JP6545358B2 - ステータのインシュレータ及びコイル端末線導入方法 - Google Patents

ステータのインシュレータ及びコイル端末線導入方法 Download PDF

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Description

本発明は、ステータのインシュレータ及びコイル端末線導入方法に関し、特に、コイルが整列巻線されるインシュレータの形状に関するものである。
インシュレータは、ステータのティ−スに装着されて、ステータと、ステータのティースに巻回されるコイルとを電気的に絶縁する。ステータの生産過程において、インシュレータが装着されたティースにワイヤを整列巻線してコイルを形成することで、ステータの生産性を向上させることができる。
図1は、従来例に係るステータのインシュレータをティースに装着した状態の概略図である。図1に示すように、従来例においては、インシュレータ1に設けられたワイヤガイド用溝部80に沿ってワイヤを巻回してコイルが形成されている。このように、インシュレータにワイヤガイド用溝部80を設け、整列巻線を実現する方法を提案している。また、特許文献1には、インシュレータに導入線を絡げるための突起を設ける方法が提案されている。
特開2011−234516号公報
一般に、ティースは、ステータコアの周方向の断面が、ステータコアの軸方向の長辺と、ステータコアの周方向の短辺とからなる長方形状に形成される。従って、ティースに巻回されるコイルも、ステータコアの周方向の断面が、ティースと同様、長方形状の形状を有する。
図1に示す従来例のように、ワイヤガイド用溝部80を設けたインシュレータ1は、コイルの巻線方向や、巻き始め位置が溝部の位置に依存する。そのため、所望の状態にワイヤを巻線するためには、それぞれの状態に応じてインシュレータを設計することが必要となる。これでは、部品点数の増加、初期投資の増加、工程の複雑化という問題を避けられない。
特許文献1のインシュレータを用いた場合には、インシュレータに設けられた突起にワイヤの導入線を絡げ、1ターン目のワイヤを巻き始めると、ティースの長方形の断面における長辺が巻き始め位置となる。ワイヤは、短辺において1ターン目から2ターン目に移行して斜めの経路を辿り1層目の巻線が終了する。続く2層目のワイヤも、短辺において斜めの経路を辿るため、1層目と2層目とが短辺で交差することとなる。コイルが短辺で交差する短辺クロスの構造であると、巻線機によりワイヤを巻回する際に、フライヤノズル位置を短辺で移動させることになり、クロスのための移動距離が十分確保できず、設備への負荷が大きくなる。また、高速巻線も困難となり、施工性に乏しい。
本発明に係るステータのインシュレータは、円筒形状のステータコアの内周面に接するコアバック部と、前記コアバック部から前記ステータコアの中心方向に突出し、ワイヤが巻回されるティース部と、を備え、前記コアバック部は、前記ティース部に接続し、前記ステータコアの軸方向に配置された一対の基部と、前記ティース部を挟む前記ステータコアの軸方向の位置において、前記一対の基部のそれぞれから、前記ステータコアの軸方向に延び出るように形成された一対の突起部と、を有し、前記突起部には、前記基部との接続部分において、くびれ部が一対形成されている。
本発明に係るステータのインシュレータによれば、コアバック部の両端から延び出る突起部の基部にくびれ部を備えており、くびれ部にワイヤを絡げてワイヤの巻回を開始することができる。これにより、ワイヤの巻き始め位置のばらつきが抑制されるとともに、巻線方向、導入線位置を考慮した設計を必要としないインシュレータを得ることができる。
従来例に係るステータのインシュレータをティースに装着した状態の概略図である。 本実施の形態に係るステータのインシュレータのコアバック側を側面視した概略図である。 本実施の形態に係るステータのインシュレータをステータ上側から見た上面図である。 本実施の形態に係るステータのインシュレータをステータコアに装着した状態の側面図である。 本実施の形態に係るステータのインシュレータにコイルが一層巻線された状態を示す斜視図である。 本実施の形態に係るステータのインシュレータにコイルが一層巻線された状態を示す上面図である。 本実施の形態に係るステータのインシュレータにコイルが複数層巻線された状態を示す上面図である。
実施の形態.
本実施の形態に係るステータのインシュレータは、ステータのティースに装着され、ステータとティースに巻線されるコイルとを電気的に絶縁する。ステータは、円筒形状のコアバック、及び、コアバックの内周面から放射状に延伸する複数のティースとからなるステータコアと、ティースにインシュレータを介して巻回されたコイルとにより構成されるものである。
<インシュレータ1の構成>
図2は、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1のコアバック側を側面視した概略図である。図3は、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1をステータ上側から見た上面図である。インシュレータ1は、複数のステータ片のそれぞれに装着され、複数のステータ片が円環状の分割積層鉄心として連結されることでステータが構成される。図2において、ステータ上側及び下側を示す矢印は、ステータコアの軸方向を示している。また、図3において、コアバック側及びコア内側を示す矢印は、ステータコアの半径方向を示している。
図2、及び、図3に示すように、インシュレータ1は、合成樹脂等の電気絶縁性材料により形成された薄肉形状を有し、上面視において、コアバック部2と、コアバック部2から突出するティース部5とを備える。インシュレータ1を側面視すると、コアバック部2は、略直方体形状の基部2aと、ティース部5により形成された開口50とを備え、基部2aには、一対の突起部4と、突起部4の両側に位置する壁部6、7とが配置されている。
ティース部5は、コアバック部2からステータコアの中心方向に突出し、ステータコアの周方向に平行な平面部51a、51b、及び、ステータコアの軸方向に平行な側面部52a、52aにより構成される。ティース部5は、平面部51a、51bを短辺とし、側面部52a、52aを長辺とする長方形の断面形状を有し、コアバック側が開口50になっている。ティース部5の開口50は、ステータのティースの断面形状に合わせて形成されており、ティース部5の開口50にティースが挿入され、インシュレータ1が装着される。ティース部5の先端は、鍔状に広がる鍔部5aになっている。
突起部4は、ティース部5を挟むステータ上側及び下側の位置において、基部2aに接続し、ステータ上側及び下側の方向、つまり、ステータコアの軸方向に延び出るように一対形成されている。突起部4は、ステータコアの周方向の幅がティース部5の周方向の幅と一致する幅に形成されている。突起部4の壁面4aは、基部2aよりもワイヤの半径と同一寸法R分コアバック側、つまり、コアバック部2の内周面よりもワイヤの半径と同一寸法R分外周側に位置するように配置されている。突起部4には、基部2aとの接続部分の両端において、ワイヤの導入線を絡げるためのくびれ部3が形成されている。くびれ部3は、突起部4の幅を小さくする円弧形状を有し、円弧の直径がワイヤの直径と同一寸法Dになっている。つまり、くびれ部3の円弧の曲率半径は、ワイヤの半径と同一寸法Rとなっている。
壁部6、7は、突起部4をステータコアの周方向に挟む位置に配置され、突起部4と同様、コアバック部2の基部2aからステータ上側及び下側に延び出るように形成されている。基部2aの内周面と連続する壁部6、7の壁面6a、7aは、突起部4の壁面4aよりもワイヤ半径と同一寸法R分内周側に位置している。壁部6、7は、ティース部5の先端に設けられた鍔部5aとともに、ティース部5に巻線されたコイルがコアバック側又は鍔部5a側に膨らむことを防止する。
溝部8は、ステータ上側の壁部6、7と突起部4のくびれ部3との間の基部2aに一端を有し、コアバック部2の内周面において、一端がステータ下側の方向に延び出て、他端がステータ下側の壁部6、7とくびれ部3との間の基部2aに到達する。そして、溝部8は、くびれ部3から連続し、コアバック部2の内周面と、コアバック部2の内周面から突出するティース部5との境界に沿ってステータコアの軸方向に延びるように2本形成される。溝部8は、ワイヤの半径と同一寸法Rの深さ、及び、ワイヤの直径と同一寸法Dの幅を有し、導入線がくびれ部3に絡げられた後の1ターン目の巻き始めの経路を規定する。
図4は、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1をステータコア9に装着した状態の側面図である。図4に示すように、インシュレータ1は、インシュレータ1のコアバック部2のコアバック側の面に、ステータコア9の内周面が接し、ティース部5にステータコア9のティースが収容されてステータコア9に装着される。ティース部5は、コアバック部2のコアバック側の開口50に挿入される。インシュレータ1をステータコア9に装着することで、ステータコア9が、ステータコア9に巻線されたコイルから電気的に絶縁される。
なお、上記において、ステータコア9がインシュレータ1のティース部5に挿入されて装着されるインシュレータ1について説明しているが、インシュレータ1は、例えば、上側片と下側片とに2分割された構成であってもよい。この場合には、上側片と下側片とを間にステータコア9が介在した状態で嵌めあわせることでインシュレータ1にステータコア9が挿入される。
<インシュレータ1へのコイルの巻線方法>
続いて、インシュレータ1にコイルを巻線する巻線方法について説明する。
図5は、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1にコイル13が一層巻線された状態を示す斜視図である。図5では、ステータ上側を巻き始め位置とし、反時計回りの巻線方向とした場合を例示している。コイル13の巻線においては、始めに、ワイヤの巻き始め位置11a及び巻線方向を決定する。ステータ上側、又は、ステータ下側のワイヤの巻き始め位置11aは、ステータ上側、及び、下側のうちどちらの突起部4に導入線を絡げるかにより決定される。時計回り、又は、反時計回りの巻線方向は、突起部4の左右のくびれ部3のうちどちらのくびれ部3に導入線を絡げるかにより決定される。なお、以下の説明において、巻線方向は、ステータコアの中心からコアバック側を見た場合の巻線方向を指すものとする。
図5に示すように、ワイヤの導入線10は、突起部4の背面を通り、一対のくびれ部3の一方、ステーコアの中心からコアバック側に見て右側のくびれ部3に絡げられる。そして、ワイヤは、突起部4の壁面4a側に移動し、まずステータ上側の平面部51aにおいて1ターン目の巻き始め11を開始する。その後、ワイヤは、他方のくびれ部3、つまり、左側のくびれ部3から連続し、左側の側面部52aに形成された溝部8に沿った経路を通り、ステータ下側の平面部51bを経て右側の側面部52bに到達する。そして、ワイヤは、右側の側面部52bにおいて1ターン目の巻き始め位置11aをめがけて、つまり、1ターン目の巻き始め位置11aをガイドとして、コアバック側からコア内側に向けて斜めの経路を辿り、1ターン目の巻き終わり位置12aにおいて1ターン目の巻回が終了する。続いて、ワイヤは、1ターン目の巻き終わり位置12aから平面部51aに移行し、2ターン目の巻回を開始する。ワイヤは、2ターン目の巻き始め11において、1ターン目のワイヤに沿いながら、1ターン目に隣接する経路を辿り、1ターン目と同様、2ターン目の巻き終わり12が、側面部52bにおいて斜めの経路を辿る。そして、平面部51aに移行しながら2ターン目の巻回を終了し、次のターンが開始される。3ターン目以降も1ターン目と同様にして、前のターンのワイヤに沿って巻回される。これにより、nターン目の巻き終わり12は、nターン目の巻き始め11をガイドとして側面部52bにおいて、コアバック側からコア内側への斜めの径路を辿る。
図6は、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1にコイル13が一層巻線された状態を示す上面図である。図6に示すように、導入線10は、突起部4のくびれ部3に絡げられる。このため、導入線10から連続するワイヤの1ターン目の巻き始め11は、ティース部5の断面を形成する長方形の短辺により形成された平面部51aに位置し、平面部51aに沿った経路を辿る。また、ワイヤの1ターン目の巻き始め11は、平面部51aから、ティース部5の断面を形成する長方形の長辺により形成された側面部52aの溝部8に沿った経路を辿るように巻回される。このため、ワイヤの1ターン目の巻き始め11は、常に短辺により形成される平面部51aに位置するとともに、長辺により形成される左側の側面部52aにおいて、ワイヤが溝部8に沿うことになる。1ターン目のワイヤの巻き終わり12は、長辺により形成される右側の側面部52bにおいて斜めの経路を辿り、長辺において2ターン目のワイヤの巻き始め11に移行する。以上の手順が繰り返され、ワイヤが鍔部5aに到達すると、コイル13の一層目の巻線が終了する。
図7は、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1にコイル13が複数層巻線された状態を示す上面図である。図7に示すように、1層目のワイヤは、鍔部5aに到達すると、折り返し、鍔部5a側の平面部51aから1ターン目の巻き始め11を開始し、巻回される。そして、巻き終わり12は、側面部52bにおいて、1ターン目の巻き始め11をガイドとして、コア内側からコアバック側に向けて斜めの径路を辿り、1層目のワイヤと交差する。3層以降の層についても、壁部6、7と鍔部5aとを順に1ターン目の巻き始め11として巻線されてコイル13が形成される。このように、側面部52bにおいてワイヤが斜めの経路を辿ることで、コイルの各層を形成するワイヤが側面部52bにおいて交差することとなり、長辺クロスの構造のコイル13となる。また、2層目以降のワイヤは、上面視において、突起部4の壁面4aよりもワイヤの半径と同一寸法R分コアバック側に位置する壁面6a、7aを沿った経路を辿ることになる。このため、複数層巻線されたコイル13が壁部6、7側に膨らみ、コイル13と突起部4とが接触することが防止される。また、ティース部5の巻線テンションにより突起部4にコアバック側の方向の力が作用し、破損することも防止できる。
以上説明した、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1によれば、コアバック部2と、コアバック部2の内周面から突出するティース部5と、を備え、ティース部5を挟む位置に、コアバック部2の基部2aから延び出るように形成された突起部4を有する。そして、突起部が接続する基部2aには、一対のくびれ部3が設けられている。ティース部5にコイル13を巻線する際に、いずれかのくびれ部3にワイヤを絡げることで、所望の方向の巻線が開始される。ワイヤの巻き始め位置11aのばらつきを抑制し、且つ、1ターン目の巻き始め11をティース部5の短辺に位置させることもできる。また、nターン目の巻き終わり12が、1ターン目の巻き始め位置11aをガイドとしてn+1ターン目の巻き始め11の巻回を開始することで、nターン目のワイヤの巻き終わり12が側面部52bにおいて斜めの経路を辿ることになる。このため、n層目とn+1層目の巻き終わり12が側面部52bで交差する長辺クロスとすることができる。更に、巻線方向、導入線位置に関わらず1ターン目の巻き始め位置11aをガイドとして2ターン目以降の位置が決まることとなり、巻線方向、導入線位置毎にインシュレータを用意することが不要となる。
また、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1によれば、くびれ部3が円弧状に形成され、円弧状の直径がワイヤの直径と同一寸法Dになっているため、ワイヤを絡げやすい。
また、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1によれば、コアバック部2とティース部5との境界に、くびれ部3から連続し、ステータコア9の軸方向に平行な溝部8が形成されている。これにより、側面部52aにおいて、溝部8により1ターン目のワイヤが軸方向に沿った経路を辿ることとなり、1ターン目以降のワイヤの巻き始め11が1ターン目のワイヤの経路に沿って継続されることになり、コイル13の整列巻線が実現される。
また、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1によれば、溝部8がワイヤの半径と同一寸法Rの深さと、ワイヤの直径と同一寸法Dの幅を有する。これにより、一方の長辺においてワイヤに溝部8に沿った経路を辿らせ、コイル13の整列巻線を実現できる。
また、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1によれば、突起部4がコアバック部2の内周面よりもワイヤの半径と同一寸法R分外周側の位置に形成されている。そのため、コイル13の2層目以降のワイヤがインシュレータ1の突起部4に接触することはなく、強度の弱い突起部4や、突起部4に設けられたくびれ部が巻線時のワイヤのテンションにより破壊されるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1によれば、ティース部5が、分割積層鉄心からなるステータコア9のティースを覆うことで、ステータコア9とティースに巻線されるコイル13との絶縁を保つことができる。
また、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1によれば、ティース部5に巻回されるワイヤは、ティース部5からコアバック部2を見て時計回り、又は、反時計回りのいずれかにより巻線されたコイル13が形成される。コアバック部2の基部2aに形成された一対のくびれ部のうちの1つを選択することで、ワイヤの巻線方向を時計回り、又は、反時計回りいずれの方向としても巻線することができる。
また、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1によれば、コアバック部2の基部2aがワイヤの巻始め位置となることができる。ステータコア上側及び下側のコアバック部2の基部2aに突起部4が形成されているため、いずれの方向から延びる導入線10であっても、突起部4にワイヤを絡げて巻始めることができる。
また、本実施の形態に係るステータのインシュレータ1によれば、ティース部5に巻回されるワイヤは、コアバック部2の軸方向に平行な長方形断面の長辺方向の側面部52aにおいて隣接するワイヤと交差する。このため、巻線機において、フライヤノズル位置の移動時間を長くすることが可能となり、設備への負荷が小さくなるとともに、高速巻線が容易となる。
また、本実施の形態に係るコイル端末線導入方法によれば、ワイヤの端部をくびれ部3に絡げ、溝部に沿った経路を辿らせて1層目のワイヤを巻回し、ティース部5の長辺方向の側面部52aにおいて、1層目の巻き終わりから2層目の巻き始めに移行させる。これにより巻線機において、フライヤノズル位置の移動距離が長辺方向となり、移動に要する時間が延長されるため、設備への負荷が小さくなり、高速巻線が容易になる。
1 インシュレータ、2 コアバック部、2a 基部、3 くびれ部、4 突起部、4a 壁面、5 ティース部、5a 鍔部、6 壁部、6a 壁面、7 壁部、7a 壁面、8 溝部、9 ステータコア、10 導入線、11 巻き始め、11a 1ターン目の巻き始め位置、12 巻き始め、13 コイル、50 開口、51a、51b 平面部、52a、52b 側面部、80 ワイヤガイド用溝部。

Claims (12)

  1. 円筒形状のステータコアの内周面に接するコアバック部と、
    前記コアバック部から前記ステータコアの中心方向に突出し、ワイヤが巻回されるティース部と、を備え、
    前記コアバック部は、
    前記ティース部に接続し、前記ステータコアの軸方向に配置された一対の基部と、
    前記ティース部を挟む前記ステータコアの軸方向の位置において、前記一対の基部のそれぞれから、前記ステータコアの軸方向に延び出るように形成された一対の突起部と、を有し、
    前記突起部には、
    前記基部との接続部分において、くびれ部が一対形成されている
    ステータのインシュレータ。
  2. 前記くびれ部は、円弧形状を有する
    請求項1に記載のステータのインシュレータ。
  3. 前記くびれ部の直径は、前記ワイヤの直径と同一寸法となる
    請求項に記載のステータのインシュレータ。
  4. 前記コアバック部と前記ティース部との境界には、
    一対の前記くびれ部から連続し、前記境界に沿う溝部が前記ステータコアの軸方向に2本形成された
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のステータのインシュレータ。
  5. 前記溝部は、
    前記ワイヤの半径と同一寸法の深さと、前記ワイヤの直径と同一寸法の幅とを有する、
    請求項に記載のステータのインシュレータ。
  6. 前記突起部の前記コアバック部の内周側の面は、
    前記コアバック部の内周面よりも前記ワイヤの半径と同一寸法分外周側の位置に形成されている、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のステータのインシュレータ。
  7. 前記ティース部は、
    前記ステータコアから中心方向に突出するティースを覆う、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のステータのインシュレータ。
  8. 前記ステータコアは、分割積層鉄心である、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のステータのインシュレータ。
  9. 前記ティース部に巻回される前記ワイヤは、
    前記ティース部から前記コアバック部を見て時計回り、又は、反時計回りのいずれかにより巻線されたコイルを形成している
    請求項1〜のいずれか一項に記載のステータのインシュレータ。
  10. 前記ティース部は、短辺を備える長方形の断面形状を有し、
    前記短辺により形成された平面が前記ワイヤの巻き始め位置となる
    請求項1〜のいずれか一項に記載のステータのインシュレータ。
  11. 前記ティース部は、長辺を備える長方形の断面形状を有し、
    前記長辺により形成された側面において、前記ワイヤの巻き終わりが、前記ワイヤに連続するワイヤの巻き始めに移行する
    請求項1〜10のいずれか一項に記載のステータのインシュレータ。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のステータのインシュレータにおいて、
    前記ワイヤの端部を一対の前記くびれ部のうちの一方に絡げる工程と、
    前記ワイヤを、一対の前記くびれ部のうちの他方から連続する溝部に沿った経路を辿らせ、前記ワイヤを前記ティース部に巻回する工程と、
    前記ティース部の前記ステータコアの軸方向に平行な面において、前記ワイヤの巻き終わりを、前記ワイヤに連続するワイヤの巻き始めに移行させる工程と、を有する
    コイル端末線導入方法。
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