JP6547550B2 - カメラ接続型録音装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ接続型録音装置に関し、特にクロック信号の制御に関する。
デジタル一眼レフカメラあるいはミラーレス一眼カメラ等では静止画のみならず動画を録画できることが一般的となっている。但し、動画録画時の音声の録音品質に関しては、未だ十分なレベルとなっていない。
そこで、デジタル一眼レフカメラあるいはミラーレス一眼カメラのユーザの中には、カメラで動画を録画するとともに、音声については専用の録音装置を用いて録音し、その後にパソコン等を用いて動画データと音声データをミキシングして、高画質かつ高音質な動画を作成するユーザが存在している。
但し、この場合には、各機器それぞれの内蔵クロックの差による動画データと音声データの時間誤差が問題となり得る。例えば、カメラ側で+20ppm、録音装置側で−20ppmのクロック誤差を有している場合、それぞれの機器で24時間録画、録音したとすると、実際には、
カメラ側:23時間59分58秒
録音装置側:24時間00分02秒
の時間だけ録画、録音され、時間の経過と共にそのずれ量が増大してしまう。従って、それぞれの機器のクロック信号を同期させる必要が生じる。
特許文献1には、映像信号を出力する撮像素子を一体型としたレンズユニットが交換可能なカメラシステムが記載されており、レンズユニットが接続される本体ユニットに、音声データを取得する音声入力手段と、レンズユニットから出力される同期信号を入力する同期信号入力手段を備え、動画記録を行う場合に、レンズユニットから出力される同期信号に同期させて音声データを記録することが記載されている。
特許文献2には、マスター機器から供給されるワードクロックに基づいてスレーブ機器のマスタクロックを発生し、マスター機器から供給されるトリガ信号に基づいてスレーブ機器のマスタクロックをマスター機器から供給されるワードクロックと一致するように調整することが記載されている。
特許文献3には、マスター機器とスレーブ機器とをUSBケーブルで接続し、送信データ又は受信データに所定の周期で含まれる特定のパケットに同期するオーディオクロックを生成して動作クロックとすることにより、録音時のマスター機器とスレーブ機器との同期を図ることが記載されている。
特許第5359797号 特開2001−351366号公報 特開2010−165403号公報
ところで、カメラで動画を録画するとともに、音声を専用の録音装置で録音する場合、カメラと録音装置をHDMI(登録商標)で接続することが考えられる。HDMI(High-Definition Multimedia Interface)では、映像・音声・制御信号を1本のケーブルで伝送できるため、機器間の配線を簡略化できるからであり、これによりカメラ側のシャッタ操作に連動させて録音装置側を起動することも可能となる。
そして、カメラと録音装置をHDMI接続した場合、HDMI接続を用いてカメラ側と録音装置側のクロック信号を同期させることができれば好都合である。上記従来技術には、カメラと録音装置がHDMI接続されることを前提として、HDMI信号を用いてクロック信号の同期を実現することは開示されていない。
なお、HDMIにはTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)信号が含まれ、このTMDS信号からクロック信号を生成することが可能であるためこのクロック信号をカメラ側と録音装置側で共に用いることも考えられるが、録音装置側の内蔵クロックとの整合性や、HDMIレシーバの仕様との整合性が問題となり得る。
本発明の目的は、カメラとHDMI(有線あるいは無線を問わず)接続する場合に、カメラ側のクロック信号と同期したクロック信号で音声を録音することができるカメラ接続型録音装置を提供することにある。
本発明は、HDMI接続されたカメラから伝送されたHDMI信号に基づき、前記カメラ側のオーディオクロック信号を生成するHDMIレシーバと、入力音声信号をデジタル変換及び符号化して記憶手段に記憶する信号処理部と、前記HDMIレシーバで生成された前記オーディオクロック信号が前記信号処理部に対応した所定周波数のときに前記信号処理部のマスタクロック信号として前記オーディオクロック信号を供給し、前記オーディオクロック信号が存在しない場合あるいは前記オーディオクロック信号が前記信号処理部に対応した所定周波数でない場合に前記信号処理部のマスタクロック信号として内蔵クロック信号を供給する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、さらに、前記オーディオクロック信号と前記内蔵クロック信号の位相を一致させる位相同期回路とを備える。
本発明の他の実施形態では、前記オーディオクロック信号は、LRCK信号である。
本発明のさらに他の実施形態では、さらに、前記カメラ側の前記オーディオクロック信号に同期させるか否かを設定する設定手段を備え、前記制御部は、前記設定手段で同期が設定されていない場合に前記マスタクロック信号として前記内蔵クロック信号を供給し、前記HDMIレシーバの電源をOFF制御する。
本発明によれば、カメラとHDMI接続する場合にカメラ側のクロック信号と同期したクロック信号で音声を録音することができる。これにより、カメラ側と録音装置の内蔵クロックの差による動画データと音声データの時間誤差を解消できる。
第1実施形態の構成ブロック図である。 第1実施形態のマスタクロック信号の切替説明図である。 第1実施形態の詳細構成ブロック図である。 第1実施形態の処理フローチャートである。 第2実施形態のマスタクロック信号の切替説明図である。 第2実施形態の詳細構成ブロック図である。 第2実施形態のタイミングチャートである。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態の録音装置10をカメラ12に接続した状態の構成図である。カメラ12は、デジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラ等であり、録音装置10と有線あるいは無線のHDMIで接続される。本実施形態では、録音装置10とカメラ12がHDMIケーブルで接続される場合を例示する。
録音装置10は、PCMレコーダであり、音声信号を非可逆圧縮しないリニアPCM:WAVフォーマットで記録する。但し、MP3等の非可逆圧縮形式に対応していてもよい。録音装置10は、構成ブロックとして、設定部101、CPU102、HDMIレシーバ103、オーディオCODEC104及び表示部105を備える。
設定部101は、カメラ12及び録音装置10のユーザが録音装置10の電源や各種設定を入力するために操作する。本実施形態では、特に、録音装置10のクロック信号をカメラ12側のクロック信号に同期させる場合に操作する。ユーザは、同期させる場合には設定部101を同期ONに設定し、同期させない場合には設定部101を同期OFFに設定する。
CPU102は、録音装置10の各部を制御する。CPU102は、後述するHDMIレシーバ103とI2Cバスで接続され、HDMIレシーバ103で受信したHDMI情報を取得するとともに、CECコマンド(接続された機器同士をコントロールするためのコマンド)を制御する。本実施形態では、CPU102は、特に、音声信号処理に用いるクロックを、内蔵クロック信号とするか、あるいはHDMIクロック信号とするかを決定する。ここで、HDMIクロック信号は、HDMIレシーバ103で生成されるマスタクロック信号を意味する。
HDMIレシーバ103は、HDMIケーブルを介してカメラ12から伝送されたTMDS CH−0信号、TMDS CH−1信号、TMDS CH−2信号、TMDSクロック(CLOCK)信号から、LRCK信号、BCLK(又はSCLK)信号、データ信号、及びMCLK信号を出力する。LRCK信号は、期間中のデータがLeft(CH−1)かRight(CH−2)かを示す信号で、ローレベルでLeft、ハイレベルでRightを示す。BCLK信号は、データをサンプリングしてレベルを判断する基準となるクロックで、立ち上がりエッジで信号レベルをラッチする。データ信号は、アナログオーディオ信号をデジタル化した信号である。MCLK信号は、カメラ12側のオーディオクロック信号であり、マスタクロック信号である。HDMIレシーバ103は、これらの信号をCPU102の制御下にオーディオCODEC104に供給する。
オーディオCODEC104は、音声信号に対し、AD変換、符号化を含む各種処理を実行し、CPU102を経由して半導体メモリ等に記憶して録音する。また、メモリに記憶された音声データをCPU102を経由して読み出し、復号化及びDA変換して、アナログ音声信号として出力する。
CPU102は、オーディオCODECにおける処理を行う際のマスタクロック信号として、内蔵クロック信号を用いるか、あるいはHDMIクロック信号を用いるかを決定してオーディオCODEC104に供給する。すなわち、ユーザが設定部101を操作してカメラ12側との同期を求める場合には、所定条件が成立するときにHDMIクロック信号をオーディオCODEC104に供給してカメラ12側のクロック信号とオーディオCODEC104のクロック信号を同期させる。他方、ユーザが設定部101を操作してカメラ12側との同期を求めない場合や、同期を求めても所定の条件が成立しないときに内蔵クロック信号をオーディオCODEC104に供給する。
表示部105は、HDMIクロック信号を用いてカメラ12側との同期を確立しているか否かの状態を表示する。具体的には、カメラ12側に同期している場合には
「HDMI LOCK」
と表示し、同期していない場合には
「HDMI UNLOCK」
と表示する。
図2は、録音装置10でのマスタクロック信号の切替を模式的に示す説明図である。
HDMIレシーバ103は、カメラ12側のオーディオクロック信号であるMCLK信号を切替SWに出力する。また、CPU102は、内蔵クロック信号CLKを切替SWに出力する。CPU102は、HDMIレシーバ103からのHDMI情報を受信し、HDMIレシーバ103からのMCLK信号が所定の条件を満たしているか否かを判定する。そして、満たしていない場合には、切替SWをCPU102側に切り替えて、CPU102からの内蔵クロック信号をマスタクロック信号としてオーディオCODEC104に供給する。他方、所定の条件を満たしている場合には、切替SWをHDMIレシーバ103側に切り替えてHDMIレシーバ103からのMCLK信号をマスタクロック信号としてオーディオCODEC104に供給する。オーディオCODEC104は、供給されたマスタクロック信号を用いて入力音声信号をデジタル変換、符号化処理してメモリに記憶することで録音する。ここで、所定の条件とは、
・ユーザが設定部101を操作してHDMI同期ONを設定したこと
・HDMIレシーバ103からのMCLK信号をLOCKしたこと
・MCLK信号の周波数が所定周波数であること
である。マスタクロック信号の所定周波数は、オーディオCODEC104でデジタル変換や符号化処理するための周波数であり、例えばCD系、DVD系のサンプリング周波数である44.1kHzや48kHz、あるいはその系統を定数倍(128倍、256倍、512倍等)した周波数となる。
図3は、CPU102及びHDMIレシーバ103を含む録音装置10の詳細構成図である。
CPU102は、フラッシュメモリ110及びSDRAM111をプログラムメモリ及びワーキングメモリとして処理を実行する。また、CPU102は、SDカードコネクタ112に接続され、SDカードコネクタ112に装着されたSDカードメモリに音声データを記憶する。
また、HDMIコネクタ113及びHDMIレシーバ103が設けられる。HDMIコネクタ113には、HDMIケーブルの一端が接続され、HDMIケーブルの他端にはカメラ12が接続される。
HDMIレシーバ103は、CPU102とI2Cバスで接続される。HDMIレシーバ103は、カメラ12側からTMDS信号を受信し、DATA信号、LRCK信号、BCLK信号、及びMCLK信号を生成して出力する。ソース機器とシンク機器をHDMIで接続した場合に、シンク機器においてソース機器のオーディオクロック信号を生成する技術は公知である。すなわち、オーディオクロック周波数とTMDSクロック周波数から決まるN値とCTS値をブランキング期間中にソース機器からシンク機器に伝送し、シンク機器においてTMDSクロックを基準にしてN,CTS値から元のオーディオクロック信号(MCLK信号)を再生すればよい。
MCLK信号は、切替SW121に供給される。切替SW121は、図2における切替SWに相当するものであり、その切替接点の一端はオーディオCODEC104に接続され、他端はCPU102とHDMIレシーバ103のいずれかに選択的に接続される。切替SW121のCPU102側の接点は、切替SW120を介してCPU102のクロック端子CLKBUFに接続される。CPU102のクロックイン端子CLKINにはクロック信号24.000MHzが供給され、このクロック信号を1/2分周した12.000MHz信号と、11.2896MHzの信号のいずれかが切替SW120で選択的にCPU102側のマスタクロック信号として切替SW121に供給される。従って、切替SW121の接点をCPU102側に切り替えると、CPU102からの12.000MHz信号あるいは11.2896MHz信号のいずれかがマスタクロック信号としてオーディオCODEC104に供給され、切替SW121の接点をHDMIレシーバ103側に切り替えると、HDMIレシーバ103からのMCLK信号がマスタクロック信号としてオーディオCODEC104に供給される。切替SW121の接点は、CPU102により制御される。
また、BCLK信号、LRCK信号、DATA信号は、それぞれ切替SW122,123,124を介してCPU102に供給される。半導体メモリから読み出された音声データは、I2Sで DA DATA1及びDA DATA2としてCPU102からオーディオCODEC104に出力される。I2Sは、IC間でデジタルオーディオデータをシリアル転送するための規格である。録音装置10で録音する場合、カメラ12から伝送された映像データ及び音声データは必要ないが、必要に応じてこれらをメモリに記憶してもよい。
CPU102は、設定部101でHDMI同期が設定されている場合に、HDMIレシーバで生成されたMCLK信号の周波数が所定の周波数、すなわちオーディオCODEC104の符号化等で用いられるクロック周波数に合致しているか否かを判定し、合致している場合には切替SW121の接点をHDMIレシーバ103側に切り替えてオーディオCODEC104のクロックをカメラ12側のクロックに同期させる。他方、設定部101でHDMI同期が設定されていない場合や、HDMI同期が設定されていてもMCLK信号の周波数が所定の周波数に一致しない場合は、切替SW121の接点をCPU102側に切り替えてオーディオCODEC104のクロックを録音装置10の内蔵クロックとする。ここで、内蔵クロックを切替SW120で切り替えているのは、CD系の44.1kHzのサンプリング周波数と、DVD系の48kHzのサンプリング周波数に対応するためである。11.2896MHzが44.1kHzに対応し、12.000MHzが48kHzに対応する。
図4は、本実施形態の録音装置10の処理フローチャートである。なお、初期状態では、切替SW121の接点がCPU102側に切り替えられ、内蔵クロック信号がオーディオCODEC104に供給されるものとする。
まず、録音装置10のCPU102は、設定部101の設定がHDMI同期ONに設定されているか否かを判定する(S101)。
HDMI同期ONに設定されている場合、次に、HDMIレシーバ103からのMCLK信号がLOCKされたか否かを判定する(S102)。LOCKされた(MCLK信号が再生されて継続的に出力された)場合、さらにそのMCLK信号の周波数が、所定周波数であるか否かを判定する(S103)。所定周波数は、既述したように例えば44.1kHzや48kHz,あるいはその系統を定数倍した周波数である。
MCLK信号の周波数が所定周波数である場合、CPU102は、オーディオCODEC104のマスタクロック信号としてHDMIクロック信号、すなわちHDMIレシーバ103からのMCLK信号に切り替える(S104)。そして、表示部105に、「HDMI LOCK」を表示する(S105)。ユーザは、表示部105の表示を視認することで、録音装置10のクロック信号がカメラ12側のクロック信号と同期していることを知ることができる。
他方、S102でLOCKされていない場合、及びLOCKされていても所定周波数以外である場合には、CPU102は、オーディオCODEC104に供給するマスタクロック信号を内蔵クロック信号のままとする(S107)。そして、表示部105に「HDMI UNLOCK」を表示する(S108)。ユーザは、この表示を視認することで、録音装置10とカメラ12との同期が確立しておらず、両クロック信号の時間誤差によりずれが生じ得ることを認識できる。勿論、ユーザが単に音声のみを録音する場合や、映像とは別個に音声を録音する場合には、時間誤差は問題とならない。
因みに、HDMIレシーバ103には、出力オーディオクロック信号の周波数を指定できるタイプと、指定できないタイプが存在する。出力オーディオクロック信号の周波数を指定できるタイプでは、その周波数を所定周波数に予め設定しておけばS103の条件を常に満たすことが可能であるが、出力オーディオクロック信号の周波数を指定できないタイプでは、所定周波数を満たすか否か不明となる。ここに、S103でHDMIレシーバ103からのオーディオクロック信号の周波数がオーディオCODEC104の所定周波数の条件を満たすか否かを判定する意義がある。カメラ12側が固定の周波数しか出力できない場合でも、S103の判定処理により内蔵クロック信号を用いるかカメラ12側のクロック信号を用いるかを適応的に決定できる。
なお、設定部101を操作してHDMI同期ONに設定しても、HDMIクロックがUNLOCKの場合、あるいは所定周波数でない場合にはオーディオCODEC104のマスタクロック信号を内蔵クロック信号のままとするが、この場合には表示部105に「HDMI UNLOCK」と表示されるため、ユーザは、設定部101をHDMI同期ONとしたままでも内蔵クロック信号により動作していることを正しく認識できる。
また、設定部101がHDMI同期OFFに設定された場合には(S101でOFF)、CPU102は、HDMIレシーバ103の電源をOFFにして消費電力を削減する(S106)。HDMIレシーバ103の電源をOFFしても、オーディオCODEC104は、HDMIレシーバ103で受信した音声データを処理するのではなく、図示しないマイクから入力した音声信号を処理するため問題ない。すなわち、本実施形態では、HDMIレシーバ103を、カメラ12側のオーディオクロック信号を受信して再生する機能部として用いるといえる。そして、この場合も、オーディオCODEC104のマスタクロック信号を内蔵クロック信号とし(S107)、表示部105に「HDMI UNLOCK」を表示する(S108)。
<第2実施形態>
第1実施形態では、設定部101で同期のON/OFFを設定しているが、設定部101を省略し、録音装置10とカメラ12が有線あるいは無線のHDMIで接続されている場合に、常に同期させるように動作してもよい。また、第1実施形態では、HDMIレシーバ103からのMCLK信号をマスタクロック信号として用いているが、MCLK信号もLRCK信号もともにクロック信号として機能することから、HDMIレシーバ103からのLRCK信号をマスタクロック信号として用いてもよい。LRCK信号は、既述したように、期間中のデータがLeft(CH−1)かRight(CH−2)かを示す信号であり、ローレベルでLeft、ハイレベルでRightを示す信号である。
図5は、本実施形態における録音装置10でのマスタクロック信号の切替を模式的に示す説明図である。
HDMIレシーバ103は、カメラ12側のオーディオクロック信号であるLRCK信号を切替SWに出力する。また、内蔵クロック106は、内蔵クロック信号CLKを切替SWに出力する。CPU102は、HDMIレシーバ103からのHDMI情報を受信し、HDMIレシーバ103からのLRCK信号が所定の条件を満たしているか否かを判定する。そして、満たしていない場合には、切替SWを内蔵クロック106(あるいはCPU102)側に切り替えて、内蔵クロック信号CLKを元に生成されたクロック信号をマスタクロック信号としてオーディオPLL回路138を介してオーディオCODEC104に供給する。他方、所定の条件を満たしている場合には、切替SWをHDMIレシーバ103側に切り替えてHDMIレシーバ103からのLRCK信号を元に生成されたクロック信号をマスタクロック信号としてオーディオPLL回路138を介してオーディオCODEC104に供給する。オーディオCODEC104は、供給されたマスタクロック信号を用いて入力音声信号をデジタル変換、符号化処理してメモリに記憶することで録音する。所定の条件とは、
・HDMIレシーバ103からのLRCK信号をLOCKしたこと
・LRCK信号の周波数が所定周波数であること
である。所定周波数は、オーディオCODEC104でデジタル変換や符号化処理するための周波数であり、例えばCD系、DVD系のサンプリング周波数である44.1kHz、48kHz、96kHzのいずれかである。もちろん、所定周波数はこれに限定されるものではなく、機器の仕様によって、32kHzであったり44.1kHzや48kHzを定数倍した周波数であってもよい。第1実施形態では、所定の条件にユーザが設定部101を操作してHDMI同期ONを設定したことが含まれているが、本実施形態ではかかる条件は含まれない。すなわち、HDMIレシーバ103からのLRCK信号がLOCKされ、その周波数が所定周波数である場合には常にLRCK信号をマスタクロック信号としてオーディオCODEC104に供給する。
なお、録音装置10とカメラ12の間のHDMI接続が遮断された場合、マスタクロック信号はLRCK信号から内蔵クロック側に切り替わることになるが、両者の位相がずれているときにはオーディオCODEC104での処理に不具合が生じるおそれがあるため、切替SWの後段に位相同期回路(PLL)を設け、LRCK信号と内蔵クロック側の信号の位相を同期させることが好適である。このことは、本実施形態のみならず第1実施形態においても同様である。
図6は、CPU102、内蔵クロック106及びHDMIレシーバ103を含む録音装置10の詳細構成図である。
録音装置10は、HDMI入力端子(HDMIIN)130、HDMI出力端子(HDMIOUT)132、HDMIレシーバ103、HDMIトランスミッタ140、CPU102、内蔵クロック106、CPLD(コンプレックスプログラマブルロジックデバイス)134、オーディオCODEC104、及びオーディオ位相同期(PLL)回路138を備える。
HDMI入力端子130は、HDMIケーブルを介してカメラ12と接続される。
HDMIレシーバ103は、HDMIケーブルを介してカメラ12から伝送されたTMDS信号、TMDSクロック信号から、LRCK信号、BCLK(又はSCLK)信号、データ信号、及びMCLK信号を出力する。HDMIレシーバ103は、I2Cバスで接続されたCPU102の制御の下に、LRCK信号をCPLD134に供給する。
他方、内蔵クロック106からの内蔵クロック信号CLKもCPLD134に供給される。例えば、内蔵クロック106から19.2MHzの信号を出力し、これをCPLD内で分周して内蔵クロック信号CLKを元にしたPLL基準クロック信号(例えば、153.6kHz)を生成する。
CPLD134は、切替SW135を備え、HDMIレシーバ103からのLRCK信号と内蔵クロック106からの内蔵クロック信号CLKを元に生成したPLL基準クロック信号を切り替える。切替SW135は、HDMIレシーバからのLRCK信号が存在する場合にはHDMIレシーバ側の接点に自動的に切替え、HDMIレシーバからのLRCK信号が存在しない場合には内蔵クロック側の接点に自動的に切り替える。HDMIレシーバからのLRCK信号あるいはPLL基準クロック信号は、オーディオPLL回路138に供給される。なお、CPLD134は、LRCKの周波数を検出するクロックカウンタを備え、クロックカウンタで検出されたLRCK信号の周波数が所定周波数でない場合にも、切替SW135はLRCK信号が存在しない場合と同様に内蔵クロック側の接点に切り替える。
オーディオPLL回路138は、HDMIレシーバからのLRCK信号あるいはPLL基準クロック信号の位相を同期させてオーディオ用のマスタクロック信号を生成する。PLL回路は公知であり、位相比較器、ループフィルタ、VCO(電圧制御可変発振器)あるいはVCXO(電圧制御水晶発振器)、及び分周器から構成され、入力信号と出力信号の位相を同期させる。
オーディオPLL回路138は、オーディオ用マスタクロック信号をCPLD134に供給する。
CPLD134は、オーディオ用マスタクロック信号をオーディオCODEC104及びHDMIトランスミッタ140に供給する。また、オーディオ用マスタクロック信号より生成されたLRCK信号、SCLK信号をHDMIトランスミッタ140及びオーディオCODEC104に供給する。
HDMIトランスミッタ140は、HDMIレシーバ103からのデータ信号、ビデオ用ピクセルクロック信号及びビデオ用同期信号、CPLD134からのLRCK信号、SCLK信号、MCLK信号を元に生成したTDMS信号をHDMI出力端子132に供給する。
HDMIレシーバ103からLRCK信号が供給された場合、内蔵クロック106からのPLL基準クロック信号ではなくHDMIレシーバ103からのLRCK信号が選択され、オーディオPLL回路138で位相同期されてオーディオ用マスタクロック信号としてオーディオCODEC104及びHDMIトランスミッタ140に供給される。他方、HDMIレシーバ103からLRCK信号が供給されない場合(LRCK信号の周波数が所定周波数でない場合も含む)、PLL基準クロック信号が選択され、オーディオPLL回路138で位相同期されてオーディオ用マスタクロック信号としてオーディオCODEC104に供給される。
オーディオCODEC104は、第1実施形態と同様に、音声信号に対し、AD変換、符号化を含む各種処理を実行し、CPU102を経由してSDRAM111等の半導体メモリに記憶して録音する。また、SDRAM111等に記憶された音声データをCPU102を経由して読み出し、復号化及びDA変換してアナログ音声信号として出力する。
このように、本実施形態では、切替SW135の後段にPLL回路138を設けて位相を同期させることにより、切替SW135において接点が切り替わり、オーディオ用マスタクロック信号の元となる信号がHDMIレシーバ側LRCK信号とPLL基準クロック信号の間で切り替わったとしても、位相を追従させてオーディオCODEC104での処理を確実に実行し得る。
図7は、内蔵クロック信号CLKに基づくオーディオ用マスタクロック信号(内部クロック)、HDMIレシーバ側LRCK信号に基づくオーディオ用マスタクロック信号(外部クロック)の切替前後のタイミングチャートを示す。また、比較のため、PLL回路により位相同期しない場合(直接切り替えた場合)の切替前後のタイミングチャートを示す。時刻t1において内蔵クロック信号CLKからLRCK信号に切り替わった場合、PLL回路がない場合には時刻t1において位相が不連続的に変化してしまう。これに対し、PLL回路を用いた場合には、時刻t2において自然に調相されており、本実施形態では切替前後において位相(クロックの連続性)が維持されるのが分かる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、第1実施形態に係る図4の処理フローチャートにおいて、HDMIケーブルが接続されているか否かを判定し、HDMIケーブルが接続されていない場合にはオーディオCODEC104のマスタクロック信号を内蔵クロック信号に切り替えてもよい。この場合もHDMIレシーバ103の電源をOFFにするのが望ましい。第2実施形態についても同様である。
また、HDMIレシーバ103のタイプが既知である場合、すなわち、HDMIレシーバ103の出力オーディオクロック信号を指定できることが既知である場合、S103の判定処理を省略してもよい。
さらに、第2実施形態において、CPLD134がMCLKセレクタを備え、オーディオPLL回路138からのオーディオ用マスタクロック信号(すなわちLRCK信号から生成されたオーディオ用マスタクロック信号)と、HDMIレシーバ103からのMCLK信号を切り替えてオーディオCODEC104に供給する構成としてもよい。
10 録音装置、12 カメラ、101 設定部、102 CPU、103 HDMIレシーバ、104 オーディオCODEC、105 表示部、130 HDMI入力端子、132 HDMI出力端子、134 CPLD(コンプレックスプログラマブルロジックデバイス)、135 切替SW(スイッチ)、138 オーディオPLL回路、140 HDMIトランスミッタ。

Claims (4)

  1. HDMI接続されたカメラから伝送されたHDMI信号に基づき、前記カメラ側のオーディオクロック信号を生成するHDMIレシーバと、
    入力音声信号をデジタル変換及び符号化して記憶手段に記憶する信号処理部と、
    前記HDMIレシーバで生成された前記オーディオクロック信号が前記信号処理部に対応した所定周波数のときに前記信号処理部のマスタクロック信号として前記オーディオクロック信号を供給し、前記オーディオクロック信号が存在しない場合あるいは前記オーディオクロック信号が前記信号処理部に対応した所定周波数でない場合に前記信号処理部のマスタクロック信号として内蔵クロック信号を供給する制御部と、
    を備えることを特徴とするカメラ接続型録音装置。
  2. 請求項1記載のカメラ接続型録音装置において、さらに、
    前記オーディオクロック信号と前記内蔵クロック信号の位相を一致させる位相同期回路と、
    を備えることを特徴とするカメラ接続型録音装置。
  3. 請求項2記載のカメラ接続型録音装置において、
    前記オーディオクロック信号は、LRCK信号である
    ことを特徴とするカメラ接続型録音装置。
  4. 請求項1記載のカメラ接続型録音装置において、さらに、
    前記カメラ側の前記オーディオクロック信号に同期させるか否かを設定する設定手段と、
    を備え、
    前記制御部は、前記設定手段で同期が設定されていない場合に前記マスタクロック信号として前記内蔵クロック信号を供給し、前記HDMIレシーバの電源をOFF制御する
    ことを特徴とするカメラ接続型録音装置。
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