JP6550430B2 - コンクリートの現場練り製造ユニット - Google Patents

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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

本発明は、工事現場で打設作業(コンクリートを型枠に流し込む作業)を行う際に、その工事現場で、セメントや骨材、水などのコンクリート材料を練り混ぜてコンクリートを製造することができる現場練りユニットに関し、特に、既設の構造物の補修工事や改修工事などに好適な現場練り製造ユニットに関する。
現在、多くの工事では、レディミクストコンクリート(いわゆる生コンクリート:生コン)が使用されている。生コンは、整備された工場で、一定の規格に基づいて大量に製造されるため、安定した品質のコンクリートが得られ、その品質も出荷時に保証されている。
生コンは、時間の経過によってその品質が変化するため、規格では、生コンの運搬時間は一定の時間内に制限されている。従って、生コンを使用して高品質なコンクリートを安定して得るためには、製造から運搬、打設に至るまでの行程を限られた時間で行わなければならない不利がある。その点、コンクリート材料と水とを工事現場で練り混ぜる、現場練りは、運搬時間の制約を受けない利点がある。
オフィスビルや道路、軌道等、街中にある既設の構造物やインフラの補修工事や改修工事などでは、作業時間が夜間等に制限される場合が多いうえに、ミキサー車の乗り入れ自体ができない現場もある。また、屋内や屋上等、生コンの使用が困難な現場も多い。このような現場では、新設工事と比べると必要なコンクリート量が少ないため、現場練りがよく行われている。
そのような現場では、作業者が手作業で各コンクリート材料及び水を計量し、小型のミキサーを用いて練り混ぜる作業が繰り返し行われている場合が多い。そのため、作業者の作業負担が大きいうえに、コンクリートの品質にばらつきが生じ易い。
しかも、補修工事等の場合、新設工事と異なり、既設の構造物に合わせて使用されるコンクリート材料の種類や加水量を調整する必要がある。そのため、製造条件の管理が煩雑で、計量ミス等が発生するリスクが高いという難点もある。
そこで、本発明者らは、これら不具合を解消すべく、補修工事などの小規模な打設作業に好適なコンクリートの現場練り製造ユニットを、先に提案している(特許文献1)。
その現場練り製造ユニットは、バッチ式製造装置であり、ミキサー、メインホッパー、サブホッパー、ベルトコンベア、スクリューフィーダ、給水装置、及び制御装置などの関連装置を、ユニット台の上に一体に組み込んで構成されている。この現場練り製造ユニットは、2t車に積載して運搬できるサイズに設計されている。
メインホッパーに、予め特定の品質に調整された粗骨材パックが投入され、ベルトコンベアでその所定量がミキサーに投入される。サブホッパーに、予め特定の品質に調整されたモルタルパックが投入され、スクリューフィーダでその所定量がミキサーに投入される。給水装置で所定量の水が供給された後、ミキサーの作動により、コンクリートが製造される。
特開2016−159474号公報
コンクリートの材料は、一般に、その性状の違いから、セメント、砂(細骨材)、及び砂利(粗骨材)の3種に大別される。これら材料であれば、安価で入手できるし、確保や調達も比較的容易に行える。特に、砂や砂利は、現場で簡単に調達できる場合もある。
ところが、特許文献1の現場練り製造ユニットの場合、主に、所定のプレミックス製品(粗骨材パックやモルタルパック)がコンクリートの材料に用いられるため、材料コストが高くなる、材料の確保や調達に難がある、等の課題があった。
また、その実施形態に開示された現場練り製造ユニットは、サイズの小さいユニット台に、これら材料に対応したメインホッパーとサブホッパーだけを配設していたため、1つの材料を手投入するなどしなければ、前述した3種の材料を使用してコンクリートを製造することができないという問題があった。加えて、一回で製造できるコンクリート量をもっと増やしてほしいという要望も多い。
そこで本発明の目的は、一般のコンクリート材料が使用でき、より利便性に優れたコンクリートの現場練り製造ユニットを提供することにある。
ここで開示する技術は、ユニット台の上に複数の関連装置が一体に組み込まれているコンクリートの現場練り製造ユニットに関する。
前記関連装置は、ロードセルによって重量変化の計測が可能なミキサーと、第1コンクリート材料を受け入れるとともに、下端に排出口が開口し、下方に向かって窄まった形状の下部を有する第1メインホッパーと、第2コンクリート材料を受け入れるとともに、下端に排出口が開口し、下方に向かって窄まった形状の下部を有する第2メインホッパーと、第3コンクリート材料を受け入れるサブホッパーと、前記第1コンクリート材料を搬送して前記ミキサーに投入する第1ベルトコンベアと、前記第2コンクリート材料を搬送して前記ミキサーに投入する第2ベルトコンベアと、前記第3コンクリート材料を搬送して前記ミキサーに投入するスクリューフィーダと、前記ミキサーに給水する給水装置と、前記ロードセルの計測値を記憶する製造条件記憶部を有する制御装置と、を含む。
前記ユニット台の短手方向に寸法を拡大した状態で、前記ユニット台の長手方向の一方の端部に前記ミキサーが配置され、前記ユニット台の長手方向の他方の端部に前記サブホッパーが配置され、当該サブホッパーと当該ミキサーとの間に、前記第1メインホッパー及び前記第2メインホッパーが、前記ユニット台の短手方向に並列して配置されている。
そして、前記第1ベルトコンベア及び前記第2ベルトコンベア、前記第1メインホッパーの前記排出口の下方及び前記第2メインホッパーの前記排出口の下方から互いに離れた状態で前記ミキサーの上部まで延設され、前記スクリューフィーダが、前記サブホッパーの下方から、前記第1メインホッパーの下部と前記第2メインホッパーの下部との間の隙間を通り、前記第1ベルトコンベア及び前記第2ベルトコンベアの間を前記ミキサーに向かって上り傾斜しながら延設されていて、前記ミキサーの上部の中心側に前記第3コンクリート材料を投入する。
すなわち、この現場練り製造ユニットによれば、ミキサーなどのコンクリートを製造する関連装置が、ユニット台の上に一体に組み込まれているので、現場練り製造ユニットを工事現場に運搬して設置するだけで、簡単に現場練りが行える。
そして、この現場練り製造ユニットには、計量機能の付いたミキサーが設置されているので、そのミキサーに投入されるコンクリート材料や水を計量することができる。その結果、配合割合が安定し、高品質なコンクリートが製造できる。
更に、これら計測値が記憶されるようになっているので、製造したコンクリートに用いられたコンクリート材料の配合割合を、製造後に必要に応じて特定できる。すなわち、現場練りコンクリートであっても品質保証が行える。
しかも、第1メインホッパー、第2メインホッパー、及びサブホッパーからなる、コンクリート材料を投入する3つの手段が設けられているので、コンクリートの製造に用いられる一般的な材料であるセメント、細骨材、及び粗骨材が使用できる。従って、利便性、汎用性に優れる。
更に、効率的かつ機能的にこれら関連装置を配置することで、サイズアップを抑制しながら生産能力を大幅に増加できるようになっている。
すなわち、ユニット台の長手方向の一方の端部にミキサーが配置され、ユニット台の長手方向の他方の端部にサブホッパーが配置され、これらサブホッパーとミキサーとの間に、第1メインホッパー及び第2メインホッパーが、ユニット台の短手方向に並列して配置されている。
それにより、ミキサーの周囲には、大きな設置スペースを要する関連装置が無くなり、ミキサーは、ユニット台の短手方向の寸法の限界までその直径を拡大できるので、容量を増やすことができる。第1メインホッパー及び第2メインホッパーを、ユニット台の短手方向に並列して配置することで、これらホッパーの容量も、無駄なく限界まで増やすことができる。
そして、第1ベルトコンベア及び第2ベルトコンベアが、第1メインホッパーの下方及び第2メインホッパーの下方から互いに離れた状態でミキサーに向かって延設されているので、第1ベルトコンベア及び第2ベルトコンベアを必要最小限のサイズにでき、狭いスペースに効率的に配置できる。
スクリューフィーダが、サブホッパーの下方から、第1メインホッパーの下部と第2メインホッパーの下部との間の隙間を通り、第1ベルトコンベア及び第2ベルトコンベアの間をミキサーに向かって延設されているので、スクリューフィーダも必要最小限のサイズにでき、狭いスペースに効率的に配置できる。
スクリューフィーダは、粒度の小さい第3コンクリート材料を搬送してミキサーに投入する。その投入位置を、ミキサーの中心側に位置させることができるので、第3コンクリート材料が周囲に拡散するのを効果的に抑制でき、安定してミキサーの内部に投入できる。
特に、前記サブホッパーは、前記ユニット台の短手方向の中間部位に配置された状態で、前記第1メインホッパー及び前記第2メインホッパーに隣接しているようにするとよい。
そうすれば、より効率的かつ機能的に配置でき、コンパクトなサイズで生産能力の向上が図れる。
前記サブホッパーの上部に開口する投入口は、前記第1メインホッパー及び前記第2メインホッパーの各々の上部に開口する投入口よりも下方に位置しているようにするとよい。
そうすれば、例えば、第1メインホッパーや第2メインホッパーに、外部からベルトコンベアを用いて第1コンクリート材料や第2コンクリート材料を投入する際、ベルトコンベアがサブホッパーと接触するのを回避できる。
前記ミキサーに、第4コンクリート材料としての繊維状素材を受け入れる繊維状素材投入部を設け、前記繊維状素材投入部が、前記ミキサーの開口の一部に装着される網状のシフターと、前記シフターに取り付けられたバイブレータと、を有しているようにしてもよい。
そうすれば、高品質な繊維補強コンクリートも容易に製造できるようになる。
前記ユニット台が、1.5mより大きく2m以下の短辺と、3mより大きく4m以下の長辺とで構成された矩形の床面を有し、当該床面の上に収まるように前記関連装置が設置されていて、現場練り製造ユニットの総重量が4000kg以下に設定されているようにするのが好ましい。
そうすれば、中型トラックの荷台や貨車に積載して運搬でき、乗り降ろしも容易にできる。従って、補修工事などの小規模な打設作業に好適である。
開示する現場練り製造ユニットによれば、容易に運搬して簡単に現場練りが行え、一般的なコンクリート材料を使用して高品質なコンクリートが製造でき、品質保証も行える。
現場練り製造ユニットの概略平面図である。 現場練り製造ユニットの概略側面図である。 現場練り製造ユニットのサブホッパー及びスクリューフィーダの部分を示す概略縦断面図である。 現場練り製造ユニットの一方の端面側を示す概略図である。 現場練り製造ユニットの使用形態の一例を示す概略斜視図である。 制御装置の主な構成を示すブロック図である。 繊維状素材投入部を示す概略図である。 図7AにおけるI−I線での概略断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
<現場練り製造ユニット>
図1及び図2に、現場練り製造ユニット1の一例を示す(単に製造ユニット1ともいう)。この製造ユニット1は、一回のコンクリート製造量が100〜400L程度のバッチ式製造装置である。
すなわち、この製造ユニット1は、1つのコンパクトなユニット台10の上に、現場練りに必要な複数の関連装置を、特許文献1の現場練り製造ユニットよりも、更に効率的かつ機能的な状態で、一体に組み込んで構成されている。それにより、この製造ユニット1は、特許文献1の現場練り製造ユニットと同様にコンパクトなサイズを維持しながら、特許文献1の現場練り製造ユニットの約2倍の製造能力が得られるようになっている。
具体的には、ユニット台10は、矩形の床面11、支持枠12などで構成されている。床面11の短辺の長さWは1.5mより大きく2m以下、長辺Lの長さは3mより大きく4m以下に設定されている。支持枠12は、床面11の縁に沿って設置された下枠、下枠の上方に対向して配置された矩形の上枠、これら下枠及び上枠との間に架設された複数の支柱枠などで構成されている。
関連装置は、ミキサー20、第1メインホッパー30A、第2メインホッパー30B、サブホッパー31、第1ベルトコンベア40A、第2ベルトコンベア40B、スクリューフィーダ50、給水装置60、制御装置70などである。
これら関連装置は、床面11の上に収まって床面11の外側にはみ出さないように、ユニット台10に集約して設置されており、床面11からの高さHも2.5mを超えないように、例えば2m以上2.5m以下に設置されている。そして、製造ユニット1の総重量は、4000kg以下となるように設定されている。
その結果、製造ユニット1は、いわゆる最大積載量が4tの運搬車(いわゆる中型トラック等)や貨車の荷台に積載して運搬でき、乗り降ろしも容易にできるようになっている。
(ミキサー)
ミキサー20は、ユニット台10の長手方向の一方の短部に配置されている。ミキサー20には、外径が1.5m程度、容量が350L程度のパン型のミキサーが用いられている。なお、主体として使用する材料によっては、パン型に代えて、グラウトミキサーを用いてもよい。
ミキサー20は、捏練部21や、その下部に連なる駆動部22などで構成されている。捏練部21は、底の浅い有底円筒状の捏練容器23と、捏練容器23の上部を覆う円板状の上蓋24と、捏練容器23の内部に設置された撹拌羽根25と、開閉可能な払出口26とを有している。駆動部22の内部にはモータ27が設置されていて、捏練容器23の内部に突出したモータ27の回転軸に撹拌羽根25が取り付けられている。
上蓋24は、相対的に大きな第1蓋部24aと、相対的に小さな第2蓋部24bとで構成されている。第1蓋部24a及び第2蓋部24bは、互いに揺動して開閉できるように連結されている。ミキサー20には、集塵装置28が付設されている。集塵装置28は、練り込み時に捏練容器23の内部で発生する粉塵を捕捉して、粉塵が外部に拡散するのを抑制する。
ミキサー20にはまた、ロードセル80が設置されている。すなわち、ミキサー20は、ロードセル80を介してユニット台10に支持されている。ロードセル80は、荷重を電気信号に変換するセンサである。ロードセル80により、ミキサー20の重量変化が計測できる。ミキサー20には更に、繊維状素材投入部95が設けられているが、これについては別途後述する。
(第1メインホッパー、第2メインホッパー)
第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bの各々は、第1コンクリート材料及び第2コンクリートの材料の各々を受け入れる大型の容器である。コンクリート材料の中でも、通常は配合割合が多い砂(細骨材)及び砂利(粗骨材)が、第1コンクリートの材料及び第2コンクリート材料に相当する。後述する第3コンクリート材料は、粉体状の材料であるセメントやその他の添加剤が相当する(以下の説明では、便宜上、単にセメントとする)。
この製造ユニット1では、主に、第1メインホッパー30Aに投入される第1コンクリート材料には砂が用いられ、第2メインホッパー30Bに投入される第2コンクリートの材料には砂利が用いられるようになっている。
第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bの各々は、大きな投入口30aを上部に有し、下部に小さな排出口30bを有する箱形容器である。第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bの各々の下部は、下方に向かって窄まった形状をしており、その下端に排出口30bが開口している。
第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bは、ミキサー20に隣接して、ユニット台10の長手方向の中間部に、ユニット台10の短手方向に並列した状態で配置されている。本実施形態では、第1メインホッパー30Aと第2メインホッパー30Bとは、同形同寸法に形成されている(仕様に応じて寸法は変更できる)。
比較的多量の砂や砂利を収容できるように、第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bは、ユニット台10の短手方向の全域にわたって配置されている。詳細には、第1メインホッパー30Aと第2メインホッパー30Bの各々は、上面視が矩形に形成されており、第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bの各々の、ユニット台10の短辺方向の外寸法は、ユニット台10の短辺を2分する大きさを有している。
この製造ユニット1の第1メインホッパー30Aと第2メインホッパー30Bの各々は、ユニット台10の長手方向には、約1mの外寸法を有している。第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bの各々の容量は、ミキサー20での1回の製造に用いられる砂や砂利の最大量よりも大きく設定されている。
第1ベルトコンベア40Aは、第1メインホッパー30Aが受け入れた砂を搬送してミキサー20に投入するように、第1メインホッパー30Aとミキサー20との間に設置されている。具体的には、第1メインホッパー30Aの排出口30bの下方に、第1ベルトコンベア40Aの導入側の端部が設置され、ミキサー20の上部に第1ベルトコンベア40Aの導出側の端部が設置されている。第1ベルトコンベア40Aの中間部分は、導入側の端部から導出側の端部に向かって上り傾斜した状態で延設されている。その導出側の端部は、第1蓋部24aの切欠を通じて捏練容器23の内部に連通した第1導入ダクト43Aの内部に差し込まれている。
同様に、第2ベルトコンベア40Bは、第2メインホッパー30Bが受け入れた砂利を搬送してミキサー20に投入するように、第2メインホッパー30Bとミキサー20との間に設置されている。具体的には、第2メインホッパー30Bの排出口30bの下方に、第2ベルトコンベア40Bの導入側の端部が設置され、ミキサー20の上部に第2ベルトコンベア40Bの導出側の端部が設置されている。第2ベルトコンベア40Bの中間部分は、第1ベルトコンベア40Aの中間部分と互いに離れて平行した状態で、導入側の端部から導出側の端部に向かって延設されている。その導出側の端部は、第1蓋部24aの切欠を通じて捏練容器23の内部に連通した第2導入ダクト43Bの内部に差し込まれている。
(サブホッパー)
サブホッパー31は、第3コンクリート材料に相当するセメントを受け入れる小型の容器である。セメントの配合割合は、砂や砂利よりも少ないため、サブホッパー31は、第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bよりも容量が小さく設定されている。
サブホッパー31は、その上部に投入口31aを有し、下部に小さな排出口31bを有する箱形容器である。サブホッパー31の下部は、下方に向かって窄まった形状をしており、その下端に排出口31bが開口している。サブホッパー31の容量は、ミキサー20での1回の製造に用いられるセメントの最大量よりも大きく設定されている。
サブホッパー31は、ユニット台10の長手方向の他方の短部に配置されている。具体的には、サブホッパー31は、ユニット台10の短手方向の中間部位に配置された状態で、第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bに隣接し、これらの側方に配置されている。それにより、設置スペースが限られているユニット台10に、比較的容量を占める関連装置が、効率的かつ機能的に配置されている。
すなわち、スクリューフィーダ50は、サブホッパー31が受け入れたセメントを搬送してミキサー20に投入するように、サブホッパー31とミキサー20との間に設置される。サブホッパー31を前述の配置とすることで、このスクリューフィーダ50を、効率的に配置できるようになる。
具体的には、図3に示すように、サブホッパー31の排出口31bの下方に、スクリューフィーダ50の導入側の端部が設置され、ミキサー20の上部にスクリューフィーダ50の導出側の端部が設置されている。スクリューフィーダ50の中間部分は、図4に示すように、第1メインホッパー30Aの下部と第2メインホッパー30Bの下部との間の隙間Sを通り、第1ベルトコンベア40A及び第2ベルトコンベア40Bの間をミキサー20に向かって上り傾斜しながら延設されている。
第1メインホッパー30Aの下部と第2メインホッパー30Bの下部との間の隙間Sを通すことで、スクリューフィーダ50の傾斜が大きくなるのを回避でき、ユニット台10の下方に、関連装置の設置スペースを確保できる。第1ベルトコンベア40Aと第2ベルトコンベア40Bとの間を通すことで、ユニット台10の短手方向にも効率的に配置でき、第1ベルトコンベア40A及び第2ベルトコンベア40Bの両側に、作業スペースを確保できる。
サブホッパー31の両側には、第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bの各々の作業を容易にするために、一段高くなった足場13aを有する歩廊13が設置されている。
スクリューフィーダ50の導出側の端部は、第1蓋部24aの切欠を通じて捏練容器23の内部に連通した第3導入ダクト53に接続されている。第3導入ダクト53は、第1導入ダクト43A及び第2導入ダクト43Bの間に位置し、これらよりもミキサー20の中心側に位置している。第1導入ダクト43A及び第2導入ダクト43Bからは、粒度の大きい砂や砂利がミキサー20に投入され、第3導入ダクト53からは、粒度の小さいセメントがミキサー20に投入される。
粒度の小さい粉状のセメントをミキサー20の中心側に投入することで、セメントがミキサー20の周囲へ拡散するのを効果的に抑制でき、安定してミキサー20の内部に投入できる。
サブホッパー31の投入口31aは、第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bの各々の投入口30aよりも下方に位置している。
図5に示すように、第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bの各々の投入口30aには、ベルトコンベアBEを用いて砂や砂利が投入される場合がある。例えば、砂や砂利が現地で調達できるような現場では、砂や砂利を野積みしておき、必要に応じてベルトコンベアBEを用いてこれら投入口30aに投入すれば、作業が楽に行える。
その際、サブホッパー31の投入口31aが、第1メインホッパー30A及び第2メインホッパー30Bの各々の投入口30aよりも下方に位置していれば、ベルトコンベアBEをサブホッパー31に接触させることなく、容易に設置できる。
給水装置60は、給水配管61や電磁開閉弁62、流量計63、緩衝槽64などで構成されている。給水配管61の下流側の端部は、捏練容器23の内部に入り込んでいる。給水配管61の上流側の端部は、図示しないが、貯水タンク、ポンプなどで構成された給水設備や、工業用水等の配管などの給水源に接続される。
ミキサー20の近傍には、周辺の温度を計測するために温度センサ90が配置されている。また、この製造ユニット1では、第1導入ダクト43Aに、第1表面水分計測器91が配設され、第2導入ダクト43Bに、第2表面水分計測器92が配設されている。これら第1表面水分計測器91及び第2表面水分計測器92は、ミキサー20に投入される砂及び砂利の表面水分を計測する。温度センサ90、第1表面水分計測器91、及び第2表面水分計測器92は、その計測値を制御装置70に出力する。
制御装置70は、支持枠12の上部に設置された操作盤70aと、床面11の上に設置された制御盤70bとを有している。制御盤70bは、操作盤70aと電気的に接続されており、第2メインホッパー30Bの下方のスペースに配置されている。制御装置70は、コンピュータや、コンピュータに実装された各種ソフトウエアなどで構成されており、コンクリートを機械的に製造する制御を実行する。また、制御装置70には、特許文献1の現場練り製造ユニットと同様に、製造されるコンクリートの品質を保証するために、バッチ毎に製造条件を記憶する機能やコンピュータシステムとの間でデータ通信を行う機能も付与されている。
更に制御装置70には、製造条件等の表示が可能なモニターや、指示データや識別データSDの入力が可能な入力装置、製造条件等の印刷が可能な出力装置なども備えられている。例えば、制御盤70bには、制御装置70の主体となるメインコンピュータ等が備えられており、操作盤70aに、作業者が操作する頻度の高いモニターや入力装置、出力装置等が備えられている。
なお、スペースの都合上、制御盤70bは、第1メインホッパー30Aか、第2メインホッパー30Bのいずれかの下方に配置する必要があったが、この製造ユニット1では、第2メインホッパー30Bの下方に配置されている。砂が投入される第1メインホッパー30Aの下方では、こぼれ落ちた砂や砂塵が制御盤70bに付着して汚れたり内部に侵入して故障したりする恐れがあるのに対し、砂利が投入される第2メインホッパー30Bの下方であれば、そのような恐れはほとんどないので、制御盤70bの汚れや故障等を抑制できる。
図6に、制御装置70の主な構成を示す。制御装置70には、製造制御部71、製造条件記憶部72、計量制御部73、データ通信部74、などが備えられている。この製造ユニット1の計量制御部73には、給水量補正部75が備えられている。
製造制御部71は、第1ベルトコンベア40A、第2ベルトコンベア40B、スクリューフィーダ50、ミキサー20、及び電磁開閉弁62を制御し、これら作動タイミングや給水タイミング、ミキサー20の作動時間など、製造に関連する制御を実行する。
製造条件記憶部72は、製造処理ごとに、第1ベルトコンベア40Aの作動に伴って変化するロードセル80の計測値、第2ベルトコンベア40Bの作動に伴って変化するロードセル80の計測値、スクリューフィーダ50の作動に伴って変化するロードセル80の計測値、及び給水量の各々を記憶する。この製造ユニット1の製造条件記憶部72では、そのロードセル80の計測値及び給水量は、識別データと関連付けて記憶できるようになっている。
計量制御部73は、コンクリート材料及び水の計量に関する制御を実行する。具体的には、指示データに基づいて、ミキサー20に対するセメント、砂、及び砂利の投入量及び給水量を制御する。指示データは、配合割合等の製造条件を含む、コンクリートの製造を制御装置70に指示するデータである。
この製造ユニット1では特に、製造処理ごとに入力される識別データに基づいて、ミキサー20に対するコンクリート材料の投入量及び給水量が制御できるようになっている。
データ通信部74は、外部のコンピュータシステム100との間でデータの送受信を行う機能を有している。給水量補正部75は、温度センサ90、第1表面水分計測器91、及び第2表面水分計測器92の各計測値に基づいて給水量を補正する制御を実行する。
<現場練り製造ユニットの使用例>
製造ユニット1は、中型トラック等の荷台に載せて運搬されることにより、工事現場に設置される。その後、製造ユニット1を用いて現場練りの作業が行われる。
現場練りでは、製造ユニット1を操作して機械的にコンクリートを作製する。具体的には、作業者が製造ユニット1を操作して、一定量のコンクリート材料及び水をミキサー20に導入して一定時間練り混ぜることにより、コンクリートを製造する。
この製造パターンは複数ある。例えば、この製造ユニット1では、特許文献1の現場練り製造ユニットと同様に、予め特定の品質に調整された粗骨材パックやモルタルパックをコンクリート材料に使用して、高品質なコンクリートを製造することができる(第1の使用例)。
また、この製造ユニット1では、一般に使用されているセメント、砂、砂利をコンクリート材料に使用して、ある程度高品質なコンクリートを製造することもできる(第2の使用例)。
(第1の使用例)
作業者は、粗骨材パックから砕石を取り出して第1メインホッパー30A又は第2メインホッパー30B(以下、第1メインホッパー30Aとして説明する)に適量投入し、モルタルパックから混合材料を取り出してサブホッパー31に適量投入する。制御装置70を操作することにより、指示データを手入力し、製造ユニット1を作動させる。
そうすると、製造制御部71が第1ベルトコンベア40Aを駆動し、砕石がミキサー20に投入される。ロードセル80の計測値に基づいて計量制御部73が投入される砕石を計量し、1バッチ分の砕石が投入されると、製造制御部71が第1ベルトコンベア40Aを停止する。
続いて、製造制御部71がスクリューフィーダ50を駆動し、混合材料がミキサー20に投入される。ロードセル80の計測値に基づいて計量制御部73が投入される混合材料を計量し、1バッチ分の混合材料が投入されると、製造制御部71がスクリューフィーダ50を停止する。なお、砕石と混合材料の投入順序は逆であってもよい。
続いて、製造制御部71が電磁開閉弁62を開いてミキサー20に給水する。流量計63に基づいて計量制御部73が給水量を計測し、ミキサー20に投入されたコンクリート材料に対応した量が給水されると電磁開閉弁62を閉じる。
その後は、製造制御部71がミキサー20を作動させることにより、コンクリートが製造される。製造されたコンクリートは、払出口26から払い出される。このような作業を繰り返し行うことにより、必要量のコンクリートを製造する。
使用されるコンクリート材料には、ほとんど水分が含まれていないため、水分管理が容易に行え、水分割合が一定したコンクリートを安定して製造できる。粒度が大きい砕石と別に、粒度の細かい材料を、計量精度の高いスクリューフィーダ50でまとめて計量しているため、配合割合も安定し、より高品質なコンクリートを製造できる。
しかも、製造ユニット1で計量しながら機械的に製造するので、人為的なミスが排除され、小量の現場練りであっても安定して製造できる。
更に、この製造ユニット1では、温度による品質への影響も抑制できるように工夫されている。
すなわち、練り混ぜ時の周辺温度によって適切な給水量が変化することが知られている。そこで、実験等により、温度に応じて最適な給水量を求めることができる給水補正データが作成されていて、その給水補正データが予め制御装置70に記憶されている。給水量補正部75は、その給水補正データと温度センサ90の計測値とに基づいて自動的に給水量を補正する。
従って、練り混ぜ時の周辺温度が変化しても、適切な給水が行えるので、高品質なコンクリートを安定して製造できる。補正された計量データは、製造条件記憶部72に記憶されるので、その品質も保証することができる。
(第2の使用例)
作業者は、第1メインホッパー30Aに砂を適量投入し、第2メインホッパー30Bに砂利を適量投入する。また、サブホッパー31には、セメントを適量投入する。砂、砂利、セメントは、一般品が使用できる。現地で調達してもよい。作業者は、制御装置70を操作することにより、指示データを手入力し、製造ユニット1を作動させる。
そうすると、製造制御部71によって第1ベルトコンベア40Aが駆動され、砂がミキサー20に投入される。ロードセル80の計測値に基づいて、計量制御部73が、投入される砂を計量し、1バッチ分の砂が投入されると、製造制御部71が第1ベルトコンベア40Aを停止する。このとき、第1表面水分計測器91によって砂の表面水分が計測され、制御装置70にその計測値が出力される。
同様に、製造制御部71によって第2ベルトコンベア40Bが駆動され、砂利がミキサー20に投入される。ロードセル80の計測値に基づいて計量制御部73が投入される砂利を計量し、1バッチ分の砂利が投入されると、製造制御部71が第2ベルトコンベア40Bを停止する。このとき、第2表面水分計測器92によって砂利の表面水分が計測され、制御装置70にその計測値が出力される。
続いて、製造制御部71がスクリューフィーダ50を駆動し、セメントがミキサー20に投入される。ロードセル80の計測値に基づいて計量制御部73が投入されるセメントを計量し、1バッチ分のセメントが投入されると、製造制御部71がスクリューフィーダ50を停止する。なお、これら砂、砂利、セメントの投入順序は任意に設定できる。
続いて、製造制御部71が電磁開閉弁62を開いてミキサー20に給水する。流量計63に基づいて計量制御部73が給水量を計測し、ミキサー20に投入されたコンクリート材料に対応した量が給水されると電磁開閉弁62を閉じる。
この時、給水量補正部75は、その給水補正データと温度センサ90の計測値とに基づいて自動的に給水量を補正する。
この第2の使用例では、現場で野積みされていた砂や砂利を使用するような場合などに、砂や砂利が濡れるなどして、砂や砂利の水分が大きくばらつく場合がある。
それに対し、この製造ユニット1では、給水量補正部75が、第1表面水分計測器91及び第2表面水分計測器92の各々から入力された砂及び砂利の表面水分の計測値に基づいて、給水量を補正する。例えば、砂や砂利の水分が多い場合には、計量制御部73は、その分の給水量を減らしてミキサー20に給水を行う。
それにより、使用する砂や砂利の水分が大きくばらついても、比較的安定した品質のセメントが製造できる。
その後は、製造制御部71がミキサー20を作動させることにより、コンクリートが製造される。製造されたコンクリートは、払出口26から払い出される。このような作業を繰り返し行うことにより、必要量のコンクリートを製造する。
一般に使用されている3種のコンクリート材料(セメント、砂、砂利)が使用できるので、利便性に優れる。製造ユニット1で計量しながら機械的に製造するので、人為的なミスが排除され、小量の現場練りであっても安定して製造できる。コンパクトなサイズでありながら、一回で比較的多量のコンクリートが製造できるので、生産性にも優れる。
この製造ユニット1では、製造条件がバッチ単位で記憶される。具体的には、現場練りが行われる度に、混合材料、砕石、セメント、砂、砂利、水の計量データ、バッチ処理が行われた日付データ、ミキサー20の作動時間、周辺の温度、砂や砂利の表面水分等の製造データなどからなる製造条件のデータが、製造条件記憶部72に記憶される。
従って、バッチ毎に、コンクリートの品質に影響するデータが記憶されるため、コンクリートの品質保証が行える。記憶した製造条件のデータは、製造ユニット1から外部に送信してもよい。そうすれば、製造条件記憶部72の記憶量の増加を抑制でき、データの蓄積によって高度な品質保証が行える。
(応用例)
この製造ユニット1には、更に、繊維補強コンクリートも容易に製造できるように構成されている。具体的には、ミキサー20の捏練容器23に、第4コンクリート材料として繊維状素材を受け入れる繊維状素材投入部95が設けられている。
図7A、図7Bに、上蓋24の第2蓋部24bを開いた状態のミキサー20を示す。第2蓋部24bを開くことにより、捏練容器23の上部に、ミキサー20の内部に連通する弧形状の開口(繊維投入口23a)が形成される。その繊維投入口23aに合わせて、捏練容器23の内部に、繊維状素材投入部95が設けられている。
繊維状素材投入部95は、網状の篩96aが底面に設けられた弧形状のシフター96と、シフター96に取り付けられたバイブレータ97とを有している。捏練容器23の繊維投入口23aに沿った内壁上部には、径方向外側に張り出した内フランジ部23bが形成されている。第1蓋部24aにおける第2蓋部24bとの連結部の近傍には、内フランジ部23bと対向するように張出した掛止部98aを有する支持部材98が取り付けられている。
シフター96の上部外周には、外方に張り出す鍔部96bが設けられている。その鍔部96bを掛止部98a及び内フランジ部23bに掛け止めることにより、シフター96が、捏練容器23に取り外し可能に装着されている。バイブレータ97は、そのスイッチをオンにすることで、シフター96の全体が連続して振動するように構成されている。
繊維補強コンクリートは、FRCとも称され、合成樹脂や金属などの短繊維を混入することによって製造される。そのような繊維補強コンクリートを製造する際、この製造ユニット1では、捏練容器23の内部に、所定量の砂や砂利、セメントが投入された後、撹拌羽根25の駆動によってこれらコンクリート材料の混合物が撹拌された状態とされる。その状態で、バイブレータ97のスイッチがオンにされ、シフター96が振動している状態で、所定量の繊維状素材が、作業者によって繊維投入口23aから投入される。
そうすることにより、繊維状素材が、シフター96を通じて細かく分散した状態で、コンクリート材料の混合物に混入する。その後、引き続き、給水することで、繊維補強コンクリートを製造することができる。作業者は、繊維状素材を投入するだけで、短繊維が満遍なく分散した繊維補強コンクリートを製造することができるので、高品質な繊維補強コンクリートが容易に製造できる。
なお、シフター96のオンオフの操作も製造制御部71を通じて制御するのが好ましい。その際、シフター96のオンオフ操作に連動して撹拌羽根25の駆動や給水が行われるようにするとよい。
なお、ここで開示する現場練り製造ユニットは、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
例えば、表面水分計測器は、現場練り製造ユニットに必須ではない。現場での調達でも、水分が安定した砂や砂利が得られる場合があり、その場合には、製造ごとに砂や砂利の水分を計測しなくても、品質の安定したセメントが製造できる。同様に、温度センサも現場練り製造ユニットに必須ではない。
コンクリートの製造に際し、所定の製造条件のデータが入力されなければ、制御装置70は、コンクリートの製造の開始や再開をしないように設定してもよい。例えば、制御装置70は、作業者に対して、給水する水のpH、繊維状素材の種類や量等、コンクリートの品質に係わるデータの入力を求め、そのデータが入力されなければ、製造制御部71は、コンクリートの製造が開始や再開ができず、そのデータが入力されることで、コンクリートの製造の開始や再開ができるようにする。
そうすることで、重要な製造条件のデータの欠落が回避でき、より確実な品質保証が行える。
砂利や砂に代えて、再生骨材を用いてもよい。再生骨材としては、例えば、コンクリートの粉砕物、瓦の粉砕物、製鉄過程で発生するスラグの再利用物等、産業廃棄物のリサイクル材などが挙げられる。
1 現場練り製造ユニット
10 ユニット台
20 ミキサー
30A 第1メインホッパー
30B 第2メインホッパー
31 サブホッパー31
40A 第1ベルトコンベア
40B 第2ベルトコンベア
50 スクリューフィーダ
60 給水装置
70 制御装置
80 ロードセル
91 第1表面水分計測器
92 第2表面水分計測器

Claims (6)

  1. ユニット台の上に複数の関連装置が一体に組み込まれているコンクリートの現場練り製造ユニットであって、
    前記関連装置は、
    ロードセルによって重量変化の計測が可能なミキサーと、
    第1コンクリート材料を受け入れるとともに、下端に排出口が開口し、下方に向かって窄まった形状の下部を有する第1メインホッパーと、
    第2コンクリート材料を受け入れるとともに、下端に排出口が開口し、下方に向かって窄まった形状の下部を有する第2メインホッパーと、
    第3コンクリート材料を受け入れるサブホッパーと、
    前記第1コンクリート材料を搬送して前記ミキサーに投入する第1ベルトコンベアと、
    前記第2コンクリート材料を搬送して前記ミキサーに投入する第2ベルトコンベアと、
    前記第3コンクリート材料を搬送して前記ミキサーに投入するスクリューフィーダと、
    前記ミキサーに給水する給水装置と、
    前記ロードセルの計測値を記憶する製造条件記憶部を有する制御装置と、
    を含み、
    前記ユニット台の短手方向に寸法を拡大した状態で、前記ユニット台の長手方向の一方の端部に前記ミキサーが配置され、前記ユニット台の長手方向の他方の端部に前記サブホッパーが配置され、当該サブホッパーと当該ミキサーとの間に、前記第1メインホッパー及び前記第2メインホッパーが、前記ユニット台の短手方向に並列して配置されていて、
    前記第1ベルトコンベア及び前記第2ベルトコンベア、前記第1メインホッパーの前記排出口の下方及び前記第2メインホッパーの前記排出口の下方から互いに離れた状態で前記ミキサーの上部まで延設され、
    前記スクリューフィーダが、前記サブホッパーの下方から、前記第1メインホッパーの下部と前記第2メインホッパーの下部との間の隙間を通り、前記第1ベルトコンベア及び前記第2ベルトコンベアの間を前記ミキサーに向かって上り傾斜しながら延設されていて、前記ミキサーの上部の中心側に前記第3コンクリート材料を投入する現場練り製造ユニット。
  2. 請求項1に記載の現場練り製造ユニットにおいて、
    前記サブホッパーが、前記ユニット台の短手方向の中間部位に配置された状態で、前記第1メインホッパー及び前記第2メインホッパーに隣接している現場練り製造ユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の現場練り製造ユニットにおいて、
    前記サブホッパーの上部に開口する投入口が、前記第1メインホッパー及び前記第2メインホッパーの各々の上部に開口する投入口よりも下方に位置している前記現場練り製造ユニット。
  4. 請求項3に記載の現場練り製造ユニットにおいて、
    前記第1コンクリート材料及び前記第2コンクリート材料の少なくとも一方の表面水分を計測する表面水分計測器が配設され、
    前記制御装置が、前記表面水分計測器の計測値に基づいて給水量を補正する給水量補正部を有している現場練り製造ユニット。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の現場練り製造ユニットにおいて、
    前記ミキサーに、第4コンクリート材料としての繊維状素材を受け入れる繊維状素材投入部が設けられ、
    前記繊維状素材投入部が、前記ミキサーの開口の一部に装着される網状のシフターと、前記シフターに取り付けられたバイブレータと、を有している現場練り製造ユニット。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の現場練り製造ユニットにおいて、
    前記ユニット台が、1.5mより大きく2m以下の短辺と、3mより大きく4m以下の長辺とで構成された矩形の床面を有し、当該床面の上に収まるように前記関連装置が設置されていて、
    総重量が4000kg以下に設定されている現場練り製造ユニット。
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