JP6554147B2 - 回収アスファルトの再生 - Google Patents
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Description
なわち、C15不飽和鎖を有するフェノール性化合物を主として含む(例えば、PCT国際公開WO第2010/077141号およびWO第2010/110651号を参照されたい)。かかる生成物は、Ventraco Chemie、B.V.から例えばRheoFalt(登録商標)HP−EMとして入手することができる。
「未使用結合剤」は、道路舗装向けにこれまで使用されていない結合剤である。
、分枝、環状、芳香族またはそれらの組合せとすることができる;この酸部分は飽和、不飽和またはそれらの組合せとすることができる。樹脂酸には、3つの縮合6炭素環の核を有するC19H29COOHの形態におけるモノカルボン酸が含まれ、数および位置が変化する二重結合を含む。脂肪酸は、ダイマー化脂肪酸混合物におけるような、重合形態のものとすることができる。エステル官能性再生剤のアルコール部分は、第一級、第二級または第三級であってよい;これはモノオール、ジオールまたはポリオールであってよい。アルコールはまた、トリエチレングリコールやポリエチレングリコールなどのポリエーテルに由来してもよい。フェノラートエステルもまた、適切である。
酸に富む画分がもたらされる。かかるダイマー酸は、エステル官能性再生剤の作製で使用するのに適している。
ための診断道具として使用されてきた;例えば、Asphalt Science and Technology、A.M.Usnami編、Marcel Dekker、Inc.、NY(1997)頁59〜101中のR.F.TurnerおよびJ.F.Branthaven、「DSC Studies of Asphalts and Asphalt Components」を参照されたい。
は、酸化アスファルト結合剤の量に対して0.1〜15重量%、より好ましくは、0.5〜10重量%、さらにより好ましくは、2〜8重量%、最も好ましくは、3〜6重量%で使用される。
とすることができる。RAP中に存在する結合剤の量に対してより高いもしくはより低いロジンエステルの量も、使用できる。一般に、1重量%未満の相対的量は、より低い程度までであっても、依然として再生効果をもたらすことができる。他方、10重量%を超える相対的量の使用は、このようなより高い量の使用が、再生を著しく増進させることはないにしても、最終のRAP含有アスファルト組成物の性能にマイナス効果を及ぼすことはない。
剤は、200mPa/s以下の粘度で混合するのに必要な温度を少なくとも5℃、好ましくは、少なくとも10℃低減する。200mPa/sの粘度に到達するのに高温が必要である場合、その工程は、あまりにも多くのエネルギーを消費するのでコスト効率が悪くなる恐れがある。したがって、混合するための妥当な粘度に到達するために必要な温度を少しでも低減することは貴重である。別の態様では、再生剤は、3000mPa/s以下の粘度で圧密するのに必要な温度を少なくとも5℃、好ましくは、少なくとも10℃低減する。3000mPa/sの粘度に到達するのに高温が必要である場合、その工程は、あまりにも多くのエネルギーを消費するのでコスト効率が悪くなる恐れがある。したがって、圧密するための妥当な粘度に到達するために必要な温度を少しでも低減することは貴重である。表10に示されるように、エステル官能性再生剤は、混合と圧密の両方に必要な最低温度を低減するのに有効である。
パート1:回収舗装アスファルト中のエステル官能性再生剤の評価:酸化結合剤におけるTg開始温度の低減
再生剤を用いてRAP結合剤を調製するための方法
RAPを18.1kg(40ポンド)袋で受け取る。材料を袋から取り出し、眼に見える水分が残らずなくなるまで空気乾燥させる。複数の針金ゲージを備えた篩台を利用して材料を異なる大きさ:大、中、微細に分ける。
に入れた後に、同じ溶媒ブレンドを一定水準まで添加する。材料を撹拌し、生成した溶媒/アスファルトミックスをデカンテーションする。この工程をやはり同じ目標まで反復する。
示差走査熱量測定分析を、以下の条件:試料重量:4〜6mgのRAP;試料容器:TA Inc.製標準アルミニウム皿および蓋(TA Inc.の部品番号900786.901および900779.901);装置のパージ:窒素、50mL/分を使用してThermal Analysis Inc.モデルQ2000装置で実施する。
善から推論される。したがって、疲労クラックの改善は、対照試料に比べてTg広がりを少なくとも5℃狭くすることに由来する場合がある。表1および2に報告した多数の試料は、やはりこの試験を満足し、より好ましいと考えられる。
上記のように調製した10重量%の再生剤A〜Gを含むRAP結合剤の試料を、動的せん断粘弾性測定(DSR)を使用して低、中、および高温性能を評価するために独立の実験室に提出した。試料Eを除いて試料はそれぞれ、再生剤によって顕著に軟化することが判明する。レオロジー特性を使用してRAPに富む熱いおよび暖かいミックスアスファルトで使用するための再生生成物を評価する。
Technologists、61(1992) 67)を使用することによって外挿する。CAモデルは、複素弾性率の周波数依存度をガラス弾性率(Gg)、クロスオーバー周波数(ωc)およびレオロジーインデックス(R)に関連づける。数学的関数の形は、
of Viscoelasticity(1971)Academic Press、New Yorkを参照されたい)を使用して貯蔵弾性率(G’(ω))を相互変換することによってG(t)マスター曲線を作成する。
低温特性を4mm板粘弾性測定法を用いて測定する。曲げビーム粘弾性測定計(BBR)によるm−値およびクリープ剛性(S(t))をSuiらが開発した相関関係(「A New Low−temperature Performance Grading Method using 4−mm Parallel Plates on a DSR」、Transportation Research Record 2207 (2011)43〜48.)によって評価する。
RTFO/PAV老化アスファルト結合剤の耐疲労クラック性は、通常、G*sinδ(疲労因子)を使用して評価する。G*は、結合剤の複素せん断弾性率を表し、δは、位相角を表す。G*は、剛性を近似し、δは、結合剤の粘弾性応答を近似する。結合剤購入規格では、通常、その因子が5MPa未満であることが必要である。因子は、疲労損傷に関係するエネルギー消散の評価基準であるとみなされる。疲労損傷に対する臨界温度範囲は、最高使用温度と最低使用温度の間の中間温度に近い。試験温度25℃が使用される。試験用試料A〜Gの結果は、表3にある。
高温機械特性はパラメーターG*/sinδによって評価される。この因子は、結合剤の耐わだち掘れ性の指標である。結合剤購入規格では、通常、この因子がRTFOの老化アスファルトについて2.2kPa超であることが必要である。試験試料の全てにおいて、G*/sinδは、再生剤の添加で顕著に減少する。
ロジンエステルHの調製
温度計、オーバーヘッド撹拌機、窒素パージライン、ディーン−スタークトラップ、冷却器、収集容器および試料採取口を取付けた1Lフラスコに、ロジンのペンタエリトリトールモノエステルとロジンのグリセロールモノエステルとの組合せ(酸価:107mgKOH/g、合計83.5g)を装入する。この2種のモノエステルを200℃に加熱する。4,4’−チオビス(2−t−ブチル−5−メチルフェノール)(0.1g)および酢
酸マグネシウム(0.2g)を、約3℃を超えて温度が低下しないことを確保するのに十分な遅い速度で添加する。次いで、約3℃を超えて温度が低下しないことを確保するのに十分な遅い速度でトリエチレングリコール(16.2g)を添加する。270〜280℃の間の温度まで1時間当り10〜15℃の速度で、温度を上昇させる。制御測定として酸価をチェックする。酸価仕様20mgKOH/gが満たされるまで反応を継続する。真空を適用して、軽質油、すなわちモノエステル化副生物を除去する。軽質油除去後ロジンエステルHが得られ、ロジンエステルHは40℃における最大粘度6000mPa.sを有する。
ロジンエステルJの調製
上述の装置に、トールオイルロジン(Arizona ChemicalからのSylvaros(登録商標)90、軟化点66℃、酸価171mgKOH/g、11.3g)を装入する。このロジンを160℃に加熱し、撹拌機が回転するのに十分なだけロジンが溶融すると、撹拌する。約3℃を超えて温度が低下しないことを確保するのに十分な遅い速度でフマル酸(5g)を添加する。次いで反応器温度を200℃まで上げ、この温度で反応器を3時間保持する。反応器を160℃まで冷却する。3℃を超えて温度が低下しないことを確保する速度でヨウ素(0.38g)を添加する。160℃で1時間温度を保持する。ペンタエリトリトール(5g)を添加し、250℃まで1時間当り10〜15℃の速度で、温度を上昇させる。反応器温度を250℃で4時間保持する。2時間後、温度は220℃まで低下し、トリエタノールアミン(1.22g)を添加する。220℃で1時間温度を保持する。生成物ロジンエステルJが、酸価120mgKOH/gおよび軟化点53℃を有するまで、反応を継続する。
ロジンエステルKの調製
通常の装置に、トールオイルロジン(Sylvaros(登録商標)90,95g)を装入する。反応器を180℃に加熱し、ロジンが十分に溶融して撹拌が可能になるまで加熱する。4,4’−チオビス(2−t−ブチル−5−メチルフェノール)(0.1g)および酢酸マグネシウム(0.13g)を、3℃を超えて温度が低下しないことを確保するのに十分な遅い速度で添加する。トリエチレングリコール(12.8g)およびジエチレングリコール(13.7g)を、3℃を超えて温度が低下しないことを確保するのに十分な遅い速度で添加する。反応器温度を約160℃で1時間保持し、次いで270〜280℃の間の温度まで1時間当り10〜15℃の速度で、温度を上昇させる。生成物であるロジンエステルKが、酸価<25mgKOH/gおよび60℃における最大粘度2000mPa.sを有するまで、反応を継続する。
ロジンエステルLの調製
通常の装置に、ロジンエステルJ(10.5g)、ロジンエステルK(8.4g)、およびトリエチレングリコールジベンゾアート(2.1g)を装入する。混合物を撹拌し、160℃まで加熱する。温度に達すると、混合物は2時間保持し、その後冷却する。最終ロジンエステルブレンドであるロジンエステルLは、酸価70mgKOH/gおよび60℃における粘度2500mPa.sを有する。
ー中に沈め、撹拌しながら水を1分当り5℃で加熱する。環を貫通して球が完全に落下するとき、水の温度を記録する。温度値は、環球式軟化点として報告される。
試験試料の調製
RAP由来の瀝青は、RAP(BAM Wegen、オランダから)をジクロロメタンで洗浄することによって調製される。抽出した瀝青は、ジクロロメタンの蒸発によって乾燥される。
測定および結果
環球式軟化点、ガラス転移温度およびレオロジープロファイルを測定するため、それぞれの瀝青組成物の試料を取る(表4、5および6)。
−ガス:窒素65mL/分、
−皿:蓋上に小孔を有する標準アルミニウム40μL皿、
−温度:1分当り10℃の速度で25.0℃〜−60.0℃、および1分当り10℃の速度で−60.0℃〜25.0℃。
率も改変する(表5および6を参照されたい)。
数種のエステル官能性再生剤、特にエチレングリコール(EG)モノメレート、トリメチロールプロパン(TMP)タラート、およびそれぞれ約5、25、40および55℃の環球式軟化点を有するArizona Chemicalの製品であるSylvatac(登録商標)ロジンエステルRE5、RE25、RE40およびRE55をさらに評価する。
き込みオーブン内の回転式コンベヤ上のガラス円筒中で結合剤を163℃で50分間加熱することが必要である。試験後に、質量損失を記録し、結合剤特性を測定する。
い)。酸化結合剤は、この特性では、未使用結合剤と劇的に異なっておらず、低温基準は、EGモノメラートまたはTMPタラートの1重量%で満足される(しかし、Sylvatac(登録商標)RE55による結果を参照されたい、これは、10重量%でもこのパラメーターを改善しない)。
る。使用する試験法は、AASHTO T−300である。
以下であり、これは、未使用結合剤を使用して得られた結果と一致する。したがって、再生剤を使用する場合、質量損失に対する有害な影響は存在しない。
本発明の具体的態様は以下のとおりである。
[1]
回収アスファルトと、エステル官能性再生剤とを含み、回収アスファルトが、骨材と酸化アスファルト結合剤とを含み、再生剤が、再生剤を含まない酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度に比較して酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも5℃低減するのに有効な量で存在するアスファルト組成物。
[2]
未使用結合剤と酸化アスファルト結合剤とを合わせた量に対して1〜99重量%の未使用結合剤をさらに含む、[1]に記載の組成物。
[3]
酸化アスファルト結合剤および再生剤を合わせた量に対して0.1〜15重量%の再生剤を含む、[1]に記載の組成物。
[4]
再生剤が、C1〜C18モノオール、ジオールもしくはトリオール、およびC8〜C20脂肪酸またはそのダイマー酸に由来する、[1]に記載の組成物。
[5]
再生剤が、酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも10℃低減するのに有効な量で存在する、[1]に記載の組成物。
[6]
再生剤が、再生剤を含まない場合のガラス転移温度の広がりに比較して酸化アスファルト結合剤のガラス転移温度の広がりを少なくとも5℃狭くするのに有効な量で存在する、[1]に記載の組成物。
[7]
再生剤が、トリメチロールプロパンタラート、エチレングリコールモノメラート、ネオペンチルグリコールモノメラート、2−エチルヘキシルモノメラートおよびグリセリンモノメラートからなる群から選択される、[1]に記載の組成物。
[8]
再生剤が、トールオイル脂肪酸、モノマー酸、ダイマー酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、リシノレイン酸、アゼライン酸、カプリル酸または安息香酸に由来するエステルである、[1]に記載の組成物。
[9]
(a)酸化アスファルト結合剤と、
(b)酸化アスファルト結合剤と再生剤を合わせた量に対して0.1〜15重量%のエステル官能性再生剤とを含み、
再生剤が、再生剤を含まない酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度に比較して酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも5℃低減するのに有効な量で存在する、回収アスファルトと一緒に使用するのに適した再生結合剤。
[10]
未使用結合剤と酸化アスファルト結合剤を合わせた量に対して1〜99重量%の未使用結合剤をさらに含む、[9]に記載の結合剤。
[11]
0.5〜10重量%の再生剤を含む、[9]に記載の結合剤。
[12]
再生剤が、C1〜C18モノオール、ジオールもしくはトリオールおよびC8〜C20脂肪酸またはそのダイマー酸に由来する、[9]に記載の結合剤。
[13]
回収アスファルトをエステル官能性再生剤と合わせるステップを含み、回収アスファルトが、骨材と酸化アスファルト結合剤とを含み、再生剤が、再生剤を含まない酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度に比較して酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも5℃低減するのに有効な量で使用される方法。
[14]
回収アスファルト、再生剤またはそれらの混合物が、未使用結合剤と酸化アスファルト結合剤とを合わせた量に対して1〜99重量%の未使用結合剤と組み合わされる、[13]に記載の方法。
[15]
回収アスファルト、再生剤またはそれらの混合物が、未使用結合剤と酸化アスファルト結合剤とを合わせた量に対して30〜70重量%の未使用結合剤と組み合わされる、[13]に記載の方法。
[16]
酸化アスファルト結合剤と再生剤を合わせた量に対して0.1〜15重量%の再生剤が使用される、[13]に記載の方法。
[17]
再生剤が、酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも10℃低減するのに有効な量で使用される、[13]に記載の方法。
[18]
再生剤が、酸化アスファルト結合剤のガラス転移温度の広がりを少なくとも5℃狭くするのに有効な量で使用される、[13]に記載の方法。
[19]
再生剤が、トリメチロールプロパンタラート、エチレングリコールモノメラート、ネオペンチルグリコールモノメラート、2−エチルヘキシルモノメラートおよびグリセリンモノメラートからなる群から選択される、[13]に記載の方法。
[20]
酸化アスファルト結合剤を含む結合剤組成物をエステル官能性再生剤と合わせるステップを含み、再生剤が、再生剤を含まない酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度に比較して酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも5℃低減するのに有効な量で使用される方法。
[21]
0.01〜10重量%のロジンエステルおよび少なくとも15重量%の回収アスファルトを含むアスファルト組成物であって、ロジンエステルが、トールオイルロジンまたはトールオイルと、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセロール、ペンタエリトリトールおよびそれらの混合物からなる群から選択されるポリオールとの反応生成物であるアスファルト組成物。
[22]
結合剤および/または骨材をさらに含む、[21]に記載の組成物。
[23]
回収アスファルトが、回収舗装アスファルトである、[21]に記載の組成物。
[24]
回収アスファルトを、0.01〜10重量%のトールオイルエステル、ロジンエステルまたはそれらの混合物と混合することによって再生するステップを含む方法。
[25]
ロジンエステルが、トールオイルロジンと、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセロール、ペンタエリトリトールおよびそれらの混合物からなる群から選択されるポリオールとの反応生成物である、[24]に記載の方法。
[26]
(a)酸化結合剤を含む少なくとも15重量%の回収アスファルトと、
(b)エステル官能性再生剤とを含み、
再生剤が、酸化結合剤と再生剤を合わせた量に対して1〜10重量%の範囲内の量で存在し、
再生剤および酸化結合剤が、60℃未満のEN1427による環球式軟化点と、20dmmを超えるEN1426による針入値とを有する再生結合剤を形成するアスファルト組成物。
[27]
追加の骨材および/または結合剤をさらに含む、[26]に記載の組成物。
[28]
再生剤が、トリメチロールプロパンタラート、エチレングリコールモノメラート、ネオペンチルグリコールモノメラート、2−エチルヘキシルモノメラートおよびグリセリンモノメラートからなる群から選択される、[26]に記載の組成物。
[29]
再生剤が、50℃未満のEN1427による環球式軟化点を有するロジンエステルを含む、[26]に記載の組成物。
[30]
再生剤が、ロジンエステル、ロジン酸またはそれらの混合物を含む、[26]に記載の組成物。
[31]
再生剤が、脂肪酸エステル、植物油、または石油フラックスオイルをさらに含む、[30]に記載の組成物。
[32]
再生結合剤が、ロジン酸、ロジンエステルまたはそれらの混合物を含まずに作製された類似の再生結合剤の温度感受性と比較して、低減された温度感受性を有する、[30]に記載の組成物。
[33]
再生剤が、200mPa・s以下の粘度で混合するのに必要な温度を少なくとも5℃低減する、[26]に記載の組成物。
[34]
再生剤が、3000mPa・s以下の粘度で圧密するのに必要な温度を少なくとも5℃低減する、[26]に記載の組成物。
[35]
(a)酸化結合剤と、
(b)エステル官能性再生剤とを含み、
再生剤が、酸化結合剤と再生剤を合わせた量に対して1〜10重量%の範囲内の量で存在し、
60℃未満のEN1427による環球式軟化点と、20dmmを超えるEN1426による針入値とを有する再生結合剤。
[36]
AASHTO T−300によって測定された場合、強制延性が、15℃〜25℃の範囲内の温度で1.0J/cm2である、[35]に記載の結合剤。
[37]
再生剤が、トリメチロールプロパンタラート、エチレングリコールモノメラート、ネオペンチルグリコールモノメラート、2−エチルヘキシルモノメラートおよびグリセリンモノメラートからなる群から選択される、[35]に記載の結合剤。
[38]
EN12607−1による回転薄膜オーブン試験による短期の老化、およびEN14769による圧力老化ベッセル試験による長期の老化を受けた場合に安定性を実際に示す、[35]に記載の結合剤。
[39]
[1]に記載のアスファルト組成物を含む舗装面。
[40]
[9]に記載の結合剤を含む舗装面。
[41]
[21]に記載のアスファルト組成物を含む舗装面。
[42]
[26]に記載のアスファルト組成物を含む舗装面。
[43]
[35]に記載の結合剤を含む舗装面。
Claims (24)
- 回収アスファルトと、エステル官能性再生剤とを含むアスファルト組成物であって、該回収アスファルトが、骨材と酸化アスファルト結合剤とを含み、該エステル官能性再生剤が、該酸化アスファルト結合剤および該エステル官能性再生剤を合わせた量に対して0.1〜15重量%の量で存在して、該エステル官能性再生剤を含まない該酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度に比較して該酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも5℃低減し、該エステル官能性再生剤が、ジオール及びトリオールからなる群から選ばれるアルコールに由来するエステルである、
前記アスファルト組成物。 - 該エステル官能性再生剤が、C8〜C20脂肪酸またはそのダイマー酸に由来する、請求項1に記載のアスファルト組成物。
- 該エステル官能性再生剤が、該酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも10℃低減する、請求項1に記載のアスファルト組成物。
- 該エステル官能性再生剤が、トールオイル脂肪酸、モノマー酸、ダイマー酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、リシノレイン酸、アゼライン酸、カプリル酸または安息香酸に由来するエステルである、請求項1に記載のアスファルト組成物。
- 回収アスファルトと一緒に使用するのに適した、再生された結合剤であって、
(a)酸化アスファルト結合剤と、
(b)エステル官能性再生剤、ここで該エステル官能性再生剤の量は該酸化アスファルト結合剤と該エステル官能性再生剤を合わせた量に対して0.1〜15重量%である、と
を含み、
該エステル官能性再生剤が、該エステル官能性再生剤を含まない該酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度に比較して該酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも5℃低減し、該エステル官能性再生剤が、ジオール及びトリオールからなる群から選ばれるアルコールに由来するエステルである、
前記再生された結合剤。 - 0.5〜10重量%の該エステル官能性再生剤を含む、請求項5に記載の再生された結合剤。
- 該エステル官能性再生剤が、C8〜C20脂肪酸またはそのダイマー酸に由来する、請求項5に記載の再生された結合剤。
- 回収アスファルトをエステル官能性再生剤と合わせるステップを含む方法であって、該回収アスファルトが、骨材と酸化アスファルト結合剤とを含み、該エステル官能性再生剤が、該酸化アスファルト結合剤および該エステル官能性再生剤を合わせた量に対して0.1〜15重量%の量で使用されて、該エステル官能性再生剤を含まない該酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度に比較して該酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも5℃低減し、該エステル官能性再生剤が、ジオール及びトリオールからなる群から選ばれるアルコールに由来するエステルである、
前記方法。 - 該エステル官能性再生剤が、該酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも10℃低減する、請求項8に記載の方法。
- 酸化アスファルト結合剤を含む結合剤組成物をエステル官能性再生剤と合わせるステップを含む方法であって、該エステル官能性再生剤が、該酸化アスファルト結合剤および該エステル官能性再生剤を合わせた量に対して0.1〜15重量%の量で使用されて、該エステル官能性再生剤を含まない該酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度に比較して該酸化アスファルト結合剤のガラス転移開始温度を少なくとも5℃低減し、該エステル官能性再生剤が、ジオール及びトリオールからなる群から選ばれるアルコールに由来するエステルである、
前記方法。 - 回収アスファルトを0.01〜10重量%のトールオイルエステル、ロジンエステルまたはそれらの混合物と混合することによって、該回収アスファルトを再生するステップを含む方法であって、該トールオイルエステル又は該ロジンエステルが、ジオール及びトリオールからなる群から選ばれるアルコールに由来するエステルである、
前記方法。 - アスファルト組成物であって、
(a)酸化結合剤を含む少なくとも15重量%の回収アスファルトと、
(b)エステル官能性再生剤とを含み、
該エステル官能性再生剤が、該酸化結合剤と該エステル官能性再生剤を合わせた量に対して1〜10重量%の範囲内の量で存在し、該エステル官能性再生剤が、ジオール及びトリオールからなる群から選ばれるアルコールに由来するエステルであり、
該エステル官能性再生剤および該酸化結合剤が、60℃未満のEN1427による環球式軟化点と、20dmmを超えるEN1426による針入値とを有する再生された結合剤を形成する、
前記アスファルト組成物。 - 追加の骨材および/または追加の結合剤をさらに含む、請求項12に記載のアスファルト組成物。
- 該エステル官能性再生剤が、50℃未満のEN1427による環球式軟化点を有するロジンエステルを含む、請求項12に記載のアスファルト組成物。
- 該エステル官能性再生剤が、ロジンエステル、ロジン酸またはそれらの混合物を含む、請求項12に記載のアスファルト組成物。
- 該エステル官能性再生剤が、脂肪酸エステル、植物油、または石油フラックスオイルをさらに含む、請求項15に記載のアスファルト組成物。
- 該エステル官能性再生剤が、200mPa・s以下の粘度で混合するのに必要な温度を少なくとも5℃低減する、請求項12に記載のアスファルト組成物。
- 該エステル官能性再生剤が、3000mPa・s以下の粘度で圧密するのに必要な温度を少なくとも5℃低減する、請求項12に記載のアスファルト組成物。
- 再生された結合剤であって、
(a)酸化結合剤と、
(b)エステル官能性再生剤とを含み、
該エステル官能性再生剤が、該酸化結合剤と該エステル官能性再生剤を合わせた量に対して1〜10重量%の範囲内の量で存在し、該エステル官能性再生剤が、ジオール及びトリオールからなる群から選ばれるアルコールに由来するエステルであり、
該再生された結合剤が、60℃未満のEN1427による環球式軟化点と、20dmmを超えるEN1426による針入値とを有する、
前記再生された結合剤。 - AASHTO T−300によって測定された場合、強制延性が、15℃〜25℃の範囲内の温度で1.0J/cm2である、請求項19に記載の再生された結合剤。
- 請求項1に記載のアスファルト組成物を含む舗装面。
- 請求項5に記載の再生された結合剤を含む舗装面。
- 請求項12に記載のアスファルト組成物を含む舗装面。
- 請求項19に記載の再生された結合剤を含む舗装面。
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