JP6544127B2 - 電子時計 - Google Patents

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Description

本発明は、位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する電子時計に関する。
GPS(Global Positioning System)衛星に加えて準天頂衛星から信号電波を受信する衛星電波受信機が提案されている(特許文献1参照)。
準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellites System)は、日本で常に天頂付近に1機の衛星が見えるように、複数の軌道面(準天頂軌道)にそれぞれ配置された準天頂衛星を組み合わせて利用する衛星システムである。準天頂衛星の軌道は、軌道傾斜角(赤道面からの軌道面の傾き)をもって、地球の自転と同じ周期で地球を周回している。
この準天頂衛星は、日本では常に天頂方向にあることから、GPS衛星が山やビルなどで隠れてしまい見えない場所でも、準天頂衛星からの信号は受けることができる可能性が高い。
そして、前記特許文献1の衛星電波受信機は、準天頂衛星をサーチする準天頂衛星サーチ手段と、準天頂衛星サーチ手段による準天頂衛星のサーチ後に、非準天頂衛星をサーチする非準天頂衛星サーチ手段を備えている。この衛星電波受信機は、常に準天頂衛星のサーチを、非準天頂衛星(例えば、GPS衛星)のサーチより先に行うことで、衛星の軌道情報を保持していない状態で起動するコールドスタート時の測位にかかる時間を短縮している。
特開2006−317225号公報
ところで、前記特許文献1の衛星電波受信機が、電子時計に内蔵された場合、使用環境が、例えば日本から外国に移動する場合がある。この場合は、準天頂衛星を捕捉できない状態で、常に、準天頂衛星のサーチが、非準天頂衛星のサーチより先に行われることになる。このため、例えば、GPS衛星を先にサーチする場合と比べて、準天頂衛星をサーチしている時間だけ、受信処理にかかる時間が長くなるという問題がある。
本発明の目的は、電子時計が複数の地域で使用される場合に、各地域での受信処理にかかる時間を短縮できる電子時計を提供することにある。
本発明の電子時計は、複数の衛星システムの位置情報衛星を検索し、検索によって捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信部と、優先的に検索する優先衛星システムを設定する衛星システム設定部と、受信処理の実行を指示する受信指示部と、前記受信指示部による指示があった場合に、前記受信部を制御して受信処理を実行する受信制御部と、を備え、前記衛星システム設定部は、予め設定された所定の衛星システムの位置情報衛星が前記受信部で捕捉された場合、前記所定の衛星システムを、前記優先衛星システムに設定し、前記受信制御部は、受信処理を実行する場合、前記所定の衛星システムが前記優先衛星システムに設定されている場合は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索することを特徴とする。
受信部は、例えば、GPSなどの全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)で用いられる位置情報衛星や、QZSSなどの地域的衛星測位システム(RNSS:Regional Navigation Satellite System)で用いられる位置情報衛星を検索する。
所定の衛星システムは、例えばQZSSなどのRNSSである。RNSSは、特定の地域においてのみ、位置情報衛星を捕捉でき、電子時計が特定の地域にある場合は、例えば、GPSと比べて、位置情報衛星を捕捉しやすい。
所定の衛星システムの位置情報衛星が受信部で捕捉された場合は、電子時計が、所定の衛星システムの位置情報衛星を捕捉できる地域(捕捉可能地域)にあると判断できるため、衛星システム設定部は、所定の衛星システムを優先衛星システムに設定する。そして、受信指示部によって受信処理の実行が指示されると、受信制御部は、所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索する。
これによれば、電子時計が所定の衛星システムの捕捉可能地域にある場合、例えば、GPS衛星を先に検索する場合と比べて、位置情報衛星の捕捉にかかる時間を短縮できる。
また、所定の衛星システムの位置情報衛星が受信部で捕捉されない場合は、電子時計が、所定の衛星システムの捕捉可能地域にないと判断できるため、衛星システム設定部は、所定の衛星システムを優先衛星システムに設定しない。そして、所定の衛星システムが優先衛星システムに設定されていない状態で、受信指示部によって受信処理の実行が指示されると、受信制御部は、例えばGPS衛星を先に検索する。
これによれば、電子時計が所定の衛星システムの捕捉可能地域にない場合に、所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索する場合と比べて、位置情報衛星の捕捉にかかる時間を短縮できる。
このように、本発明によれば、電子時計が所定の衛星システムの捕捉可能地域にある場合も、別の地域にある場合も、受信処理にかかる時間を短縮できる。
本発明の電子時計において、前記受信制御部は、衛星信号を受信して位置情報を算出して取得する測位受信処理を実行し、前記衛星システム設定部は、測位受信処理によって前記所定の衛星システムの位置情報衛星が前記受信部で捕捉された場合、前記所定の衛星システムを前記優先衛星システムに設定することが好ましい。
測位受信処理は、少なくとも3つの位置情報衛星から衛星信号を受信する必要があるため、1つの位置情報衛星から衛星信号を受信すればよい測時受信処理と比べて、より多くの位置情報衛星を捕捉する場合が多い。
このため、電子時計が所定の衛星システムの捕捉可能地域にある場合に、受信制御部が測位受信処理を実行することで、所定の衛星システムの位置情報衛星が受信部で捕捉される確率を、測時受信処理を実行する場合と比べて高くできる。
このため、衛星システム設定部が、測位受信処理によって所定の衛星システムの位置情報衛星が受信部で捕捉された場合、所定の衛星システムを優先衛星システムに設定することで、測時受信処理による場合と比べて、より高い確率で所定の衛星システムを優先衛星システムに設定できる。
また、測位受信処理は、電子時計が別の地域に移動した場合に実行されることが多いため、測位受信処理に基づいて優先衛星システムの設定を行うことで、電子時計が別の地域に移動し、優先衛星システムの設定を見直す必要があるタイミングで、優先衛星システムの設定を行うことができる。
本発明の電子時計において、前記受信制御部は、衛星信号を受信して時刻情報を取得する測時受信処理を実行する場合、前記所定の衛星システムが前記優先衛星システムに設定されている場合は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索することが好ましい。
測時受信処理は、1つの位置情報衛星から衛星信号を受信すればよい。
このため、測時受信処理を実行する場合は、位置情報衛星を捕捉しやすい所定の衛星システムの位置情報衛星を検索すれば、短時間で必要な数の位置情報衛星を捕捉できる可能性が高い。このため、所定の衛星システムが優先衛星システムに設定されている場合は、所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索することで、短時間で必要な数の位置情報衛星を捕捉できるため、受信処理を短時間で終了できる。
本発明の電子時計において、前記所定の衛星システムは、地域的衛星測位システムであることが好ましい。
地域的衛星測位システム(RNSS)は、電子時計が、RNSSの捕捉可能地域にある場合、例えばGPSと比べて、位置情報衛星を捕捉しやすい。
このため、電子時計がRNSSの捕捉可能地域にある場合に、RNSSの位置情報衛星を優先的に検索することで、例えば、GPS衛星を先に検索する場合と比べて、位置情報衛星の捕捉にかかる時間を短縮できる。
本発明の電子時計において、前記所定の衛星システムは、準天頂衛星システムであることが好ましい。
準天頂衛星システム(QZSS)では、日本において、常に天頂方向に位置情報衛星があるため、位置情報衛星を捕捉できる確率が高い。
このため、電子時計が日本にある場合に、QZSSの位置情報衛星(準天頂衛星)を優先的に検索することで、位置情報衛星の捕捉にかかる時間を短縮できる。
本発明の電子時計において、前記衛星システム設定部は、予め設定された設定解除条件に該当した場合に、前記所定の衛星システムを前記優先衛星システムとする設定を解除することが好ましい。
本発明によれば、所定の衛星システムを優先衛星システムに設定した後、設定解除条件に該当した場合には、電子時計が、所定の衛星システムの捕捉可能地域から別の地域に移動したと判断し、衛星システム設定部は、所定の衛星システムを優先衛星システムとする設定を解除する。
これによれば、電子時計が所定の衛星システムの捕捉可能地域から別の地域に移動した場合に、所定の衛星システムの位置情報衛星が優先的に検索されることを防止でき、消費電力を低減できる。
また、電子時計を装着したユーザーが、所定の衛星システムの捕捉可能地域から別の地域に移動した場合に、電子時計のボタンを操作するなどして、前記設定を解除しなくても、自動的に前記設定を解除できるため、使い易さを向上できる。
本発明の電子時計において、前記設定解除条件は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星が、前記受信部で捕捉されない状態が所定期間継続したかであることが好ましい。
受信処理は、例えば、2日に1回の頻度で定期的に行われる。このため、所定の衛星システムが優先衛星システムに設定された後、受信間隔よりも長い期間、所定の衛星システムの位置情報衛星が受信部で捕捉されない状態が継続する場合は、電子時計が、所定の衛星システムの捕捉可能地域から、別の地域に移動したと判断できる。
このため、所定期間を受信間隔よりも長い期間に設定し、所定の衛星システムの位置情報衛星が受信部で捕捉されない状態が所定期間継続した場合には、所定の衛星システムを優先衛星システムとする設定を解除することで、電子時計が所定の衛星システムの捕捉可能地域から別の地域に移動した場合に、所定の衛星システムの位置情報衛星が優先的に検索されることを防止でき、消費電力を低減できる。
本発明の電子時計において、前記設定解除条件は、受信処理の結果、前記所定の衛星システムの位置情報衛星が、前記受信部で捕捉されない場合が、所定回数連続したかであることが好ましい。
例えば、QZSSでは、準天頂衛星を捕捉できる確率が高い。このため、QZSSが優先衛星システムに設定された後、受信処理の結果、準天頂衛星を捕捉できない回数が例えば2回連続した場合は、電子時計が、QZSSの捕捉可能地域から別の地域に移動したと判断できる。
このため、所定回数を例えば2回に設定し、受信処理の結果、準天頂衛星を捕捉できない場合が、所定回数連続した場合には、QZSSを優先衛星システムとする設定を解除することで、電子時計がQZSSの捕捉可能地域から別の地域に移動した場合に、準天頂衛星が優先的に検索されることを防止でき、消費電力を低減できる。
本発明の電子時計において、前記受信部が捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号の信号強度を計測する信号強度計測部を備え、前記所定の衛星システムは、複数あり、前記衛星システム設定部は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星が前記受信部で捕捉された場合、位置情報衛星が捕捉された前記所定の衛星システムを、前記優先衛星システムに設定し、前記優先衛星システムに設定された前記所定の衛星システムが複数ある場合、前記受信制御部は、受信処理を実行する場合、各所定の衛星システムにおける前記信号強度の最大値を検出し、前記最大値が高い方の前記所定の衛星システムの位置情報衛星をより優先的に検索することが好ましい。
所定の衛星システムは、例えば、QZSSと、インドのIRNSS(Indian Regional Navigational Satellite System)と、フランスのDORIS(Doppler Orbitography and Radio-positioning Integrated by Satellite)と、中国のBeidouである。
例えば、準天頂衛星とBeidouの位置情報衛星とは、同じ地域で捕捉できる場合があるため、本発明によれば、両方の衛星システムが優先衛星システムに設定されることがある。
この場合、優先衛星システムに設定された各衛星システムにおける前記信号強度の最大値を検出し、前記最大値が高い方の衛星システムの位置情報衛星をより優先的に検索することで、2つの衛星システムのうち、位置情報衛星を捕捉しやすい方の衛星システムを優先的に検索できる。これにより、QZSSとBeidouとで、検索の優先順位が固定されている場合と比べて、位置情報衛星の捕捉にかかる平均時間を短縮できる。
本発明の電子時計において、前記衛星システム設定部は、予め設定された設定解除条件に該当した場合に、前記所定の衛星システムを前記優先衛星システムとする設定を衛星システム毎に解除することが好ましい。
本発明によれば、例えば、電子時計が、準天頂衛星とBeidouの位置情報衛星とを捕捉できる地域にあり、QZSSとBeidouが優先衛星システムに設定されている状態で、準天頂衛星を受信でき、かつ、Beidouの位置情報衛星を捕捉できない地域に移動した場合、Beidouを優先衛星システムとする設定のみを解除でき、QZSSを優先衛星システムとする設定は維持できる。例えば両方の設定が一括で解除される場合は、移動先の地域において、QZSSが優先衛星システムに再設定されるまでは、準天頂衛星を優先的に検索できないが、本発明によれば、移動先の地域において、最初の受信処理から、準天頂衛星を優先的に検索することができ、受信処理にかかる時間を短縮できる。
本発明の実施形態に係る電子時計を示す概略図である。 実施形態における電子時計の平面図である。 実施形態における電子時計の断面図である。 実施形態における制御ブロック図である。 実施形態における記憶装置のデータ構造図である。 実施形態における受信処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の具体的な実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の電子時計10を示す概略図である。
電子時計10は、地球の上空を所定の軌道で周回している位置情報衛星のうち、少なくとも1つの位置情報衛星から送信される衛星信号を受信して時刻情報を取得し、少なくとも3つ、好ましくは4つの位置情報衛星から送信される衛星信号を受信して位置情報を算出して取得するように構成されている。
ここで、位置情報衛星としては、地球的衛星測位システム(GNSS)の位置情報衛星であるGNSS衛星と、地域的衛星測位システム(RNSS)の位置情報衛星であるRNSS衛星とがある。
地球的衛星測位システムとしては、GPS(米国)、GLONASS(ロシア)、Galileo(ヨーロッパ共同体)、Beidou(中国)が例示できる。また、地域的衛星測位システムとしては、準天頂衛星システム(QZSS;日本)、IRNSS(インド)、DORIS(フランス)、Beidou(中国)が例示できる。
本実施形態では、GNSSとしてGPS、RNSSとしてQZSSを例示して説明する。したがって、以下の実施形態において、図1に示すGPS衛星100をGNSS衛星の一例とし、準天頂衛星101をRNSS衛星の一例とする。
[電子時計の概略構成]
図2は、電子時計10の平面図であり、図3は、電子時計10の概略を示す断面図である。
電子時計10は、図2および図3に示すように、外装ケース30と、カバーガラス33と、裏蓋34とを備えている。外装ケース30は、金属で形成された円筒状のケース31に、セラミックで形成されたベゼル32が嵌合されて構成されている。このベゼル32の内周側に、プラスチックで形成されたリング状のダイヤルリング40を介して、円盤状の文字板11が時刻表示部分として配置されている。
外装ケース30の側面には、文字板11の中心より、2時方向の位置にAボタン51と、4時方向の位置にBボタン52と、3時方向の位置にリューズ55とが設けられている。
電子時計10は、図3に示すように、金属製の外装ケース30の二つの開口のうち、表面側の開口は、ベゼル32を介してカバーガラス33で塞がれており、裏面側の開口は金属で形成された裏蓋34で塞がれている。
外装ケース30の内側には、ベゼル32の内周に取り付けられているダイヤルリング40と、光透過性の文字板11と、文字板11を貫通した指針軸25と、指針軸25を中心に周回する指針21,22,23と、駆動機構140などが備えられている。駆動機構140は、図2に示す各指針21,22,23,61,71,81,82,91およびカレンダー車16を駆動する。
指針軸25は、外装ケース30の平面視中心を通り、表裏方向に延在する中心軸に沿って設けられている。
ダイヤルリング40は、外周端が、ベゼル32の内周面に接触しているとともに、一面がカバーガラス33と平行である平板部分と、内周端が文字板11に接触するように、文字板11側へ傾斜した傾斜部分を備えている。ダイヤルリング40は、平面視においてはリング形状となっており、断面視においてはすり鉢形状となっている。ダイヤルリング40の平板部分と、傾斜部分と、ベゼル32の内周面とによりドーナツ形状の収納空間が形成されており、この収納空間内には、リング状のアンテナ体110が収納されている。
文字板11は、外装ケース30の内側で時刻を表示する円形の板材であり、プラスチックなどの光透過性の材料で形成され、カバーガラス33との間に指針21,22,23などを備え、ダイヤルリング40の内側に配置されている。
文字板11と、駆動機構140が取り付けられている地板125との間には、光発電を行うソーラーパネル135が備えられている。ソーラーパネル135は、光エネルギーを電気エネルギー(電力)に変換する複数のソーラーセル(光発電素子)を直列接続した円形の平板である。文字板11、ソーラーパネル135および地板125には、指針軸25と、指針61,71,81,82,91の指針軸(図示せず)とが貫通する穴が形成されている。また、文字板11およびソーラーパネル135には、カレンダー小窓15の開口部が形成されている。
駆動機構140は、地板125に取り付けられ、回路基板120で裏面側から覆われている。駆動機構140は、ステップモーターと歯車などの輪列とを有し、当該ステップモーターが当該輪列を介して指針軸25等を回転させることにより各指針を駆動する。
駆動機構140は、具体的には、第1〜第6駆動機構を備える。第1駆動機構は、第1時刻(ローカルタイム)の「分」および「時」を示す指針22(分針)および指針23(時針)を駆動する。また、図2に示す指針21,61,71,81,82,91も同様の駆動機構(図示略)で駆動される。すなわち、第2駆動機構は第1時刻の「秒」を示す指針21を駆動し、第3駆動機構は曜日を示す指針61を駆動し、第4駆動機構はモードなどを示す指針71を駆動し、第5駆動機構は、第2時刻(ホームタイム)の「分」および「時」を示す指針81(分)、指針82(時)および第2時刻の午前および午後を示す指針91を駆動し、第6駆動機構は、カレンダー小窓15から視認されるカレンダー車16を駆動する。
回路基板120は、受信装置(GPSモジュール)121、制御装置300、記憶装置200を備えている。また、この回路基板120とアンテナ体110とは、アンテナ接続ピン115を用い接続されている。受信装置121、制御装置300、記憶装置200が設けられた回路基板120の裏蓋34側(裏面側)には、これらの回路部品を覆うための回路押さえ122が設けられている。また、リチウムイオン電池などの二次電池130が、地板125と裏蓋34との間に設けられている。二次電池130は、ソーラーパネル135が発電した電力で充電される。
[電子時計の表示機構]
文字板11の外周部を囲むダイヤルリング40の内周側には、図2に示すように、内周を60分割にする目盛が表記されている。この目盛を用いて、指針21は通常時に第1時刻の「秒」を表示し、指針22は第1時刻の「分」を表示し、指針23は第1時刻の「時」を表示する。なお、第1時刻の「秒」は、後述する第2時刻の「秒」と同じため、ユーザーは、指針21を確認することで、第2時刻の「秒」も把握できる。
また、ダイヤルリング40には、12分位置にアルファベットの「Y」と、18分位置にアルファベットの「N」の英字が表記されている。この英字は、位置情報衛星から受信した衛星信号に基づく各種情報の受信(取得)結果(Y:受信(取得)成功、N:受信(取得)失敗)を示す。指針21は、「Y」および「N」のいずれか一方を指示し、衛星信号の受信結果を表示する。なお、受信結果の表示は、Aボタン51を3秒未満押すことで行われる。
指針61は、文字板11の中心から2時方向の位置に設けられている。指針61の回転領域の外周には、七曜を示す、「S」、「M」、「T」、「W」、「T」、「F」、「S」の英字が表記されている。指針61は、「S」〜「S」のいずれかを指示することで、曜日を表示する。
指針71は、文字板11の中心から10時方向の位置に設けられている。以下、指針71の回転領域の外周の表記について説明するが、「n時方向」(nは任意の自然数)とあるのは、指針71の指針軸から回転領域の外周をみたときの方向である。
指針71の回転領域の6時方向から7時方向の範囲の外周には、「DST」の英字と「○」の記号が表記されている。DST(daylight saving time)は夏時間を意味する。指針71は、これらの英字と記号を指示することで、夏時間(DST:夏時間ON、○:夏時間OFF)の設定を表示する。
指針71の回転領域の8時方向から9時方向までの範囲の外周には、円周に沿って、9時方向の基端が太く、8時方向の先端が細い三日月鎌状の記号72が表記されている。この記号72は二次電池130(図3参照)のパワーインジケーターであり、電池残量に応じた位置を指針71が指示することで電池残量が表示される。なお、指針71は、通常時、記号72を指示している。
指針71の回転領域の10時方向の外周には、飛行機形状の記号73が表記されている。この記号は、機内モードを表す。航空機の離着陸時は、航空法によって衛星信号の受信が禁止されている。指針71は、記号73を指示することで、機内モードに設定され、受信が行われないことを表示する。
指針71の回転領域の11時方向から12時方向までの範囲の外周には、「1」の数字と「4+」の記号が表記されている。これらの数字と記号は、衛星信号の受信モードを表す。「1」は時刻情報を受信し内部時刻が修正されること(測時モード)を、「4+」は時刻情報と軌道情報とを受信し、現在位置である位置情報を算出し、内部時刻と後述するタイムゾーンデータとが修正されること(測位モード)を意味する。
指針81,82は、文字板11の中心から6時方向の位置に設けられている。指針81は、第2時刻の「分」を表示し、指針82は、第2時刻の「時」を表示する。
指針91は、文字板11の中心から4時方向の位置に設けられ、第2時刻の午前および午後を表示する。
カレンダー小窓15は、文字板11を矩形状に開口した開口部に設けられており、開口部からカレンダー車16に印刷された数字が視認可能となっている。この数字は、年月日の「日」を表す。
またダイヤルリング40には、内周側の目盛に沿って、協定世界時(UTC)との時差を表す時差情報45が、数字と数字以外の記号とで表記されている。数字の時差情報45は整数の時差であり、記号の時差情報45は整数以外の時差であることを表している。指針21,22,23で表示された第1時刻と、UTCとの時差は、Bボタン52を押すことにより指針21が指し示す時差情報45で確認することができる。
また、ダイヤルリング40の周囲に設けられているベゼル32には、ダイヤルリング40に表記されている時差情報45の時差に対応した標準時を使用しているタイムゾーンの代表都市名を表す都市情報35が、時差情報45に併記されている。ここで、時差情報45や都市情報35の表記をタイムゾーン表示46という。本実施形態では、全世界で使用されているタイムゾーンの数と等しいタイムゾーン表示46が表記されている。
[電子時計の内部構成]
図4は、電子時計10の制御ブロック図である。
電子時計10は、図4に示すように、CPU(中央処理装置)で構成される制御装置300、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)で構成される記憶装置200、受信装置121、計時装置150、入力装置160、駆動機構140、表示装置141を備えている。これらの各装置は、データバスを介してデータを送受信する。
また、電子時計10は、電源となる充電可能な二次電池130(図3参照)を内蔵している。二次電池130は、ソーラーパネル135から充電回路131を介して供給される電力で充電される。
[入力装置]
入力装置160は、図2に示すリューズ55、Aボタン51、Bボタン52を備えて構成される。
[表示装置]
表示装置141は、図2に示す文字板11、ダイヤルリング40、ベゼル32、指針21,22,23,61,71,81,82,91を備えて構成される。
[受信装置]
受信装置121は、アンテナ体110に接続され、アンテナ体110を介して受信した衛星信号を処理して時刻情報や位置情報を取得する。アンテナ体110は、GPS衛星100および準天頂衛星101(図1参照)から送信され、図3に示すカバーガラス33とダイヤルリング40とを通過した衛星信号の電波を受信する。ここで、受信装置121は、本発明の受信部の一例である。
そして、受信装置121は、図示を略すが、通常のGPS装置と同様に、GPS衛星100および準天頂衛星101から送信される衛星信号を受信してデジタル信号に変換するRF(Radio Frequency)部と、受信信号の相関判定を実行して航法メッセージを復調するBB部(ベースバンド部)と、BB部で復調された航法メッセージ(衛星信号)から時刻情報や位置情報(測位情報)を取得して出力する情報取得手段とを備えている。
[計時装置]
計時装置150は、二次電池130に蓄積された電力で駆動される水晶振動子等を備え、水晶振動子の発振信号に基づく基準信号を用いて時刻データを更新する。
[記憶装置]
記憶装置200は、図5に示すように、時刻データ記憶部210と、タイムゾーンデータ記憶部220とを備えている。
時刻データ記憶部210には、受信時刻データ211と、閏秒更新データ212と、内部時刻データ213と、第1表示用時刻データ214と、第2表示用時刻データ215と、第1タイムゾーンデータ216と、第2タイムゾーンデータ217とが記憶される。
受信時刻データ211には、衛星信号から取得した時刻情報が記憶される。この受信時刻データ211は、通常は計時装置150によって1秒毎に更新され、衛星信号を受信した際には、取得した時刻情報が記憶される。
閏秒更新データ212には、少なくとも現在の閏秒のデータが記憶される。すなわち、衛星信号のサブフレーム4、ページ18には、閏秒に関するデータとして、「現在の閏秒」、「閏秒の更新週」、「閏秒の更新日」、「更新後の閏秒」の各データが含まれる。このうち、本実施形態では、少なくとも「現在の閏秒」のデータを、閏秒更新データ212に記憶している。
内部時刻データ213には、内部時刻情報が記憶される。この内部時刻情報は、受信時刻データ211に記憶された時刻と、閏秒更新データ212に記憶している「現在の閏秒」とによって更新される。すなわち、内部時刻データ213には、UTC(協定世界時)が記憶されることになる。受信時刻データ211が計時装置150で更新される際に、この内部時刻情報も更新される。
第1表示用時刻データ214には、内部時刻データ213の内部時刻情報に、第1タイムゾーンデータ216のタイムゾーンデータ(時差情報)を加味した時刻情報が記憶される。第1タイムゾーンデータ216は、ユーザーが手動で選択した場合や測位モードで受信した場合に得られるタイムゾーンデータで設定される。ここで、第1表示用時刻データ214の時刻情報は、指針21,22,23によって表示される第1時刻に相当する。
第2表示用時刻データ215には、内部時刻データ213の内部時刻情報に、第2タイムゾーンデータ217のタイムゾーンデータを加味した時刻情報が記憶される。第2タイムゾーンデータ217は、ユーザーが手動で選択した場合に得られるタイムゾーンデータで設定される。ここで、第2表示用時刻データ215の時刻情報は、指針81,82、91によって表示される第2時刻に相当する。
タイムゾーンデータ記憶部220は、位置情報(緯度、経度)とタイムゾーンデータ(時差情報)とを関連付けて記憶している。このため、測位モードで位置情報を取得した場合、制御装置300は、その位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータを取得できるようにされている。
タイムゾーンデータ記憶部220には、さらに、都市名とタイムゾーンデータとが関連付けて記憶されている。したがって、ユーザーがリューズ55の操作によって、現地時刻を知りたい都市名を選択すると、制御装置300は、タイムゾーンデータ記憶部220に対してユーザーが設定した都市名を検索し、その都市名に対応するタイムゾーンデータを取得して、第1タイムゾーンデータ216、または、第2タイムゾーンデータ217に設定する。
[制御装置]
制御装置300は、電子時計10を制御するCPUで構成されている。制御装置300は、受信指示部310、受信制御部320、衛星システム設定部330、信号強度計測部340、時刻修正部350、表示制御部360を備える。
受信指示部310は、衛星信号の受信条件に該当した場合、または、Aボタン51が3秒以上押された場合、受信処理の実行を受信制御部320に指示する。
受信制御部320は、受信指示部310による指示があった場合、受信装置121を制御して、受信処理を実行する。
衛星システム設定部330は、優先的に検索する優先衛星システムの設定および解除を行う。
具体的には、準天頂衛星が受信装置121で捕捉された場合、衛星システム設定部330は、QZSSを優先衛星システムに設定する。
ここで、本実施形態では、QZSSが、本発明の所定の衛星システムの一例に相当する。
また、衛星システム設定部330は、優先衛星システムを設定した後、予め設定された設定解除条件に該当した場合、QZSSを優先衛星システムとする設定を解除する。
本実施形態では、設定解除条件は、準天頂衛星が、受信装置121で捕捉されない状態が所定期間継続したかである。所定期間は、例えば、1週間である。
なお、優先衛星システムの設定および解除の情報は、記憶装置200に記憶される。
信号強度計測部340は、受信装置121が捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号の信号強度を計測する。
時刻修正部350は、衛星信号の受信によって取得した時刻情報や位置情報に基づいて、第1表示用時刻データ214および第2表示用時刻データ215を修正する。
表示制御部360は、駆動機構140の動作を制御して、表示装置141の表示を制御する。
なお、制御装置300の機能の詳細については、以下の受信処理で説明する。
[受信処理]
制御装置300が実行する受信処理について説明する。
受信指示部310は、例えば、Aボタン51が3秒以上押され、受信操作が行われた場合や、予め設定された受信条件に該当した場合に、受信処理の実行を受信制御部320に指示する。
本実施形態では、受信指示部310は、Aボタン51が3秒以上6秒未満押された場合は、測時受信処理の実行を受信制御部320に指示し、Aボタン51が6秒以上押された場合は、測位受信処理の実行を受信制御部320に指示する。
また、受信指示部310は、受信条件に該当した場合は、測時受信処理の実行を受信制御部320に指示する。
ここで、受信条件は、例えば、所定の時間間隔(例えば2日)で設定された受信タイミングになった場合である。また、受信条件は、ソーラーパネル135による発電量が所定値以上となり、電子時計10に太陽光が照射されていると判断でき、電子時計10が衛星信号を受信しやすい屋外にあると判断できる場合などである。
受信制御部320は、受信指示部310による指示があった場合に、図6に示す受信処理を開始する。すなわち、受信制御部320は、測時受信処理の指示があった場合は、測時受信処理を実行し、測位受信処理の指示があった場合は、測位受信処理を実行する。
受信処理が開始されると、受信制御部320は、QZSSが優先衛星システムに設定されているかを判定する(S11)。なお、QZSSを優先衛星システムとする設定は、後述するように、受信処理によって準天頂衛星が受信装置121で捕捉され、電子時計10がQZSSの捕捉可能地域にあると判断できる場合に行われる。
S11でYESと判定された場合、受信制御部320は、優先衛星システムに設定されているQZSSの位置情報衛星(準天頂衛星)を検索(サーチ)する(S12)。
次に、受信制御部320は、準天頂衛星が受信装置121で捕捉されたかを判定する(S13)。
S13でYESと判定された場合、電子時計10がQZSSの捕捉可能地域にあると判断できるため、衛星システム設定部330は、優先衛星システムに設定されているQZSSを、再度、優先衛星システムに設定する(S14)。
そして、衛星システム設定部330は、カウンターを0にリセットしてからスタートする(S15)。これにより、準天頂衛星が受信装置121で最後に捕捉されてからの経過時間の計測が開始される。カウンターは、受信処理が終了した後も計測を継続する。
ここで、受信処理は、例えば、2日に1回の頻度で定期的に行われる。このため、QZSSが優先衛星システムに設定された後、受信間隔よりも長い期間、準天頂衛星が受信装置121で捕捉されない状態が継続する場合は、電子時計10が、QZSSの捕捉可能地域から、別の地域に移動したと判断できる。
このため、本実施形態では、所定期間を受信間隔よりも長い期間(例えば1週間)に設定し、前記カウンターの値が所定期間(例えば1週間)になった場合、すなわち、準天頂衛星が受信装置121で捕捉されない状態が所定期間継続した場合、設定解除条件に該当したとし、衛星システム設定部330は、QZSSを優先衛星システムとする設定を解除する。
次に、受信制御部320は、衛星信号の受信に成功したかを判定する(S16)。
S16でYESと判定された場合、時刻修正部350は、取得した時刻情報を受信時刻データ211に記憶する。これにより、内部時刻データ213、第1表示用時刻データ214、第2表示用時刻データ215が修正される(S17)。
なお、受信処理が測位受信処理の場合は、時刻修正部350は、取得した位置情報に対応するタイムゾーンデータを、タイムゾーンデータ記憶部220から取得し、取得したタイムゾーンデータを、第1タイムゾーンデータ216に設定する。これにより、第1表示用時刻データ214が修正される。
そして、表示制御部360は、駆動機構140を制御して、第1表示用時刻データ214の第1時刻、および、第2表示用時刻データ215の第2時刻を表示装置141に表示させ、表示時刻を修正する(S18)。そして、受信制御部320は、受信処理を終了する。
一方、S11でNOと判定された場合、受信制御部320は、予め設定されている順番に従って、GPS衛星を先に検索し、その次に、準天頂衛星を検索する(S19)。
また、S13でNOと判定された場合、および、S16でNOと判定された場合、S19で、受信制御部320は、GPS衛星を検索する。
次に、受信制御部320は、準天頂衛星が受信装置121で捕捉されているかを判定する(S20)。
S11でNOと判定された場合は、S19で準天頂衛星も検索するため、S20でYESと判定される場合がある。S20でYESと判定された場合、電子時計10がQZSSの捕捉可能地域にあると判断できるため、処理がS14に進められ、衛星システム設定部330は、QZSSを優先衛星システムに設定し、S15で、カウンターを0にリセットしてからスタートする。そして、S16で、受信制御部320は、衛星信号の受信に成功したかを判定する。
一方、S13でNOと判定された場合、または、S16でNOと判定された場合は、S19でQZSSを検索しないため、常に、S20でNOと判定される。
S20でNOと判定された場合、受信制御部320は、衛星信号の受信に成功したかを判定する(S21)。
S21でYESと判定された場合、時刻修正部350は、取得した時刻情報を受信時刻データ211に記憶する。これにより、内部時刻データ213、第1表示用時刻データ214、第2表示用時刻データ215が修正される(S22)。
なお、受信処理が測位受信処理の場合は、時刻修正部350は、取得した位置情報に対応するタイムゾーンデータを、タイムゾーンデータ記憶部220から取得し、取得したタイムゾーンデータを、第1タイムゾーンデータ216に設定する。これにより、第1表示用時刻データ214が修正される。
そして、表示制御部360は、駆動機構140を制御して、第1表示用時刻データ214の第1時刻、および、第2表示用時刻データ215の第2時刻を表示装置141に表示させ、表示時刻を修正する(S23)。そして、受信制御部320は、受信処理を終了する。
一方、S21でNOと判定された場合、受信制御部320は、受信処理が開始されてからの経過時間が、タイムアウト時間かを判定する(S24)。
S24でYESと判定された場合、受信制御部320は、受信処理を継続しても、衛星信号の受信に成功できる可能性が低いと判断し、受信処理を終了する。
一方、S24でNOと判定された場合、受信制御部320は処理をS19に戻す。これにより、衛星信号の受信に成功するか、タイムアウトするまで、S19〜S24の処理が繰り返し実行される。
[第1実施形態の作用効果]
準天頂衛星が受信装置121で捕捉された場合(S13でYESと判定、S20でYESと判定)は、電子時計10が、GNSSより位置情報衛星を捕捉しやすいQZSSの捕捉可能地域にあると判断できるため、衛星システム設定部330は、QZSSを優先衛星システムに設定する(S14)。そして、受信指示部310によって受信処理の実行が指示されると、受信制御部320は、準天頂衛星を優先的に検索する(S12)。
これによれば、電子時計10がQZSSの捕捉可能地域にある場合、例えば、GPS衛星を先に検索する場合と比べて、位置情報衛星の捕捉にかかる時間を短縮できる。
また、準天頂衛星が受信装置121で捕捉されない場合は、電子時計10が、QZSSの捕捉可能地域にないと判断できるため、衛星システム設定部330は、QZSSを優先衛星システムに設定しない。また、QZSSを優先衛星システムに設定した後、設定解除条件に該当した場合には、電子時計10が、QZSSの捕捉可能地域から別の地域に移動したと判断し、衛星システム設定部330は、QZSSを優先衛星システムとする設定を解除する。そして、QZSSが優先衛星システムに設定されていない状態で、受信指示部310によって受信処理の実行が指示されると、S11でNOと判定され、S19で、受信制御部320は、GPS衛星を先に検索する。
これによれば、電子時計10がQZSSの捕捉可能地域にない場合に、準天頂衛星を優先的に検索する場合と比べて、位置情報衛星の捕捉にかかる時間を短縮できる。
このように、本実施形態によれば、電子時計10がQZSSの捕捉可能地域にある場合も、別の地域にある場合も、受信処理にかかる時間を短縮できる。
測位受信処理は、少なくとも3つの位置情報衛星から衛星信号を受信する必要があるため、1つの位置情報衛星から衛星信号を受信すればよい測時受信処理と比べて、より多くの位置情報衛星を捕捉する場合が多い。
このため、電子時計10がQZSSの捕捉可能地域にある場合に、受信制御部320が測位受信処理を実行することで、準天頂衛星が受信装置121で捕捉される確率を、測時受信処理を実行する場合と比べて高くできる。
このため、衛星システム設定部330が、測位受信処理によって準天頂衛星が受信装置121で捕捉された場合、QZSSを優先衛星システムに設定することで、測時受信処理による場合と比べて、より高い確率でQZSSを優先衛星システムに設定できる。
また、測位受信処理は、電子時計10が別の地域に移動した場合に実行されることが多いため、測位受信処理に基づいて優先衛星システムの設定を行うことで、電子時計10が別の地域に移動し、優先衛星システムの設定を見直す必要があるタイミングで、優先衛星システムの設定を行うことができる。
測時受信処理は、1つの位置情報衛星から衛星信号を受信すればよい。
このため、測時受信処理を実行する場合は、位置情報衛星を捕捉しやすいQZSSの位置情報衛星を検索すれば、短時間で必要な数の位置情報衛星を捕捉できる可能性が高い。このため、QZSSが優先衛星システムに設定されている場合は、準天頂衛星を優先的に検索することで、短時間で必要な数の位置情報衛星を捕捉できるため、受信処理を短時間で終了できる。
準天頂衛星が受信装置121で捕捉されない状態が所定期間継続した場合には、QZSSを優先衛星システムとする設定を解除することで、電子時計10がQZSSの捕捉可能地域から別の地域に移動した場合に、準天頂衛星が優先的に検索されることを防止でき、消費電力を低減できる。
また、電子時計10を装着したユーザーが、QZSSの捕捉可能地域から別の地域に移動した場合に、電子時計10のボタンを操作するなどして、前記設定を解除しなくても、自動的に前記設定を解除できるため、使い易さを向上できる。
[第2実施形態]
第1実施形態の電子時計10は、RNSSの位置情報衛星として、準天頂衛星を受信し、準天頂衛星が受信装置121で捕捉された場合、QZSSを優先衛星システムに設定している。これに対して、第2実施形態の電子時計は、RNSSの位置情報衛星として、QZSS,IRNSS,DORIS,Beidouの位置情報衛星を受信し、これらの衛星システムの位置情報衛星が受信装置121で捕捉された場合、位置情報衛星が捕捉された衛星システムを、優先衛星システムに設定する。
ここで、本実施形態では、QZSS,IRNSS,DORIS,Beidouが、本発明の所定の衛星システムの一例に相当する。
具体的に、第2実施形態では、優先衛星システムが設定されておらず、S11でNOと判定された場合、S19で、受信制御部320は、GPS衛星、および、QZSS,IRNSS,DORIS,Beidouの位置情報衛星を、予め設定された順番で検索する。ここでは、GPS衛星をRNSSよりも先に検索する。
また、優先衛星システムが設定されている場合であって、S13でNOと判定された場合、または、S16でNOと判定された場合、S19で、受信制御部320は、GPS衛星、および、優先衛星システムに設定されている衛星システムを除いたRNSSの位置情報衛星を、予め設定された順番で検索する。ここでは、GPS衛星をRNSSよりも先に検索する。
また、S20で、衛星システム設定部330は、各RNSSの位置情報衛星が受信装置121で捕捉されているかを判定する。そして、S20でYESと判定された場合、S14で、衛星システム設定部330は、QZSS,IRNSS,DORIS,Beidouのうち、位置情報衛星が捕捉された衛星システムを、優先衛星システムに設定する。すなわち、位置情報衛星が捕捉された衛星システムが複数ある場合には、複数の衛星システムを優先衛星システムに設定する。
また、S13で、衛星システム設定部330は、優先衛星システムに設定されたRNSSの位置情報衛星が受信装置121で捕捉されているかを判定する。そして、S13でYESと判定された場合、S14で、衛星システム設定部330は、位置情報衛星が捕捉された衛星システムを、優先衛星システムに設定する。
また、位置情報衛星が受信装置121で捕捉されてからの経過時間を計測するカウンターは、QZSS,IRNSS,DORIS,Beidou毎に設けられ、衛星システム設定部330は、カウンターの値が所定期間になった場合、対応する衛星システムを優先衛星システムとする設定のみを解除する。すなわち、優先衛星システムの設定は、衛星システム毎に解除される。
本実施形態では、S11で、優先衛星システムが複数あると判定された場合は、S12で、受信制御部320は、信号強度計測部340が計測した信号強度計測値に基づいて、優先衛星システムに設定された各RNSSにおける信号強度計測値の最大値を検出する。そして、受信制御部320は、前記最大値が高い方のRNSSの位置情報衛星をより優先的に検索する。
なお、その他の構成は、第1実施形態の電子時計10と同様である。
[第2実施形態の作用効果]
例えば、準天頂衛星とBeidouの位置情報衛星とは、同じ地域で捕捉できる場合があるため、両方の衛星システムが優先衛星システムに設定されることがある。
この場合、本実施形態では、優先衛星システムに設定された各衛星システムにおける前記信号強度の最大値を検出し、前記最大値が高い方の衛星システムの位置情報衛星をより優先的に検索するため、2つの衛星システムのうち、位置情報衛星を捕捉しやすい方の衛星システムを優先的に検索できる。これにより、QZSSとBeidouとで、検索の優先順位が固定されている場合と比べて、位置情報衛星の捕捉にかかる平均時間を短縮できる。
本実施形態では、RNSSを優先衛星システムとする設定の解除を、衛星システム毎に行う。このため、例えば、電子時計が、準天頂衛星とBeidouの位置情報衛星とを捕捉できる地域にあり、QZSSとBeidouが優先衛星システムに設定されている状態で、準天頂衛星を受信でき、かつ、Beidouの位置情報衛星を捕捉できない地域に移動した場合、本実施形態によれば、Beidouを優先衛星システムとする設定のみを解除でき、QZSSを優先衛星システムとする設定は維持できる。例えば両方の設定が一括で解除される場合は、移動先の地域において、QZSSが優先衛星システムに再設定されるまでは、準天頂衛星を優先的に検索できないが、本実施形態によれば、移動先の地域において、最初の受信処理から、準天頂衛星を優先的に検索することができ、受信処理にかかる時間を短縮できる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、優先衛星システムの設定解除条件は、RNSSの位置情報衛星が、受信装置121で捕捉されない状態が所定期間継続したかであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、設定解除条件は、受信処理の結果、RNSSの位置情報衛星が、受信装置121で捕捉されない場合が、所定回数連続したかであってもよい。所定回数は、例えば、2回である。
例えば、QZSSでは、準天頂衛星を捕捉できる確率が高い。このため、QZSSが優先衛星システムに設定された後、受信処理の結果、準天頂衛星を捕捉できない回数が例えば2回連続した場合は、電子時計が、QZSSの捕捉可能地域から別の地域に移動したと判断できる。
このため、所定回数を例えば2回に設定し、受信処理の結果、準天頂衛星を捕捉できない場合が、所定回数連続した場合には、QZSSを優先衛星システムとする設定を解除することで、電子時計がQZSSの捕捉可能地域から別の地域に移動した場合に、準天頂衛星が優先的に検索されることを防止でき、消費電力を低減できる。
また、前記設定の解除は、自動的に行われるため、使い易さを向上できる。
なお、設定解除条件として、上記期間と回数の条件が両方とも設定されていてもよい。
また、RNSSを優先衛星システムとする設定の解除は、タイムゾーンが設定された場合に、設定されたタイムゾーンに応じて行ってもよい。すなわち、設定されたタイムゾーンが、優先衛星システムに設定されているRNSSの捕捉可能地域ではない場合に、当該設定を解除してもよい。
前記各実施形態では、優先衛星システムに設定される対象の衛星システムは、RNSSであるが、本発明はこれに限定されない。例えば、静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS:Satellite-based augmentation system)であってもよく、GLONASSやGalileoなどのGNSSであってもよい。
前記第2実施形態では、優先衛星システムに設定された衛星システムが複数ある場合、各衛星システムにおける信号強度の最大値を検出し、前記最大値が高い方の衛星システムの位置情報をより優先的に検索しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、予め設定された順番で検索を行ってもよい。
前記第2実施形態では、RNSSを優先衛星システムとする設定は、衛星システム毎に解除されるが、本発明はこれに限定されない。例えば、一括して解除されてもよい。すなわち、複数のRNSSが優先衛星システムに設定されている状態で、1つのRNSSが設定解除条件に該当した場合、RNSSを優先衛星システムとする設定をすべて解除してもよい。
前記第2実施形態では、衛星システム設定部330は、設定解除条件に該当した場合、該当するRNSSを優先衛星システムとする設定を解除しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、特定のRNSSが優先衛星システムに設定されている状態で、別のRNSSの位置情報衛星が受信装置121で捕捉された場合、別のRNSSを優先衛星システムとして上書きして設定するような場合は、衛星システム設定部330は、RNSSを優先衛星システムとする設定を解除する処理を実行しなくてもよい。
前記各実施形態では、電子時計は、文字板11や指針等からなる表示装置141を備えているが、本発明はこれに限定されない。電子時計は、液晶パネル等からなる時刻表示部を備えていてもよい。この場合、時刻表示部を駆動する駆動体は、液晶パネルを駆動する駆動部を備えて構成される。
また、この場合、電子時計は時刻表示機能を備えていればよく、時刻表示部は、時刻表示専用の表示部である必要はない。このような電子時計としては、ユーザーの腕に装着されて脈拍を計測する脈拍計や、ユーザーがランニングを行う際などにユーザーの腕に装着されて現在位置を計測して蓄積するGPSロガー等のリスト型機器を例示できる。
10…電子時計、100…GPS衛星(位置情報衛星)、101…準天頂衛星(位置情報衛星)、121…受信装置(受信部)、310…受信指示部、320…受信制御部、330…衛星システム設定部、340…信号強度計測部、350…時刻修正部、360…表示制御部。

Claims (9)

  1. 複数の衛星システムの位置情報衛星を検索し、検索によって捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信部と、
    優先的に検索する優先衛星システムを設定する衛星システム設定部と、
    受信処理の実行を指示する受信指示部と、
    前記受信指示部による指示があった場合に、前記受信部を制御して受信処理を実行する受信制御部と、を備え、
    前記衛星システム設定部は、
    予め設定された所定の衛星システムの位置情報衛星が前記受信部で捕捉された場合、前記所定の衛星システムを、前記優先衛星システムに設定し、
    前記受信制御部は、受信処理を実行する場合、前記所定の衛星システムが前記優先衛星システムに設定されている場合は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索し、
    前記受信制御部は、衛星信号を受信して位置情報を算出して取得する測位受信処理を実行し、
    前記衛星システム設定部は、測位受信処理によって前記所定の衛星システムの位置情報衛星が前記受信部で捕捉された場合、前記所定の衛星システムを前記優先衛星システムに設定する
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 複数の衛星システムの位置情報衛星を検索し、検索によって捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信部と、
    優先的に検索する優先衛星システムを設定する衛星システム設定部と、
    受信処理の実行を指示する受信指示部と、
    前記受信指示部による指示があった場合に、前記受信部を制御して受信処理を実行する受信制御部と、を備え、
    前記衛星システム設定部は、
    予め設定された所定の衛星システムの位置情報衛星が前記受信部で捕捉された場合、前記所定の衛星システムを、前記優先衛星システムに設定し、
    前記受信制御部は、受信処理を実行する場合、前記所定の衛星システムが前記優先衛星システムに設定されている場合は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索し、
    前記受信制御部は、衛星信号を受信して時刻情報を取得する測時受信処理を実行する場合、前記所定の衛星システムが前記優先衛星システムに設定されている場合は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索する
    ことを特徴とする電子時計。
  3. 複数の衛星システムの位置情報衛星を検索し、検索によって捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信部と、
    優先的に検索する優先衛星システムを設定する衛星システム設定部と、
    受信処理の実行を指示する受信指示部と、
    前記受信指示部による指示があった場合に、前記受信部を制御して受信処理を実行する受信制御部と、を備え、
    前記衛星システム設定部は、
    予め設定された所定の衛星システムの位置情報衛星が前記受信部で捕捉された場合、前記所定の衛星システムを、前記優先衛星システムに設定し、
    前記受信制御部は、受信処理を実行する場合、前記所定の衛星システムが前記優先衛星システムに設定されている場合は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索し、
    前記所定の衛星システムは、地域的衛星測位システムである
    ことを特徴とする電子時計。
  4. 請求項に記載の電子時計において、
    前記所定の衛星システムは、準天頂衛星システムである
    ことを特徴とする電子時計。
  5. 複数の衛星システムの位置情報衛星を検索し、検索によって捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信部と、
    優先的に検索する優先衛星システムを設定する衛星システム設定部と、
    受信処理の実行を指示する受信指示部と、
    前記受信指示部による指示があった場合に、前記受信部を制御して受信処理を実行する受信制御部と、を備え、
    前記衛星システム設定部は、
    予め設定された所定の衛星システムの位置情報衛星が前記受信部で捕捉された場合、前記所定の衛星システムを、前記優先衛星システムに設定し、
    前記受信制御部は、受信処理を実行する場合、前記所定の衛星システムが前記優先衛星システムに設定されている場合は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索し、
    前記衛星システム設定部は、予め設定された設定解除条件に該当した場合に、前記所定の衛星システムを前記優先衛星システムとする設定を解除する
    ことを特徴とする電子時計。
  6. 請求項に記載の電子時計において、
    前記設定解除条件は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星が、前記受信部で捕捉されない状態が所定期間継続したかである
    ことを特徴とする電子時計。
  7. 請求項または請求項に記載の電子時計において、
    前記設定解除条件は、受信処理の結果、前記所定の衛星システムの位置情報衛星が、前
    記受信部で捕捉されない場合が、所定回数連続したかである
    ことを特徴とする電子時計。
  8. 複数の衛星システムの位置情報衛星を検索し、検索によって捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する受信部と、
    優先的に検索する優先衛星システムを設定する衛星システム設定部と、
    受信処理の実行を指示する受信指示部と、
    前記受信指示部による指示があった場合に、前記受信部を制御して受信処理を実行する受信制御部と、を備え、
    前記衛星システム設定部は、
    予め設定された所定の衛星システムの位置情報衛星が前記受信部で捕捉された場合、前記所定の衛星システムを、前記優先衛星システムに設定し、
    前記受信制御部は、受信処理を実行する場合、前記所定の衛星システムが前記優先衛星システムに設定されている場合は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星を優先的に検索し、
    前記受信部が捕捉した位置情報衛星から送信される衛星信号の信号強度を計測する信号強度計測部を備え、
    前記所定の衛星システムは、複数あり、
    前記衛星システム設定部は、前記所定の衛星システムの位置情報衛星が前記受信部で捕捉された場合、位置情報衛星が捕捉された前記所定の衛星システムを、前記優先衛星システムに設定し、
    前記優先衛星システムに設定された前記所定の衛星システムが複数ある場合、前記受信制御部は、受信処理を実行する場合、各所定の衛星システムにおける前記信号強度の最大値を検出し、前記最大値が高い方の前記所定の衛星システムの位置情報衛星をより優先的に検索する
    ことを特徴とする電子時計。
  9. 請求項に記載の電子時計において、
    前記衛星システム設定部は、予め設定された設定解除条件に該当した場合に、前記所定の衛星システムを前記優先衛星システムとする設定を衛星システム毎に解除する
    ことを特徴とする電子時計。
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