JP6550479B2 - 原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム - Google Patents

原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム Download PDF

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Description

本発明は、原子炉工学の技術分野に関し、特に、原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムに関する。
原子力発電所は誕生して以来、様々な技術が継続的に発展しており、世界の主要国の不可欠なエネルギーの1つとなっており、原子力発電の中核設備である原子炉は、加圧水型原子炉、沸騰水型原子炉、及びガス冷却炉等を含む多くの種類が開発され、そして原子炉の運転で生じた使用済燃料は、放射能と崩壊熱を出し続けるという主要な特徴を有するため、使用済燃料貯蔵専用施設を設置せざるを得ない。
中国において、長年の発展を通じて、既に健全な原子力発電システムが形成され、加圧水型原子炉、重水炉等の多くの種類の原子力発電所が開発或いは導入されており、これら原子力発電所の使用済燃料の貯蔵方式は主にプール貯蔵である。中国では、水炉原子力発電所を発展させるとともに、高温ガス冷却炉による発電技術を検討し続けており、現在、国家科学技術重大プロジェクトでサポートされた高温ガス冷却炉原子力発電所のデモンストレーションプロジェクトは、その設計が基本的に完了し、実施されている。当該デモンストレーションプロジェクトの使用済燃料貯蔵技術は、加圧水型原子炉原子力発電所と異なり、乾式立坑空気冷却式使用済燃料タンク貯蔵方式を完全に採用し、使用済燃料プール貯蔵方式の冷却材喪失事故のリスクを解決し、高温ガス炉原子力発電所全体の安全性を向上させる。
中国で開発されたペブルベッドモジュール型高温ガス炉原子力発電所は、固有の安全性、核拡散防止、高温プロセス熱の生成等の第4世代の原子力発電の特徴を有する。ペブルベッド型高温ガス冷却炉は、外径が60mmのグラファイトマトリクスの球状燃料要素を使用する。高温炉使用済燃料要素を原子炉炉心から排出して専用の使用済燃料タンク内に装入し、その後、各タンクを使用済燃料乾式立坑貯蔵施設内に貯蔵する。
上記のように、現在、プール貯蔵方式は、原子力発電所の使用済燃料の主な貯蔵方式であり、その主な理由として、プール貯蔵方式は放射線遮蔽と廃熱除去の問題を簡単に解決できる、即ち、水が放射線遮蔽機能を有し且つ廃熱キャリアとして使用済燃料を冷却できるからである。しかしながら、プール貯蔵は、プールにおいて冷却材喪失事故が発生する場合、使用済燃料が水平面から露出すると、放射線遮蔽の機能が無くなるだけでなく、使用済燃料の廃熱除去の動作状態が悪化し、ひいては使用済燃料の焼損や放射性物質の放出を招いてしまうという欠陥がある。
最近開発された使用済燃料乾式貯蔵技術は、上記の問題を効果的に解決できるが、主に使用済燃料をプールに一定時間に貯蔵した後に用いられる。この時、使用済燃料は廃熱レベルが低く、放射線量が減少し、使用済燃料乾式貯蔵技術に水源が不要であるため、放射線遮蔽は主に貯蔵施設に依存し、廃熱除去は主に空気冷却に依存する。
本発明が解決しようとする技術的問題は、ペブルベッド高温ガス冷却炉原子力発電所の使用済燃料貯蔵施設内の使用済燃料タンクを冷却して、使用済燃料タンクの廃熱を強制換気と自然換気との組み合わせ方式によって外部環境に排出するために用いられることができる原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムを提供することである。
原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムであって、使用済燃料建屋内に配置され、前記使用済燃料建屋は、下から上へ順に配置された貯蔵室、操作室、及び換気設備室を備え、前記貯蔵室の各立坑内にいずれも換気遮熱筒が設けられ、且つ前記貯蔵室が緩衝貯蔵区域を備え、前記緩衝貯蔵区域の上端に、緩衝貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板によって仕切られた緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバと緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバが設けられ、前記緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバが前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に位置し、前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に緩衝貯蔵区域冷気配管が接続され、前記緩衝貯蔵区域冷気配管が前記操作室から前記換気設備室まで延び、前記操作室の壁に前記緩衝貯蔵区域冷気配管と連通する緩衝貯蔵区域冷気吸入口が設けられ、それにより、冷気が前記緩衝貯蔵区域冷気配管から前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバに入り、前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバを経由して前記緩衝貯蔵区域内の立坑の冷気通路内に入り、さらに前記換気遮熱筒の吸気口から前記換気遮熱筒内に入り、さらに前記換気遮熱筒の排気口を経由して前記緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ内に入り、前記緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバの上方に緩衝貯蔵区域第1排熱配管が接続され、前記緩衝貯蔵区域第1排熱配管が前記操作室から前記換気設備室まで延びて、第1エアバルブを介して前記換気設備室の天井部の緩衝貯蔵区域換気排熱口と連通し、前記換気設備室内に緩衝貯蔵区域第2排熱配管、空気冷却器、緩衝貯蔵区域排熱ファン、及びバイパスダクトが設けられ、前記緩衝貯蔵区域第2排熱配管、空気冷却器、及びバイパスダクトがそれぞれ前記緩衝貯蔵区域第1排熱配管に並列接続され、前記緩衝貯蔵区域第2排熱配管が第2エアバルブを介して前記緩衝貯蔵区域換気排熱口と連通し、前記空気冷却器と前記バイパスダクトの入口端にそれぞれ第3エアバルブと第4エアバルブが接続され、前記空気冷却器と前記バイパスダクトの出口端がいずれも前記貯蔵区域排熱ファンの入口端に接続され、前記貯蔵区域排熱ファンの出口端が第5エアバルブと第6エアバルブを介してそれぞれ前記緩衝貯蔵区域第1排熱配管と緩衝貯蔵区域第2排熱配管に接続される。
好ましくは、前記貯蔵室は、さらに前記緩衝貯蔵区域と隔離した二次中間貯蔵区域を備え、前記二次中間貯蔵区域の上端に、二次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板によって仕切られた二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバと二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバが設けられ、且つ前記二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバが前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に位置し、前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に二次中間貯蔵区域冷気配管が接続され、前記二次中間貯蔵区域冷気配管が前記操作室から前記換気設備室まで延び、前記操作室の壁に前記二次中間貯蔵区域冷気配管と連通する二次中間貯蔵区域冷気吸入口が設けられ、それにより、冷気が前記二次中間貯蔵区域冷気配管から前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバに入り、前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバを経由して前記二次中間貯蔵区域内の立坑の冷気通路内に入り、さらに前記換気遮熱筒の吸気口から前記換気遮熱筒内に入り、さらに前記換気遮熱筒の排気口を経由して前記二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ内に入り、前記二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバの上方に二次中間貯蔵区域排熱配管が接続され、前記二次中間貯蔵区域排熱配管が前記操作室から前記換気設備室まで延びて、第7エアバルブを介して前記換気設備室の天井部の二次中間貯蔵区域換気排熱口と連通する。
好ましくは、前記貯蔵室は、さらに前記緩衝貯蔵区域及び二次中間貯蔵区域といずれも隔離した複数の一次中間貯蔵区域を備え、前記一次中間貯蔵区域の上端に、一次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板によって仕切られた一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバと一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバが設けられ、前記一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバが前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に位置し、前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に一次中間貯蔵区域冷気配管が接続され、前記一次中間貯蔵区域冷気配管が前記操作室から前記換気設備室まで延び、前記操作室の壁に、前記一次中間貯蔵区域冷気配管と連通する一次中間貯蔵区域冷気吸入口が設けられ、それにより、冷気が前記一次中間貯蔵区域冷気配管を介して前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバに入り、さらに前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバを経由して前記一次中間貯蔵区域内の立坑の冷気通路内に入り、さらに前記換気遮熱筒の吸気口から前記換気遮熱筒内に入り、さらに前記換気遮熱筒の排気口を経由して前記一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ内に入り、前記一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバの上方に一次中間貯蔵区域排熱第1配管が接続され、前記一次中間貯蔵区域排熱第1配管が前記操作室から前記換気設備室まで延びて、第8エアバルブを介して前記換気設備室の天井部の一次中間貯蔵区域換気排熱口と連通し、前記換気設備室内に、一次中間貯蔵区域第2排熱配管、一次中間貯蔵区域排熱ファン、及び換気配管が設けられ、前記一次中間貯蔵区域第2排熱配管と換気配管がそれぞれ前記一次中間貯蔵区域第1排熱配管に並列接続され、前記一次中間貯蔵区域第2排熱配管が第9エアバルブを介して前記一次中間貯蔵区域換気排熱口と連通し、前記換気配管が前記一次中間貯蔵区域排熱ファンに接続され、且つ前記一次中間貯蔵区域排熱ファンの出口端が第10エアバルブと第11エアバルブを介してそれぞれ前記一次中間貯蔵区域第1排熱配管と一次中間貯蔵区域第2排熱配管に接続される。
好ましくは、前記緩衝貯蔵区域排熱ファンと一次中間貯蔵区域排熱ファンは、いずれも2台の動作用排熱ファン及び1台の予備用排熱ファンを含む。
好ましくは、前記緩衝貯蔵区域と一次中間貯蔵区域とが第1隔壁により仕切られ、前記一次中間貯蔵区域と二次中間貯蔵区域が第2隔壁により仕切られる。
好ましくは、前記緩衝貯蔵区域冷気吸入口、二次中間貯蔵区域冷気吸入口、一次中間貯蔵区域冷気吸入口、緩衝貯蔵区域換気排熱口、二次中間貯蔵区域換気排熱口、及び一次中間貯蔵区域換気排熱口の数は、いずれも複数である。
好ましくは、前記操作室の天井端に操作室天井板が設けられ、前記操作室天井板の下方に支持梁が設けられ、前記緩衝貯蔵区域冷気配管、緩衝貯蔵区域第1排熱配管、緩衝貯蔵区域第2排熱配管、一次中間貯蔵区域冷気配管、一次中間貯蔵区域排熱第1配管、一次中間貯蔵区域排熱第2配管、二次中間貯蔵区域冷気配管、及び二次中間貯蔵区域排熱配管がいずれも同一側に設けられ、且つ前記緩衝貯蔵区域冷気配管、緩衝貯蔵区域第1排熱配管、及び緩衝貯蔵区域第2排熱配管が前記緩衝貯蔵区域に対応して設けられ、前記一次中間貯蔵区域冷気配管、一次中間貯蔵区域排熱第1配管、及び一次中間貯蔵区域排熱第2配管が前記一次中間貯蔵区域に対応して設けられ、前記二次中間貯蔵区域冷気配管及び二次中間貯蔵区域排熱配管が前記二次中間貯蔵区域に対応して設けられる。
好ましくは、前記貯蔵室の天井端に立坑坑口フロアが設けられ、前記立坑坑口フロアに各立坑に対応して坑口が設けられ、前記坑口のそれぞれに立坑用蓋が対応して設けられ、前記換気遮熱筒は底端が使用済燃料建屋底板に固定され、天井端が前記立坑坑口フロアまで延び、前記換気遮熱筒の吸気口が前記換気遮熱筒の底部に周方向に沿って配置され、前記換気遮熱筒の内側に前記使用済燃料建屋底板から前記立坑坑口フロアまで延びる立坑ガイドレールが固定され、前記立坑ガイドレールが使用済燃料タンク吊り上げ過程でのガイドに用いられ、前記立坑ガイドレールが側方向の支持具によって立坑外壁に固定され、前記換気遮熱筒と立坑ガイドレールがいずれも段階式である。
好ましくは、前記立坑と使用済燃料建屋外壁との間に複数層の耐震フロアが設けられる。
好ましくは、前記立坑と使用済燃料建屋外壁との間に、温度測定室と中継室が設けられ、前記温度測定室が地面の下方に位置し、前記中継室が地面の上方に位置し、前記温度測定室と中継室の内側壁に、ウォールスルー型タンク温度測定装置が設けられる。
本発明に係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムは、使用済燃料建屋内に取り付けられ、プール貯蔵方式で使用済燃料を貯蔵しておく必要がなく、使用済燃料の安全性がポンプ、ファン等の動力設備に依存しないため、日常のメンテナンスを減少し、エネルギーを節約するだけでなく、固有の安全性を備える。また、本発明に係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムは、ペブルベッド高温ガス冷却炉原子力発電所の使用済燃料貯蔵施設内の使用済燃料タンクを冷却して、使用済燃料タンクの廃熱を強制換気と自然換気の組み合わせ方式によって外部環境に排出するために用いることができる。
本発明の実施例に係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムを取り付けた使用済燃料建屋の正面模式図である。 本発明の実施例に係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムを取り付けた使用済燃料建屋の側面模式図である。 本発明の実施例に係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムを取り付けた使用済燃料建屋の上面模式図である。 本発明の実施例に係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムの上層配管の構造模式図である。 本発明の実施例に係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムの構造軸測模式図である。 本発明の実施例に係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムの下層配管の構造模式図である。
以下、図面及び実施例を参照して本発明の実施形態をさらに詳細に説明する。以下の実施例は、本発明を説明するものであるが、本発明の範囲を限定するものではない。
なお、本発明の説明では、用語「中心」、「縦方向」、「横方向」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」等で示される方位又は位置関係は、図面に示される方位又は位置関係であり、本発明の説明の容易化と簡単化を図るものであり、係る装置や要素が必ず特定の方位を有し、特定の方位で構成し操作することを指示又は示唆しないため、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。なお、用語「第1」、「第2」、「第3」は、目的のみを説明するために用いられ、相対重要性を指示又は示唆するものではないことを理解すべきである。
まず、本実施例は、ペブルベッドモジュール型高温ガス炉原子力発電所に用いられる原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムを例として説明するが、適宜変更することによって、本願の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムがほかの種類の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵施設内の使用済燃料タンクを冷却することにも適用できることは自明である。
本実施例の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムは、使用済燃料建屋内に設置され、いくつかの構造が使用済燃料建屋の屋根又は使用済燃料建屋の壁に設けられる場合を含む。なお、前記使用済燃料建屋は、下から上へ順に配置された貯蔵室、操作室20、及び換気設備室54を含む。
本実施例の貯蔵室が56本の貯蔵用立坑から構成されるが、貯蔵室内の立坑の数が作業要求に応じて変更可能であることは自明である。貯蔵室は、底部が使用済燃料建屋底板1で、周囲が使用済燃料建屋外壁2で、天井部が立坑坑口フロア19である。貯蔵室の内部において、立坑外壁4で正方形の立坑が囲まれてなり、ここで、立坑の形状が限定されない。立坑底部の中心に、使用済燃料タンクを配置して保護するためのタンクサポート12が設けられる。立坑内に換気遮熱筒5が配置される。前記換気遮熱筒5は使用済燃料建屋底板1上に支持され、換気遮熱筒5の底部に吸気口が周方向に設けられ、上方から流れた冷却空気が底部の吸気口を通過して、換気遮熱筒5の内部に流入して、使用済燃料タンクを冷却することが可能となる。
換気遮熱筒5の内側に、立坑内での使用済燃料タンク吊り上げ時のガイド用の立坑ガイドレール6が固定され、立坑ガイドレール6が側方向の支持具によって立坑外壁4に固定される。立坑ガイドレール6が使用済燃料建屋底板1から立坑坑口フロア19まで延びることで、立坑内での使用済燃料タンク吊り上げ過程で常に確実にガイドできる。換気遮熱筒5と立坑ガイドレール6を段階式加工可能とすることで、使用済燃料建屋の土木工事完了後に取り付けやすくなる。立坑坑口フロア19に、各貯蔵立坑に使用済燃料タンクが貯蔵立坑を出入りするための1つの坑口が設けられ、坑口内に立坑用蓋28が配置されることで、立坑内の放射線を遮蔽する。
好ましくは、遮熱筒の内部に4本のガイドレールが設けられ、ガイドレールの垂直方向の複数の部位が立坑隔壁14の予埋め込み板に均一に固定され、それによりガイドレールの剛度がタンク吊り上げの要求を満たすことを確保する。
立坑と使用済燃料建屋外壁2との間の部分に、複数層の耐震フロア3が設けられ、それにより立坑が耐震要求を満たす。
貯蔵室内の外側寄り位置に使用済燃料の温度測定室15と中継室17が設けられる。なお、温度測定室15が地面16の下方に位置し、中継室17が地面16の上方に位置する。ウォールスルー型タンク温度測定装置13は、温度測定室15と中継室17の立坑に近い壁(つまり内側壁)に設けられ、廃熱排出換気システムの運転安全性を確保することができるように、使用済燃料タンクが貯蔵室に装入された後、使用済燃料タンクの壁面温度を連続的に測定する。
なお、ウォールスルー型タンク温度測定装置13は、厚い壁と遮熱筒を貫通したウォールスルー型熱電対であってもよい。該ウォールスルー型熱電対に防水プラグが設けられ、貯蔵室の浸水事故を回避でき、熱電対によって使用済燃料タンクの温度状態をリアルタイムに監視し、故障が発生するとすぐに警報を発し、操作者が正確に判断することに寄与し、廃熱排出換気システムの運転安全性を確保する。
貯蔵室の上方に使用済燃料の操作室20が設けられる。操作室20の内部に、使用済燃料タンクを立坑坑口から立坑内に入れ又は立坑内から取り出す使用済燃料タンクの中継設備が設けられる。操作室20の上部に操作室天井板52が設けられ、操作室20のスパンが大きいため、建屋の耐震安全性を向上させるように、操作室天井板52の下方に支持梁44が設けられる。
操作室天井板52の上方に使用済燃料の換気設備室54が設けられる。換気設備室54は、使用済燃料貯蔵室の強制換気に必要な配管、排熱ファン、及びエアバルブ等の設備を取り付けるためのものであり、使用済燃料の換気設備室54の上部に使用済燃料貯蔵室の換気排熱口がさらに設けられる。
本実施例の貯蔵室は、緩衝貯蔵区域、一次中間貯蔵区域、及び二次中間貯蔵区域に分けられる。勿論、一次中間貯蔵区域と二次中間貯蔵区域の数はゼロであってもよく、任意の正整数であってもよい。一次中間貯蔵区域又は二次中間貯蔵区域の数がゼロの場合、一次中間貯蔵区域又は二次中間貯蔵区域が緩衝貯蔵区域とは独立して設置される。各々の独立した貯蔵区域内に、独立した廃熱排出換気サブシステムが設けられる。
本実施例は、図1〜3を参照して、貯蔵室が隔離した緩衝貯蔵区域、1つの一次中間貯蔵区域、及び二次中間貯蔵区域を含む場合を例として説明する。
なお、それぞれの貯蔵区域に対応して冷気吸入チャンバ、熱気排出チャンバ、及び前記冷気吸入チャンバと熱気排出チャンバを仕切る冷熱気チャンバ仕切り板が設けられる。
なお、異なる貯蔵区域に対応して、冷気吸入チャンバを緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7、一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ23及び二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ24と命名し、熱気排出チャンバを緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ10、一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ25及び二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ26と命名し、冷熱気チャンバ仕切り板を緩衝貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板、一次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板及び二次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板22と命名し、同様に、ほかの構造の命名も該ルールに従う。
さらに、図3に示すように、一番上の行の8本の立坑が緩衝貯蔵区域に対応し、一次貯蔵区域の中間の2列の総計16本の立坑が一次中間貯蔵区域に対応し、最後の4列の総計32本の立坑が二次中間貯蔵区域に対応する。
さらに、相互に隔離した各貯蔵区域内の冷却配管と排熱配管がいずれも同一側に設けられることが好ましいが、それに限定されない。具体的には、緩衝貯蔵区域の上端に、緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7と緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ10が設けられ、緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7と緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ10が緩衝貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板により仕切られ、且つ前記緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ10が前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7の上方に位置する。
前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7の上方に緩衝貯蔵区域冷気配管45が接続され、前記緩衝貯蔵区域冷気配管45が前記操作室20から前記換気設備室54まで延び、前記操作室20の壁に前記緩衝貯蔵区域冷気配管45と連通する緩衝貯蔵区域冷気吸入口(41,43)が設けられる。冷気は、前記緩衝貯蔵区域冷気吸入口(41,43)から入った後、緩衝貯蔵区域冷気配管45を経由して前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7に入り、さらに前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7を経由して前記緩衝貯蔵区域内の立坑の冷気通路内に入り、さらに前記換気遮熱筒5の底部の吸気口から前記換気遮熱筒5内に入る。冷気は、前記換気遮熱筒5に入った後、前記換気遮熱筒5の長手方向に沿って上へ運動し、最終的に前記換気遮熱筒5の排気口を経由して前記緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ10内に入る。前記緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ10の上方に緩衝貯蔵区域第1排熱配管49が接続され、前記緩衝貯蔵区域第1排熱配管49が前記操作室20から前記換気設備室54まで延びて、第1エアバルブ93を介して前記換気設備室54の天井部の緩衝貯蔵区域換気排熱口(50,51)と連通する。
なお、前記緩衝貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板に吸入チャンバ冷気口8が設けられ、冷気が前記吸入チャンバ冷気口8から前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7に入る。なお、緩衝貯蔵区域冷気配管45は緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ10を貫通して前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7と接続される。
なお、前記換気遮熱筒5は、使用済燃料建屋底板1から上へ緩衝貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板まで延び、換気遮熱筒5と緩衝貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板との間に密封構造が設けられることで、冷却空気が緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7に流入した後、換気遮熱筒5と緩衝貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板との間の隙間から緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ10にバイパスすることがない。また、明らかなように、該バイパス流量が立坑内の使用済燃料タンクの冷却に不利である。
さらに、図4〜図6を参照して、換気設備室54内に緩衝貯蔵区域第2排熱配管71、空気冷却器73、緩衝貯蔵区域排熱ファン、及びバイパスダクトが設けられる。前記緩衝貯蔵区域第2排熱配管71、空気冷却器73、及びバイパスダクトがそれぞれ前記緩衝貯蔵区域第1排熱配管49に並列接続される。前記緩衝貯蔵区域第2排熱配管71が第2エアバルブ94を介して前記緩衝貯蔵区域換気排熱口(50,51)と連通し、前記空気冷却器73と前記バイパスダクトの入口端にそれぞれ第3エアバルブ72と第4エアバルブ81が接続され、前記空気冷却器73と前記バイパスダクトの出口端がいずれも前記排熱ファンの入口端に接続され、前記排熱ファンの出口端が第5エアバルブ91と第6エアバルブ92を介してそれぞれ前記緩衝貯蔵区域第1排熱配管49と緩衝貯蔵区域第2排熱配管71に接続される。
なお、前記空気冷却器73と排熱ファンの間にも、前記排熱ファンの入口と出口位置にも、エアバルブが設けられてもよい。具体的には、空気冷却器73と前記バイパスダクトの出口端に接続された排熱ファンは3台であり、それぞれ第1の緩衝貯蔵区域排熱ファン76、第2の緩衝貯蔵区域排熱ファン77、及び第3の緩衝貯蔵区域排熱ファン80である。前記第1の緩衝貯蔵区域排熱ファン76の入口端と出口端に、それぞれ第12エアバルブ75と第13エアバルブ90が接続され、前記第2の緩衝貯蔵区域排熱ファン77の入口端と出口端に、それぞれ第14エアバルブ78と第15エアバルブ89が接続され、前記第3の緩衝貯蔵区域排熱ファン80の入口端と出口端に、それぞれ第16エアバルブ79と第17エアバルブ88が接続される。
前記第1の緩衝貯蔵区域排熱ファン76、第2の緩衝貯蔵区域排熱ファン77、及び第3の緩衝貯蔵区域排熱ファン80の出口にそれぞれ換気配管が接続され、これらのダクトが換気設備室54の上層ダクトシステムを構成し、上層ダクトが合流して二つのブランチに分岐し、一方は、第5エアバルブ91を経由して緩衝貯蔵区域第1排熱配管49に合流し、クローズ強制換気運転モードを制御することに用いられ、他方は、第6エアバルブ92を経由して緩衝貯蔵区域第2排熱配管71に合流し、オープン強制換気運転モードを制御することに用いられる。緩衝貯蔵区域第1排熱配管49の上方の第1エアバルブ93、及び緩衝貯蔵区域第2排熱配管71、第2エアバルブ94は、自然換気システムを制御することに用いられる。第1エアバルブ93と第2エアバルブ94の上方の排熱管が緩衝貯蔵区域換気排熱口(50,51)まで延びる。
好ましくは、緩衝貯蔵区域換気排熱口(50,51)の数が複数であり、好ましくは、2つであり且つ使用済燃料建屋に対称的に配置され、それにより風向きに関わらず廃熱を効果的に排出できる。また、好ましくは、緩衝貯蔵区域冷気吸入口(41,43)の数が複数である。
緩衝貯蔵区域に対応した廃熱排出換気システムは、具体的には3種類の動作モードを含む。
オープン自然換気とオープン強制換気の2種類の運転モードでは、冷気は、緩衝貯蔵区域冷気吸入口(41,43)から換気設備室54中の緩衝貯蔵区域冷気配管45内に流入する。緩衝貯蔵区域冷気配管45に、換気設備室54と操作室20との境界位置に第18エアバルブ64が設けられる。冷気は、第18エアバルブ64の開状態で操作室20中の緩衝貯蔵区域冷気配管45内に直接入り、さらに下へ立坑坑口フロア19における冷気通過孔11を通過して緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7に入る。緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7内において、冷却空気は、緩衝貯蔵区域中の各立坑内の冷気通路に分配されて流入し、換気遮熱筒5の外側に沿って下へ立坑底部まで流れて、さらに換気遮熱筒5底部の吸気口から換気遮熱筒5の内側に流入し、換気遮熱筒5内に収納された使用済燃料タンクを冷却し、使用済燃料タンクの発した廃熱を取って熱空気となり、換気遮熱筒5の天井部から緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ10に流入する。ほかの立坑から流出した熱空気と合流して操作室20中の緩衝貯蔵区域排熱管に集中して流入し、上へ換気設備室54における緩衝貯蔵区域第1排熱管49に流入する。
緩衝貯蔵区域は、オープン自然換気運転モードでは、緩衝貯蔵区域第1排熱管49の上方の第1エアバルブ93と緩衝貯蔵区域第2排熱配管71の上方の第2エアバルブ94がいずれも開状態であると同時に、第5エアバルブ91が閉状態で、第6エアバルブ92が閉状態であるため、熱空気が第1エアバルブ93と第2エアバルブ94を流れて、上へ使用済燃料建屋ルーフ53まで流れ、緩衝貯蔵区域換気排熱口(50,51)から外部環境に排出される。
緩衝貯蔵区域は、オープン強制換気運転モードでは、オープン自然換気運転モードとの主な相違点として、換気設備室54内での運転制御が異なり、熱空気流が緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ10から換気設備室54内の緩衝貯蔵区域第1排熱管49と緩衝貯蔵区域第2排熱配管71に流入した後、第1エアバルブ93と第2エアバルブ94がいずれも閉状態であるとともに、第5エアバルブ91が閉状態で、第6エアバルブ92が開状態であるため、熱空気流が第1エアバルブ93と第2エアバルブ94を通過して上へ使用済燃料建屋ルーフ53まで流れることができず、緩衝貯蔵区域第2排熱配管71からその後部の換気配管に流入するしかない。
また、該モードでは、空気冷却器73の前後の第3エアバルブ72と第19エアバルブ74がいずれも閉状態、バイパスダクトにおける第4エアバルブ81が開状態である。熱空気流は、緩衝貯蔵区域第2排熱配管71の下部から流出してバイパスダクトに流入し、さらにバイパスエアバルブを経由して後ろに続くダクトに入り、最終的に排熱ファンに流入する。
正常運転期間において、本実施例の3台の緩衝貯蔵区域排熱ファンのうち、2台のみが動作し、残りの1台が予備用である。動作用排熱ファン前後のエアバルブがいずれも開状態で、予備用の排熱ファン前後のエアバルブがいずれも閉状態である。このような2台を使って1台を予備するという設計は、廃熱排出換気システムの運転信頼性と廃熱排出の安全性を向上させることができる。
第1の緩衝貯蔵区域排熱ファン76と第2の緩衝貯蔵区域排熱ファン77が動作することを例とする場合、第1の緩衝貯蔵区域排熱ファン76の前後の第12エアバルブ75と第13エアバルブ90、及び第2の緩衝貯蔵区域排熱ファン77の前後の第14エアバルブ78と第15エアバルブ89が、いずれも開状態であり、第3の緩衝貯蔵区域排熱ファン80の前後の第16エアバルブ79と第17エアバルブ88が、いずれも閉状態である。
熱空気は、第1の緩衝貯蔵区域排熱ファン76と第2の緩衝貯蔵区域排熱ファン77を流れて昇圧され、第1の緩衝貯蔵区域排熱ファン76と第2の緩衝貯蔵区域排熱ファン77の後ろに設けられたエアバルブを流れた後、使用済燃料の換気設備室54内の上層換気配管に流入し、上層換気配管内で第6エアバルブ92に合流する。該モードでは、第5エアバルブ91が閉状態で、第6エアバルブ92が開状態であるため、熱空気流は第6エアバルブ92を流れた後、緩衝貯蔵区域第2排熱配管71の上部に流入して、さらに上へ使用済燃料建屋ルーフ53まで流れて、緩衝貯蔵区域換気排熱口(50,51)から外部環境に排出される。
緩衝貯蔵区域は、クローズ強制換気運転モードでは、オープン強制換気運転モードとの主な相違点として、第一、冷空気は、緩衝貯蔵区域冷気吸入口(41,43)から緩衝貯蔵区域冷気配管45に流入するのではなく、換気設備室54内の緩衝貯蔵区域第1排熱配管49から緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7に還流し、第二、クローズ換気モードでは、空気冷却器73の前の第3エアバルブ72及び後ろの第19エアバルブ74がいずれも開状態で、バイパスダクトにおける第4エアバルブ81が閉状態であり、熱空気流は、緩衝貯蔵区域第2排熱配管71の下部から流出して空気冷却器73に流入し、熱空気流の廃熱が空気冷却器73内で冷却水に取り除かれ、熱空気流が冷空気に冷却され、その後、冷空気が排熱ファンまで流れ、第三、排熱ファンから流出した冷空気は第3エアバルブ72に合流し、クローズ換気モードでは、第3エアバルブ72が開状態で、第4エアバルブ81が閉状態であり、冷空気は、緩衝貯蔵区域冷気管に流入して緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ7に還流する。
前記一次中間貯蔵区域の上端に、一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ23と一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ25が設けられ、前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ23と一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ25が一次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板により仕切られ、且つ前記一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ25が前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ23の上方に位置する。
前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ23の上方に一次中間貯蔵区域冷気配管57が接続され、前記一次中間貯蔵区域冷気配管57が前記操作室20から前記換気設備室54まで延び、前記操作室20の壁に前記一次中間貯蔵区域冷気配管57と連通する一次中間貯蔵区域冷気吸入口(55,56)が設けられる。冷気は、前記一次中間貯蔵区域冷気吸入口(55,56)から入り、前記一次中間貯蔵区域冷気配管57を経由して前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ23に入り、さらに前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ23を経由して前記一次中間貯蔵区域内の立坑の冷気通路内に入り、前記換気遮熱筒5の吸気口から前記換気遮熱筒5に入る。冷気は前記換気遮熱筒5に入った後、前記換気遮熱筒5の長手方向に沿って上へ運動し、最終的に前記換気遮熱筒5の排気口を経由して前記二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ26内に入る。前記一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ25の上方に一次中間貯蔵区域排熱第1配管が接続され、前記一次中間貯蔵区域排熱第1配管が前記操作室20から前記換気設備室54まで延びて、さらに第8エアバルブ95を介して前記換気設備室54の天井部の一次中間貯蔵区域換気排熱口と連通する。
同様に、換気遮熱筒5と一次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板との間に密封構造が設けられることで、冷却空気が一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ23に流入した後、換気遮熱筒5と一次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板との間の隙間から一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ25にバイパスすることがない。また、明らかなように、該バイパス流量が立坑内の使用済燃料タンクの冷却に不利である。
さらに、前記換気設備室54内に一次中間貯蔵区域第2排熱配管、一次中間貯蔵区域排熱ファン、及び換気配管が設けられる。前記一次中間貯蔵区域第2排熱配管と換気配管がそれぞれ前記一次中間貯蔵区域第1排熱配管58に並列接続される。前記一次中間貯蔵区域第2排熱配管が第9エアバルブ96を介して前記一次中間貯蔵区域換気排熱口と連通し、前記換気配管が前記一次中間貯蔵区域排熱ファンに接続され、前記一次中間貯蔵区域排熱ファンの出口端が、第10エアバルブと第11エアバルブを介してそれぞれ前記一次中間貯蔵区域第1排熱配管58と一次中間貯蔵区域第2排熱配管に接続される。
また、前記一次中間貯蔵区域排熱ファンの入口と出口位置にいずれもエアバルブが設けられてもよい。具体的には、換気配管に接続された一次中間貯蔵区域排熱ファンは3台であり、それぞれ第1の一次中間貯蔵区域排熱ファン83、第2の一次中間貯蔵区域排熱ファン84及び第3の一次中間貯蔵区域排熱ファン86である。第1の一次中間貯蔵区域排熱ファン83の入口端と出口端にそれぞれ第20エアバルブ82と第21エアバルブ97が設けられ、第2の一次中間貯蔵区域排熱ファン84の入口端と出口端にそれぞれ第22エアバルブ85と第23エアバルブ98が設けられ、第3の一次中間貯蔵区域排熱ファン86の入口端と出口端にそれぞれ第24エアバルブ87と第25エアバルブ99が設けられる。
前記第1の一次中間貯蔵区域排熱ファン83、第2の一次中間貯蔵区域排熱ファン84、及び第3の一次中間貯蔵区域排熱ファン86の出口にそれぞれ換気配管が接続され、これらのダクトが換気設備室54の上層ダクトシステムを構成し、上層ダクトが合流して一次中間貯蔵区域第2排熱配管へ流れ、前記一次中間貯蔵区域第2排熱配管が一次中間貯蔵区域第1排熱配管58と連通する。前記一次中間貯蔵区域第1排熱配管58に第8エアバルブ95が設けられ、前記一次中間貯蔵区域第2排熱配管に第9エアバルブ96が設けられる。前記第8エアバルブ95と第9エアバルブ96は、自然換気システムを制御するために用いられる。第1エアバルブ93と第2エアバルブ94の上方の排熱管が一次中間貯蔵区域換気排熱口まで延びる。
好ましくは、一次中間貯蔵区域換気排熱口の数が複数であり、好ましくは、2つであり且つ使用済燃料建屋に対称的に配置され、それにより風向きに関わらず廃熱を効果的に排出できる。また、好ましくは、一次中間貯蔵区域冷気吸入口(55,56)の数も複数である。
緩衝貯蔵区域に対応した廃熱排出換気サブシステムは、具体的に2種類の動作モードを含む。
オープン自然換気とオープン強制換気の2種類の運転モードでは、冷気は、一次中間貯蔵区域冷気吸入口(55,56)から入り、さらに下へ立坑坑口フロア19における冷気通過孔11を通過して、一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ23に入る。一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ23内において、冷却空気は、各立坑内の冷気通路に分配されて流入し、換気遮熱筒5の外側に沿って下へ立坑底部まで流れ、さらに換気遮熱筒5の底部の孔から換気遮熱筒5の内側に流入し、換気遮熱筒5内に収納された使用済燃料タンクを冷却し、使用済燃料タンクの発した廃熱を取って熱空気となり、換気遮熱筒5の天井部から一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ25に流入し、ほかの立坑から流出した熱空気と合流した後、一次中間貯蔵区域の一次中間貯蔵区域排熱第1配管に集中して流入し、さらに換気設備室54の一次中間貯蔵区域排熱第1配管と一次中間貯蔵区域排熱第2配管に流入する。
オープン自然換気運転モードでは、一次中間貯蔵区域排熱第1配管と一次中間貯蔵区域排熱第2配管の上方の第8エアバルブ95と第9エアバルブ96がいずれも開状態であるため、熱空気は、第8エアバルブ95と第9エアバルブ96を流れて上へ使用済燃料建屋ルーフ53まで流れ、一次中間貯蔵区域換気排熱口から外部環境に排出される。
一次中間貯蔵区域は、オープン強制換気運転モードでは、オープン自然換気運転モードとの主な相違点として、換気設備室54内での運転制御が異なり、一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ25から換気設備室54内の一次中間貯蔵区域排熱第1配管と一次中間貯蔵区域排熱第2配管に流入した後、オープン強制換気運転モードでは、第8エアバルブ95と第9エアバルブ96がいずれも閉状態であるため、熱空気流は、第8エアバルブ95と第9エアバルブ96を流れて上へ使用済燃料建屋ルーフ53まで流れることができず、一次中間貯蔵区域排熱第2配管の後部の換気配管から排熱ファンに流入するしかない。
正常運転期間において、本実施例の3台の一次中間貯蔵区域排熱ファンのうち、2台のみが動作し、残りの1台が予備用である。動作用排熱ファン前後のエアバルブがいずれも開状態で、予備用排熱ファン前後のエアバルブがいずれも閉状態である。
第1の一次中間貯蔵区域排熱ファン83と第2の一次中間貯蔵区域排熱ファン84が動作することを例とする場合、第1の一次中間貯蔵区域排熱ファン83の前後の第20エアバルブ82と第21エアバルブ97、及び第2の緩衝貯蔵区域排熱ファン77の前後の第22エアバルブ85と第23エアバルブ98がいずれも開状態であり、第3の緩衝貯蔵区域排熱ファン80の前後の第24エアバルブ87と第25エアバルブ99が閉状態である。
熱空気は、第1の一次中間貯蔵区域排熱ファン83と第2の一次中間貯蔵区域排熱ファン84を流れて昇圧され、第1の一次中間貯蔵区域排熱ファン83と第2の一次中間貯蔵区域排熱ファン84の後ろに設けられたエアバルブを流れた後、換気設備室54内の上層換気配管に流入し、上層換気配管内で第11エアバルブの上部の換気配管に合流し、さらに上へ使用済燃料建屋ルーフ53まで流れ、一次中間貯蔵区域換気排熱口から外部環境に排出される。
二次中間貯蔵区域の上端に、二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ24と二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ26が設けられ、前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ24と二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ26が二次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板22により仕切られ、前記二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ26が前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ24の上方に位置する。
前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ24の上方に二次中間貯蔵区域冷気配管62が接続され、前記二次中間貯蔵区域冷気配管62が前記操作室20から前記換気設備室54まで延び、前記操作室20の壁に前記二次中間貯蔵区域冷気配管62と連通する二次中間貯蔵区域冷気吸入口(59,60)が設けられる。冷気は前記二次中間貯蔵区域冷気吸入口(59、60)から入り、前記二次中間貯蔵区域冷気配管62を経由して前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ24に入り、さらに前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ24を経由して前記二次中間貯蔵区域内の立坑の冷気通路内に入り、前記換気遮熱筒5の吸気口から前記換気遮熱筒5に入る。冷気、前記換気遮熱筒5に入った後、前記換気遮熱筒5の長手方向に沿って上へ運動し、最終的に前記換気遮熱筒5の排気口を経由して前記二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ26内に入る。前記二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ26の上方に二次中間貯蔵区域排熱配管61が接続され、前記二次中間貯蔵区域排熱配管61が前記操作室20から前記換気設備室54まで延びて、さらに第7エアバルブを介して前記換気設備室54の天井部の二次中間貯蔵区域換気排熱口と連通する。
二次中間貯蔵区域に対応した廃熱排出換気サブシステムにおいて、冷気は、二次中間貯蔵区域冷気吸入口(59,60)から二次中間貯蔵区域冷気吸入管に流入し、さらに下へ立坑坑口フロア19における冷気通過孔11を流れ通過して、二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ24に入る。二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ24内において、冷却空気は、各立坑内の冷気通路に分配されて流入し、換気遮熱筒5の外側に沿って下へ立坑底部まで流れ、さらに換気遮熱筒5の底部の孔から換気遮熱筒5の内側に流入し、換気遮熱筒5内に収納された使用済燃料タンクを冷却し、使用済燃料タンクの発した廃熱を取って熱空気になり、換気遮熱筒5の天井部から二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ26に流入し、ほかの立坑から流出した熱空気と合流して二次中間貯蔵区域排熱配管61に集中して流入し、上へ使用済燃料操作室20と使用済燃料換気設備室54内のダクトを流れて使用済燃料建屋ルーフ53まで流れて、さらに二次中間貯蔵区域換気排熱口から外部環境に排出される。
好ましくは、二次中間貯蔵区域換気排熱口の数が複数であり、好ましく、は2つであり且つ使用済燃料建屋に対称的に配置され、それにより風向きに関わらず廃熱を効果的に排出できる。また、好ましくは二次中間貯蔵区域冷気吸入口(59,60)の数も複数である。
本実施例において、好ましくは、緩衝貯蔵区域と一次中間貯蔵区域が第1隔壁21により仕切られ、一次中間貯蔵区域と二次中間貯蔵区域が第2隔壁27により仕切られる。さらに、緩衝貯蔵区域、一次中間貯蔵区域及び二次中間貯蔵区域は、それぞれ1つの独立した廃熱排出換気サブシステムに対応し、それにより3つの貯蔵区域廃熱排出換気サブシステムの独立性を確保する。
上記実施例からわかるように、本実施例は係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムによれば、緩衝貯蔵区域のオープン自然換気、オープン強制換気、及びクローズ強制換気の3種類の換気運転モード、一次中間貯蔵区域のオープン自然換気及びオープン強制換気の2種類の運転モード、二次中間貯蔵区域のオープン自然換気運転モードを実現する。3つの貯蔵区域廃熱排出換気サブシステムがいずれもオープン自然換気モードで運転して使用済燃料の廃熱を排出することができるため、使用済燃料の安全性がポンプやファン等の動力設備に依存せずに済み、日常のメンテナンスを減少し、エネルギーを節約するだけでなく、固有の安全性を備える。
さらに、本実施例の緩衝貯蔵区域、一次中間貯蔵区域、及び二次中間貯蔵区域の冷気吸入口と換気排熱口がいずれも使用済燃料建屋の上部に設けられ、地面から16m以上とすることで、地面の水たまりによる水浸し事故を回避し、使用済燃料タンク換気冷却システムの安全信頼性を効果的に確保する。また、各貯蔵区域の冷気吸入口と換気排熱口の数をそれぞれ2つとすることで、風環境による使用済燃料貯蔵室の各貯蔵区域換気冷却への影響を大幅に軽減させ、廃熱排出の冗長設計要件を満たす。
また、好ましくは前記緩衝貯蔵区域冷気配管45、緩衝貯蔵区域第1排熱配管49、緩衝貯蔵区域第2排熱配管71、一次中間貯蔵区域冷気配管57、一次中間貯蔵区域排熱第1配管、一次中間貯蔵区域排熱第2配管、二次中間貯蔵区域冷気配管62、及び二次中間貯蔵区域排熱配管61がいずれも同一側に設けられる。
本実施例では、一般的に、温度が高い使用済燃料タンクを緩衝貯蔵区域に貯蔵し、一定時間経過して、その温度と放射線量が下がると、二次中間貯蔵区域に移して自然換気によって使用済燃料の廃熱を排出する。
なお、本実施例の緩衝貯蔵区域、一次中間貯蔵区域、及び二次中間貯蔵区域が同一建屋内に設けられたが、実際に、各貯蔵区域がそれぞれ独立して設けられてもよく、各貯蔵区域内の立坑の数も作業要求に応じて調整されてもよい。
また、本実施例の緩衝貯蔵区域のクローズ強制換気冷却システムによって、緩衝貯蔵区域内の温度が高い使用済燃料タンク等の金属設備の腐食速度を効果的に下げ、特に沿岸地域の使用済燃料貯蔵システムの安全性を向上させ、使用済燃料貯蔵室の耐用年数を延ばすことができる。
上記実施形態は、本発明を説明するものであって、本発明を限定するものではない。実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、本発明の技術案の精神と範囲を逸脱せずに本発明の技術案に施された様々な組合せ、変更や同等置換はすべて本発明の特許請求の範囲に属すると理解できる。
本発明に係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムは、使用済燃料建屋内に取り付けられ、プール貯蔵方式で使用済燃料を貯蔵しておく必要がなく、使用済燃料の安全性がポンプ、ファン等の動力設備に依存しないため、日常のメンテナンスを減少し、エネルギーを節約するだけでなく、固有の安全性を備える。また、本発明に係る原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システムは、ペブルベッド高温ガス冷却炉原子力発電所の使用済燃料貯蔵施設内の使用済燃料タンクを冷却し、使用済燃料タンクの廃熱を強制換気と自然換気の組み合わせ方式によって外部環境に排出することができる。
1 使用済燃料建屋底板
2 使用済燃料建屋外壁
3 耐震フロア
4 立坑外壁
5 換気遮熱筒
6 立坑ガイドレール
7 緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバ
8 吸入チャンバ冷気口
10 緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ
11 冷気通過孔
12 タンクサポート
13 タンク温度測定装置
14 立坑隔壁
15 温度測定室
16 地面
17 中継室
19 立坑坑口フロア
20 操作室
21 第1隔壁
22 二次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板
23 一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ
24 二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバ
25 一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ
26 二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ
27 第2隔壁
28 立坑用蓋
41,43 緩衝貯蔵区域冷気吸入口
44 支持梁
45 緩衝貯蔵区域冷気配管
49 緩衝貯蔵区域第1排熱配管
50,51 緩衝貯蔵区域換気排熱口
52 操作室天井板
53 使用済燃料建屋ルーフ
54 換気設備室
55,56 一次中間貯蔵区域冷気吸入口
57 一次中間貯蔵区域冷気配管
58 一次中間貯蔵区域第1排熱配管
59,60 二次中間貯蔵区域冷気吸入口
61 二次中間貯蔵区域排熱配管
62 二次中間貯蔵区域冷気配管
64 第18エアバルブ
71 緩衝貯蔵区域第2排熱配管
72 第3エアバルブ
73 空気冷却器
74 第19エアバルブ
75 第12エアバルブ
76 第1の緩衝貯蔵区域排熱ファン
77 第2の緩衝貯蔵区域排熱ファン
78 第14エアバルブ
79 第16エアバルブ
80 第3の緩衝貯蔵区域排熱ファン
81 第4エアバルブ
82 第20エアバルブ
83 第1の一次中間貯蔵区域排熱ファン
84 第2の一次中間貯蔵区域排熱ファン
85 第22エアバルブ
86 第3の一次中間貯蔵区域排熱ファン
87 第24エアバルブ
88 第17エアバルブ
89 第15エアバルブ
90 第13エアバルブ
91 第5エアバルブ
92 第6エアバルブ
93 第1エアバルブ
94 第2エアバルブ
95 第8エアバルブ
96 第9エアバルブ
97 第21エアバルブ
98 第23エアバルブ
99 第25エアバルブ

Claims (10)

  1. 使用済燃料建屋内に配置され、前記使用済燃料建屋は、下から上へ順に配置された貯蔵室、操作室及び換気設備室を備え、前記貯蔵室の各立坑内にいずれも換気遮熱筒が設けられ、且つ前記貯蔵室が緩衝貯蔵区域を備え、前記緩衝貯蔵区域の上端に、緩衝貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板によって仕切られた緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバと緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバが設けられ、前記緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバが前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に位置し、
    前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に緩衝貯蔵区域冷気配管が接続され、前記緩衝貯蔵区域冷気配管が前記操作室から前記換気設備室まで延び、前記操作室の壁に前記緩衝貯蔵区域冷気配管と連通する緩衝貯蔵区域冷気吸入口が設けられ、それにより、冷気が前記緩衝貯蔵区域冷気配管から前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバに入り、前記緩衝貯蔵区域冷気吸入チャンバを経由して前記緩衝貯蔵区域内の立坑の冷気通路内に入り、さらに前記換気遮熱筒の吸気口から前記換気遮熱筒内に入り、さらに前記換気遮熱筒の排気口を経由して前記緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバ内に入り、前記緩衝貯蔵区域熱気排出チャンバの上方に緩衝貯蔵区域第1排熱配管が接続され、前記緩衝貯蔵区域第1排熱配管が前記操作室から前記換気設備室まで延びて、第1エアバルブを介して前記換気設備室の天井部の緩衝貯蔵区域換気排熱口と連通し、
    前記換気設備室内に緩衝貯蔵区域第2排熱配管、空気冷却器、緩衝貯蔵区域排熱ファン、及びバイパスダクトが設けられ、前記緩衝貯蔵区域第2排熱配管、空気冷却器及びバイパスダクトがそれぞれ前記緩衝貯蔵区域第1排熱配管に並列接続され、前記緩衝貯蔵区域第2排熱配管が第2エアバルブを介して前記緩衝貯蔵区域換気排熱口と連通し、前記空気冷却器と前記バイパスダクトの入口端にそれぞれ第3エアバルブと第4エアバルブが接続され、前記空気冷却器と前記バイパスダクトの出口端がいずれも前記貯蔵区域排熱ファンの入口端に接続され、前記貯蔵区域排熱ファンの出口端が第5エアバルブと第6エアバルブを介してそれぞれ前記緩衝貯蔵区域第1排熱配管と緩衝貯蔵区域第2排熱配管に接続されることを特徴とする原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム。
  2. 前記貯蔵室は、さらに前記緩衝貯蔵区域と隔離した二次中間貯蔵区域を備え、前記二次中間貯蔵区域の上端に、二次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板によって仕切られた二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバと二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバが設けられ、且つ前記二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバが前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に位置し、
    前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に二次中間貯蔵区域冷気配管が接続され、前記二次中間貯蔵区域冷気配管が前記操作室から前記換気設備室まで延び、前記操作室の壁に前記二次中間貯蔵区域冷気配管と連通する二次中間貯蔵区域冷気吸入口が設けられ、それにより、冷気が前記二次中間貯蔵区域冷気配管から前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバに入り、前記二次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバを経由して前記二次中間貯蔵区域内の立坑の冷気通路内に入り、さらに前記換気遮熱筒の吸気口から前記換気遮熱筒内に入り、さらに前記換気遮熱筒の排気口を経由して前記二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ内に入り、前記二次中間貯蔵区域熱気排出チャンバの上方に二次中間貯蔵区域排熱配管が接続され、前記二次中間貯蔵区域排熱配管が前記操作室から前記換気設備室まで延びて、第7エアバルブを介して前記換気設備室の天井部の二次中間貯蔵区域換気排熱口と連通することを特徴とする請求項1に記載の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム。
  3. 前記貯蔵室は、さらに前記緩衝貯蔵区域及び二次中間貯蔵区域といずれも隔離した複数の一次中間貯蔵区域を備え、
    前記一次中間貯蔵区域の上端に、一次中間貯蔵区域冷熱気チャンバ仕切り板によって仕切られた一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバと一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバが設けられ、前記一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバが前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に位置し、前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバの上方に一次中間貯蔵区域冷気配管が接続され、前記一次中間貯蔵区域冷気配管が前記操作室から前記換気設備室まで延び、前記操作室の壁に前記一次中間貯蔵区域冷気配管と連通する一次中間貯蔵区域冷気吸入口が設けられ、それにより、冷気が前記一次中間貯蔵区域冷気配管を介して前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバに入り、さらに前記一次中間貯蔵区域冷気吸入チャンバを経由して前記一次中間貯蔵区域内の立坑の冷気通路内に入り、さらに前記換気遮熱筒の吸気口から前記換気遮熱筒内に入り、前記換気遮熱筒の排気口を経由して前記一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバ内に入り、さらに前記一次中間貯蔵区域熱気排出チャンバの上方に一次中間貯蔵区域排熱第1配管が接続され、前記一次中間貯蔵区域排熱第1配管が前記操作室から前記換気設備室まで延びて、第8エアバルブを介して前記換気設備室の天井部の一次中間貯蔵区域換気排熱口と連通し、
    前記換気設備室内に、一次中間貯蔵区域第2排熱配管、一次中間貯蔵区域排熱ファン、及び換気配管が設けられ、前記一次中間貯蔵区域第2排熱配管と換気配管がそれぞれ前記一次中間貯蔵区域第1排熱配管に並列接続され、前記一次中間貯蔵区域第2排熱配管が第9エアバルブを介して前記一次中間貯蔵区域換気排熱口と連通し、前記換気配管が前記一次中間貯蔵区域排熱ファンに接続され、且つ前記一次中間貯蔵区域排熱ファンの出口端が第10エアバルブと第11エアバルブを介してそれぞれ前記一次中間貯蔵区域第1排熱配管と一次中間貯蔵区域第2排熱配管に接続されることを特徴とする請求項2に記載の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム。
  4. 前記緩衝貯蔵区域排熱ファンと一次中間貯蔵区域排熱ファンは、いずれも2台の動作用排熱ファン及び1台の予備用排熱ファンを含むことを特徴とする請求項3に記載の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム。
  5. 前記緩衝貯蔵区域と一次中間貯蔵区域が第1隔壁により仕切られ、前記一次中間貯蔵区域と二次中間貯蔵区域が第2隔壁により仕切られることを特徴とする請求項3に記載の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム。
  6. 前記緩衝貯蔵区域冷気吸入口、二次中間貯蔵区域冷気吸入口、一次中間貯蔵区域冷気吸入口、緩衝貯蔵区域換気排熱口、二次中間貯蔵区域換気排熱口、及び一次中間貯蔵区域換気排熱口の数は、いずれも複数であることを特徴とする請求項3に記載の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム。
  7. 前記操作室の天井端に操作室天井板が設けられ、前記操作室天井板の下方に支持梁が設けられ、前記緩衝貯蔵区域冷気配管、緩衝貯蔵区域第1排熱配管、緩衝貯蔵区域第2排熱配管、一次中間貯蔵区域冷気配管、一次中間貯蔵区域排熱第1配管、一次中間貯蔵区域排熱第2配管、二次中間貯蔵区域冷気配管及び二次中間貯蔵区域排熱配管がいずれも同一側に設けられ、且つ前記緩衝貯蔵区域冷気配管、緩衝貯蔵区域第1排熱配管、及び緩衝貯蔵区域第2排熱配管が前記緩衝貯蔵区域に対応して設けられ、前記一次中間貯蔵区域冷気配管、一次中間貯蔵区域排熱第1配管及び一次中間貯蔵区域排熱第2配管が前記一次中間貯蔵区域に対応して設けられ、前記二次中間貯蔵区域冷気配管及び二次中間貯蔵区域排熱配管が前記二次中間貯蔵区域に対応して設けられることを特徴とする請求項3に記載の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム。
  8. 前記貯蔵室の天井端に立坑坑口フロアが設けられ、前記立坑坑口フロアに坑口が各立坑に対応して坑口が設けられ、前記坑口のそれぞれに立坑用蓋が対応して設けられ、前記換気遮熱筒は底端が使用済燃料建屋底板に固定され、天井端が前記立坑坑口フロアまで延び、前記換気遮熱筒の吸気口が前記換気遮熱筒の底部に周方向に沿って配置され、前記換気遮熱筒の内側に前記使用済燃料建屋底板から前記立坑坑口フロアまで延びる立坑ガイドレールが固定され、前記立坑ガイドレールが使用済燃料タンク吊り上げ過程でのガイドに用いられ、前記立坑ガイドレールが側方向の支持具によって立坑外壁に固定され、前記換気遮熱筒と立坑ガイドレールがいずれも段階式であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム。
  9. 前記立坑と使用済燃料建屋外壁との間に複数層の耐震フロアが設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム。
  10. 前記立坑と使用済燃料建屋外壁との間に、温度測定室と中継室が設けられ、前記温度測定室が地面の下方に位置し、前記中継室が地面の上方に位置し、前記温度測定室と中継室の内側壁に、ウォールスルー型タンク温度測定装置が設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の原子力発電所の使用済燃料乾式貯蔵用の廃熱排出換気システム。
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