塵ヘッドを取り外すと随伴して開閉弁が露出するので、開閉弁についても、拭き作業といった清掃を容易に行うことができる。
そのような清掃に加えて、修理・交換といった保守作業まで、集塵ヘッドについても開閉弁についても、容易に行うことができる。
したがって、この発明によれば、負圧吸引の無駄を減らせる開閉弁を導入してもそれに係る清掃や保守作業の負担が少なくて済む散薬円盤集塵機構を実現することができる。
また、本発明の散薬円盤集塵機構にあっては(解決手段2)、ヘッド駆動部と弁駆動部とが一つの駆動源を共用するとともに、その駆動力伝達機構についても原節を一体化可能なカム機構を採用したことにより、開閉弁の追加導入に伴って追加される弁駆動部が、弁駆動力伝達カム機構の従節およびその支持部に加えて弁駆動力伝達カム機構の原節だけといった小規模なもので足りる。
したがって、この発明によれば、負圧吸引の無駄を減らせる開閉弁を導入してもそれに係る清掃や保守作業の負担が少なくて済み更には構造も比較的簡素なままで済む散薬円盤集塵機構を実現することができる。
本発明の実施例1について、散薬円盤集塵機構の構造を示し、(a)がダブル円盤の散薬分包機に搭載された一対の散薬円盤集塵機構の模式図であり、(b)が集塵ヘッドを装着させた散薬円盤集塵機構の斜視図であり、(c)が集塵ヘッドを離脱させた散薬円盤集塵機構の斜視図、(d)が上下反転させた集塵ヘッドの斜視図である。 (a)〜(d)何れも散薬円盤集塵機構の斜視図である。 本発明の実施例2について、散薬円盤集塵機構の他の装備態様を示し、(a)が散薬円盤集塵機構を搭載したシングル円盤の散薬分包機の散薬分配分割機構の斜視図であり、(b)がそのうち散薬円盤集塵機構を装備した部分の拡大図である。
このような本発明の散薬円盤集塵機構について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜2により説明する。
図1〜2に示した実施例1は、上述した解決手段1〜2(出願当初の請求項1〜2)を総て具現化したものであり、図3に示した実施例2は、他の実装例である。
本発明の散薬円盤集塵機構の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が、一対の散薬円盤集塵機構345を具備した集塵機20であって所謂ダブル円盤の散薬分包機に搭載された集塵機の模式図であり、(b)が、集塵ヘッド30をヘッド支持部40に取り付けた散薬円盤集塵機構345の斜視図であり、(c)が、集塵ヘッド30をヘッド支持部40から取り外した散薬円盤集塵機構345の斜視図であり、(d)が上下反転にて裏側を見せた集塵ヘッド30の斜視図である。
本例の集塵機20は(図1(a)参照)、付設対象の散薬分包機の散薬分配分割ユニットが回転式環状受部材10を二つ左右に並べて装備していることに対応して、散薬円盤集塵機構345を二つ具えるとともに、一つずつを左右に向けてその先の回転式環状受部材10の散薬受部11に対する集塵作業を分担させるようになっている。また、集塵用負圧吸引源の集塵機本体22と、硬質や軟質の集塵ホース等からなり集塵機本体22から散薬円盤集塵機構345,345に至る吸気経路を形成する集塵用管体部21とは、一つずつ具えていて、一対の散薬円盤集塵機構345,345に共用させるようになっている。
散薬円盤集塵機構345は(図1(b)〜(d)参照)、集塵ヘッド30とヘッド支持部40と駆動部50とを具えたものであり、ヘッド支持部40の固定部である基枠41が図示しない散薬分配分割ユニットの棚板等に取り付けられて、散薬分包機に装備されるようになっている。また、ヘッド支持部40の可動部である回転箱体42に加えて駆動部50が基枠41等に装着されて、回転箱体42等が限定範囲内で回転運動させられるようになっている。さらに、集塵ヘッド30が回転箱体42に着脱しうるようになっている。
各部を詳述すると、集塵ヘッド30は、吸気経路形成部材の一つであって、吸気経路のうち回転式環状受部材10の散薬受部11に臨む先端部分を担うものなので、吸気経路の先端を閉じるとともにその手前部分を三方から囲うヘッド枠部33と、その三方の残り一方を囲うヘッド端板32とを具備していて(図1(b)〜(d)参照)、ヘッド枠部33と吸引口31との間にスリット状の吸引口31が形成されている(図1(d)参照)。
この吸引口31の形状は、散薬受部11の形状に適合している。具体的には、ヘッド端板32の縁部を回転式環状受部材10の散薬受部11に軽く接触させたときに、ヘッド枠部33と散薬受部11との間に小さな間隙が確保されて、散薬受部11の上面から残留散薬を吸引口31へ能率よく吸引することができるようになっている。
また、集塵ヘッド30は、基端部が吸気経路をヘッド支持部40に繋ぐために開口状態になっており、その基端部の外縁部に、ヘッド支持部40への着脱を担う上フック34と下フック35とを装備している(図1(c),(d)参照)。
ヘッド支持部40は(図1(b),(c)参照)、上述した基枠41に加え、この基枠41に図示しない軸受を介して装着されたほぼ水平な支軸45にて保持されて限定範囲内ではあるが双方向回転可能・揺動可能になっている回転箱体42と、駆動力が掛からないときに保持回転箱体42を所定側へ付勢して姿勢を静止・安定させる付勢バネ44とを具えている。中空の回転箱体42は、集塵ヘッド30と集塵用管体部21との間に介在して一連の吸気経路を形成するため、その表面のうち集塵ヘッド30の着脱部や更にはその内側のヘッド着脱部内側46に気密用のパッキンが貼付等にて装備されるとともに、ヘッド着脱部内側46の内側に開口が貫通形成されていて、集塵ヘッド30が取り付けられると吸気経路が回転箱体42の内部空間を介して集塵用管体部21から集塵ヘッド30の吸引口31まで繋がるようになっている。
また、回転箱体42には、上述した集塵ヘッド30の取り付け時に上フック34を引っ掛けるための掛止部材43と下フック35を引っ掛けるための掛止部材47とがヘッド着脱部内側46の上下に分かれて装備されており、そのうち掛止部材47が、弾性体の引っ掛け部と前後に揺動する摘まみ部とを具備していて、摘まみ部を指先で手前へ移動させた状態で引っ掛け部に上フック34を掛けてから摘まみ部を指先で後ろへ移動させることで容易に集塵ヘッド30を回転箱体42に取り付けることができ、その摘まみ部を指先で手前へ戻すことで容易に集塵ヘッド30を取り外すことができるので、集塵ヘッド30をヘッド支持部40に対して着脱自在にする手動操作部材となっている。
そして、そのような回転箱体42を具備したヘッド支持部40は、集塵ヘッド30を昇降可能に保持するとともに、吸引口31と集塵用管体部21との吸気経路を繋ぐものとなっている。
さらに、回転箱体42には、その表面のヘッド着脱部内側46のうち上述した開口の所に開閉弁48が付設されている。開閉弁48は、揺動させられて、ヘッド着脱部内側46の開口を開閉することで、ヘッド支持部40と集塵ヘッド30との吸気経路を開閉すなわち導通/遮断するようになっている。
駆動部50は、基枠41に装着されていて図示しないコントローラの制御に従って回転軸52を軸回転させる電動モータ51と、それら51,52を共通の駆動源とするヘッド駆動部および弁駆動部とを具備したものであり、そのうち弁駆動部(51,52,53,54)は、共用部材51,52に加えて専用の弁駆動力伝達カム機構(53,54)を具備していて、回転軸52の軸回転に応じて、回転箱体42を揺動させることで、集塵ヘッドを昇降させるようになっている。また、ヘッド駆動部(51,52,55,56)は、共用部材51,52に加えて専用のヘッド駆動力伝達カム機構(55,56)を具備していて、やはり回転軸52の軸回転に応じて、開閉弁48を揺動させることで、開閉弁48に回転箱体42の開口を開閉させるようになっている。
ヘッド駆動力伝達カム機構(55,56)は、回転軸52に取り付けられた偏心カム部材からなり電動モータ51によって運動させられる原節55と、回転箱体42に取り付けられた従節56とを具備していて、原節55の運動を従節56に伝達することにより、回転箱体42を揺動させ、ひいては集塵ヘッド30を昇降させるようになっている。
弁駆動力伝達カム機構(53,54)は、回転軸52に取り付けられた偏心カム部材からなり電動モータ51によって運動させられる原節53と、回転箱体42にリンクを介して取り付けられた従節54とを具備していて、原節53の運動を従節54に伝達することにより、回転箱体42に付設されている開閉弁48を揺動させるようになっている。
この実施例1の散薬円盤集塵機構345について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。
図1(a)は、左方の回転式環状受部材10の散薬受部11に対しては吸引除去にて集塵を行い、右方の回転式環状受部材10の散薬受部11に対しては集塵しないで散薬6を分配している状態を示している。
また、図1(b)は、ヘッド支持部40に集塵ヘッド30を取り付けた状態の散薬円盤集塵機構345を示し、図1(c)は、ヘッド支持部40から集塵ヘッド30を取り外した状態の散薬円盤集塵機構345を示している。
さらに、図2(a)〜(d)は、何れも散薬円盤集塵機構345の斜視図であり、集塵ヘッド30を上昇させた状態から下降させた状態までの遷移状態を示している。
散薬円盤集塵機構345を具備した集塵機20を使用するときには、使用に先立ってヘッド支持部40に集塵ヘッド30を取り付けておく(図1(a),(b)参照)。そうすると、回転式環状受部材10の散薬受部11に散薬6を分配したりその散薬6を分割したりする分包動作時に(図1(a)の右側部分を参照)、散薬円盤集塵機構345では、散薬6の分配などの妨げにならないよう、コントローラの制御に従って集塵ヘッド30が上昇させられる。そして、分包後(図1(a)の左側部分を参照)、コントローラの制御に従って、回転式環状受部材10が回転させられるとともに、散薬円盤集塵機構345では、集塵ヘッド30が下降させられて、回転式環状受部材10の散薬受部11の直上に集塵ヘッド30の吸引口31が位置するので、残留散薬が速やかに吸引除去される。
しかも、集塵ヘッド30の昇降に際して(図2参照)、集塵ヘッド30が最上位置まで昇ったときには(図2(a)参照)、開閉弁48が完全に閉じるので、残留散薬の吸引除去による回転式環状受部材10の清掃が不要な散薬円盤集塵機構345では(図1(a)の右側部分を参照)、集塵機本体22の吸気が全く消費されない。そして、集塵ヘッド30が最上位置から少し下降すると(図2(b)参照)、開閉弁48が開き始め、更に集塵ヘッド30が下降して最下位置に近づくと(図2(c)参照)、開閉弁48が十分に開き、集塵ヘッド30が最下位置に達して停止した状態でも(図2(d)参照)、開閉弁48の全開状態が維持される。そのため、集塵機本体22の吸気は、残留散薬の吸引除去にて回転式環状受部材10を清掃している散薬円盤集塵機構345に(図1(a)の左側部分を参照)、集中して供給されるので、無駄なく利用される。
それから、残留散薬の吸引除去を終えた散薬円盤集塵機構345を清掃するときには(図1(c)参照)、回転箱体42の掛止部材43の摘まみ部を指先で手前へ移動させると集塵ヘッド30の上フック34が掛止部材43から外れ、さらに集塵ヘッド30を持ち上げるとその下フック35も回転箱体42の掛止部材47から外れるので、集塵ヘッド30をヘッド支持部40から容易に取り外すことができる。
そうして取り外した集塵ヘッド30は丸洗い等にて綺麗にするとともに、露出した開閉弁48やヘッド着脱部内側46も拭き取り等にて綺麗する。綺麗になった集塵ヘッド30は、次の使用に備えて、逆順の操作でヘッド支持部40に装着する。
本発明の散薬円盤集塵機構の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図3は、散薬円盤集塵機構345の他の装備態様を示し、(a)が散薬円盤集塵機構345を一つだけ搭載したシングル円盤の散薬分包機の散薬分配分割機構の斜視図であり、(b)がそのうち散薬円盤集塵機構345の部分の拡大図である。
この場合、散薬円盤集塵機構345それ自体の構造等は上述した実施例1のものと同じであるが、単体装備なので、集塵用管体部21や集塵機本体22が独占的に使用されるようになっている。また、回転式環状受部材10の上方には切出ユニット12など多くのユニットが配設されているが、それらとともに散薬円盤集塵機構345も回転式環状受部材10の上方に配設されており、その上に透明カバー13が配設されている。
上記実施例では、散薬円盤集塵機構の吸引口形状を適合させる回転式環状受部材として、R円盤などと呼ばれ、凹形弧状溝を環状にした環状受皿を有するターンテーブルを図示したが、本発明の散薬円盤集塵機構の利用がそれに限定される訳ではない。
本発明の散薬円盤集塵機構は、他の形態の回転式環状受部材、例えば、分割マス体を環状に配列した散剤分割器や、環状の平坦な載置面を有するターンテーブル等にも、吸引口形状を適合させることが容易であり利用することができる。
6…散薬、10…回転式環状受部材、11…散薬受部、
12…切出ユニット(回転掻出式の切出分割装置)、13…透明カバー、
20…集塵機、
21…集塵用管体部(吸気経路形成部材)、22…集塵機本体(集塵用負圧吸引源)、
345…散薬円盤集塵機構、
30…集塵ヘッド、
31…吸引口、32…ヘッド端板(吸気経路形成部材)、
33…ヘッド枠部(吸気経路形成部材)、34…上フック、35…下フック、
40…ヘッド支持部、
41…基枠、42…回転箱体(吸気経路形成部材)、
43…掛止部材(手動操作部材)、44…付勢バネ、45…支軸、
46…ヘッド着脱部内側、47…掛止部材(固定部材)、48…開閉弁、
50…駆動部(ヘッド駆動部+弁駆動部)、
51…電動モータ(駆動源)、52…回転軸、
53…原節(弁駆動力伝達カム機構)、54…従節(弁駆動力伝達カム機構)、
55…原節(ヘッド駆動力伝達カム機構)、56…従節(ヘッド駆動力伝達カム機構)

Claims (2)

  1. 散薬分包機に共に搭載される回転式環状受部材の散薬受部に吸引口の形状が適合している集塵ヘッドと、前記集塵ヘッドを昇降可能に保持するとともに前記集塵ヘッドの前記吸引口に繋がる吸気経路が形成されているヘッド支持部と、前記ヘッド支持部に装備されて前記集塵ヘッドの昇降駆動を行うヘッド駆動部とを備えた散薬円盤集塵機構において、前記ヘッド支持部に装備される手動操作部材であって前記集塵ヘッドを前記ヘッド支持部に対して着脱自在にする掛止部材と、前記ヘッド支持部の表面のうち前記集塵ヘッドの着脱部の内側に装備されて前記吸気経路を開閉する開閉弁と、前記ヘッド支持部に装備されて前記開閉弁の開閉駆動を行う弁駆動部とを設けたことを特徴とする散薬円盤集塵機構。
  2. 前記ヘッド駆動部が、駆動源と、前記駆動源によって運動させられる原節およびこの運動を前記集塵ヘッドに伝達する従節とからなるヘッド駆動力伝達カム機構とを具備したものであり、前記弁駆動部が、前記駆動源によって運動させられる原節とこの運動を前記開閉弁に伝達する従節とからなる弁駆動力伝達カム機構を具備したものであることを特徴とする請求項1記載の散薬円盤集塵機構。
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