JP6550734B2 - 頭部装着型表示装置、頭部装着型表示装置の制御方法、および、コンピュータープログラム - Google Patents

頭部装着型表示装置、頭部装着型表示装置の制御方法、および、コンピュータープログラム Download PDF

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Description

本発明は、頭部装着型表示装置の技術に関する。
頭部に装着する表示装置である頭部装着型表示装置(ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display)、HMD)が知られている。頭部装着型表示装置は、例えば、液晶ディスプレイおよび光源を利用して画像光を生成し、生成された画像光を投写光学系や導光板を利用して使用者の眼に導くことにより、使用者に虚像を視認させる。頭部装着型表示装置には、使用者が虚像に加えて外景も視認可能な透過型と、使用者が外景を視認できない非透過型と、の2つのタイプがある。透過型の頭部装着型表示装置には、光学透過型とビデオ透過型とがある。
特許文献1には、表示装置に表示している画像を見ている使用者の眼の網膜の状態を検出し、検出した網膜の状態に基づいて使用者が表示画像の内の見ている領域を特定し、使用者が見ている領域以外の領域をぼやかす技術が開示されている。特許文献2には、左眼用の表示画像と右眼用と表示画像とを異ならせることで2次元画像を使用者に立体的に視認させる画像処理装置において、立体的な画像を視認させているときの使用者の輻輳角と、立体的な画像とは異なる2次元の画像の表示面を視認したときの使用者の輻輳角と、の差である視差角が一定以上にならないように制御する技術が開示されている。また、特許文献3には、右眼用の表示画像と左眼用の表示画像を表示できる表示装置において、使用者が視認している表示画像の輻輳角に合わせた輻輳角を形成するように字幕等の文字画像を表示させる技術が開示されている。
特開2006−195084号公報 特開2011−205195号公報 特開2012−13940号公報
特許文献2に記載されているように、使用者の輻輳角を大きく変化させると、使用者に疲労感を感じさせてしまうという課題があった。しかし、特許文献1から特許文献3に記載された技術では、表示画像を視認する使用者が視線方向等の変更に伴う表示画像の表示態様については考慮されておらず、立体的に表示画像を使用者に視認させる方法について改善の余地があった。そのほか、従来の表示装置の技術分野においては、その小型化や、製造の容易化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
[形態1]
透過型の頭部装着型表示装置であって、
外景における特定の地点までの距離を測定する距離測定部と、
前記外景を透過可能であり、画像を表示する画像表示部と、
測定された距離に立体的に画像が表示されるように前記画像表示部を制御し、測定された距離が変化した場合に、測定された距離が変化するのに要した時間よりも長い時間をかけて、変化前に測定された距離に立体的に表示させた画像を、変化後に測定された距離に立体的に表示させる画像として設定する画像設定部と、を備え、
前記距離測定部は、前記外景を撮像する外景撮像部を有し、
前記画像設定部は、
前記外景撮像部が撮像した撮像画像の中心までの距離の変化が所定の未満の場合に、前記画像表示部に画像を立体的に表示させる距離を変更することなく、
測定された距離の変化が前記所定の以上変化した場合に、変化するまでの時間が第1の閾値以上だった場合において
前記測定された距離の変化が前記所定の値以上変化してから第2の閾値以上の時間が経過していない場合には、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を、変化前に測定された距離に固定し、
前記測定された距離の変化が前記所定の以上変化してから前記第2の閾値以上の時間が経過した場合には、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を、変化後の測定された距離に設定する、頭部装着型表示装置。
この形態の頭部装着型表示装置によれば、使用者が視認している外景の中の特定の位置まで距離が変化しても、瞬時に、変化後の距離に応じて画像が立体的に表示されることがなく、使用者が視線を変化させた場合の使用者の疲労感を抑制できる。また、使用者の視線の変化前後で使用者が視認する立体的な画像の変化の違和感を軽減できる。また形態の頭部装着型表示装置によれば、使用者が視認している外景の中の特定の位置までの距離の変化量が少ない場合には、立体的な画像を表示する使用者からの距離を変化させないため、立体的な画像が細かく変化することで生じる画像のちらつき等を軽減できる。またこの形態の頭部装着型表示装置によれば、第1の閾値以上の時間、使用者が瞬間的に見ている位置を変えた場合などに、追従して立体的に表示される画像の位置までの距離が変更されないため、使用者の疲労感や違和感を軽減できる。
(1)本発明の一形態によれば、透過型の頭部装着型表示装置が提供される。この頭部装着型表示装置は;外景における特定の地点までの距離を測定する距離測定部と;前記外景を透過可能であり、画像を表示する画像表示部と;測定された距離に立体的に画像が表示されるように前記画像表示部を制御し、測定された距離が変化した場合に、測定された距離が変化するのに要した時間よりも長い時間をかけて、変化前に測定された距離に立体的に表示させた画像を、変化後に測定された距離に立体的に表示させる画像として設定する画像設定部と、を備える。この形態の頭部装着型表示装置によれば、使用者が視認している外景の中の特定の位置まで距離が変化しても、瞬時に、変化後の距離に応じて画像が立体的に表示されることがなく、使用者が視線を変化させた場合の使用者の疲労感を抑制できる。また、使用者の視線の変化前後で使用者が視認する立体的な画像の変化の違和感を軽減できる。
(2)上記形態の頭部装着型表示装置において、前記距離測定部は、前記外景を撮像する外景撮像部を有し、撮像した撮像画像の中心を前記特定の地点として設定してもよい。この形態の頭部装着型表示装置によれば、使用者の眼球の状態等の複雑なデータ処理を行なわなくても、使用者の視認している特定の位置が簡便に推定できる。
(3)上記形態の頭部装着型表示装置において、前記画像設定部は、前記撮像画像の中心までの距離の変化が所定の距離未満の場合に、前記画像表示部に画像を立体的に表示させる距離を変更しなくてもよい。この形態の頭部装着型表示装置によれば、使用者が視認している外景の中の特定の位置までの距離の変化量が少ない場合には、立体的な画像を表示する使用者からの距離を変化させないため、立体的な画像が細かく変化することで生じる画像のちらつき等を軽減できる。
(4)上記形態の頭部装着型表示装置において、前記画像設定部は、測定された距離が前記所定の距離以上変化した場合に、変化するまでの時間が第1の閾値以上だった場合には、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を、変化前に測定された距離に固定し、測定された距離が前記所定の距離以上変化してから第2の閾値以上の時間が経過した場合には、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を、変化後の測定された距離に設定してもよい。この形態の頭部装着型表示装置によれば、第1の閾値以上の時間、使用者が瞬間的に見ている位置を変えた場合などに、追従して立体的に表示される画像の位置までの距離が変更されないため、使用者の疲労感や違和感を軽減できる。
(5)上記形態の頭部装着型表示装置において、前記距離測定部は、前記外景の撮像画像の中から特定の対象の画像を抽出し、抽出した前記特定の対象までの距離を前記特定の地点までの距離として特定し;前記画像設定部は、抽出された前記特定の対象の画像に応じて、前記画像表示部に立体的に表示させる画像を設定してもよい。この形態の頭部装着型表示装置によれば、撮像画像における特定の対象の移動に応じて、画像表示部に立体的に表示させる画像が設定されるため、特定の対象と表示画像とをより強く対応付けて使用者に認識させることができ、使用者の利便性が向上する。
(6)上記形態の頭部装着型表示装置において、前記距離測定部は、使用者の眼を撮像する眼撮像部を有し、撮像した眼の撮像画像に基づいて、前記特定の地点までの距離を測定してもよい。この形態の頭部装着型表示装置によれば、特定の地点までの距離に加えて、使用者の視線方向も特定されるため、画像を立体的に表示させる位置などの自由度が広がり、使用者の使い勝手が向上する。
(7)上記形態の頭部装着型表示装置において、前記画像設定部は、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を変化させる場合に、単位時間当たりの距離の変化の速さを単調増加となるように設定してもよい。この形態の頭部装着型表示装置によれば、表示される位置までの距離が変化する立体的な画像を視認する使用者の疲労感や違和感をより軽減できる。
(8)上記形態の頭部装着型表示装置において、前記画像設定部は、前記画像表示部に立体的に表示させる画像に対して、右眼用画像と前記右眼用画像と異なる左眼用画像とに輻輳角を設定することで、前記画像表示部に表示させる画像を測定された距離の位置に立体的に表示させてもよい。この形態の頭部装着型表示装置によれば、所定の輻輳角を形成するように右光学像表示部26,28に表示される画像のそれぞれの画素の位置を変えることで、簡便に画像を使用者に立体的に視認させることができる。
(9)上記形態の頭部装着型表示装置において、前記画像設定部は、測定された距離が変化した場合の前記輻輳角が所定の角度以上の場合に、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を変更してもよい。この形態の頭部装着型表示装置によれば、使用者が視認している外景の中の特定の位置までの距離の変化量が少ない場合には、立体的な画像を表示する使用者からの距離を変化させないため、立体的な画像が細かく変化することで生じる画像のちらつき等を軽減できる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部または全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部または全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行なうことが可能である。また、上述の課題の一部または全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部または全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部または全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部または全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態は、距離測定部と、画像表示部と、画像設定部と、3つの要素の内の一つまたは二つ以上を備えた装置として実現可能である。すなわち、この装置は、距離測定部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、装置は、画像表示部を有していてもよく、有していなくてもよい。また、装置は、画像設定部を有していてもよく、有していなくてもよい。距離測定部は、例えば、外景における特定の地点までの距離を測定してもよい。画像表示部は、例えば、前記外景を透過可能であり、画像を表示してもよい。表示設定部は、例えば、測定された距離に立体的に画像が表示されるように前記画像表示部を制御し、測定された距離が変化した場合に、測定された距離が変化するのに要した時間よりも長い時間をかけて、変化前に測定された距離に立体的に表示させた画像を、変化後に測定された距離に立体的に表示させる画像まで変更させてもよい。こうした装置は、例えば、頭部装着型表示装置として実現できるが、頭部装着型表示装置以外の他の装置としても実現可能である。このような形態によれば、装置の操作性の向上および簡易化、装置の一体化や、装置を使用する使用者の利便性の向上、等の種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。前述した頭部装着型表示装置の各形態の技術的特徴の一部または全部は、いずれもこの装置に適用することが可能である。
本発明は、頭部装着型表示装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、頭部装着型表示装置の制御方法、頭部装着型表示装置を有する情報システム、頭部装着型表示装置の制御方法および情報システムを実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体、および、そのコンピュータープログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号等の形態で実現できる。
頭部装着型表示装置(HMD)の外観構成を示す説明図である。 HMDの構成を機能的に示すブロック図である。 変化前の輻輳角から変化後の輻輳角に変化するまでの時間と輻輳角との関係を示す説明図である。 画像光生成部によって画像光が射出される様子を示す説明図である。 関連対象に対応付けて3D画像を表示する表示画像設定処理のフローチャートである。 関連対象に対応付けて3D画像を表示する表示画像設定処理のフローチャートである。 関連対象に対応付けられた3D画像が表示されたときに使用者が視認する視野を示す説明図である。 関連対象に対応付けられた3D画像が変化した後に使用者が視認する視野を示す説明図である。 変形例におけるHMDの構成を機能的に示すブロック図である。 変形例における変化前の輻輳角から変化後の輻輳角に変化するまでの時間と輻輳角との関係を示す説明図である。 変形例における変化前の輻輳角から変化後の輻輳角に変化するまでの時間と輻輳角との関係を示す説明図である。 変形例におけるHMDの外観構成を示す説明図である。
A.実施形態:
A−1.頭部装着型表示装置の構成:
図1は、頭部装着型表示装置100(HMD100)の外観構成を示す説明図である。HMD100は、頭部に装着する表示装置であり、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、HMD)とも呼ばれる。本実施形態のHMD100は、使用者が虚像を視認すると同時に外景も直接視認可能な光学透過型の頭部装着型表示装置である。なお、本明細書では、HMD100によって使用者が視認する虚像を便宜的に「表示画像」ともいう。
HMD100は、使用者の頭部に装着された状態において使用者に虚像を視認させる画像表示部20と、画像表示部20を制御する制御部10(コントローラー10)と、を備えている。
画像表示部20は、使用者の頭部に装着される装着体であり、本実施形態では眼鏡形状を有している。画像表示部20は、右保持部21と、右表示駆動部22と、左保持部23と、左表示駆動部24と、右光学像表示部26と、左光学像表示部28と、カメラ61と、を含んでいる。右光学像表示部26および左光学像表示部28は、それぞれ、使用者が画像表示部20を装着した際に使用者の右および左の眼前に位置するように配置されている。右光学像表示部26の一端と左光学像表示部28の一端とは、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の眉間に対応する位置で、互いに接続されている。
右保持部21は、右光学像表示部26の他端である端部ERから、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の側頭部に対応する位置にかけて、延伸して設けられた部材である。同様に、左保持部23は、左光学像表示部28の他端である端部ELから、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の側頭部に対応する位置にかけて、延伸して設けられた部材である。右保持部21および左保持部23は、眼鏡のテンプル(つる)のようにして、使用者の頭部に画像表示部20を保持する。
右表示駆動部22と左表示駆動部24とは、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の頭部に対向する側に配置されている。なお、以降では、右保持部21および左保持部23を総称して単に「保持部」とも呼び、右表示駆動部22および左表示駆動部24を総称して単に「表示駆動部」とも呼び、右光学像表示部26および左光学像表示部28を総称して単に「光学像表示部」とも呼ぶ。
表示駆動部22,24は、液晶ディスプレイ241,242(Liquid Crystal Display、以下「LCD241,242」とも呼ぶ)や投写光学系251,252等を含む(図2参照)。表示駆動部22,24の構成の詳細は後述する。光学部材としての光学像表示部26,28は、導光板261,262(図2参照)と調光板とを含んでいる。導光板261,262は、光透過性の樹脂材料等によって形成され、表示駆動部22,24から出力された画像光を使用者の眼に導く。調光板は、薄板状の光学素子であり、使用者の眼の側とは反対の側である画像表示部20の表側を覆うように配置されている。調光板は、導光板261,262を保護し、導光板261,262の損傷や汚れの付着等を抑制する。また、調光板の光透過率を調整することによって、使用者の眼に入る外光量を調整して虚像の視認のしやすさを調整できる。なお、調光板は省略可能である。
カメラ61は、右光学像表示部26の端部ERと、左光学像表示部28のELと、のそれぞれに配置されたステレオカメラである。詳細は後述するが、それぞれのカメラ61によって撮像された2つの撮像画像に基づいて、画像表示部20から撮像画像の中に含まれる対象物までの距離が測定される。
画像表示部20は、さらに、画像表示部20を制御部10に接続するための接続部40を有している。接続部40は、制御部10に接続される本体コード48と、右コード42と、左コード44と、連結部材46と、を含んでいる。右コード42と左コード44とは、本体コード48が2本に分岐したコードである。右コード42は、右保持部21の延伸方向の先端部APから右保持部21の筐体内に挿入され、右表示駆動部22に接続されている。同様に、左コード44は、左保持部23の延伸方向の先端部APから左保持部23の筐体内に挿入され、左表示駆動部24に接続されている。連結部材46は、本体コード48と、右コード42および左コード44と、の分岐点に設けられ、イヤホンプラグ30を接続するためのジャックを有している。イヤホンプラグ30からは、右イヤホン32および左イヤホン34が延伸している。
画像表示部20と制御部10とは、接続部40を介して各種信号の伝送を行なう。本体コード48における連結部材46とは反対側の端部と、制御部10と、のそれぞれには、互いに嵌合するコネクター(図示しない)が設けられている。本体コード48のコネクターと制御部10のコネクターとの嵌合/嵌合解除により、制御部10と画像表示部20とが接続されたり切り離されたりする。右コード42と、左コード44と、本体コード48とには、例えば、金属ケーブルや光ファイバーを採用できる。
制御部10は、HMD100を制御するための装置である。制御部10は、決定キー11と、点灯部12と、表示切替キー13と、トラックパッド14と、輝度切替キー15と、方向キー16と、メニューキー17と、電源スイッチ18と、を含んでいる。決定キー11は、押下操作を検出して、制御部10で操作された内容を決定する信号を出力する。点灯部12は、HMD100の動作状態を、その発光状態によって通知する。HMD100の動作状態としては、例えば、電源のON/OFF等がある。点灯部12としては、例えば、LEDが用いられる。表示切替キー13は、押下操作を検出して、例えば、コンテンツ動画の表示モードを3Dと2Dとに切り替える信号を出力する。トラックパッド14は、トラックパッド14の操作面上での使用者の指の操作を検出して、検出内容に応じた信号を出力する。トラックパッド14としては、静電式や圧力検出式、光学式といった種々のトラックパッドを採用できる。輝度切替キー15は、押下操作を検出して、画像表示部20の輝度を増減する信号を出力する。方向キー16は、上下左右方向に対応するキーへの押下操作を検出して、検出内容に応じた信号を出力する。電源スイッチ18は、スイッチのスライド操作を検出することで、HMD100の電源投入状態を切り替える。
図2は、HMD100の構成を機能的に示すブロック図である。図2に示すように、制御部10は、記憶部120と、電源130と、操作部135と、無線通信部132と、CPU140と、インターフェイス180と、送信部51(Tx51)および送信部52(Tx52)と、を有している。操作部135は、使用者による操作を受け付け、決定キー11、表示切替キー13、トラックパッド14、輝度切替キー15、方向キー16、メニューキー17、電源スイッチ18、から構成されている。
電源130は、HMD100の各部に電力を供給する。電源130としては、例えば二次電池を用いることができる。無線通信部132は、無線LANやブルートゥースといった所定の無線通信規格に則って、例えば、コンテンツサーバー、テレビ、パーソナルコンピューターといった他の機器との間で無線通信を行なう。記憶部120は、種々のコンピュータープログラムを格納している。記憶部120は、ROMやRAM等によって構成されている。
CPU140は、記憶部120に格納されているコンピュータープログラムを読み出して実行することにより、オペレーティングシステム150(OS150)、表示制御部190、音声処理部170、画像処理部160、距離特定部168、および、画像設定部165として機能する。
表示制御部190は、右表示駆動部22および左表示駆動部24を制御する制御信号を生成する。具体的には、表示制御部190は、制御信号により、右LCD制御部211による右LCD241の駆動ON/OFF、右バックライト制御部201による右バックライト221の駆動ON/OFF、左LCD制御部212による左LCD242の駆動ON/OFF、左バックライト制御部202による左バックライト222の駆動ON/OFFなど、を個別に制御する。これにより、表示制御部190は、右表示駆動部22および左表示駆動部24のそれぞれによる画像光の生成および射出を制御する。例えば、表示制御部190は、右表示駆動部22および左表示駆動部24の両方に画像光を生成させたり、一方のみに画像光を生成させたり、両方共に画像光を生成させなかったりする。なお、画像光を生成することを「画像を表示する」ともいう。
表示制御部190は、右LCD制御部211と左LCD制御部212とに対する制御信号のそれぞれを、送信部51および52を介して送信する。また、表示制御部190は、右バックライト制御部201と左バックライト制御部202とに対する制御信号のそれぞれを送信する。
画像処理部160は、コンテンツに含まれる画像信号を取得し、送信部51,52を介して、取得した画像信号を画像表示部20の受信部53,54へと送信する。なお、画像処理部160は、必要に応じて、画像データに対して、解像度変換処理、輝度、彩度の調整といった種々の色調補正処理、キーストーン補正処理等の画像処理を実行してもよい。
音声処理部170は、コンテンツに含まれる音声信号を取得し、取得した音声信号を増幅して、連結部材46に接続された右イヤホン32内のスピーカー(図示しない)および左イヤホン34内のスピーカー(図示しない)に対して供給する。なお、例えば、Dolby(登録商標)システムを採用した場合、音声信号に対する処理がなされ、右イヤホン32および左イヤホン34のそれぞれからは、例えば周波数等が変えられた異なる音が出力される。
距離特定部168は、ステレオカメラであるカメラ61によって、異なる位置から同時に撮像された2つの撮像画像に基づいて、画像表示部20から撮像画像に写っている対象までの距離を特定する。カメラ61が画像表示部20に取り付けられている位置と、カメラ61の画角とは、予め設定されている。そのため、距離特定部168は、撮像された2つの画像に含まれる対象について、パターンマッチングや統計的識別法を用いて認識し、認識した対象までの距離を三角法によって算出する。本実施形態では、距離特定部168は、撮像画像の中心に撮像されている対象までの距離を特定する。なお、本実施形態における距離特定部168は、請求項における距離測定部に相当し、カメラ61は、請求項における外景撮像部に相当する。また、撮像画像の中心に撮像された対象は、請求項における特定の地点に相当する。
画像設定部165は、測定された撮像画像の中心に、使用者に立体的な画像を視認させるように画像表示部20に表示させる制御する。画像設定部165は、測定された撮像画像の中心までの距離が変化した場合に、測定された距離が変化するのに要した時間よりも長い時間をかけて、変化前に測定された距離から変化後に測定された距離に、使用者に立体的な画像を視認させるように画像表示部20を制御する。具体的には、画像設定部165は、以降に記載する処理を行なう。なお、使用者に立体的に認識させる画像としては、本実施形態で後述するように、使用者の右眼REに視認させる画像と、使用者の左眼LEに視認させる画像と、を異ならせることで、輻輳角を形成する画像がある。その他の画像として、表示画像の輝きの反射を変化させた画像、複数の物体の重なりを表現した画像、複数の物体間の大小関係を表現した画像、物体の影を加えた画像、鏡面反射を表現した画像など、種々の画像が本発明に適用できる。
画像設定部165は、画像表示部20に送信する画像信号の内、画像表示部20に立体的に表示させる三次元画像(3D画像)の表示位置を設定する信号を画像表示部20に送信する。画像設定部165は、3D表示する画像について、右表示駆動部22に送信する右眼用画像データと、左表示駆動部24に送信する左眼用画像データと、が輻輳角を形成するような異なるデータとして送信することで、使用者に3D画像として認識させる。画像設定部165は、コンテンツに含まれる3D画像が撮像画像の中から検出された特定の対象である関連対象に対応付けられている場合に、特定された画像表示部20から関連対象までの距離に3D画像を、輻輳角を形成することで立体的に表示させる。画像設定部165は、右LCD241および左LCD242の画素に入力する3D画像のRGBデータを動かすことで、輻輳角を形成して立体的な3D画像を使用者に視認させる。
画像表示部20を頭部に装着している使用者の位置や向きが変わることでカメラ61の撮像画像が変化し、撮像画像の中心に撮像されている対象が変化する場合がある。その場合に、画像設定部165は、変化後の撮像画像の中心に撮像されている関連対象に対応付けられている3D画像がある場合には、関連対象までの距離に応じて画像表示部20に当該3D画像を表示させる。本実施形態では、撮像画像が変化した場合に、画像設定部165は、変化前後における撮像画像の中心までの距離が所定の閾値である10%以上変化した場合に、変化後の関連対象までの距離に応じて形成する輻輳角を変化させる。具体的には、例えば、画像設定部165は、変化前の関連対象までの距離が10メートル(m)だった場合に、変化後の関連対象までの距離が9m未満または11m以上のときに、変化後の関連対象までの距離に応じて3D画像を画像表示部20に表示させる。画像設定部165は、変化後の関連対象までの距離が9m以上11m未満の場合には、変化前の関連対象までの距離に、変化後の関連対象に対応付けられた3D画像を画像表示部20に表示させる。換言すると、画像設定部165は、変化前後の関連対象までの距離を輻輳角として算出した場合に、算出した輻輳角の変化量が所定量以上のときには、変化前の輻輳角から変化後の輻輳角に変化させて3D画像を画像表示部20に表示させる。逆に、画像設定部165は、算出した輻輳角の変化量が所定量未満のときには、変化前の輻輳角のままで3D画像を画像表示部20に表示させる。なお、撮像画像の中心の変化とは、微小時間Δtの間における変化であり、微小時間Δtについては、人間の視線の変化に対応して、適時設定される。例えば、微小時間Δtは、0.1秒であってもよいし、それ以外の長さであってもよい。
撮像画像が変化する場合としては、具体的に、変化前後で以下の態様が挙げられる。
(1)撮像画像の中心までの距離が閾値未満の変化であり、関連対象が変わらない場合
(2)撮像画像の中心までの距離が閾値未満の変化であり、関連対象が変わる場合
(3)撮像画像の中心までの距離が閾値以上の変化であり、関連対象が変わらない場合
(4)撮像画像の中心までの距離が閾値以上の変化であり、関連対象が変わる場合
なお、撮像画像が変化する場合については、上述した4通りに場合に限られず、種々変形可能である。例えば、(2)および(4)の場合において、変化前の関連対象が変化後の撮像画像の中の中心以外に検出されている場合に、画像設定部165は、変化前の関連対象に対応付けられている3D画像を、距離特定部168によって測定された変化後の距離に合わせて画像表示部20に表示させてもよいし、表示させなくてもよい。
(1)の場合に、画像設定部165は、変化後に関連対象が移動していたときには、移動後の関連対象に応じて3D画像を画像表示部20に表示させる。なお、画像設定部165は、変化前後の距離が閾値未満であるため、輻輳角を変化させない。(2)の場合に、画像設定部165は、変化後の関連対象に対応付けられた3D画像を新たに画像表示部20に表示させる。
(3)、(4)のように変化前後で撮像画像の中心までの距離が閾値以上に変化する場合に、変化前後で経過した時間が時間t1のとき、画像設定部165は、時間t1よりも長い時間t2をかけて、変化前に形成された輻輳角から変化後に形成される輻輳角に変化させる。図3は、変化前の輻輳角θ1から変化後の輻輳角θ2に変化するまでの時間と輻輳角との関係を示す説明図である。図3には、変化前の輻輳角θ1が変化後の輻輳角θ2よりも小さい場合において、時間の経過に伴い、変化前の輻輳角θ1から変化後の輻輳角θ2へと変化する曲線C1が示されている。なお、変化前の輻輳角θ1が変化後の輻輳角θ2よりも小さい場合とは、換言すると、変化後の撮像画像の中心に位置する関連対象は、変化前と比べて近い距離に存在する。本実施形態では、画像設定部165は、時間の経過に伴い、変化前の輻輳角θ1から変化後の輻輳角θ2までの輻輳角が単調に増加するように制御する。また、画像設定部165は、曲線C1に示すように、単位時間当たりの輻輳角の変化量が徐々に大きくなるように制御する。なお、本実施形態では、図3に示す例と逆の変化後の輻輳角θ2から変化前の輻輳角θ1へと変化する場合、画像設定部165は、時間の経過に伴い、単位時間当たりの輻輳角の変化量が徐々に大きくなるような時間と輻輳角との関係が単調減少の曲線となるように制御する。なお、画像設定部165が時間t1よりも長い時間t2をかけて変化前に形成された輻輳角から変化後に形成された輻輳角に変化させる画像は、変化前の画像の一部であってもよい。例えば、画像設定部165は、画像に含まれる物体の輪郭のみを変化させてもよいし、画像の色のみを変化させてもよい。また、立体的に表示させる画像が、例えば、表示画像の輝きの反射を変化させた画像である場合には、反射の変化のみを画像として変化させてもよい。
(3)の場合に、画像設定部165は、変化前後で経過した時間t1よりも長い時間t2の間に、変化前および変化後の関連対象に対応付けられた3D画像の輻輳角を徐々に変化させ、時間t2の経過後に、変化後の関連対象の距離に対応する輻輳角に合わせた3D画像を画像表示部20に表示させる。(4)の場合に、画像設定部165は、変化前の撮像画像から変化後の撮像画像までに経過した時間t1よりも長い時間t2が経過した後に、変化後の関連対象に対応付けられた3D画像を画像表示部20に表示させる。そのため、(4)の場合には、画像設定部165は、撮像画像が変化した瞬間には、画像表示部20に変化後の関連対象に対応付けられた3D画像を新たに表示させていない。
インターフェイス180は、制御部10に対して、コンテンツの供給元となる種々の外部機器OAを接続するためのインターフェイスである。外部機器OAとしては、例えば、パーソナルコンピューター(PC)や携帯電話端末、ゲーム端末等、がある。インターフェイス180としては、例えば、USBインターフェイス、マイクロUSBインターフェイス、メモリーカード用インターフェイス等、を用いることができる。
画像表示部20は、右表示駆動部22と、左表示駆動部24と、右光学像表示部26としての右導光板261と、左光学像表示部28としての左導光板262と、カメラ61と、を備えている。
右表示駆動部22は、受信部53(Rx53)と、光源として機能する右バックライト制御部201(右BL制御部201)および右バックライト221(右BL221)と、表示素子として機能する右LCD制御部211および右LCD241と、右投写光学系251と、を含んでいる。右バックライト制御部201と右バックライト221とは、光源として機能する。右LCD制御部211と右LCD241とは、表示素子として機能する。なお、右バックライト制御部201と、右LCD制御部211と、右バックライト221と、右LCD241と、を総称して「画像光生成部」とも呼ぶ。
受信部53は、制御部10と画像表示部20との間におけるシリアル伝送のためのレシーバーとして機能する。右バックライト制御部201は、入力された制御信号に基づいて、右バックライト221を駆動する。右バックライト221は、例えば、LEDやエレクトロルミネセンス(EL)等の発光体である。右LCD制御部211は、受信部53を介して入力されたクロック信号PCLKと、垂直同期信号VSyncと、水平同期信号HSyncと、右眼用画像データと、に基づいて、右LCD241を駆動する。右LCD241は、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型液晶パネルである。
右投写光学系251は、右LCD241から射出された画像光を並行状態の光束にするコリメートレンズによって構成される。右光学像表示部26としての右導光板261は、右投写光学系251から出力された画像光を、所定の光路に沿って反射させつつ使用者の右眼REに導く。なお、右投写光学系251と右導光板261とを総称して「導光部」とも呼ぶ。
左表示駆動部24は、右表示駆動部22と同様の構成を有している。左表示駆動部24は、受信部54(Rx54)と、光源として機能する左バックライト制御部202(左BL制御部202)および左バックライト222(左BL222)と、表示素子として機能する左LCD制御部212および左LCD242と、左投写光学系252と、を含んでいる。左バックライト制御部202と左バックライト222とは、光源として機能する。左LCD制御部212と左LCD242とは、表示素子として機能する。なお、左バックライト制御部202と、左LCD制御部212と、左バックライト222と、左LCD242と、を総称して「画像光生成部」とも呼ぶ。また、左投写光学系252は、左LCD242から射出された画像光を並行状態の光束にするコリメートレンズによって構成される。左光学像表示部28としての左導光板262は、左投写光学系252から出力された画像光を、所定の光路に沿って反射させつつ使用者の左眼LEに導く。なお、左投写光学系252と左導光板262とを総称して「導光部」とも呼ぶ。
図4は、画像光生成部によって画像光が射出される様子を示す説明図である。右LCD241は、マトリクス状に配置された各画素位置の液晶を駆動することによって、右LCD241を透過する光の透過率を変化させることにより、右バックライト221から照射される照明光ILを、画像を表わす有効な画像光PLへと変調する。左側についても同様である。なお、図4に示すように、本実施形態ではバックライト方式を採用したが、フロントライト方式や、反射方式を用いて画像光を射出する構成としてもよい。
A−2.表示画像設定処理:
図5および図6は、関連対象に対応付けて3D画像を表示する表示画像設定処理のフローチャートである。表示画像設定処理は、CPU140が撮像画像の中心に位置する関連対象までの距離に合わせて輻輳角を形成して3D画像を使用者に立体的に認識させる処理である。表示画像処理では、操作部135が操作を受け付けることで、カメラ61が外景の撮像を開始する(ステップS11)。距離特定部168は、画像表示部20から、ステレオカメラであるカメラ61が撮像した2つの異なる撮像画像の中心に位置する対象までの距離を特定する(ステップS13)。画像設定部165は、特定された撮像画像の中心に写る対象にパターンマッチングを行なうことで対象を特定し、特定した対象がコンテンツ等に含まれる3D画像に対応付けられた関連対象であるか否かを判定する(ステップS15)。関連対象でないと判定された場合には(ステップS15:NO)、CPU140は、ステップS11以降の処理を繰り返す。
ステップS15の処理において、画像設定部165は、撮像画像の中心に写る対象が関連対象であると判定した場合には(ステップS15:YES)、輻輳角を形成するように右目画像用データと左目画像用データとを設定することで、関連対象に対応付けられた3D画像を関連対象と同じ距離に立体的に画像表示部20に表示させる(ステップS17)。
図7は、関連対象に対応付けられた3D画像が表示されたときに使用者が視認する視野VRを示す説明図である。図7に示すように、視野VRには、光学像表示部26,28を透過する外景SCと、3D画像AR1としてのうろこ取りの画像と、が含まれている。外景SCには、まな板BCと、板BCの上に置かれた関連対象である魚FSと、が含まれている。3D画像AR1は、外景SCの魚FSに対応付けられた画像である。なお、本実施形態では、予め、カメラ61の画角が画像表示部20を装着した使用者の視野に対応するように設定されている。図7には、便宜上、画像表示部20が画像を表示できる最大領域である画像表示最大領域PNの外枠が破線で示されており、撮像画像の中心がポインタOOで示されている。画像表示最大領域PNおよびポインタOOは、表示されていないため、使用者には視認されない。
図5のステップS17の処理において、画像表示部20の画像表示最大領域PN内に3D画像である3D画像AR1が表示されると、操作部135は、表示画像設定処理を終了する操作の受付を監視する(ステップS19)。表示画像設定処理を終了する操作が受け付けられた場合には(ステップS19:YES)、CPU140は、表示画像設定処理を終了する。
ステップS19の処理において、表示画像設定処理を終了する操作が受け付けられなかった場合には(ステップS19:NO)、画像設定部165は、距離特定部168によって特定された画像表示部20から撮像画像の中心に対象までの距離が閾値以上に変化したか否かを判定する(ステップS21)。画像設定部165は、画像表示部20から撮像画像の中心までの距離の変化が閾値未満であると判定した場合には(ステップS21:NO)、カメラ61の撮像画像の中心に写っている関連対象が同じであるか否かを判定する(ステップS23)。画像設定部165は、関連対象が同じであると判定した場合には(ステップS23:YES)、引き続き、関連対象である魚FSに対応付けられた3D画像AR1を画像表示最大領域PN内に表示させる(ステップS17)。ステップS23の処理において、画像設定部165は、関連対象が同じではないと判定した場合には(ステップS23:NO)、カメラ61の撮像画像の中心に位置する対象が3D画像に対応付けられた関連対象であるか否かを判定する(ステップS15)。
ステップS21の処理において、画像設定部165は、画像表示部20から撮像画像の中心までの距離の変化が閾値以上であると判定した場合には(ステップS21:YES)、変化後の撮像画像の中心に写っている対象が変化前の関連対象と同じであるか否かを判定する(ステップS25)。画像設定部165は、変化前後で撮像画像の中心に写っている対象が同じ関連対象が同じであると判定した場合(ステップS25:YES)、変化後の画像表示部20から関連対象までの距離に合わせるための輻輳角の角度を算出し、距離の変化後に合わせた輻輳角に変化させるまでの変化時間とおよび単位時間当たりの変化速度を設定する(ステップS27)。画像設定部165は、設定した変化時間および変化速度に基づいて、関連対象の魚FSに対応付けられた3D画像AR1を画像表示部20内において徐々に変化させながら表示させる(ステップS29)。
図8は、関連対象に対応付けられた3D画像が変化した後に使用者が視認する視野VRを示す説明図である。図8には、図7と同じように外景SCと3D画像AR2とが示されている。図8では、図7と比較して、画像表示部20と関連対象である魚FSとの距離が近くなっている。図8に示すように、撮像画像のポインタOOには、関連対象である魚FSが撮像されている。そのため、画像設定部165は、魚FSに対応付けられている3D画像AR2を画像表示最大領域PN内に表示させる。なお、3D画像AR2は、撮像された魚FSの大きさと比例して表示するように設定されているため、図7の3D画像AR1よりも大きく表示されている。画像設定部165は、図7の3D画像AR1から図8の3D画像AR1までの時間的な変化として、図3に示したように、徐々に輻輳角を大きくしながら画像表示最大領域PN内に表示させる。
図5のステップS25の処理において、画像設定部165は、変化前後で撮像画像の中心に写っている対象が同じ関連対象ではないと判定した場合(ステップS25:NO)、撮像画像の中心に写っている対象が関連対象であるか否かを判定する(ステップS31)。撮像画像の中心に写っている対象が何らかの3D画像に対応付けられた関連対象ではないと判定された場合(ステップS25:NO)、CPU140は、図5のステップS11以降の処理を繰り返す。
図6のステップS25の処理において、画像設定部165は、撮像画像の中心に写っている対象が何らかの関連対象であると判定した場合には(ステップS25:YES)、新たな関連対象に対応付けられた3D画像を画像表示最大領域PN内に表示させるまでの時間t2を算出する(ステップS31)。この場合に、画像設定部165は、変化前の関連対象である魚FSに対応付けられた3D画像AR1を画像表示最大領域PN内から非表示にさせる。なお、他の実施形態では、画像設定部165は、撮像画像の中に魚FSが検出され続けている場合には、3D画像AR1を検出された魚FSの位置に応じて画像表示最大領域PN内に表示させてもよい。
画像設定部165は、新たな関連対象に対応付けられた3D画像を画像表示最大領域PN内に表示させるまでの時間t2が経過すると、画像表示最大領域PN内に当該3D画像を表示させる(ステップS33)。その後、CPU140は、図5のステップS19以降の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態のHMD100では、距離特定部168がカメラ61によって撮像された撮像画像に基づいて関連対象までの距離を特定し、画像設定部165は、特定された距離に使用者が立体的に3D画像を視認するように輻輳角を形成する。画像設定部165は、特定された距離が変化した場合に、距離が変化するのに要した時間t1よりも長い時間t1をかけて輻輳角を変化前の輻輳角θ1から変化後の輻輳角θ2へと変化させる。そのため、本実施形態のHMD100では、使用者が視認している外景SCの中の対象まで距離が変化しても、瞬時に、変化後の距離に応じて3D画像が表示されることがなく、使用者が視線を変化させた場合の使用者の疲労感を抑制できる。また、使用者の視線の変化前後で使用者が視認する3D画像の変化の違和感を軽減できる。
また、本実施形態のHMD100では、カメラ61が撮像した撮像画像の中心に写る対象を使用者が視認している外景SCの外景として特定するため、使用者の眼球の状態を検出しなくても、使用者の視認している位置が簡便に推定できる。
また、本実施形態のHMD100では、特定された関連対象までの距離が変化した場合に、変化前後での画像表示部20と関連対象との距離の変化が閾値未満のときには、画像設定部165は、関連対象に対応付けられた3D画像を立体的に表示させる距離を変化させない。換言すると、画像設定部165は、特定された関連対象までの距離が所定量以上変化した場合に、3D画像の輻輳角を変化させて3D画像を画像表示部20に立体的に表示させる。そのため、本実施形態のHMD100では、使用者が視認している外景SCの中の対象までの距離の変化量が少ない場合には、3D画像を表示する使用者からの距離を変化させないため、3D画像が細かく変化することで生じる画像のちらつき等を軽減できる。
また、本実施形態のHMD100では、図3に示すように、特定された関連対象までの距離が変化した場合に、画像設定部165は、3D画像を表示するときに形成される輻輳角を、変化前の輻輳角θ1から変化後の輻輳角θ2へと変化させる場合の単位時間当たりの輻輳角の変化量が徐々に大きくなるように制御する。そのため、本実施形態のHMD100では、輻輳角が変化する3D画像を視認する使用者の疲労感や違和感をより軽減できる。
また、本実施形態のHMD100では、画像設定部165は、右眼画像用データと左目画像用データとを輻輳角を形成するように画像表示部20に表示させることで、関連対象までの距離に3D画像が立体的に使用者に視認されるように表示させる。そのため、本実施形態のHMD100では、所定の輻輳角を形成するように右光学像表示部26,28に表示される3D画像の画素の位置を変えることで、簡便に3D画像を使用者に立体的に視認させることができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
B−1.変形例1:
図9は、変形例におけるHMD100aの構成を機能的に示すブロック図である。この変形例では、外景SCにおける特定の位置に存在する対象までの距離の測定方法が上記実施形態と異なり、他の構成については、上記実施形態と同じである。図9に示すように、変形例の画像表示部20aには、右眼撮像カメラ67と、左眼撮像カメラ69と、が備えられている。右眼撮像カメラ67は、画像表示部20を装着した使用者の右眼REを撮像し、左眼撮像カメラ69は、使用者の左眼LEを撮像する。距離特定部168aは、上記実施形態と異なり、右眼撮像カメラ67と左眼撮像カメラ69とのそれぞれが撮像した使用者の右眼REと左眼LEとの画像に基づいて、使用者が視認している位置を特定し、当該位置までの距離を特定する。距離特定部168aは、使用者の右眼REおよび左眼LEの撮像画像に対してパターンマッチング等を行なうことで、使用者の視線方向を特定する。距離特定部168aは、特定した視線方向に基づいて、使用者が見ている位置を特定して、当該位置までの距離を特定する。画像設定部165aは、距離特定部168aによって特定されたカメラ61の撮像画像に写っている対象に対応付けられた3D画像を画像表示部20aに表示させる。そのため、画像設定部165aは、上記実施形態と異なり、使用者の視線方向に基づいて3D画像を画像表示部20aに表示させるため、画像表示最大領域PNの中のポインタOOの位置以外にも3D画像を表示させることができる。なお、この変形例では、カメラ61の撮像画像によって関連対象までの距離が特定されないため、カメラ61は、ステレオカメラでなくてもよい。この変形例のHMD100aでは、右眼撮像カメラ67と左眼撮像カメラ69とによって関連対象までの距離に加えて、使用者の視線方向も特定されるため、3D画像を表示させる位置などの自由度が広がり、使用者の使い勝手が向上する。右眼撮像カメラ67および左眼撮像カメラ69は、請求項における眼撮像部に相当する。
B−2.変形例2:
上記実施形態では、特定された関連対象までの距離と閾値との比較によって、特定された関連対象までの距離が変化した場合に、3D画像の輻輳角を変化させるか否かが判定されたが、3D画像の輻輳角の設定については、種々変形可能である。例えば、画像設定部165は、特定された関連対象までの距離を使用者が視認し続けたと推定される時間との関係に対応させて、3D画像の輻輳角を設定してもよい。具体的には、画像設定部165は、特定された関連対象までの距離が閾値以上変化した場合に、変化前の距離の状態で第1の閾値の時間以上経過しているときには、直ちに変化後の距離に対応する輻輳角に変更しない。画像設定部165は、変化後の距離の状態で第2の閾値の時間以上経過した場合に、変化後の距離に対応する輻輳角に変更する。この変形例では、第1の閾値以上の時間、使用者がほぼ一定の距離を見ていて、一瞬よそ見をしたときなどに、よそ見に追従して3D画像の輻輳角が変更されないため、使用者の疲労感や違和感を軽減できる。
B−3.変形例3:
上記実施形態では、カメラ61の撮像画像の中心であるポインタOOに位置する対象までの距離が特定されたが、必ずしもカメラ61の撮像画像の中心の対象までの距離に基づいて、3D画像の輻輳角が設定される必要はない。例えば、工場などにおいて、画像表示部20と特定の危険物との位置関係が固定されている場合には、カメラ61の撮像画像の中心以外に位置する対象に基づいて、3D画像の輻輳角が設定されてもよい。
上記実施形態では、カメラ61の撮像画像の中心に写っている関連対象の距離が変化した場合に、変化前後の関連対象までの距離の閾値として10%を例に挙げて説明したが、閾値はこの値に限られず、種々変形可能である。例えば、閾値は、5%や20%であってもよいし、設定されなくてもよい。閾値が設定されない場合には、画像設定部165は、関連対象までの距離の変化の大小に関わらず、3D画像の輻輳角をその都度変更してもよい。
B−4.変形例4:
上記実施形態では、カメラ61の撮像画像の中心に写っている関連対象までの距離が偏した場合における時間に伴う輻輳角の変化として、図3に示す例について説明したが、時間に伴う輻輳角の変化は、これに限られず種々変形可能である。図10および図11は、変形例における変化前の輻輳角θ1から変化後の輻輳角θ2に変化するまでの時間と輻輳角との関係を示す説明図である。図10に示すように、画像設定部165は、特定され距離の変化前の輻輳角θ1から変化後の輻輳角θ2までの時間に伴う輻輳角の変化を、直線L1のような単調増加のリニアな変化として設定してもよい。また、図11に示すように、画像設定部165は、変化前の輻輳角θ1から変化後の輻輳角θ2までの時間に伴う輻輳角の変化を、曲線C2のように輻輳角の変化開始直後と変化終了間際とで、輻輳角の単位時間当たりの変化量が小さくなるように設定してもよい。
また、上記実施形態では、輻輳角θ1から、輻輳角θ1よりも角度が大きい輻輳角θ2までの変化について説明したが、請求項における単位あたりの距離の変化の速さとは、変化速度の絶対値も含む。そのため、輻輳角θ2から、輻輳角θ2よりも角度が小さい輻輳角θ1間での変化として、輻輳角が単調減少する変化も、請求項における距離の変化の速さが単調増加することに含まれる。
上記実施形態では、特定の位置としての対象までの距離を測定する方法として、ステレオカメラの撮像画像や使用者の眼を撮像する右眼撮像カメラ67および左眼撮像カメラ69の撮像画像が用いられたが、距離の測定方法については、種々変形可能である。例えば、TOF(Time-of-Flight)法を用いて、特定の地点までの距離を測定してもよい。また、外景SCが赤外線カメラによって撮像され、物体の表面で反射した赤外線反射光の無数の点のデータが処理されることで、特定の地点までの距離が測定されてもよい。
上記実施形態では、3D画像AR1,AR2として、実際に物体として存在するうろこ取りの画像が画像表示部20に表示されたが、3D画像として表示される画像の種類については、種々変形可能である。例えば、3D画像として文字を表現したテキスト画像が画像表示部20に表示されてもよい。この場合に、テキスト画像は、輻輳角ではなく、陰影を付けて画像表示部20に表示されることで、頭部装着型表示装置100は、使用者に立体的な画像として視認さてもよい。
B−5.変形例5:
上記実施形態では、制御部10に操作部135が形成されたが、操作部135の態様については種々変形可能である。例えば、制御部10とは別体で操作部135であるユーザーインターフェースがある態様でもよい。この場合に、操作部135は、電源130等が形成された制御部10とは別体であるため、小型化でき、使用者の操作性が向上する。また、カメラ61が画像表示部20に配置されたが、カメラ61が画像表示部20とは別体に構成され、外景SCを撮像できてもよい。また、制御部10の構成するCPU140や電源130が画像表示部20に全て搭載されたHMD100であってもよい。このHMD100では、画像表示部20と別体で構成されるコントローラーがないため、より小型化できる。また、制御部10と画像表示部20とのそれぞれに、CPU140が搭載されることで、制御部10がコントローラー単体として使用され、画像表示部20が表示装置単体として使用されてもよい。
例えば、画像光生成部は、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス、Organic Electro-Luminescence)のディスプレイと、有機EL制御部とを備える構成としてもよい。また、例えば、画像光生成部は、LCDに代えて、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoS は登録商標)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。また、例えば、レーザー網膜投影型のHMD100に対して本発明を適用することも可能である。また、画像表示最大領域PNは、各画素に形成されたMEMSシャッターを開閉するMEMSシャッター方式のディスプレイによって構成されてもよい。
また、例えば、HMD100は、光学像表示部が使用者の眼の一部分のみを覆う態様、換言すれば、光学像表示部が使用者の眼を完全に覆わない態様のヘッドマウントディスプレイとしてもよい。また、HMD100は、いわゆる単眼タイプのヘッドマウントディスプレイであるとしてもよい。また、HMD100の代わりに、使用者の頭部に装着されるのではなく、双眼鏡のように使用者が手で位置を固定するハンドヘルドディスプレイが画像表示装置として用いられてもよい。また、HMD100は、両眼タイプの光学透過型であるとしているが、本発明は、例えば、ビデオ透過型といった他の形式の頭部装着型表示装置にも同様に適用可能である。
また、HMD100は、他の装置から受信した画像信号に基づく画像を表示するためだけの表示装置と用いられてもよい。具体的には、デスクトップ型のPCのモニターに相当する表示装置として用いられ、例えば、デスクトップ型のPCから画像信号を受信することで、画像表示部20の画像表示最大領域PNに画像が表示されてもよい。
また、HMD100は、システムの一部として機能するように用いられてもよい。例えば、航空機を含むシステムの一部の機能を実行するための装置としてHMD100が用いられてもよいし、HMD100が用いられるシステムとしては、航空機を含むシステムに限られず、自動車や自転車など含むシステムであってもよい。
また、イヤホンは耳掛け型やヘッドバンド型が採用されてもよく、省略してもよい。また、例えば、自動車や飛行機等の車両に搭載される頭部装着型表示装置として構成されてもよい。また、例えば、ヘルメット等の身体防護具に内蔵された頭部装着型表示装置として構成されてもよい。
B−6.変形例6:
上記実施形態におけるHMD100の構成は、あくまで一例であり、種々変形可能である。例えば、制御部10に設けられた方向キー16を省略したり、方向キー16やトラックパッド14に加えて、操作用スティック等の他の操作用インターフェイスを設けたりしてもよい。また、制御部10は、キーボードやマウス等の入力デバイスを接続可能な構成であり、キーボードやマウスから入力を受け付けるものとしてもよい。
また、画像表示部として、眼鏡のように装着する画像表示部20に代えて、例えば帽子のように装着する画像表示部といった他の方式の画像表示部を採用してもよい。また、イヤホン32,34は、適宜省略可能である。また、上記実施形態では、画像光を生成する構成として、LCDと光源とを利用しているが、これらに代えて、有機ELディスプレイといった他の表示素子を採用してもよい。
図12は、変形例におけるHMDの外観構成を示す説明図である。図12(A)の例の場合、図1に示したHMD100との違いは、画像表示部20xが、右光学像表示部26に代えて右光学像表示部26xを備える点と、左光学像表示部28に代えて左光学像表示部28xを備える点とである。右光学像表示部26xは、上記実施形態の光学部材よりも小さく形成され、HMD100xの装着時における使用者の右眼の斜め上に配置されている。同様に、左光学像表示部28xは、上記実施形態の光学部材よりも小さく形成され、HMD100xの装着時における使用者の左眼の斜め上に配置されている。図12(B)の例の場合、図1に示したHMD100との違いは、画像表示部20yが、右光学像表示部26に代えて右光学像表示部26yを備える点と、左光学像表示部28に代えて左光学像表示部28yを備える点とである。右光学像表示部26yは、上記実施形態の光学部材よりも小さく形成され、ヘッドマウントディスプレイの装着時における使用者の右眼の斜め下に配置されている。左光学像表示部28yは、上記実施形態の光学部材よりも小さく形成され、ヘッドマウントディスプレイの装着時における使用者の左眼の斜め下に配置されている。このように、光学像表示部は使用者の眼の近傍に配置されていれば足りる。また、光学像表示部を形成する光学部材の大きさも任意であり、光学像表示部が使用者の眼の一部分のみを覆う態様、換言すれば、光学像表示部が使用者の眼を完全に覆わない態様のHMD100として実現できる。
また、上記実施形態において、HMD100は、使用者の左右の眼に同じ画像を表わす画像光を導いて使用者に二次元画像を視認させるとしてもよいし、使用者の左右の眼に異なる画像を表わす画像光を導いて使用者に三次元画像を視認させるとしてもよい。
また、上記実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、上記実施形態では、画像処理部160や音声処理部170は、CPU140がコンピュータープログラムを読み出して実行することにより実現されるとしているが、これらの機能部はハードウェア回路により実現されるとしてもよい。
また、本発明の機能の一部または全部がソフトウェアで実現される場合には、そのソフトウェア(コンピュータープログラム)は、コンピューター読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供することができる。この発明において、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピューター内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピューターに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
また、上記実施形態では、図1および図2に示すように、制御部10と画像表示部20とが別々の構成として形成されているが、制御部10と画像表示部20との構成については、これに限られず、種々変形可能である。例えば、画像表示部20の内部に、制御部10に形成された構成の全てが形成されてもよいし、一部が形成されてもよい。また、上記実施形態における電源130が単独で形成されて、交換可能な構成であってもよいし、制御部10に形成された構成が重複して画像表示部20に形成されていてもよい。例えば、図2に示すCPU140が制御部10と画像表示部20との両方に形成されていてもよいし、制御部10に形成されたCPU140と画像表示部20に形成されたCPUとが行なう機能が別々に分けられている構成としてもよい。
本発明は、上記実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行なうことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…制御部
11…決定キー
12…点灯部
13…表示切替キー
14…トラックパッド
15…輝度切替キー
16…方向キー
17…メニューキー
18…電源スイッチ
20…画像表示部
21…右保持部
22…右表示駆動部
23…左保持部
24…左表示駆動部
26…右光学像表示部
28…左光学像表示部
30…イヤホンプラグ
32…右イヤホン
34…左イヤホン
40…接続部
42…右コード
44…左コード
46…連結部材
48…本体コード
51,52…送信部
53,54…受信部
61…カメラ(外景撮像部)
67…右眼撮像カメラ(眼撮像部)
69…左眼撮像カメラ(眼撮像部)
100…HMD
120…記憶部
130…電源
132…無線通信部
135…操作部
140…CPU
150…オペレーティングシステム
160…画像処理部
165…画像設定部
168…距離特定部(距離測定部)
170…音声処理部
180…インターフェイス
190…表示制御部
201…右バックライト制御部
202…左バックライト制御部
211…右LCD制御部
212…左LCD制御部
221…右バックライト
222…左バックライト
241…右LCD
242…左LCD
251…右投写光学系
252…左投写光学系
261…右導光板
262…左導光板
Δt…微小時間
VSync…垂直同期信号
HSync…水平同期信号
t1,t2…時間
C1,C2…曲線
L1…直線
OA…外部機器
SC…外景
BC…まな板
RE…右眼
LE…左眼
EL…端部
IL…照明光
PL…画像光
PN…画像表示最大領域
OO…ポインタ
AP…先端部
ER…端部
VR…視野
FS…魚
AR1,AR2…3D画像
θ1…輻輳角
θ2…輻輳角

Claims (8)

  1. 透過型の頭部装着型表示装置であって、
    外景における特定の地点までの距離を測定する距離測定部と、
    前記外景を透過可能であり、画像を表示する画像表示部と、
    測定された距離に立体的に画像が表示されるように前記画像表示部を制御し、測定された距離が変化した場合に、測定された距離が変化するのに要した時間よりも長い時間をかけて、変化前に測定された距離に立体的に表示させた画像を、変化後に測定された距離に立体的に表示させる画像として設定する画像設定部と、を備え、
    前記距離測定部は、前記外景を撮像する外景撮像部を有し、
    前記画像設定部は、
    前記外景撮像部が撮像した撮像画像の中心までの距離の変化が所定の未満の場合に、前記画像表示部に画像を立体的に表示させる距離を変更することなく、
    測定された距離の変化が前記所定の以上変化した場合に、変化するまでの時間が第1の閾値以上だった場合において
    測定された距離の変化が前記所定の値以上変化してから第2の閾値以上の時間が経過していない場合には、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を、変化前に測定された距離に固定し、
    測定された距離の変化が前記所定の以上変化してから前記第2の閾値以上の時間が経過した場合には、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を、変化後の測定された距離に設定する、頭部装着型表示装置。
  2. 請求項1に記載の頭部装着型表示装置であって、
    前記距離測定部は、前記撮像画像の中心を前記特定の地点として設定する、頭部装着型表示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の頭部装着型表示装置であって、
    前記距離測定部は、使用者の眼を撮像する眼撮像部を有し、撮像した眼の撮像画像に基づいて、前記特定の地点までの距離を測定する、頭部装着型表示装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置であって、
    前記画像設定部は、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を変化させる場合に、時間の経過に伴い輻輳角を単調増加させるように、または、単調減少させるように設定する、頭部装着型表示装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の頭部装着型表示装置であって、
    前記画像設定部は、前記画像表示部に立体的に表示させる画像に対して、右眼用画像と前記右眼用画像と異なる左眼用画像とに輻輳角を設定することで、前記画像表示部に表示させる画像を測定された距離の位置に立体的に表示させる、頭部装着型表示装置。
  6. 請求項5に記載の頭部装着型表示装置であって、
    前記画像設定部は、測定された距離が変化した場合の前記輻輳角の変化量が所定の以上の場合に、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を変更する、頭部装着型表示装置。
  7. 外景を透過可能であり、画像を表示する画像表示部を有する頭部装着型表示装置の制御方法であって、
    外景における特定の地点までの距離を測定する距離測定工程と、
    測定された距離に立体的に画像が表示されるように前記画像表示部を制御し、測定された距離が変化した場合に、測定された距離が変化するのに要した時間よりも長い時間をかけて、変化前に測定された距離に立体的に表示させた画像を、変化後に測定された距離に立体的に表示させる画像として設定する画像設定工程と、を備え、
    前記距離測定工程は、前記外景を撮像する工程を含み、
    前記画像設定工程は、
    前記外景を撮像する工程によって撮像された撮像画像の中心までの距離の変化が所定の未満の場合に、前記画像表示部に画像を立体的に表示させる距離を変更することなく、
    前記距離測定工程によって測定された距離の変化が前記所定の以上変化した場合に、変化するまでの時間が第1の閾値以上だった場合において
    測定された距離の変化が前記所定の値以上変化してから第2の閾値以上の時間が経過していない場合には、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を、変化前に測定された距離に固定し、
    測定された距離の変化が前記所定の以上変化してから前記第2の閾値以上の時間が経過した場合には、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を、変化後の測定された距離に設定する工程を含む、制御方法。
  8. 外景を透過可能であり、画像を表示する画像表示部を有する透過型の頭部装着型表示装置のためのコンピュータープログラムであって、
    外景における特定の地点までの距離を測定する距離測定機能と、
    測定された距離に立体的に画像が表示されるように前記画像表示部を制御し、測定された距離が変化した場合に、測定された距離が変化するのに要した時間よりも長い時間をかけて、変化前に測定された距離に立体的に表示させた画像を、変化後に測定された距離に立体的に表示させる画像として設定する画像設定機能と、をコンピューターに実現させ、
    前記距離測定機能は、前記外景を撮像する機能を含み、
    前記画像設定機能は、
    前記外景を撮像する機能によって撮像された撮像画像の中心までの距離の変化が所定の未満の場合に、前記画像表示部に画像を立体的に表示させる距離を変更することなく、
    前記距離測定機能によって測定された距離の変化が前記所定の以上変化した場合に、変化するまでの時間が第1の閾値以上だった場合において
    測定された距離の変化が前記所定の値以上変化してから第2の閾値以上の時間が経過していない場合には、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を、変化前に測定された距離に固定し、
    測定された距離の変化が前記所定の以上変化してから前記第2の閾値以上の時間が経過した場合には、前記画像表示部に立体的に表示させる画像の距離を、変化後の測定された距離に設定する機能を含む、コンピュータープログラム。
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