JP6553447B2 - ターボ機械 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機やポンプなどのターボ機械において、そのボルト締結に特徴を有するターボ機械に関するものである。
石油、ガス産業の発展に伴い、産業において扱うガスの大容量化や高圧化が必要となり、その結果としてガスを取り扱うターボ機械の高圧化や大径化が求められている。
ターボ機械の一例として、インペラやシャフトなどで構成されるロータ部が、ケーシングに回転自在に収納され、水平方向に設置される場合があるが、それらのケーシングの型式には、主に水平分割型とバレル型の2種類がある。水平分割型ケーシングは、ロータ軸と平行の方向である水平に分割された上下のケーシング間にインペラやシャフト等のロータ部を設置し、上下ケーシングのフランジをボルト締結することにより密閉する構造である。一方、バレル型ケーシングは、円筒ケーシングにインナーケーシング、および、ロータ部を軸方向へ挿入し、円筒ケーシングの両端のヘッドカバーをボルト締結することにより密閉する構造である。
水平分割型ケーシングにおいて、漏洩を防止するためにケーシングの封止部はボルトにより強固に締結される。代表的なボルト締結構造としては、植込みボルト構造や両ナットボルト構造が挙げられ、両ボルトナット構造の方が、ボルトによって締付けられる被締結物内のボルトによる圧縮場が拡大するため、すなわち締付けられて密着する範囲がより広く取れるのでケーシングの気密性向上には有利な構造である。
この両ナットボルト構造に関連する公知例として、特許文献1では蒸気タービン車室の水平継手フランジの合わせ面に、可撓性部材で密封された加圧室を形成し、加圧室に生じる流体の圧力により気密性を向上させながら両ボルトナットで締結している。また、特許文献2ではケーシング水平継手フランジ部に用いられる両ネジボルトと上ナットとした下ナットで締結する構造において、分解時などにおいてボルトが抜け落ちないようにフランジ部のボルト穴径を一部細くしている。
特開平10−306707号公報 実開昭56−139808号公報
水平分割型ケーシングの上フランジと下フランジとを上ナットおよび下ナットにより締結する両ナットボルト構造では、ケーシング内部のメンテナンスのため、上ケーシングを分解する際、上ナットを外した時に、下ケーシングからスタッドと下ナットが外れてしまう。そのためケーシングを再度組立てる際には、スタッドを下ケーシングに再設置する作業が必要になるという課題がある。
本発明は、水平分割型ケーシングの締結方法である両ナットボルト構造を有するターボ機械に関して、組立、分解時にスタッドが外れることによって発生する再設置作業の課題を解決するためになされたものであり、安価で、かつ、設置作業性が良好で、気密性も良好な両ナットボルト構造を有するターボ機械を提供することを目的とする。
本発明は、上ケーシングと下ケーシングとを含む水平分割型ケーシングを有し、前記上ケーシングに形成され、ボルト穴を有する上フランジ、および、前記下ケーシングに形成され、ボルト穴を有する下フランジを両ナットボルトで連結するターボ機械に関するものである。
そして、前記両ナットボルトは、上下に雄ねじ部を有し、ボルト部を形成するスタッドと、前記スタッドの上方に形成される雄ねじ部にかみあう雌ねじ部を有する上ナットと、
前記スタッドの下方に形成される雄ねじ部にかみあう雌ねじ部を有する下ナットと、を有する。
さらに前記下フランジには、前記下フランジに形成された前記ボルト穴の下端に、前記スタッドの下方に形成される雄ねじ部にかみあう雌ねじ部を有する。
また、前記スタッドの下方先端の前記雄ねじ部の一部に非ねじ部を、上下に第1雄ねじ部と第2雄ねじ部で挟むように設け、前記下フランジ内の前記雌ねじ部の上端部と前記スタッドの前記非ねじ部の上方の前記第2雄ねじ部の下端部が接触してもよい。さらに、前記上フランジと前記下フランジの接触面上の一部に非接触部を設けてもよい。
その他として、本発明のターボ機械は上ケーシングと下ケーシングとを含む水平分割型ケーシングを有し、前記上ケーシングに形成され、ボルト穴を有する上フランジ、および、前記下ケーシングに形成され、ボルト穴を有する下フランジをナットボルトで連結するものであって、 前記ナットボルトは、上下に雄ねじ部を有し、ボルト部を形成するスタッドと、前記スタッドの上方に形成される前記雄ねじ部にかみあう雌ねじ部を有する上ナットと、を有し、前記下フランジには、前記下フランジに形成された前記ボルト穴の下端に、前記スタッドの下方に形成される雄ねじ部にかみあう雌ねじ部を有するようにしてもよい。さらに、前記上フランジと前記下フランジの接触面上の一部に非接触部を設けてもよい。
さらにその他として、本発明のターボ機械は上ケーシングと下ケーシングとを含む水平分割型ケーシングを有し、前記上ケーシングに形成され、ボルト穴を有する上フランジ、および、前記下ケーシングに形成され、ボルト穴を有する下フランジをナットボルトで連結するものであって、 前記ナットボルトは、上下に雄ねじ部を有し、ボルト部を形成するスタッドと、前記スタッドの上方に形成される雄ねじ部にかみあう雌ねじ部を有する上ナットと、を有し、前記下フランジには、前記下フランジに形成された前記ボルト穴の下端に、前記スタッドの下方に形成される雄ねじ部にかみあう雌ねじ部を有するようにしてもよい。さらに、前記上フランジと前記下フランジの接触面上の一部に非接触部を設けてもよい。
本発明に係る両ナットボルト構造は、下フランジ内のボルト穴下端に設けた雌ねじ部により、上ナットを外した場合でも、スタッドが雌ねじ部に噛み合い、スタッドと下ナットの落下を防止することができる。すなわち、ケーシング内部のメンテナンス時などに、ケーシングを分解、再組立てする際、下ケーシングにスタッドを保持した状態で上ケーシングの取り外しができ、上ナットの付け外し作業のみで済むので、下ケーシングへのスタッドの再配置作業は不要となり時間と労力を省くことができる。また、スタッドに特別な機構を設ける必要が無いのでスタッドへの加工コストは生じない。本構造は、圧縮機、ポンプ、蒸気タービンなど、ボルト締結部を有するターボ機械に適用することができる。
本発明を適用したターボ機械の外観図である。 実施形態1に係る両ナットボルト構造の構成図で、図1のA−A断面である。 図2におけるb部の拡大図である。 実施形態2に係る両ナットボルト構造の構成図である。 図4におけるb部の拡大図である。 実施形態3に係る両ボルト構造の構成図である。 図6におけるb部の拡大図である。 実施形態4に係る両ナットボルト構造の構成図である。 図8におけるC−C方向からの矢視図である。
[実施形態1]
図1は、本発明の本発明を適用したターボ機械の外観図である。図2と図3は実施形態1に係わる両ボルトナット構造の構成図を示している。図2は図1のA−A断面図、図3は図2におけるb部の拡大図である。
図1に示すように、ケーシングは、水平方向に分割されており、上ケーシング101、下ケーシング102、および、ボルト締結部103で構成されている。前記上ケーシング101の周囲には水平方向に広がる上フランジ104が、また、前記下ケーシング102の周囲には水平方向に下フランジ105があり、上下のフランジをボルトで締結することにより、ケーシング内部の高圧ガスを封止している。下ケーシング102にはガスの吸込管120、ガスの吐出管121が設置されている。図示しないが、ケーシング内部には、水平方向に、インペラ、シャフトなどの圧縮機のロータ部が軸受設置部130に設置された軸受を介して設置されターボ機械のひとつである圧縮機10が構成される。
図2において、両ナットボルト構造100は、スタッド106、上ナット107、下ナット108、上フランジ104、下フランジ105、および、上フランジ104内のボルト穴109、下フランジ105内のボルト穴110と雌ねじ部111で構成されている。前記上フランジ104と前記下フランジ105は水平方向に設置されており、前記ボルト穴109と前記ボルト穴110は原則として垂直方向に空けられる。前記雌ねじ部111は下フランジ105の下端に設け、そのねじ山の数は、少なくとも1つ以上で下ナット108とスタッド106の締結に必要なねじ山数より少ない山数とする。
組立時の手順により本発明の機能を説明する。指定の場所に設置された下ケーシング102の下フランジ105のボルト穴110にスタッド106を挿入し、前記下フランジ105のボルト穴110の下端にある雌ねじ部111に下雄ねじ部113をねじ込み、前記下雄ねじ部113を下フランジ105の外部へ下ナット108との締結に必要な長さだけ突出させ、下ナット108を取り付ける。この時点で前記下ケーシング102にスタッド106を全数設置する。次に上ケーシング101をボルト穴109にスタッド106が入るように調整しながら、接触面112が接触するように設置する。そして、上ナット107をスタッド106に取り付け、下ナット108と締付状態を確認しながら適切な締付になるように調整しながら上ナット107と下ナット108を締付けて締結を完了する。締結時には図3に示すように、スタッド106は雌ねじ部111と下ナット108のねじ部で締結している。前記両ナットボルト構造100では、図3に示すようにスタッド106の下雄ねじ部113と、下フランジ105内の雌ねじ部111が噛み合っているため、上ナット107を外した場合でも、スタッド106と下ナット108は外れない。すなわち、本発明の両ナットボルト構造100では、ケーシング内部のメンテナンス時などに、ケーシングを分解、再組立てする際、下ケーシング102にスタッド106が設置された状態を保持できるため、上ナット107の付け外し作業のみで済み、ボルト締結部の設置作業性が向上する。特に、大径のボルトが使用される大型のケーシングにおいては、ボルトの重量が大きいため、ボルト締結部へのボルトの設置作業にクレーンを要することがあるが、下ケーシングにスタッドを保持できるので、クレーンの使用頻度を減らすことができ作業性の向上が図れる。また、スタッドに特別な落下防止用の構造を設ける必要が無く、スタッド加工コストが発生しない。
図2及び図3においてはケーシングを分解する際に上ケーシングを外す構造について示したが、ケーシングを分解する際に、上ケーシング101側を取り外すのではなく、下ケーシング102側を取り外す構造にすることがある。下ケーシングを取りはずす構造の場合は、前記雌ねじ部111に対応する雌ねじ部を上フランジ104の上端に設けてもよい。この場合、分解のために下ナットを外したときには、スタッドは上ケーシングのボルト穴に設けられた雌ねじ部で支持されて上ケーシングに保持される。組立時には上ケーシングに保持されたスタッドを下ケーシングのボルト穴に挿入させて、設置して、下ナットで締結するので、スタッドの再配置は不要である。
[実施形態2]
図4及び図5は、本発明の実施形態2に係る両ナットボルト構造の構成図を示している。図4は両ボルトナット構造400全体を示し、図5は図4におけるb部の拡大図である。両ナットボルト構造400のうち、既に説明した図2の両ナットボルト構造100と同一の構成、機能を有する部分に関しては、説明を省略する。
両ナットボルト構造400は、両ナットボルト構造100に対して、スタッド401の下雄ねじ部402内に非ねじ部403を追加した構造であり、スタッドを垂直にして側面から見たときにスタッド401の下端側に第1雄ねじ部404を設置し、その上方に非ねじ部403を設置し、さらにその上方に第2雄ねじ部405を設置した構成としている。前記非ねじ部403の長さは、下フランジ416下部の雌ねじ部406よりも長くする。また前記非ねじ部403の直径は、前記第1雄ねじ部404及び前記第2雄ねじ部405の外径より小さい。
非ねじ部403を設けることで、スタッド401を前記下フランジ416内に設置する際、下雄ねじ部402の第1雄ねじ部404が雌ねじ部406にねじ込まれて通り抜けた後、非ねじ部403が雌ねじ部406に接触することなく、下雄ねじ部402の第2雄ねじ部405の下端部が雌ねじ部406の上端部に接触する。すなわち、第1雄ねじ部404が雌ねじ部406を通り抜けた後に、スタッド401の自重で第2雄ねじ部405が雌ねじ部406に自動的に接触することで、スタッド401の落下を防止する。雌ねじ部406と第2雄ねじ部405の接触する位置は常に一定であるので、スタッド401と下フランジ416との相対的位置を常に一定に決めることができる。その時点でスタッド401の第1雄ねじ部404は、下フランジ416より突出した状態で保持することができ、上ケーシング101を外してもスタッド401は下ケーシング102の下フランジ416に保持されるので、スタッド401の再配置は不要となる。また、この第1雄ねじ部404のケーシングからの突き出し量は一定であり、前記第1雄ねじ部404に下ナット407を組み付けて上フランジ415と下フランジ416とを締結する。また、非ねじ部403の存在により、第1雄ねじ部404と雌ねじ部406の噛み合いが生じないため、雌ねじ部406の噛み合い部の強度上の問題が生じない。
[実施形態3]
図6及び図7は、本発明の実施形態3に係る両ボルト構造の構成図を示している。図6は両ボルトナット構造500全体を示し、図7は図6におけるb部の拡大図である。両ボルト構造500のうち、既に説明した図2の両ナットボルト構造100と同一の構成、機能を有する部分に関しては、説明を省略する。両ボルト構造500は、両ナットボルト構造100における雌ねじ部111の長さをボルト締結に必要なねじ山を確保した長さとした雌ねじ部503とし、下ナット108を省略した構成である。両ボルト構造500では、スタッド501と雌ねじ部502を噛み合わせており、雌ねじ部502の長さは、噛み合い部で強度上必要なねじ山数となるように決定される。
本実施形態では、雌ねじ部502を下フランジ503内の下端に下フランジ503の下端部近くまでの長さで設けることで、両ナットボルト構造と同等の締付け効果を得ることができ、スタッド501は下フランジ503に保持することができ、上ケーシング101を外しても、スタッド501は下ケーシング102の下フランジ503に保持されるのでスタッド501の再配置は不要になる。また、下ナットが不要となるため、その材料、製作、作業コストなどの削減にも繋がる。なお、下フランジ503内の雌ねじ部502の最下端は、下フランジ下端を貫通させてもよいし、位置決め用として、ボルト径よりも小さい下穴を残すか、貫通させなくてもよい。
[実施形態4]
図8及び図9は、本発明の実施形態4に係る両ナットボルト構造300の構成図を示している。図8は両ボルトナット構造300全体を示し、図9は図8における下フランジ303のC−C矢視図である。両ナットボルト構造300のうち、既に説明した図2の両ナットボルト構造100と同一の構成、機能を有する部分に関しては、説明を省略する。両ナットボルト構造300は、両ナットボルト構造100に対して、非接触部301を追加した構成としている。
図8及び図9には、非接触部301として、上フランジ302と下フランジ303の接触部304の一部に前記ボルト穴309と310の中心と同軸に円形で凹形状部となるように接触面304よりも低くなる段差を設けた例を示す。非接触部301を設けることで、接触部304の接触面積が低減するため、ボルト軸力により接触部304に発生する単位面積当たりの力である面圧が増加して気密性を向上させる効果がある。ボルト1本当たりの気密性を向上させることで、ケーシング全体として締結に必要なボルト本数を低減することが可能となり、ボルトのコストの低減、ボルト穴の減少によるボルト締結部製作、作業コストなどの削減の経済的な効果がある。なお、非接触部304の形状は、円形に限らず、さらに非接触部の304の配置位置は、スタッド305の軸を中心とした周方向に対して、対称でも非対称でもよい。また、非接触部304のフランジ内の深さdはフランジの強度に問題のない範囲で任意であり、さらに非接触部304を上フランジ302側に設けてもよい。また図8では図2で示した実施形態1に対して非接触部を設けたが、他の実施形態2及び実施形態3にも同様に適用することができる。
上記で示した各実施形態とすることにより、ケーシングの気密性向上に効果的な両ナットボルト構造に関して、コストを低減し、設置作業性を向上させることができる。気密性を向上させることで、締結に必要なボルト本数を低減することも可能となり、ボルト締結部の材料、製作、作業コストなどの削減にも繋がる。
10…圧縮機、100,300,400…両ナットボルト構造、500…両ボルト構造、101…上ケーシング、102…下ケーシング、103…ボルト締結部、104,302,415,508…上フランジ、105,303,416,503…下フランジ、106,305,401,501…スタッド、107,307,408,509…上ナット、108,308,407…下ナット、109,309,409,510…上フランジ内ボルト穴、110,310,410,511…下フランジ内ボルト穴、111,311,406,502…雌ねじ部、301…非接触部、112,304,417,512…接触部、113,402,501…下雄ねじ部、403…非ねじ部、404…第1雄ねじ部、405…第2雄ねじ部

Claims (3)

  1. 上ケーシングと下ケーシングとを含む水平分割型ケーシングを有し、
    前記上ケーシングに形成され、ボルト穴を有する上フランジ、および、前記下ケーシングに形成され、ボルト穴を有する下フランジを、両ナットボルトで連結するターボ機械であって、
    前記両ナットボルトは、
    上下に雄ねじ部を有し、ボルト部を形成するスタッドと、
    前記スタッドの上方に形成される雄ねじ部にかみあう雌ねじ部を有する上ナットと、
    前記スタッドの下方に形成される雄ねじ部にかみあう雌ねじ部を有する下ナットと、を有し、
    前記下フランジには、
    前記下フランジに形成された前記ボルト穴の下端に、
    前記スタッドの下方に形成される雄ねじ部にかみあう雌ねじ部を有し、
    前記スタッドの下方先端の前記雄ねじ部の一部に非ねじ部を、上下に第1雄ねじ部と第2雄ねじ部で挟むように設け、前記下フランジ内の前記雌ねじ部の上端部と前記スタッドの前記非ねじ部の上方の前記第2雄ねじ部の下端部が接触していることを特徴とするターボ機械。
  2. 請求項1において、
    前記上フランジと前記下フランジの接触面上の一部に非接触部を設けたことを特徴とするターボ機械。
  3. 請求項2において、
    前記非接触部の形状が、前記スタッドの軸を中心に周方向に対称であることを特徴とするターボ機械。
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